JPH06114898A - 樹脂成形用金型装置 - Google Patents

樹脂成形用金型装置

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JPH06114898A
JPH06114898A JP4262573A JP26257392A JPH06114898A JP H06114898 A JPH06114898 A JP H06114898A JP 4262573 A JP4262573 A JP 4262573A JP 26257392 A JP26257392 A JP 26257392A JP H06114898 A JPH06114898 A JP H06114898A
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JP
Japan
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core block
bumper
block
molded product
mold
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JP4262573A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Oki
良一 大木
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
    • B29L2031/3044Bumpers

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】樹脂成形品の外側表面に掻き傷を招来すること
なくアンダーカット部の処理を確実に行う。 【構成】型板13,17が互いに閉塞された際に、その
規制突出部40bがバンパー10における一端縁部10
aの先端面10cに対応する部位に配置される直上コア
ブロック40と、その中央部に傾斜ガイド孔50bが形
成されたサイドコアブロック50と、型板が互いに閉塞
された際に、サイドコアブロックの傾斜ガイド孔に嵌挿
されるアンギュラピン60とを備え、型板が互いに拡開
された場合に、ピン60と傾斜ガイド孔との作用によ
り、コアブロックをバンパー10における一端縁部10
aの先端面10cに当接させた状態で、サイドコアブロ
ック50をバンパーに対して離隔移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形等の樹脂成形
の際に適用される金型装置に関するもので、詳しくは、
端縁部が型板の開閉方向に対して交差する向きに曲折す
ることにより、その内面がアンダーカット部となる樹脂
成形品を成形する場合に適用される樹脂成形用金型装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より射出成形等においてアンダーカ
ット部を有した樹脂成形品を成形する場合には、製品キ
ャビティにスライドブロックを臨ませて配置した樹脂成
形用金型装置を適用し、型板を互いに拡開させた際に、
このスライドブロックを型板の開閉方向に対して傾斜す
る方向に適宜進出移動させることにより、樹脂成形品を
金型から容易に取り出すようにしている。
【0003】図10は、この種の樹脂成形用金型装置を
概念的に示したものである。この金型装置は、その端縁
部3aが、型板1,2の開閉方向(図中の矢印Xで示
し、以下単に型開閉方向という)に対して略直交する向
きに内側に曲折された射出成形品3を成形する際に適用
されるもので、可動側型板2にコアブロック4とスライ
ドブロック5とを備えている。コアブロック4は、上記
端縁部3aの外側表面に対応した部位に配置されるもの
で、図示していないエジェクタプレートから型開閉方向
Xに沿って配設された押上ピン6の先端部に固着されて
いる。スライドブロック5は、上記射出成形品3におけ
る端縁部3aの内表面に対応した部位に配置されるもの
で、上述した図示していないエジェクタプレートから型
開閉方向Xに対して傾斜する態様で配設された突出し用
アンギュラピン7の先端部に固着されている。
【0004】この射出成形用金型装置においては、図1
0(a)に示す状態から可動側型板2を固定側型板1に
対して拡開させた際に、上記可動側型板2に対して押上
ピン6、突出し用アンギュラピン7およびエジェクタピ
