JP2016203461A - 射出成形金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形品1を可動型22から固定型21側に突き出しながら、アンダーカット成形部47をアンダーカット部2から可動型22の移動方向に対して横方向に型抜きする。
【解決手段】射出成形金型20が、可動型22の移動方向に相対移動可能に設けられた被付勢部材(ロッド部材31)と、型開きの際、被付勢部材が可動型21に対して固定型22側に所定量移動したときに、被付勢部材が当接する当接部45、当接部45が被付勢部材によって固定型21側に押圧されることで、成形品1を可動型22から固定型21側に突き出す成形品突き出し部46、及びアンダーカット成形部47が設けられたブロック部材40と、ブロック部材40を可動型22の移動方向に対して斜め方向に移動するようにガイドするガイド部55とを備え、ブロック部材40の上記斜め方向の移動により、成形品1の突き出しとアンダーカット成形部47の型抜きとを行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、固定型と可動型とを備えた射出成形金型に関し、特に、可動型側にアンダーカット部を有する成形品を射出成形する射出成形金型に関する。
一般に、樹脂部品は、射出成形金型を用いた射出成形により形成される。また、金属部品であっても、射出成形金型を用いて溶融金属を射出することにより射出成形される場合がある。このような射出成形金型は、通常、固定型と、該固定型に対して接近及び離間する方向に移動して型閉じ(型締め)及び型開きを行う可動型とにより構成されている。このような射出成形金型から成形品を成形後に離型する際、その成形品は冷却・固化工程により収縮して可動型の表面に張り付いた状態となっている。このため、可動型に設けられたエジェクタープレート及びエジェクターピンを用いて、成形品を可動型の表面から突き出すことにより、成形品を離型させるようにしている。
特許文献1には、そのような成形品の離型のためのエジェクタープレート及びエジェクターピンを含む構成に加えて、バネ部材により付勢されたスライドコアを利用してアンダーカット部の型抜きを行う構成についても開示されている。
同様に、特許文献2にも、バネの付勢力を利用してスライドコアをアンダーカット部の型抜き方向に移動させることにより、アンダーカット部の型抜きを行う構成について開示されている。
上記特許文献1のように、エジェクタープレート及びエジェクターピンを可動型に設ける場合、可動型を貫通するようにエジェクターピンを配設することになるため、可動型の剛性が低下し、また、可動型の構造が複雑となり、その組み立てやメンテナンス等が困難となる。
そこで、特許文献3では、可動型に、成形後の型開き時に成形品を突き出すための突き出し機構を設け、この突き出し機構を、成形品を突き出すためのブロック部材と、型開きの開始時から遅延してブロック部材を固定型側に突き出すための遅延機構とで構成することが提案されている。この遅延機構は、可動型に対して可動型の移動方向の固定型側に付勢されて、型閉じ状態で、固定型側の端面が固定型に当接する被付勢部材を有し、この被付勢部材が、型開きの際に、該被付勢部材の固定型側の端面が固定型に当接した状態で、可動型に対して該可動型の移動方向の固定型側に所定量移動したときに、上記ブロック部材に当接して、該当接後にブロック部材を押圧することで、成形品を突き出すようにしている。
特開平07−266384号公報 特開2000−301581号公報 特開2014−205315号公報
ところで、可動型側にアンダーカット部を有する成形品を射出成形する場合にも、可動型の剛性の低下及び可動型の構造の複雑化を防止する観点からは、上記特許文献3のような突き出し機構を設けた構成を適用することが望まれる。この場合、ブロック部材に、アンダーカット部を成形するためのアンダーカット成形部を設けて、被付勢部材及びブロック部材を、可動型の移動方向に対して斜め方向に移動させることで、成形品を可動型から固定型側に突き出しながら、アンダーカット成形部をアンダーカット部から可動型の移動方向に対して横方向に型抜きするようにすることが考えられる。
しかし、このように、被付勢部材(通常、ロッド部材のような細長い部材で構成される)を、ブロック部材と共に可動型の移動方向に対して斜め方向に移動させる構成では、可動型が型閉じのために固定型側に移動する際、その被付勢部材(ロッド部材)には、その移動方向(ロッド部材の軸方向)だけでなく該移動方向に対して垂直な方向(ロッド部材の径方向)にも力が作用することになる。すなわち、被付勢部材は、可動型が型閉じのために固定型側に移動するときに、固定型によって、被付勢部材の付勢力に抗して押圧されて、型閉じ時の状態に復帰するが、固定型が被付勢部材を押圧するとき、被付勢部材に対して、上記斜め方向の上記付勢力に打ち勝つだけの力を可動型の移動方向に作用させる必要があるため、被付勢部材には、その移動方向に対して垂直な方向に過度の力が作用する可能性がある。