JP5275615B2 - 閉止プラグ - Google Patents

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Description

本発明は、排水用配管の管継手等における接続口部を塞ぐための閉止プラグに関する。
従来、閉止プラグとしては、接続口部を閉塞可能な蓋本体と、蓋本体に対して、接続口部の軸周り方向に回動可能に組み付けられる係止部材と、を備えて構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
そして、係止部材は、接続口部の軸方向に沿って蓋本体を挿通する軸部と、軸部の接続口部への挿入方向側に延びる挿入端側に配置されて、接続口部の挿入端側の内周に突設されたストッパの裏面側に係止可能な鉤部と、軸部の蓋本体から突出する接続口部の開口端側に配置されて、係止部材の回動操作用の把持部と、を備えて構成されていた。また、軸部には、蓋本体と当接可能として、接続口部からの蓋本体の取り外し方向への移動を規制可能な規制部が配設されていた。
この閉止プラグでは、接続口部を閉塞するように、接続口部に蓋本体を挿入ささせて配設させるとともに、係止部材の鉤部側を接続口部内に挿入し、ついで、把持部を操作して係止部材を鉤部ごと回転させ、係止部材の鉤部を、ストッパに係止可能にストッパの裏面側に配置させれば、接続口部を塞ぐことができ、逆の操作を行えば、接続口部を容易に開口させることができる。
特開2002−54784号公報
しかし、従来の閉止プラグでは、把持部の操作により、接続口部の閉塞作業や開口作業を容易に行えるものの、蓋本体を挿通させて回転操作する係止部材を、蓋本体に対して、シール性を確保して配設する必要があり、部品点数が多いこととあいまって、簡便な構成で、接続口部の開閉を行う点に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、簡便な構成で、容易に接続口部を開閉できる閉止プラグを提供することを目的とする。
本発明に係る閉止プラグは、排水用配管の接続口部が、略円筒状として、開口端側にシール用のパッキンを配設させるとともに、挿入端側に配管接続時の管受け止め用のストッパを突設させて構成され、
接続口部に対し、取り外し可能に装着されて、接続口部を塞ぐ閉止プラグであって、
接続口部への挿入時に、パッキンの内周の全周に外周面を圧接可能な円筒状のシール壁と、
シール壁における接続口部への挿入端側に配置されて、ストッパに当接し、接続口部への挿入位置を規制可能な位置規制面と、
シール壁の内周を塞ぐ蓋部と、
位置規制面のストッパへの当接時に、ストッパより挿入方向側に沿ったストッパの裏面側の位置に配置され、かつ、シール壁の軸周り方向への回転時に、挿入方向と逆方向の抜けを防止可能に、ストッパの裏面に係止される鉤片部、を挿入端側に配設させて、蓋部から突設される係止部と、
位置規制面のストッパへの当接時に、接続口部から突出するシール壁の部位に配置されて、シール壁の回転操作用の操作部と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明に係る閉止プラグでは、接続口部の閉塞時、係止部側を挿入方向の先端側に配置させるとともに、鉤片部を挿入時にストッパと干渉しない位置に配置させて、シール壁を接続口部内に挿入する。そして、ストッパに位置規制面を当接させて、鉤片部をストッパより挿入方向側に沿ったストッパの裏面側の位置に配置する。ついで、操作部を操作してシール壁を軸周り方向に回転させ、鉤片部を、ストッパを係止可能なストッパの裏面側に配置させれば、接続口部の閉塞作業を終了させることができる。
この時、パッキンにシールされる円筒状のシール壁とシール壁の内周を塞いでいる蓋部とにより、接続口部の内周側の全域が塞がれ、そして、蓋部に対して、閉止プラグの抜け方向に排水や満水試験等の水圧がかかっても、鉤片部が、ストッパの裏面側に係止されて、閉止プラグの抜けが防止され、閉止プラグによる接続口部の閉塞状態が維持される。
