JPH10172681A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH10172681A
JPH10172681A JP8330005A JP33000596A JPH10172681A JP H10172681 A JPH10172681 A JP H10172681A JP 8330005 A JP8330005 A JP 8330005A JP 33000596 A JP33000596 A JP 33000596A JP H10172681 A JPH10172681 A JP H10172681A
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JP
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conductor
connector
opening
connection
terminal
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Withdrawn
Application number
JP8330005A
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English (en)
Inventor
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Yuichiro Tsutsumi
祐一郎 堤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルとは独立して容易に組立ができるよ
うにし、かつ、特に端子を大きくせずに組立後のケーブ
ル接続を容易にできるようにする。 【解決手段】 ケーブルDの内部導体1に接続される内
部導体接続部14をもつ端子10と、これを収容する内
側ハウジング20と、この内側ハウジング20の外側に
設けられ、外部導体3に接続される外部導体接続部33
をもつ導電シェル30と、これを覆う外側ハウジング4
0とを備える。ハウジング20,40及び導電シェル3
0に各々切欠22、開口45、及び開口35を形成して
内部導体接続部14及び外部導体接続部33を所定方向
に開放し、この方向から各接続部14,33へのケーブ
ルDの挿入及び接続ができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸ケーブルやシ
ールド層を有するケーブル等に接続されるコネクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に知られるケーブルの中には、同軸
ケーブルや、シールド層入りケーブルのように、内部導
体の周囲にさらに外部導体が配されたケーブルがある。
従来、このようなケーブルに接続されるコネクタとし
て、図10(a)(b)に示すようなものが知られてい
る。
【0003】同図に示すケーブル80は、その内側から
順に、図略の内部導体と、内部絶縁体81と、銅編組等
からなる外部導体82と、シース(外部絶縁体)83と
を略同心状に有しており、図例では上記外部導体82が
シールド層として用いられている。電線端末では、シー
ス83の皮剥ぎ処理がされることにより上記外部導体8
2が外部に露出しており、中心導体の端末には端子84
が固定されている。
【0004】これに対してコネクタ90は、合成樹脂等
の絶縁材料により形成されたキャビティ(内側ハウジン
グ)91及びフード(外側ハウジング)93と、金属等
の導電材料からなる導電シェル92とで構成されてい
る。キャビティ91は、筒状をなし、その内側に電線端
子を収容するものであり、端子固定用の図略のランスが
形成されている。この導電シェル92は、図例では上記
シース83と接続されてシールド層を形成するためのも
のであり、上記キャビティ91の外側に嵌着される筒状
のシールド部92aと、上記外部導体82の表面に圧着
されるバレル部92bとを一体に有している。フード9
3は、上記導電シェル92全体を外側から覆う形状に形
成されており、上記キャビティ91とともにコネクタハ
ウジングを構成している。
【0005】このコネクタ90の組立及び当該コネクタ
90へのケーブル80の接続は、例えば次の要領で行わ
れる。 端子84にケーブル80の内部導体を接続し、この
接続状態のままキャビティ91内に端子84を挿入して
図略のランスにより固定する。 キャビティ91を導電シェル92のシールド部92
a内に挿入する。次いで、バレル部92bをかしめて外
部導体82の周囲に圧着させ、外部導体82と導電シェ
ル92とを電気的に接続する。 導電シェル92全体をフード93内に挿入し、図略
