JPH0671703A - 樹脂成形用金型装置 - Google Patents

樹脂成形用金型装置

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JPH0671703A
JPH0671703A JP22743792A JP22743792A JPH0671703A JP H0671703 A JPH0671703 A JP H0671703A JP 22743792 A JP22743792 A JP 22743792A JP 22743792 A JP22743792 A JP 22743792A JP H0671703 A JPH0671703 A JP H0671703A
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JP
Japan
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ejector
ejector pin
pin
plate
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JP22743792A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Yamauchi
計彦 山内
Kenichi Tsukui
賢一 津久井
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • B29C45/4435Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using inclined, tiltable or flexible undercut forming elements driven by the ejector means

Abstract

(57)【要約】 【目的】エジェクタピンの不具合を発生させることな
く、アンダーカット部を有した樹脂成形品を金型から容
易に取り出すこと。 【構成】本発明に係る樹脂成形用金型装置は、固定側型
板23および可動側型板27間に画成される製品キャビ
ティ28にスライドブロック33を臨ませて配置すると
ともに、このスライドブロック33にエジェクタピンを
39連係させ、該エジェクタピン39の進出移動の際に
上記スライドブロック33を型開閉方向Xに対して傾斜
する方向に進出移動させるようにした樹脂成形用金型装
置において、可動側型板27に傾斜ガイド孔35を形成
し、上記スライドブロック33に設けられたアンギュラ
ピン34をこの傾斜ガイド孔35に嵌挿させることによ
って該スライドブロック33を傾斜する方向に移動可能
に支承させるとともに、上記スライドブロック33およ
び上記エジェクタピン39の間を、両端部に枢着点4
0,40を有したリンク桿38によって互いに連係させ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形等においてア
ンダーカット部を有した樹脂成形品を成形する際に適用
される樹脂成形用金型装置に関するもので、詳しくは、
複数の型板間に画成される製品キャビティにスライドブ
ロックを臨ませて配置するとともに、このスライドブロ
ックにエジェクタピンを連係させ、該エジェクタピンの
進出移動の際に上記スライドブロックを型開閉方向に対
して傾斜する方向に進出移動させるようにした樹脂成形
用金型装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より射出成形等においてアンダーカ
ット部を有した樹脂成形品を成形する場合には、製品キ
ャビティにスライドブロックを臨ませて配置した樹脂成
形用金型装置を適用し、型板を互いに拡開させた際に、
このスライドブロックを型開閉方向に対して傾斜する方
向に適宜進出移動させることによって樹脂成形品を金型
から取り出すようにしている。
【0003】図7および図8は、この種の樹脂成形用金
型装置を概念的に示したもので、それぞれ射出成形に適
用される樹脂成形用金型装置を示している。
【0004】図7に示す樹脂成形用金型装置は、型開閉
方向(図中の矢印X方向)に対して略直角方向に延在す
る横孔1aを有した樹脂成形品1を成形する際に適用さ
れるもので、可動側型板2にエジェクタピン3を介して
エジェクタプレート4に連係されたスライドブロック5
を備えるとともに、このスライドブロック5に上記横孔
1a用のピン5aを備えている。エジェクタピン3は、
型開閉方向Xに対して傾斜する態様で上記可動側型板2
に進退可能に配設されており、その基端部が上記エジェ
クタプレート4にスライド可能に支承され、かつその先
端部が上記スライドブロック5に固着されている。
