JP2005297534A - 射出成形用金型装置及び射出成形方法 - Google Patents

射出成形用金型装置及び射出成形方法 Download PDF

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Yoshiki Ichikawa
佳樹 市川
Yoshitomo Indo
義知 印藤
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Abstract

【課題】成形異常により底浅に形成されてしまった不完全な成形品を押し出すことを可能にする。
【解決手段】固定側金型2と、固定側金型2に対して開閉可能であるとともに、固定側金型2との間にキャビティ6を形成する可動側金型3と、可動側金型3又は固定側金型2の少なくとも一方の金型に設けられ、キャビティ6に形成される成形品21の端面21aを押し出すストリッパープレート4とを備える射出成形用金型装置において、ストリッパープレート4が設けられた金型は先細り状の凸部8を有し、ストリッパープレート4は凸部の周りに少なくとも2分割され、2分割されたストリッパープレート4のうち端面21aに当接するブロック11を凸部8を挟持する方向に付勢するバネ13を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、一般射出成形における底が浅い成形品の離型が容易な射出成形用金型装置及び射出成形方法に関するものである。
従来、底が深い成形品を金型から離型する際に、成形品が長尺であるためにスリーブ突き出しピンでの内面突き出しができない場合、ストリッパープレートを使用して、成形品の全周囲を平行に押し出す構造の射出成形用金型装置が用いられている。
特許文献1には、ストリッパープレートが成形品の全周囲を平行に押し出す射出成形用金型装置が開示されている。
特開平6−344397号公報
しかしながら、内径の少なくとも一部が底方向に向って一様の勾配を保ちながら滑らかに小さくなっていく形状の成形品をストリッパープレートで平行に押し出す場合、ストリッパープレートは完全な形状で形成された成形品の端面に当接するように設計されているため、成形品が完全な形状であれば問題なく成形品を押し出せるが、初期の成形条件調節やトラブルにより樹脂が十分に充填されず、成形品が底浅に形成されてしまった場合、つまり、端面の内径が完全な形状と比べて小さく形成された場合、ストリッパープレートは内径が小さい不完全な成形品(以下、ショートショット品という)の端面に当接しない。よって、ストリッパープレートはショートショット品を金型から押し出すことができず、ショートショット品は金型に残ったままとなり、これを取り出す作業が別途必要になり、膨大な時間を要するという問題がある。
本発明の目的は、成形異常により底浅に形成されてしまった不完全な成形品(ショートショット品)を押し出すことが可能な射出成形用金型装置及び射出成形方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の射出成形用金型装置は、固定側金型と、前記固定側金型に対して開閉可能であるとともに、前記固定側金型との間にキャビティを形成する可動側金型と、前記可動側金型又は前記固定側金型の少なくとも一方の金型に設けられ、前記キャビティに形成される成形品の端面を押し出すストリッパープレートとを備える射出成形用金型装置において、前記ストリッパープレートが設けられた金型は先細り状の凸部を有し、前記ストリッパープレートは前記凸部の周りに少なくとも2分割され、前記ストリッパープレートのうち少なくとも前記端面に当接する部分を前記凸部に近接させる近接手段を設けたことを特徴とする。
本発明によると、ストリッパープレートのうち、少なくとも成形品の端面に当接する部分を金型の凸部に近接させる構成にされているため、成形品の底の深さに拘わらずストリッパープレートを確実に成形品の端面に当接させて、金型から離型させ、押し出すことができる。よって、例え成形異常によりショートショット品になったとしても、これを取り出す特別な作業を必要とせず、膨大な時間を浪費することもない。ここで、金型の凸部への近接とは、金型の凸部への当接を含む。
このとき、前記近接手段が、2分割された前記ストリッパープレートのうち前記端面に当接する部分を前記凸部を挟持する方向に付勢する付勢手段であることが好ましい。これによると、ストリッパープレートのうち成形品の端面に当接する部分を凸部を挟持する方向に付勢するため、成形品の底の深さに拘わらずストリッパープレートを確実に成形品の端面に当接させることができる。