ン8を作動させると、図10(b)に示すように、押上
ピン6を介してコアブロック4が型開閉方向Xに沿って
進出移動されるとともに、突出し用アンギュラピン7を
介してスライドブロック5が型開閉方向Xに対して傾斜
する方向に進出移動され、該スライドブロック5が射出
成形品3における端縁部3aの内表面から抜け出ること
になるため、上記射出成形品3を型板2から容易に取り
出すことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な金型装置にあっては、スライドブロック5が移動する
際に射出成形品3が連動され、その端縁部3aの内表面
からスライドブロック5が抜け出ない虞れがある。この
ため従来では、図10(c)に示すように、コアブロッ
ク4における射出成形品3の端面3bに対応する部位に
規制部4aを形成し、スライドブロック5の移動の際に
この規制部4aと射出成形品3の端面3bとを互いに当
接させることより、該スライドブロック5が射出成形品
3における端縁部3aの内表面から確実に抜け出るよう
にしている。
【0006】しかしながら、コアブロック4に規制部4
aを設けた場合には、溶融樹脂が凝固する際の体積変
化、すなわち射出成形品3の収縮によって上記コアブロ
ック4の規制部4aと上記射出成形品3の端面3bとが
互いに圧接された状態となる。このように、射出成形品
3の端面3bが規制部4aに圧接された状態からエジェ
クタピン8を作動させた場合には、射出成形品3に姿勢
の乱れ、たとえば傾斜や振動(ビビリ)等が発生するこ
とになり、図10(d)に示すように、上記射出成形品
3の外側表面3cとコアブロック4とが無理な姿勢で互
いに摺接することによって該射出成形品3に掻き傷が発
生する虞れがある。
【0007】本発明の目的は、上記実情に鑑みて、樹脂
成形品の外側表面に掻き傷を招来することなくアンダー
カット部の処理を確実に行うことのできる樹脂成形用金
型装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂成形用
金型装置は、端縁部が型板の開閉方向に対して交差する
向きに曲折することにより、その内面がアンダーカット
部となる樹脂成形品を成形する場合に適用され、上記型
板が互いに閉塞された際に、上記樹脂成形品における端
縁部の先端面に対応する部位に配置される端面当接ブロ
ックと、上記端面当接ブロックに対して移動可能に配設
され、かつ該型板が互いに閉塞された際に、上記樹脂成
形品における曲折した部分の外側表面に対応する部位に
配置される曲折部当接ブロックと、上記型板が互いに拡
開された場合に、上記端面当接ブロックを上記樹脂成形
品における端縁部の先端面に当接させた状態で、上記曲
折部当接ブロックを上記樹脂成形品に対して離隔移動さ
せる移動手段とを備えている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、型板を互いに拡開させた場
合に、樹脂成形品における端縁部の先端面に端面当接ブ
ロックを当接させた状態で、曲折部当接ブロックが樹脂
成形品における曲折した部分の外側表面から離隔移動さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1および図5は、本発明に係る樹脂
成形用金型装置の第1実施例を概念的に示したもので、
その一端縁部10aが、型板の開閉方向(図中の矢印X
で示し、以下単に型開閉方向という)に対して略直交す
る向きに内側に曲折された射出成形品、たとえば四輪自
動車用バンパー10を成形する際に適用される射出成形
用金型装置を例示している。
【0011】図5に明示するように、この金型装置で
は、固定側取付板11に中間プレート12を介して固定
側型板13が取り付けられる一方、可動側取付板14に
スペーサブロック15および受け板16を介して可動側
型板17が取り付けられており、これら取付板11,1
4を介して型板13,17を互いに閉塞させた場合に、
上記固定側型板13に設けられたキャビティ13aと上
記可動側型板17に設けられたコア17aとの間に製品
キャビティ18が画成される。
【0012】また、上記金型装置には、上記可動側取付
板14と上記受け板16との間にエジェクタプレート1
9が配設されている。エジェクタプレート19は、型開
閉方向Xに向けて分割される一対のプレート構成要素1
9a,19bから構成され、該型開閉方向Xに沿って移
