JP3821280B2 - 電気音響変換器 - Google Patents

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    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/325Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by abutting or pinching, i.e. without alloying process; mechanical auxiliary parts therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、基板への取付けを行い得るように構成された電気音響変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
小型のスピーカやマイクロホン等の電気音響変換器は、基板への取付けを行い得るように構成されているものが多い。このような電気音響変換器においては、端子プレートがケーシングにおける基板対向面から離れた位置に固定されるので、この端子プレートを基板の導電部に導通させるための導通部材が必要になる。
【0003】
この導通部材の1つとして、従来より、電気音響変換器を基板に取り付けたとき、端子プレートと基板の導電部との間に弾性圧縮変形した状態で介装されるように構成されたコイルバネが知られている(例えば、特開2001−242871号公報参照)。
【0004】
図8(a)は、このようなコイルバネを有する従来の電気音響変換器の要部を示す断面図である。
【0005】
図示のように、この電気音響変換器においては、ケーシング102に、その基板対向面102aから端子プレート104まで延びる筒状凹部102bが形成されており、この筒状凹部102bにコイルバネ106が挿入されるようになっている。その際、端子プレート104における筒状凹部102bに露出する位置には、貫通孔104aが形成されており、一方、コイルバネ106の一端部には、ピン状突起部106aがコイル軸線方向に延びるように延長形成されている。そして、このピン状突起部106aが貫通孔104aに挿通された状態で、その先端部分においてハンダ108により端子プレート104に固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電気音響変換器は、基板への取付態様によっては、次のような問題が生じてしまう。
【0007】
すなわち、上記電気音響変換器が装着された携帯電話機等においては、これを組み付ける際、ケーシング102の上面(基板対向面102aとは反対側の面)を携帯電話機等における上ケースの内壁面に両面テープで貼り付け、この状態で上ケースと共に電気音響変換器を基板に押し付けるようにして基板への取付けが行われるようになっている。その際、位置合わせ等のために、電気音響変換器のコイルバネ106と基板との間で横ズレが生じることが多い。このため、コイルバネ106のピン状突起部106aの基端部には横ズレによる応力集中が生じやすくなる。
【0008】
例えば、図8(b)に示すように、コイルバネ106が基板2への当接により弾性圧縮変形した状態で、ケーシング102が基板2に対して左方向に横ズレした場合を想定する。このとき、端子プレート104にハンダ付け固定されたコイルバネ106のピン状突起部106aはケーシング102と共に左方向へ変位する。一方、コイルバネ106の基板当接部106bは基板2に圧接された状態にあるので、左方向へ変位することなく元の位置に残ったままとなる。このため、コイルバネ106には図示のような横ズレ変形が生じてしまい、これによりピン状突起部106aの基端部(図中破線の円で示す部分)には大きな曲げモーメントが作用するので、該基端部に応力集中が生じやすくなる。
【0009】
このため、上記従来の電気音響変換器においては、基板への取付けの際にコイルバネ106が破損してしまうおそれがあり、また、破損しなかった場合でも、基板への取付状態での耐久性が低下してしまうおそれがある。
【0010】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、基板への取付けを行い得るように構成された電気音響変換器において、その端子プレートを基板の導電部に導通させるための導通部材としてコイルバネを用いた場合であっても、コイルバネの破損防止および耐久性向上を図ることができる電気音響変換器を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、コイルバネを、従来のように端子プレートに固定したりあるいはケーシングに固定したりすることなく筒状凹部内に収容保持する構成を採用することにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0012】
