JPS6019555B2 - 自動販売装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は所定金額のコイン投入に応動して物品を販売
する自動販売装置に関する。

一般に自動販売装置はコイン機構に所定金額のコインを
投入したにもかかわらず物品が販売されない事故が間々
ある。

このような場合装置の管理者が客のコイン投入を目撃す
ることはほとんどなく、客の主張をすぐに受け入れるこ
とはあまりしない。このため客とのトラブルが絶えなか
った。この発明はこのような事情にかんがみてなされた
もので、客とのトラブルを起こすことなくスムーズに事
故処理を行なうことができる自動販売装層を提供するこ
とを目的とする。以下、この発明の実施例を図面を参照
して説明する。

第１図は自動販売装置の外観を示す正面図で、１はコイ
ン投入口、２は第１のセレクションスイッチ、３は第２
のセレクションスイッチである。

前記コイン投入口１の上方に位置して投入金額表示器４
が設けられ、そのコイン投入口１の下方に位置してコイ
ン返却口５が設けられている。前記０各セレクションス
イッチ２．３の上方に位置してそれぞれ第１の異常状態
表示器６および第２の異常状態表示器７が設けられてい
る。そして装置の正面下部には販売口８が設けられ、か
つ正面上部には販売する物品を表示した看板９が設けら
れて夕し、る。第２図は自動販売装置の制御回路を示す
ブロック図で、１１はコイン機構、１２は第１の販売装
置、１３は第２の販売装置である。

前記コイン機構１１に所定金額のコインを投入し第１の
セレク０ションスィッチ２を操作すると第１の販売装置
１２が作動したとえば物品Ａを販売口８へ送出し、上記
コイン機構１１に所定金額のコインを投入し第２のセレ
クションスイッチ３を操作すると第２の販売装置１３が
作動し、たとえば物品Ｂを販売５口８へ送出するように
している。なお、この場合物品Ａと物品Ｂの販売価格は
同一でも異なってもよい。前記コイン機構１１に投入さ
れたコインの金額量は投入金額表示器４によって表示さ
れるようになっている。

また前記コイン機構１１は前記各販売装置１２，１３の
作動時その販売装置１２，１３からそれぞれバック信号
Ｓ．，Ｓ２を入力されそれぞれ物品Ａの販売金額データ
ｄ．、物品Ｂの販売金額データらを送出するようにして
いる。前記コイン機構１ １から送出される販売金額デ
ータｄ，，ｄ２を共に販売金額データ総合計器１４に供
給して加算処理し、かつ上記コイン機構１１から送出さ
れる販売金額データｄ，を第１の販売金額データ合計器
１５に供給して加算処理するとともに販売金額データｄ
２を第２の販売金額データ合計器１６に供給して加算処
理するようにしている。そして前記第１の販売金額デー
タ合計器１５の販売金額合計デー外こもとすいて第１の
販売個数計数器１７が物品Ａの販売個数を計数するとと
もに、前記第２の販売金額データ合計器１６の販売金額
合計デー外こもとすごし、て第２の販売個数計数器１８
が物品Ｂの販売個数を計数するようにしている。前記第
１の販売装置１２が物品Ａを販売口８へ送出するのを第
１の販売検知器１９で検知し、かつ前記第２の販売装置
１３が物品Ｂを販売口８へ送出するのを第２の販売検知
器２０で検知するようにしている。

なお、前記両販売検知器１９，２０はたとえばマイクロ
スイッチ、光電スイッチ等で構成されている。そして前
記第１の販売検知器２１９からの物品検知出力に応動し
て第１のカウンタ２１が物品Ａの販売個数をカウントし
、前記第２の販売検知器２０からの物品検知出力に応敷
して第２のカヴンタ２２が物品Ｂの販売個数をカウント
するようになっている。 ３図中２３は第
１の比較器で、この比較器２３は前記第１の販売個数計
数器１７から得られる販売個数データと前記第１のカウ
ン夕２１から得られる販売個数データとを比較し、両デ
ータが不一致のとき前記第１の販売装置１２の販売動作
を禁止３するとともに前記第１の異常状態表示器６を表
示動作させるようにしている。また図中２４は第２の比
較器で、この比較器２４は前記第２の販売個数計数器１
８から得られる販売個数データと前記第２のカゥンタ２
２から得られる販売個数データ４０とを比較し、両デー
タが不一致のとき前記第２の販売装置１３の販売動作を
禁止するとともに前記第２の異常状態表示器７を表示動
作させるようにしている。つぎにこのように構成された
本発明実施例装置の作用について説明する。

コイン投入ローからコイン機構１ １へたとえば物品Ａ
およびＢの販売価格金額以上のコインを投タ入すると、
その投入されたコインの金額量が投入額表示器４に表示
される。

