JPH06103958B2 - マイクロホンユニツト - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電話機等に使用するマイクロホンユニットに関
する。

従来の技術 第２図は従来のマイクロホンユニットの構成を示す図で
ある。同図において、１は金属ケース、２はプレート、
３はロワケース、４はマイクロホン、５−１、５−２は
出力端子板である。マイクロホン４としては各種方式の
ものが考えられるが、小形であることからエレクトレッ
トコンデンサマイクロホンが適する。

同図において、プレート２、ロワケース３等は金属ケー
ス１に挿入後、前記金属ケース１の端部１−１をカシメ
等により固定している。内部気室を音響的に密閉する必
要がある場合は出力端子板５−１、５−２とロワケース
３の取付部の隙間を接着等の何らかの方法で密閉する
か、太い破線６の様な別のケースを構成する必要があ
る。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来例では金属ケース１が必要であ
り、電話器等の場合、金属部が表面側にあると静電気に
対し必然的に弱くなってしまうという問題がある。

又、構成が複雑であり、量産に適しておらず、コストア
ップは避けられないという欠点がある。

本発明はこの様な従来の問題を解決するものであり、静
電気に対し強く、構成が簡単でコストの安価なマイクロ
ホンユニットを提供するものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために凹状の樹脂ケース、
プリント基板を有し、前記ケースの端部をプリント基板
で閉する様構成したものである。内部気室を音響的に密
閉する方法としては接着等の方法も考えられるが本発明
では樹脂ケースの端部を超音波溶着により固定してい
る。

作用 本発明は上記の様な構成により次の様な効果を有する。
すなわち、ケースが樹脂製であり、プリント基板で閉し
超音波溶着等の何らかの方法で固定しているのみであ
り、部品点数が少なく構成が簡単であり、量産に適して
いるので安価なコストにできるとともに静電気に対し強
いという効果を有する。

実施例 第１図は本発明の一実施例の構成を示す図である。同図
において、７は凹状の樹脂ケース、８はプリント基板、
９は必要に応じてマプリント基板８に構成される電気部
品、８−１、８−２はプリント基板８の銅箔パターンに
よる出力端子であり、接触による導通を考えた場合はこ
の表面に金メッキ等を施すことが望ましい。樹脂ケース
７内にマイクロホン４等が挿入固定され、前記プリント
基板８で樹脂ケース７の端部開口端７−１を閉する如く
構成されている。このプリント基板８を完全に固定する
ために開口端７−１は超音波溶着による固定を行なって
いる。もちろん他の方法として接着等も考えられる。

つまり、上記実施例によればプリント基板８により必要
に応じ簡単に内部気室を音響的に構成できるとともに、
出力端子８−１、８−２としても構成できる。又、プリ
ント基板８の固定も超音波溶着等で簡単に行なうことが
できる。

尚、本実施例では出力端子を銅箔パターンとして構成し
ているが、ファストン端子等により構成しても本発明の
趣旨は同一である。

発明の効果 本発明は上記実施例より明らかな様に凹状の樹脂ケース
内にマイクロホン等を挿入固定し、前記ケースの端部開
口端をプリント基板で閉することにより、部品点数が少
なく簡単な構成とすることができ、さらに樹脂ケースの
端部を溶着し、プリント基板と固定させるので、量産に
適し安価なコストとすることができる効果を有するとと
もに、ケース７が樹脂製のため静電気に対し強いという
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の一実施例を示すマイクロホンユ
ニットの断面図、第１図（ｂ）は同下面図、第２図
（ａ）は従来のマイクロホンユニットの断面図、第２図
（ｂ）は同下面図である。 ７……樹脂ケース、８……プリント基板、９……内部電
気部品、７−１……開口端、４……マイクロホン。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】マイクロホンを内部に収納する凹状の樹脂
   ケースと、このケースの端部を封止する電気部品を装着
   するプリント基板とを備え、上記プリント基板と上記樹
   脂ケースとの固定を樹脂溶着とすることを特徴とするマ
   イクロホンユニット。
2. 【請求項２】プリント基板の銅箔部に金属メッキ等を施
   し、前記銅箔部をマイクロホンの出力端子としたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のマイクロホンユ
   ニット。