JP2014205315A - 射出成形金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】金型の構造を複雑にすることなく、成形品を正常に離型できるようにする。【解決手段】射出成形金型10は、キャビティ型12とコア型11とを有し、コア型11に、型開き時に成形品13を突き出すための突き出し機構20が設けられている。突き出し機構20は、成形品13を突き出すためのブロック部材21と、型開きの開始時から遅延してブロック部材21をキャビティ型12方向に押し出すための遅延機構とを備えている。【選択図】図3

Description

本発明は射出成形金型に関し、特に成形品を金型から離型させるための突き出し機構を有する射出成形金型に関する。
一般に、自動車のバンパー等の部品は、金型を用いた射出成形により形成されている。通常、キャビティ型とコア型とにより構成される射出成形金型から成形品を離型する際に、その成形品は冷却・固化工程により収縮してコア型の表面に張り付いた状態となっている。このため、コア型に設けられたエジェクタープレート及びエジェクターピンを用いて、成形品をコア型の表面から突き出すことにより、成形品を離型している。
特許文献1には、そのような成形品の離型のためのエジェクターピン及びエジェクタープレートを含む構成に加えて、バネ部材により付勢されたスライドコアを利用してアンダーカット部の型抜きを行う構成についても開示されている。
同様に、特許文献2にも、バネの付勢力を利用してスライドコアをアンダーカット部の型抜き方向に移動させることにより、アンダーカット部の型抜きを行う構成について開示されている。
特開平07−266384号公報 特開2000−301581号公報
ところで、エジェクタープレート及びエジェクターピンをコア型に設ける場合、コア型を貫通するようにエジェクターピンを配設するため、コア型の剛性が低下してしまう。さらにコア型の構造が複雑となり、その組み立てやメンテナンス等が困難となる。そこで、上記特許文献1及び特許文献2に記載されているアンダーカット部の処理と同様に、エジェクターピンの作動にバネの付勢力を利用することが考えられる。すなわち、コア型の表面に、キャビティ型側に付勢された成形品を突き出すためのブロック部材を設けることにより、型開きと共に、そのブロック部材が上記付勢力により成形品を突き出すことができる。
このようにすると、エジェクタープレート及びエジェクターピンを必要とせず、コア型の所望の位置に溝を設けて、該溝内にバネ等の付勢部材によりキャビティ型方向に付勢されたブロック部材を設けることができる。その結果、エジェクターピンがコア型を貫通することがないため、コア型の剛性を低下させることなく、また、コア型の構造を簡略化できる。
しかしながら、上記のような構成にすると、型開き時に、ブロック部材が付勢力によりキャビティ型に当接したまま、キャビティ型の移動に追従して成形品を突き出すため、成形品がキャビティ型に取られ易くなり、成形品を正常に離型できないおそれがある。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、金型の構造を複雑にすることなく、成形品を正常に離型できるようにすることにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、射出成形金型において、型開き時に成形品を突き出すためのブロック部材が設けられ、ブロック部材による成形品の突き出しが型開きから遅延して行われるようにするための遅延機構が設けられた構成とした。
具体的に、本発明に係る射出成形金型は、キャビティ型とコア型とを有し、コア型に、型開き時に成形品を突き出すための突き出し機構が設けられた射出成形金型であって、突き出し機構は、成形品を突き出すためのブロック部材と、型開きの開始時から遅延してブロック部材をキャビティ型方向に押し出すための遅延機構とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る射出成形金型によると、遅延機構が型開きの開始時から遅延してブロック部材をキャビティ型方向に押し出すため、成形品がキャビティ型から離間した状態でブロック部材に突き出されるので、成形品がキャビティ型に取られることを防止でき、成形品を正常に離型することが可能となる。
本発明に係る射出成形金型において、遅延機構は、キャビティ型方向に付勢された被付勢部材を備え、被付勢部材は、型閉じ時にはキャビティ型に移動を規制されており、型開き時には付勢により前記キャビティ型方向に移動し、被付勢部材には、型閉じ時にブロック部材と押出方向に離間し、型開き時に付勢により所定量移動することでブロック部材と当接してブロック部材をキャビティ型方向に押し出す押出部が設けられていることが好ましい。