のロック手段で固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記コネクタ90によ
れば、端子84にケーブル80が接続された状態で、キ
ャビティ91への端子84の挿入作業、導電シェル92
へのキャビティ91の挿入作業、及びフード93への導
電シェル92の挿入作業を行わなければならない。すな
わち、端子84に長尺のケーブル80がつながったまま
の状態でコネクタ90の組立を行わなければならないの
で、その組立の際にケーブル80の存在によって各部品
の動きが常に拘束されることになる。従って、コネクタ
90をケーブル80から切り離して単独で組立てる場合
に比べて組立作業が煩わしく、また当該作業の自動化も
極めて困難である。
【0007】また、端子84にケーブル80の内部導体
を圧着する際には、この端子84が動かないようにこれ
を保持しておく必要があるが、このような保持を容易に
かつ確実に行うためには端子84をある程度大きくして
おかなければならず、これが端子小型化の妨げとなって
いる。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、ケーブ
ルとは独立して容易に組立ができ、かつ、特に端子を大
きくしなくても組立後のケーブル接続を容易にすること
ができるコネクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、内部導体とその周囲に配され
た外部導体とを有するケーブルに接続されるコネクタに
おいて、上記内部導体に接続される内部導体接続部をも
つ端子と、この端子を収容する内側ハウジングと、この
内側ハウジングの外側に設けられ、上記外部導体に接続
される外部導体接続部をもつ外側導電部材と、この外側
導電部材を外側から覆う外側ハウジングとを備えるとと
もに、上記内部導体接続部と外部導体接続部とを軸方向
に位置をずらして配列し、上記内側ハウジングに上記内
部導体接続部を所定方向に開放する第1開放部を形成
し、上記外側導電部材に上記内部導体接続部を上記第1
開放部による開放方向と同じ方向に開放する第2開放部
を形成し、上記外側ハウジングに上記内部導体接続部及
び外部導体接続部を上記第1開放部及び第2開放部によ
る開放方向と同じ方向に開放する第3開放部を形成し、
これらの開放部を通じて上記内部導体接続部及び外部導
体接続部と上記内部導体及び外部導体との接続を行うた
めの接続手段がコネクタ内に侵入できるようにしたもの
である。
【0010】このコネクタによれば、その部品である端
子、内側ハウジング及び外側ハウジング、外側導電部材
を全て組み上げてから、上記内部開放部及び外部開放部
を通じて端子の内部導体接続部及び外側導電部材の外部
導体接続部とケーブルの内部導体及び外部導体との接続
ができる。すなわち、ケーブルとの接続を行う前にこの
ケーブルとは切り離してコネクタの組上げを全て行うこ
とができる。また、ハウジング内に端子を組み込んだ状
態でこの端子と内部導体との接続を行うため、その接続
の際は、端子を直接保持しなくてもハウジングごとコネ
クタ全体を保持するようにすればよく、よって、この接
続時の保持のために端子を特に大きくする必要がない。
【0011】各接続部と内部導体及び外部導体との接続
手段は、適宜設定すればよく、超音波溶接やレーザ溶
接、半田付け等であってもよいが、圧接接続式または圧
着接続式にすれば、導体もしくは接続部を押圧するだけ
で簡単に接続ができる。この場合、圧接接続にするか、
圧着接続にするかは、適宜選択すればよいが、一般に圧
接接続用の圧接刃の厚みは、圧着接続用のバレルの幅よ
りも小さいので、上記外部導体接続部を上記外部導体と
圧接接続されるように構成し、かつ、上記内部導体接続
部を上記内部導体と圧接接続されるように構成すれば、
端子と外側導電部材との双方を小型化できる。
【0012】上記各開放部は、内部導体接続部及び外部
導体接続部を少なくとも両接続部への内部導体及び外部
導体の挿入方向に開放するものであればよく、これら開
放部を通じてコネクタ内に接続操作部材を侵入させるこ
とにより、ケーブル接続をすることができる。しかし、
例えば外部導体接続部が外部導体と圧着接続されるもの
である場合には、これが圧接接続されるものである場合
に比べて接続に必要な押圧荷重が大きく、コネクタ全体
を外側から支持するだけでは、外側導電部材が上記荷重
を受けきれない場合がある。この場合、上記外側ハウジ
ングに上記外部導体接続部への外部導体の挿入方向と反
対の方向に開放する補助開放部を形成し、この補助開放
部を通じて上記外部導体接続部と外部導体との接続の際
に外部導体接続部を受ける受け部材がコネクタ内に侵入
できるようにすれば、この受け部材で上記外部導体接続
部を直接受けることにより、不都合なく圧着接続ができ
る。
