JPH0752475Y2 - 受口用保護キャップ - Google Patents

受口用保護キャップ

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JPH0752475Y2
JPH0752475Y2 JP8332489U JP8332489U JPH0752475Y2 JP H0752475 Y2 JPH0752475 Y2 JP H0752475Y2 JP 8332489 U JP8332489 U JP 8332489U JP 8332489 U JP8332489 U JP 8332489U JP H0752475 Y2 JPH0752475 Y2 JP H0752475Y2
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JP
Japan
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socket
protective cap
rubber ring
receiving port
cap
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JP8332489U
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JPH0322195U (ja
Inventor
光信 元広
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内周面に密封リング(ゴムリング)が装着さ
れた受口を有する管あるいは管継手の受口を保護するた
めに用いられる受口用保護キャップに関するものであ
る。
(従来の技術) 密封リング(ゴムリング)による管接合方式にあって
は、配管施工現場でのゴムリング装着の手間や費用の節
減、装着忘れや装着ミスの防止などの理由で、管および
管継手の受口にゴムリングを前もって装着して出荷する
ことが多く、その場合の運搬中の損傷、土砂やごみなど
の侵入を防止するために、有底円筒状のプラスチック製
受口用保護キャップを受口に取着し、保護して出荷する
ことが一般に行われている。
しかし、このような受口用保護キャップは、受口内周面
と受口用保護キャップの外周面とが密に接触して保持さ
れるものであるために、受口および受口用保護キャップ
の寸法誤差によって、受口と受口用保護キャップとの嵌
め合いがゆるくて運搬中の振動で抜け落ちたり、反対に
嵌め合いがきつくて着脱が難しいなどの問題があった。
この問題を解決するものとして実公昭54−17857号公報
には、第5図で示されるように、受口用保護キャップの
筒壁中間に内方向に陥没する複数の突部h,h…を設け、
この突部h,h…に指をかけて回動しやすくすることによ
って、着脱を容易にしたものが提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしこの従来技術の場合であっても、受口と受口用保
護キャップとの嵌め合いは剛性体同志の接触であるた
め、依然として振動による受口用保護キャップの抜け落
ちは避けられず、更に、上記公報記載の技術を含め従来
の受口用保護キャップは、密封リング(ゴムリング)と
接触する構造にはなっていなかったり、ゴムリングと接
触する構造のものでも受口と受口用保護キャップとの接
触によって保持するようになっているため、受口用保護
キャップを挿入する際、ゴムリングがあるかどうかを手
の感覚では知ることが難しく、ゴムリングの装着洩れに
よる事故につながることがあった。
本考案は、着脱が容易であるにもかかわらず、運搬時な
どの振動によって抜け落ちることがなく、且つゴムリン
グの装着洩れを容易に検知できる受口用保護キャップを
提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の受口用保護キャップは、短筒部この短筒部の内
部中途に設けられた仕切壁とを有し、短筒部の受口奥部
側の外径は、密封リング(ゴムリング)のシール部を内
径より大きくなされ、且つ端部周方向に間隔を隔てて複
数の切欠き部が設けられてなることをその要旨とするも
のである。
(作用) 本考案の受口用保護キャップは、短筒部の受口奥部側の
外径が、密封リング(ゴムリング)のシール部の内径よ
り大きくなされているので、受口用保護キャップを管あ
るいは管継手の受口に挿入した場合、挿入時の抵抗によ
り、受口内にゴムリングが装着されているかどうかの検
知ができる。また、ゴムリングは短筒部によって半径方
向外向きに押し拡げられ、その弾性復元力で短筒部を締
め付けて保持する。更に、ゴムリングの摩擦係数が大き
いことによって、受口用保護キャップは管軸方向に移動
しにくくなる。
また本考案の受口用保護キャップは、短筒部の受口奥部
側の端部周方向に間隔を隔てて複数の切欠き部が設けら
れており、且つ仕切壁は短筒部の内部中途に設けられて
いるので、受口奥部側端部に撓みやすく、この部分がゴ
ムリングの最小内径部であるシール部を通過する際に、
短筒部の受口奥部側の外径が、密封リングのシール部の
内径より大きいにもかかわらず、半径方向内側へ撓んで
縮径し、受口用保護キャップの挿入を容易にする。更
に、仕切壁の存在により受口内への土砂やごみなどの侵
入が防止される。
(実施例) 次に本考案を、図面を参照して詳細に説明する。なお、
受口用保護キャップとして、管端部に設けられた受口に
用いる保護キャップについて説明する。
第1図は本考案受口用保護キャップの一実施例を示す縦
断面図、第2図は同上本考案の受口用保護キャップの実
施例の使用態様を示す縦断面図、第3図は受口用保護キ
ャップを挿入する前の受口の縦断面図である。
図面において1は本考案受口用保護キャップで、例えば
ポリエチレン樹脂を用い射出成形法によって作られてお
り、受口奥部側は外径がDの円筒部21となされ、その開
口端部3には周方向等間隔に複数のV字状の切欠き部4,
4…が設けられている。入口側端部にはフランジ23が形
成され、円筒部21とフランジ23とが傾斜壁部22で連結さ
れ、円筒部21、傾斜壁部22およびフランジ23により短筒
部2が形成される。
切欠き部4,4…より外側、図面に示す例では円筒部21と
傾斜壁部22との接続位置に仕切壁5が設けられている。
6は管Pの端に形成された受口で、その一部に形成され
た環状溝7には管接合用の密封リング(ゴムリング)8
が第3図では実線で示される状態で装着され、その時の
最小内径はdである。そして円筒部21の外径Dは、D>
dとなるように作られている。
第1図の受口用保護キャップ1を第3図の受口6に挿入
する場合、円筒部21がゴムリング8に接触し、更に進む
とゴムリング8を、第3図では二点鎖線で示したように
押し拡げ、第2図のようにフランジ23の衝合面が受口端