【0005】この樹脂成形用金型装置では、図7(a)
に示す状態から可動側型板2を固定側型板6に対して拡
開させた際に、該可動側型板2に対してエジェクタロッ
ド7を突出移動させると、エジェクタプレート4および
エジェクタピン3を介してスライドブロック5が型開閉
方向Xに対して傾斜する方向に進出移動され、上記横孔
1a用のピン5aが樹脂成形品1の横孔1aから抜け出
るため、該樹脂成形品1を型板2,6から取り出すこと
が可能となる。
【0006】一方、図8に示す樹脂成形用金型装置は、
型開閉方向(図中の矢印X方向)に対して略直角方向に
延在する内曲げ部分11aを有した樹脂成形品11を成
形する際に適用されるもので、可動側型板12にコアブ
ロック13とスライドブロック14とを備えている。コ
アブロック13は、上記内曲げ部分11aの外表面に対
応した部位に配置されるもので、エジェクタプレート1
5から型開閉方向Xに沿って配設されたエジェクタピン
16の先端部に固着されている。スライドブロック14
は、上記樹脂成形品11における上記内曲げ部分11a
の内表面に対応した部位の近傍に配置されるもので、上
記エジェクタプレート15にスライド可能に支承され、
かつ型開閉方向Xに対して傾斜する態様で配設されたエ
ジェクタピン17の先端部に固着されている。
【0007】この樹脂成形用金型装置においても、図8
(a)に示す状態から可動側型板12を固定側型板18
に対して拡開させた際に、上記可動側型板12に対して
図示していないエジェクタロッドを突出移動させると、
エジェクタプレート15およびエジェクタピン17を介
してスライドブロック14が型開閉方向Xに対して傾斜
する方向に進出移動され、このスライドブロック14が
樹脂成形品11の内曲げ部分11aから抜け出るため、
該樹脂成形品11を型板12,18から取り出すことが
可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の樹脂成形用金型装置では、いずれもエジェクタピン
3,17の進退移動がそのままスライドブロック5,1
4の型開閉方向Xに対して傾斜する方向への移動となる
ため、該エジェクタピン3,17を型開閉方向Xに対し
て傾斜する態様で配設しなければならない。換言すれ
ば、エジェクタロッド7およびエジェクタプレート4,
15の移動方向とエジェクタピン3,17の移動方向と
を互いに一致させることができない。
【0009】このような樹脂成形用金型装置において
は、エジェクタプレート4,15の移動の際に、上記傾
斜したエジェクタピン3,17に繰り返し曲げ応力が加
えられることとなり、これらエジェクタピン3,17の
摺動部にカジリや偏摩耗等の不具合が発生する虞れがあ
るばかりか、エジェクタピン3,17そのものの曲がり
や折れが招来される虞れもある。
【0010】本発明の目的は、上記実情に鑑みて、エジ
ェクタピンの不具合を発生させることなく、アンダーカ
ット部を有した樹脂成形品を金型から容易に取り出すこ
とのできる樹脂成形用金型装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂成形用
金型装置は、複数の型板間に画成される製品キャビティ
にスライドブロックを臨ませて配置するとともに、この
スライドブロックにエジェクタピンを連係させ、該エジ
ェクタピンの進出移動の際に上記スライドブロックを型
開閉方向に対して傾斜する方向に進出移動させるように
した樹脂成形用金型装置において、一方の型板に対して
上記スライドブロックを上記傾斜する方向に移動可能に
支承させる案内手段と、上記スライドブロックおよび上
記エジェクタピンの間を互いに連係し、かつ該エジェク
タピンの進退移動を上記スライドブロックの進退移動に
変換する移動変換手段とを備えている。
【0012】
【作用】上記構成によれば、エジェクタピンを型開閉方
向に沿って配設した状態で、スライドブロックを型開閉
方向に対して傾斜する方向に進出移動させることができ
る。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳細に説明する。図4は、本発明に係る樹脂成形用金型
装置を示したもので、図2に示すように、型開閉方向
(図中の矢印X方向)に対して略直角方向に延在する横
孔20aを有した樹脂成形品20を成形する際に適用さ
れる射出成形用金型装置を例示している。
【0014】図4に示すように、この金型装置では、固
定側取付板21に中間プレート22を介して固定側型板
23が配設される一方、可動側取付板24にスペーサブ
ロック25および受け板26を介して可動側型板27が
配設されており、これら型板23,27を互いに閉塞さ
せた際に、上記固定側型板23に設けられたキャビティ
23aと上記可動側型板27に設けられたコア27aと
の間に製品キャビティ28が画成されることになる。