この結果、被付勢部材がスムーズに移動しなくなる可能性があり、スムーズに移動しなくなることで、被付勢部材が破損する可能性もある。被付勢部材をスムーズに移動させようとすると、被付勢部材の支持構造が複雑になってしまう。また、被付勢部材の固定型側の端部と固定型との間では、上記付勢力が作用した状態で滑りが生じるため、被付勢部材の固定型側の端部が摩耗し易くなる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被付勢部材を有しかつ成形後の型開きの開始時から遅延してブロック部材を固定型側に突き出すようにした射出成形金型により、可動型側にアンダーカット部を有する成形品を射出成形する場合に、成形品を可動型から固定型側に突き出しながら、アンダーカット成形部をアンダーカット部から可動型の移動方向に対して横方向に型抜きできるようにするとともに、被付勢部材の支持構造の複雑化を防止し、かつ被付勢部材の固定型側の端部が摩耗するのを防止しようとすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、固定型と、該固定型に対して接近及び離間する方向に移動して型閉じ及び型開きを行う可動型とを備え、型閉じ状態で該固定型及び該可動型間に形成されたキャビティに材料を射出して成形品を射出成形する射出成形金型を対象として、上記成形品は、上記可動型側の部分にアンダーカット部を有するものであり、上記アンダーカット部を成形するためのアンダーカット成形部と、上記可動型に、該可動型の移動方向に相対移動可能に設けられ、該可動型に対して可動型の移動方向の固定型側に付勢されて、型閉じ状態で、固定型側の端面が固定型に当接する被付勢部材と、上記成形品の成形後の型開きの際、上記被付勢部材の固定型側の端面が上記固定型に当接した状態で、該被付勢部材が上記可動型に対して該可動型の移動方向の固定型側に所定量移動したときに、該被付勢部材が当接する当接部、該被付勢部材が該当接部に当接した後に該当接部が該被付勢部材によって固定型側に押圧されることで、上記成形品を上記可動型から固定型側に突き出す成形品突き出し部、及び上記アンダーカット成形部が設けられているとともに、上記可動型に配設されたブロック部材と、上記当接部が上記被付勢部材によって固定型側に押圧されたときに、上記ブロック部材を上記可動型の移動方向に対して斜め方向に移動するようにガイドするガイド部とを備え、上記ブロック部材は、上記当接部が上記被付勢部材によって固定型側に押圧されたときに、上記ガイド部によって上記斜め方向に移動することで、上記成形品突き出し部により上記成形品を上記可動型から固定型側に突き出しながら、上記アンダーカット成形部を上記アンダーカット部から上記可動型の移動方向に対して横方向に型抜きするように構成されている、という構成とした。
上記の構成により、被付勢部材が可動型に対して該可動型の移動方向の固定型側に所定量移動したときに、被付勢部材がブロック部材の当接部に当接し、この当接後に、当接部が被付勢部材によって固定型側に押圧されることで、ブロック部材の成形品突き出し部が成形品を可動型から固定型側に突き出すので、被付勢部材は、成形後の型開きの開始時から遅延してブロック部材を固定型側に突き出すための遅延機構を構成する。この遅延機構により、成形後の型開き直後に成形品が固定型に取られずに、可動型に付着した状態になり、その状態から成形品突き出し部により成形品が可動型から突き出されるので、成形品が正常に離型する。そして、ブロック部材は、上記当接部が上記被付勢部材によって固定型側に押圧されたときに、ガイド部によって可動型の移動方向に対して斜め方向に移動することで、成形品突き出し部により成形品を可動型から固定型側に突き出しながら、アンダーカット成形部をアンダーカット部から可動型の移動方向に対して横方向に型抜きすることができる。これにより、エジェクタープレート及びエジェクターピン並びにスライド型を可動型に設ける必要がなく、それらを設けることによる可動型の剛性の低下及び可動型の構造の複雑化を防止することができる。また、被付勢部材が、可動型に、該可動型の移動方向に相対移動可能に設けられているので、可動型が型閉じのために固定型側に移動するときに、被付勢部材には、その移動方向に対して垂直な方向に過度の力が作用しないようにすることができ、被付勢部材の支持構造の複雑化を防止することができる。また、被付勢部材の固定型側の端部と固定型との間には滑りが生じないようにして、被付勢部材の固定型側の端部が摩耗するのを防止することができる。
上記射出成形金型において、上記被付勢部材は、上記可動型の移動方向に延びるロッド部材で構成されていて、上記ブロック部材を該移動方向に貫通する貫通孔に挿通されているとともに、該ロッド部材の長さ方向の中間部に鍔部が設けられ、上記当接部は、上記ブロック部材における上記貫通孔の固定型側の開口部に設けられた当接部材に設けられ、上記ロッド部材は、上記成形品の成形後の型開きの際、該ロッド部材が上記可動型に対して該可動型の移動方向の固定型側に所定量移動したときに、上記鍔部が上記当接部材の当接部に当接して、該当接後に該鍔部によって該当接部を固定型側に押圧するように構成されている、ことが好ましい。
