JP2578777Y2 - エレクトレットコンデンサマイクロフォン - Google Patents

エレクトレットコンデンサマイクロフォン

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JP2578777Y2
JP2578777Y2 JP1993053028U JP5302893U JP2578777Y2 JP 2578777 Y2 JP2578777 Y2 JP 2578777Y2 JP 1993053028 U JP1993053028 U JP 1993053028U JP 5302893 U JP5302893 U JP 5302893U JP 2578777 Y2 JP2578777 Y2 JP 2578777Y2
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terminal
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electret condenser
condenser microphone
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俊朗 井土
和夫 小野
満春 篠原
泰彦 北冨
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Hosiden Corp
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Hosiden Corp
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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エレクトレットコン
デンサマイクロフォンに関し、特に、出力端部先端を屈
曲することにより出力端子を保持する端子保持部を具備
してこの出力端子保持部を半田付したエレクトレットコ
ンデンサマイクロフォンに関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトレットコンデンサマイクロフォ
ンの従来例として、その出力端子を配線基板に挿入して
この出力端子を配線基板の配線に半田付けする形式のも
のがある。この従来例を図3を参照して説明する。図3
において、11はエレクトレットコンデンサマイクロフ
ォンの円筒状容器であり、例えばアルミニウム薄板によ
り構成される。12は円筒状容器11の前面板であり、
13は前面板12の中心に穿設された音孔である。15
はエレクトレット振動膜であり、18はエレクトレット
振動膜15に対向してこれとエレクトレットコンデンサ
を形成する背極である。21は背極を保持する円筒状の
背極保持体、28は絶縁板、29は絶縁板28を覆うシ
ールド板である。
【0003】31は円筒状容器11内に収容される電界
効果トランジスタより成るインピーダンス変換素子であ
る。2および3はインピーダンス変換素子リード線であ
る。32はインピーダンス変換素子のリード線2の出力
端子であり、33はインピーダンス変換素子のリード線
3の出力端子である。両出力端子は絶縁板28を貫通し
て外部に突出している。インピーダンス変換素子31は
背極18にも電気的に接続している。そして、4はリー
ド線2と出力端子32とを電気的機械的に接続する半田
接続部であり、5はリード線3と出力端子33とを電気
的機械的に接続する半田接続部である。
【0004】エレクトレットコンデンサマイクロフォン
を構成組み立てる順序につい簡単に説明するに、先ず、
エレクトレットコンデンサを形成するエレクトレット振
動膜15、背極18をこの順に円筒状容器11内に挿入
する。インピーダンス変換素子31、絶縁板28、出力
端子32、出力端子33を結合一体化した組み立て体を
構成しておく。次いで、円筒状容器11内に円筒状の背
極保持体21を収容した状態において上述した組み立て
体のインピーダンス変換素子31と背極18とを電気接
続した後、組み立て体全体を円筒状容器11内に収容す
る。ここで、円筒状容器11の後端部をカシメることに
より絶縁板28は前面板12側に押圧され、上述の各素
子は、結局、絶縁板28と円筒状容器11の前面板12
との間に挟持固定されるに到る。
【0005】上述の如くに構成されたエレクトレットコ
ンデンサマイクロフォンは、その出力端子を配線基板に
挿入してこの出力端子を配線基板の配線に半田付けする
ものがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このエレクトレットコ
ンデンサマイクロフォンは、その出力端子32および出
力端子33を配線基板に挿入してこの出力端子を配線基
板の配線に半田付けするのであるが、これに際して出力
端子32および出力端子33の根元の半田接続部4およ
び半田接続部5の半田が出力端子と配線基板の配線との
間の半田付けの熱により溶融し、出力端子32および出
力端子33とこれに接続するインピーダンス変換素子3
1との間の電気的機械的接続が断たれる恐れがある。
【0007】この考案は、上述の通りの問題を解消した
エレクトレットコンデンサマイクロフォンを提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】絶縁板28を介して貫通
突出せしめたインピーダンス変換素子リード端子2およ
び3を具備し、相対向する一対の出力端子52および5
3より成る出力端子素子50を具備し、出力端子の先端
部は屈曲せしめられて屈曲部55および56とされ、屈
曲部にはリード端子に嵌合するスリット57が形成さ
れ、リード端子2および3に出力端子のスリット57を
嵌合すると共にリード端子先端を屈曲することにより出
力端子を保持する端子保持部60および61を構成し、
端子保持部60および61において出力端子およびリー
ド端子間を半田付70し、出力端子素子50を切断する
ことにより構成したことを特徴とするエレクトレットコ
ンデンサマイクロフォンを構成した。
【0009】
【実施例】この考案の実施例を図1および図2を参照し
て説明する。図1において、11はエレクトレットコン
デンサマイクロフォンの円筒状容器であり、例えばアル
ミニウム薄板により構成される。円筒状容器の内には上
述された従来例と同様にエレクトレットコンデンサおよ
び電界効果トランジスタより成るインピーダンス変換素
