JPH0610463Y2 - 物品投出機 - Google Patents

物品投出機

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JPH0610463Y2
JPH0610463Y2 JP1988164640U JP16464088U JPH0610463Y2 JP H0610463 Y2 JPH0610463 Y2 JP H0610463Y2 JP 1988164640 U JP1988164640 U JP 1988164640U JP 16464088 U JP16464088 U JP 16464088U JP H0610463 Y2 JPH0610463 Y2 JP H0610463Y2
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弥宏 岡本
義幸 小林
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グローリー工業株式会社
グローリー機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばパチンコ店等において獲得したパチン
コ玉やメダルと交換される景品等の物品を投出する物品
投出機に関する。
(従来の技術) 従来、パチンコ店やスロットマシン店等の遊技店で使用
されている物品交換機については、例えば実開昭61−
121878号公報に開示されているように、収納箱内
の昇降台上に複数の景品を重積収納し、パチンコ玉やメ
ダル等の計数量に応じてその昇降台を上昇させて所定数
の景品を押出台より上方に押上げると共に、その押出台
より上方に押上げられた所定数の景品を押出板により押
出して顧客に払出すようにした装置がある。
この装置では、景品の投出数量を制御するため、昇降用
モータにより昇降台が上昇されることによって押出台の
上方に押上げられる景品の押上げ分の数量を数量規制ア
ームにより計測している。この数量規制アームの他端に
は数量読取板が取付けられ、この数量読取板には景品の
押上げ分の数量に対応した数量記号孔が設けてあり、こ
の数量読取板の数量記号孔を発光受光センサで読取るよ
うにしている。つまり、投出数量分の景品が押出台より
上方に押上げられると、数量規制アームも同時に押上げ
られるためにこの数量規制アームの他端に取付けてある
数量読取板が移動し、この数量読取板に設けられた数量
記号孔を発光受光センサが読み、所定の数量記号が読取
られたときに昇降用モータを停止させて景品の押上げを
止める。そして、前記押出板によって押出台上に押上げ
られた所定数の景品が押出された後、数量規制アームに
取付けられたコイルばねによって数量規制アームは元の
位置に復帰するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記のような従来の装置では、景品の投
出量を制御するために、数量規制アーム、数量記号孔を
設けた数量読取板および発光受光センサを組合わせた複
雑な構造を必要とし、大掛りとなる問題がある。また、
その構造が複雑であるため、位置調整も面倒であり、し
かも、数量規制アームは景品投出後にコイルばねの力に
より数量規制アーム等が元の位置に戻るため、衝撃によ
り調整が狂う問題もある。
さらに、景品の投出量の検知は、数量読取板に設けられ
た数量記号孔を発光受光センサで読取るため、精度が悪
く、物品の誤投出をまねきやすい問題がある。
本考案は、このような点に鑑み、第1の目的は、リフト
機構によって複数の物品を押出台より上方に押上げて投
出する際に、物品の押上げ数を高精度で合わせることが
でき、所定数の物品を誤りなく投出することにあり、か
つ、第2の目的は、リフト機構によって複数の物品を押
出台より上方に押上げて投出した後に、初期状態に復帰
することを検知して次回の投出時に所定数の物品を誤り
なく投出することにある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 請求項1記載の考案は、所定数の物品Aを投出する投出
指令に基づいて、物品Aを重積して収納するストッカ11
に収納されている複数の物品Aを上方に持上げるリフト
機構61と、このリフト機構61によって上面に位置する押
出台77より上方に持上げられた物品Aを押出台77上に押
出す押出機構95と、前記リフト機構61によって物品Aが
押出台77より上方に持上げられた際に、物品Aと同時に
持上がる検知レバー部85aと、この検知レバー部85aの移
動に連動して回転し、所定の回転間隔毎にパルス信号と
その移動方向を示す信号とを発生するロータリーエンコ
ーダ88と、前記リフト機構61の動作中に前記ロータリー
エンコーダ88から前記投出指令の物品投出数に対応した
パルス信号数を計数したときにリフト機構61を停止さ
せ、停止後に前記検知レバー部85aの移動方向を示す信
号によって検知レバー部85aが上昇方向に移動したとき
はパルス信号数を加算計数すると共に下降方向に移動し
たときはパルス信号を減算計数し、投出指令の物品投出
数に対応したロータリーエンコーダ88から発生すべきパ
ルス信号数とロータリーエンコーダ88から発生して計数
したパルス信号数とが一致していないときにその不一致
のパルス信号数分をリフト機構61の再動作により物品A
を昇降させ、前記パルス信号数が一致したときにはリフ
ト機構61の動作を止め、所定時間内に一致しないときま
たは再動作の回数が所定回数内に前記パルス信号数が一
致しないときにはエラー報知を行なわせる制御手段151
とを具備したものである。
請求項2記載の考案は、所定数の物品Aを投出する投出
指令に基づいて、物品Aを重積して収納するストッカ11
に収納された物品Aを上方に持上げるリフト機構61と、
このリフト機構61によって上面に位置する押出台77より
上方に持上げられた物品Aを押出台77上に押出す押出機
構95と、前記リフト機構61によって物品Aが押出台77よ
り上方に持上げられた際に、物品Aと同時に持上がる検
知レバー部85aと、この検知レバー部85aの移動に連動し
て回転し、所定の回転間隔毎にパルス信号を発生するロ
ータリーエンコーダ88と、物品投出時に前記検知レバー
