JPH0822851A - 同軸プラグコネクタ - Google Patents

同軸プラグコネクタ

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JPH0822851A
JPH0822851A JP6156082A JP15608294A JPH0822851A JP H0822851 A JPH0822851 A JP H0822851A JP 6156082 A JP6156082 A JP 6156082A JP 15608294 A JP15608294 A JP 15608294A JP H0822851 A JPH0822851 A JP H0822851A
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JP
Japan
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plug
coaxial cable
coaxial
outer conductor
contact
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JP6156082A
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Inventor
Hideyasu Mito
秀逸 三戸
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同軸ケーブルを簡単に接続することができ、
また、部品点数を低減することができ、しかも、強度的
に優れた同軸プラグコネクタを提供すること。 【構成】 プラグ外部導体2のシェル部20に樋状の首
部22を介して簡易圧着部21が連設され、この首部2
2で同軸ケーブル5の一端部で露出した誘電体52を保
護するようにし、また、簡易圧着部21に設けられた接
触片25,26で同軸ケーブル5の外被50を突き破っ
て同軸ケーブル5の外部導体編組51に接触させるよう
にし、更にプラグ内部コンタクト3にスロット部34を
設け、このスロット部34で誘電体52を切り裂いて中
心導体53と接触させるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機器内での基板と同軸
ケーブルとの接続等に用いられる同軸プラグコネクタに
関し、特に、L字型同軸プラグコネクタに適した構成を
有する同軸プラグコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の同軸プラグコネクタの一
例の接続工程を示す正面図、図13は図12に示す同軸
プラグコネクタのシェル部の縦断面図、図14は図12
に示す同軸プラグコネクタの要部を示し、(a)は図1
2のa−a線での断面図、(b)は図12のb−b線で
の断面図、図15は図12に示す同軸プラグコネクタに
接続される同軸ケーブルを示し、(a)は側面図、
(b)縦断面図である。
【0003】図12乃至図15を参照して、従来の同軸
プラグコネクタ1は、相手側コネクタ(図示せず)の外
部導体に接続されるシェル部20を有し、且つ同軸ケー
ブル5の外部導体編組51に接続されるプラグ外部導体
2と、シェル部20内に配置され、同軸ケーブル5の中
心導体53に接続されるプラグ内部コンタクト3と、シ
ェル部20とプラグ内部コンタクト3との間に介在して
プラグ外部導体2とプラグ内部コンタクト3との間を絶
縁するインシュレータ4とを有している。
【0004】そして、従来の同軸プラグコネクタの場
合、プラグ外部導体2は、シェル部20以外に、蓋部2
3、保持板部10、第1及び第2のかしめ部11,12
を有している。蓋部23は、シェル部20に連設され、
シェル部20の一端開口を閉塞する。保持板部10は、
板状で対を成し、シェル部20の側壁に連設されてお
り、これらの間に、同軸ケーブル5の一端部近傍で露出
した誘電体52を差し挟むように成っている。第1及び
第2のかしめ部11,12は、蓋部23に連設されてい
る。第1のかしめ部11は、誘電体52を差し挟んだ保