【0013】また、上記のコネクタにおいて、上記外側
ハウジングに着脱可能に装着され、その装着状態で上記
第3開放部を覆う蓋を備えれば、この蓋によって各接続
部を外部から保護することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
1〜図10に基づいて説明する。
【0015】図1及び図2に示すコネクタC1,C2
は、互いに結合可能に構成され、かつ、各コネクタC
1,C2にケーブルDが接続されるようになっている。
各ケーブルDは、その内側から順に、中心導体1と、内
部絶縁体2と、銅編組等からなる外部導体3と、シース
4とを有し、両コネクタC1,C2の結合の際に、両ケ
ーブルDの中心導体1同士及び外部導体3同士がそれぞ
れ接続されるようになっている。
【0016】図3〜図7にも示すように、コネクタC1
は、雌型端子10、内側ハウジング20、導電シェル
(外側導電部材)30、外側ハウジング40、及び蓋5
0により構成されている。なお、この実施の形態では、
内側ハウジング20と外側ハウジング40とが別部品と
して構成されているものを示すが、本発明では、内側ハ
ウジング20と外側ハウジング40とが一体化されて単
一の部品とされているものであってもよい。
【0017】雌型端子10は、ケーブル軸方向に延びる
底板11と、この底板11の左右両側部から立ち上がる
側壁12とを一体に有し、この雌型端子10の後端部
(図1及び図3では左端部)には、前後一対の内側導体
接続部14が形成されている。これらの内側導体接続部
14は、上向きに開口するU字状のスロット刃を有し、
このスロット刃がケーブルDの内部絶縁体2を切り込む
ことにより内部導体1と接続される(すなわち圧接接続
される)ようになっている。また、この雌型端子10の
先端部(図1では右端部)には、相手方端子(後述の雄
型端子110)を受け入れる開口部16が形成されてい
る。
【0018】内側ハウジング20は、全体が合成樹脂等
の絶縁材料で筒状に一体成形され、その内部に上記雌型
端子10が挿入され、固定されている。さらに、この内
側ハウジング20の特徴として、その天壁後端部に切欠
(内側開放部)22が形成されており、この切欠22を
通じて上記雌型端子10の内部導体接続部14が上方に
開放された状態となっている。
【0019】導電シェル30は、全体が金属等の導電材
料で形成され、上記内側ハウジング20の外側に嵌着可
能な形状を有している。詳しくは、上記内側ハウジング
20のその後端部を除く部分(前記切欠22よりも前方
の部分)に外嵌される筒部31を有し、この筒部31か
ら後方(図1及び図3では左方)に底板32が延設され
ている。
【0020】この底板32の後端部には、上向きに開放
された外側導体接続バレル(外側導体接続部)33と、
インシュレーションバレル34とが軸方向に並べて形成
されている。そして、外側導体接続バレル33が内側に
曲げられてケーブルDの外部導体3を抱き込むことによ
り、この外部導体3と導電シェル30とが電気的に接続
されるとともに、インシュレーションバレル34が内側
に曲げられてケーブルDのシース4を抱き込むことによ
り、このケーブルDの端末が導電シェル30に固定され
るようになっている。両バレル33,34は、前記雌型
端子10の内部導体接続部14よりも後方にずれた位置
にあり、これらバレル33,34と筒部31との間に上
記内部導体接続部14を上向きに開放する開口(第2開
放部)35が形成された状態となっている。
【0021】この導電シェル30の底壁適所には、図3
に示すように、上方に突出する突出片36と、下方に突
出する突出片37とが形成されている。そして、筒部3
1内に導電シェル30が正規の位置まで挿入された状態
で上記突出片36が上記内側ハウジング20の底面に形
成された凹部24と嵌合されることにより、この内側ハ
ウジング20が筒部31の内側に固定されるようになっ
ている。また、筒部31の外面適所には、外側に突出す
る接続用突起38(図1及び図4)が形成されている。
【0022】外側ハウジング40は、その全体が合成樹
脂等の絶縁材料で一体に形成されており、筒状の外壁4
1と、この外壁41内に立設された内壁42とを有し、
内壁42の前方に、相手方コネクタC2のハウジングを
受け入れるハウジング嵌入穴43が形成されている。外
壁41の内側下面には凹部44が形成されており、この
外壁41内に前記導電シェル30が正規の位置まで挿入
された状態でその突出片37が上記凹部44に嵌合され
ることにより、外側ハウジング40内に導電シェル30
が固定されるようになっている。
【0023】さらに、この外側ハウジング40の特徴と
して、上記外壁41のうちの天壁後端部が削除されて上
向きの開口(第3開放部)45が形成されており、この
開口45の存在によって前記内部導体接続部14及び両
