JP3824269B2 - 電線用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、主として信号線とシールド線(ドレインワイヤ)とを持つシールド電線を組み込んで成る高周波伝送用として好適な電線用コネクタに関する。
従来、この種の電線用コネクタとしては、幾つかのタイプのものが知られている。一例に係るリセプタクルタイプの中継用コネクタでは、相手側コネクタが差し込まれる先端の挿入口におけるシールド機能を高めて高周波伝送用のIEEE規格に適合するように、先端部に相手側コネクタの挿入口が設けられている絶縁体ボディと、複数のコンタクトと、絶縁体ボディの外側とコンタクトの接続脚部及び電線の露出部分全体を覆い、且つケーブルのシールド層を挟持する口輪部を有する複数のシールド用メタルカバーと、これらのシールド用メタルカバーの外側に装着される一対の絶縁性カバーハウジングとから成り、シールド用メタルカバーのうちの絶縁体ボディの外側を覆う第1のメタルカバーには先端部分が一体構造で筒状体として形成されており、筒状体が絶縁体ボディの挿入口より突出している構造(特許文献1参照)となっている。
又、従来の電線用コネクタの他例に係るシールドコネクタでは、外導体端子に装着した保持部材にシールド電線の信号線を保持すると共に、シールド導体と外導体端子とを接続してシールド電線の接続端末部分とし、内導体端子を収容保持させた誘電体ハウジングを外導体シェルに装着すると共に、内導体端子の信号線圧接部を外導体端子の開口部に露呈させた状態とし、この外導体シェルの開口部上方から接続端末部分を挿入することにより、信号線が信号線圧接部により圧接接続され、外導体シェルの開口部が外導体端子により塞がれると同時に外導体端子が外導体シェルに接触して導通状態となって保持される構造(特許文献2参照)となっている。
特開2001−332356号公報(要約、図1) 特開2003−77593号公報(要約、図4)
上述した特許文献1に係る電線用コネクタ(中継用コネクタ)の場合、コンタクトの接続部にシールド電線の信号線を整列させた上で保持するための部品を持たないために結線作業(接続作業)を行い難いという問題がある上、結線状態において信号線が編組かしめ部と信号線の結線部(接続部)との間で宙吊り状態となるために外部から振動等の負荷が加えられると結線部が断線してしまう危険性がある他、シールド電線に対する保持を編組かしめ部のみで行う構造であることにより、編組かしめ部の保持力以上の力が加えられると直接的に信号線の結線部に負荷を加えることになるため、場合によっては結線部が破壊されてしまったり、或いは結線部を持つコンタクトがハウジングから抜けてしまうことが想定されるため、結果としてシールド電線の内部の信号線に対する接続保持が余り安定しておらず、機械的強度が優れないことにより、電気的・機械的に安定した接続を行い得ない構造となっているという欠点がある。
又、特許文献2に係る電線用コネクタ(シールドコネクタ)の場合、保持部材を用いてシールド電線の信号線を保持した上、信号線を信号線圧接部により圧接接続するようにしているため、特許文献1の場合とは異なり信号線を整列させた上で安定して保持できる利点はあるが、ここでの構造の場合には外導体端子を外導体シェルに組み付けるときに外導体シェル内に組み込まれた内部導体端子の信号線圧接部に圧接される被覆厚の薄い信号線が損傷したり、場合によっては破断される危険性がある他、シールド電線に対する保持を外部導体端子の圧着部のかしめ圧着力のみで行う構造であることにより、圧着部の保持力以上の力が加えられると直接的に信号線の局部(保持部材による圧接部や内部導体端子の信号線圧接部を示す)に力が加えられて信号線の損傷したり破断される危険性が高められるという機械的強度面で問題がある上、シールド電線のシールド線(ドレインワイヤ)を相手側コネクタのコンタクトとの接続に供する構造でないため、シールド機能が十分に発揮されていないという欠点がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、シールド電線の種類に拘らず信号線に対する接続保持を簡易に安定させて行うことができると共に、シールド電線全体に対する保持力が大きくて機械的強度及びシールド効果が向上された構造の電線用コネクタを提供することにある。