このようにすると、型開き時に、まず被付勢部材がキャビティ型方向に移動した後、被付勢部材の押出部がブロック部材に当接し、ブロック部材をキャビティ型方向に押し出すことにより、成形品が突き出される。すなわち、型開きの開始から遅延してブロック部材がキャビティ型方向に移動して成形品を突き出すため、成形品がキャビティ型に取られることを防止できる。また、本発明の突き出し機構及び遅延機構は、上記のように、コア型にブロック部材や被付勢部材を設けるだけの単純な構成であるため、金型の構造が複雑にならず、金型の組み立て及びメンテナンスが容易となる。また、金型を貫通するエジェクターピン等を設ける必要もないため、金型の剛性の低下を防止できる。
本発明に係る射出成形金型は、キャビティ型及びコア型と共に成形品のアンダーカット部を成形するためのサイドコアをさらに備え、サイドコアは、アンダーカット部の型抜き方向に付勢され、型閉じ時には、キャビティ型に移動を規制されており、型開き時に前記付勢により、アンダーカット部を型抜きするように移動し、ブロック部材は、サイドコアの移動の後に、キャビティ型方向に押し出されるように構成されていることが好ましい。
このようにすると、サイドコアがアンダーカット部の型抜き方向に付勢され、該付勢力により型開き時にアンダーカット部を型抜きするように移動するため、型開きと共に、他の工程を必要とせずに成形品の突き出しのみならず、アンダーカット部の処理が可能となる。この場合も、上記構成に型抜き方向に付勢されたサイドコアを追加したのみで、簡単な構造であり、金型の構造を複雑にすることはない。
本発明に係る射出成形金型において、被付勢部材は、ブロック部材を押出方向に貫通し、型閉じ時にはキャビティ型に先端部が当接してキャビティ型方向の移動が規制された棒状部材であり、ブロック部材は、成形品の開口部に対応する位置に配置され、ブロック部材の上面は、型閉じ時において成形品の開口部を通ってキャビティ型に当接し、上面の周縁部にはキャビティ型と離間し且つ成形品に当接する段差部が形成され、型開き時に段差部により成形品が突き出されることが好ましい。
このようにすると、ブロック部材の上面は成形品の開口部を通ってキャビティ型に当接し、ブロック部材の上面の周縁部に形成された段差部が成形品と当接することとなる。このため、型開き時にブロック部材の上面がキャビティ型と離れた後に、その上面の周縁部における段差部が成形品を突き出すので、成形品がキャビティ型に取られることを防止できる。
本発明に係る射出成形金型において、被付勢部材は、その軸方向中間部に押出部として鍔部が形成され、型開き時に鍔部が前記ブロック部材に当接してブロック部材を前記キャビティ型方向に押し出すことが好ましい。
このようにすると、被付勢部材の押出部が鍔部であるため、被付勢部材の移動に伴って鍔部が移動して、安定してブロック部材に当接して、ブロック部材をキャビティ型方向に押し出すことができる。
本発明に係る射出成形金型において、ブロック部材は、第1付勢部材によりキャビティ型側に付勢され、遅延機構は、型閉じ時にはブロック部材にその付勢方向に対向して当接し、第1付勢部材よりも付勢力が大きい第2付勢部材によりブロック部材側に付勢された遅延用ブロックを含み、型開き時において、第2付勢部材の付勢力により遅延用ブロックがブロック部材側に移動した後に、第1付勢部材の付勢力によりブロック部材が遅延用ブロック側に移動することで成形品が突き出されるように構成されていることを特徴とする。
このようにすると、コア型に設けられ、第1付勢部材によりキャビティ型方向に付勢されたブロック部材と、第1付勢部材よりも付勢力が強い第2付勢部材によりブロック部材側に付勢された遅延用ブロックとが対向して設けられているため、型開き時にまず遅延用ブロックのみがブロック部材側に移動する。そして、遅延用ブロックの移動が終了した後に、ブロック部材が遅延用ブロック側に移動する。このため、型開きの開始から遅延してブロック部材が移動するので、成形品からキャビティ型が離れた後に成形品が突き出しブロックにより突き出されることとなる。その結果、型開き時に成形品がキャビティ型に取られることがなく、正常に成形品を離型できる。
本発明に係る射出成形金型によると、成形品がキャビティ型に取られることなく、正常に成形品を離型できる。また、金型の構造が複雑でないため、金型の組み立て及びメンテナンスが容易となり、さらに、金型を貫通するエジェクターピン等を設ける必要もないため、金型の剛性の低下を防止できる。