すなわち、本願発明に係る電気音響変換器は、
基板への取付けを行い得るように構成された電気音響変換器であって、
ケーシングと、このケーシングにおける基板対向面から離れた位置に固定された端子プレートと、上記基板への取付けが行われたとき、上記端子プレートを上記基板の導電部に導通させるように構成されたコイルバネと、を備えてなる電気音響変換器において、
上記ケーシングに、該ケーシングの基板対向面から上記端子プレートまで延びる筒状凹部が形成されており、
上記コイルバネのコイル長が上記筒状凹部の筒長よりも所定寸法長い値に設定されており、
上記コイルバネのコイル径が、上記筒状凹部の内径よりも所定寸法小さい値でかつ該コイルバネの端子プレート側端部よりも基板側端部の方が小さい値に設定されており、
上記筒状凹部の基板側端部に、該筒状凹部の内径を上記コイルバネの端子プレート側端部のコイル径よりも小径にする小径リング部が設けられており、
上記コイルバネが上記基板に押し付けられた状態で両者間に横ズレが生じたとき、上記コイルバネが上記筒状凹部内において横方向に平行移動するよう、上記コイルバネが、上記端子プレートおよび上記ケーシングに固定されることなく上記筒状凹部内に収容保持されている、ことを特徴とするものである。
【0013】
上記「電気音響変換器」は、基板への取付けを行い得るように構成されたものであれば、その種類は特に限定されるものではなく、例えば、小型のスピーカ、ブザー、マイクロホン、レシーバ等が採用可能である。
【0014】
上記「基板」は、コイルバネを介して端子プレートと導通可能な導電部が形成されたものであれば、特定種類の基板に限定されるものではない。
【0015】
上記「ケーシング」は、端子プレートをその基板対向面から離れた位置に固定するように構成されたものであれば、その具体的構成は特に限定されるものではない。また、このケーシングの「基板対向面」は、電気音響変換器を基板へ取り付ける際に基板と対向する面であれば、基板への取付状態において、基板と当接するように形成された面であってもよいし、基板から多少離れるように形成された面であってもよい。
【0016】
上記「筒状凹部」は、ケーシングの基板対向面から端子プレートまで延びるように形成されたものであれば、その断面形状や長さ等は特に限定されるものではなく、また、必ずしもその全周に周壁面が形成されている必要はない。
【0017】
上記「コイルバネ」は、導電性を有する材料からなり、かつ、端子プレートおよびケーシングに固定されることなく筒状凹部内に収容保持されたものであれば、その具体的形状等は特に限定されるものではない。ここで「筒状凹部内に収容保持された」とは、コイルバネが無負荷状態において筒状凹部から脱落しない態様で部分的に筒状凹部内に収容されていることを意味するものであって、これを実現するための具体的構成については特に限定されるものではない。
【0018】
上記コイルバネの「コイル長」は、筒状凹部の筒長よりも長く、かつ電気音響変換器を基板に取り付けたときに端子プレートと基板の導電部とを確実に導通させることができる程度に弾性圧縮変形する長さであれば、その具体的な値は特に限定されるものではない。また、上記コイルバネの「コイル径」は、筒状凹部の内径よりも小さく、かつ、筒状凹部内におけるコイルバネの弾性圧縮変形および横方向への平行移動に支障を来たさない径であれば、その具体的な値は特に限定されるものではない。
【0019】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係る電気音響変換器は、基板への取付けが行われたとき、ケーシングにおける基板対向面から離れた位置に固定された端子プレートを、基板の導電部に導通させるコイルバネを備えているが、ケーシングにはその基板対向面から端子プレートまで延びる筒状凹部が形成されており、また、コイルバネのコイル長は筒状凹部の筒長よりも所定寸法長い値に設定されるとともに、コイルバネのコイル径は、その筒状凹部の内径よりも所定寸法小さい値でかつ該コイルバネの端子プレート側端部よりも基板側端部の方が小さい値に設定されており、さらに、筒状凹部の基板側端部には、その内径をコイルバネの端子プレート側端部のコイル径よりも小径にする小径リング部が設けられており、そして、コイルバネが基板に押し付けられた状態で両者間に横ズレが生じたとき、コイルバネが筒状凹部内において横方向に平行移動するよう、コイルバネが端子プレートおよびケーシングに固定されることなく筒状凹部内に収容保持された構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0020】
すなわち、コイルバネが端子プレートおよびケーシングに固定されることなく筒状凹部内に収容保持されているので、コイルバネに外力が作用してもコイルバネに局部的な負荷がかからないようにすることができる。
