JPH0412763Y2 - - Google Patents

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JPH0412763Y2
JPH0412763Y2 JP1985044762U JP4476285U JPH0412763Y2 JP H0412763 Y2 JPH0412763 Y2 JP H0412763Y2 JP 1985044762 U JP1985044762 U JP 1985044762U JP 4476285 U JP4476285 U JP 4476285U JP H0412763 Y2 JPH0412763 Y2 JP H0412763Y2
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JP
Japan
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cable
annular recess
seal
connection
cylindrical
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JP1985044762U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば圧力ガスの封入されたガス
入りケーブルの接続部に用いられるケーブル接続
部に関する。
〔従来技術とその問題点〕
ガス保守を行なうケーブルにおいてはケーブル
内に1Kg/cm2以下の空気または窒素ガスが封入さ
れるため、その接続部からガス洩れが発生しない
ようにすることが必要である。このため従来上記
ケーブルの接続部を構成するには、熱を使用する
補助鉛管工法,GSケーブル工法、電熱線融着工
法,透視融着工法等の気密工法,あるいは純機械
的にはシーリングテープによる気密工法などが用
いられている。
しかしながらこれら従来の気密工法によるケー
ブル接続部にあつては、熱を使用する煩雑なもの
であつたり、粘着性の強いシーリングテープを多
層に亘つて巻回するものであつたりなどのため作
業台性が悪く、しかもこれらの作業には熟練を要
するため、常に均一な気密性を得ることが困難で
あつた。このため従来のこれら欠点を補うものと
して非粘着性のゴムパツキングを使用する工法に
よるものなどもあるが特にケーブルの外被との密
着性に劣り、長期間を経ると接続部の気密性が劣
化してガス洩れを生じるなど信頼性に欠ける不具
合があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
構造が簡単で取り付けが容易であり、特にケーブ
ルの外被との気密性に優れて信頼性の高いケーブ
ル接続部を提供することを目的とするものであ
る。
〔考案の構成〕
本考案のケーブル接続部は、ケーブルの接続部
を覆う筒状の接続ケースと、該接続ケースの両端
に装着され該接続ケースと前記ケーブルとの間を
気密に維持するためのシール部本体とを備え、該
シール部本体は一対の半割円筒体を一体に締結し
てなる円筒状体を呈し、該円筒状体の両端部には
ケーブル外径にほぼ等しいケーブル挿通孔が、中
央部の内周にはケーブル外径より大きい値の内径
を有する第一の環状窪部がそれぞれ形成され、前
記円筒状体の中央部の外周には前記第一の環状窪
部と離間して設けられるとともに連通孔を介して
該第一の環状窪部と連通する第二の環状窪部が形
成されており、前記第一の環状窪部の両側端部に
は弾性体からなるシールリングが嵌着され、該第
一の環状窪部の該シールリングを除く部分、前記
連通孔および前記第二の環状窪部には粘弾性のシ
ール材が加圧充填されていることを特徴としてい
る。
〔実施例〕
第1図および第2図はこの考案のケーブル接続
部の一例を示すものである。
第1図および第2図において、接続されるケー
ブル1の導体2は図示されない相手方のケーブル
の導体とそれぞれ導体接続個所3において接続さ
れている。そして上記導体接続個所3を間に挟む
ケーブル1の外被4上に一対のシール部本体5
(相手方のケーブル外被上のものは図示せず。)が
対向配置されている。
上記シール部本体5はプラスチツクあるいは金
属等からなる半割体6,6が一体的に結合されて
なる外観略円筒状のもので、その軸線方向の両端
部7,7の内径は軸線方向を内方へ向けて所定の
長さ上記ケーブル1の外径と等しくされている。
また上記シール部本体5の上記両端部7,7間の
中央部の内径は上記ケーブル1の外径より幾分大
径に形成されており、これにより上記両端部7,
7間の内周面には所定の幅と深さを有する第一環
状窪部8Aが全周に亘つて形成されている。そし
て上記シール部本体5の軸線方向略中央部には、
半径方向に向けて上記第一環状窪部8Aと外周部
とを連通させる逃げ孔9が周方向に沿つて複数個
所(図では各半割体6に各2箇所、合計4箇所)
に穿設されている。さらに上記シール部材本体5
の外周部には、上記逃げ孔9……を間に挟む軸線
方向へ所定の間隔を隔てた位置に周方向に沿つて
所定幅で外方へ突出する2本の環状の突部10,
10が形成されている。これにより上記シール部
本体5の外周部には上記突部10,10で挟まれ
てなる断面コ字状の第二環状窪部8B,8Bが形
成されている。そして上記シール部本体5は、そ
の半割体6,6がそれぞれ第一環状窪部8A,8
Aの両端部に嵌着された肉厚なゴム製のシールリ
ング11,11を介してケーブル1の外被4上に
対向配置され、ボルト12……およびナツト13
……により一体的に結合されることにより上記ケ
ーブル1の外被4上に固定されている。これによ
り上記シール部本体5の内周部には第一環状窪部
8Aとケーブル1の外被4との間に空〓部14が
形成されている。そして上記空〓部14内には上
記シール部本体5とケーブル1の外被4との間を
気密に封じるシール材15が充填されている。こ
こで上記シール材15はコンパウンドや粘度の高
いグリースなどの所定の粘度と流動性を有するシ
ール部材からなるもので、予めケーブル1の外被
4上に余分に塗布しておき、これを上記半割体
6,6を結合する際に第一環状窪部8A,8Aで
間に挟んで押圧して余分の上記シール部材を上記
逃げ孔9……から第二環状窪部8Bへ溢れさせて
この窪部2B内も充すようにして上記空〓部14
内に充填されたものである。また上記シール部本
体5の外周部と図示されない相手方のケーブル上
に同様にして配設されたシール部本体の外周部と
の間には接続ケース16が導体接続個所3を覆う
ようにして架け渡されている。
この接続ケース16はプラスチツクあるいは金
属からなる外観略円筒状のもので、軸線方向に沿
つて2等分された半割体17,17がボルト18
……およびナツト19……により一体的に結合さ
れてなるものである。上記接続ケース16の内径
は上記シール部本体5の突部10,10の外径と
等しくされている。また上記接続ケース16の端