本発明の実施形態に係る射出成形金型により形成されるバンパーを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る射出成形金型を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る射出成形金型の型閉じ時における突き出し機構を示す断面図である。 (a)〜(c)は本発明の実施形態に係る射出成形金型の突き出し機構による成形品の突き出し動作を順次示す断面図である。 (a)〜(c)は本発明の実施形態に係る射出成形金型によるアンダーカット部の処理動作を順次示す断面図である。 本発明の実施形態に係る射出成形金型のサイドコアの構造を示す拡大図である。 本発明の他の実施形態に係る射出成形金型の型閉じ時における突き出し機構を示す断面図である。 (a)〜(c)は本発明の他の実施形態に係る射出成形金型の突き出し機構による成形品の突き出し動作を順次示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでない。
(射出成形金型の構成)
本実施形態では、図1に示すようなバンパー1を射出成形により形成するための射出成形金型を例として説明する。なお、バンパー1を例として説明するが、本発明に係る射出成形金型は、他の成形品を形成するための金型にも当然に適用できる。バンパー1にはその周縁部に内側(車体側)に折り曲げられたような形状のフランジ部2,3が形成されている。このようなバンパー1は、通常、弾性を有する合成樹脂、例えばポリプロピレン等により構成される。
次に、上記バンパー1を射出成形により形成するための射出成形金型の構成について図2を参照しながら説明する。図2は本実施形態に係る射出成形金型を示す断面図である。なお、図2では図の簡略化のために、後に説明する突き出し機構20のガイドピンを省略している。
図2に示すように、本実施形態に係る射出成形金型10は、コア型11と、キャビティ型12とを含み、コア型11とキャビティ型12との間のキャビティ内に樹脂が射出され、バンパー1となる成形品13が形成される。コア型11は、コア型支持台14に取り付けられ、キャビティ型12は、キャビティ型支持台15に取り付けられており、型閉じ時にコア型支持台14がキャビティ型12に近づく方向に移動し、逆に、型開き時にキャビティ型12から離れる方向に移動するように構成されている。
射出成形金型10は、バンパー1のフランジ部3、すなわちアンダーカット部13aとなる部分を型抜きするためのサイドコア16をさらに備えている。サイドコア16は、コア型11におけるコア型支持台14側に形成された凹部19内に設けられている。凹部19の底面(図2では右側面)には、サイドコア16をキャビティ型12の方向(図2の左方向)に付勢するバネ部材等の付勢部材17が設けられており、これにより、サイドコア16のキャビティ型12側の面(当接面)16aは、キャビティ型12に当接している。また、サイドコア16は、型開き時にアンダーカット部13aに係合し、上記付勢力によりアンダーカット部13をコア型11から型抜きするための凸部16bを有する。
コア型11は上記凹部19の他に、その表面に複数の溝部18が設けられており、これら溝部18には、型開き時に、コア型11に張り付いた成形品13を突き出すための突き出し機構20が設けられている。なお、溝部18は、成形品13の開口部に対応する位置に設けられている。
(突き出し機構の構成)
ここで、突き出し機構20の具体的な構成について図3を参照しながら説明する。図3は、突き出し機構の構成を示す断面図である。なお、図3では型閉じ時の状態を示している。
図3に示すように、コア型11の表面の溝部18に設けられた突き出し機構20は、成形品13を突き出すためのブロック部材である突き出しブロック21と、突き出しブロック21を溝部18の深さ方向に貫通し、その軸方向中間部に突き出しブロック21を押し出すための押出部である鍔部22aを有する棒状のロッド(被付勢部材)22とを備えている。さらに、突き出し機構20は、ロッド22を溝部18の外側方向(図3では上方)に付勢する付勢部材としてコイルスプリング23と、ロッド22の両側において突き出しブロック21を溝部18の深さ方向に貫通し、突き出しブロック21の位置を規制し且つその移動をガイドするガイドピン24とをさらに備えている。