本発明によれば、相手側コネクタのコンタクトに接触される接触部を有するコンタクトと、コンタクトを保持固定するためのハウジングと、ハウジングを覆うためのシェルとを備え、更に、シールド電線の導体露呈部分へコンタクトを接続した上でハウジングに組み付け可能な電線用コネクタにおいて、コンタクトは、シールド電線の信号線の導体露呈部分への接続に供される信号用コンタクトと、シールド電線のシールド線への接続に供されるシールド用コンタクトとを含み、ハウジングは、シールド用コンタクトに対して信号用コンタクトを対向配置させた状態で保持固定可能であり、シェルは、互いに対向する方向からハウジングを挟み付けるようにして該ハウジングを覆うと共に、互いが係合されて嵌合保持される1対のものから成り、信号用コンタクトは、一端側を信号線に対する接続部とし、且つ他端側を接触部とする導体片から成り、シールド用コンタクトは、一端側にかしめによりシールド電線を保持するための電線保持用バレルを有すると共に、中途部分にシールド線に対する接続部を持ち、且つ他端側を接触部とする導体片から成り、シールド用コンタクトにおける接続部は、本体部からU字状に折り曲げられて形成されると共に、ハウジングへの組み付け時に信号用コンタクトにおける接続部と同一面上に配置される電線用コネクタが得られる。
又、本発明によれば、上記電線用コネクタにおいて、シールド用コンタクトの所定箇所に対して少なくとも信号線を整列して保持するためのホルダが固定保持されるように、該ホルダの有するボスが該シールド用コンタクトに設けられた穴に係止保持された電線用コネクタが得られる。
更に、本発明によれば、上記何れかの電線用コネクタにおいて、ハウジングを1対のシェルで挟み付けて嵌合保持して成る組み付け体を収納して保持するための外部ハウジングを備えた電線用コネクタが得られる。
本発明の電線用コネクタによれば、直接的に信号線の接続部分に負荷が加えられずに安定して保持力が維持され、シールド電線の内部の信号線に対する接続保持が極めて安定し、且つ機械的強度及びシールド効果が格段に向上する。これにより、電気的・機械的に安定した接続が得られ、耐久性の優れた信頼性の高いものとなる。又、信号用コンタクトにあってのシールド電線の信号線に対する接続部とシールド用コンタクトにあってのシールド線に対する接続部とが同一面上に配置されているため、シールド電線におけるこれらの接続部を半田付けしての接続及びその後の組み付けの作業を容易にして精度良く行うことができ、シールド電線の組み込みを要しての電線用コネクタ全体における組み立て作製を容易にして精度良く行うことができるようになる。更に、ハウジングを1対のシェルで挟み付けて嵌合保持して成る組み付け体を外部ハウジングで収納して保持しているため、外部から加えられる負荷に強く、強固な耐久性を持つものとなる。
本発明の最良の形態に係る電線用コネクタは、相手側コネクタのコンタクトに接触される接触部を有するコンタクトと、コンタクトを保持固定するためのハウジングと、ハウジングを覆うためのシェルとを備え、更に、シールド電線の導体露呈部分へコンタクトを接続した上でハウジングに組み付け可能な基本構造のものにおいて、コンタクトについては、シールド電線の信号線の導体露呈部分への接続に供される信号用コンタクトと、シールド電線のシールド線への接続に供されるシールド用コンタクトとを含み、ハウジングについては、シールド用コンタクトに対して信号用コンタクトを対向配置させた状態で保持固定可能であり、シェルについては、互いに対向する方向からハウジングを挟み付けるようにしてハウジングを覆うと共に、互いが係合されて嵌合保持される1対のものから成り、信号用コンタクトについては、一端側を信号線に対する接続部とし、且つ他端側を接触部とする導体片から成り、シールド用コンタクトについては、一端側にかしめによりシールド電線を保持するための電線保持用バレルを有すると共に、中途部分にシールド線に対する接続部を持ち、且つ他端側を接触部とする導体片から成り、シールド用コンタクトにおける接続部については、本体部からU字状に折り曲げられて形成されると共に、ハウジングへの組み付け時に信号用コンタクトにおける接続部と同一面上に配置されるものである。但し、この電線用コネクタにおいて、シールド用コンタクトの所定箇所に対して少なくとも信号線を整列して保持するためのホルダが固定保持されるように、ホルダの有するボスがシールド用コンタクトに設けられた穴に係止保持されること、更にハウジングを1対のシェルで挟み付けて嵌合保持して成る組み付け体を収納して保持するための外部ハウジングを備えたことは好ましい。
図1は、本発明の実施例1に係る電線用コネクタの基本構成をシールド電線の組み込み前の状態で示した分解斜視図である。又、図2は、この電線用コネクタに備えられる内部ハウジングアッセンブリ4の細部構成を示した分解斜視図である。