部85aが持上げられる際に前記ロータリーエンコーダ88
が発生するパルス信号数と、物品投出後に検知レバー部
85aが初期状態の戻る際にロータリーエンコーダ88が発
生するパルス信号数とが不一致のときにエラー報知を行
なわせる制御手段151とを具備したものである。
(作用) 請求項1記載の考案では、所定数の物品Aを投出する投
出指令に基づいて、リフト機構61によって物品Aが押出
台77より上方に持上げられると、検知レバー部85aが同
時に持上がり、ロータリーエンコーダ88から所定の回転
間隔毎にパルス信号が発生する。そして、ロータリーエ
ンコーダ88から前記投出指令の物品投出数に対応したパ
ルス信号数が発生したときにリフト機構61を停止させ
る。このリフト機構61の停止後に、前記検知レバー部85
aの移動方向を示す信号によって検知レバー部85aが上昇
方向に移動したときはパルス信号数を加算計数すると共
に下降方向に移動したときはパルス信号を減算計数す
る。そして、前記投出指令の物品投出数に対応したロー
タリーエンコーダ88から発生すべきパルス信号数と物品
Aを持上げて実際にロータリーエンコーダ88から発生し
て計数したパルス信号数とが一致したときには、押出機
構95によって押出台77上に物品Aを押出して投出する。
また、リフト機構61の停止後、パルス信号数が一致して
いないときには、その不一致のパルス信号数分を前記リ
フト機構61の再動作により物品Aを昇降させる。これで
パルス信号数が一致すれば前記のように物品Aを投出
し、一方、所定時間内に一致しないときまたは再動作の
回数が所定回数内にパルス信号数が一致しないときには
エラー報知する。
請求項2の考案では、所定数の物品Aを投出する投出指
令に基づいて、リフト機構61によって物品Aが押出台77
より上方に持上げられると、検知レバー部85aが同時に
持上がり、ロータリーエンコーダ88から所定の回転間隔
毎にパルス信号が発生する。このリフト機構61によって
押出台77より上方に持上げられた所定数の物品Aが押出
機構95によって押出されて投出されると、検知レバー部
85aが物品Aによって持上げられる前の初期状態に戻
る。このとき、検知レバー部85aが持上げられた際にロ
ータリーエンコーダ88が発生したパルス信号数と、検知
レバー部85aが初期状態に戻る際にロータリーエンコー
ダ88が発生するパルス信号数とが不一致のときには、す
なわち検知レバー部85aが初期状態に戻らないときには
エラー報知する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照して説明す
る。
第2図および第3図は物品投出機の平面図および正面図
を示しており、物品投出機は、機体1の左右両側部に一
対の物品投出ユニット2,3を備えていると共に、この
一対の物品投出ユニット2,3間にも物品投出ユニット
4を備えている。
前記物品投出ユニット2,3は、後述する複数のストッ
カ11、回転ドラム21およびドラム駆動手段35等からなる
ドラム式の収納部5と、リフト機構61および押出機構95
等からなる投出手段6との同一または対称構造にてそれ
ぞれ構成されており、まず、それらの構造について説明
する。
前記ストッカ11は、回転ドラム21に対して着脱自在とす
るカセット方式を採っており、第7図および第8図に示
すように、一対のストッカ枠12,13を有し、これらのス
トッカ枠12,13の前面板12a,13a、側面板12b,13bおよび
後面板12c,13c間で、矩形状の物品Aを重積状態で収納
する矩形筒状の物品収納空間14を形成している。そし
て、一方のストッカ枠12が他方のストッカ枠13に対して
両後面板12c,13cが連結されるヒンジ15を介して開閉可
能とし、その両ストッカ枠12,13の両側面板12b,13bの下
端に物品収納空間14の内方に突出して物品Aの両長辺縁
部を支持する支持板12d,13dが設けられ、この支持板12
d,13d間にスリット16が形成されていると共に、前面板1
2a,13a間に物品Aの重積方向に沿ってスリット17が形成
されている。また、各側面板12b,13bの上端近傍および
下端近傍には、フック溝穴18を有するフック金具19,20
が、一方のストッカ枠12の各フック金具19が他方のスト
ッカ枠13の各フック金具20の取付位置よりも上方にずら
してそれぞれ設けられており、このフック溝穴18は後方
に向かって開口する導入部18aと前側上部の引掛け部18b
とからなる。
前記回転ドラム21は、第2図ないし第4図のように、機
体1の上面板1aおよび底面板1bにそれぞれ軸受22,23で
垂直方向に回転自在に設けられた回転軸24によって回転
可能に支持されており、この回転軸24の上部側にドラム
本体25が設けられ、このドラム本体25の周面に複数のス
トッカ取付枠26が設けられ、このストッカ取付枠26間に
前記ストッカ11が着脱自在に装着される複数のストッカ
装着部27が形成されている。このストッカ取付枠26は、
ドラム本体25の周面に取付けられる固定板28とドラム本
体25に対して放射方向に突出する取付板29とから断面略
L字状に形成され、この取付板29の外端側の上部近傍お
よび下部近傍に各一対のフック片30,31が設けられ、各
上部側のフック片30は固定板28のある一側に突出すると
共にその突出面にフック32が突設され、各下部側のフッ
ク片31は他側に突出すると共にその突出面にフック32が
突設され、各ストッカ装着部27における各上部側のフッ
ク片30と各下部側のフック片31とが略平行となる。そし
て、この各ストッカ装着部27に対して回転ドラム21の外
径方向からストッカ11を挿入し、このストッカ11の両側
のフック金具19,20をストッカ装着部27の両側のフック
片30,31間に嵌合すると共に、そのフック金具19,20のフ
ック溝穴18,18をフック32,32に引掛けることにより、ス
トッカ11を装着でき、また、ストッカ11を持上げながら
回転ドラム21の外径方向に引くことにより、ストッカ11
を取外すことができる。
前記回転ドラム21はドラム駆動手段35によって回転およ
び停止される。このドラム駆動手段35は、第9図および
第10図のように、ドラム本体25の上板25aの外径側に
