JP2505172Y2 - 管体用保護キャップ - Google Patents

管体用保護キャップ

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JP2505172Y2
JP2505172Y2 JP1989073862U JP7386289U JP2505172Y2 JP 2505172 Y2 JP2505172 Y2 JP 2505172Y2 JP 1989073862 U JP1989073862 U JP 1989073862U JP 7386289 U JP7386289 U JP 7386289U JP 2505172 Y2 JP2505172 Y2 JP 2505172Y2
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JP
Japan
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diameter
protective cap
tubular body
rubber ring
tubular
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隆 倉嶋
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、下水管、電纜管、ケーブル保護管等の合成
樹脂製の管体(例えば硬質塩化ビニル樹脂管)の受口部
に取り付けられる管体用保護キャップに関する。
(従来の技術) 近年、塩化ビニル樹脂製の管体を接続するにあたり、
接着剤を用いずに管体同士を接続するといったことが行
われている。それは、管体の一端部に受口部を形成し、
該受口部の内周に設けられた環状溝にゴムリングを設
け、この管体の受口部に別の管体の挿口部を差し込んで
接続するといったものである。
そこで、受口部の内周に設けられているゴムリングが
紫外線で劣化したり、管体の内部にゴミ等が侵入したり
するのを防止するため、あるいは運搬時、管体の端部を
保護するために、施工開始までの間、管体の両端部に保
護キャップを取り付けている。
従来、このような保護キャップとしては、例えば実開
昭57-21893号公報に記載されているようなものが知られ
ている。
この保護キャップは、合成樹脂により有底筒状に形成
されたもので、筒状部はストレート形状あるいは開口部
側から底部側に向けて次第に径が小さくなるテーパ形状
に形成されていた。
(考案が解決しようとする課題) これらの保護キャップは、しばしば管体の端部に取り
付けられた状態で施工現場等においてしばらく放置され
ることがある。そのような場合、日射によって管体内部
の空気が膨張し、内圧が上昇する。そこで、従来の保護
キャップにあっては、筒状部がストレート形状あるいは
開口部側から底部側に向けて次第に径が小さくなるテー
パ形状に形成されているので、その内圧の上昇により保
護キャップが管体から容易に抜け外れるといった問題が
あった。また、通常はゴムリングに潤滑剤が塗布されて
いるので、その潤滑剤が保護キャップの抜け外れを助け
ることにもなっていた。また、保護キャップは輸送時の
振動等によっても管体から外れることがあった。
本考案は、上記従来の問題に着目して成されたもの
で、抜け外れのない保護キャップを提供することを目的
としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の管体保護用キャ
ップは、内周に設けられた環状溝にゴムリングが装着さ
れた管体の受口部に対して差込可能な有底筒状に形成さ
れた管体用保護キャップにおいて、筒状部の、中程から
開口部にかけての部分が、開口部側から底部側に向けて
次第に径が小さくなるテーパ形状である縮径部に形成さ
れ、中程が最小外径部に形成され、中程から底部にかけ
ての部分が、開口部側から底部側に向けて次第に径が大
きくなるテーパ形状であると共に、最大外径が前記受口
部内周の環状溝に装着されているシーリングの最大内径
より大きい径の拡径部に形成されているものである。
(作用) 本考案の管体用保護キャップは、底部側から筒状部を
差し込むことにより管体の受口部に取り付けられる。こ
の時、筒状部の拡径部が前記受口部に設けられているゴ
ムリングを乗り越え、最小外径部がゴムリングの内側に
くるまで差し込む。
そうすると、前記拡径部の最大外径は前記ゴムリング
の最小内径よりも大きい径に形成されているので、拡径
部はゴムリングに係止されて抜け方向に移動規制され
る。そのため、内圧の上昇にかかわらず、保護キャップ
は管体から抜け外れるのが防止される。また、キャップ
を差し込む際の抵抗により、受口部にシールリングが装
着されているかどうかの確認もできる。また、ゴムリン
グは、筒状部の谷部をなす最小外径部上に位置するた
め、無理な力が作用して変形することがないよう保護さ
れる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図に基づいて実施例の構成を説明する。
本実施例の保護キャップ1は、合成樹脂を素材として
射出成形あるいはプレス成形により形成された合成樹脂