その後、接続口部を開口させる際には、逆に、操作部を操作して、鉤片部をストッパの裏面側から外れる位置に回転させて、引き抜けば、閉止プラグを接続口部から取り外すことができて、接続口部を開口させることができる。
以上のように、本発明に係る閉止プラグでは、単に、鉤片部とともにシール壁を回転操作するだけで、容易に、接続口部の開閉作業を行うことができる。
そして、本発明に係る閉止プラグは、位置規制面と操作部とを配設させたシール壁、シール壁を塞ぐ蓋部、及び、蓋部から突設させた係止部、を備えた一体物として構成でき、簡便に構成することができて、接続口部自体に配設されているパッキンの他に、シール材が不要であることから、耐久性が良く、安定した閉塞状態を維持することができる。
したがって、本発明に係る閉止プラグは、簡便な構成で、安定した閉塞状態を維持することができて、容易に接続口部を開閉することができる。
そして、位置規制面のストッパへの当接時における接続口部から突出するシール壁の部位には、閉止プラグの挿入時若しくは引き抜き時のストッパとの干渉を防止可能に、鉤片部、若しくは、鉤片部の周囲におけるシール壁の軸周り方向に設けられたストッパとの干渉防止用の凹部、の配置位置に対応するマークを、配設することが望ましい。
このような構成の閉止プラグでは、接続口部を閉塞した状態でも、鉤片部若しくは干渉防止用凹部の配置位置を接続口部から露出しているシール壁に設けられたマークによって、把握でき、接続口部の開口作業時に、鉤片部がストッパの裏面側から外れる位置を、接続口部の外部から簡単に認識できて、開口作業が容易となる。勿論、閉塞作業時にも、鉤片部若しくは干渉防止用凹部の配置位置を接続口部の外部から認識できるため、閉塞作業が容易となる。
また、操作部は、シール壁の直径方向で対向するようにシール壁の内外周を貫通して、棒状のハンドルをシール壁の直径方向で嵌挿可能とする一対の組付孔を、シール壁の軸周り方向で略均等間隔として、二組以上配設させて、構成することが望ましい。
このような構成では、ハンドルを、対向する一対の組付孔に挿入させて、シール壁の軸周り方向に回転させれば、容易に、鉤片部を、ストッパの裏面側に配置させたり、あるいは、ストッパの裏面側から離脱する位置に配置させることができる。そして、シール壁の直径方向で対向するようにシール壁の内外周を貫通する一対の組付孔が、シール壁の軸周り方向で略均等間隔として、二組以上設けられていれば、例えば、二組の組付孔であれば、四個の組付孔が、シール壁の軸周り方向で略90度ずつずれて配設されることとなり、仮に、接続口部の下方にコンクリートスラブが接近して配設されていても、90度や180度ずつずれた位置の組付孔に、順次、ハンドルを引き抜いたり挿入させて、シール壁の回転操作を行うことができる。すなわち、このような構成の閉止プラグでは、コンクリートスラブが接続口部に接近していても、ハンドルによるシール壁の回転操作を容易に行うことができる。また、このような構成の閉止プラグでは、シール壁から突出するようなハンドルを、シール壁に一体的に設けずに済み、回転操作しない場合に取り外しておけば、無用な突起物がない分、嵩張らず、コンパクトに、収納や保管が行える。
さらに、係止部は、鉤片部と、蓋部の中心からシール壁の軸方向に沿って突出して鉤片部に連結される支持軸部と、から構成し、さらに、鉤片部は、接続口部への挿入方向と直交する方向に沿った平面形状を、接続口部のストッパの配置部位における内周側の開口断面形状より僅かに小さな略同形状として、配設することが望ましい。
このような構成では、接続口部の閉塞時におけるシール壁を回転させた際、鉤片部が、接続口部のストッパの配置部位における内周側の開口断面形状より僅かに小さな略同形状としているため、ストッパの裏面側に重なる領域を大きく確保でき、換言すれば、ストッパに係止され得る鉤片部の面積を広く確保できることとなって、仮に、閉止プラグが、排水用配管の揺れ等により僅かにシール壁の軸周り方向に回転しても、鉤片部を外れることなくストッパに係止させておくことができ、接続口部の閉塞状態を長期間にわたって安定して維持することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の閉止プラグ11は、図1に示すように、排水用配管としての排水管継手1の接続口部2に装着されるものであり、接続口部2は、図5に示すように、浴槽や便器等の各種排水トラップに連通する横枝管(配管)10を接続させるものである。