【0021】
このため、電気音響変換器を基板に取り付ける際、コイルバネが基板に押し付けられた状態で、コイルバネと基板との間で横ズレが生じたとしても、コイルバネは、筒状凹部内において横方向に平行移動してそのコイル外周部が筒状凹部の周壁面に当接するだけであり、従来のようにコイルバネの一部に横ズレ変形に伴う応力集中が生じてしまうことはない。したがって、基板への取付けの際にコイルバネが破損してしまうおそれがなく、また、基板への取付状態での耐久性が低下してしまうおそれもなくなる。
【0022】
このように本願発明によれば、基板への取付けを行い得るように構成された電気音響変換器において、その端子プレートを基板の導電部に導通させるための導通部材としてコイルバネを用いた場合であっても、コイルバネの破損防止および耐久性向上を図ることができる。
【0023】
しかも本願発明においては、従来のようにコイルバネを端子プレートにハンダ付けにより固定する必要がないので、電気音響変換器の組付工程を簡略化することができる。また、従来のようにハンダ付けのために形成されたピン状突起部を端子プレートの貫通孔に挿入するために、コイルバネと筒状凹部との位置合わせを行う必要もなくなり、この点においても電気音響変換器の組付工程を簡略化することができる。さらに、ハンダ付けの際に発生する熱により周辺の樹脂製部材を変形させてしまうといったおそれがなく、また、ハンダ付けの不要化により電気音響変換器を鉛フリーの製品とすることができる。
【0026】
また、本願発明に係る電気音響変換器は、そのコイルバネのコイル径が、その端子プレート側端部よりも基板側端部の方が小さい値となるように設定されており、ケーシングにおける筒状凹部の基板側端部に、該筒状凹部の内径をコイルバネの端子プレート側端部のコイル径よりも小径にする小径リング部が設けられているので、端子プレートに貫通孔を形成することを必要とせずに、コイルバネを筒状凹部内に収容保持することができる。この場合において、「端子プレート側端部よりも基板側端部の方が小さい値となるように設定する」ための具体的構成としては、例えば、端子プレート側端部から基板側端部へ向けて段階的にコイル径が小さくなるようにした構成、あるいは、端子プレート側端部から基板側端部へ向けて円錐状に徐々にコイル径が小さくなるようにした構成、さらには、端子プレート側端部から途中部分までは円筒状に形成するとともに途中部分から基板側端部へ向けて円錐状に徐々にコイル径が小さくなるようにした構成等が採用可能である。
【0027】
その際、上記「小径リング部」は、ケーシングとは別体で構成されたリング部材を筒状凹部に圧入等により固定するようにしてもよいが、ケーシングを塑性変形させることにより該ケーシングと一体で形成するようにしてもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0029】
図1は、本願発明の一実施形態に係る電気音響変換器10を示す平面図であり、図2および3は、図1のII-II 線断面図およびIII 部詳細図である。
【0030】
これらの図に示すように、本実施形態に係る電気音響変換器10は、小型(外径15〜20mm程度)のダイナミックスピーカであって、携帯電話機等の基板2に取り付けられた状態で使用されるようになっている。
【0031】
このスピーカ10は、フレームサブアッシ12に、その上方から振動板14およびカバー16が装着されるとともに、その下方から磁気回路ユニット18が装着されてなっている。
【0032】
フレームサブアッシ12は、フレーム20(ケーシング)と、1対の端子プレート22と、ボイスコイル24とからなっている。
【0033】
フレーム20は、ポリアミド系の合成樹脂材料からなる射出成形品であって、その中央部には円形開口部20aが形成されており、この円形開口部20aの周囲に位置する環状底面部20Aと、この環状底面部20Aの外周縁から上方へ延びる周壁面部20Bとを備えてなっている。そして、このフレーム20における周壁面部20Bの内周側には、環状底面部20Aよりも一段高い環状段上がり部20Cが形成されており、また、周壁面部20Bの外周側には、左右1対の端子埋設部20Dが角張って張り出すように形成されている。
【0034】
フレーム20の下面は、各端子埋設部20Dにおいては磁気回路ユニット18の下面と略面一に設定されており、その他の部分においては磁気回路ユニット18の下面よりも上方に位置している。そして、フレーム20の各端子埋設部20Dにおける下面20bが、電気音響変換器10を基板2に取り付ける際に基板2の導電部2aと当接する基板対向面を構成している。
【0035】
各端子プレート22は、金属板のプレスおよび曲げ加工品として構成されており、インサート成形によりフレーム20と一体的に形成されている。これら各端子プレート22は、環状底面部20Aから各端子埋設部20Dまで延びている。
