JP2969137B2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP2969137B2 JP13853594A JP13853594A JP2969137B2 JP 2969137 B2 JP2969137 B2 JP 2969137B2 JP 13853594 A JP13853594 A JP 13853594A JP 13853594 A JP13853594 A JP 13853594A JP 2969137 B2 JP2969137 B2 JP 2969137B2
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潔治 木暮
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノックアウトプレート
またはノックアウトプレートとエジェクタピンとを備え
た射出成形金型において、ノックアウトプレートを確実
かつ安定的に開いて成型品を離型することのできる射出
成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形金型において型内で冷却固化し
た成型品を取り出す方法は、主としてエジェクタピン
(傾斜ピンを含む)を用いる方法、ノックアウトプレ
ートを用いる方法およびとを併用する方法とに分
類される。この内、は広く一般的に用いられている方
法で成型品の離型抵抗が比較的小さいものに適用され
る。は離型抵抗が大きく、エジェクタピン方式では成
型品の変形やエジェクタピンの陥没が懸念され、また意
匠的に成型品にエジェクタピンの痕跡を残せないものに
適用される。通常は成形機のエジェクト機構により作動
させるが、成型品を自動落下で取り出す場合は、固定側
型板とノックアウトプレートとをスライダーまたはチェ
ーンで接続し、金型の開く動作を利用して型開き終了直
前にノックアウトプレートを作動させるようにしたもの
もある。の方法は、 のエジェクタピンの痕跡が許容
される場合に適用される。これにはエジェクタピンとノ
ックアウトプレートとをそれぞれエジェクタプレートに
接続し、成形機のエジェクタロッドを押し出すことによ
り同時にかつ同一ストロークで作動させる方式と、固定
側型板とノックアウトプレートとをスライダーを介して
連結し、金型の開く動作を利用して型開き終了直前にノ
ックアウトプレートを先に作動させ、続いてエジェクタ
ピンを任意のストロークで押し出す方式とがある。
【0003】図および図は上記の方式の異なる態
様を例示するもので、図に例示したものは、固定側取
付板aに固定側型板bを固定し、ノックアウトプレート
cに可動側型板d、スペーサーブロックe、可動側取付
板fを順次固定し、スペーサーブロックe内にエジェク
タピンgを組み込んだエジェクタプレートhを設け、こ
れを結合部材iによってノックアウトプレートcと連結
したもの[図(a)参照]で、成形機エジェクタロッド
jによりエジェクタプレートhを押し出すと、ノックア
ウトプレートcとエジェクタピンgとが同時に作動して
成型品kを取出せるようにしている[図(b)参照]。
他方、図(a)〜(c)に例示したものは、ノックア
ウトプレートcと固定側型板bの相対する両側面に、ス
ライダーmを設けてそれぞれを連結し、金型の開き終了
直前にノックアウトプレートcがスライダーmに引っ張
られて可動側型板dから少し移動するようにしたもの
で、これにより成型品kを金型から解離させて離型抵抗
を減少させ、エジェクタピンgを軽い作用力で作動させ
て成型品kを取出せるようにしている。このようにノッ
クアウトプレートとエジェクタピンとを併用する方式で
は、エジェクタピン単独の場合と比較してエジェクタピ
ンの負担が少なく、成型品へのピンの陥没や突き破りが
有効に防止できる。ノックアウトプレートの作用は成型
品の周縁部分や可動側型板内に埋入している部分にかか
り、エジェクタピンよりも作用面積が大きく、しかも押
出力が偏らないので成型品の変形が少ない。深い成型品
などで離型抵抗が大きい場合でも、ノックアウトプレー
トは少し移動するだけで成型品を金型から強制的に解離
させ、離型抵抗を大幅に減少させてエジェクタピンを軽
い力で突き出すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式では
ストロークが製品の深さによっては相当長くなる場合が
あり、ノックアウトプレート本来の機能からすると、ス
トロークが長過ぎて無駄が多く、エジェクタピンの負担
も大幅には軽減されない。スライダーを利用する方法は
ノックアウトプレートのストロークを短くすることがで
きエジェクタピンの負担も軽減される反面、スライダー
の長さによって型開きストロークが制限される。ストロ
ークの無駄を解決するには、ノックアウトプレートとエ
ジェクタピンの動作がそれぞれ独立していなければなら
ない。そこでノックアウトプレートの作動には型開き動
作または油圧機構などを利用することが必要であり、し
かもスライダーのような型開きストロークが制限される
方式を避けるためには、例えば固定側と可動側に取り付
ける機構部品相互が型開きによって分離する機構でなけ
ればならない。
【0005】 本発明はこのスライダー方式を発展させ
L字状こと直進型の平板カムとを組み合わせることに
よって、これらの課題を解決したものである。したがっ
て、本発明の目的は、型開きストロークが制限されるこ
となく、ノックアウトプレートのストロークを短くする
ことができ、ノックアウトプレートを確実かつ安定的に
開いて成型品を離型することのできる射出成形金型を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による射出成形金
型は、固定側型板と可動側型板との間にノックアウトプ
レートを備えた射出成形金型であって、固定側型板の側
面に、カム部の先端が狭まった形状の可動側に伸びる直
進型平板カムを設け、ノックアウトプレートの側面に、
その支点を有する2個のL字状てこを対称に設け、それ
ぞれのL字状てこの一端は可動側型板の型面に接触さ
せ、他端の先端部分に装着された車は作用時に直進型平
板カムのカム面に接触させていることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成の射出成形金型では、型開きに際し、
