JP2952809B2 - 電気コネクタの端子構造 - Google Patents
電気コネクタの端子構造Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は各種の電子機器等に使用
する電気コネクタの端子構造に関するものである。
する電気コネクタの端子構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、各種電子機器の高機能・多機能化
により信号の高速伝送性が要求されており、このため、
信号の入出力端子たる電気コネクタの端子も信頼性の高
いものが要求されるに至っている。また、高性能で安価
な電子機器を供給するためには、関係部品の製作コスト
の低廉化が要求されているものでもある。
により信号の高速伝送性が要求されており、このため、
信号の入出力端子たる電気コネクタの端子も信頼性の高
いものが要求されるに至っている。また、高性能で安価
な電子機器を供給するためには、関係部品の製作コスト
の低廉化が要求されているものでもある。
【０００３】ところで、従来の電気コネクタの端子（ピ
ンコンタクト）としては、例えば、導電性金属材料を切
削加工して相手側コネクタのソケットコンタクトとの接
触部を得、他方、導電性板材をプレス加工して電線との
圧着部を得、これらを接合したものが知られている。こ
のようにコンタクトの接触部に切削加工によって得られ
た部材を用いるのは、コネクタが防水型コネクタである
場合において、インシュレータのピンコンタクト装着孔
を前記ピンコンタクトの接触部で閉塞させ、コネクタ内
への水の侵入を防止するためである。すなわち、コンタ
クトの接触部をプレス加工によって得た場合には、プレ
ス板材を円筒形状に加工して相手側ソケットコンタクト
に挿嵌可能に形成しなければならず、この場合には、板
材の合せ部に隙間ができ、この隙間と中空内部が連通状
態になり、これにより前記隙間から結線部方向に水が侵
入し、機器の破損を招くことになるからである。
ンコンタクト）としては、例えば、導電性金属材料を切
削加工して相手側コネクタのソケットコンタクトとの接
触部を得、他方、導電性板材をプレス加工して電線との
圧着部を得、これらを接合したものが知られている。こ
のようにコンタクトの接触部に切削加工によって得られ
た部材を用いるのは、コネクタが防水型コネクタである
場合において、インシュレータのピンコンタクト装着孔
を前記ピンコンタクトの接触部で閉塞させ、コネクタ内
への水の侵入を防止するためである。すなわち、コンタ
クトの接触部をプレス加工によって得た場合には、プレ
ス板材を円筒形状に加工して相手側ソケットコンタクト
に挿嵌可能に形成しなければならず、この場合には、板
材の合せ部に隙間ができ、この隙間と中空内部が連通状
態になり、これにより前記隙間から結線部方向に水が侵
入し、機器の破損を招くことになるからである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記した切削加工によ
って得られたコンタクト接触部とプレス加工して得られ
た電線結線部たる圧着部との結合方法としては、例えば
半田付けやスポット溶接の外、カシメ圧着による方法が
考えられる。
って得られたコンタクト接触部とプレス加工して得られ
た電線結線部たる圧着部との結合方法としては、例えば
半田付けやスポット溶接の外、カシメ圧着による方法が
考えられる。
【０００５】しかしながら、電線とコンタクトとの結線
を作業の簡便性およびコストダウンの見地から半田付け
ではなく圧着することとしたものでありながら、コンタ
クトの接触部と圧着部とを半田付けによって接合するこ
とは、その趣旨に反するものとなる。
を作業の簡便性およびコストダウンの見地から半田付け
ではなく圧着することとしたものでありながら、コンタ
クトの接触部と圧着部とを半田付けによって接合するこ
とは、その趣旨に反するものとなる。
【０００６】また、スポット溶接にて接合する方法にあ
っては、接合強度は強くて好ましいものではあるが、コ
ストが高いものにつくと共に、同時に大量の接合を行う
のに不向きであるといった難点がある。
っては、接合強度は強くて好ましいものではあるが、コ
ストが高いものにつくと共に、同時に大量の接合を行う