この接続口部2は、略円筒形状として、排水管継手1の本体部1aから突出した先端側の開口端3側に、シール用のパッキン8を組み付けて配設させるとともに、本体部1a側となる挿入端4側に、横枝管10の接続時における端面10aを受け止める位置決め用のストッパ6を、上方から下方に延びるように突設させて構成されている。ストッパ6における接続口部2の開口端3側の支持面6aには、弾性体からなるスペーサ6bが固着されている。
なお、ストッパ6は、実施形態の場合、接続口部2の挿入端4側の上部側に、略半円板状(三日月板状、弓形板状)のリブ5を配置させて構成しているが、このような構成に限らず、図7,9に示すように、接続口部2A,2Bの内周面に馬蹄形のリブ5Aを設けたり、あるいは、上下若しくは左右に対向するように、二つの略半円板のリブ5B,5Bを配置させて、ストッパ6A,6Bを構成しても良い。
パッキン8は、ゴム等から形成される略円筒状として、図1,5に示すように、複数のリップ部8aを有した略円筒状として、接続口部2から露出する部位を熱等から保護するために、金属製の円環状としたカバー9が組み付けられている。
実施形態の閉止プラグ11は、図1〜3に示すように、耐火性を有した鋼材等からなる金属製の有底の略円筒状として、シール壁12、蓋部23、及び、係止部25を備えて構成されている。
シール壁12は、円筒状として、接続口部2への挿入時に、パッキン8の内周の全周に外周面12aを圧接可能とした外径寸法としている。蓋部23は、シール壁12における接続口部2への挿入端13側に配置されて、シール壁12の内周を塞ぐような円板状としている。また、シール壁12における接続口部2への挿入端13側の端面は、ストッパ6に当接して接続口部2への閉止プラグ11の挿入位置を規制可能な位置規制面21として構成され、この位置規制面21は、蓋部23の外周縁と共用されて、配設されている。
さらに、位置規制面21をストッパ6に当接させた際における接続口部2から露出する元部端14側には、シール壁12を回転操作する際の操作部16が配設されている。実施形態の操作部16は、シール壁12の直径方向で対向する一対の組付孔17,17を、シール壁12の軸周り方向Rで略均等間隔として、二組配設させて構成されている。そして、対応する一対の組付孔17,17が、棒状のハンドル18をシール壁12の直径方向で嵌挿可能とするように、各組付孔17が、それぞれ、シール壁12の内外周を貫通するように形成されている。実施形態の場合には、相互に対向する一対の組付孔17,17が二組配設されており、計四個の組付孔17が、シール壁の軸周り方向で略90度ずつずれて配設されている。
係止部25は、鉤片部27と、蓋部23の中心からシール壁12の軸方向Xに沿って突出して鉤片部27に連結される支持軸部26と、から構成されている。鉤片部27は、支持軸部26の先端から突設されて、位置規制面21のストッパ6への当接時に、ストッパ6より挿入方向I側に沿ったストッパ6の裏面6c側の位置に配置され、かつ、シール壁12の軸周り方向Rへの回転時に、挿入方向Iと逆方向Pの抜けを防止可能に、ストッパ6の裏面6cに係止されるように形成されている。すなわち、支持軸部26における位置規制面21から鉤片部27までの長さ寸法Lが、ストッパ6の厚さ寸法Tと略等しく(厚さ寸法Tより若干大きく)設定されている。また、鉤片部27自体の厚さ寸法tは、ストッパ6の裏面6cへの係止時、鉤片部27が、排水管継手1の本体部1aの内周側に突出しない寸法に設定されている。
さらに、鉤片部27は、接続口部2への挿入方向Iと直交する方向Yに沿った沿った平面形状を、接続口部2のストッパ6の配置部位における内周側の開口断面形状7より僅かに小さな略同形状として、配設されている。実施形態の開口断面形状7は、円形の開口に三日月板状のストッパ6が突出した冠形状としており、その冠形状の略同形状の平面形状に、鉤片部27が形成されている。また、鉤片部27の周囲におけるシール壁12の軸周り方向Rには、ストッパ6との干渉防止用(当接防止用)の凹部28が、三日月状(弓形状)に形成されている。