2個のL字状てこの他端の先端部分に装着された車を直
進型平板カムのカム面に添わせて移動させることで、そ
れぞれのL字状てこを外側に回動させ、その一端で可動
側型板の型面を押圧して、可動側型板とノックアウトプ
レートとを開き、キャビティ内の成形品を可動側型板か
ら解離させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る射出成形金型の詳細を、
図1〜図に示した実施態様に基づいて説明する。図1
は本発明の射出成形金型の実施態様を示すもので、その
(a)は縦断面図、(b)は側面図である。図2(a)
〜()はこの射出成形金型の開型時の動きを図1
)の部分側面図により操作順に示すものである。
【0009】 図1および図2において、21は固定側取付
板、22は固定側型板、23はノックアウトプレート、24は
可動側型板、25はスペーサーブロック、26は可動側取付
板、27はエジェクタピン、28はエジェクタプレート、29
はキャビティ、30は成形機エジェクタロッドである。3
1、31はノックアウトプレート23の側面に、間隔を置い
て左右対称に、それぞれ支点32、32において回動自在に
設けられた2個のL字状てこで、それぞれの一辺33、33
は可動側型板24の型面(または図示のように型面に沿っ
て取り付けられた支持板34の面、以下本発明では両者
を型面とする)に接し、その反対側の端には車35、35が
回動自在に設けられている。36は固定側型板22の側面に
基部37が固設されて先端の狭まった形状のカム部38が可
動側に伸びる直進型平板カムで、閉型時には基部37とカ
部38との間のカム部38より狭くなっている部分39が両
L字状てこ31、31の車35、35間に位置するように装着さ
れている。
【0010】この射出成形金型において、キャビティ29
内に溶融樹脂を注入・固化すると、可動側取付板26、同
型板24、ノックアウトプレート23などの後退により型開
きが行われる。するとノックアウトプレート23の動きに
つれて、これに設けられている1対のL字状てこ31、31
は、それぞれの車35、35がその間に位置する直進型平板
カム36の左右両側面、とくにカム部38の両側面の形状に
沿って互いに外側に移動することになり、特にカム部38
の周辺を移動する際には両L字状てこ31、31の車35、35
の間を押し広げ、それと共に両L字状てこ31、31は支点
32、32を中心に外側に回動し、反対側の端で可動側型板
24の型面を押圧することで、ノックアウトプレート23と
可動側型板24との間を一定距離開き、キャビティ29内の
成型品(図示せず)を可動側型板24から解離させる。型
開き完了後、本装置ではノックアウトプレート23には関
係なく、成形機エジェクタロッド30の作用により成型品
が取り出される。型閉めに際しては、ノックアウトプレ
ート23と可動側型板24とが一定距離開いたままの状態で
可動側取付板26などと前進すると、左右対称に回動して
車35、35の間が開いた両L字状てこ31、31は直進型平板
カム36のカム部38の左右両側方を通り、ノックアウトプ
レート23が固定側型板22に接した時点で、両L字状てこ
31、31の車35、35が直進型平板カム36の狭くなっている
部分19の左右両側方に至り、次のノックアウトプレート
23と可動側型板24との密着によって、両L字状てこ31、
31は支点32、32を中心に回動して、両L字状てこ31、31
の車35、35が直進型平板カム16を狭くなっている部分19
で挟持する、旧の状態に復する。
【0011】本発明は、L字状この形状構造について
上記実施態様に示したものに限定されるものではなく、
発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更するこ
とができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の射出成形金型によれば、L字
この増力作用によりノックアウトプレートを確実か
つ安定的に必要量だけ開けることができる。型開きス
トロークの最大量が制限されない。L字状こを金型
の側面に取り付けるので既存の金型の改造が簡単であ
り、また使用中の点検調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形金型の実施態様に係り、
その(a)は縦断面図、(b)は側面図である。
【図2】(a)〜()は、それぞれ図1に示した射出
成形金型について開型時の動きを図1()の部分側面
図により操作順に示すものである。
【図3】(a)および(b)はそれぞれ従来の射出成形
金型の一例を、操作順に示す縦断面図である。
【図4】従来の射出成形金型の別の例に係り、その
(a)は縦断面図、(b)および(c)はこの金型の開
型時の動きを部分側面図により操作順に示すものであ
る。
【符号の説明】
21‥固定側取付板、 22‥固定側
型板、 23‥ノックアウトプレート、 24‥可動側
型板、 25‥スペーサーブロック、 26‥可動側
取付板、 27‥エジェクタピン、 27‥エジェ
クタプレート、 29‥キャビティ、 30‥成形機
エジェクタロッド、 31‥L字状てこ、 32‥支点、 33‥一辺、 34‥支持
板、 35‥車、 36‥直進型
平板カム、 37‥基部、 38‥カム
部、 39‥狭くなっている部分 a‥固定側取付板、 b‥固定側
型板、 c‥ノックアウトプレート、 d‥可動側
型板、 e‥スペーサーブロック、 f‥可動側
取付板、 g‥エジェクタピン、 h‥エジェ
クタプレート、 i‥結合部材、 j‥成形機
エジェクタロッド、 k‥成型品、 m‥スライ
ダー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側型板と可動側型板との間にノックア
    ウトプレートを備えた射出成形金型であって、固定側型
    板の側面に、カム部の先端が狭まった形状の可動側に伸
    びる直進型平板カムを設け、ノックアウトプレートの側
    面に、その支点を有する2個のL字状てこを対称に設
    け、それぞれのL字状てこの一端は可動側型板の型面に
    接触させ、他端の先端部分に装着された車は作用時に直
    進型平板カムのカム面に接触させていることを特徴とす
    る射出成形金型。
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