持板部10を抱き込むようにしてかしめられる。第2の
かしめ部12は、同軸ケーブル5の一端部近傍で露出し
た外部導体編組51を抱き込むようにしてかしめられ、
これに接続される。また、従来の同軸プラグコネクタの
場合、プラグ内部コンタクト3の上端部に、凹部13が
形成され、この凹部13に同軸ケーブル5の一端部で露
出した中心導体53が半田付けされるように成ってる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
同軸プラグコネクタ1に同軸ケーブル5を接続する場
合、同軸ケーブル5の一端部近傍において、外被50を
切除して外部導体編組51を露出させ、また、この外部
導体編組51よりも一端寄りの部分において、外被50
及び外部導体編組51を切除して誘電体52を露出さ
せ、更に、同軸ケーブル5の一端部において、外被5
0、外部導体編組51、及び誘電体52を切除して中心
導体53を露出させなければならない。また、第2のか
しめ部12を外部導体編組51に圧着する際に、誘電体
52の変形を防ぎ、電気的特性が乱れないようにするた
めに、露出させた外部導体編組51と誘電体52との間
に、金属スリーブ14を組み込む必要がある。更に、上
述のように、同軸ケーブル5の中心導体53は、プラグ
内部コンタクト3の凹部13に半田付けしなければなら
ない。このように、従来の同軸プラグコネクタに同軸ケ
ーブルを接続する場合、同軸ケーブルを複雑に加工し、
金属スリーブを装着し、また、半田付けもしなければな
らず、それら作業が大変煩わしく、また、金属スリーブ
を用いるため部品点数が多くなり、コストが高くなると
言う欠点もある。
【0006】一方、従来の同軸プラグコネクタを同軸ケ
ーブルに接続した場合、同軸プラグコネクタは、構造
上、蓋部のシェル部に対する僅かな連結部分と、板状の
保持板部とで同軸ケーブル上に支持されるようになって
おり、これらの部分は、強度的に弱く、問題と成ってい
る。
【0007】それ故に本発明の課題は、同軸ケーブルを
簡単に接続することができ、また、部品点数を低減する
ことができ、しかも、強度的に優れた同軸プラグコネク
タを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、相手側
コネクタの外部導体と接触するシェル部を有し、且つ同
軸ケーブルの外部導体編組に接続されるプラグ外部導体
と、前記シェル部内に配置され、前記同軸ケーブルの中
心導体に接続されるプラグ内部コンタクトと、前記シェ
ル部と前記プラグ内部コンタクトとの間に介在して前記
プラグ外部導体と前記プラグ内部コンタクトとの間を絶
縁するインシュレータとを含む同軸プラグコネクタにお
いて、前記プラグ外部導体は、簡易圧着部及び首部を有
し、該簡易圧着部は、前記同軸ケーブルに圧着されると
共に前記同軸ケーブルの外被を突き破って前記外部導体
編組に接触する接触片を有するものであり、前記首部
は、略樋状であり、前記簡易圧着部と前記シェル部とを
連結すると共に前記同軸ケーブルの端部で露出した誘電
体を保護するものであり、前記プラグ内部コンタクト
は、スロット部を有し、該スロット部は、前記同軸ケー
ブルの誘電体を切り裂いて前記中心導体に接触する部分
であることを特徴とする同軸プラグコネクタが得られ
る。
【0009】
【作用】本発明の同軸プラグコネクタの場合、プラグ外
部導体に簡易圧着部が設けられ、この簡易圧着部には、
同軸ケーブルの外被を突き破って同軸ケーブルの外部導
体編組に接触する接触片が設けられ、一方、プラグ内部
コンタクトは、同軸ケーブルの誘電体を切り裂いて同軸
ケーブルの中心導体に接触するスロット部を有している
ので、接続の際の同軸ケーブルの加工は、同軸ケーブル
の一端部で誘電体を所定長露出させるだけで良く、後
は、簡易圧着部を同軸ケーブルの外被の上から圧着し、
そして、露出した誘電体をプラグ内部コンタクトのスロ
ット部に押し込むだけで、同軸プラグコネクタのプラグ
外部導体は、同軸ケーブルの外部導体編組に接続され、
同軸プラグコネクタのプラグ内部コンタクトは、同軸プ
ラグコネクタの中心導体に接続される。