【0036】
各端子プレート22における環状底面部20Aに位置する部分は、該環状底面部20Aの上面に沿って延びるランド部22Aを構成している。一方、各端子プレート22における各端子埋設部20Dに位置する部分は、ランド部22Aよりも一段高い位置でフレーム20に埋設されるようにして水平に延びており、部分的にフレーム20から露出している。
【0037】
すなわち、フレーム20の各端子埋設部20Dは、各端子プレート22の上方部分が略三角形に切り欠かれて切欠き部20cを構成しており、これにより各端子プレート22には上面露出部22Bが形成されている。各端子埋設部20Dにおける上面露出部22Bの下方部分には、フレーム20の基板対向面20bから各端子プレート22まで円柱状に延びる筒状凹部20dが形成されている。各端子プレート22における筒状凹部20dの中心位置には、円形の貫通孔22aが形成されている。そして、各筒状凹部20d内には、コイルバネ40が各端子プレート22およびフレーム20に固定されることなく収容保持されている(これについては後述する)。
【0038】
ボイスコイル24は、その上端がフレーム20の環状段上がり部20Cの上面と面一となるようにして円形開口部20a内に配置されている。そして、このボイスコイル24の上端部から延出する1対のリード線26が、その先端部近傍部位において各端子プレート22のランド部22Aに熱圧着により導通固定されている。これら各導通固定部にはオーバコート34が施されている。
【0039】
振動板14は、同心円状に形成された複数の凹凸を有するダイヤフラム状の部材であって、ポリエーテルイミド(PEI)製の合成樹脂フィルムに熱プレス成形を施すことにより形成されている。そして、この振動板14は、その外周縁平坦部においてフレーム20の環状段上がり部20Cの上面に接着固定されるとともに、その中間平坦部においてボイスコイル24の上端に接着固定されている。
【0040】
カバー16は、ステンレス鋼製の金属板のプレス成形品であって、その環状フランジ部において、振動板14の外周縁平坦部およびフレーム20の環状段上がり部20Cの上面に接着固定されている。
【0041】
磁気回路ユニット18は、鋼製のベース28と、マグネット30と、鋼製のヨーク32とからなり、フレーム20に接着固定されている。
【0042】
図4は、図3のIV-IV 線断面図であって、同図(a)は電気音響変換器10が基板2に取り付けられていない状態、同図(b)は電気音響変換器10が基板2に取り付けられている状態を示す図である。
【0043】
なお、コイルバネ40およびその周辺構造は、電気音響変換器10の左右両側いずれも同様であるので、以下においては左側に位置するコイルバネ40およびその周辺構造についてのみ説明する。
【0044】
図示のように、コイルバネ40は、コイル部40Aと、その上端部(端子プレート側端部)40Aaの中心位置から上方へピン状に延びるように延長形成されたピン状突起部40Bとからなっている。
【0045】
コイル部40Aは、その全長がフレーム20の筒状凹部20dの筒長よりも所定寸法長い値に設定されており、その巻径が筒状凹部20dの内径よりも所定寸法小さい値に設定されている。また、ピン状突起部40Bは、端子プレート22の貫通孔22aを貫通して上方へ延びており、その先端部分40Baが略直角に折り曲げられている。
【0046】
同図(a)に示すように、電気音響変換器10が基板2に取り付けられていない状態では、コイルバネ40は無負荷状態となっている。このときコイルバネ40は、そのピン状突起部40Bにおいて端子プレート22に係止されるようにして筒状凹部20d内に吊り下げられた状態となっている。なお、貫通孔22aの内径は、コイル部40Aが筒状凹部20d内においてその周壁面に当接する位置までコイルバネ40が片側に寄ってしまった場合においても、ピン状突起部40Bが貫通孔22aの周壁面に当接しない大きさに設定されている。一方、ピン状突起部40Bの先端部分40Baの長さは、貫通孔22aからピン状突起部40Bが抜け落ちてしまわない長さに設定されている。
【0047】
一方、同図(b)に示すように、電気音響変換器10が基板2に取り付けられた状態では、コイルバネ40は弾性圧縮変形した状態となる。このときコイルバネ40は、そのコイル部40Aの上端部40Aaおよび下端部40Abが、端子プレート22および基板2の導電部2aに各々圧接されており、これにより端子プレート22と基板2の導電部2aとの導通を確実に図るようになっている。
【0048】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
【0049】
すでに述べたように、電気音響変換器10を基板2に取り付ける際には、電気音響変換器10のコイルバネ40と基板2との間で横ズレが生じることが多い。