動可能に配設されており、上記製品キャビティ18の画
成域外の適宜箇所にリターンピン20およびスプルロッ
クピン21を備えるとともに、該製品キャビティ18の
画成域に対応する部位の適宜箇所に突出し用エジェクタ
ピン22を備えている。これらリターンピン20、スプ
ルロックピン21および突出し用エジェクタピン22
は、それぞれ型開閉方向Xに沿って延設されており、個
々の先端部を上記受け板16を介して上記可動側型板1
7から出没させる態様で、該可動側型板17内に移動可
能に支承されている。
【0013】さらに、上記金型装置は、上記可動側型板
17のコア17aにおけるバンパー10の一端縁部10
aに対応する部分の近傍にスライドコアブロック30、
直上コアブロック(端面当接ブロック)40およびサイ
ドコアブロック(曲折部当接ブロック)50を備えてい
る。
【0014】スライドコアブロック30は、図1に示す
ように、バンパー10における一端縁部10a近傍の内
表面10bに対応した部位に配置されるもので、その基
端面30aに固着された突出し用アンギュラピン31を
介して上記可動側型板17に進退可能に支承されてい
る。突出し用アンギュラピン31は、図5に示すよう
に、型開閉方向Xに対して傾斜する態様で延設されてお
り、その基端部に配設されたスライダ32を介して上記
エジェクタプレート19にスライド可能に保持されてい
る。なお、図からも明らかなように、この突出し用アン
ギュラピン31の配置態様は、可動側型板17に対して
進出移動した場合に、上記スライドコアブロック30が
バンパー10における一端縁部10aの内表面10bか
ら抜け出る方向に傾斜されている。
【0015】直上コアブロック40は、図1に示すよう
に、その先端面40aの両端縁部にストッパ部41およ
び規制突出部40bを有するとともに、該先端面40a
の両側部にそれぞれガイドレール42,42を備えてお
り、上記規制突出部40bの先端部をバンパー10にお
ける一端縁部10aの先端面10cに対応する部位に配
置する態様で、その基端面40cに固着された押上ピン
43を介して上記可動側型板17に進退可能に支承され
ている。押上ピン43は、図5に示すように、型開閉方
向Xに沿って延設されており、その基端部を介して上記
エジェクタプレート19に保持されている。
【0016】サイドコアブロック50は、図1に示すよ
うに、その先端面50aの中央部に傾斜ガイド孔(移動
手段)50bを有するとともに、該先端面50aの一端
縁部に凹所50cを有しており、この凹所50cをバン
パー10の一端縁部10aからその曲折した部分10d
に亘る外側表面10e(図2に示す)に対応した部位に
配置する態様で上記ガイドレール42,42間に介装さ
れ、かつ上記直上コアブロック40の規制突出部40b
に対して近接離反する方向に向けて移動可能に配設され
ている。
【0017】図からも明らかなように、このサイドコア
ブロック50は、その一端部に上記直上コアブロック4
0の規制突出部40bとの間に介在されるコイルスプリ
ング51を備えており、該コイルスプリング51の押圧
力によって該規制突出部40bから常時離反する方向に
付勢されている。
【0018】なお、図中の符号40dは、上記直上コア
ブロック40の先端面40aに設けられた逃げ穴であ
り、上記サイドコアブロック50における傾斜ガイド孔
50bの開口端に対応する部位に形成されている。ま
た、図には明示していないが、上記サイドコアブロック
50に形成された凹所50cには、上記バンパー10に
おける一端縁部10aの外側表面10eに対応する部位
にわずかに抜き勾配が設けられている。
【0019】一方、上記金型装置は、上記固定側型板1
3における上記可動側型板17に対向する部位にアンギ
ュラガイドピン(移動手段)60を備えている。アンギ
ュラガイドピン60は、上記サイドコアブロック50に
形成された傾斜ガイド孔50bに貫通するに十分な長さ
を有し、かつその開口端に対応する部位に配置されてお
り、上記傾斜ガイド孔50bの傾斜方向に沿って延設さ
れている。なお、このアンギュラガイドピン60の配置
態様は、上記サイドコアブロック50の傾斜ガイド孔5
0bに嵌挿させた場合に、該サイドコアブロック50が
上記直上コアブロック40の規制突出部40bに近接移
動される方向へ傾斜されている。
【0020】上記のように構成された金型装置では、ま
ず上記可動側取付板14を介して可動側型板17が上記