【0010】また、本発明の同軸プラグコネクタは、略
樋状の首部を有し、この首部で同軸ケーブルの露出した
誘電体を保護するように成っているので、従来のよう
に、誘電体を保護するための金属スリーブが不要とな
る。また、首部は、略樋状であるので、剛性が高く、こ
の首部で簡易圧着部とシェル部とが連結されているの
で、本発明の同軸プラグコネクタは、同軸ケーブルに強
固に取り付けられる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるL型同軸プラ
グコネクタの要部を示し、(a)はプラグ外部導体の平
面図、(b)はプラグ外部導体の正面図、(c)はプラ
グ外部導体の側面図、(d)はプラグ内部コンタクトの
拡大平面図、(e)はプラグ内部コンタクトの拡大正面
図、(f)はプラグ内部コンタクトの拡大側面図、図2
は図1に示すL字型同軸プラグコネクタのインシュレー
タを示し、(a)は平面図、(b)は正面中央縦断面
図、(c)は側面図である。
【0012】図1及び図2を参照して、本実施例のL字
型同軸プラグコネクタは、プラグ外部導体2と、プラグ
内部コンタクト3と、インシュレータ4とを有してい
る。
【0013】プラグ外部導体2は、シェル部20、簡易
圧着部21、及び首部22を有している。シェル部20
は、相手側レセプタクルコネクタ(図示せず)のレセプ
タクル外部導体と接触する部分であり、略筒状を呈す
る。このシェル部20には、この上端開口を閉塞する蓋
部23が連設されている。蓋部23の一端部には、首部
22の上端開口面を覆う覆部24が連設されている。簡
易圧着部21は、同軸ケーブル(図示せず)に圧着され
る部分であり、断面略U字状を呈している。この簡易圧
着部21には、その上端部に第1の接触片25が設けら
れ、その内底部に第2の接触片26が設けられている。
第1及び第2の接触片25,26は、簡易圧着部21を
同軸ケーブルに圧着することにより、同軸ケーブルの外
被を突き破り、同軸ケーブルの外部導体編組に接触する
ように成っている。また、簡易圧着部21には、ここに
同軸ケーブルを配置する際に、同軸ケーブルを正確に第
2の接触片26上に案内するガイド片27が設けられて
いる。首部22は、略樋状であり、シェル部20の筒軸
方向と直交する方向で、シェル部20と簡易圧着部21
とを連結する部分である。また、この首部22は、同軸
ケーブルの一端部で露出した同軸ケーブルの誘電体を受
け入れそして保護するように成っている。この首部22
には、バンド28が連設されている。このバンド28
は、首部22の上端開口面を覆部24で覆った後に折り
曲げられ、同軸ケーブルの誘電体と共に覆部24を抱き
込むようにして保持する。上述のシェル部20、簡易圧
着部21、首部22、蓋部23、覆部24、第1及び第
2の接触片25,26、ガイド片27、並びにバンド2
8は、プレス成形により一体に形成されている。
【0014】プラグ内部コンタクト3は、プラグ外部導
体2のシェル部20内に配置される。このプラグ内部コ
ンタクト3は、コンタクト本体30、固定部31、バネ
部32、及び接点部33を有している。コンタクト本体
30には、スロット部34が形成されている。このスロ
ット部34は、その上部が鋭利に成っており、この部分
で同軸ケーブルの誘電体を切り裂くように成っている。
スロット部34の下部は、スロット部34の上部で誘電
体を切り裂くことによって露出した中心導体を挟持し、
この中心導体に接続されるように成っている。固定部3
1は、コンタクト本体30の両側縁に連設され、この両
側縁から折り返すように折曲されている。両固定部31
の自由端側の端部は、同軸ケーブルの誘電体を受け入
れ、保持するように成っている。バネ部32は、両固定
部31の自由端側の下縁部にそれぞれ連設されている。
接点部33は、バネ部32の下端に連設され、バネ部3
2の弾性力により、接点部33の間に挿入されたレセプ
タクルコネクタのレセプタクル内部コンタクトに押し付
けられて接触する。
【0015】インシュレータ4は、その中でプラグ内部
コンタクト3を保持すると共にプラグ外部導体2のシェ
ル部20内に配置される。これによりプラグ外部導体2