【0050】
しかしながら、本実施形態に係る電気音響変換器10は、コイルバネ40が端子プレート22およびフレーム20に固定されることなく筒状凹部20d内に収容保持されているので、コイルバネ40に外力が作用してもコイルバネ40に局部的な負荷がかかることはない。
【0051】
このため、図4(b)に示すように、電気音響変換器10を基板2に取り付ける際、コイルバネ40が基板2に押し付けられた状態で、コイルバネ40と基板2との間で横ズレが生じたとしても、コイルバネ40は、筒状凹部20d内において横方向に平行移動してそのコイル部40Aが筒状凹部20dの周壁面に当接するだけであり、従来のようにコイルバネの一部に横ズレ変形に伴う応力集中が生じてしまうことはない。したがって、基板2への取付けの際にコイルバネ40が破損してしまうおそれがなく、また、基板2への取付状態での耐久性が低下してしまうおそれもなくなる。
【0052】
このように本実施形態によれば、端子プレート22を基板2の導電部2aに導通させるための導通部材としてコイルバネ40を用いた場合であっても、コイルバネ40の破損防止および耐久性向上を図ることができる。
【0053】
しかも本実施形態においては、従来のようにコイルバネ40を端子プレート22にハンダ付けにより固定する必要がないので、電気音響変換器10の組付工程を簡略化することができる。また、従来のようにハンダ付けのために形成されたピン状突起部を端子プレートの貫通孔に挿入するために、コイルバネと筒状凹部との位置合わせを行う必要もなくなり、この点においても電気音響変換器10の組付工程を簡略化することができる。さらに、ハンダ付けの際に発生する熱により、周辺の樹脂製部材(フレーム20や振動板14等)を変形させてしまうといったおそれがなく、また、ハンダ付けの不要化により電気音響変換器10を鉛フリーの製品とすることができる。
【0054】
特に本実施形態においては、端子プレート22における筒状凹部20dの中心位置に、コイルバネ40の線径よりも所定寸法大きい内径を有する貫通孔22aが形成される一方、コイル部40Aの上端部には貫通孔22aに挿通されるようにして上方へピン状に延びるピン状突起部40Bが延長形成されるとともに、ピン状突起部40Bの先端部分40Baが略直角に折り曲げられているので、端子プレート22への係止によりコイルバネ40の筒状凹部20dからの脱落防止を図ることができ、これにより極めて簡単な構成でコイルバネ40を筒状凹部20d内に収容保持することができる。しかも、貫通孔22aは、コイルバネ40が筒状凹部20d内において横方向に平行移動したとき、そのコイル部40Aが筒状凹部20dの周壁面に当接するまで、そのピン状突起部40Bが貫通孔22aの周壁面に当接しない大きさに設定されているので、コイルバネ40に横ズレ変形を全く生じさせないようにすることができる。
【0055】
その際、図5(a)に示すように、端子プレート22とピン状突起部40Bの先端部分40Baとの間に、端子プレート22の貫通孔22aよりも小径の中心孔42aを有するリング状プレート42を、その中心孔42aにピン状突起部40Bを挿通させるようにして配置すれば、ピン状突起部40Bの先端部分40Baを大きく折り曲げなくてもピン状突起部40Bが端子プレート22の貫通孔22aから抜け落ちてしまうのを防止することができる。なお、このようにピン状突起部40Bの先端部分40Baを折り曲げる代わりに、この先端部分40Baをリング状プレート42に対して接着剤等を用いて固定することも可能である。
【0056】
このようにした場合においても、同図(b)に示すように、コイルバネ40と基板2との間で横ズレが生じたとき、コイルバネ40は、筒状凹部20d内において横方向に平行移動してそのコイル部40Aが筒状凹部20dの周壁面に当接するので、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0057】
あるいは、図6(a)に示すように、上部の大径部50Aと、それ以外の小径部50Bとからなるコイルバネ50を用いるとともに、フレーム20における筒状凹部20dの下端部に、内径がコイルバネ50の大径部50Aよりも小さいリング部材52(小径リング部)を圧入固定することによっても、コイルバネ50を端子プレート22およびフレーム20に固定することなく筒状凹部20d内に収容保持することができる。しかもこの場合、端子プレート22に貫通孔22aを形成することを必要とせずに、コイルバネ50を筒状凹部20d内に収容保持することができる。
【0058】
このようにした場合においても、同図(b)に示すように、コイルバネ50と基板2との間で横ズレが生じたとき、コイルバネ50は、筒状凹部20d内において横方向に平行移動してその小径部50Bがリング部材52の周壁面に当接するので、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、コイルバネ50が筒状凹部20d内において横方向に平行移動したとき、その大径部50Aが筒状凹部20dの周壁面に当接するように、コイルバネ50およびリング部材52の形状を設定することも可能である。