さらにこのとき、2分割された前記ストリッパープレートの各々は、前記凸部の表面を摺動するローラーと、該ローラーが組み込まれて前記端面に当接するブロックと、該ブロックを前記凸部を挟持する方向に摺動自在に保持するガイドプレートとを備え、前記付勢手段は前記ガイドプレートと前記ブロックとの間に設けられることが好ましい。これによると、ローラーが組み込まれたブロックが付勢手段によって凸部を挟持する方向に付勢されているため、ストリッパープレートは簡単な構成で確実に金型の滑らかな一様勾配の斜面を摺動し、成形品の端面を押し出すことができる。
また、本発明においては、前記近接手段が、2分割された前記ストリッパープレートの各々に接続されて、前記ストリッパープレートを前記凸部の傾斜に沿って突き出すガイドピンであることが好ましい。これによると、ストリッパープレートが凸部の傾斜に沿って突き出るため、成形品の底の深さに拘わらずストリッパープレートを確実に成形品の端面に当接させることができる。
本発明の射出成形方法は、固定側金型とこれに対して開閉可能な可動側金型との間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して成形品を形成し、前記可動側金型又は前記固定側金型の少なくとも一方の金型に設けられたストリッパープレートで前記成形品の端面を押し出す射出成形方法において、前記ストリッパープレートが設けられた金型は先細り状の凸部を有し、前記ストリッパープレートを前記凸部の周りに少なくとも2分割し、2分割された前記ストリッパープレートのうち前記端面に当接する部分を前記凸部を挟持する方向に付勢し、前記ストリッパープレートを先細り状の前記凸部に沿わせながら押し出すようにしたことを特徴とする。
本発明によると、凸部を挟持する方向に付勢されたストリッパープレートは成形品の底の深さに拘わらず、確実に成形品を押し出すことができるため、ショートショット品を押し出すことができる。
また、本発明の射出成形方法は、固定側金型とこれに対して開閉可能な可動側金型との間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して成形品を形成し、前記可動側金型又は前記固定側金型の少なくとも一方の金型に設けられたストリッパープレートで前記成形品の端面を押し出す射出成形方法において、前記ストリッパープレートが設けられた金型は先細り状の凸部を有し、前記ストリッパープレートを前記凸部の周りに少なくとも2分割し、2分割された前記ストリッパープレートを先細り状の前記凸部の傾斜に沿って突き出すようにしたことを特徴とする。
本発明によると、凸部の傾斜に沿って突き出るストリッパープレートは成形品の底の深さに拘わらず、確実に成形品を押し出すことができるため、ショートショット品を押し出すことができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る射出成形用金型装置及び射出成形方法の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る射出成形用金型装置の構成を図1〜図4に基づいて説明する。
図1において、射出成形用金型装置1は、固定側金型2と、固定側金型2に対して開閉可能な可動側金型3と、ストリッパープレート4と、ガイドプレート14と、ガイドプレート14を突き出す突き出し棒5と、突き出し棒5を押し出すエジェクタプレート9と、エジェクタプレート9を押圧する押圧手段10とを備える。固定側金型2と可動側金型3との間にはキャビティ6が形成される。また、ノズルタッチ部24から溶融樹脂がキャビティ6に射出される。成形異常の場合には、キャビティ6に不完全な成形品(ショートショット品)21が形成される。
図1において、固定側金型2には凹部7が形成されており、可動側金型3には凹部7に対向する凸部8が設けられている。凸部8の少なくとも一部は平滑な一様勾配の斜面8aとなっている。図示しない係合手段により固定側金型2と可動側金型3とが接触状態で固定されると、凹部7と凸部8との間にキャビティ6が形成され、ここに溶融樹脂がノズルタッチ部24から射出され、後述するショートショット品21が成形される。また、可動側金型3は図示しない移動手段によりb方向に移動する(図2参照)。