子が収容されている。28は絶縁板であり、円筒状容器
11の後端部をカシメることにより押圧されて円筒状容
器11の後端部を封止している。この点も従来例と同様
である。42および43は絶縁板28表面に形成された
金属膜である。金属膜42は図示される通りその膜が4
本だけ放射状に延伸しており、延伸した先端は円筒状容
器11のカシメられた後端部に接触している。金属膜4
3は図示される通りその膜は絶縁板28表面に孤立して
形成されて円筒状容器11に接触してはいない。
【0010】ここで、2および3はインピーダンス変換
素子のリード端子である。このリード端子2およびリー
ド端子3は上述の従来例とは異なって途中に半田接続部
はなく、インピーダンス変換素子本体内部からそのまま
延伸して絶縁板28に穿設した開孔を介して貫通突出し
たものである。貫通突出するに際して、リード端子の内
の一方であるリード端子2は金属膜42を貫通し、他方
のリード端子3は金属膜43を貫通して突出している。
【0011】図2を参照するに、これは出力端子素子を
説明する図である。図2(a)は正面図、(b)は横か
ら視た図、(c)は上からから視た図である。50はイ
ンピーダンス変換素子の2本のリード端子に嵌合するス
リットを両端に形成した出力端子素子を示す。この出力
端子素子50は、一対の出力端子52および出力端子5
3とこれを一体に結合する結合部54より成る。そし
て、出力端子52および出力端子53の先端部は端子本
体から90゜屈曲せしめられて屈曲部とされている。5
5および56は屈曲部を示す。この屈曲部55にはリー
ド端子2が嵌合するスリット57が形成され、同様に屈
曲部56にはリード端子3が嵌合するスリット58が形
成されている。
【0012】ここで、この考案によるリード端子と出力
端子の結合の仕方を説明する。図1(a)は出力端子素
子50とこれが接続される直前のエレクトレットコンデ
ンサマイクロフォンを示す。ここで、出力端子素子50
の一対の出力端子52および出力端子53を互いに接近
する向きに加圧した状態においてスリット57およびス
リット58を絶縁板28を貫通突出するリード端子2お
よびリード端子3に嵌合し、加圧を解放する。この様に
することにより、これらリード端子に対するエレクトレ
ットコンデンサマイクロフォンの出力端子の位置決め、
取り付け作業は容易になる。
【0013】図1(b)は上述の如くにリード端子に対
する出力端子の位置決め、取り付けがなされた状態にお
いて、リード端子2およびリード端子3を屈曲せしめる
ことによりそれぞれ出力端子52および出力端子53を
確実に抱持固定して端子保持部60および61を構成す
る。この様にすることにより、リード端子と出力端子と
の間の機械的結合は完全になる。
【0014】図1(c)は、図1(b)の如くに完全に
機械的結合された端子保持部60および61に半田付け
70および71を施したところを示す。この半田付けは
リード端子と出力端子と金属膜の三者間相互においてな
され、これによりこの端子保持部における電気的機械的
結合は完全に確保されることとなる。図1(d)は、出
力端子素子50から結合部54を切除したところを示
す。ここのおいて、出力端子の取り付けは完了する。
【0015】
【考案の効果】以上の通りであって、電界効果トランジ
スタよりなるインピーダンス変換素子のリード線をエレ
クトレットコンデンサマイクロフォンの出力端子の特に
機械的固定に参画せしめることにより、エレクトレット
コンデンサマイクロフォンの出力端子を配線基板の配線
に半田付けするに際してその熱により出力端子と素子と
の間の電気的機械的接続が断たれることを防止すること
ができる。
【0016】そして、エレクトレットコンデンサマイク
ロフォンの出力端子に電界効果トランジスタのリード線
嵌合スリットを形成することにより、電界効果トランジ
スタのリード線に対するエレクトレットコンデンサマイ
クロフォンの出力端子の位置決め作業は容易になる。エ
レクトレットコンデンサマイクロフォンはその外形寸法
を数mmのオーダーとする極く小型のものがあり、この
様なものの出力端子の位置決め作業は大変に困難であっ
たが、この考案によればこれは容易になる。
【0017】また、この考案のエレクトレットコンデン
サマイクロフォンはマイクロフォン本体に対して製造工
程最後において出力端子を接続するものである。この出
力端子接続の手法は、出力端子付ではない通常のエレク
トレットコンデンサマイクロフォンに適用してこれを容
易に出力端子付エレクトレットコンデンサマイクロフォ
ンに変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を説明する図。
【図2】この考案の出力端子素子を説明する図。
【図3】従来例をを説明する図。
【符号の説明】
2、3 インピーダンス変換素子リード端子 28 絶縁板 50 出力端子素子 52、53 出力端子 55、56 屈曲部 57 スリット 60、61 端子保持部 70 半田付
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北冨 泰彦 福岡県鞍手郡鞍手町大字中山3024の38 ホシデン九州株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 19/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁板を介して貫通突出せしめたインピ
    ーダンス変換素子リード端子を具備し、相対向する一対
    の出力端子より成る出力端子素子を具備し、出力端子の
    先端部は屈曲せしめられて屈曲部とされ、屈曲部にはリ
    ード端子に嵌合するスリットが形成され、リード端子に
    出力端子のスリットを嵌合すると共にリード端子先端を
    屈曲することにより出力端子を保持する端子保持部を構
    成し、端子保持部において出力端子およびリード端子間
    を半田付し、出力端子素子を切断することにより構成し
    たことを特徴とするエレクトレットコンデンサマイクロ
    フォン。
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KR102018439B1 (ko) * 2017-12-11 2019-09-05 김정길 초음파센서 조립체

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