のに不向きであるといった難点がある。
【０００７】更に、カシメ圧着によって接合する方法に
おいては、接合強度が弱いといった欠点があると共に、
カシメ時にプレス部分が延伸して圧着部の寸法出しが面
倒になるといった欠点を有している。
おいては、接合強度が弱いといった欠点があると共に、
カシメ時にプレス部分が延伸して圧着部の寸法出しが面
倒になるといった欠点を有している。
【０００８】本発明は、上記従来技術の欠点に着目して
提案されたもので、防水機能を備えたコネクタに用いる
コンタクトであって、防水機能が十分で、かつ、コンタ
クトの接触部と電線結線部との関係が強度で、しかも、
製作コストが安価な電気コネクタの端子構造を提供する
ことを目的とする。
提案されたもので、防水機能を備えたコネクタに用いる
コンタクトであって、防水機能が十分で、かつ、コンタ
クトの接触部と電線結線部との関係が強度で、しかも、
製作コストが安価な電気コネクタの端子構造を提供する
ことを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電気コ
ネクタの相手側コネクタとの接続側に接触部が、反接続
側に電線結線部が位置するようにインシュレータの装着
孔に保持されるピンコンタクトにおいて、該ピンコンタ
クトの接触部と電線結線部とが一体的にプレス成形部材
によって形成されており、かつ、該前記接触部と電線結
線部との間の所定部位に、前記インシュレータの装着孔
を塞ぐ防水閉塞部が形成されており、前記防水閉塞部お
よび少なくともその近傍構成部が、予め定められた所定
の樹脂でピンコンタクト構成部材に固定保持されている
ことを特徴とする電気コネクタの端子を得ることができ
る。
ネクタの相手側コネクタとの接続側に接触部が、反接続
側に電線結線部が位置するようにインシュレータの装着
孔に保持されるピンコンタクトにおいて、該ピンコンタ
クトの接触部と電線結線部とが一体的にプレス成形部材
によって形成されており、かつ、該前記接触部と電線結
線部との間の所定部位に、前記インシュレータの装着孔
を塞ぐ防水閉塞部が形成されており、前記防水閉塞部お
よび少なくともその近傍構成部が、予め定められた所定
の樹脂でピンコンタクト構成部材に固定保持されている
ことを特徴とする電気コネクタの端子を得ることができ
る。
【００１０】また、本発明によれば、電気コネクタの相
手側コネクタとの接続側に接触部が、反接続側に電線結
線部が位置するようにインシュレータの装着孔に保持さ
れるピンコンタクトにおいて、該ピンコンタクトには、
接触部と、電線結線部と、前記インシュレータの装着孔
を塞ぐ防水用閉塞部とが形成されており、前記接触部と
防水用閉塞部とが一体的に導電性樹脂から成形し、前記
電線結線部には一体的に延在する芯部を形成し、前記接
触部と防水用閉塞部を構成する導電性樹脂部材が前記芯
部に一体固定的に取付けられていることを特徴とする電
気コネクタの端子を得ることができる。
手側コネクタとの接続側に接触部が、反接続側に電線結
線部が位置するようにインシュレータの装着孔に保持さ
れるピンコンタクトにおいて、該ピンコンタクトには、
接触部と、電線結線部と、前記インシュレータの装着孔
を塞ぐ防水用閉塞部とが形成されており、前記接触部と
防水用閉塞部とが一体的に導電性樹脂から成形し、前記
電線結線部には一体的に延在する芯部を形成し、前記接
触部と防水用閉塞部を構成する導電性樹脂部材が前記芯
部に一体固定的に取付けられていることを特徴とする電
気コネクタの端子を得ることができる。
【００１１】
【作用】上記構成の本発明によれば、端子（ピンコンタ
クト）を電気コネクタのインシュレータに取付る場合に
おいて、接触部と電線結線部との間に存在する防水用閉
塞部によってインシュレータのピンコンタクト装着孔が
閉塞され、該装着孔からの水の侵入を防止できる。これ
により、ピンコンタクトの接触部と電線結線部とを一体
的にプレス成形したものから構成して、合せ部に隙間が
形成されるものであっても、インシュレータにピンコン
タクトを装着した状態において、装着孔を完全に閉塞で
き、防水用コネクタにおけるピンコンタクトとして用い
ることができる。また、本発明によって得られるピンコ
ンタクトは、接触部と電線結線部とが一体的に形成され