このことにより、被付勢部材を基本的にブロック部材の内側にコンパクトに収納することができるとともに、当接部を介した被付勢部材とブロック部材との連係を容易に行うことができる。
上記射出成形金型において、上記ガイド部は、第1、第2及び第3ガイド部からなり、上記第1ガイド部は、上記可動型に固定されかつ上記斜め方向に延びる第1ガイドピンと、上記ブロック部材に設けられ、該第1ガイドピンが嵌合する第1ガイド孔とで構成され、上記第2ガイド部は、上記可動型に固定されかつ上記斜め方向に延びる第2ガイドピンと、上記ブロック部材に設けられ、該第2ガイドピンが嵌合する第2ガイド孔とで構成され、上記第3ガイド部は、上記ブロック部材に固定されかつ上記斜め方向に延びる第3ガイドピンと、上記可動型に設けられ、該第3ガイドピンが嵌合する第3ガイド孔とで構成されている、ことが好ましい。
これにより、簡単な構成で、ブロック部材を、可動型の移動方向に対して斜め方向にスムーズにかつ安定して移動させるようにすることができる。
上記射出成形金型において、上記被付勢部材及び上記当接部は、上記可動型における上記固定型との型合わせ面に対応する部分に設けられ、上記成形品突き出し部は、上記可動型における上記キャビティに面する部分に設けられている、ことが好ましい。
こうすることで、被付勢部材の固定型側の端面を固定型に容易に当接させることができるとともに、当接部を介した被付勢部材とブロック部材との連係を容易に行うことができる。また、成形品突き出し部により成形品を可動型から固定型側に容易に突き出すことができる。
以上説明したように、本発明の射出成形金型によると、成形品を可動型から固定型側に突き出しながら、アンダーカット成形部をアンダーカット部から可動型の移動方向に対して横方向に型抜きすることができるとともに、可動型が型閉じのために固定型側に移動するときに、被付勢部材には、その移動方向に対して垂直な方向に過度の力が作用しないようにすることができ、被付勢部材の支持構造の複雑化を防止することができる。また、被付勢部材の固定型側の端部と固定型との間には滑りが生じないようにして、被付勢部材の固定型側の端部が摩耗するのを防止することができる。
(a)は、本発明の実施形態に係る射出成形金型により成形された成形品の一例である、自動車の樹脂製のフロントバンパーを裏面側から見た斜視図であり、(b)は、そのフロントバンパーの裏面に設けられた取付部を拡大して示す斜視図である。 射出成形金型の要部を示す断面図である。 ロッド部材及びブロック部材を示す斜視図である。 ロッド部材及びブロック部材を固定型側から見た図である。 射出成形金型の型閉じ時(成形完了時)の状態を示す図であって、(a)は、図4のA−A線に相当する断面図であり、(b)は、図4のB−B線に相当する断面図である。 ロッド部材の鍔部が当接部材の当接部に丁度当接した状態を示す図であって、(a)は、図5(a)相当図であり、(b)は、図5(b)相当図である。 ロッド部材が鍔部によって当接部を固定型側に押圧している状態を示す図であって、(a)は、図5(a)相当図であり、(b)は、図5(b)相当図である。 アンダーカット成形部のアンダーカット部からの型抜きが終了した状態を示図であって、(a)は、図5(a)相当図であり、(b)は、図5(b)相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る射出成形金型20(図2参照)により成形された成形品1の一例である、自動車の樹脂(例えば、ポリプロピレン)製のフロントバンパー10を裏面側から見た斜視図である。
上記フロントバンパー10の長手方向(左右方向)中央部には、冷却風を導入するための冷却風導入開口11が形成されており、この冷却風導入開口11の上側及び下側には、上記長手方向に延びかつフロントバンパー10の左右両側側部(フロントバンパー10の裏面側に湾曲している)を連結する上側連結部12及び下側連結部13がそれぞれ設けられている。上側連結部12の裏面における上記長手方向中央部及びその両側の部分には、他の部品を取り付けるための取付部15がそれぞれ設けられて、これら3つの取付部15が上記長手方向に互いに間隔をあけて並んでいる。各取付部15は、図1(b)に拡大して示すように、上下方向に延びており、該取付部15の上端部が上側連結部12の上縁部に連結され、該取付部15の下端部が上側連結部12の下縁部に連結されている。各取付部15の上下方向中間部は、上側連結部12の裏面との間に隙間が生じるように形成されており、上側連結部12及び取付部15における相対向する面は、アンダーカット部2とされる。上側連結部12には、3箇所のアンダーカット部2が設けられていることになる。
本実施形態では、射出成形金型20により上記フロントバンパー10を成形するものとし、以下、このフロントバンパー10を、単に成形品1という。