取付けた環状の回転停止受体36を有し、この回転停止受
体36の外周面に駆動手段としてのモータ37によって回転
される摩擦ローラ38が圧接し、そして、モータ37の駆動
により、摩擦ローラ38と回転停止受体36との摩擦接触を
介して回転ドラム21が所定の一方向(第2図左側の回転
ドラム21は反時計回り方向、右側の回転ドラム21は時計
回り方向)のみに回転駆動される。また、回転停止受体
36の内周側には、回転ドラム21の各ストッカ装着部27が
前記投出手段6の所定の投出位置で停止するように、回
転ドラム21の各ストッカ装着部27の位置に対応して所定
ピッチ毎に凹部39が設けられ、この凹部39に略L字状の
ロック片40の一端のロック部41が上方から嵌入して回転
ドラム21の回転が規制される。このロック片40は機体1
側に設けられた支軸42を支点として揺動可能とし、ロッ
ク片40に一体的に設けられたレバー43にソレノイド44の
プランジャ45が連結され、そして、このソレノイド44の
励磁時にロック片40のロック部41が凹部39から上方に逃
げ、回転ドラム21の回転を許容し、一方、非励磁時にプ
ランジャ45のスプリング46の付勢でロック部41が凹部39
に嵌入し、回転ドラム21の回転を規制するようになって
いる。
また、ロック片40の近傍には略L字状の逆転防止部材47
が機体1側に設けられた支軸48を支点として揺動可能に
設けられ、先端の規制部49が常に自重によって下がり、
その規制部49が回転停止受体36の凹部39内に嵌入した状
態では、回転ドラム21の逆方向への回転を規制し、一
方、回転ドラム21が所定方向に回転するときには、凹部
39の縁部が規制部49の傾斜面49aに当たって規制部49が
上方へ揺動して凹部39から外れ、回転ドラム21の回転を
許容する。
また、前記ドラム本体25の内径側には、ストッカ装着位
置に対応して切欠部50を設けた検知板51が設けられ、こ
の検知板51の外径部の上方に臨んで機体1側に設けられ
た回転位置検知器52の検知子53の先端のローラ54が切欠
部50に落込むことにより、回転ドラム21の各ストッカ装
着部27の回転位置を検知することができる。
前記投出手段6のリフト機構61は、各物品投出ユニット
2,3の回転ドラム21,21が近接する位置よりも少し前
方位置で、各回転ドラム21,21の隣合う各2つのストッ
カ11,11に対応した回転ドラム21,21の周縁の各一対の投
出位置にそれぞれ一対ずつ設けられている。そして、こ
の各リフト機構61は、第4図および第6図のように、機
体1の底面板1b上に立設された断面略L字状のリフトフ
レーム62によってガイドロッド63が立設され、このガイ
ドロッド63に昇降体64が垂直方向にスライド可能に設け
られている。この昇降体64は、ガイドロッド63にスライ
ド可能に嵌合するスライド部材64aを有し、このスライ
ド部材64aに前記回転ドラム21に装着されたストッカ11
のスリット16,17を通じて物品収納空間14に進入可能と
する昇降台65が薄板で略L字状に形成されたアーム板66
によって取付けられ、また、リフトフレーム62の上下部
に回転自在に軸着されたプ−リ67,67間にタイミングベ
ルト68が張設され、このタイミングベルト68にブラケッ
ト69を介してスライド部材64aが連結されている。そし
て、下部のプーリ67を駆動する昇降用駆動モータ70によ
ってタイミングベルト68が正逆回動されることにより、
昇降体64が昇降移動する。また、ブラケット69から先端
にベアリング71を回転自在に有するガイド軸72が突設さ
れ、このベアリング71がリフトフレーム62に垂直方向に
沿って設けられたガイド枠73に転動可能に嵌合し、昇降
体64の水平方向の振れを防止する。さらに、ブラケット
69から検知片74が突設され、この検知片74をリフトフレ
ーム62の上端近傍および下端近傍に設けた最上昇位置検
知センサ75および最下降位置検知センサ76で検知するこ
とにより、ストッカ11内の全ての物品Aを押上げ終えた
最上昇位置および昇降台65がストッカ11の下方に外れた
最下降位置を検知することができる。
ところで、機体1の上部中央域には円弧状の前端部を機
体1の前面から突出させて押出台77が設けられており、
この押出台77には各物品投出ユニット2,3の各一対の
リフト機構61によって各一対のストッカ11,11から押上
げられる物品A,Aが上昇通過可能とする各一対の押上
口78,78が開口されている。そして、この各押上口78の
下面開口縁部には押上げられる物品Aを押上口78内に導
く導入枠79が設けられている。
そして、第2図、第4図および第5図のように、各押上
口78に対応して、この各押上口78から押出台77の上方に
押上げられる物品Aの数を検知すると共に物品Aの有無
を検知する物品検知手段81が設けられている。この物品
検知手段81では、各押上口78の後側の押出台77上に立設
されたガイドフレーム82によってガイドロッド83が立設
され、このガイドロッド83にスライド部材84が垂直方向
にスライド可能に嵌合され、このスライド部材84に、先
端が押上口78の上方域に侵入する検知レバー85が取付け
られていると共に、垂直方向に長い摩擦板86が設けられ
ている。すなわち、検知レバー85と、スライド部材84お
よび摩擦板86とで構成される検知レバー部85aが昇降自
在になっている。また、ガイドフレーム82には、摩擦板
86に摩擦接触する摩擦ローラ87が回転自在に設けられて
いると共に、この摩擦ローラ87の回転を検出するロータ
リーエンコーダ88が設けられている。そして、通常は自
重によってスライド部材84が押出台77の上面に接合する
位置まで下降しており、リフト機構61によって押上げら
れる物品Aで検知レバー85が押上げられ、この検知レバ
ー85に伴って上昇する摩擦板86に摩擦接触する摩擦ロー
ラ87が回転し、この摩擦ローラ87に連動して回転するロ
ータリーエンコーダ88の所定回転間隔毎にパルス波形ま
たは正弦波形の信号が出力され、この信号数に基づいて
押上口78から押出台77の上方に押上げられた物品Aの数
量が検知できるようになっており、この実施例では物品
Aがリフト機構61(物品投出ユニット2,3のみ)によ
って10個まで押上げられてそれを検知できるようにして