ているので強度も強く、相手側コネクタとの接続におけ
る信頼性も高い。また、防水用閉塞部およびその近傍構
成部等のピンコンタクト本体への固定は、簡便なモール
ドイン成形によって行うことができる。
クト）を電気コネクタのインシュレータに取付る場合に
おいて、接触部と電線結線部との間に存在する防水用閉
塞部によってインシュレータのピンコンタクト装着孔が
閉塞され、該装着孔からの水の侵入を防止できる。これ
により、ピンコンタクトの接触部と電線結線部とを一体
的にプレス成形したものから構成して、合せ部に隙間が
形成されるものであっても、インシュレータにピンコン
タクトを装着した状態において、装着孔を完全に閉塞で
き、防水用コネクタにおけるピンコンタクトとして用い
ることができる。また、本発明によって得られるピンコ
ンタクトは、接触部と電線結線部とが一体的に形成され
ているので強度も強く、相手側コネクタとの接続におけ
る信頼性も高い。また、防水用閉塞部およびその近傍構
成部等のピンコンタクト本体への固定は、簡便なモール
ドイン成形によって行うことができる。
【００１２】また、ピンコンタクトの接触部と防水用閉
塞部を一体的に導電性樹脂材料で構成し、かつ、この導
電性材料を電線結線部から一体的に延在する芯部材に固
定的に取付ける場合も、防水用閉塞部によってインシュ
レータのピンコンタクト装着孔が閉塞され、該装着孔か
らの水の侵入を防止できる。これにより、電線結線部と
芯部材とが一体的にプレス成形されたものを用いること
ができる。また、接触部および防水用閉塞部はモールド
イン成形といった簡便な方法によって芯部材に固定保持
させることができる。
塞部を一体的に導電性樹脂材料で構成し、かつ、この導
電性材料を電線結線部から一体的に延在する芯部材に固
定的に取付ける場合も、防水用閉塞部によってインシュ
レータのピンコンタクト装着孔が閉塞され、該装着孔か
らの水の侵入を防止できる。これにより、電線結線部と
芯部材とが一体的にプレス成形されたものを用いること
ができる。また、接触部および防水用閉塞部はモールド
イン成形といった簡便な方法によって芯部材に固定保持
させることができる。
【００１３】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
について説明する。
について説明する。
【００１４】図１は、本発明の第１の実施例を示す側面
図、図２はその側面断面図、図３は第２の実施例を示す
側面図、図４はその側面断面図、図５は本発明の端子を
組込んだコネクタの一例を示す正面図、図６は図５にお
けるＡ―Ａ断面図である。
図、図２はその側面断面図、図３は第２の実施例を示す
側面図、図４はその側面断面図、図５は本発明の端子を
組込んだコネクタの一例を示す正面図、図６は図５にお
けるＡ―Ａ断面図である。
【００１５】図１および図２に示すように、第１の実施
例における端子（ピンコンタクト）１は、相手側コネク
タのソケットコンタクトに嵌合接続する接触部１１と、
その反対側端部に形成された図示しない電線と結線する
電線結線部１３と、前記接触部１１と電線結線部１３と
の会合部に形成され、後述するコネクタ７のフロントイ
ンシュレータ７１に形成されたピンコンタクト１装着孔
７３の開口部を閉塞するための防水用閉塞部１５を有す
る。
例における端子（ピンコンタクト）１は、相手側コネク
タのソケットコンタクトに嵌合接続する接触部１１と、
その反対側端部に形成された図示しない電線と結線する
電線結線部１３と、前記接触部１１と電線結線部１３と
の会合部に形成され、後述するコネクタ７のフロントイ
ンシュレータ７１に形成されたピンコンタクト１装着孔
７３の開口部を閉塞するための防水用閉塞部１５を有す
る。
【００１６】ピンコンタクト１の接触部１１および電線
結線部１３は、例えば銅合金などの導電性金属材料から
なる薄板材から一体的になるようにプレス成形されてお
り、好ましくは金、銀、すずなどのメッキ処理を表面に
施しておく。この接触部１１は図２から明らかなよう
に、先端が閉塞された円筒形状になるように折曲げ形成
されている。
結線部１３は、例えば銅合金などの導電性金属材料から
なる薄板材から一体的になるようにプレス成形されてお