面9に衝合した位置で停止する。ゴムリング8は押し拡
げられることによって弾性復元力で受口用保護キャップ
1の円筒部21を締めつけ、且つゴムリング8と円筒部21
との間の摩擦係数が大きいために、管の運搬などによる
振動で受口用保護キャップ1が抜けないよう保持する。
受口用保護キャップ1には仕切壁5が設けてあり、また
フランジ23が受口端面9に接触して土砂やごみの侵入を
防ぐ。
仕切壁は従来受口用保護キャップの最も奥部に底を形成
するように設けられているが、本考案では短筒部2の内
部中途に設け、仕切壁5よりも奥部側は上述の通り円筒
部21とし、更に複数の切欠き部4,4…を設けたために、
挿入時にゴムリング8に押されて半径方向内側へ撓み挿
入を容易にする。
そして、このとき、ゴムリング8が環状溝7に装着され
ている場合と装着されていない場合とでは、受口用保護
キャップ1を挿入する際の抵抗が著しく異なるので、ゴ
ムリング8の装着洩れがあればこれを検知することでき
る。
フランジ23の外径は、フランジ同志、管、あるいはその
他のものと接触して受口用保護キャップ1が抜けないよ
う、受口端面9の外径より小さくされており、且つ施工
に際し受口用保護キャップ1を取り除く作業がしやすい
よう、フランジ23の受口端面9との衝合面側の外周が環
状に欠除され、フランジ23と受口端面9との間に隙間10
が形成されている。そしてこの隙間10にドライバーの先
端を挿入してひねると、受口用保護キャップ1は受口6
から容易に脱離する。
第4図は本考案受口用保護キャップの他の実施例を示す
縦断面図である。開口端部3′に設けられた切欠き部
4′,4′…はU字状とし、連結部22′は異物が侵入し難
いように受口の内径との寸法差を少なくした。また、フ
ランジ23′と受口端面との間に隙間を設ける代わりに把
手11を設け取り除き作業がしやすくなっている。また図
には示されていないが、通常管の他端にも別の受口用保
護キャップが嵌められており、日照などによって管の温
度が上昇し、管内に閉じ込められた空気の圧力が高くな
って、受口用保護キャップが抜けることがある。これを
防ぐため仕切壁5′に通気孔12を開けてある。
上記実施例では、断面形状が円形の管の場合について説
明したが、本考案の受口用保護キャップは、例えば断面
形状が卵形の管についても、その形状を適宜変更するこ
とにより適用できることはいうまでもない。
(考案の効果) 本考案の受口用保護キャップは、短筒部の受口奥部側の
外径が、密封リング(ゴムリング)のシール部の内径よ
り大きくなされているので、受口用保護キャップを管あ
るいは管継手の受口に挿入した場合、挿入時の抵抗によ
り、受口内にゴムリングが装着されているかどうかの検
知ができる。あた、ゴムリングは短筒部によって半径方
向外向きに押し拡げられ、その弾性復元力によって短筒
部は締め付けられて保持されることになり、このため、
受口あるいは受口用保護キャップに成形上の寸法誤差が
あっても、外力によって受口内から抜け落ちることがな
い。更に、ゴムリングの摩擦係数が大きいことによっ
て、受口用保護キャップは管軸方向に移動しにくくな
る。
また、本考案の受口用保護キャップは、短筒部の受口奥
部側の端部周方向に間隔を隔てて複数の切欠き部が設け
られているので、受口奥部側端部は撓みやすく、この部
分がゴムリングの最小内径部であるシール部を通過する
際に、短筒部の受口奥部側の外径がゴムリングのシール
部の内径より大きいにもかかわらず、半径方向内側へ撓
んで縮径し、受口用保護キャップの挿入作業を容易に行
える。更に、仕切壁の存在により受口内への土砂やごみ
などの侵入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案受口用保護キャップの一実施例を示す縦
断面図、第2図は同上の使用状態を示す縦断面図、第3
図は同上において受口用保護キャップを挿入する前の受
口の縦断面図、第4図(a)は本考案の他の実施例の縦
断面図、第4図(b)は第4図(a)の正面図、第5図
(a)は従来例を示す縦断面図、第5図(b)は同図
(a)のb−b線で切断した受口用保護キャップの断面
を示す図である。 1:受口用保護キャップ、2:短筒部、21:円筒部、23:フラ
ンジ、3:開口端部、4:切欠き部、5:仕切壁、6:受口、7:
環状溝、8:ゴムリング、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面に密封リングが装着された受口に用
    いられる受口用保護キャップであって、短筒部とこの短
    筒部の内部中途に設けられた仕切壁とを有し、短筒部の
    受口奥部側の外径は、密封リングのシール部の内径より
    大きくなされ、且つ端部周方向に間隔を隔てて複数の切
    欠き部が設けられてなる受口用保護キャップ。
JP8332489U 1989-07-14 1989-07-14 受口用保護キャップ Expired - Lifetime JPH0752475Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8332489U JPH0752475Y2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 受口用保護キャップ

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JP8332489U JPH0752475Y2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 受口用保護キャップ

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Publication Number Publication Date
JPH0322195U JPH0322195U (ja) 1991-03-06
JPH0752475Y2 true JPH0752475Y2 (ja) 1995-11-29

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ID=31630896

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JP8332489U Expired - Lifetime JPH0752475Y2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 受口用保護キャップ

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JPH0322195U (ja) 1991-03-06

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