この電線用コネクタは、図1を参照すれば、図示されないシールド電線を接続した状態のホルダ3が装着される内部ハウジングアッセンブリ4と、この内部ハウジングアッセンブリ4を内壁部分で収納可能に装着するためのフロントシェル5と、内部ハウジングアッセンブリ4を組み込んだ状態のフロントシェル5にあってのホルダ3の装着部分に対応する位置の近傍を内壁部分で収納可能に装着するためのバックシェル2と、フロントシェル5の局部にバックシェル2を組み込んだ状態でこれらの双方の部材全体を内壁部分で収納可能に装着するための外部ハウジング1とを組み合わせて構成される。
このうち、フロントシェル5の長手方向における両側面の所定箇所には、切り欠きによる係止部5aが形成されている。バックシェル2については、一端側の端面にかしめによりシールド電線の表面に密着されるかしめ部2aが設けられると共に、他端側の端面が開口された略箱型の本体部分における内壁部分の所定箇所にはフロントシェル5の局部に対する圧着用係止部2dが上下1対で総計4個設けられている他、本体部分の両側面の所定箇所には切り込みにより一部が切り欠かれて外部ハウジング1の所定箇所の凸部との間で係止される係止部2c、係止部2c内で他端側より折り曲げられてフロントシェル5の係止部5aに係止される係止用ランス2bが形成されている。
内部ハウジングアッセンブリ4は、図2を参照すれば、一端側をシールド電線の信号線に対する接続部とし、且つ他端側を相手側コネクタのコンタクトに接触される接触部とする1対の導体片から成る信号用コンタクト42と、一端側にかしめによりシールド電線を保持するための電線保持用バレル43bを有すると共に、中途部分にシールド電線のシールド線に対する接続部を持ち、且つ他端側を相手側コネクタのコンタクトに接触される接触部とする導体片から成るシールド用コンタクト43とを内部ハウジング41内へ圧入して組み付けて構成される。即ち、この内部ハウジングアッセンブリ4において、信号用コンタクト42における一端側部分は半田付け部42aとなっており、シールド用コンタクト43については、他端側の相手側コネクタのコンタクトに対する接触部近傍における平坦な底面から断面略U字状に折り曲げられた平坦な外側頂部がシールド電線のシールド線に対する半田付け部43aとなっている他、平坦な底面のほぼ中央部分にホルダ3のボスを装着するための角穴43cが設けられている。
図3は、この電線用コネクタに組み込まれるシールド電線10の外観構成を示した斜視図である。
このシールド電線10は、基本的に2本の被覆された信号線と1本の被覆されていないシールド線(ドレインワイヤ)とを内部シールド被覆部10aで纏めて被覆した上、その外周面にグランド線を配設してからその周囲を外部シールド被覆部10cで被覆して構成されるシールデットツイストペア型構造のものであるが、ここでは上述した電線用コネクタへの接続及び組み付けを可能にする部分を確保するため、全体の一端側局部において内部シールド被覆部10aにより被覆されずに導体部分が一部露呈されるように1対の信号線とシールド線とを露呈させると共に、その近傍で外部シールド被覆部10cにより被覆されずに内部シールド被覆部10aを露呈させた上、内部シールド被覆部10aの露呈端近傍で外部シールド被覆部10cに密着されるようにグランド線による編組部10b(バックシェル2のかしめ部2aにより圧着結線される部分となる)を設けるようにして、加工を施した状態としている。
そこで、以下は上述した電線用コネクタに対するシールド電線10の接続及び組み付け作業を具体的に説明する。
図4は、上述したシールド電線10を電線用コネクタに備えられるホルダ3へ取り付けた状態を示したもので、同図(a)は外観構成の斜視図に関するもの,同図(b)は側面方向でホルダ3を断面にした側面図に関するものである。
先ず、図4(a),(b)を参照し、シールド電線10のホルダ3へ取り付けを説明すれば、接続及び組み付け用に加工されたシールド電線10をホルダ3へ取り付ける際、ホルダ3の一端側の所定箇所には手前側にシールド電線10全体を挿入するための電線全体用の挿入穴が設けられ、奥側にはこの電線全体用の挿入穴に繋がって2本の信号線と1本のシールド線とをそれぞれ別々に挿入するための内部電線用挿入穴が設けられているため、シールド電線10を手前側の電線全体用の挿入穴から挿入することにより、その先端側の2本の信号線と1本のシールド線とをそれぞれ奥側の内部電線用挿入穴に挿入して整列された状態で取り付けを行う。
ところで、ここでのホルダ3へのシールド電線10の取り付けに際しては、安定した保持状態が維持されるように、シールド電線10に対する挿入穴の形状を工夫することが有効である。