そこでたとえば第１のセレクションスイッチ２を閉成操
作すると第１の販売装置１２が作動し物品Ａが販売口８
へ送出される。

そして第１の販売０装置１２の販売動作によりバック信
号Ｓ，が第１の販売装置１２からコイン機構１１へ入力
されコイン機構１１から物品Ａの販売金額データｄ，が
販売金額デ−タ総合計器１４および第１の販売金額デー
タ合計器１５へ供給される。すると第１の販売タ個数計
数器１７は第１の販売金額データ合計器１５の販売金額
合計データにもとすいてその金額合計データを予め設定
された物品Ａの単価データで除算することにより物品Ａ
の販売個数を計数する。一方第１の販売装置１２によっ
て物品Ａが飯０売口８へ送出されるとその物品Ａが第１
の販売検知器１９によって検知され、第１のカゥン夕２
１が物品Ａの販売個数をカウントする。また、たとえば
第２のセレクションスイッチ３を閉成操作すると第２の
販売装置１３が作動し物品Ｂが販売口８へ送出される。
しかしてこのときは第２の販売装置１３からバック信号
Ｓ２がコイン機構１１へ入力されコイン機構１１から物
品Ｂの販売金額データｄ２が販売金額データ総合計器１
４および第２の販売金額データ合計器１５へ供給される
。そして第２の販売金額データ合計器１５の販売金額合
計デー外こもとずし、て第２の販売個数計数器１８が物
品Ｂの販売個数を計数する。一方第２の販売装置１３に
よって物品Ｂが販売口８へ送出されるとその物品Ｂが第
２の販売検知器２０によって検知され、第２のカゥン夕
２２が物品Ｂの販売個数を力ウントす・る。したがって
装置の総売上げデータは販売金額データ総合計器１４に
書き込まれ、かつ各物品Ａ、Ｂ毎の売上げデータは第１
、第２の販売金額デ−タ合計器１５，１６にそれぞれ書
き込まれることになる。

そしてこの販売動作において第１の比較器２３は販売動
作毎に第１の販売個数計数器１７の販売個数データと第
１のカゥンタ２１のカウントデータすなわち販売個数デ
ータとを比較し、かつ第２の比較器２４は販売動作毎に
第２の販売個数計数器１８の販売個数データと第２のカ
ウンタ２２のカゥンタデータすなわち販売個数データと
を比較する。

したがって販売装置が作動し、物品が販売口８へ確実に
送出されている限りは販売個数計数器の販売個数データ
とカウンタの販売個数データとが常に一致しているから
比較器によって販売装置の販売動作が禁止されることは
なく、かつ異常状態表示器が表示動作されることはない
。

また、たとえば第１の販売装置１２が作動したにもかか
わらず物品Ａが販売装置１２内に詰まって販売口８へ送
出されない事故を発生した場合は、第１の販売金額デー
タ合計器１５に物品Ａの販売金額データｄ，が入力し第
１の販売個数計数器１７の販売個数データが１個増える
にもかかわらず第１の販売検知器１９は物品Ａの販売を
検知しないから第１のカウンタ２１の販売個数データは
変化しない。

しかして第１の比較器２３は第１の販売個数計数器１７
の販売個数データと第１のカゥン夕２１の販売個数デー
タとが不一致していることを知り、第１の販売装置１２
の販売動作を禁止させるとともに第１の異常状態表示器
６を表示動作させる。したがって管理者は第１の異常状
態表示器６を見てすぐに第１の販売装置側が事故を起こ
したことを知ることができるので、客との間でトラブル
を起こすことなく装置の内部を開放して物品Ａを取り出
し客に渡すか、あるいは客に投入金額相当のコインを返
却して事故処理を行ない、その後装置の故障個所を点検
するようにすればよい。なお、第２の販売装置１３が作
動したにもかかわらず物品Ｂが販売装置１３内に詰まっ
て販売口８へ送出されない事故を発生した場合も、第２
の販売装置１３の販売動作が禁止されるとともに第２の
異常状態表示器７が表示動作されるので、上述した物品
Ａが詰まった場合と同様客との間でトラブルを起こすこ
となく事故処理できるのは勿論である。

なお、前記実施例では２種の物品Ａ、Ｂを選択的に販売
できる自動販売装置について述べたがかならずしもこれ
に限定されるものではなく、１種あるいは８種以上の物
品を販売できる自動販売装置であってもよい。

また、前記実施例では販売金額データ合計器の販売金額
合計データから販売個数データを求め、その販売個数デ
ータとカゥンタの販売個数データとを比較するようにし
たものに０ついて述べたがかならずしもこれに限定され
るものではなく、たとえばカウンタのカウント出力に物
品の単価データを積算して販売金額合計データを求め、
その販売金額合計データと販売金額データ合計器の販売
金額合計データとを比較するよう夕にしてもよい。以上
詳述したようにこの発明によればコイン機構から得られ
る販売金額データを販売金額データ合計器で加算記憶す
るようにし、かつ販売装置によって販売口へ送出される
物品を検知器で検知０し、その物品検知出力に応動する
カゥンタで物品の販売個数をカウン夕するようにし、上
言己カウンタのカウント出力および上記販売金額データ
合計器の販売金額合計デー外こもとずし、て得られる販
売個数データあるいは販売金額合計データを比較５し、
上記両者のデータが不一致のとき上記販売装置の販売動
作を禁止させるとともに異常状態表示器を表示動作させ
るようにしているので、物品が販売されない事故が発生
しても客とのトラブルを起こすことなくスムーズに事故
処理を行なうこと０ができる自動販売装置を提供できる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示すもので、第１図は外観を示
す正面図、第２図は制御回路を示すブロック図である。 ３夕 ６，７・・・・・・異常状態表示器、１１・・・
・・・コイン機構、１２，１３・・・・・・販売装置、
１５，１６・・・・・・販売金額データ合計器、１９，
２０・・・・・・販売検知器、２１，２２……カウンタ
、２３，２４……比較器。第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ コイン機構と、このコイン機構への所定金額のコイ
   ン投入に応動して物品を販売動作する販売装置と、この
   販売装置の物品販売動作に応動して上記コイン機構から
   発生する販売金額データを加算記憶する販売金額データ
   合計器と、上記販売装置によつて販売口へ送出される物
   品を検知する検知器と、この検知器の物品検知出力に応
   動して物品の販売個数をカウントするカウンタと、異常
   状態表示器と、上記カウンタのカウンタ出力および上記
   販売金額データ合計器の販売金額合計データにもとずい
   て得られる販売個数データあるいは販売金額合計データ
   を比較し、上記両者のデータが不一致のとき上記販売装
   置の販売動作を禁止させるとともに上記異常状態表示器
   を表示動作させる比較器とを具備したことを特徴とする
   自動販売装置。