いる。さらに、このロータリーエンコーダ88は、検知レ
バー85の上昇のみならず下降時にも信号を出力するよう
になっており、正逆回転方向に対応して正信号または負
信号としたり位相を変えたりして回転方向をも検出でき
るようにしている。また、リフト機構61による物品Aの
押上げ動作中において、ロータリーエンコーダ88から所
定の信号数が得られれば、ストッカ11内に物品Aが有る
と判断でき、一方、ロータリーエンコーダ88から所定の
信号数が得られる前に昇降体64の検知片74が最上昇位置
検知センサ75で検知されれば、ストッカ11内に物品Aが
無くなったと判断できる。なお、摩擦板86の下端部との
干渉を避けるために押出台77には逃げ孔89が設けられて
いる。
ところで、機体1の前記押出台77上には各物品投出ユニ
ット2,3(物品投出ユニット4も含む)の押上口78、
物品検知手段81、押出機構95等を覆うカバー枠体91が設
けられ、このカバー枠体91の前面に前記回転ドラム21の
円周の彎曲に対して逆向きに彎曲した略円弧状の押出口
枠板92が設けられ、この押出口枠板92の前方の押出台77
上に物品投出部93が形成されている。
そして、前記カバー枠体91の押出口枠板92の各物品投出
ユニット2,3の各一対の押上口78,78の前側に物品
A,Aが幅方向に2列に並ぶと共に10個ずつ重積した状
態でも通過可能とする押出口94,94が形成され、この各
押出口94,94に各物品投出ユニット2,3の各押出機構9
5,95の押出板96,96が嵌合配置される。
前記押出機構95の押出板96は、前面の外端側が直線面96
aに形成され、前面の内端側が前記回転ドラム21の円周
の彎曲に対して逆向きに彎曲した彎曲面96bに設けら
れ、後面左右両縁部に略L字状の金具97,97によってロ
ーラ98,98が回転自在に取付けられ、押出口94の左右各
縁部から押上口78,78の両側部で平行に対設されたガイ
ド側板99,100のガイド溝101,102に各ローラ98,98が嵌合
し、押上口78,78の前方の押出口94に嵌合した前進位置
と押上口78,78の後方の後退位置との間で移動可能にな
っている。なお、この押出板96には、前記物品検知手段
81,81の検知レバー85,85がいずれの位置にあっても挿通
可能とするスリット103,103が設けられている。
前記押出機構95は押出板96を前後方向に移動させる押出
板駆動装置105を備えており、一方のガイド側板100の後
端の押出台77上に立設された支持板106と押出口枠板92
との間に、外周面に螺旋溝107を無端状に形成したカム
軸108が回転可能に架設されていると共に、ガイド軸109
が平行に架設されている。このカム軸108の螺旋溝107
は、右巻の螺旋と左巻の螺旋とが両端部でつながって無
端状とされている。また、このカム軸108とガイド軸109
とには移動体110がスライド可能に嵌合すると共に、移
動体110の図示しないピンがカム軸108の螺旋溝107に嵌
合し、この移動体110に略L字状の連動板111を介して押
出板96が連結されている。そして、支持板106に取付け
られた押出用駆動モータ112でベルトおよびプーリ等の
駆動伝達手段113(第2図に示す)を介してカム軸108を
一方向に回転させることにより、螺旋溝107の一方の巻
方向の螺旋に沿って移動体110が前方または後方に向か
って移動し、前端または後端で螺旋溝107の他方の巻方
向の螺旋に移ると、移動体110の移動方向が反転して後
方または前方に向かって移動するようになっている。な
お、移動体110には検知片114が取付けられ、この検知片
114を押出台77上の前側および後側に設けた前進位置検
知センサ115および後退位置検知センサ116で検知するこ
とにより、押出板96の押出口94に嵌合した最前進位置お
よび押上口78,78の後方の最後退位置を検知することが
できる。
また、第2図のように、回転ドラム21のストッカ装着部
27の後述する補給位置に対して回転ドラム21の回転方向
の1つ次の位置において、そのストッカ装着部27に装着
されるストッカ11に物品Aが収納されているか否かを検
知する物品有無検知センサ117が設けられ、このセンサ1
17は、機体1の底面板1bの投光器117a(または受光器11
7a)と背面板1cの受光器117b(または投光器117b)との
間で検知光をストッカ11の内側に投光して物品Aの有無
を検知する。なお、このような透過型センサの他、反射
型センサを用いてもよい。
以上のように、各物品投出ユニット2,3は、複数のス
トッカ11、回転ドラム21、ドラム駆動手段35等からなる
収納部5と、リフト機構61、物品検知手段81および押出
機構95等からなる投出手段6との同一または対称構造に
てそれぞれ構成されている。
一方、前記物品投出ユニット4は、1つのストッカ11、
このストッカ11が着脱可能に装着される機体1の内部の
図示しないストッカホルダ等からなる収納部5aと、リフ
ト機構61、物品検知手段81および押出機構95等からなる
投出手段6aとを備えている。そして、押出台77にはリフ
ト機構61によって物品Aが押上げられる1つの押上口78
が設けられている。この実施例ではリフト機構61によっ
て押上げられる物品Aの数量が2〜4個程度とされ、そ
れを物品検知手段81で検知できるようにしている。押上
口78の前側のカバー枠体91の押出口枠板92には物品Aが
2〜4個重積状態で通過できる押出口121が設けられて
いる。この押出口121に対応した大きさに形成された押
出機構95の押出板122は、カバー枠体91の押出口枠板92
の彎曲と略同じ彎曲に形成され、物品検知手段81の検知
レバー85がいずれの位置でも挿通可能とする1つのスリ
ット123が設けられ、略L字状のアーム124で押出板駆動
装置105の移動体110に直接支持されている。なお、スト
ッカ11に物品Aが収納されているか否かは、リフト機構
61の昇降体64が最上昇位置に達していない場合すなわち
昇降体64の検知片74が最上昇位置検知センサ75で検知さ
れていなければ収納されていると判断できる。
また、第2図および第3図のように、前記物品投出部93
の押出台77上に押出された物品Aを検知する一対の物品