図2に示すように、射出成形金型20は、成形品1の表面側に位置する固定型21と、成形品1の裏面側に位置する可動型22とを備えている。上記アンダーカット部2は、成形品1における可動型22側の部分に設けられていることになる。可動型22は、固定型21に対して接近及び離間する方向(図2、図3、図5に示すZ方向)に移動して型閉じ(型締め)及び型開きを行う。そして、型閉じ状態で固定型21及び可動型22間にキャビティ23が形成され、このキャビティ23に、不図示の射出装置により、溶融状態の樹脂材料を射出して成形品1を射出成形する。
本実施形態では、可動型22における上記3箇所のアンダーカット部2にそれぞれ対応する位置に、成形品1を可動型22から固定型21側に突き出す突き出し機構30がそれぞれ設けられている。各突き出し機構30は、アンダーカット部2を成形するためのアンダーカット成形部47(図3、図4及び図5(b)参照)が設けられた後述のブロック部材40を有しており、突き出し機構30により、後述の如く、成形品1を可動型22から固定型21側に突き出しながら、アンダーカット成形部47をアンダーカット部2から可動型22の移動方向(Z方向)に対して横方向に型抜きするようにしている。尚、アンダーカット部2は、成形品1において複数箇所にあってもよく1箇所のみにあってもよい。突き出し機構30は、各アンダーカット部2に対応して設けられることになる。
本実施形態では、上記3箇所のアンダーカット部2にそれぞれ対応する突き出し機構30の構成は同じであるので、以下、3箇所のアンダーカット部2のうち中央のアンダーカット部2に対応する突き出し機構30について説明する。
突き出し機構30は、図3〜図5に示すように、可動型22の移動方向(Z方向)に延びる、被付勢部材としてのロッド部材31と、ブロック部材40とを備えている。ロッド部材31の反固定型側の部分は、可動型22の移動方向に延びるように可動型22に固定された筒状部材32に嵌入されており、ロッド部材31は、筒状部材32(つまり可動型22)に対して、可動型22の移動方向に相対移動可能になされている。ロッド部材31は、筒状部材32によって可動型22の移動方向に移動可能に支持されている。筒状部材32及びロッド部材31は空気バネ35を構成しており、筒状部材32の内部に充填された空気の圧縮力によって、ロッド部材31は、可動型22の移動方向の固定型21側に付勢されることになる。この付勢力により、ロッド部材31は、型閉じ状態で、該ロッド部材31の固定型21側の端面が固定型21に当接するようになっている(図5(a)参照)。
図4で二点鎖線で示す上側連結部12の範囲が、キャビティ23(詳細には、上側連結部12を成形する部分)であり、上側連結部12の上側及び下側(下側は、冷却風導入開口11に相当する部分)では、固定型21における可動型22との型合わせ面21aと可動型22における固定型21との型合わせ面22aとが互いに型合わせされる部分である。本実施形態では、ロッド部材31は、図4及び図5(a)に示すように、上側連結部12の上側における可動型22の上記型合わせ面22aに対応する部分に設けられている。ここで、固定型21の上記型合わせ面21aのブロック部材40と対向する部分は、ブロック部材40の後述の当接部材52や第1及び第2ガイドピン61,63と接触しないように僅かに凹んでいる(図5(a)参照)。ロッド部材31の固定型21側の端面は、型閉じ状態で、固定型21の上記型合わせ面21aにおける上記凹んだ部分に当接することになる。尚、ロッド部材31の配設位置によっては、ロッド部材31の固定型21側の端面を、固定型21の上記型合わせ面21aに当接するようにすることも可能である。
ロッド部材31の長さ方向の中間部には、鍔部31aが設けられており、この鍔部31aの径は、ロッド部材31における鍔部31aよりも固定型21側の部分の径よりも大きい。
ブロック部材40は、ロッド部材31と同様に、上側連結部12の上側における可動型22の上記型合わせ面22aに対応する部分に位置する第1ブロック部41と、該第1ブロック部41と連結され、第1ブロック部41から、キャビティ23(上側連結部12を成形する部分)側に延びて、主として、キャビティ23(上側連結部12を成形する部分)に対応する部分に位置する第2ブロック部42とで構成されている。図5(a)及び(b)に示すように、ブロック部材40は、型閉じ状態で、可動型22の固定型21側の端面に形成された凹部22b内に入り込むようになされている。凹部22bの形状は、ブロック部材40の形状と略同じである。
ブロック部材40の第1ブロック部41には、成形品1の成形後の型開きの際、ロッド部材31の固定型21側の端面が固定型21に当接した状態で、該ロッド部材31が可動型22に対して該可動型22の移動方向の固定型21側に所定量移動したときに、該ロッド部材31が当接する当接部45が設けられている。また、ブロック部材40の第2ブロック部42には、ロッド部材31が上記当接部45に当接した後に該当接部45がロッド部材31によって固定型21側に押圧されることで、成形品1を可動型22から固定型21側に突き出す成形品突き出し部46と、上記アンダーカット成形部47とが設けられている。