部と、この端部から内方に上記シール部本体5の
突部10,10の間隔と等しい間隔を隔てた位置
には、それぞれ半径方向を内方へ突部する環状の
係止突部20,20が形成されている。そして上
記接続ケース16は上記係止突部20,20間で
上記シール部本体5の突部10,10を挟むよう
にして上記シール部本体5の突部10,10外周
にO−リング21,21を介して気密に取り付け
られている。
このようにして構成されたケーブル接続部によ
れば、ケーブル1の外被4とシール部本体5との
間の空〓部14にコンパウント等からなるシール
材15を充填してあるので、ケーブル1に曲りが
あつたりあるいはその外被4の表面に凹凸があつ
たりしても上記シール部材15が上記ケーブル1
の外被4に確実に密着するため優れた気密性を得
ることができる。また、第一及び第二の環状窪部
間が連通しているので内外一方に局部的な圧力が
加わつても全体に亘つて上記圧力が伝達され平衝
するため局部的なモレや破損が発生することがな
い。しかも上記シール部本体5には逃げ孔9……
を設けてあるので、シール材15の充填時に空〓
部14内の空気が余分なシール材15に押圧され
て上記逃げ孔9……から外部に抜けるため、空〓
部14内に空気が残留することがなく、よつて気
密性を損なう恐れがない。このため特にケーブル
1とシール部本体5との間の高い気密性を長期に
亘つて保持することができる。また、外周部にお
いても、O−リング21,21間にシール材15
が充填されているので、外周部の気密性も確実な
ものとすることができる。さらにその構造が簡便
であるため取り付けが容易であり、作業に熟練を
必要としない。
なお上記実施例の説明においてはコンパウンド
等からなるシール材15を予めケーブル1の外被
4上に余分に塗布しておき、これを半割体6,6
で挾んで空〓部14内に充填したがこれに限ら
ず、例えば先に半割体6,6をケーブル1上に取
り付けた後に下方に位置する逃げ孔9,9を栓等
で封じ、上方に位置する一方の逃げ孔9を空気抜
き孔とするとともに他方の逃げ孔9から常温硬化
性の合成樹脂等を注入した後第二環状窪部8B内
にもシール材15を塗布するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のケーブル接続部
によれば、ケーブルに曲りがあつたり、あるいは
ケーブル表面に凹凸があつたりしても、粘弾性の
シール材がケーブル外被の形状等に応じて変形し
ケーブルの外被に確実に隙間なく密着することに
なり、ケーブルとシール部本体との間の高い気密
性を長期にわたつて得ることができ、その信頼性
に優れる。しかも、第一の環状窪部および第二の
環状窪部の一方に局部的な圧力が加わつても、粘
弾性のシール材が連通孔を介してこの圧力を他方
に伝達し、全体にわたつてこの圧力を平衝させる
ことになるため、強度的に有利でありシール材の
モレや破損を生じる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案のケーブル接続
部の一実施例を示すもので第1図は要部の側断面
図、第2図は第1図の−線視図である。 1……ケーブル、3……導体接続個所、4……
外被、5……シール部本体、8A……第一環状窪
部、8B……第二環状窪部、9……逃げ孔、11
……シールリング、14……空〓部、15……シ
ール材、16……接続ケース、21……O−リン
グ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケーブルの接続部を覆う筒状の接続ケースと、
    該接続ケースの両端に装着され該接続ケースと前
    記ケーブルとの間を気密に維持するためのシール
    部本体とを備え、該シール部本体は一対の半割円
    筒体を一体に締結してなる円筒状体を呈し、 該円筒状体の両端部にはケーブル外径にほぼ等
    しいケーブル挿通孔が、中央部の内周にはケーブ
    ル外径より大きい値の内径を有する第一の環状窪
    部がそれぞれ形成され、前記円筒状体の中央部の
    外周には前記第一の環状窪部と離間して設けられ
    るとともに連通孔を介して該第一の環状窪部と連
    通する第二の環状窪部が形成されており、 前記第一の環状窪部の両側端部には弾性体から
    なるシールリングが嵌着され、該第一の環状窪部
    の該シールリングを除く部分、前記連通孔および
    前記第二の環状窪部には粘弾性のシール材が加圧
    充填されていることを特徴とするケーブル接続
    部。
JP1985044762U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH0412763Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985044762U JPH0412763Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JP1985044762U JPH0412763Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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Publication Number Publication Date
JPS61162245U JPS61162245U (ja) 1986-10-07
JPH0412763Y2 true JPH0412763Y2 (ja) 1992-03-26

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ID=30557633

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JP1985044762U Expired JPH0412763Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52122889A (en) * 1976-04-06 1977-10-15 Krone Gmbh Fittings for attaching cable
JPS548391U (ja) * 1977-06-20 1979-01-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5936108Y2 (ja) * 1980-02-21 1984-10-05 古河電気工業株式会社 メカニカルジヨイント型ケ−ブル接続部

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JPS61162245U (ja) 1986-10-07

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