突き出しブロック21は、型閉じ時において、その頂面21aがキャビティ型12に当接するように配設されている。また、突き出しブロック21の頂面21aの周縁部には、段差部21bが設けられている。上述の通り、成形品13は開口部を有しており、上記頂面21aの位置に成形品13の開口部が対応しており、頂面21aは成形品13の開口部を通ってキャビティ型12に当接し、突き出しブロック21の段差部21bはキャビティ型12と離間しており、段差部21bとキャビティ型12との間に成形品13が配置される。また、突き出しブロック21には、その頂面21aから下面まで貫通し、突き出しブロック21の中央部に位置する貫通孔21c、及びその両側に位置する貫通孔21d,21eが形成されている。また、コア型11には、それらの貫通孔21c,21d,21eとそれぞれ連通する溝部11c,11d,11eが形成されている。貫通孔21cの上部は下部よりも径が小さく、このため、貫通孔21cの上部と下部との境界には、型開き時にロッド22の鍔部22aに当接される当接面21fが形成されている。なお、貫通孔21cの下部と溝部11cとは同等の径を有するように構成されている。
ロッド22は、上記貫通孔のうち中央に設けられた貫通孔21c及び溝部11c内に配設されている。さらに貫通孔21c及び溝部11c内にはコイルスプリング23が、ロッド22をキャビティ型12方向(図3では上方)に付勢するように配設されている。このため、型閉じ時においてロッド22の上端面は、キャビティ型12に当接している。具体的に、コイルスプリング23は、その下端部が溝部11cの下面に当接し、その上端部がロッド22の鍔部22aに当接して、ロッド22を上方に付勢している。ここで、ロッド22の鍔部22aは、上述の通りロッド22の軸方向の中間部に設けられており、鍔部22の径は、貫通孔21cの下部の径よりも小さく且つ貫通孔21cの上部の径よりも大きい。また、型閉じ時において、鍔部22aと当接面21fとの間に間隙が設けられている。後に詳細に説明するが、ロッド22及びコイルスプリング23によりブロック部材21を型開き開始時から遅延してキャビティ型12方向に押し出すための遅延機構50を構成している。すなわち、遅延機構50は、型開き時に、コイルスプリング23によりロッド22が溝部18の外側(図3では上方)に押し出されて、鍔部22が上記間隙分だけ移動して突き出しブロック21の当接面21fに当接した後に、突き出しブロック21を上方に押し上げるように構成されている。なお、本実施形態ではコイルスプリング23を用いているが、ロッド22をキャビティ型12方向に付勢できるものであれば、他の付勢部材を代用しても構わない。
ガイドピン24は、前記貫通孔21cの両側に設けられた貫通孔21d,21e及び溝部11d,11e内に設けられている。ロッド22によって突き出しブロック21が上方に押し出される際に、ガイドピン24が突き出しブロック21の移動をガイドする。ガイドピン24は、その上部に径が拡大された係止部24aを有し、一方、貫通孔21d,21eの上部の径は、下部の径よりも大きく形成されている。具体的に、貫通孔21d,21eの上部の径は、ガイドピン24の係止部24aの径よりもわずかに大きく、貫通孔21d,21eの下部の径は係止部24aの径よりも小さい。このため、突き出しブロック21が上方に所定量移動すると、係止部24aが貫通孔21d,21eの上部と下部との境界面21gに当接し、突き出しブロック21がそれ以上上方に移動しないように規制する。これにより、突き出しブロック21は、再度キャビティ型12に当接することがないため、成形品13がキャビティ型12に取られることがない。
次に、本実施形態における突き出し機構20による成形品13の突き出し動作について図4(a)〜(c)を参照しながら説明する。図4(a)〜(c)は突き出し機構20による成形品13の突き出し動作を順次示している。
まず、図4(a)に示すように、型閉じ時において、突き出しブロック21の頂面21a及びロッド22の上端面は、キャビティ型12に当接した状態であり、このときロッド22はコイルスプリング23によりキャビティ型方向(図4(a)では上方)に付勢されている。
次に、型開きの開始時では、図4(b)に示すように、コア型11がキャビティ型12から離れるため、コイルスプリング23の付勢力によってロッド22がキャビティ型12方向(図4(b)では上方)に押し上げられて、鍔部22aが突き出しブロック21の当接面21fに当接する。
さらに、コア型11がキャビティ型12から離れると、図4(c)に示すように、コイルスプリング23の付勢力により当接面21fに当接した鍔部22aが突き出しブロック21をキャビティ型12方向(図4(c)では上方)に押し上げる。これにより、突き出しブロック21の段差部21b上に配置された成形品13がコア型11の表面から突き出されることとなる。また、突き出しブロック21が所定量押し上げられると、突き出しブロック21の上記境界面21gにガイドピン24の係止部24aが当接し、突き出しブロック21の移動を止める。これにより、上述の通り、突き出しブロック21が、再度キャビティ型12に当接することにより、成形品13がキャビティ型12に取られることを防止している。