【0015】また、上記金型装置は、上記可動側取付板
24と上記受け板26との間にエジェクタプレート29
を備えている。エジェクタプレート29は、型開閉方向
Xに向けて分割される一対のプレート構成要素29a,
29bから構成され、該型開閉方向Xに沿って移動可能
に配設されており、上記製品キャビティ28の画成域外
の適宜箇所にリターンピン30およびスプルロックピン
31を備えるとともに、該製品キャビティ28の画成域
に対応する部位の適宜箇所に突出し用エジェクタピン3
2を備えている。これらリターンピン30、スプルロッ
クピン31および突出し用エジェクタピン32は、それ
ぞれ型開閉方向Xに沿って延設されており、個々の先端
部を上記受け板26を介して上記可動側型板27から出
没させる態様で、該可動側型板27内に移動可能に支承
されている。
【0016】一方、上記金型装置は、上記可動側型板2
7における樹脂成形品20の横孔20aに対応する部分
の近傍にスライドコアブロック(スライドブロック)3
3を備えている。スライドコアブロック33は、図1乃
至図3に示すように、その一側面に上記横孔20a用の
コアピン33aを備えるとともに、その一端面にアンギ
ュラピン(案内手段)34を備えており、図3に示すよ
うに、該アンギュラピン34を上記可動側型板27に形
成された傾斜ガイド孔(案内手段)35にブッシュ36
を介して嵌挿することにより、該可動側型板27に対し
て進退移動可能に支承されている。なお、図からも明ら
かなように、この傾斜ガイド孔35の向きは、スライド
コアブロック33が可動側型板27から進出移動した場
合に、そのコアピン33aが樹脂成形品20の横孔20
aから抜け出る方向に傾斜されている。
【0017】また、上記スライドコアブロック33に
は、図1および図2に示すように、連結桿37が配設さ
れている。連結桿37は、上記アンギュラピン34より
も十分短い長さを有しており、上記スライドコアブロッ
ク33におけるアンギュラピン34が配設された端面か
ら型開閉方向Xに沿って延設されている。
【0018】図からも明らかなように、この連結桿37
には、その先端部にリンク桿38を介して上記エジェク
タプレート29から型開閉方向Xに沿って延設されたエ
ジェクタピン39が接続されている。リンク桿38は、
その両端部に上記エジェクタピン39の軸心およびアン
ギュラピン34の軸心の両者に直交する方向に沿って配
設された枢着軸(枢着点)40,40を備えており、こ
れら枢着軸40,40を介して上記連結桿37とエジェ
クタピン39との間を、個々の枢着軸40,40の軸心
回りに揺動可能に連係している。
【0019】上記のように構成された金型装置では、ま
ず上記可動側取付板24を介して可動側型板27を上記
固定側型板23に対して閉塞させ、かつエジェクタプレ
ート29が該可動側型板27に対して最も縮退した状態
で製品キャビティ28に溶融樹脂が射出される。このと
き、図からも明らかなように、上記スライドコアブロッ
ク33は、その一部分が製品キャビティ28に臨んで配
置されている。
【0020】溶融樹脂を射出した後、適宜保圧、冷却す
ることによって該溶融樹脂が製品キャビティ28内で固
化されると、上記固定側型板23に対して上記可動側型
板27が拡開移動され、さらにこの状態からエジェクタ
ロッド41が作動することにより、エジェクタプレート
29およびエジェクタピン32,39を介して樹脂成形
品20の取り出しが行われる。
【0021】その際、上記金型装置によれば、図4に示
すように、エジェクタプレート29から延在するエジェ
クタピン32,39がすべて型開閉方向Xに沿って配設
されているため、エジェクタプレート29の移動の際に
これらエジェクタピン32,39に曲げ応力が加えられ
ることはない。したがって、エジェクタピン32,39
の摺動部にカジリや偏摩耗等の不具合が発生することは
なく、またエジェクタピン32,39自身の曲がりや折
れが招来されることもない。
【0022】しかも、図2(b)および図3(b)に示
すように、上記エジェクタピン39の型開閉方向Xに沿
った進出移動に伴い、リンク桿38が適宜揺動すること
によってスライドコアブロック33が傾斜ガイド孔35
に沿って進出移動され、すなわちスライドコアブロック
33が型開閉方向Xに対して傾斜する方向に移動され、
上記コアピン33aが樹脂成形品20の横孔20aから
抜け出るため、該樹脂成形品20の取り出しを容易に行
うことができる。
【0023】なお、上記の状態からエジェクタロッド4
1を縮退させ、かつ可動側型板27を固定側型板23に
対して閉塞させると、リターンピン30が該固定側型板
23に当接することによってエジェクタプレート29が
該可動側型板27に対して最も縮退した状態に配置さ
れ、エジェクタロッド41が縮退することにより、固定