上記第1ブロック部41には、ブロック部材40を可動型22の移動方向に貫通する貫通孔51が形成されており、この貫通孔51に、上記ロッド部材31が挿通されている。第1ブロック部41における貫通孔51の固定型21側の開口部には、2つの当接部材52が、可動型22の移動方向(Z方向)と成形品1の長手方向(図2〜図5に示すX方向(Z方向に垂直な方向))とに垂直な方向(図4に示すY方向)に並んで設けられている。これら2つの当接部材52は、これらの間に隙間があくように、ブロック部材40の固定型21側の面における貫通孔51の周縁部に固定されている。そして、2つの当接部材52の反固定型21側の面に、上記当接部45が設けられている。これにより、当接部45は、ロッド部材31と同様に、可動型22の上記型合わせ面22aに対応する部分に設けられていることになる。
上記2つの当接部材52の間の隙間に、ロッド部材31における鍔部31aよりも固定型21側の部分が位置している。2つの当接部材52の間の距離(上記隙間の幅)は、ロッド部材31における鍔部31aよりも固定型21側の部分の径よりも大きい一方、鍔部31aの径よりも小さい。これにより、ロッド部材31における鍔部31aよりも固定型21側の部分は、上記隙間を可動型22の移動方向に通過可能であるが、鍔部31aは通過不能である。そして、型閉じ状態で、ロッド部材31の固定型21側の端面が固定型21に当接しているが、このとき、ロッド部材31の鍔部31aは、当接部45に対して上記所定量だけ反固定型21側に位置している(図5(a)参照)。したがって、ロッド部材31は、成形後の型開きの際、ロッド部材31の固定型21側の端面が固定型21に当接した状態で、可動型22に対して可動型22の移動方向の固定型21側に所定量移動したときに、鍔部31aが当接部材52の当接部45に当接し、該当接後に鍔部31aによって当接部45を固定型21側に押圧することになる。したがって、ロッド部材31及び空気バネ35は、成形後の型開きの開始時から遅延してブロック部材40(成形品突き出し部46)を固定型21側に突き出すための遅延機構を構成する。
尚、2つの当接部材52の間の隙間は、成形品1の長手方向(X方向)に延びており、これにより、後述の如くブロック部材40が可動型22の移動方向に対して斜め方向(図5に示すW方向)に移動しても、ロッド部材31における鍔部31aよりも固定型21側の部分が当接部材52と干渉することはない。上記2つの当接部材52に代えて、X方向に延びる長孔が形成された1つの当接部材を設けるようにしてもよい。この場合、その長孔が上記隙間に相当する。
また、ロッド部材31の鍔部31aが、当接部45に対して上記所定量だけ反固定型21側に位置しているとき、ブロック部材40は、固定型21の上記型合わせ面21aの凹んだ部分と、可動型22の凹部22bの底面との間で移動可能である(移動量としては、僅かな量である)が、溶融樹脂を射出したときに、その射出圧によって、ブロック部材40は可動型22の凹部22bの底面に押し付けられる。
上記成形品突き出し部46は、上記第2ブロック部42のキャビティ23側の端部に設けられて、キャビティ23(上側連結部12を成形する部分)に面している。これにより、成形品突き出し部46は、可動型22におけるキャビティ23に面する部分に設けられて、上側連結部12の裏面の一部(アンダーカット部2に対してX方向の一側に隣接する部分)を成形することになる。
上記アンダーカット成形部47は、成形品突き出し部46に対してX方向の他側に連続して設けられて、成形品1のアンダーカット部2に対応する位置(上側連結部12と取付部15との間の位置)に位置している。成形品1の取付部15は、可動型22とアンダーカット成形部47とにより成形され、上側連結部12の裏面における成形品突き出し部46及びアンダーカット成形部47に対応する部分は、該成形品突き出し部46及びアンダーカット成形部47により成形されることになる。
突き出し機構30は、当接部45がロッド部材31(鍔部31a)によって固定型21側に押圧されたときに、ブロック部材40を可動型22の移動方向に対して斜め方向(本実施形態では、可動型22の移動方向の固定型21側に向かってX方向の一側に傾斜したW方向)に移動するようにガイドするガイド部55(具体的には、第1、第2及び第3ガイド部56,57,58)が更に設けられている。以下、第1、第2及び第3ガイド部56,57,58を互いに区別する必要がないときには、単にガイド部55という。
上記ガイド部55により、ブロック部材40は、可動型22に対して、可動型22の移動方向(Z方向)に移動しつつ成形品1の長手方向(X方向)にも移動することになる。ブロック部材40の移動方向は、後述の如く、成形品突き出し部46により成形品1を可動型22から固定型21側に突き出しながら、アンダーカット成形部47をアンダーカット部2から型抜きできるのであれば、可動型22の移動方向に対してどのような斜め方向であってもよい。また、ガイド部55は、ブロック部材40の上記斜め方向(W方向)の移動をスムーズに行わせることができるのであれば、その構成や数は、本実施形態のものに限られない。