図5は、上述した図4(a),(b)で説明したシールド電線10のホルダ3への取り付けに要するホルダ3に設けられた内部電線用挿入穴3aの形状を示したもので、同図(a)は挿入方向手前側の形状に関するもの,同図(b)は挿入方向奥側の形状に関するものである。
ここでは、1対の信号線に対する内部電線用挿入穴3aについて、信号線の径をφとした場合、手前側の形状を図5(a)に示されるように信号線の径φよりも大きい径φ1(φ1>φ)の断面円形状とすると共に、奥側の断面形状を図5(b)に示されるようにテーパ状に変形された信号線の径φよりも小さい径φ2(径φ1が潰れて高さに変形されたものとみなせるもので、φ1>φ>φ2なる関係が成立する)とした上、1対の信号線を挿入し易くして圧入保持することにより、シールド電線10の保持を安定して維持できるようにしたことを示している。尚、このような内部電線用挿入穴3aの形状は、シールド電線10全体を挿入するための挿入穴にも適用することができる。
次に、ホルダ3にシールド電線10を取り付け保持した状態で内部ハウジングアッセンブリ4への組み付けを行う。即ち、図2に示した各部が組み付けられた状態の内部ハウジングアッセンブリ4における一端側で露呈されたシールド用コンタクト43に対してシールド電線10付きホルダ3を上側から垂直に組み付けるが、このときにホルダ3の下面に設けられたボスをシールド用コンタクト43に設けられた角穴43cに係止させて保持させることにより組み付けが完了する。この状態で2本の信号線と1本のシールド線とにおける導体部分は、相対的に1対の信号用コンタクト42の半田付け部42a,シールド用コンタクト43の半田付け部43a上に位置されているので、各部の相互間での半田付けを行うことが容易となる。
因みに、1対の信号用コンタクト42とシールド用コンタクト43とは内部ハウジング41への圧入による組み付け位置が上下方向でずれているが、下側に位置されるシールド用コンタクト43の半田付け部43aは断面略U字状に折り曲げられて形成されたとき、信号用コンタクト42の半田付け部42aと同じ高さに位置されるようになっていることにより、各半田付け部42a,43aを同一面上として半田付けを行うことができる。
そこで、同一面上の1対の信号用コンタクト42の半田付け部42aとシールド用コンタクト43の半田付け部43a(2箇所あるものの何れか一方)とに対し、それぞれ2本の信号線と1本のシールド線とにおける導体部分を半田付けする。尚、半田付け前には予めシールド用コンタクト43の電線保持バレル43bをかしめてシールド電線10の内部シールド被覆部10aを固定保持するようにしておく。
更に、シールド電線10を保持したホルダ3を組み付けた内部ハウジングアッセンブリ4に対し、フロントシェル5及びバックシェル2に組み込む。このときの手順としては、フロントシェル5の内壁が内部ハウジングアッセンブリ4全体を収納できるので、この組み込みを行った後、フロントシェル5の外壁の一端側の局部をバックシェル2の内壁で収納できるので、この組み込みを行うことにより、内部ハウジングアッセンブリ4がフロントシェル5及びバックシェル2で挟まれる形態で保持されるようにする。内部ハウジングアッセンブリ4を組み込んだフロントシェル5に対するバックシェル2の装着に際しては、バックシェル2に設けられた係止用ランス2bがフロントシェル5の係止部5aに係止されて嵌合保持される。
その後、バックシェル2のかしめ部2aをかしめてシールド電線10の編組部10bに対して圧着結線されるようにしてシールド電線10全体をフロントシェル5及びバックシェル2で保持する。
最後に、このようにして作製された組み付け体(内部ハウジングアッセンブリ4をフロントシェル5及びバックシェル2で挟み付けて嵌合保持して成るもの)を外部ハウジング1へ組み付けることでシールド電線10の接続及び組み付け作業を経た電線用コネクタが完成する。組み付け体に対する外部ハウジング1の組み付けに際しては、外部ハウジング1の内壁に設けられた図示されないハウジングランスに組み付け体におけるバックシェル2の係止部2cが係止されて嵌合保持される。
図6は、このようにシールド電線10を組み込んだ後の電線用コネクタの外観構成を示した斜視図である。又、図7は、図6の電線用コネクタを側面方向で断面にした図である。
ここでは、電線用コネクタに対するシールド電線10の組み込み後の状態において、外観上では図6に示されるように、外部ハウジング1の一端側からシールド電線10(外部シールド被覆部10cのみが表面上に露呈する)が延在すると共に、他端側の開口から若干引っ込んだ位置にフロントシェル5の開口が露呈している様子を示している。又、内部構造上では図7に示されるように、上述したホルダ3のボス31がシールド用コンタクト43の角穴43cに係止保持された状態にあり、フロントシェル5の開口内に収納された1対の信号用コンタクト42とシールド用コンタクト43とが雌型コンタクトとして相手側コネクタとの嵌合接続により相手側コネクタの雄型コンタクトとの間で挿入接触されることを示している。