また、鉤片部27の支持軸部26から離れた外縁側には、シール壁12の挿入端13側の縁(位置規制面21の縁)とともに、閉止プラグ11の接続口部2への挿入時、パッキン8の部位を円滑に通過できるように、面取り27a,13aが施されている。
そして、位置規制面21のストッパ6への当接時における接続口部2から突出するシール壁12の部位には、鉤片部27若しくは干渉防止用凹部28の配置位置に対応するマーク20が、配設されている。実施形態の場合、マーク20は、シール壁12の元部端14の端面14aに設けられたU字溝から形成され、シール壁12の軸方向Xに沿った干渉防止用凹部28の配置位置に対応する位置に、配設されている。
実施形態の閉止プラグ11を使用して接続口部2を閉塞する際には、図4のAに示すように、係止部25側を挿入方向Iの先端側に配置させるとともに、干渉防止用凹部28に対応するマーク20の位置を確認しつつ、鉤片部27を挿入時にストッパ6と干渉しない位置に配置させて、シール壁12を接続口部2内に挿入する。そして、ストッパ6に位置規制面21を当接させて、鉤片部27をストッパ6より挿入方向I側に沿ったストッパ6の裏面6c側の位置に配置する。なお、この時、予め、操作部16の所定の対向する組付孔17,17相互に、ハンドル18を挿入させて、ハンドル18を把持しつつ、挿入作業を行えば、円滑に、閉止プラグ11を接続口部2内に挿入させることができる。
ついで、図4のB,Cに示すように、操作部16の組付孔17,17に挿入したハンドル18を操作してシール壁12を軸周り方向Rに180度程度回転させ、図2のA,Bに示すように、鉤片部27を、ストッパ6を係止可能なストッパ6の裏面6c側に配置させれば、接続口部2の閉塞作業を終了させることができ、そして、操作部16からハンドル18を抜き取っておく。
この時、パッキン8にシールされる円筒状のシール壁12とシール壁12の内周を塞いでいる蓋部23とにより、接続口部2の内周側の全域が塞がれ、そして、蓋部23に対して、閉止プラグ11の抜け方向P(図1参照)に排水や満水試験等の水圧がかかっても、鉤片部27が、ストッパ6の裏面6c側に係止されて、閉止プラグ11の抜けが防止され、閉止プラグ11による接続口部2の閉塞状態が維持される。
なお、実施形態の場合、閉止プラグ11の接続口部2の閉塞時には、鉤片部27が、支持軸部26から上方へ延びて排水の上流側に向いて配置されることとなるが、ストッパ6の裏面6cへの係止状態の鉤片部27は、本体部1aの内周側へ突出せず、かつ、上部側に配置される縁には、面取り27aが施されていることから、排水中の汚物等が、鉤片部27に堆積したり引掛ったりする虞れはない。
そして、閉塞後、接続口部2を開口させる際には、逆に、操作部16の所定の対向する組付孔17,17にハンドル18を挿入し、ハンドル18を操作して、干渉防止用凹部28に対応するマーク20の位置を確認しつつ、鉤片部27をストッパ6の裏面6c側から外れる位置に回転させて、引き抜けば、閉止プラグ11を接続口部2から取り外すことができて、接続口部2を開口させることができる。
以上のように、実施形態の閉止プラグ11では、挿入動作や引き抜き動作の他に、単に、鉤片部27とともにシール壁12を回転操作するだけで、容易に、接続口部2の開閉作業を行うことができる。
そして、実施形態の閉止プラグ11は、位置規制面21と操作部16とを配設させたシール壁12、シール壁12を塞ぐ蓋部23、及び、蓋部23から突設させた係止部25、を備えた一体物として構成でき、簡便に構成することができて、接続口部2自体に配設されているパッキン8の他に、シール材が不要であることから、耐久性が良く、安定した閉塞状態を維持することができる。
したがって、実施形態の閉止プラグ11は、簡便な構成で、安定した閉塞状態を維持することができて、容易に接続口部2を開閉することができる。