図4に示す完全な成形品31は、内径の少なくとも一部が底方向に向って一様の勾配を保ちながら滑らかに小さくなっていく形状となっていることを特徴とする。本実施形態においては、成形品31は斜面を4面に有する角錐のコップ状であり、その斜面は凸部8の斜面8aにより形成される(図1参照)。また、本実施形態においては、成形品31は内側に2つの立ち壁22、外側に1つの突部23を有する。図1において、突部23はノズルタッチ部24から射出された溶融樹脂がキャビティ6に流入するための流路に成形された樹脂である。尚、立ち壁22の位置や数は特に限定されないが、立ち壁が多ければ金型からショートショット品21を取り出す作業がより困難になるため、後述する2組以上のストリッパープレート4,4がショートショット品21を平行に押し出すことが好ましい。
図1〜図3に示すショートショット品21は、トラブルや初期条件調節等の成形異常によりキャビティ6内に樹脂が十分に充填されず、完全な成形品31に比して底浅に形成されたものである。
図1において、ガイドプレート14は、突き出し棒5、エジェクタプレート9、押圧手段10、ストリッパープレート4とともに突き出し機構を構成している。図4は完全な成形品31を突き出し機構により突き出しているところを表している。このガイドプレート14には4本の突き出し棒5が連結されている。尚、突き出し棒5の数は4本に限られず、配置される位置も限定されない。図1に戻って、押圧手段10がエジェクタプレート9をa方向に平行に突き出すことで、突き出し棒5はa方向に進出し、ガイドプレート14をa方向に突き出す。ガイドプレート14は図4のように枠状となっており、完全な成形品31の端面31aに全周に渡って当接し、完全な成形品31を突き出すことができるストリッパープレートとして機能する。
図1において、このガイドプレート14は、対向する2辺において、ストリッパープレート4,4に2分割されている。ストリッパープレート4は、ブロック11と、ローラー12と、付勢手段であるバネ13と、ガイドプレート14から構成されている。バネ13は常時ブロック11を凸部8を挟持する方向に付勢している。尚、付勢手段はバネに限定されない。ストリッパープレート4,4は枠状のガイドプレート14に埋設されている。図3、図4のように、ガイドプレート14が突き出し棒5によりa方向に突き出されることで、ストリッパープレート4はローラー12の回転により滑らかに斜面8a上を摺動し、ショートショット品21の端面21aにブロック11を当接させてショートショット品21をa方向に押し出す。また、ブロック11と斜面8aとの間には僅かな隙間が保たれているが、この隙間は斜面8a上を摺動するローラー12を阻害するものではなく、ショートショット品21の端面21aとブロック11との当接に支障をきたすものでもない。ストリッパープレート4,4は2組設けられ、ショートショット品21を凸部8の長手方向に対して平行に押し出せるように配設されることが好ましい。また、ストリッパープレート4,4は斜面8a上を摺動して先細りの凸部8の先端に向って互いの間隔を狭めながら進出するため、ガイドプレート14と干渉しないように、その幅が完全な成形品31の端面の幅より狭く設定される。
上記の構成において、本実施形態に係る射出成形用金型装置の動作を通じて射出成形方法を説明する。
図1において、図示しない係合手段により接触状態で固定された固定側金型2と可動側金型3との間のキャビティ6に、ノズルタッチ部24から溶融樹脂が射出される。このとき、成形異常によりキャビティ6内に樹脂が十分に充填されず、キャビティ6に空洞が残る。その後、冷却過程を経て溶融樹脂は固化し、底浅のショートショット品21が形成される。
次に、図2において、図示しない移動手段により可動側金型3はb方向へ移動する。形成されたショートショット品21は固定側金型2から離型し、可動側金型3の凸部8に添着した状態となる。可動側金型3が固定側金型2に対して離間する距離は、完全な成形品31を押し出すのに十分な距離である。
次に、図3において、押圧手段10(図示せず)により突き出し棒5がa方向に進出する。このとき、ガイドプレート14は突き出し棒5により突き出され、a方向に直進するが、完全な成形品31の端面31aに当接するように設けられているため、ショートショット品21の端面21aに当接できない。一方、ストリッパープレート4,4はブロック11,11を凸部8の斜面8aに近接させた状態でローラー12,12の回転により平滑な一様勾配の斜面8a上を摺動する。よって、ストリッパープレート4,4はブロック11,11をショートショット品21の端面21aに当接させてショートショット品21を可動側金型3の凸部8から離型させ、可動側金型3から完全に突き出すことができる。尚、図4に示す完全な成形品31を押し出す場合、ガイドプレート14は完全な成形品31の端面31aに有効に当接して完全な成形品31を突き出すことができることはいうまでもない。