以上のように、本実施形態に係る射出成形金型10を用いると、型開き工程とは別にエジェクターピン等を用いた成形品13の突き出し工程を必要とせず、型開きと共に、突き出し機構20によりコア型11の表面に張り付いた成形品13を突き出すことができる。また、突き出し機構20は、簡単な構造であり、金型の組み立て及びメンテナンスを困難にすることはない。さらに、この構造では、コア型を貫通する必要もないため、金型の剛性を低下することもない。
本実施形態では、上記の通り、突き出し機構20として成形品13を突き出すためのブロック部材である突き出しブロック21と、突き出しブロック21を貫通する棒状のロッド22が用いられているが、このような構成に限られず、型開きの開始から遅延して突き出しブロック21がキャビティ型12方向に移動するような構成であればよい。例えば、ブロック部材を押し出す被付勢部材がロッド22のような棒状部材でなくブロック状の部材であってもよいし、ブロック部材を貫通せずに、ブロック部材の外側に配置されていてもよい。
(アンダーカット部処理)
次に、本実施形態に係る射出成形金型10における成形品13のアンダーカット部13aの処理について図5(a)〜(c)を参照しながら説明する。図5(a)〜(c)は型開き時のサイドコア16の動作について順次示す図である。図5では図の簡略化のために、突き出し機構20のガイドピン24を省略している。
まず、図5(a)に示すように、型閉じ時において、コア型11におけるコア型支持台14側に形成された凹部19内に設けられたサイドコア16は、そのコア型11側の側面(図5(a)では右側)に当接するように配設された付勢部材17により、アンダーカット部13aの型抜き方向(図5(a)では左側)に付勢されており、サイドコア16のキャビティ型12側の側面(当接面)16aはキャビティ型12に当接している。なお、当接面16aは、上方に向かうに従ってコア型11方向に傾いた傾斜面である。
次に、型開きを開始すると、図5(b)に示すように、付勢部材17の付勢力によりサイドコア16の左側への移動が開始する。なお、この時点では、上記突き出し機構20においてロッド22のみがコイルスプリング23により上方に押し上げられ、突き出しブロック21は押し上げられていない。
さらに、型開きが進むと、図5(c)に示すように、サイドコア16の凸部16bがアンダーカット部13に係合した状態で、サイドコア16が左側にさらに押し出されるため、成形品13のアンダーカット部13aがコア型11から完全に型抜きされる。続いて、上記突き出し機構20における突き出しブロック21がコイルスプリング23の付勢力によりロッド22の鍔部22aに押し上げられ、コア型11の表面から成形品13が突き出される。これにより、アンダーカット部13aを有する成形品13が完全に離型される。
以上の通り、本実施形態では、突き出し機構20における突き出しブロック21は、型開き開始直後に上方に押し上げられることがなく、一方、サイドコア16は、型開きの開始と共に、付勢部材17の付勢力によりアンダーカット部をコア型11から型抜きする方向に移動するように構成されている。すなわち、サイドコア16が付勢部材17により移動された後に、突き出しブロック21がロッド22の鍔部22aに押し上げられるように構成されている。
なお、サイドコア16が付勢部材17により移動されるタイミングは、サイドコア16におけるキャビティ型12側の当接面16aの傾斜角(コア型支持台14の表面と当接面16aとの角度)の大きさにより調整できる。すなわち、その傾斜角の角度を小さくすると、型開き時にサイドコアがキャビティ型12からわずかに離れることでサイドコア16が押し出されるため、サイドコア16が押し出されるタイミングを早くすることができる。逆に、その傾斜角の角度の大きさを大きくすると、サイドコア16が押し出されるタイミングを遅くすることができる。
一方、突き出しブロック21が押し出されるタイミングは、ロッド22の鍔部22aと突き出しブロック21の当接面21fとの距離を変えることにより調整できる。すなわち、その距離を小さくすることにより、突き出しブロック21が押し出されるタイミングを早くすることができ、逆にその距離を大きくすることによりそのタイミングを遅くすることができる。これらを調整することで、アンダーカット部13aの処理及び成形品13の突き出しのタイミングを調整することができる。
以上の通り、本実施形態に係る射出成形金型10では、複雑の構造を必要とすることなく、型開きと共に、アンダーカット部の処理及び成形品13の突き出すことが可能である。