そして、実施形態では、位置規制面21のストッパ6への当接時における接続口部2から突出するシール壁12の部位に、閉止プラグ11の挿入時若しくは引き抜き時のストッパ6との干渉を防止可能に、鉤片部27の周囲におけるシール壁12の軸周り方向Rに設けられたストッパ6との干渉防止用の凹部28、の配置位置に対応するマーク20が配設されている。そのため、実施形態の閉止プラグ11では、接続口部2を閉塞した状態でも、干渉防止用凹部28の配置位置を接続口部2から露出しているシール壁12に設けられたマーク20によって、把握でき、接続口部2の開口作業時に、鉤片部27がストッパ6の裏面6c側から外れる位置を、接続口部2の外部から簡単に認識できて、開口作業が容易となる。勿論、閉塞作業時にも、干渉防止用凹部28の配置位置を接続口部2の外部から認識できるため、閉塞作業が容易となる。
また、実施形態の閉止プラグ11では、操作部16が、シール壁12の内外周を貫通して、棒状のハンドル18を嵌挿可能とし、シール壁12の軸周り方向で略90度ずつずれた四個の組付孔17を、配設させて構成している。そのため、実施形態の閉止プラグ11では、ハンドル18を、所定の対向する組付孔17,17相互に挿入させて、シール壁12の軸周り方向Rに回転させれば、容易に、鉤片部27を、ストッパ6の裏面6c側に配置させたり、あるいは、ストッパ6の裏面6c側から離脱する位置に配置させることができる。そして、四個の組付孔17が、シール壁12の軸周り方向Rで略90度ずつずれて配設されており、接続口部2の下方にコンクリートスラブが接近して配設されていても、90度や180度ずつずれた位置の組付孔17に、順次、ハンドル18を引き抜いたり挿入させて、シール壁12の回転操作を行えば、コンクリートスラブが接続口部2に接近していても、ハンドル18によるシール壁12の回転操作を容易に行うことができる。また、このような構成の閉止プラグ11では、シール壁12から突出するようなハンドル18を、シール壁12に一体的に設けずに済み、回転操作しない場合に取り外しておけば、無用な突起物がない分、嵩張らず、コンパクトに、収納や保管が行える。
なお、実施形態では、操作部16を構成するシール壁12の直径方向で対向する一対の組付孔17を、二組設けた場合を示したが、操作部16の強度低下を招かない範囲で、二組以上設けてもよく、例えば、シール壁12の軸周り方向Rに略60度刻みとした三組(計六個)の組付孔17を設けたり、あるいは、シール壁12の軸周り方向Rに略45度刻みとした四組(計八個)の組付孔17を設けて、操作部16を構成してもよい。
さらに、実施形態では、係止部25が、鉤片部27と、蓋部23の中心からシール壁12の軸方向Xに沿って突出して鉤片部27に連結される支持軸部26と、から構成され、さらに、鉤片部27が、接続口部2への挿入方向Iと直交する方向Yに沿った平面形状を、接続口部2のストッパ6の配置部位における内周側の開口断面形状7より僅かに小さな略同形状として、配設されている。そのため、このような閉止プラグ11では、接続口部2の閉塞時におけるシール壁12を回転させた際、鉤片部27が、接続口部2のストッパ6の配置部位における内周側の開口断面形状7より僅かに小さな略同形状としているため、図2のBに示すように、ストッパ6の裏面6c側に重なる領域を大きく確保でき、換言すれば、ストッパ6に係止され得る鉤片部27の面積を広く確保できることとなって、仮に、閉止プラグ11が、排水管継手1の揺れ等により僅かにシール壁12の軸周り方向Rに回転しても、鉤片部27を外れることなくストッパ6に係止させておくことができ、接続口部2の閉塞状態を長期間にわたって安定して維持することができる。
なお、閉止プラグ11の挿入時若しくは引き抜き時のストッパ6との干渉を防止するためのマーク20として、実施形態の場合には、干渉防止用凹部28に対応させた場合を示したが、鉤片部27に対応させたマークとしてもよい。
例えば、図8,9に示す閉止プラグ11Bのように、支持軸部26からシール壁12の軸直交方向Yに二つの鉤片部27B,27Bが、相互に反対方向に突出している場合、一方の鉤片部27Bに対応するシール壁12の軸方向に沿った端面14aの位置に、マーク20を設けてもよい。勿論、図6,7に示す閉止プラグ11Aのように、実施形態と同様に、干渉防止用凹部28Aの中央の位置(シール壁12の軸周り方向Rの中心位置、換言すれば、鉤片部27Aと点対称の位置)に対応させて、マーク20を設けてもよい。