その後、突き出し棒5がb方向に後退することにより、ストリッパープレート4,4はブロック11,11を凸部8の斜面8aに近接させた状態でローラー12,12の回転により平滑な一様勾配の斜面8a上を摺動しながら後退し、ガイドプレート14と共に可動側金型3に収まる。
以上のように、本実施形態の射出成形用金型装置は、ストリッパープレートが可動側金型の凸部の平滑な一様勾配の斜面上を摺動する構成にされているため、成形品の底の深さに拘わらず確実にストリッパープレートを成形品の端面に当接させて、可動側金型から離型させ、押し出すことができる。よって、例え成形異常によりショートショット品になったとしても、これを取り出す特別な作業は不要で、膨大な時間を浪費することがない。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る射出成形用金型装置の構成を図5〜図8に基づいて説明する。尚、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を省略する。第2実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、突き出し機構が、突き出しブロック(ストリッパープレート)41a,41bと、突き出しブロック41a,41bの各々に一端が接続したガイドピン45a,45bと、ガイドピン45a,45bの各々の移動方向を案内するガイドブッシュ42a,42bと、ガイドピン45a,45bの各々の他端に接続したエジェクタプレート49a,49bと、エジェクタプレート49a,49bを押圧する押圧手段50a,50bとで構成されている点である。
図5において、ガイドピン45aは可動側金型3の図中左側に示した凸部8の斜面8aと同じ角度の勾配を有して、その一部が可動側金型3に内挿されている。また、ガイドピン45bは可動側金型3の図中右側に示した凸部8の斜面8aと同じ角度の勾配を有して、その一部が可動側金型3に内挿されている。そして、図6に示すように、可動側金型3がb方向に移動することで固定側金型2から離型した後、可動側金型3の外部に設けられた図中左側に示したエジェクタプレート49aが押圧手段50aによって図中左側に示した凸部8の斜面8aに平行な方向であるc方向に押圧される。また、図中右側に示したエジェクタプレート49bは押圧手段50bによって図中右側に示した凸部8の斜面8aに平行な方向であるd方向に押圧される。
図7に示すように、図中左側のガイドピン45aはエジェクタプレート49aの進出に伴って、ガイドブッシュ42aに案内されながらc方向に進出し、突き出しブロック41aをc方向に移動させる。一方、図中右側のガイドピン45bはエジェクタプレート49bの進出に伴って、ガイドブッシュ42bに案内されながらd方向に進出し、突き出しブロック41bをd方向に移動させる。ガイドピン45aの進出とガイドピン45bの進出は同時に行われる。突き出しブロック41aは図中左側に示した凸部8の斜面8aに対してわずかな隙間を保ちながらc方向に進出していくため、ショートショット品21の図中左側の端面21aに確実に当接する。また、突き出しブロック41bもまた、図中右側に示した凸部8の斜面8aに対してわずかな隙間を保ちながらd方向に進出していくため、ショートショット品21の図中右側の端面21aに確実に当接する。これにより、ショートショット品21を凸部8の長手方向に対して平行に突き出して確実に離型させ、可動側金型3から押し出すことができる。図8は本実施形態に係る射出成形用金型装置を示した斜視図であり、突き出しブロック41a,41bを同時に進出させて完全な成形品31を押し出している状態を示した図である。尚、突き出しブロック41a,41bの進出方向が夫々異なるため、突き出しブロック41a,41bに対応するエジェクタプレート49a,49b及び押圧手段50a,50bを夫々備えた構成としたが、突き出しブロック41a,41bを異なる2方向に同時に進出させる構成であれば、エジェクタプレート及び押圧手段の数は2つに限定されない。他の点については第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態の射出成形用金型装置は、突き出しブロック(ストリッパープレート)が可動側金型の凸部の平滑な一様勾配の斜面と平行な方向に移動する構成にされているため、成形品の底の深さに拘わらず確実にストリッパープレートを成形品の端面に当接させて、可動側金型から離型させ、押し出すことができる。よって、例え成形異常によりショートショット品になったとしても、これを取り出す特別な作業は不要で、膨大な時間を浪費することがない。