また、本実施形態に係る射出成形金型10におけるサイドコア16には、アンギュラピンが設けられていない。通常、アンダーカット部13aを型抜きするためのサイドコアには、型開き時及び型閉じ時にサイドコアを移動させるためにアンギュラピンが設けられているが、本実施形態ではサイドコア16にアンギュラピンを設けない構成で、サイドコア16を移動可能としている。図6にサイドコア16における当接面16a付近の拡大図を示す。具体的に、図6に示すように、サイドコア16の当接面16aを傾斜面とし、型閉じ時にその当接面16aにキャビティ型12が最初に当接する位置が、付勢部材17が配置された位置に対応する位置(図6の一点鎖線で示す位置)となるように構成されている。このような構成により、キャビティ型12に当接される傾斜した当接面16aが、アンギュラピンと同様にサイドコア16の移動をガイドするように機能する。また、型閉じ時に、キャビティ型12がサイドコア16を、付勢部材17が配置された位置に対応する位置で押し込むため、サイドコア16に余計なモーメントが生じることを防止している。
(本発明の他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態として上記の突き出し機構20とは異なる構成を有する突き出し機構30について図7を参照しながら説明する。図7は、突き出し機構30の構成を示す断面図である。なお、図7は型閉じ時の状態を示している。
図7に示すように、本発明の他の実施形態に係る突き出し機構30は、上記突き出し機構20と比較して、コア型11だけでなくキャビティ型12にも突き出し機構30の部材が設けられていることが異なる。
具体的に、突き出し機構30は、コア型11の表面に形成された溝部11fと、キャビティ型12の表面で且つコア型11に形成された溝部11fに対応する位置に形成された溝部12fに設けられている。突き出し機構30は、コア型11における溝部11f内に、突き出しブロック31と、該突き出しブロック31を溝部11fの外側(図7では右方向)に付勢する第1スプリング32と、溝部11fの深さ方向に延び、突き出しブロック31を貫通するように設けられた第1ピン33とを備えている。なお、本実施形態においては、突き出しブロック31の頂面周縁部の一部のみに段差部が設けられ、その段差部に成形品13が当接しており、突き出しブロック31が押し出された際に、その段差部により成形品13が突き出されるように構成されている。また、突き出し機構30は、キャビティ型12における溝部12f内に、遅延機構60として、遅延用ブロック34と、該遅延用ブロック34を溝部12fの外側(図7では左方向)に付勢する第2スプリング35と、溝部12fの深さ方向に延び、遅延用ブロック34を貫通するように設けられた第2ピン36とを備えている。
第1スプリング32が突き出しブロック31を付勢する付勢力は、第2スプリング35が遅延用ブロック34を付勢する付勢力よりも小さくなるように構成されている。また、第1ピン33及び第2ピン36は、上記ガイドピン24と同様にその先端部に径が拡大された係止部33a及び36aをそれぞれ有している。また、突き出しブロック31及び遅延用ブロック34には、上記突き出しブロック21の貫通孔21d,21eと同様に径が深さ方向の途中で変わる貫通孔31a及び34aが形成されている。このため、上記突き出しブロック21及びガイドピン24と同様に、突き出しブロック31は、所定量移動した後に、第1ピン33の係止部33aが貫通孔31aの径が変わる境界面(当接面)31bに当接されてその移動が規制されるように構成されている。同様に、遅延用ブロック34は、所定量移動した後に、第2ピン36の係止部36aが貫通孔34aの径が変わる境界面(当接面)34bに当接されてその移動が規制されるように構成されている。
次に、突き出し機構30の型開き時の動作について図8(a)〜(c)を参照しながら説明する。図8(a)〜(c)は、突き出し機構30の型開き時の動作を順次示す図である。
まず、図8(a)に示すように、型開き前において、突き出し機構30における突き出しブロック31及び遅延用ブロック34は互いに当接した状態にある。このとき、突き出しブロック31は、第1スプリング32によりコア型11の溝部11fの外側(図8(a)では右方向)に付勢され、遅延用ブロック34は、第2スプリングによりキャビティ型12の溝部12fの外側(図8(a)では左方向)に付勢されている。