なお、図6,7に示す閉止プラグ11Aは、馬蹄形のリブ5Aによって形成したストッパ6Aを配設させている接続口部2Aを開閉するものである。そして、
閉止プラグ11Aの鉤片部27Aは、接続口部2Aへの挿入方向Iと直交する方向Yに沿った平面形状を、接続口部2Aのストッパ6Aの配置部位における内周側の開口断面形状7Aより僅かに小さな略同形状の略長方形として、支持軸部26の半径方向に突出している。そのため、閉止プラグ11Aは、接続口部2Aへの挿入後に、シール壁12の軸周り方向に約180度回転させれば、鉤片部27Aは、ストッパ6Aの裏面6c側を安定して係止可能となる。
また、図8,9に示す閉止プラグ11Bは、左右に対向するように二つの略半円板のリブ5B,5Bを設けて構成されるストッパ6Bを備えた接続口部2Bを開閉するものである。そして、閉止プラグ11Bの鉤片部27Bは、接続口部2Bへの挿入方向Iと直交する方向Yに沿った平面形状を、接続口部2Bのストッパ6Bの配置部位における内周側の開口断面形状7Bより僅かに小さな略同形状の略小判形として、支持軸部26から直径方向の両側に鉤片部27Bを突出させ、鉤片部27B,27B間の部位を、干渉防止用凹部28B,28Bとしている。そのため、閉止プラグ11Bは、接続口部2Bへの挿入後に、シール壁12の軸周り方向に約90度回転させれば、鉤片部27Bは、ストッパ6Bの裏面6c側を安定して係止可能となる。
さらに、閉止プラグ11の挿入時若しくは引き抜き時のストッパ6との干渉を防止するためのマーク20としては、位置規制面21のストッパ6への当接時における接続口部2から突出するシール壁12の部位に設ければ、図10に示すように、パッキン8によるシールを阻害しない範囲で、組付孔17を越えて挿入端13側に延びるような溝やスリットにより、マーク20を構成してもよい。あるいは、図11に示すように、マーク20は、端面14aでなく、外周面12aから凹む凹部(若しくは突出する凸部)によって構成してもよい。勿論、図12に示すように、端面14a側から突出するマーク20としてもよい。
また、実施形態の閉止プラグ11では、金属製の一体物から構成したが、図12に示す閉止プラグ11Cのように、金属材に比べて耐火性の劣る樹脂材料等からなる部品を利用してもよい。この閉止プラグ11Cは、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、ポリアセタール等の合成樹脂製の本体部11aを備えて構成されて、本体部11aにおける閉塞時の接続口部2から露出するエリア(見え掛り面のエリア)を、耐火性を確保できるように、耐火層となるようなステンレス等の薄板(0.6t程度)の金属カバー11bに覆われて、構成されている。この金属カバー11bは、本体部11aに接着させたり、インサート成形により、本体部11aと結合させることができる。なお、この閉止プラグ11Cのように、金属製の一体品から構成せずに、一部(本体部11a)に樹脂部品を利用すれば、軽量となり、また、閉止プラグ11Cを低コストで製造することもできる。
さらに、実施形態の閉止プラグ11では、位置規制面21を蓋部23の外周縁と共用した場合を示したが、図13に示す閉止プラグ11Dのように、蓋部23と分離された円板状の鍔部22を、支持軸部26から突出させ、鍔部22の外周縁を位置規制面21としてもよい。
また、図例では、各閉止プラグ11,11A,11B,11C,11Dを装着する接続口部2,2A,2Bとして、排水管継手1の横枝管10を接続させるものを例示したが、立て管を接続させる接続口部に使用しても良く、さらに、ストッパを備えた接続口部であれば、排水管継手の接続口部ばかりでなく、他の排水用配管の接続口部、例えば、掃除口等に本発明の閉止プラグを使用しても良い。