とプラグ内部コンタクト3との間を絶縁する。このイン
シュレータ4は、略筒状を呈し、インシュレータ本体4
0と、このインシュレータ本体40にヒンジ41を介し
て連結され、プラグ外部導体2の蓋部23とプラグ内部
コンタクト3の上端部との間の絶縁をする絶縁蓋42と
を有している。インシュレータ本体40には、挿入孔4
3、ガイド溝44、及びガイド孔45が形成されてい
る。挿入孔43内には、プラグ内部コンタクト3が圧入
され、この挿入孔43の両側部でプラグ内部コンタクト
3の固定部31を保持するように成っている。ガイド溝
44は、挿入孔43に連通しており、また、同軸ケーブ
ルの一端部で露出した誘電体をプラグ内部コンタクト3
のスロット部34内へ案内する。ガイド孔45は、挿入
孔43に連通しており、プラグ内部コンタクト3のバネ
部32及び接点部33を受け入れ、また、レセプタクル
コネクタのレセプタクル内部コンタクトを受け入れ、プ
ラグ内部コンタクト3の接点部33へ案内する。
【0016】次に、本実施例の同軸プラグコネクタに同
軸ケーブルを接続する工程の一例について説明する。
【0017】図3は本実施例の同軸プラグコネクタに接
続する同軸ケーブルの縦断面図、図4は同軸プラグコネ
クタに同軸ケーブルを接続する前の状態を示し、(a)
は分解正面図、(b)は(a)のb−b線での断面図、
(c)は(a)のc−c線での断面図、図5は図4に示
す同軸プラグコネクタと同軸ケーブルとの接続途中の状
態を示す正面図、図6は図4に示す同軸プラグコネクタ
のプラグ内部コンタクトにおける接続過程を示し、
(a)は接続前の状態の横断面図、(b)は同軸ケーブ
ルの誘電体を位置決めした状態での横断面図、(c)は
接続完了状態での横断面図、(d)は接続完了状態での
縦断面図、図7は図4に示す同軸プラグコネクタの首部
における圧着過程を示し、(a)は圧着前の状態の断面
図、(b)は圧着完了状態での断面図、図8は図4に示
す同軸プラグコネクタの簡易圧着部における圧着過程を
示し、(a)は簡易圧着部に誘電体を配置した状態を示
す断面図、(b)は接触片上に誘電体を位置決めした状
態を示す断面図、(c)は圧着途中の状態を示す断面
図、(d)は圧着が完了した状態の断面図、図9は図4
に示す同軸プラグコネクタの簡易圧着部の接触片の機能
を説明する断面図、図10は図4に示す同軸プラグコネ
クタの圧着完了後の状態を示し、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)側面図、図11は図4に示す同
軸プラグコネクタの圧着完了後の状態を示し、(a)は
水平断面図、(b)は縦断面図、(c)横断面図であ
る。
【0018】先ず、同軸プラグコネクタに同軸ケーブル
を接続する前に、予め図3に示すように、同軸ケーブル
5の一端から所定長だけ外被50及び外部導体編組51
を切除し、同軸ケーブル5の一端部で誘電体52を露出
させる。
【0019】次に、図4に示すように、インシュレータ
4をプラグ外部導体2のシェル部20内に圧入し、更
に、このインシュレータ4内にプラグ内部コンタクト3
を圧入する。そして、同軸ケーブル5の加工をしてない
部分を簡易圧着部21上に配置し、また、露出させた誘
電体52をプラグ外部導体2の首部22及びプラグ内部
コンタクト3上に配置して図5に示す状態にする。
【0020】次に、図6(a)に示すように、プラグ内
部コンタクト3上に配置された同軸ケーブル5の誘電体
52を、図6(b)に示すように、プラグ内部コンタク
ト3のスロット部34上に位置決めし、そして、図6
(c),(d)に示すように、圧接治具6を用いて誘電
体52をプラグ内部コンタクト3のスロット部34内に
圧入する。これにより、同軸ケーブル5の誘電体52が
スロット部34の上部で切り裂かれ、そして、同軸ケー
ブル5の中心導体53がスロット部34の下部に圧接
し、ここに接続される。
【0021】その後、図5に示すように、インシュレー
タ4の絶縁蓋42を閉じ、次に、プラグ外部導体2の蓋
部23を閉じる。これにより、プラグ外部導体2の首部
22内に配置された同軸ケーブル5の誘電体52は、蓋
部23に連設された覆部24によって覆われる。