有無検知センサ131,132が設けられ、このセンサ131,132
は、押出口121の左右両側に配置された投光器132a,131a
(または受光器132a,131a)と各押出口94,94の外側に配
置された受光器131b,132b(または投光器131b,132b)と
の間で、各検知光が交差するように投光すると共に押出
台77の上面に近接して投光し、押出口94,121,94のいず
れから1つでも押出された物品Aを検知することができ
る。なお、押出口枠板92には各センサ131,132の各検知
光が投受光される窓孔133が設けられている。
また、第2図に示すように、前記カバー枠体91の背面に
は傾斜状の表示操作面135が設けられ、その表示操作面1
35にはエンプティ表示を行なう表示手段136が設けられ
ている。この表示手段136は、各物品投出ユニット2,
3の回転ドラム21,21の各ストッカ装着部27に対応して
複数の表示ランプ137,138を環状に並べて配置すると共
に、物品投出ユニット4に対応して1つの表示ランプ13
9を配置している。そして、物品投出ユニット2,3に
おいては、前記物品有無検知センサ117によって物品A
が有ると検知された回転ドラム21のストッカ装着部27に
対応する表示ランプ137,138を消灯させ、物品Aが無い
と検知されたストッカ装着部27に対応する表示ランプ13
7,138を点灯させると共に、リフト機構61で全ての物品
Aが押上げられて無くなった際にも対応する表示ランプ
137,138を点灯させるようにし、回転ドラム21の回転時
には前記回転位置検知器52によって回転ドラム21の回転
位置を検知して表示ランプ137,138の点灯または消灯を
順送りする。一方、物品投出ユニット4においては、物
品検知手段81で物品Aが有るとされれば表示ランプ139
を消灯し、無いとされれば点灯する。なお、前記表示操
作面135には各回転ドラム21,21を手動回転させる図示し
ない回転指令釦が設けられている。
また、機体1の背面には扉体145が開閉可能に設けら
れ、この扉体145で開放される機体1の背部の開口部146
を通じて、物品投出ユニット2,3の回転ドラム21,21
の開口部146に臨んだ補給位置にあるストッカ装着部2
7、物品投出ユニット4のストッカホルダに対してスト
ッカ11が着脱できるようになっている。
また、第1図には制御手段としてのCPU151を示し、
このCPU151は、インターフェース152を通じて昇降用
駆動モータ制御部153および押出用駆動モータ制御部154
に制御指令を送り、リフト機構61の昇降用駆動モータ制
御部155を介して昇降用駆動モータ70を駆動制御すると
共に、押出機構95の押出用駆動モータ制御部156を介し
て押出用駆動モータ112を駆動制御する。また、物品投
出時に検知レバー部85aの昇降移動に連動してロータリ
ーエンコーダ88から出力される信号を計数部157で計数
し、この信号数がインターフェース158を通じて入力さ
れる。一方、CPU151は、インターフェース159を通じ
てエラー報知部160に例えば音、音声または画面による
報知動作を行なわせ、また、例えばホッパに投入される
パチンコ玉やメダルの投入数を計数する計数部161から
インターフェース162を通じて計数値が入力される。
また、前記CPU151はROM163およびRAM164を有
し、ROM163は、物品Aの厚みや、ロータリーエンコ
ーダ88のパルス間隔等の情報が記憶されていると共に、
各部の制御方法や手順が記憶され、また、RAM164
は、各部からの情報や、演算結果の情報が適宜記憶さ
れ、必要に応じて読み出される。
次に、物品投出動作を説明する。
まず、機体1の扉体145を開放し、各物品投出ユニット
2,3の各回転ドラム21,21の補給位置にある各ストッ
カ装着部27,27に、対応する物品Aを収納したストッカ1
1をそれぞれセットする。この各回転ドラム21にストッ
カ11を装着するときには、補給位置のストッカ装着部27
にストッカ11を装着し終えたなら、前記表示操作面135
の回転指令釦を操作し、回転ドラム21の開いているスト
ッカ装着部27を補給位置まで回転させ、ストッカ11を順
次装着する。同時に、物品投出ユニット4のストッカホ
ルダに、対応する物品Aを収納したストッカ11をセット
する。なお、これらのストッカ11の装着時には、全ての
リフト機構61の昇降体64が、その昇降体64の検知片74が
最下降位置検知センサ76で検知されて停止された最下降
位置にあり、昇降台65がストッカ11の下方域に退避され
ている。
そして、物品投出機の立上げ始動時には、物品投出ユニ
ット2,3の各回転ドラム21が自動的に1回転され、物
品有無検知センサ117によって回転ドラム21の各ストッ
カ装着部27の各ストッカ11内に物品Aが有るか否かが確
認され、その検知結果に基づいて物品Aが有るストッカ
装着部27に対応する表示手段136の表示ランプ137,138が
消灯され、物品Aが無いストッカ装着部27に対応する表
示手段136の表示ランプ137,138が点灯される。
また、各回転ドラム21が前述のように1回転されて各ス
トッカ11における物品Aの有無が確認された後、一対の
リフト機構61の各投出位置に、物品Aの存在が確認され
たストッカ11がそれぞれ配置される。
さらに、各物品投出ユニット2,3,4の各リフト機構
61の各投出位置に配置されたストッカ11内の物品Aの最
上部位置の位置合わせが行なわれる。すなわち、リフト
機構61の昇降用駆動モータ70が駆動され、ストッカ11の
下方域に退避されていた昇降体64が上昇し、この昇降体
64の昇降台65がスリット16,17を通じてストッカ11の内
側に侵入し、この昇降台65上にストッカ11内に重積され
ている物品Aを載せて押上げ、そして、最上部の物品A
が押上口78を通じて押出台77の上面から突出し、物品検
知手段81の検知レバー85が物品Aで押上げられてロータ
リーエンコーダ88から信号が出力されると、昇降用駆動
モータ70が直ちに停止される。このとき、慣性等によっ
て物品Aが余分に押上げられた場合には昇降用駆動モー
タ70が逆転されるなどして物品押上位置が修正される。
また、物品投出ユニット4でも、同様に、ストッカ11内