上記第1ガイド部56は、反固定型21側の端部が可動型22に固定されかつ上記斜め方向(W方向)に延びる第1ガイドピン61と、ブロック部材40の第1ブロック部41に設けられ、該第1ガイドピン61が嵌合する第1ガイド孔61とで構成され、上記第2ガイド部57は、反固定型21側の端部が可動型22に固定されかつ上記斜め方向(W方向)に延びる第2ガイドピン63と、ブロック部材40の第1ブロック部41に設けられ、該第2ガイドピン63が嵌合する第2ガイド孔64とで構成されている。第1ガイド部56及び第2ガイド部57は、第1ブロック部41における上記貫通孔51のX方向一側及び他側にそれぞれ設けられている。
第1ブロック部41には、上記斜め方向に延びかつ上記第1ガイドピン61が挿通される第1挿通孔71と、上記斜め方向に延びかつ上記第2ガイドピン63が挿通される第2挿通孔72とが形成されており、これら第1及び第2挿通孔71,72の反固定型21側の端部がそれぞれ、第1及び第2ガイド孔62,64とされている。第1ガイド孔62の径は、第1挿通孔71における第1ガイド孔62以外の部分の径よりも小さくされて、第1挿通孔71における第1ガイド孔71の固定型21側の端部には、段差部75が形成されている。同様に、第2ガイド孔64の径は、第2挿通孔72における第2ガイド孔64以外の部分の径よりも小さくされて、第2挿通孔72における第2ガイド孔64の固定型21側の端部にも、段差部76が形成されている。
また、第1ガイドピン61の固定型21側の端部には、ストッパ部61aが形成されており、このストッパ部61aの径は、第1ガイド孔62の径よりも大きく、第1挿通孔71における第1ガイド孔62以外の部分の径よりも小さい。同様に、第2ガイドピン63の固定型21側の端部にも、ストッパ部63aが形成されており、このストッパ部63aの径は、第2ガイド孔64の径よりも大きく、第2挿通孔72における第2ガイド孔64以外の部分の径よりも小さい。したがって、成形後の型開きの際に、ブロック部材40が可動型22に対して固定型21側に移動するが、第1及び第2ガイドピン61,63のストッパ部61a,63aが第1及び第2挿通孔71,72における段差部75,76にそれぞれ当接すると、ブロック部材40がそれ以上固定型21側に移動することができなくなる。
上記第3ガイド部58は、固定型21側の端部がブロック部材40の第2ブロック部42に固定されかつ上記斜め方向(W方向)に延びる第3ガイドピン65と、可動型22に設けられ、該第3ガイドピン65が嵌合する第3ガイド孔66とで構成されている。
上記ブロック部材40の当接部45が、固定型21側に付勢されたロッド部材31によって固定型21側に押圧されたとき、ブロック部材40はガイド部55によって上記斜め方向(W方向)に移動し、この移動により、成形品突き出し部46及びアンダーカット成形部47も上記斜め方向に移動することになる。ブロック部材40は、この斜め方向の移動によって、成形品突き出し部46により成形品1を可動型22から固定型21側に突き出すとともに、アンダーカット成形部47をアンダーカット部2から可動型22の移動方向に対して横方向(本実施形態では、X方向の一側)に型抜きするように構成されている。
次に、上記突き出し機構30の動作について、図6〜図8に基づいて説明する。図6は、ロッド部材31の鍔部31aが当接部材52の当接部45に丁度当接した状態を示し、図7は、ロッド部材31が鍔部31aによって当接部45を固定型21側に押圧している状態を示し、図8は、アンダーカット成形部47のアンダーカット部2からの型抜きが終了した状態を示す。また、図6(a)、図7(a)及び図8(a)は、図5(a)に相当する図であり、図6(b)、図7(b)及び図8(b)は、図5(b)に相当する図である。
成形品1の成形完了直後の型閉じ状態では、図5(a)に示すように、ロッド部材31の固定型21側の端面が、固定型21における可動型22との型合わせ面21a(上記凹んだ部分)に当接しており、このとき、ロッド部材31の鍔部31aが、当接部材52の当接部45に対して上記所定量だけ反固定型21側に位置している。また、図5(b)に示すように、アンダーカット部2がアンダーカット成形部47により成形されている。上側連結部12の裏面におけるアンダーカット部2に隣接する部分が成形品突き出し部46により成形されている。成形品1の裏面のその他の部分は、可動型22によって成形されている。成形品1の表面は全て固定型21により成形されている。