また、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲において変更が可能である。即ち、第1実施形態においては、直進するガイドプレート14が完全な成形品を突き出す構成となっており、ショートショット品の場合には、斜面を摺動可能な2つのストリッパープレート4,4が有効にショートショット品の端面を突き出す構成となっているが、図9に示すように、4分割されたストリッパープレート4,4,32,33が各々の斜面に摺動可能に設けられていても良い。この場合、互いのストリッパープレートが干渉しないように、各々の幅をショートショット品21(完全な成形品31)の底面の幅より狭く設定する必要がある。また、斜面上を摺動可能な2つのストリッパープレートが埋設されたガイドプレートが大枠であって、完全な成形品31に当接しない構成であっても良い。
同様に、第2実施形態において、4分割された突き出しブロックが、互いに干渉しない程度の幅を有して各々の斜面に設けられている構成であっても良い。係る場合、突き出し機構を4つ設けて、4分割された突き出しブロックの各々を4方向に同時に進出させることはいうまでもない。
また、成形品の形状は断面4角の角錐に限られず、ストリッパープレート(第2実施形態においては突き出しブロック)を略対向配置できるように、斜面を2面有する形状であるなら、5角錐、6角錐であっても良い。
また、成形品の断面形状の一部或いは全部が、円弧形状であっても良い。例えば、成形品が断面円形の円錐であっても、第1実施形態においては、ローラーが円錐の側面上を摺動することで、ストリッパープレートを円錐の端面に当接させることができるし、第2実施形態においては、突き出しブロックが円錐の側面に平行な方向に進出することで、突き出しブロックを円錐の端面に当接させることができる。
また、第1実施形態のストリッパープレート、或いは、第2実施形態の突き出しブロックが、可動側金型3に設けられた構成としたが、固定側金型2に設けられた構成であっても良い。
本発明の第1実施形態に係る射出成形用金型装置を示した断面図であり、射出後の状態を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る射出成形用金型装置を示した断面図であり、射出成形後に固定側金型と可動側金型とを開いた状態を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る射出成形用金型装置を示した断面図であり、2分割されたストリッパープレートを進出させて成形品を押し出している状態を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る射出成形用金型装置を示した斜視図であり、ストリッパープレートを進出させて成形品を押し出している状態を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る射出成形用金型装置を示した断面図であり、射出後の状態を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る射出成形用金型装置を示した断面図であり、射出成形後に固定側金型と可動側金型とを開いた状態を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る射出成形用金型装置を示した断面図であり、突き出しブロックを進出させて成形品を押し出している状態を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る射出成形用金型装置を示した斜視図であり、突き出しブロックを進出させて成形品を押し出している状態を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る射出成形用金型装置の変形例を示した斜視図であり、4分割されたストリッパープレートを進出させて成形品を押し出している状態を示した図である。