バレル33,34が上方に開放されている。そして、こ
の開口45、前記開口35、前記切欠22といった各開
放部を通じて、ケーブルDの内部導体1、外部導体3、
及びシース4をそれぞれ内部導体接続部14、外部導体
接続バレル33、及びインシュレーションバレル34に
上から挿入でき、かつ、この状態で、圧接接続用の上金
型(接続手段)64,66を上方からコネクタC1内に
侵入させることができるように、上記各開放部の寸法が
設定されている。
【0024】また、外壁41のうちの底壁の後端部に
は、これを上下に貫通する窓(補助開放部)46が形成
されている。この窓46により、前記導電シェル30に
おいて両バレル33,34が形成されている底板32の
後端部が下方にも開放されており、当該窓46を通じて
上記圧着接続の際に底板32を下から受けるための下金
型(受け部材)62をコネクタC1内に侵入させること
ができるように、当該窓46の寸法が設定されている。
【0025】なお、図4等において47は、相手方のコ
ネクタC2との結合状態を保持するためのランスであ
る。
【0026】蓋50は、外側ハウジング40に対して着
脱可能に構成され、装着状態で上記開口45を外側から
覆う形状を有している。
【0027】コネクタC2は、上記コネクタC1と同
様、図8にも示すような雄型端子110、内側ハウジン
グ120、導電シェル(外側導電部材)130、外側ハ
ウジング140、及び蓋150により構成されている。
【0028】雄型端子110は、前記雌型端子10の底
板11、側壁12、及び内側導体接続部14と同等の底
板111、側壁112、及び内側導体接続部114を有
し、この雄型端子110の先端部(図1では左端部)に
接続用突出部116が形成されている。そして、図1及
び図2に示すようなコネクタC1,C2同士の結合の際
に、上記接続突出部116が前記雌型端子10の開口部
16に圧入され、これにより、両端子10,110同士
が導通されるようになっている。
【0029】内側ハウジング120も、全体が合成樹脂
等の絶縁材料で筒状に一体成形され、その内部に上記雄
型端子110が挿入され、固定されている。前記内側ハ
ウジング20と同様、この内側ハウジング120にも、
その天壁後端部に切欠(内側開放部)122(図8)が
形成されており、この切欠122を通じて上記雄型端子
110の内部導体接続部114が上方に開放されるよう
になっている。
【0030】導電シェル130は、前記導電シェル30
の筒部31、底板32、外部導体接続バレル33、イン
シュレーションバレル34、及び開口35と同等の筒部
131、底板132、外部導体接続バレル133、イン
シュレーションバレル134、及び開口135を有し、
上記筒部131内に内側ハウジング120が固定される
とともに、上記開口135によって前記内部導体接続部
114が上向きに開放されるようになっている。そし
て、図1及び図2に示すようなコネクタC1,C2同士
の結合の際に、前記導電シェル30の突起38が導電シ
ェル130の筒部131の内側面に接触し、この接触に
よって両導電シェル30,130同士が導通されるよう
になっている。
【0031】前記外側ハウジング40と同様、外側ハウ
ジング140も、その全体が合成樹脂等の絶縁材料で一
体に形成され、筒状の内側壁141と、この内側壁14
1の前半部を覆う外側壁142とを有しており、内側壁
141内に前記導電シェル130が固定されている。そ
して、両壁141,142の間に形成された空間143
内に前記外側ハウジング40の外壁41が嵌入されると
同時に、内側壁141の前端部がハウジング嵌入穴43
内に嵌入されてコネクタC1,C2同士の結合が行われ
るようになっている。
【0032】この外側ハウジング140においても、上
記内側壁141のうちの天壁後端部が削除されて上向き
の開口(第3開放部)145(図8)が形成されてお
り、この開口145の存在によって前記内部導体接続部
114及び両バレル133,134が上方に開放されて
いる。そして、この開口145、前記開口135、前記
切欠122といった各開放部を通じて、ケーブルDの内
部導体1、外部導体3、及びシース4をそれぞれ内部導
体接続部114、外部導体接続バレル133、及びイン
シュレーションバレル134に上から挿入でき、かつ、
この状態で、前記圧接接続用金型64及び圧着接続用金
型66と同等の接続用金型を上方からコネクタC2内に
侵入させることができるように、上記各開放部の寸法が
設定されている。
【0033】また、内側壁141のうちの底壁の後端部
には、これを上下に貫通する窓(補助開放部)146が
形成され、この窓146により、前記導電シェル130
において両バレル133,134が形成されている底板
132の後端部が下方にも開放されており、当該窓14