続いて、可動型22をZ方向の反固定型21側に移動して型開きを行う。これにより、図6(a)に示すように、ロッド部材31の固定型21側の端面が固定型21に当接した状態で、ロッド部材31が可動型22に対してZ方向の固定型21側に移動し、その移動量が上記所定量となったときにロッド部材31の鍔部31aが当接部材52の当接部45に当接する。このようにロッド部材31の鍔部31aが当接部材52の当接部45に当接するまでは、ブロック部材40は移動せず、図6(b)に示すように、成形品突き出し部46及びアンダーカット成形部47は、成形完了直後に位置していた位置に位置している。この結果、成形後の型開き直後においては、成形品突き出し部46が成形品1を突き出さないので、成形品1が固定型21に取られずに、可動型22に付着した状態になる(図6(b)参照)。
ロッド部材31の鍔部31aが当接部材52の当接部45に当接した後、図7(a)に示すように、該当接部45がロッド部材31によって固定型21側に押圧され、これにより、ブロック部材40全体が、ガイド部55によってZ方向に対して斜め方向(W方向)に移動する。この結果、図7(b)に示すように、成形品突き出し部46が上記斜め方向に移動して成形品1を可動型22から固定型21側に突き出す。このとき、成形品1の左右両側側部が、成形品1の裏面側に湾曲して可動型22をX方向に挟むようになっているので、成形品1のX方向の移動は規制され、これにより、成形品1はZ方向に略真っ直ぐに突き出される。この結果、図7(b)に示すように、ブロック部材40の固定型21側への移動量(つまり、成形品突き出し部46による成形品1の突き出し量)が多くなるに連れて、ブロック部材40は、成形品1に対して、X方向の一側に多くずれていく。したがって、アンダーカット成形部47は、アンダーカット部2から可動型22の移動方向に対して横方向(X方向)にずれて型抜きされることになる。
そして、図8(a)に示すように、第1及び第2ガイドピン61,63のストッパ部61a,63aが第1及び第2挿通孔71,72における段差部75,76にそれぞれ当接して、ブロック部材40の移動が終了したときには、図8(b)に示すように、アンダーカット成形部47のアンダーカット部2からの型抜きも終了する。このとき、成形品1は、可動型22から離型した状態にある。こうして、成形品1の離型が正常に行われるととに、アンダーカット成形部47のアンダーカット部2からの型抜きもスムーズに行われる。上記離型した成形品1は、例えばロボット等により、他の場所へ容易に運ぶことができる。
次の新たな成形品1の射出成形を行う際には、可動型22が固定型21側に移動する。このとき、ブロック部材40は、図8に示すように、可動型22(凹部22b)から突出した状態になっている。
可動型22の固定型21側への移動中に、固定型21が、最初にロッド部材31の固定型21側の端面に当接し、ロッド部材31が固定型21によって、空気バネ35の付勢力に抗して押圧されて、反固定型21側に移動する。そして、ロッド部材31が反固定型21側に少し移動すると、固定型21がブロック部材40にも当接し、ブロック部材40が、固定型21によって押圧されて反固定型21側に移動して、凹部22b内に入り込む。最初にロッド部材31が反固定型21側に移動するので、ブロック部材40には、反固定型21側への移動中に上記付勢力は作用しない。こうして、ロッド部材31及びブロック部材40は、型閉じ時の状態(図5に示す状態)に復帰する。但し、ブロック部材40は、溶融樹脂の射出前では、上記したように、固定型21における可動型22との型合わせ面21aの凹んだ部分と、可動型22の凹部22bの底面との間で移動可能である。
ここで、仮に、ロッド部材31の移動方向が、ブロック部材40と同じ上記斜め方向(W方向)であったとした場合、固定型21がロッド部材31に対して、上記斜め方向の上記付勢力に打ち勝つだけの力を可動型22の移動方向に作用させる必要があるため、ロッド部材31には、その径方向に過度の力が作用する可能性がある。この結果、ロッド部材31がその軸方向にスムーズに移動しなくなる可能性があり、スムーズに移動しなくなることで、ロッド部材31が破損する可能性もある。また、ロッド部材31の固定型21側の端部と固定型21との間では、上記付勢力が作用した状態で滑りが生じるため、ロッド部材31の固定型21側の端部が摩耗し易くなる。
しかし、本実施形態では、ロッド部材31の移動方向は、可動型22の移動方向と同じであるので、ロッド部材31が固定型21によって空気バネ35の付勢力に抗して押圧されたときに、その押圧力はロッド部材31の軸方向にしか作用せず、ロッド部材31の径方向に過度の力が作用することはない。この結果、ロッド部材31を筒状部材32で支持するという簡単な支持構造で済み、ロッド部材31の支持構造の複雑化を防止することができる。また、ロッド部材31の固定型21側の端部と固定型21との間に滑りが生じるということはなく、ロッド部材31の固定型21側の端部が摩耗するのを防止することができる。