固定側型板13に対して閉塞移動され、かつエジェクタ
プレート19が該可動側型板17に対して最も縮退した
状態で製品キャビティ18に溶融樹脂が射出される。こ
のとき、図からも明らかなように、上記固定側型板13
に配設されたアンギュラガイドピン60がサイドコアブ
ロック50の傾斜ガイド孔50bに嵌挿することによ
り、該サイドコアブロック50がコイルスプリング51
の押圧力に抗して上記直上コアブロック40の規制突出
部40bに当接され、その凹所50cが製品キャビティ
18に臨んだ位置に配置されている。
【0021】溶融樹脂が射出された後、適宜保圧、冷却
することによって該溶融樹脂が製品キャビティ18内で
凝固されると、図3に示すように、上記固定側型板13
に対して上記可動側型板17が拡開移動される。このと
き、上記固定側型板13に配設されたアンギュラガイド
ピン60がサイドコアブロック50の傾斜ガイド孔50
bから抜去されるため、これらアンギュラピン60およ
び傾斜ガイド孔50bの作用およびコイルスプリング5
1の押圧力によってサイドコアブロック50が移動さ
れ、直上コアブロック40のストッパ部41に圧接され
た状態、すなわちバンパー10における曲折した部分1
0dの外側表面からサイドコアブロック50が完全に離
隔された状態に保持される。
【0022】型板13,17が互いに拡開されると、上
述した状態から射出成形機(図示せず)のエジェクタロ
ッド70が作動することにより、エジェクタプレート1
9が可動側型板17に対して進出移動され、図4に示す
ように、突出し用エジェクタピン22、突出し用アンギ
ュラピン31および押上ピン43を介してバンパー10
の可動側型板17からの取り出しが行われる。
【0023】その際、突出し用アンギュラピン31の進
出移動によってスライドコアブロック30が型開閉方向
Xに対して傾斜する方向に進出移動され、該スライドコ
アブロック30がバンパー10における一端縁部10a
の内表面10bから抜け出ることになるため、上記バン
パー10を可動側型板17から容易に取り出すことが可
能となる。この場合、バンパー10における一端縁部1
0aの先端面10cが直上コアブロック40における規
制突出部40bの先端部に当接した状態で、上記スライ
ドコアブロック30がバンパー10の内表面10bから
離隔する方向へ移動されるため、アンダーカット部の処
理が確実に行われる。
【0024】しかも、上述した状態においては、サイド
コアブロック50がバンパー10における曲折した部分
10dの外側表面から離隔されているため、溶融樹脂が
凝固する際の収縮によって上記直上コアブロック40の
規制突出部40bと上記バンパー10の先端面10cと
が互いに圧接され、このバンパー10に傾斜や振動が発
生しても、該バンパー10の外側表面10eとサイドコ
アブロック50とが無理な姿勢で互いに摺接することは
なく、上記バンパー10の外側表面10eに掻き傷が発
生する虞れもない。
【0025】なお、バンパー10を取り出した後、型板
13,17を互いに閉塞させると、リターンピン20が
固定側型板13に当接することによってエジェクタプレ
ート19が可動側型板17に対して縮退されるととも
に、図1に示すように、固定側型板13に配設されたア
ンギュラガイドピン60がサイドコアブロック50の傾
斜ガイド孔50bに嵌挿することにより、該サイドコア
ブロック50がコイルスプリング51の押圧力に抗して
上記直上コアブロック40の規制突出部40bに当接さ
れ、その凹所50cが製品キャビティ18に臨んだ位置
に復帰されることになる。
【0026】図6および図9は、本発明に係る樹脂成形
用金型装置の第2実施例を概念的に示したものである。
ここで例示する金型装置は、先に示した第1実施例と同
様に、その一端縁部10a′が、型板の開閉方向(図中
の矢印で示し、以下単に型開閉方向という)に対して略
直交する向きに内側に曲折された四輪自動車用バンパー
10′を成形する際に適用されるもので、上記第1実施
例とはアンダーカット部の処理に関する構成のみが異な
っている。なお、以下の説明において第1実施例と同様
の構成要素については同一の符号に「′」を付してその
説明を省略している。
【0027】この第2実施例の金型装置は、図6に示す
ように、上記可動側型板17′のコア17a′における
バンパー10′の一端縁部10a′に対応する部分の近
傍に突出部17b、第1サイドコアブロック(端面当接