の物品Aの最上部位置の位置合わせが行なわれ、同時
に、物品Aの有無が検知でき、すなわち、物品Aが有れ
ば、前記のようにロータリーエンコーダ88から信号が出
力され、一方、物品Aが無ければ、ロータリーエンコー
ダ88から信号が出力される前に昇降体64の検知片74が最
上昇位置検知センサ75で検知され、この結果に基づいて
前記表示手段136の表示ランプ139が消灯または点灯され
る。なお、この物品Aの最上部位置の位置合わせは、ス
トッカ装着直後に行なわなくても、後述する物品投出動
作後に結果的になされる。
そうして、物品投出動作を、物品投出ユニット2におい
て、第11図のフローチャートに基づいて説明する。例
えばホッパに投入されたパチンコ玉やメダル等が計数部
161によって計数され、この計数結果およびROM163の
記憶内容に基づいてロータリーエンコーダ88から発生す
べき信号数Pが演算されてセットされる(ステップ
)。すなわち、パチンコ玉やメダルの投入量に対応す
る物品Aの投出数が決定される。
そして、押出機構95の押出板駆動装置105の押出用駆動
モータ112が駆動され、カム軸108の螺旋溝107に沿って
移動体110が後方に移動すると共に、押出口94を閉鎖す
る位置にあった押出板96が後退移動される。この押出板
96が押上口78,78の後方まで後退し、移動体110の検知片
114が後退位置検知センサ116で検知されると、押出用駆
動モータ112が停止され、押出板96の後退が停止され
る。
ついで、リフト機構61の昇降用駆動モータ70が駆動され
(ステップ)、上昇される昇降台65によって物品Aが
押上口78を通じて押出台77の上方に押上げられる。
この押出台77の上方に押上げられる物品Aで物品検知手
段81の検知レバー85が押上げられると、検知レバー85と
一体的に押上げられる摩擦板86との摩擦接触で摩擦ロー
ラ87が回転し、この摩擦ローラ87に連動して回転するロ
ータリーエンコーダ88の所定回転間隔毎に信号が出力さ
れ、このロータリーエンコーダ88から出力される信号が
計数部157で計数される。
そして、前記セットされた信号数Pに計数された信号数
が一致するのを待ち(ステップ)、一致したなら
ば、押上口78から押出台77の上方に所定数の物品Aが押
上げられたものとして、昇降用駆動モータ70が直ちに停
止される(ステップ)。
なお、セット時の物品Aの収納量が少なかったり、投出
動作の繰返しによって物品Aの収納量が少なくなり、昇
降体64が上昇して物品Aを押上げている途中で、昇降体
64の検知片74が最上昇位置検知センサ75で検知される
と、たとえ信号数Pに信号数rが達せず所定数量の物
品Aが押上げられていなくても、昇降用駆動モータ70が
停止される。このとき、昇降台65上に載っている全ての
物品Aが押出台77の上方に押上げられており、物品Aの
不足分については後述する対応を行なう。また、このよ
うに、昇降体64の検知片74が最上昇位置検知センサ75で
検知されると、ストッカ装着部27のストッカ11内に物品
Aが無くなったと判断され、表示手段136の表示ランプ1
37が点灯され、エンプティ表示をする。
そして、前記昇降用駆動モータ70が停止された後、もう
一度、セットされた信号数Pと計数された信号数r
が一致しているか否かが判断される(ステップ)。こ
れは、慣性によって物品Aが余分に押上げられたり、ま
たは下降されることがあるためである。
もし、信号数Pと信号数rとが一致せず物品押上げ量
に誤差があると判断された場合には、(P−r)の信
号数分だけ昇降用駆動モータ70が再作動される(ステッ
プ)。具体的には、物品押上げ量に誤差があると判断
された場合、物品Aが余分に押上げられていたり、逆に
下がっていたりしているため、(P−r)の信号数分
だけ再作動され、すなわち昇降用駆動モータ70が逆転ま
たは正転され、物品Aが再度下降または上昇される。
その後、昇降用駆動モータ70の再作動が5回以内(ある
いは最初の再作動開始時点から所定時間内)であれば
(ステップ)、もう一度、セットされた信号数Pと計
数された信号数rとが一致しているか否かが判断され
る。今回も、一致しないような場合には、昇降用駆動モ
ータ70が再度正転または逆転される。そして、このよう
な昇降用駆動モータ70の再動作が5回(あるいは最初の
再作動開始時点から所定時間)行なわれても、信号数P
と信号数rとが一致しなければ、投出動作を停止する
と共に、エラー報知部160によってエラー報知する(ス
テップ)。従って、物品Aの誤投出を防止し、高精度
で確実に必要な数の物品Aをストッカ11から取出すこと
ができる。
また、信号数Pと信号数rとが一致して物品押上げ量
の誤差がないと判断されれば、前記押出機構95の押出板
駆動装置105の押出用駆動モータ112が再度駆動され、カ
ム軸108の螺旋溝107に沿って折返される移動体110が今
度は前方に向かって移動し、それに伴って前進する押出
板96で押出台77上に押上げられている物品Aを押出す
(ステップ)。この押出される物品Aは、押上口78の
縁部に当たって規制される所定数量の物品Aの下側の物
品A上を滑って押出台77上に乗移ると共にその押出台77
上を滑り、押出口94から物品投出部93に押出される。そ
して、この押出板96が押出口94を閉鎖する位置まで前進
し、移動体110の検知片114が前進位置検知センサ115で
検知されると、押出用駆動モータ112が停止され、押出
板96の前進が停止される。
また、押出機構95によって物品Aが押出されると、検知
レバー部85aが自由落下してスライド部材84が押出台77
の上面に当接する高さまで下降し初期状態に戻る(ステ
ップ)。このとき、下降する摩擦板86との摩擦接触で
摩擦ローラ87が回転し、この摩擦ローラ87に連動して回
転するロータリーエンコーダ88の所定回転間隔毎に信号
が出力され、このロータリーエンコーダ88から出力され
る信号が計数部157で計数される。
そして、前記信号数P(r)と下降時に計数された信
号数rが一致するか否かが判断される(ステップ
)。これは、検知レバー部85aが初期状態に復帰した
ときには、前記物品押上げ時の信号数P(r)と下降
時に発生する信号数rとが一致するはずであり、検知