次に、型開き開始時において、図8(b)に示すように、コア型11がキャビティ型12から離れると、第2スプリング35の付勢力により遅延用ブロック34がコア型11方向(図8(b)では左側)に押し出される。このとき、遅延用ブロック34に当接された突き出しブロック31は、第1スプリング32によりキャビティ型12方向(図8(b)では右側)に付勢されているものの、上述の通り第1スプリング32の付勢力は第2スプリング35の付勢力よりも小さいため、突き出しブロック31は移動しない。
さらに型開きが進むと、図8(c)に示すように、遅延用ブロック34は、第2ピンの係止部36aに係止され、所定量以上にコア型11方向(図8(c)では左側)に押し出されない。このため、遅延用ブロック34から突き出しブロック31が離れる。そうすると、突き出しブロック31が第1スプリング32の付勢力によりキャビティ型12方向(図8(c)では右側)に押し出される。その結果、コア型11の表面に張り付いていた成形品13が離型されることとなる。
このような突き出し機構30を用いても、上記突き出し機構20と同様に、型開き工程とは別に、エジェクターピン等を用いた突き出し工程を行う必要はなく、型開き工程と共に、成形品13の突き出しを行うことができる。
10 射出成形金型
11 コア型
12 キャビティ型
13 成形品
16 サイドコア
17 付勢部材
20,30 突き出し機構
21,31 突き出しブロック(ブロック部材)
22 ロッド(被付勢部材)
22a 鍔部(押出部)
23 コイルスプリング
32 第1スプリング
34 遅延用ブロック
35 第2スプリング
50,60 遅延機構

Claims (6)

  1. キャビティ型とコア型とを有し、前記コア型に、型開き時に成形品を突き出すための突き出し機構が設けられた射出成形金型であって、
    前記突き出し機構は、前記成形品を突き出すためのブロック部材と、型開きの開始時から遅延して前記ブロック部材をキャビティ型方向に押し出すための遅延機構とを備えていることを特徴とする射出成形金型。
  2. 前記遅延機構は、前記キャビティ型方向に付勢された被付勢部材を備え、
    前記被付勢部材は、型閉じ時には前記キャビティ型により移動を規制されており、型開き時には前記付勢により前記キャビティ型方向に移動し、
    前記被付勢部材には、型閉じ時に前記ブロック部材と押出方向に離間し、型開き時に前記付勢により所定量移動することで前記ブロック部材と当接して前記ブロック部材を前記キャビティ型方向に押し出す押出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形金型。
  3. 前記キャビティ型及びコア型と共に前記成形品のアンダーカット部を成形するためのサイドコアをさらに備え、
    前記サイドコアは、前記アンダーカット部の型抜き方向に付勢され、型閉じ時には、前記キャビティ型に移動を規制されており、型開き時に前記付勢により、前記アンダーカット部を型抜きするように移動し、
    前記ブロック部材は、前記サイドコアの移動の後に、前記キャビティ型方向に押し出されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形金型。
  4. 前記被付勢部材は、前記ブロック部材を押出方向に貫通し、型閉じ時には前記キャビティ型に先端部が当接してキャビティ型方向の移動が規制された棒状部材であり、
    前記ブロック部材は、前記成形品の開口部に対応する位置に配置され、
    前記ブロック部材の上面は、型閉じ時において前記成形品の開口部を通って前記キャビティ型に当接し、前記上面の周縁部には前記キャビティ型と離間し且つ前記成形品に当接する段差部が形成され、型開き時に前記段差部により前記成形品が突き出されることを特徴とする請求項2又は3に記載の射出成形金型。
  5. 前記被付勢部材は、その軸方向中間部に前記押出部として鍔部が形成され、型開き時に前記鍔部が前記ブロック部材に当接して前記ブロック部材を前記キャビティ型方向に押し出すことを特徴とする請求項4に記載の射出成形金型。
  6. 前記ブロック部材は、第1付勢部材により前記キャビティ型側に付勢され、
    前記遅延機構は、型閉じ時には前記ブロック部材にその付勢方向に対向して当接し、前記第1付勢部材よりも付勢力が大きい第2付勢部材により前記ブロック部材側に付勢された遅延用ブロックを含み、
    型開き時において、前記第2付勢部材の付勢力により前記遅延用ブロックが前記ブロック部材側に移動した後に、前記第1付勢部材の付勢力により前記ブロック部材が前記遅延用ブロック側に移動することで前記成形品が突き出されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形金型。
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