【0022】次に、図7及び図8に示すように、プラグ
外部導体2の首部22におけるバンド28の巻き付け
と、プラグ外部導体2の簡易圧着部21における同軸ケ
ーブル5の圧着が同時に行われる。具体的に説明する
と、図7(a)に示すように、下部治具8a上に配置さ
れたプラグ外部導体2のバンド28を、図7(b)に示
すように、上部治具7aで内側に折曲し、同軸ケーブル
5の誘電体52上でプラグ外部導体2の覆部24を固定
する。これによりプラグ外部導体2の蓋部23も固定さ
れ、この蓋部23が固定されることにより、インシュレ
ータ4の絶縁蓋42及び同軸ケーブル5もプラグ外部導
体2に固定される。一方、簡易圧着部21では、図8
(a)に示すように、プラグ外部導体2の簡易圧着部2
1上に配置された同軸ケーブル5は、これを押圧するこ
とにより、ガイド片27によって第2の接触片26上に
位置決めされ、図8(b)に示す状態となる。この状態
の簡易圧着部21を上部治具7bと下部治具8bとで押
圧すると、図8(c)に示すように、簡易圧着部21の
第1の接触片25は、上部治具7bによりカールし、同
軸ケーブル5の外被50に食い込み、一方、簡易圧着部
21の第2の接触片26は、同軸ケーブル5の外被50
を突き破り、外部導体編組51に接触する。更に、上部
治具7b及び下部治具8bにより簡易圧着部21を押圧
すると、第1の接触片25は、外被50を突き破り外部
導体編組51の外側面に接触し、第2の接触片26は、
外部導体編組51を突き破り、外部導体編組51の内側
面に接触する。これにより、プラグ外部導体2の第1及
び第2の接触片25,26は、同軸ケーブル5の外部導
体編組51に接続され、圧着が完了する。上述のよう
に、第1の接触片25は、外部導体編組51の外側面に
接触し、第2の接触片26は、外部導体編組51の内側
面に接触し、第1及び第2の接触片25,26は、弾性
力を有しているので、図9に示すように、外部導体編組
51は、P1,P2の力でもって、第1及び第2の接触
片25,26によって挟持され、これにより、第1及び
第2の接触片25,26が確実に外部導体編組51に接
続されるように成っている。
【0023】以上の工程により、図10及び図11に示
すように、本実施例の同軸プラグコネクタ1に同軸ケー
ブル5が接続される。
【0024】
【発明の効果】本発明の同軸プラグコネクタは、プラグ
外部導体に簡易圧着部が設けられ、プラグ内部コンタク
トにスロット部が設けられているので、同軸ケーブルを
接続する場合、その一端部で誘電体のみを露出させれば
良く、接続のための同軸ケーブルの加工が簡単であり、
しかも、プラグ外部導体の首部で露出した誘電体を保護
するように成っているので、従来のように金属スリーブ
を必要としないため、本発明の同軸プラグコネクタに同
軸ケーブルを簡単に接続することができる。
【0025】また、上述のように、本発明の同軸プラグ
コネクタは、誘電体を保護するための金属スリーブを必
要としないので、その分、部品点数を削減することがで
き、コストを低減することができる。
【0026】また、本発明の同軸プラグコネクタは、樋
状の首部により、シェル部と簡易圧着部が連結されてお
り、この首部により剛性が高く成っているので、強度的
に優れている。
【0027】また、本発明の同軸プラグコネクタは、圧
着のみで同軸ケーブルを接続することができ、従来のよ
うに特殊な技能は不要である。
【0028】更に、本発明の同軸プラグコネクタは、超
小型化(同軸ケーブルの外径よりも僅かに太くなるだ
け)を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるL型同軸プラグコネク
タの要部を示し、(a)はプラグ外部導体の平面図、
(b)はプラグ外部導体の正面図、(c)はプラグ外部
導体の側面図、(d)はプラグ内部コンタクトの拡大平
面図、(e)はプラグ内部コンタクトの拡大正面図、
(f)はプラグ内部コンタクトの拡大側面図である。
【図2】図1に示すL字型同軸プラグコネクタのインシ
ュレータを示し、(a)は平面図、(b)は正面中央縦
断面図、(c)は側面図である。