ブロック)80および第2サイドコアブロック(曲折部
当接ブロック)90を備えている。
【0028】突出部17bは、バンパー10′における
一端縁部10a′近傍の内表面10b′に対応した部位
に配置されるもので、上記可動側型板17′に一体に形
成されている。
【0029】第1サイドコアブロック80は、その先端
面80aの中央部に第1傾斜ガイド孔80bが形成さ
れ、該先端面80aの両端縁部にストッパ部80cおよ
び規制突出部80dを有するとともに、その両側部にそ
れぞれガイドレール部80e,80eを有しており、上
記規制突出部80dの先端部をバンパー10′における
一端縁部10a′の先端面10c′に対応する部位に配
置する態様で上記可動側型板17′に配設された一対の
ガイドレール17c,17c間に介装され、かつ上記コ
ア17a′の突出部17bに対して近接離反する方向に
向けてスライド可能に配設されている。なお、図中の符
号17dは、それぞれ上記ガイドレール17c,17c
に配設された摺接部材である。
【0030】図からも明らかなように、この第1サイド
コアブロック80は、その一端部に上記コア17a′の
突出部17bとの間に介在される第1コイルスプリング
81を備えており、該第1コイルスプリング81の押圧
力によって該突出部17bから常時離反する方向に付勢
されている。
【0031】第2サイドコアブロック90は、上記第1
サイドコアブロック80よりも短く形成され、その先端
面90aにおける上記第1傾斜ガイド孔80bに開口端
に対応する部位に、その軸心が該第1傾斜ガイド孔80
bの軸心と同一方向に沿って配置された第2傾斜ガイド
孔(移動手段)90bを有するとともに、該先端面90
aの一端縁部に凹所90cを有しており、この凹所90
cをバンパー10′の一端縁部10a′からその曲折し
た部分10d′に亘る外側表面10eに対応した部位に
配置する態様で上記第1サイドコアブロック80のガイ
ドレール部80e,80e間に介装され、かつ該第1サ
イドコアブロック80の規制突出部80dに対して近接
離反する方向に向けて移動可能に配設されている。な
お、図中の符号82は、それぞれ上記ガイドレール部8
0e,80eに配設された摺接部材である。
【0032】図からも明らかなように、この第2サイド
コアブロック90は、その一端部に上記第1サイドコア
ブロック80の規制突出部80dとの間に介在される第
2コイルスプリング91を備えており、該第2コイルス
プリング91の押圧力によって該規制突出部80dから
常時離反する方向に付勢されている。
【0033】なお、図中の符号17eは、上記可動側型
板17′に設けられた逃げ穴であり、上記第1サイドコ
アブロック80における第1傾斜ガイド孔80bの開口
端に対応する部位に形成されている。また、図中の符号
17fは、上記可動側型板17′における上記第1サイ
ドコアブロック80の移動域延長上に配設されたストッ
パ部材である。さらに、図には明示していないが、上記
第2サイドコアブロック90に形成された凹所90cに
は、上記バンパー10′における一端縁部10a′の外
側表面10eに対応する部位にわずかに抜き勾配が設け
られている。
【0034】一方、上記金型装置は、上記固定側型板1
3′における上記可動側型板17′に対向する部位にア
ンギュラガイドピン(移動手段)100を備えている。
アンギュラガイドピン100は、上記第1サイドコアブ
ロック80および第2サイドコアブロック90に形成さ
れたそれぞれの傾斜ガイド孔80b,90bに貫通する
に十分な長さを有し、かつ第2サイドコアブロック90
の先端面90aにおける第2傾斜ガイド孔90bの開口
端に対応する部位に配置されており、上記傾斜ガイド孔
90bの傾斜方向に沿って延設されている。なお、この
アンギュラガイドピン100の配置態様は、上記第1お
よび第2サイドコアブロック80,90の傾斜ガイド孔
80b,90bにそれぞれ嵌挿させた場合に、該第2サ
イドコアブロック90が上記第1サイドコアブロック8
0の規制突出部80dに近接移動され、かつ第1サイド
コアブロック80が可動側型板17′の突出部17bに
近接移動される方向へ傾斜されている。
【0035】上記のように構成された金型装置では、ま
ず上記可動側取付板14′を介して可動側型板17′が
上記固定側型板13′に対して閉塞移動され、かつエジ
ェクタプレート19′が該可動側型板17′に対して最
も縮退した状態で製品キャビティ18′に溶融樹脂が射