レバー部85aが確実に初期状態に戻ったか否かが確認さ
れる。
前記信号数Pと信号数rとが一致したならば、検知レ
バー部85aが初期状態に確実に戻ったとして、次の投出
動作まで待機し、一方、例えば検知レバー部85aが下降
途中で引掛かったりして一致しなかった場合には、エラ
ー報知部160でエラー報知する(ステップ)。従っ
て、次回の物品Aの投出時には検知レバー部85aが確実
に初期位置にあることになり、次回の物品Aの誤投出を
予め防止することができる。
このようにして、物品投出ユニット2から物品Aが押出
台77上の物品投出部93へ投出される。他の物品投出ユニ
ット3,4についても同様の物品投出動作で物品Aを投
出し、それら各物品投出ユニット2,3,4から同時に
物品Aを投出することも可能である。
また、各物品投出ユニット2,3は一対のリフト機構6
1,61を備えており、一対のストッカ装着部27,27に装着
されたストッカ11,11からそれぞれ10個ずつの物品Aを
押上げて同時に投出することが可能であるが、通常は、
回転ドラム21の回転方向側つまり中央の物品投出ユニッ
ト4側にある一方のストッカ11から優先的に物品Aが投
出される。例えば、その物品投出ユニット2,3からの
物品Aの投出量が10個以下であれば、その一方のストッ
カ11から物品Aが投出され、かつ、11個以上(20個以
下)の場合には、一方のストッカ11から10個の物品Aが
投出されると共にもう一方のストッカ11から残りの個数
の物品Aが同時に投出される。なお、20個以上の物品A
を投出する場合には、両ストッカ11,11から10個ずつ同
時に投出した後に、残りをもう一度投出する。
また、一方のストッカ11からの投出途中で、その一方の
ストッカ11の物品Aが無くなり、所定数の物品Aが投出
できない場合には、もう一方のストッカ11から不足分の
物品Aが同時に投出される。例えば8個の物品Aを投出
する場合に、一方のストッカ11から本来は8個の物品A
を投出するのであるが、3個しか投出できなかったら、
他方のストッカ11から5個の物品Aを同時に投出する。
なお、各物品投出ユニット2,3,4から押出台77上に
物品Aを連続的に投出することが可能であり、この場
合、先に押出台77に投出されている物品Aを後から投出
される物品Aで押出台77の前側に押出して投出される。
このとき、同時に40個以上の物品Aが押出台77上に投出
された後、さらに物品Aを投出する場合には、物品Aが
押出台77から押出されて落ちたり、重積が崩れて受取り
にくくなることがあるため、一旦投出動作を停止し、押
出台77上の物品Aが取除かれたことが物品有無検知セン
サ131,132によって検知された後に、投出動作を再開し
て残りの物品Aを投出する。この際、押出台77上の物品
Aを一旦取除くように、かつ、まだ投出される物品Aが
あることを例えば音声や画面表示によって伝えるように
してもよい。
また、前記物品投出ユニット2,3の投出手段6の投出
位置にある一方のストッカ11内に物品Aが無くなった場
合または一度に両方のストッカ11,11内に物品Aが無く
なった場合には、回転ドラム21が回転され、物品Aを収
納しているストッカ11が投出位置に配置される。すなわ
ち、まず、一対のリフト機構61の昇降体64が下降され、
昇降台65がストッカ11から下方に退避した後、ドラム駆
動手段35によって回転ドラム21がストッカ装着部27の1
つ分または2つ分だけ回転され、そして、投出位置に物
品Aを収納しているストッカ11が配置された後、リフト
機構61の昇降体64が上昇されて復帰する。なお、回転ド
ラム21を回転させる際、隣側(回転によって投出位置に
来る側)のストッカ11に物品Aが収納されていなけれ
ば、その空のストッカ11を通過させて物品Aの収納され
たストッカ11を投出位置に配置する。そして、この回転
ドラム21の回転に対応して、表示手段136の表示ランプ1
37,138の消灯または点灯の表示が順送りされる。
また、各物品投出ユニット2,3,4の各ストッカ11内
の物品Aの有無は表示手段136によって確認でき、エン
プティを表示する表示ランプ137,138の点灯数が多くな
ったり、表示ランプ139が点灯した場合等には、機体1
の扉体145を開放し、補給位置にある各物品投出ユニッ
ト2,3,4から空のストッカ11を取出し、物品Aが収
納されたストッカ11をセットする。
そして、この補給を行なった後、回転ドラム21が自動的
に1回転され、物品有無検知センサ117によって回転ド
ラム21の各ストッカ装着部27の各ストッカ11内に物品A
が有るか否かが確認され、その検知結果に基づいて表示
手段136で物品Aの有無情報が表示される。
次に、この物品投出機による物品投出態様を具体例を示
して説明する。
投出される物品Aとしては、例えばパチンコ店において
獲得したパチンコ玉やメダルと交換される景品とした場
合、100円景品、500円景品、1000円景品があるものと
し、物品投出ユニット2には100円の景品がセットさ
れ、物品投出ユニット4には500円景品がセットされ、
物品投出ユニット3には1000円の景品がセットされる。
そして、例えば9900円分の景品を投出する場合は、物品
投出ユニット3から1000円の景品が9個投出され、物品
投出ユニット4から、500円の景品が1個投出され、物
品投出ユニット2から100円の景品が4個投出される。
このとき、物品投出ユニット2,3では投出位置にある
一方のストッカ11から景品が投出されるが、その投出中
に一方のストッカ11が空になればもう一方のストッカ11
から不足分が同時に投出される。
また、例えば21000円分(1000円の景品を21個)以上で4
0000円分(1000円の景品を40個)以下の景品を投出する
場合、物品投出ユニット3においては、1000円の景品が
一度に20個投出された後に、もう一度、残りの景品が連
続して投出される。
なお、景品投出時に、物品投出ユニット3の1000円の景
品が途中で無くなった場合には、不足の代替分として物
品投出ユニット4で500円の景品を投出し、また、物品
投出ユニット3,4の1000円,500円の景品が途中で無
くなった場合には、不足の代替分として物品投出ユニッ
ト2で100円の景品を投出する。このとき、不足の代替
