JPH0610577Y2 - リ−ド線の液密性、気密性良好な取付部構造 - Google Patents

リ−ド線の液密性、気密性良好な取付部構造

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JPH0610577Y2
JPH0610577Y2 JP8708586U JP8708586U JPH0610577Y2 JP H0610577 Y2 JPH0610577 Y2 JP H0610577Y2 JP 8708586 U JP8708586 U JP 8708586U JP 8708586 U JP8708586 U JP 8708586U JP H0610577 Y2 JPH0610577 Y2 JP H0610577Y2
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JP
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tightness
lead wire
liquid
air
mounting structure
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JP8708586U
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JPS62198621U (ja
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正幸 北村
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Yamari Industries Ltd
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Yamari Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、熱電対または測温抵抗体等の温度センサーを
先端に設けたリード線を測定対象装置としての容器壁体
を貫通して取付けるに際する液密性、気密性良好な取付
部構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、オイルタンク等において該タンク壁体を貫通し
て、熱電対や測温抵抗体等の温度センサーを取付けたリ
ード線を取付ける場合がある。第4図で示すものは、こ
のリード線を壁体に取付けた状態の従来例を示す断面説
明図であり、図中aがオイルタンク等の容器壁体であ
り、エポキシ樹脂cを介在させて、合成樹脂性外装部材
で外装したリード線dを内装したサポート用管体b一端
を壁体aに固定し、もって壁体a内部の液体や気体等が
該取付部分から外部に漏洩しないようにされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような取付部の構造においては、エポキシ
樹脂は硬化体となり、軟質外装材である合成樹脂製外装
材との間に使用途上隙間が形成されることがあり、容器
内の液体や気体がこの隙間を通じて、即ち、リード線表
面とエポキシ樹脂内面間の隙間を通じて外部へ漏洩する
ことがある。この漏洩を効果的に遮断することが、これ
ら装置に対する取付部構造として望まれている。本考案
は、このようなリード線の液密性、気密性良好な取付部
構造を提供せんとするにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記本考案の目的を達成する為に、本考案は液体又は気
体を内蔵する容器壁を貫通して気密性外装材で外被され
たリード線を取付部材に関係づけて液密性、気密性を保
有させて取付けてなるリード線の取付部構造において、 前記取付部材に管体を延設し、該管体を前記リード線に
外嵌し、適所周縁をカシメるとともに管体端部を含ん
で、管体からリード線の一部にかけて熱収縮チューブで
密着外装固定してなることを特徴とするリード線の液密
性、気密性良好な取付部構造を提供せんとするにある。
〔作用〕
以上の如く、本考案にかかる該取付部構造は、リード線
に管体を外嵌し、該管体外周をカシメてリード線と該管
体を互いに強く嵌合させ、内外のシール性を与えた上
に、管体端部を含んで管体からリード線の一部にかけて
熱収縮チューブで密着外装してなるので、更にこの部分
において、液密性、気密性を与えることができるのであ
る。
〔実施例〕
本考案の詳細を更に図示した実施例にもとづき説明す
る。第1図は前記本考案にかかるリード線の液密性、気
密性良好な取付部構造を示すものであり、図中1は壁体
であり、例えばオイルタンク等の壁体であって、その内
部には液体が内蔵される。この容器壁体1を貫通して気
密性外装材で外被されたリード線2を取付部材3に関係
づけて取付けるものであるが、該取付部材3として例示
したものは、フランジ4を有する筒体5であり、該筒体
5内部には前記リード線2を貫通内装することを可能と
し、フランジ4と壁体1とはボルト・ナット6によって
固定され、液密性、気密性が与えられている。この取付
部材3は、図例の如きフランジ4、筒体5、ボルト・ナ
ット6によるもの以外に、筒体5外面にネジを形成し、
該ネジを利用してコンプレッションフィッティングを取
付けた取付部材等も採用されうる。実施例では、この取
付部材3の端部、即ちフランジ4から外方へリード線2
に外嵌しうる管体7を延設している。この管体7内部に
も、前記取付部材3の筒体5内部と連通する通孔を有
し、内部にリード線2が内装され、図例の如く適所周縁
をカシメ8ている。次いで、管体7端部を含んで管体7
からリード線2の一部にかけて熱収縮チューブ9を密着
外装している。この熱収縮チューブ9の密着外装に際し
ては、管体7端部を含む外装構造が望まれ、更にはカシ
メ8部分をも外被する構造がのぞまれる。このようにす
ることにより、内外のリード線2表面を通じた液体、ま
たは気体の流出が防止され、液密性、気密性を向上させ
るものである。尚、実施例のものは壁体1内部、即ち図
中左側を内部としているが、壁体1の図中右方を内部と
して設定することも、当然可能である。
而して、本考案にかかるリード線の液密性、気密性良好
な取付部構造を採用することにより、壁体1の内部から
の液体や気体の流出は、まず取付部材3と壁体1との間
は従来もなされている各種のシール手段によって用意に
なされると同時に、取付部材3の内面とリード線2の表
面間の隙間から侵入した液体や気体は、管体7のカシメ
8部分で遮断されると同時に、熱収縮チューブ9の密着
外装部分によって二重のシール性が与えられ、壁体1の
取付部分における内外のリード線2外面に沿ったシール
性を飛躍的に向上させるものであり、しかも、この手段
は簡易な構造で簡便になしうることができる。
また、カシメ形状として第2図(イ)に示すとおり管体
7を環状カシメ8aすることにより均一なシール性が達成
される。更に第2図(ロ)に示すとおり多角形状に例え
ば図例の如く六角形カシメ8bすることによりリード線2
の回動を防止し機械的強度に優れるシール性が達成され
る。あるいは第3図に示すとおりカシメ箇所を複数点設
けることにより信頼性の高いシール性が達成される。
〔考案の効果〕
本考案は以上の如くなるので、リード線表面に沿った内
外のシールはカシメ部分と熱収縮チューブによって二重
にされ、液密性、気密性良好な取付部構造を提供するこ
とができ、かつ熱収縮チューブがリード線に与えられる
外部からの衝撃、震動に対して、支持強度を高めるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面説明図、第2図
(イ),(ロ)はカシメ部分の他の実施例を示す端面説
明図、第3図はカシメる箇所を複数とした他の実施例の
要部断面説明図、第4図は従来例を説明する断面説明図
である。 1:壁体、2:リード線、 3:取付部材、4:フランジ、 5:筒体、6:ボルト・ナット、 7:管体、8:カシメ、 9:熱収縮チューブ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体又は気体を内蔵する容器壁を貫通して
    気密性外装材で外被されたリード線を取付部材に関係づ
    けて液密性、気密性を保有させて取付けてなるリード線
    の取付部構造において、 前記取付部材に管体を延設し、該管体を前記リード線に
    外嵌し、適所周縁をカシメるとともに管体端部を含ん
    で、管体からリード線の一部にかけて熱収縮チューブで
    密着外装してなることを特徴とするリード線の液密性、
    気密性良好な取付部構造。
  2. 【請求項2】カシメの形状を環状又は多角形状とするこ
    とを特徴とする前記実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のリード線の液密性、気密性良好な取付部構造。
  3. 【請求項3】カシメる箇所を複数箇所とすることを特徴
    とする前記実用新案登録請求の範囲第1項または第2項
    記載のリード線の液密性、気密性良好な取付部構造。
JP8708586U 1986-06-06 1986-06-06 リ−ド線の液密性、気密性良好な取付部構造 Expired - Lifetime JPH0610577Y2 (ja)

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JPS62198621U JPS62198621U (ja) 1987-12-17
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