【図3】図1に示す同軸プラグコネクタに接続する同軸
ケーブルの縦断面図である。
【図4】図1示す同軸プラグコネクタに図3に示す同軸
ケーブルを接続する前の状態を示し、(a)は分解正面
図、(b)は(a)のb−b線での断面図、(c)は
(a)のc−c線での断面図である。
【図5】図4に示す同軸プラグコネクタと同軸ケーブル
との接続途中の状態を示す正面図である。
【図6】図4に示す同軸プラグコネクタのプラグ内部コ
ンタクトにおける接続過程を示し、(a)は接続前の状
態の横断面図、(b)は同軸ケーブルの誘電体を位置決
めした状態での横断面図、(c)は接続完了状態での横
断面図、(d)は接続完了状態での縦断面図である。
【図7】図4に示す同軸プラグコネクタの首部における
圧着過程を示し、(a)は圧着前の状態の断面図、
(b)は圧着完了状態での断面図である。
【図8】図4に示す同軸プラグコネクタの簡易圧着部に
おける圧着過程を示し、(a)は簡易圧着部に誘電体を
配置した状態を示す断面図、(b)は接触片上に誘電体
を位置決めした状態を示す断面図、(c)は圧着途中の
状態を示す断面図、(d)は圧着が完了した状態の断面
図である。
【図9】図4に示す同軸プラグコネクタの簡易圧着部の
接触片の機能を説明する断面図である。
【図10】図4に示す同軸プラグコネクタの圧着完了後
の状態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)側面図である。
【図11】図4に示す同軸プラグコネクタの圧着完了後
の状態を示し、(a)は水平断面図、(b)は縦断面
図、(c)横断面図である。
【図12】従来の同軸プラグコネクタの一例の接続工程
を示す正面図である。
【図13】図12に示す同軸プラグコネクタのシェル部
の縦断面図である。
【図14】図12に示す同軸プラグコネクタの要部を示
し、(a)は図12のa−a線での断面図、(b)は図
12のb−b線での断面図である。
【図15】図12に示す同軸プラグコネクタに接続され
る同軸ケーブルを示し、(a)は側面図、(b)縦断面
図である。
【符号の説明】
1 L字型同軸プラグコネクタ 2 プラグ外部導体 3 プラグ内部コンタクト 4 インシュレータ 5 同軸ケーブル 20 シェル部 21 簡易圧着部 22 首部 25 第1の接触片 26 第2の接触片 34 スロット部 50 外被 51 外部導体編組 52 誘電体 53 中心導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側コネクタの外部導体と接触するシ
    ェル部を有し、且つ同軸ケーブルの外部導体編組に接続
    されるプラグ外部導体と、前記シェル部内に配置され、
    前記同軸ケーブルの中心導体に接続されるプラグ内部コ
    ンタクトと、前記シェル部と前記プラグ内部コンタクト
    との間に介在して前記プラグ外部導体と前記プラグ内部
    コンタクトとの間を絶縁するインシュレータとを含む同
    軸プラグコネクタにおいて、前記プラグ外部導体は、簡
    易圧着部及び首部を有し、該簡易圧着部は、前記同軸ケ
    ーブルに圧着されると共に前記同軸ケーブルの外被を突
    き破って前記外部導体編組に接触する接触片を有するも
    のであり、前記首部は、略樋状であり、前記簡易圧着部
    と前記シェル部とを連結すると共に前記同軸ケーブルの
    端部で露出した誘電体を保護するものであり、前記プラ
    グ内部コンタクトは、スロット部を有し、該スロット部
    は、前記同軸ケーブルの誘電体を切り裂いて前記中心導
    体に接触する部分であることを特徴とする同軸プラグコ
    ネクタ。
  2. 【請求項2】 前記簡易圧着部に第1及び第2の接触片
    が設けられ、該第1の接触片と該第2の接触片とで前記
    同軸ケーブルの外部導体編組を挟持するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の同軸プラグコネクタ。
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