り、好ましくは金、銀、すずなどのメッキ処理を表面に
施しておく。この接触部１１は図２から明らかなよう
に、先端が閉塞された円筒形状になるように折曲げ形成
されている。
【００１７】本実施例における電線結線部１３は電線を
圧着保持するタイプのもので、電線の外被を圧着保持す
る外被保持部１３ａと、芯線を圧着保持する芯線保持部
１３ｂを有する。なお、図示の例における外被保持部１
３ａおよび芯線保持部１３ｂの形状や数などは一例であ
り、これに限定されるものでないことはいうまでもな
い。更に、本実施例においては、電線結線部を圧着形式
としているが、これは半田付け形式のものを排除する趣
旨ではない。圧着形式の方が作業性およびコスト的に優
れており、半田付け形式より望ましいだけのことであ
る。
圧着保持するタイプのもので、電線の外被を圧着保持す
る外被保持部１３ａと、芯線を圧着保持する芯線保持部
１３ｂを有する。なお、図示の例における外被保持部１
３ａおよび芯線保持部１３ｂの形状や数などは一例であ
り、これに限定されるものでないことはいうまでもな
い。更に、本実施例においては、電線結線部を圧着形式
としているが、これは半田付け形式のものを排除する趣
旨ではない。圧着形式の方が作業性およびコスト的に優
れており、半田付け形式より望ましいだけのことであ
る。
【００１８】接触部１１と電線結線部１３との会合部に
は、樹脂材料からなる防水用閉塞部１５がモールドイン
成形されている。この防水用閉塞部１５のモールドイン
成形場所は、モールドイン成形後において該防水用閉塞
部１５がピンコンタクト１の軸方向にずれないようにす
るために、ピンコンタクト１に段差部１２を形成し、こ
の段差部１２を跨ぐように取付けられている。なお、上
記樹脂材料は特に限定されるものではないが導電性を有
した材料であることが望ましい。
は、樹脂材料からなる防水用閉塞部１５がモールドイン
成形されている。この防水用閉塞部１５のモールドイン
成形場所は、モールドイン成形後において該防水用閉塞
部１５がピンコンタクト１の軸方向にずれないようにす
るために、ピンコンタクト１に段差部１２を形成し、こ
の段差部１２を跨ぐように取付けられている。なお、上
記樹脂材料は特に限定されるものではないが導電性を有
した材料であることが望ましい。
【００１９】防水用閉塞部１５は図面から明らかなよう
に、フランジ状の外周を有する。このフランジ外周部の
直径は、後述するフロントインシュレータ７１のピンコ
ンタクト装着孔７３の直径より大径に設定されて、ピン
コンタクト１装着時に該ピンコンタクト装着孔７３の開
口部を閉塞し、水密性を確保する。
に、フランジ状の外周を有する。このフランジ外周部の
直径は、後述するフロントインシュレータ７１のピンコ
ンタクト装着孔７３の直径より大径に設定されて、ピン
コンタクト１装着時に該ピンコンタクト装着孔７３の開
口部を閉塞し、水密性を確保する。
【００２０】上記防水用閉塞部１５を構成する樹脂は、
ピンコンタクト１の中空部内においては、略中央部（中
央部を含む）にのみ充填されているが、本実施例はこれ
に限定されるものではなく、接触部１１に対応する部分
の中空部１１ａまで、さらには先端部までに至って充填
されるものであっても良い。
ピンコンタクト１の中空部内においては、略中央部（中
央部を含む）にのみ充填されているが、本実施例はこれ
に限定されるものではなく、接触部１１に対応する部分
の中空部１１ａまで、さらには先端部までに至って充填
されるものであっても良い。
【００２１】次に、本発明の第２の実施例について説明
する。
する。
【００２２】図３および図４に示すように、第２の実施
例におけるピンコンタクト３は、接触部３１および防水
用閉塞部３５が導電性の樹脂で一体成形されたものを用
いている。
例におけるピンコンタクト３は、接触部３１および防水
用閉塞部３５が導電性の樹脂で一体成形されたものを用
いている。
【００２３】ピンコンタクト３の電線結線部３３は、例
えば銅合金などの導電性金属薄板をプレス打抜きした
後、折曲げ加工が施されることにより形成されており、
この電線結線部３３には、円筒形部３６および、該円筒
形部３６から軸方向に延在するように平板状あるいは棒
状の芯部３７が一体的に連続して形成されている。
えば銅合金などの導電性金属薄板をプレス打抜きした