6を通じて前記下金型62と同等の受け用金型をコネク
タC2内に侵入させることができるように、当該窓14
6の寸法が設定されている。
【0034】蓋150は、外側ハウジング140に対し
て着脱可能に構成され、装着状態で上記開口145を外
側から覆う形状を有している。
【0035】次に、前記コネクタC1の組立要領及びコ
ネクタC1とケーブルDとの接続要領を説明する。
【0036】 ケーブルDとの接続に先立ち、コネク
タC1側でその組上げを済ませておく。具体的には、内
側ハウジング20内に雌型端子10を挿入、固定し、導
電シェル30の筒部31内に内側ハウジング20を挿
入、固定し、外側ハウジング40内に導電シェル30を
挿入、固定する。このように、ケーブルDと切り離して
コネクタC1の組上げを行うことにより、従来のように
ケーブルと端子とがつながったままコネクタを組上げる
場合に比べ、組上げ作業は非常に楽になる。また、その
組上げ作業の自動化も可能となる。
【0037】 組上げ完了状態で、両バレル33,3
4は開口45を通じて上方に開放された状態にあり、か
つ、内部導体接続部14は切欠22、開口35,45を
通じて上方に開放された状態にあるので、この状態のま
ま、ケーブルDをコネクタC1に上からセットする。具
体的には、図3に示すように、シース4の端末部分を除
去して外部導体3を露出させ、さらに、この外部導体3
及び内部絶縁体2の端末部分を除去して内部導体1を露
出させた後、この内部導体1を内部導体接続部14のス
ロット刃の内側に挿入するとともに、外部導体3を外部
導体接続バレル33同士の間に挿入し、かつ、シース4
をインシュレーションバレル34同士の間に挿入する。
【0038】 外側ハウジング40の外壁41のう
ち、端子10の内部導体接続部14の直下に位置する底
壁部分に下から受け用の下金型60をあてがうととも
に、下方から窓46を通じてコネクタC1内に下金型6
2を侵入させ、導電シェル30の底板32の後端部分、
すなわち、両バレル33,34が形成されている部分に
下からあてがう。そして、開口45,35及び切欠22
を通じて上金型64を上からコネクタC1内に侵入さ
せ、この上金型64で内部導体1を押圧して内部導体接
続部14に圧接接続するとともに、開口45を通じて上
金型66を上からコネクタC1内に侵入させ、この上金
型66で両バレル33,34を押圧してこれらを内側に
折り曲げることにより、各バレル33,34とケーブル
Dの外部導体3及びシース4とを圧着させ、外部導体3
と導電シェル30との接続を完了する。
【0039】 外側ハウジング40に蓋50を装着す
ることにより、この蓋50で開口45を覆い、各接続部
分を保護する。
【0040】以上のように、この実施の形態にかかるコ
ネクタC1によれば、ケーブル接続前に蓋50を除く全
ての部品の組立を済ますことができ、しかも、その組立
後は、コネクタC1内に接続操作用の上金型64,66
を侵入させることにより、ケーブルDとコネクタC1と
の接続を簡単に行うことができる。また、この接続の
際、端子10はハウジング20,40内に固定されてお
り、これらハウジング20,40を保持しておけば端子
10と内部導体1との接続ができる。従って、従来のよ
うに端子を直接保持してこれに内部導体を接続する場合
と異なり、端子10自体はその保持のために大きくする
必要がなく、その小型化を進めることができる。
【0041】さらに、この実施の形態では、外側ハウジ
ング外壁41の底部にも窓46があり、この窓46から
下金型62を侵入させることにより、この下金型62で
導電シェル30の底板32を直接支持することができる
ので、外部接続用バレル33と外部導体3との圧着をす
るために上金型66でかなり大きな圧縮荷重を加えなけ
ればならない場合にも、これに対抗して上記底板32を
十分に支持することができる。
【0042】なお、コネクタC2の説明は省略したが、
このコネクタC2も前記コネクタC1と同等の基本構造
を有するので、コネクタC1と同様、全ての部品の組立
を済ませてからケーブルDとの接続を行うことができ
る。
【0043】ただし、本発明は、互いに結合されるコネ
クタC1,C2の双方に適用する必要はなく、一方のコ
ネクタC1(またはC2)にのみ適用するようにしても
よい。また、前記実施形態では、導電シェル30,13
0が互いに接触するコネクタC1,C2を示したが、本
発明にかかるコネクタは、その外側導電部材が必ずしも
相手方コネクタの外側導電部材と接触するものでなくて
もよい。
【0044】第2の実施の形態を図9に示す。ここで
は、導電シェル30において、前記バレル33,34に
代え、内部導体接続部14と同様にU字状スロット刃を
もつ外部導体接続部33´が形成され、この外部導体接
続部33´と外部導体3とが圧接接続される(すなわち