製キャップで、管体2の一端に形成された受口部20に対
して差込可能な有底筒状に形成されている。
そして、前記保護キャップ1の開口部11には、外向き
にフランジ12が形成されている。また、保護キャップ1
の筒状部13には、中程から開口部11にかけての部分が、
開口部11側から底部10側に向けて次第に径が小さくなる
テーパ形状に形成され、中程が最小外径部に形成され、
中程から底部10にかけての部分が、開口部11側から底部
10側に向けて次第に径が大きくなるテーパ形状に形成さ
れている。以下、中程から開口部11にかけての部分を縮
径部14とし、更に筒状部13の中程から底部10にかけての
部分を請求の範囲に対応させて拡径部15とする。
前記拡径部15は、管体2の受口部20の内周に設けられ
たゴムリング3の最小内径D2よりも最大外径D1が大きい
径に形成されている。尚、このゴムリング3の内周に
は、管体2の奥に向けて延出するリップ30が形成されて
おり、このリップ30の先端における径が前記最小内径D2
に相当するものである。また、前記ゴムリング3は、管
体2の受口部20に形成された断面半円状の環状溝201に
保持されており、内周面には潤滑剤が塗布されている。
また、管体2の受口部20と反対側の端部は、別の管体
2の受口部20に差し込まれる挿口部21として形成されて
おり、この挿口部21の外径は、前記受口部20の内径より
若干小さく形成されている。
次に、第2図及び第3図に基づいて実施例の作用を説
明する。
まず、第2図は、本実施例の管体用保護キャップ1を
管体2の受口部20に取り付けた状態を示している。
このように保護キャップ1は、底部10側から筒状部13
を差し込むことにより管体2の受口部20に取り付けられ
る。この時、筒状部13の拡径部15が前記受口部20に設け
られているゴムリング3を乗り越え、最小外径部がゴム
リングの内側にくるまで差し込む。
そうすると、前記拡径部15の最大外径D1は前記ゴムリ
ング3の最小内径D2よりも大きい径に形成されているの
で、拡径部15はゴムリング3に係止されて抜け方向に移
動規制される。そのため、保護キャップ1は管体2から
抜け外れるのが防止される。このとき、ゴムリング3
は、筒状部13の谷部をなす最小外径部上に位置するた
め、無理な力が作用して変形することがないよう保護さ
れる。また、保護キャップ1は、フランジ12が受口部11
の端面に当ることで管体2の内部に入り込むのも防止さ
れる。
次に、第3図は、本実施例の管体用保護キャップ1を
管体2の挿口部21に取り付けた状態を示している。
この場合、保護キャップ1は、管体2の挿口部21に対
して開口部11から筒状部13を被せるようにして取り付け
られる。従って、この取付状態では、筒状部13の縮径部
14と拡径部15の間の最小内径部分16が挿口部21の外周面
に線接触することで、シール性が確保されている。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本考
案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本考
案に含まれる。
更に、管体の挿口部に対して取り付けた際のシール性
を向上させるために、筒状部に内側へ突出する凸部等を
形成してもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の管体用保護キャッ
プにあっては、筒状部に形成されている拡径部によって
管体から抜け外れるのを防止できるので、管体に設けら
れているゴムリングの保護及び、管体内部へのゴミの侵
入防止といった保護キャップ本来の機能を保持すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の保護キャップと管体を示す断面
図、第2図及び第3図は前記保護キャップの使用状態を
示す断面図である。 1……保護キャップ 10……底部 11……開口部 13……筒状部 15……拡径部 2……管体 20……受け口 3……ゴムリング(シールリング)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周に設けられた環状溝にゴムリングが装
    着された管体の受口部に対して差込可能な有底筒状に形
    成された管体用保護キャップにおいて、筒状部の、中程
    から開口部にかけての部分が、開口部側から底部側に向
    けて次第に径が小さくなるテーパ形状である縮径部に形
    成され、中程が最小外径部に形成され、中程から底部に
    かけての部分が、開口部側から底部側に向けて次第に径
    が大きくなるテーパ形状であると共に、最大外径が前記
    受口部内周の環状溝に装着されているシーリングの最大
    内径より大きい径の拡径部に形成されていることを特徴
    とする管体用保護キャップ。
JP1989073862U 1989-06-23 1989-06-23 管体用保護キャップ Expired - Lifetime JP2505172Y2 (ja)

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