分としてあまりに多量の500円または100円の景品を投出
しなければならないときには、投出動作を停止し、警報
等により係員に報知する。
また、前記のように、押出台77上に同時に40個以上の景
品が投出され、さらに景品を投出する場合には、一旦投
出動作を停止し、押出台77上の景品が取除かれたことが
物品有無検知センサ131,132によって検知された後に、
投出動作を再開して残りの景品を投出する。この際、押
出台77上の景品を一旦取除くように、かつ、まだ投出さ
れる景品があることを顧客に対して例えば音声や画面表
示によって伝える。
また、1人目の顧客の景品が押出台77上に取られずに置
いてある状態で次の顧客の景品が投出されると、混合し
て区別がつかなくなるため、1人目の顧客の景品が押出
台77上から取除かれたことが物品有無検知センサ131,13
2によって検知された後に、次の顧客の景品を投出する
ようにする。この際にも、音声または画面表示によって
顧客に景品を受取るように促してもよい。また、所定時
間経過しても押出台77の景品が取られない場合には、ブ
ザー等で報知するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
請求項1記載の考案によれば、リフト機構によって複数
の物品を押出台より上方に押上げて投出する際に、物品
で押上げられる検知レバー部の押上げ量をロータリーエ
ンコーダのパルス信号数として得て、物品投出数に対応
して発生すべきパルス信号数と実際に計数されたパルス
信号数とからリフト機構を制御するため、物品の押上げ
停止後に物品が惰性移動したような場合でも補正を行な
って、物品の押上げ数を高精度で合わせることができ、
所定数の物品を誤りなく投出できる。
請求項2記載の考案によれば、リフト機構によって複数
の物品を押出台より上方に押上げて投出した後に、物品
で押上げられる検知レバー部の押上げ量に応じてロータ
リーエンコーダが発生したパルス信号数と、検知レバー
部が初期状態に戻る際にロータリーエンコーダが発生す
るパルス信号数とが不一致のときには、すなわち検知レ
バー部が初期状態に戻らないときにはエラー報知するた
め、次回の投出時に発生するエラーを予め検知して物品
の誤投出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の物品投出機の一実施例の構成を示すブ
ロック図、第2図は物品投出機の平面図、第3図は正面
図、第4図はリフト機構部分の断面図、第5図は押出機
構部分の斜視図、第6図はリフト機構の平面図、第7図
はストッカの平面図、第8図はストッカの側面図、第9
図および第10図はドラム駆動手段の断面図、第11図
は物品投出動作を説明するフローチャート図である。 11……ストッカ、61……リフト機構、77……押出台、85
a……検知レバー部、88……ロータリーエンコーダ、95
……押出機構、151……制御手段としてのCPU、A…
…物品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−13993(JP,A) 特開 昭58−223892(JP,A) 実開 昭53−15384(JP,U) 実開 昭53−54090(JP,U) 実開 昭61−121878(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定数の物品を投出する投出指令に基づい
    て、物品を重積して収納するストッカに収納されている
    複数の物品を上方に持上げるリフト機構と、 このリフト機構によって上面に位置する押出台より上方
    に持上げられた物品を押出台上に押出す押出機構と、 前記リフト機構によって物品が押出台より上方に持上げ
    られた際に、物品と同時に持上がる検知レバー部と、 この検知レバー部の移動に連動して回転し、所定の回転
    間隔毎にパルス信号とその移動方向を示す信号とを発生
    するロータリーエンコーダと、 前記リフト機構の動作中に前記ロータリーエンコーダか
    ら前記投出指令の物品投出数に対応したパルス信号数を
    計数したときにリフト機構を停止させ、停止後に前記検
    知レバー部の移動方向を示す信号によって検知レバー部
    が上昇方向に移動したときはパルス信号数を加算計数す
    ると共に下降方向に移動したときはパルス信号を減算計
    数し、投出指令の物品投出数に対応したロータリーエン
    コーダから発生すべきパルス信号数とロータリーエンコ
    ーダから発生して計数したパルス信号数とが一致してい
    ないときにその不一致のパルス信号数分をリフト機構の
    再動作により物品を昇降させ、前記パルス信号数が一致
    したときにはリフト機構の動作を止め、所定時間内に一
    致しないときまたは再動作の回数が所定回数内に前記パ
    ルス信号数が一致しないときにはエラー報知を行なわせ
    る制御手段と を具備したことを特徴とする物品投出機。
  2. 【請求項2】所定数の物品を投出する投出指令に基づい
    て、物品を重積して収納するストッカに収納された物品
    を上方に持上げるリフト機構と、 このリフト機構によって上面に位置する押出台より上方
    に持上げられた物品を押出台上に押出す押出機構と、 前記リフト機構によって物品が押出台より上方に持上げ
    られた際に、物品と同時に持上がる検知レバー部と、 この検知レバー部の移動に連動して回転し、所定回転間
    隔毎にパルス信号を発生するロータリーエンコーダと、 物品投出時に前記検知レバー部が持上げられる際に前記
    ロータリーエンコーダが発生するパルス信号数と、物品
    投出後に検知レバー部が初期状態に戻る際にロータリー
    エンコーダが発生するパルス信号数とが不一致のときに
    エラー報知を行なわせる制御手段と を具備したことを特徴とする物品投出機。
JP1988164640U 1988-12-20 1988-12-20 物品投出機 Expired - Lifetime JPH0610463Y2 (ja)

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