出される。このとき、図からも明らかなように、上記固
定側型板13′に配設されたアンギュラガイドピン10
0が第1および第2サイドコアブロック80,90のそ
れぞれ傾斜ガイド孔80b,90bに嵌挿することによ
り、第1サイドコアブロック80が第1コイルスプリン
グ81の押圧力に抗して可動側型板17′の突出部17
bに当接されるとともに、第2サイドコアブロック90
が第2コイルスプリング91の押圧力に抗して第1サイ
ドコアブロック80の規制突出部80dに当接され、そ
の凹所90cが製品キャビティ18′に臨んだ位置に配
置されている。
【0036】溶融樹脂が射出された後、適宜保圧、冷却
することによって該溶融樹脂が製品キャビティ18′内
で凝固されると、上記固定側型板13′に対する上記可
動側型板17′の拡開移動が開始される。
【0037】型板17′の拡開が開始されると、図7に
示すように、まず上記固定側型板13′に配設されたア
ンギュラガイドピン100が第1サイドコアブロック8
0の第1傾斜ガイド孔80bから抜去され、これらアン
ギュラピン100および第1傾斜ガイド孔80bの作用
および第1コイルスプリング81の押圧力によって第1
サイドコアブロック80が可動側型板17′のストッパ
部材17fに圧接された状態に保持される。このとき、
上記第1サイドコアブロック80の規制突出部80dが
バンパー10′における一端縁部10a′の先端面10
c′に当接されているため、この第1サイドコアブロッ
ク80の移動に伴ってバンパー10′が拡開する態様で
弾性的に変形され、該バンパー10′の一端縁部10
a′が上記可動側型板17′におけるコア17a′の突
出部17bよりも外方に占位されることになる。
【0038】この状態から型板17′の拡開が進行する
と、図8に示すように、上記アンギュラガイドピン10
0が第2サイドコアブロック90の第2傾斜ガイド孔9
0bから抜去されるため、これらアンギュラピン100
および第2傾斜ガイド孔90bの作用および第2コイル
スプリング91の押圧力によって第2サイドコアブロッ
ク90が移動され、上記第1サイドコアブロック80の
ストッパ部80cに圧接された状態、すなわちバンパー
10′における曲折した部分10d′の外側表面から第
2サイドコアブロック90が完全に離隔された状態に保
持される。
【0039】型板17′が完全に拡開されると、上述し
た状態から射出成形機(図示せず)のエジェクタロッド
70′が作動することにより、エジェクタプレート1
9′が可動側型板17′に対して進出移動され、突出し
用エジェクタピン22′を介してバンパー10′の可動
側型板17′からの取り出しが行われる。
【0040】その際、上述したように第1サイドコアブ
ロック80の移動によってバンパー10′が拡開する態
様で弾性的に変形され、該バンパー10′の一端縁部1
0a′が上記可動側型板17′におけるコア17a′の
突出部17bよりも外方に占位されているため、該バン
パー10′を可動側型板17′から容易に取り出すこと
が可能となる。
【0041】しかも、上述した状態においては、第2サ
イドコアブロック90がバンパー10′における曲折し
た部分10d′の外側表面から離隔されているため、溶
融樹脂が凝固する際の収縮、および上記第1サイドコア
ブロック80の移動によってその規制突出部80dと上
記バンパー10′の先端面10c′とが互いに圧接さ
れ、このバンパー10′に傾斜や振動が発生しても、該
バンパー10′の外側表面と第2サイドコアブロック9
0とが無理な姿勢で互いに摺接することはなく、上記バ
ンパー10′の外側表面に掻き傷が発生する虞れもな
い。
【0042】なお、可動側型板17′から取り出された
バンパー10′は、自己の弾性復元力によって所要の形
状に復帰される。
【0043】また、バンパー10′を取り出した後、型
板13′,17′を互いに閉塞させると、リターンピン
20′が固定側型板13′に当接することによってエジ
ェクタプレート19′が可動側型板17に対して縮退さ
れるとともに、図6に示すように、固定側型板13′に
配設されたアンギュラガイドピン100が第1および第
2サイドコアブロック80,90の傾斜ガイド孔80
b,90bにそれぞれ嵌挿することにより、これらサイ
ドコアブロック80,90が各コイルスプリング81,
91の押圧力に抗して移動され、第1サイドコアブロッ
ク80が可動側型板17′の突出部17bに当接される