側型板23に干渉することなくスライドコアブロック3
3が製品キャビティ28に臨んだ位置に復帰されること
になる。
【0024】図5は、本発明に係る樹脂成形用金型装置
の変形例を概念的に示したもので、型開閉方向(図中の
矢印X方向)に対して略直角方向に延在する内曲げ部分
50aを有した樹脂成形品50を成形する際に適用され
る射出成形用金型装置の要部を例示している。なお、こ
の図5に示す金型装置においては、先に示した実施例に
対してアンダーカット処理に関する構成のみが異なって
おり、その他の基本構成に関しては先の実施例と同様で
あるため、以下にはアンダーカット処理に関する構成に
ついて詳述する。
【0025】この金型装置は、可動側型板51における
樹脂成形品50の内曲げ部分50aに対応する部位の近
傍にコアブロック52およびスライドコアブロック(ス
ライドブロック)53を備えている。
【0026】コアブロック52は、上記内曲げ部分50
aの外表面に対応した部位に配置されるもので、エジェ
クタプレート54から型開閉方向Xに沿って配設された
エジェクタピン55の先端部に固着されている。
【0027】スライドコアブロック53は、上記樹脂成
形品50における上記内曲げ部分50aの内表面に対応
した部位に配置されるもので、その一側面に上記内曲げ
部分50aの内表面に対応した突部53aを有するとと
もに、図6に示すように、上記可動側型板51に形成さ
れた傾斜ガイド面(案内手段)51aに合致する傾斜面
(案内手段)53bを有し、さらに該可動側型板51の
傾斜ガイド面51aに設けられた一対のガイド突部(案
内手段)51b,51bに係合する一対のガイド凹部
(案内手段)53c,53cを有しており、このガイド
凹部53c,53cを上記ガイド突部51b,51bに
係合させることにより、上記可動側型板51の傾斜ガイ
ド面51aに上記傾斜面53bを摺接させる態様で該可
動側型板51に対して進退移動可能に支承されている。
図からも明らかなように、上記傾斜面53bの向きは、
上記スライドコアブロック53が可動側型板51から進
出移動した場合に、その突部53aが樹脂成形品50の
内曲げ部分50aから抜け出る方向に傾斜されている。
【0028】また、上記スライドコアブロック53に
は、図5に示すように、ガイドレール(案内路)56が
設けられている。ガイドレール56は、上記傾斜面53
bに対して近接離反する方向に沿って延在されており、
上記可動側型板51に接する端面に形成された凹部53
d内に配設されている。図からも明らかなように、この
ガイドレール56には、スライダ57を介して上記エジ
ェクタプレート54から型開閉方向Xに沿って延設され
たエジェクタピン58が接続されている。スライダ57
は、上記ガイドレール56の延在方向に沿ってスライド
可能に嵌合されており、該ガイドレール56と上記エジ
ェクタピン58との間を移動可能に連係している。
【0029】上記のように構成された金型装置では、ま
ず図5(a)に示すように、可動側取付板59を介して
上記可動側型板51を固定側型板60に対して閉塞さ
せ、かつエジェクタプレート54が該可動側型板51に
対して最も縮退した状態で製品キャビティ61に溶融樹
脂が射出される。このとき、図からも明らかなように、
上記コアブロック52および上記スライドコアブロック
53は、それぞれの一部分が製品キャビティ61に臨ん
で配置されている。
【0030】溶融樹脂を射出した後、適宜保圧、冷却す
ることによって該溶融樹脂が製品キャビティ61内で固
化されると、上記可動側型板51が上記固定側型板60
に対して拡開移動され、さらにこの状態から図示してい
ないエジェクタロッドが作動することにより、図5
(b)に示すように、エジェクタプレート54およびエ
ジェクタピン55,58を介して樹脂成形品50の取り
出しが行われる。
【0031】その際、上記金型装置によれば、エジェク
タプレート54から延在するエジェクタピン55,58
がすべて型開閉方向Xに沿って配設されているため、エ
ジェクタプレート54の移動の際にこれらエジェクタピ
ン55,58に曲げ応力が加えられることはない。した
がって、エジェクタピン55,58の摺動部にカジリや
偏摩耗等の不具合が発生することはなく、またエジェク
タピン55,58自身の曲がりや折れが招来されること
もない。
【0032】しかも、図5(b)に示すように、エジェ
クタピン58の型開閉方向Xに沿った進出移動に伴い、
スライダ57が適宜移動することによってスライドコア
ブロック53が互いに係合するガイド突部51b,51
bおよびガイド凹部53c,53cを介して上記可動側
型板51の傾斜ガイド面51aを進出移動され、すなわ
ちスライドコアブロック53が型開閉方向Xに対して傾
斜する方向に移動され、その突部53aが樹脂成形品5