後、折曲げ加工が施されることにより形成されており、
この電線結線部３３には、円筒形部３６および、該円筒
形部３６から軸方向に延在するように平板状あるいは棒
状の芯部３７が一体的に連続して形成されている。
【００２４】そして、上記した芯部３７には、導電性樹
脂材料で一体的に成形された接触部３１と防水用閉塞部
３５が固定的に取付けられている。防水用閉塞部３５は
円筒形部３６と芯部３７とに跨がるようにして固定され
ており、接触部３１およびこれと一体の防水用閉塞部３
５が芯部３７上において軸方向にずれることを防止して
いる。この接触部３１および防水用閉塞部３５の取付は
モールドイン成形によって行われる。このモールドイン
成形後においてピンコンタクト１にメッキ処理を施す。
メッキ材料としては、前記第１の実施例と同様に、特に
限定されるものではなく、金、銀、すずなどを用いる。
なお、メッキ処理は、前工程に行われてもよい。
脂材料で一体的に成形された接触部３１と防水用閉塞部
３５が固定的に取付けられている。防水用閉塞部３５は
円筒形部３６と芯部３７とに跨がるようにして固定され
ており、接触部３１およびこれと一体の防水用閉塞部３
５が芯部３７上において軸方向にずれることを防止して
いる。この接触部３１および防水用閉塞部３５の取付は
モールドイン成形によって行われる。このモールドイン
成形後においてピンコンタクト１にメッキ処理を施す。
メッキ材料としては、前記第１の実施例と同様に、特に
限定されるものではなく、金、銀、すずなどを用いる。
なお、メッキ処理は、前工程に行われてもよい。
【００２５】本第２の実施例においても、電線結線部３
３を圧着方式のものとしているが、前記第１の実施例と
同様に、電線の芯線を半田付けする形式のものであって
も良い。
３を圧着方式のものとしているが、前記第１の実施例と
同様に、電線の芯線を半田付けする形式のものであって
も良い。
【００２６】図５および図６は、上記各実施例における
ピンコンタクト１，３をコネクタ７に組込んだ状態の一
例を示すもので、ピンコンタクト１，３はフロントイン
シュレータ７１に形成されたピンコンタクト装着孔７３
に挿通され、この状態でランス７７が防水用閉塞部３５
のフランジ部をフロントインシュレータの壁面に押圧す
るようにしてピンコンタクト１，３を保持している。こ
の状態において、防水用閉塞部１５，３５がピンコンタ
クト装着孔７３の開口部を閉塞するようになっており、
ピンコンタクト装着孔７３の相手コネクタとの嵌合接続
側からの水の侵入が阻止され、結線部側の気密性および
水密性が確保されている。
ピンコンタクト１，３をコネクタ７に組込んだ状態の一
例を示すもので、ピンコンタクト１，３はフロントイン
シュレータ７１に形成されたピンコンタクト装着孔７３
に挿通され、この状態でランス７７が防水用閉塞部３５
のフランジ部をフロントインシュレータの壁面に押圧す
るようにしてピンコンタクト１，３を保持している。こ
の状態において、防水用閉塞部１５，３５がピンコンタ
クト装着孔７３の開口部を閉塞するようになっており、
ピンコンタクト装着孔７３の相手コネクタとの嵌合接続
側からの水の侵入が阻止され、結線部側の気密性および
水密性が確保されている。
【００２７】なお、図５および図６において参照番号７
６はシェル、７８はリアインシュレータ、７９はリテイ
ニングリングである。
６はシェル、７８はリアインシュレータ、７９はリテイ
ニングリングである。
【００２８】
【発明の効果】上記したように、端子（ピンコンタク
ト）を電気コネクタのインシュレータに取付る場合にお
いて、接触部と電線結線部との間に存在する防水用閉塞
部によってインシュレータのピンコンタクト装着孔が閉
塞されるので、ピンコンタクト装着時において、該装着
孔からの水の侵入を防止でき、機器の破損を防止するこ
とが可能となる。
ト）を電気コネクタのインシュレータに取付る場合にお
いて、接触部と電線結線部との間に存在する防水用閉塞
部によってインシュレータのピンコンタクト装着孔が閉
塞されるので、ピンコンタクト装着時において、該装着
孔からの水の侵入を防止でき、機器の破損を防止するこ
とが可能となる。
【００２９】しかも、本発明によれば、上記したような
防水用閉塞部を設けるので、ピンコンタクトの接触部と