とともに、第2サイドコアブロック90が第1サイドコ
アブロック80の規制突出部80dに当接され、その凹
所90cが製品キャビティ18′に臨んだ位置に復帰さ
れることになる。
【0044】なお、上記実施例では、射出成形によって
四輪自動車用バンパーを成形する際に適用される金型装
置を例示しているが、本発明ではこれらに限定されな
い。
【0045】また、上記実施例では、アンギュラピンと
傾斜ガイド孔との作用により、型板が互いに拡開された
場合に、端面当接ブロックを樹脂成形品における端縁部
の先端面に当接させた状態で、曲折部当接ブロックを上
記樹脂成形品に対して離隔移動させるようにしている
が、本発明ではこれに限定されず、たとえばシリンダア
クチュエータ等のアクチュエータによって曲折部当接ブ
ロックを移動させるようにしても構わない。さらに、曲
折部当接ブロックを直接端面当接ブロックに移動可能に
支承させているが、これらブロックは必ずしも直接連係
させる必要はない。また、曲折部当接ブロックを、樹脂
成形品の端縁部からその曲折した部分に亘る外側表面に
対応した部位に配置するようにしているが、少なくとも
曲折した部分の外側表面に対応した部分に配置されれば
十分である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る樹脂
成形用金型装置によれば、型板を互いに拡開させた場合
に、樹脂成形品における端縁部の先端面に端面当接ブロ
ックを当接させた状態で、曲折部当接ブロックが樹脂成
形品における曲折した部分の外側表面から離隔移動され
るため、樹脂成形品の外側表面に掻き傷を招来すること
なくアンダーカット部の処理を確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明に係る樹脂成形用金型装
置の第1実施例を概念的に示した要部断面図、図1
(b)は、図1(a)における I−I 線断面図である。
【図2】図2は、本発明に係る樹脂成形用金型装置によ
って成形される樹脂成形品の要部を概念的に示した断面
図である。
【図3】図3は、本発明に係る樹脂成形用金型装置の第
1実施例を概念的に示した要部断面図である。
【図4】図4は、本発明に係る樹脂成形用金型装置の第
1実施例を概念的に示した要部断面図である。
【図5】図5は、本発明に係る樹脂成形用金型装置の第
1実施例を概念的に示した全体断面図である。
【図6】図6(a)は、本発明に係る樹脂成形用金型装
置の第2実施例を概念的に示した要部断面図、図6
(b)は、図6(a)における VI−VI 線断面図であ
る。
【図7】図7は、本発明に係る樹脂成形用金型装置の第
2実施例を概念的に示した要部断面図である。
【図8】図8は、本発明に係る樹脂成形用金型装置の第
2実施例を概念的に示した要部断面図である。
【図9】図9は、本発明に係る樹脂成形用金型装置の第
2実施例を概念的に示した全体断面図である。
【図10】図10(a)乃至図10(d)は、従来の樹
脂成形用金型装置の要部を概念的に示した断面図であ
る。
【符号の説明】
10,10′…樹脂成形品 10a,10a′…端縁部 10d,10d′…曲折した部分 13,17,13′17′…型板 40,80…端面当接ブロック 50,90…曲折部当接ブロック 50b,60,90b,100…移動手段 X…開閉方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端縁部が型板の開閉方向に対して交差す
    る向きに曲折することにより、その内面がアンダーカッ
    ト部となる樹脂成形品を成形する場合に適用され、 上記型板が互いに閉塞された際に、上記樹脂成形品にお
    ける端縁部の先端面に対応する部位に配置される端面当
    接ブロックと、 上記端面当接ブロックに対して移動可能に配設され、か
    つ該型板が互いに閉塞された際に、上記樹脂成形品にお
    ける曲折した部分の外側表面に対応する部位に配置され
    る曲折部当接ブロックと、 上記型板が互いに拡開された場合に、上記端面当接ブロ
    ックを上記樹脂成形品における端縁部の先端面に当接さ
    せた状態で、上記曲折部当接ブロックを上記樹脂成形品
    に対して離隔移動させる移動手段とを備えたことを特徴
    とする樹脂成形用金型装置。
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