符号の説明
1 射出成形用金型装置
2 固定側金型
3 可動側金型
4 ストリッパープレート
5 突き出し棒
6 キャビティ
7 凹部
8 凸部
8a 斜面
9 エジェクタプレート
10 押圧手段
11 ブロック
12 ローラー
13 バネ(付勢手段)
14 ガイドプレート
21 成形品(ショートショット品)
21a 端面
22 立ち壁
23 突部
24 ノズルタッチ部
31 成形品(完全な成形品)
31a 端面
41a,41b 突き出しブロック(ストリッパープレート)
42a,42b ガイドブッシュ
45a,45b ガイドピン
49a,49b エジェクタプレート
50a,50b 押圧手段

Claims (6)

  1. 固定側金型と、前記固定側金型に対して開閉可能であるとともに、前記固定側金型との間にキャビティを形成する可動側金型と、前記可動側金型又は前記固定側金型の少なくとも一方の金型に設けられ、前記キャビティに形成される成形品の端面を押し出すストリッパープレートとを備える射出成形用金型装置において、前記ストリッパープレートが設けられた金型は先細り状の凸部を有し、前記ストリッパープレートは前記凸部の周りに少なくとも2分割され、前記ストリッパープレートのうち少なくとも前記端面に当接する部分を前記凸部に近接させる近接手段を設けたことを特徴とする射出成形用金型装置。
  2. 前記近接手段が、2分割された前記ストリッパープレートのうち前記端面に当接する部分を前記凸部を挟持する方向に付勢する付勢手段である請求項1に記載の射出成形用金型装置。
  3. 2分割された前記ストリッパープレートの各々は、前記凸部の表面を摺動するローラーと、該ローラーが組み込まれて前記端面に当接するブロックと、該ブロックを前記凸部を挟持する方向に摺動自在に保持するガイドプレートとを備え、前記付勢手段は前記ガイドプレートと前記ブロックとの間に設けられた請求項2に記載の射出成形用金型装置。
  4. 前記近接手段が、2分割された前記ストリッパープレートの各々に接続されて、前記ストリッパープレートを前記凸部の傾斜に沿って突き出すガイドピンである請求項1に記載の射出成形用金型装置。
  5. 固定側金型とこれに対して開閉可能な可動側金型との間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して成形品を形成し、前記可動側金型又は前記固定側金型の少なくとも一方の金型に設けられたストリッパープレートで前記成形品の端面を押し出す射出成形方法において、
    前記ストリッパープレートが設けられた金型は先細り状の凸部を有し、前記ストリッパープレートを前記凸部の周りに少なくとも2分割し、2分割された前記ストリッパープレートのうち前記端面に当接する部分を前記凸部を挟持する方向に付勢し、前記ストリッパープレートを先細り状の前記凸部に沿わせながら押し出すようにしたことを特徴とする射出成形方法。
  6. 固定側金型とこれに対して開閉可能な可動側金型との間に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出して成形品を形成し、前記可動側金型又は前記固定側金型の少なくとも一方の金型に設けられたストリッパープレートで前記成形品の端面を押し出す射出成形方法において、
    前記ストリッパープレートが設けられた金型は先細り状の凸部を有し、前記ストリッパープレートを前記凸部の周りに少なくとも2分割し、2分割された前記ストリッパープレートを先細り状の前記凸部の傾斜に沿って突き出すようにしたことを特徴とする射出成形方法。
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CN106182610A (zh) * 2016-07-08 2016-12-07 天津宏向塑料制品有限公司 一种冷却均匀的注塑模具
CN111421769A (zh) * 2020-05-29 2020-07-17 常州华威模具有限公司 一种具有多个顶出方向的模具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106182610A (zh) * 2016-07-08 2016-12-07 天津宏向塑料制品有限公司 一种冷却均匀的注塑模具
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