0の内曲げ部分50aから抜け出るため、該樹脂成形品
50の取り出しを容易に行うことができる。
【0033】なお、アンギュラピンによってスライドコ
アブロックを案内する場合にリンク桿による移動変換手
段を適用する一方、互いに係合するガイド突部およびガ
イド凹部により、傾斜面を介してスライドコアブロック
を傾斜ガイド面に沿って案内する場合に案内路およびス
ライダによる移動変換手段を適用した樹脂成形用金型装
置を例示しているが、本発明ではこれらに限定されず、
たとえば逆の態様、すなわちアンギュラピンによってス
ライドコアブロックを案内する場合に案内路およびスラ
イダによる移動変換手段を適用する一方、互いに係合す
るガイド突部およびガイド凹部により、傾斜面を介して
スライドコアブロックを傾斜ガイド面に沿って案内する
場合にリンク桿による移動変換手段を適用するようにし
てももちろん構わない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る樹脂
成形用金型装置によれば、エジェクタピンを型開閉方向
に沿って配設した状態で、スライドブロックを型開閉方
向に対して傾斜する方向に進出移動させることができる
ため、エジェクタピンの不具合を発生させることなく、
アンダーカット部を有した樹脂成形品を金型から容易に
取り出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る樹脂成形用金型装置の要
部を概念的に示した断面図である。
【図2】図2(a)は、図1における II−II 線断面
図、図2(b)は、その拡開した状態を概念的に示す断
面図である。
【図3】図3(a)は、図1における III−III 線断面
図、図3(b)は、その拡開した状態を概念的に示す断
面図である。
【図4】図4は、本発明に係る樹脂成形用金型装置を示
した断面図である。
【図5】図5は、本発明に係る樹脂成形用金型装置の変
形例を概念的に示したもので、図5(a)は、閉塞した
状態を示す要部断面図、図5(b)は、拡開した状態を
示す要部断面図である。
【図6】図6は、図5(a)における VI−VI 線断面図
である。
【図7】図7は、従来の樹脂成形用金型装置を概念的に
示したもので、図7(a)は、閉塞した状態を示す要部
断面図、図7(b)は、拡開した状態を示す要部断面図
である。
【図8】図8は、従来の樹脂成形用金型装置を概念的に
示したもので、図8(a)は、閉塞した状態を示す要部
断面図、図8(b)は、拡開した状態を示す要部断面図
である。
【符号の説明】
23,27,51,60…型板 28,61…製品キャビティ 33,53…スライドブロック 34,35,51a,51b,53b,53c…案内手
段 38…リンク桿 39,58…エジェクタピン 40…枢着点 56…案内路 57…スライダ X…型開閉方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の型板間に画成される製品キャビテ
    ィにスライドブロックを臨ませて配置するとともに、こ
    のスライドブロックにエジェクタピンを連係させ、該エ
    ジェクタピンの進出移動の際に上記スライドブロックを
    型開閉方向に対して傾斜する方向に進出移動させるよう
    にした樹脂成形用金型装置において、 一方の型板に対して上記スライドブロックを上記傾斜す
    る方向に移動可能に支承させる案内手段と、 上記スライドブロックおよび上記エジェクタピンの間を
    互いに連係し、かつ該エジェクタピンの進退移動を上記
    スライドブロックの進退移動に変換する移動変換手段と
    を備えたことを特徴とする樹脂成形用金型装置。
  2. 【請求項2】 上記移動変換手段は、両端部にそれぞれ
    枢着点を有するリンク桿を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の樹脂成形用金型装置。
  3. 【請求項3】 上記移動変換手段は、上記エジェクタピ
    ンの軸心に交差する方向に沿う態様で延設され、この延
    設方向に沿って上記エジェクタピンの先端部に配設され
    たスライダを上記スライドブロックに対して移動可能に
    支承する案内路を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の樹脂成形用金型装置。
JP22743792A 1992-08-26 1992-08-26 樹脂成形用金型装置 Pending JPH0671703A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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