電線結線部とを一体的にプレス成形したものから構成す
ることができ、ピンコンタクトの強度性も問題がなく、
相手側コネクタとの接続における信頼性も高い。また、
本発明においては、ピンコンタクトの基材をプレス成形
によって得るので、製造コストも低廉化する。
防水用閉塞部を設けるので、ピンコンタクトの接触部と
電線結線部とを一体的にプレス成形したものから構成す
ることができ、ピンコンタクトの強度性も問題がなく、
相手側コネクタとの接続における信頼性も高い。また、
本発明においては、ピンコンタクトの基材をプレス成形
によって得るので、製造コストも低廉化する。
【図１】本発明の第１の実施例のピンコンタクトを示し
た側面図である。
た側面図である。
【図２】本発明の第１の実施例のピンコンタクトを示し
た側面断面図である。
た側面断面図である。
【図３】本発明の第２の実施例のピンコンタクトを示し
た側面図である。
た側面図である。
【図４】本発明の第２の実施例のピンコンタクトを示し
た側面断面図である。
た側面断面図である。
【図５】本発明のピンコネクタをコネクタ本体に装着し
た状態を示した正面図である。
た状態を示した正面図である。
【図６】図５におけるＡ―Ａ断面図である。
１ ピンコンタクト ３ ピンコンタクト ７ コネクタ １１ 接触部 １３ 電線結線部 １５ 防水用閉塞部 ３１ 接触部 ３３ 電線結線部 ３５ 防水用閉塞部 ７１ フロントインシュレータ ７３ ピンコンタクト装着孔 ７７ ランス ７８ リアインシュレータ ７９ リテイニングリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01R 13/52
Claims (4)
- 【請求項１】 電気コネクタの相手側コネクタとの接続
側に接触部が、反接続側に電線結線部が位置するように
インシュレータの装着孔に保持されるピンコンタクトに
おいて、 該ピンコンタクトの接触部と電線結線部とが一体的にプ
レス成形部材によって形成されており、かつ、 前記接触部と電線結線部との間の所定部位に、前記イン
シュレータの装着孔を塞ぐ防水閉塞部が形成されてお
り、 前記防水閉塞部および少なくともその近傍構成部が、予
め定められた所定の樹脂でピンコンタクト構成部材に固
定保持されていることを特徴とする電気コネクタの端子
構造。 - 【請求項２】 前記防水閉塞部の固定取付がモールドイ
ン成形によって行われていることを特徴とする請求項１
に記載の電気コネクタの端子構造。 - 【請求項３】 電気コネクタの相手側コネクタとの接続
側に接触部が、反接続側に電線結線部が位置するように
インシュレータの装着孔に保持されるピンコンタクトに
おいて、 該ピンコンタクトには、接触部と、電線結線部と、前記
インシュレータの装着孔を塞ぐ防水用閉塞部とが形成さ
れており、前記接触部と防水用閉塞部とが一体的に導電
性樹脂から成形し、 前記電線結線部には一体的に延在する芯部を形成し、 前記接触部と防水用閉塞部を構成する導電性樹脂部材が
前記芯部に一体固定的に取付けられていることを特徴と
する電気コネクタの端子構造。 - 【請求項４】 前記接触部およびこれと一体の防水閉塞
部の固定取付がモールドイン成形によって行われている
ことを特徴とする請求項３に記載の電気コネクタの端子
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7158018A JP2952809B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電気コネクタの端子構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7158018A JP2952809B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電気コネクタの端子構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH097685A JPH097685A (ja) | 1997-01-10 |
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