尚、上述した実施例1では、シールド電線10としてシールデットツイストペア型構造のものを説明したが、その芯数は別な形態であっても良く、又その他のタイプのものを適用することも可能であるので、本発明の電線用コネクタは開示したものに限定されない。
本発明の電線用コネクタは、シールド電線の種類に拘らず多芯のシールド電線を組み込むことが可能であり、シールド電線の内部の信号線に対する接続保持が極めて安定し、且つ機械的強度及びシールド効果が格段に向上し、従来に無く電気的・機械的に安定した接続が得られるため、各種分野で電気的接続を行う用途に好適となり、耐久性の優れた信頼性の高いものとなる。
本発明の実施例1に係る電線用コネクタの基本構成をシールド電線の組み込み前の状態で示した分解斜視図である。 図1に示す電線用コネクタに備えられる内部ハウジングアッセンブリの細部構成を示した分解斜視図である。 図1に示す電線用コネクタに組み込まれるシールド電線の外観構成を示した斜視図である。 図3で説明したシールド電線を図1に示す電線用コネクタに備えられるホルダへ取り付けた状態を示したもので、(a)は外観構成の斜視図に関するもの,(b)は側面方向でホルダを断面にした側面図に関するものである。 図4(a),(b)で説明したシールド電線のホルダへの取り付けに要するホルダに設けられた内部電線用挿入穴の形状を示したもので、(a)は挿入方向手前側の形状に関するもの,(b)は挿入方向奥側の形状に関するものである。 図1で説明した電線用コネクタに図3で説明したシールド電線を組み込んで組み付けした後の外観構成を示した斜視図である。 図6で説明した電線用コネクタを側面方向で断面にした図である。
符号の説明
1 外部ハウジング
2 バックシェル
2a かしめ部
2b 係止用ランス
2c,5a 係止部
2d 圧着用係止部
3 ホルダ
3a 内部電線用挿入穴
4 内部ハウジングアッセンブリ
5 フロントシェル
10 シールド電線
10a 内側シールド被覆部
10b 編組部
10c 外側シールド被覆部
41 内部ハウジング
42 信号用コンタクト
42a.43a 半田付け部
43 シールド用コンタクト
43b 電線保持用バレル
43c 角穴

Claims (3)

  1. 相手側コネクタのコンタクトに接触される接触部を有するコンタクトと、前記コンタクトを保持固定するためのハウジングと、前記ハウジングを覆うためのシェルとを備え、更に、シールド電線の導体露呈部分へ前記コンタクトを接続した上で前記ハウジングに組み付け可能な電線用コネクタにおいて、前記コンタクトは、前記シールド電線の信号線の導体露呈部分への接続に供される信号用コンタクトと、前記シールド電線のシールド線への接続に供されるシールド用コンタクトとを含み、前記ハウジングは、前記シールド用コンタクトに対して前記信号用コンタクトを対向配置させた状態で保持固定可能であり、前記シェルは、互いに対向する方向から前記ハウジングを挟み付けるようにして該ハウジングを覆うと共に、互いが係合されて嵌合保持される1対のものから成り、前記信号用コンタクトは、一端側を前記信号線に対する接続部とし、且つ他端側を前記接触部とする導体片から成り、前記シールド用コンタクトは、一端側にかしめにより前記シールド電線を保持するための電線保持用バレルを有すると共に、中途部分に前記シールド線に対する接続部を持ち、且つ他端側を前記接触部とする導体片から成り、前記シールド用コンタクトにおける前記接続部は、本体部からU字状に折り曲げられて形成されると共に、前記ハウジングへの組み付け時に前記信号用コンタクトにおける前記接続部と同一面上に配置されることを特徴とする電線用コネクタ。
  2. 請求項1記載の電線用コネクタにおいて、前記シールド用コンタクトの所定箇所に対して少なくとも前記信号線を整列して保持するためのホルダが固定保持されるように、該ホルダの有するボスが該シールド用コンタクトに設けられた穴に係止保持されたことを特徴とする電線用コネクタ。
  3. 請求項1又は2記載の電線用コネクタにおいて、前記ハウジングを前記1対のシェルで挟み付けて嵌合保持して成る組み付け体を収納して保持するための外部ハウジングを備えたことを特徴とする電線用コネクタ。
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