本発明の一実施形態の閉止プラグの使用状態を示す断面図である。 実施形態の鉤片部のストッパへの係止状態を説明する図であり、図1のII方向から見た概略断面図である。 実施形態の閉止プラグの斜視図である。 実施形態の閉止プラグを使用して、接続口部を閉塞する作業を順に説明する概略断面図である。 実施形態で使用する接続口部に横枝管を接続した状態を示す図である。 実施形態の変形例の閉止プラグを示す斜視図である。 図6に示す閉止プラグにおける鉤片部のストッパへの係止状態を説明する図である。 実施形態の他の変形例の閉止プラグを示す斜視図である。 図8に示す閉止プラグにおける鉤片部のストッパへの係止状態を説明する図である。 実施形態の変形例のマークを備えた閉止プラグの斜視図である。 実施形態の他の変形例のマークを備えた閉止プラグの斜視図である。 実施形態の変形例の閉止プラグの使用状態を示す断面図である。 実施形態の他の変形例の閉止プラグの使用状態を示す断面図である。
符号の説明
1…(排水用配管)排水管継手、
2,2A,2B…接続口部、
3…開口端、
4…挿入端、
6,6A,6B…ストッパ、
6c…裏面、
7,7A,7B…開口断面形状、
8…パッキン、
11,11A,11B…閉止プラグ、
12…シール壁、
12a…(シール壁の)外周面、
16…操作部、
17…組付孔、
18…ハンドル、
20…マーク、
21…位置規制面、
23…蓋部、
25…係止部、
26…支持軸部、
27,27A,27B…鉤片部、
28,28A…干渉防止用凹部、
X…(シール壁の)軸方向、
R…(シール壁の)軸周り方向、
I…(閉止プラグの)挿入方向、
P…(閉止プラグの)抜け方向。

Claims (4)

  1. 排水用配管の接続口部が、略円筒状として、開口端側にシール用のパッキンを配設させるとともに、挿入端側に配管接続時の管受け止め用のストッパを突設させて構成され、
    前記接続口部に対し、取り外し可能に装着されて、前記接続口部を塞ぐ閉止プラグであって、
    前記接続口部への挿入時に、前記パッキンの内周の全周に外周面を圧接可能な円筒状のシール壁と、
    該シール壁における前記接続口部への挿入端側に配置されて、前記ストッパに当接し、前記接続口部への挿入位置を規制可能な位置規制面と、
    前記シール壁の内周を塞ぐ蓋部と、
    前記位置規制面の前記ストッパへの当接時に、前記ストッパより挿入方向側に沿った前記ストッパの裏面側の位置に配置され、かつ、前記シール壁の軸周り方向への回転時に、挿入方向と逆方向の抜けを防止可能に、前記ストッパの裏面に係止される鉤片部、を挿入端側に配設させて、前記蓋部から突設される係止部と、
    前記位置規制面の前記ストッパへの当接時に、前記接続口部から突出する前記シール壁の部位に配置されて、前記シール壁の回転操作用の操作部と、
    を備えて構成されていることを特徴とする閉止プラグ。
  2. 前記位置規制面の前記ストッパへの当接時における前記接続口部から突出する前記シール壁の部位に、前記閉止プラグの挿入時若しくは引き抜き時の前記ストッパとの干渉を防止可能に、前記鉤片部、若しくは、前記鉤片部の周囲における前記シール壁の軸周り方向に設けられたストッパとの干渉防止用の凹部、の配置位置に対応するマークが、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の閉止プラグ。
  3. 前記操作部が、前記シール壁の直径方向で対向するように前記シール壁の内外周を貫通して、棒状のハンドルを前記シール壁の直径方向で嵌挿可能とする一対の組付孔を、前記シール壁の軸周り方向で略均等間隔として、二組以上配設させて、構成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の閉止プラグ。
  4. 前記係止部が、前記鉤片部と、前記蓋部の中心から前記シール壁の軸方向に沿って突出して前記鉤片部に連結される支持軸部と、から構成され、
    前記鉤片部が、前記接続口部への挿入方向と直交する方向に沿った平面形状を、前記接続口部の前記ストッパの配置部位における内周側の開口断面形状より僅かに小さな略同形状として、配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の閉止プラグ。
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