一方、ブロック部材40は、固定型21に押圧されて上記斜め方向(W方向)に移動するが、このとき、上記のようにブロック部材40には上記付勢力が作用しないので、ブロック部材40は反固定型21側にスムーズに移動する。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態では、樹脂製の成形品1を例にして説明したが、本発明の射出成形金型20により成形される成形品は、樹脂製のものに限らず、溶融金属を射出することにより射出成形される金属製(特に軽金属製)の成形品であってもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、固定型と可動型とを備え、可動型側の部分にアンダーカット部を有する成形品を射出成形する射出成形金型に有用である。
1 成形品
2 アンダーカット部
20 射出成形金型
21 固定型
21a 固定型における可動型との型合わせ面
22 可動型
22a 可動型における固定型との型合わせ面
23 キャビティ
31 ロッド部材(被付勢部材)
35 空気バネ
40 ブロック部材
45 当接部
46 成形品突き出し部
47 アンダーカット成形部
52 当接部材
55 ガイド部
56 第1ガイド部
57 第2ガイド部
58 第3ガイド部
61 第1ガイドピン
62 第1ガイド孔
63 第2ガイドピン
64 第2ガイド孔
65 第3ガイドピン
66 第3ガイド孔

Claims (4)

  1. 固定型と、該固定型に対して接近及び離間する方向に移動して型閉じ及び型開きを行う可動型とを備え、型閉じ状態で該固定型及び該可動型間に形成されたキャビティに材料を射出して成形品を射出成形する射出成形金型であって、
    上記成形品は、上記可動型側の部分にアンダーカット部を有するものであり、
    上記アンダーカット部を成形するためのアンダーカット成形部と、
    上記可動型に、該可動型の移動方向に相対移動可能に設けられ、該可動型に対して可動型の移動方向の固定型側に付勢されて、型閉じ状態で、固定型側の端面が固定型に当接する被付勢部材と、
    上記成形品の成形後の型開きの際、上記被付勢部材の固定型側の端面が上記固定型に当接した状態で、該被付勢部材が上記可動型に対して該可動型の移動方向の固定型側に所定量移動したときに、該被付勢部材が当接する当接部、該被付勢部材が該当接部に当接した後に該当接部が該被付勢部材によって固定型側に押圧されることで、上記成形品を上記可動型から固定型側に突き出す成形品突き出し部、及び上記アンダーカット成形部が設けられているとともに、上記可動型に配設されたブロック部材と、
    上記当接部が上記被付勢部材によって固定型側に押圧されたときに、上記ブロック部材を上記可動型の移動方向に対して斜め方向に移動するようにガイドするガイド部とを備え、
    上記ブロック部材は、上記当接部が上記被付勢部材によって固定型側に押圧されたときに、上記ガイド部によって上記斜め方向に移動することで、上記成形品突き出し部により上記成形品を上記可動型から固定型側に突き出しながら、上記アンダーカット成形部を上記アンダーカット部から上記可動型の移動方向に対して横方向に型抜きするように構成されていることを特徴とする射出成形金型。
  2. 請求項1記載の射出成形金型において、
    上記被付勢部材は、上記可動型の移動方向に延びるロッド部材で構成されていて、上記ブロック部材を該移動方向に貫通する貫通孔に挿通されているとともに、該ロッド部材の長さ方向の中間部に鍔部が設けられ、
    上記当接部は、上記ブロック部材における上記貫通孔の固定型側の開口部に設けられた当接部材に設けられ、
    上記ロッド部材は、上記成形品の成形後の型開きの際、該ロッド部材が上記可動型に対して該可動型の移動方向の固定型側に所定量移動したときに、上記鍔部が上記当接部材の当接部に当接して、該当接後に該鍔部によって該当接部を固定型側に押圧するように構成されていることを特徴とする射出成形金型。
  3. 請求項1又は2記載の射出成形金型において、
    上記ガイド部は、第1、第2及び第3ガイド部からなり、
    上記第1ガイド部は、上記可動型に固定されかつ上記斜め方向に延びる第1ガイドピンと、上記ブロック部材に設けられ、該第1ガイドピンが嵌合する第1ガイド孔とで構成され、
    上記第2ガイド部は、上記可動型に固定されかつ上記斜め方向に延びる第2ガイドピンと、上記ブロック部材に設けられ、該第2ガイドピンが嵌合する第2ガイド孔とで構成され、
    上記第3ガイド部は、上記ブロック部材に固定されかつ上記斜め方向に延びる第3ガイドピンと、上記可動型に設けられ、該第3ガイドピンが嵌合する第3ガイド孔とで構成されていることを特徴とする射出成形金型。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の射出成形金型において、
    上記被付勢部材及び上記当接部は、上記可動型における上記固定型との型合わせ面に対応する部分に設けられ、
    上記成形品突き出し部は、上記可動型における上記キャビティに面する部分に設けられていることを特徴とする射出成形金型。
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