外部導体接続部33´のスロット刃がシース4を切り込
む)ようになっている。このように内部導体接続部14
及び外部導体接続部33´の双方を圧接接続式にした場
合には、圧着接続式にする場合に比べ、圧接刃の厚みを
圧着用バレルの幅よりも数段小さく設定できるので、そ
の分端子10と導電シェル30の双方をさらに小型化で
き、ひいてはコネクタ全体の小型化ができる。
【0045】また、このような圧接接続では、圧着接続
に比べて接続時に要する押圧荷重が低いので、端子10
や導電シェル30を直接下から支持する必要がなく、図
8に示すように外側ハウジング40をその下から下金型
60等で支持するだけで済む。逆に、内部導体接続部及
び外部導体接続部の双方を圧着接続式にする場合には、
前記図3に示した窓46に加え、外側ハウジング40の
底壁、導電シェル30の底板32、及び内部ハウジング
20の底壁にそれぞれ窓等を設けてこれらの窓等で端子
10の底壁11を下方にも開放させ、ここから下金型等
をコネクタC1内に侵入させて上記底壁11も直接支持
するようにすることが好ましい。
【0046】その他、本発明は次のような実施の形態を
とることも可能である。
【0047】(1) 内部導体接続部14及び外部導体接続
部33と内部導体1及び外部導体3との接続方式は、前
記圧接接続や圧着接続に限らず、超音波溶接、レーザ溶
接、半田付け等の手段をとることも可能である。この場
合、コネクタ内に溶接治具等を挿入しなければならない
方向へ各接続部14,33を開放するように、各開放部
を構成すればよい。
【0048】(2) 前記のような蓋50を備える場合、こ
の蓋50に種々の機能を付帯させることが可能である。
例えば、前記導電シェル30をアースしてこれをシール
ド層として用いる場合、この導電シェル30に前記開口
35等の開放部を形成すると、その形成分だけシールド
機能が低下するおそれがあるが、この場合、蓋50にシ
ールド層形成用の金属板等を設けておき、この蓋50の
装着の際に上記金属板等が上記導電シェル30と接触す
るように構成すれば、上記開放部の存在にもかかわらず
良好なシールド層を連続形成することが可能となる。
【0049】また、圧接接続を行う場合、蓋50の裏面
に突出部を形成しておき、この蓋50の装着の際に当該
突出部がケーブルDの接続個所を上から押えるようにす
れば、圧接接続状態を良好に保持することが可能にな
る。
【0050】(3) 図3に示す例において、上金型64に
よる接続と上金型66による接続とは、同時に行っても
よいし、前後して行うようにしてもよい。同時に行う場
合、両上金型64,66を一体化することも可能であ
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明は、端子を収容する
内側ハウジング、その外側の外側導電部材、その外側の
外側ハウジングにそれぞれ開放部を設け、これらの開放
部を通じて上記端子の内部導体接続部及び外側導電部材
の外部導体接続部を所定方向に開放し、これら開放部を
通じてコネクタ組上げ後に各接続部と導体との接続がで
きるようにしたものであるので、ケーブルとは別にコネ
クタ単独でその組立を簡単に行うことができ、かつその
組立後にケーブルとコネクタとの接続を簡単に行うこと
ができる効果がある。また、コネクタ全体を保持した状
態でケーブルの接続ができるため、従来のように端子を
直接保持しながらこの端子と内部導体とを接続する場合
と異なり、その保持のために端子を大きくする必要がな
く、端子の小型化を進めることができる効果も得られ
る。
【0052】ここで、上記外部導体接続部を上記外部導
体と圧接接続されるように構成し、かつ、上記内部導体
接続部を上記内部導体と圧接接続されるように構成すれ
ば、端子と外側導電部材との双方を小型化でき、ひいて
はコネクタ全体を小型化できる効果が得られる。
【0053】一方、外部導体接続部が外部導体と圧着接
続されるものである場合、上記外側ハウジングに上記外
部導体接続部への外部導体の挿入方向と反対の方向に開
放する補助開放部を形成し、この補助開放部を通じて上
記外部導体接続部と外部導体との接続の際に外部導体接
続部を受ける受け部材がコネクタ内に侵入できるように
すれば、この受け部材で上記外部導体接続部を直接支持
することにより、圧着接続に必要な比較的大きい荷重も
十分に受けることができ、不都合なく圧着接続ができる
効果が得られる。
【0054】また、上記のコネクタにおいて、上記外側
ハウジングに着脱可能に装着され、その装着状態で外側
ハウジングの第3開放部を覆う蓋を備えれば、この第3
開放部の存在にかかわらず、上記蓋によって各接続部を
コネクタ外部から有効に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるコネクタ同
士の結合状態を示す断面平面図である。
【図2】上記結合状態を示す斜視図である。
【図3】前記コネクタのうち雌型端子をもつコネクタを
示す断面側面図である。
【図4】(a)は図3に示されたコネクタの分解斜視
図、(b)は同コネクタにおける雌型端子及び内側ハウ
ジングを示す分解斜視図である。
【図5】図3に示されたコネクタを斜め上方からみた斜
視図である。
【図6】図3に示されたコネクタを斜め上方からみた斜
視図である。
【図7】図3に示されたコネクタを斜め下方からみた斜
視図である。
【図8】図1に示されるコネクタのうち雄型端子をもつ
コネクタを示す分解斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態にかかるコネクタの
断面側面図である。
【図10】(a)は従来のコネクタの一例を示す組立斜
視図、(b)は同コネクタの分解斜視図である。
【符号の説明】
C1,C2 コネクタ D ケーブル 10,110 端子 14,114 内部導体接続部 20,120 内側ハウジング 22,122 切欠(第1開放部) 30,130 導電シェル(外側導電部材) 33,133 外部導体接続バレル 35,135 開口(第2開放部) 40,140 外側ハウジング 45,145 開口(第3開口部) 46,146 窓(補助開口部) 50,150 蓋 62 下金型(受け部材) 64,66 上金型(接続手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堤 祐一郎 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部導体とその周囲に配された外部導体
    とを有するケーブルに接続されるコネクタにおいて、上
    記内部導体に接続される内部導体接続部をもつ端子と、
    この端子を収容する内側ハウジングと、この内側ハウジ
    ングの外側に設けられ、上記外部導体に接続される外部
    導体接続部をもつ外側導電部材と、この外側導電部材を
    外側から覆う外側ハウジングとを備えるとともに、上記
    内部導体接続部と外部導体接続部とを軸方向に位置をず
    らして配列し、上記内側ハウジングに上記内部導体接続
    部を所定方向に開放する第1開放部を形成し、上記外側
    導電部材に上記内部導体接続部を上記第1開放部による
    開放方向と同じ方向に開放する第2開放部を形成し、上
    記外側ハウジングに上記内部導体接続部及び外部導体接
    続部を上記第1開放部及び第2開放部による開放方向と
    同じ方向に開放する第3開放部を形成し、これらの開放
    部を通じて上記内部導体接続部及び外部導体接続部と上
    記内部導体及び外部導体との接続を行うための接続手段
    がコネクタ内に侵入できるようにしたことを特徴とする
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタにおいて、上記
    外部導体接続部を上記外部導体と圧接接続もしくは圧着
    接続されるように構成し、かつ、上記内部導体接続部を
    上記内部導体と圧接接続もしくは圧着接続されるように
    構成するとともに、上記各開放部による開放方向を、上
    記内部導体接続部及び外部導体接続部に上記内部導体及
    び外部導体が挿入される方向に設定したことを特徴とす
    るコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコネクタにおいて、上記
    外部導体接続部を上記外部導体と圧接接続されるように
    構成し、かつ、上記内部導体接続部を上記内部導体と圧
    接接続されるように構成したことを特徴とするコネク
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のコネクタにおいて、上記
    外部導体接続部を上記外部導体と圧着接続されるように
    構成するとともに、上記外側ハウジングに上記外部導体
    接続部への外部導体の挿入方向と反対の方向に開放する
    補助開放部を形成し、この補助開放部を通じて上記外部
    導体接続部と外部導体との接続の際に外部導体接続部を
    受ける受け部材がコネクタ内に侵入できるようにしたこ
    とを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のコネク
    タにおいて、上記外側ハウジングに着脱可能に装着さ
    れ、その装着状態で上記第3開放部を覆う蓋を備えたこ
    とを特徴とするコネクタ。
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