【0059】
また、上記コイルバネ50に代えて、図7(a)に示すように、上部が円筒部60Aとして形成されるとともに下部が下方へ向けて徐々にコイル径が小さくなる円錐部60Bとして形成されたコイルバネ60を用いるようにした場合においても、同様の作用効果を得ることができる。
【0060】
その際、さらに、筒状凹部20dの下端部に上記リング部材52を圧入固定する代わりに、図7(a)に示すように、フレーム20の基板対向面20bにおける筒状凹部20dの周辺部を塑性変形させて、筒状凹部20d内へリング状に膨出するリング状膨出部20e(小径リング部)を形成することによっても、リング部材52を圧入固定した場合と同様の作用効果を得ることができる。しかもこのようにした場合、小径リング部がフレーム20と一体で形成されることとなるので、部品点数を削減することができる。なお、リング状膨出部20eを形成するための塑性変形加工は、例えば、先端部が断面楔形でリング状に形成された超音波ホーン4をフレーム20の基板対向面20bにおける筒状凹部20dの周辺部に押し当てることにより行うことができる。
【0061】
このようにした場合においても、同図(b)に示すように、コイルバネ60と基板2との間で横ズレが生じたとき、コイルバネ60は、筒状凹部20d内において横方向に平行移動してその円筒部60Aが筒状凹部20dの周壁面に当接するので、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0062】
なお、上記実施形態およびその各変形例において、コイルバネ40、50、60に金メッキ等を施すようにすれば、その導電性を高めることができる。また、端子プレート22における筒状凹部20dに露出する部分にも金メッキ等を施すようにすれば、導電性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る電気音響変換器を示す平面図
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】図1のIII 部詳細図
【図4】図3のIV-IV 線断面図であって、同図(a)は電気音響変換器が基板に取り付けられていない状態、同図(b)は電気音響変換器が基板に取り付けられている状態を示す図
【図5】上記実施形態の第1変形例を示す、図4と同様の図
【図6】上記実施形態の第2変形例を示す、図4と同様の図
【図7】上記実施形態の第3変形例を示す、図4と同様の図
【図8】従来例を示す、図4と同様の図
【符号の説明】
2 基板
2a 導電部
4 超音波ホーン
10 電気音響変換器(ダイナミックスピーカ)
12 フレームサブアッシ
14 振動板
16 カバー
18 磁気回路ユニット
20 フレーム(ケーシング)
20A 環状底面部
20B 周壁面部
20C 環状段上がり部
20D 端子埋設部
20a 円形開口部
20b 下面(基板対向面)
20c 切欠き部
20d 筒状凹部
20e リング状膨出部(小径リング部)
22 端子プレート
22A ランド部
22B 上面露出部
22a 貫通孔
24 ボイスコイル
26 リード線
28 ベース
30 マグネット
32 ヨーク
34 オーバコート
40 コイルバネ
40A コイル部
40Aa 上端部(端子プレート側端部)
40Ab 下端部(基板側端部)
40B ピン状突起部
40Ba 先端部分
42 リング状プレート
42a 中心孔
50 コイルバネ
50A 大径部
50B 小径部
52 リング部材
60 コイルバネ
60A 円筒部
60B 円錐部

Claims (2)

  1. 基板への取付けを行い得るように構成された電気音響変換器であって、
    ケーシングと、このケーシングにおける基板対向面から離れた位置に固定された端子プレートと、上記基板への取付けが行われたとき、上記端子プレートを上記基板の導電部に導通させるように構成されたコイルバネと、を備えてなる電気音響変換器において、
    上記ケーシングに、該ケーシングの基板対向面から上記端子プレートまで延びる筒状凹部が形成されており、
    上記コイルバネのコイル長が上記筒状凹部の筒長よりも所定寸法長い値に設定されており、
    上記コイルバネのコイル径が、上記筒状凹部の内径よりも所定寸法小さい値でかつ該コイルバネの端子プレート側端部よりも基板側端部の方が小さい値に設定されており、
    上記筒状凹部の基板側端部に、該筒状凹部の内径を上記コイルバネの端子プレート側端部のコイル径よりも小径にする小径リング部が設けられており、
    上記コイルバネが上記基板に押し付けられた状態で両者間に横ズレが生じたとき、上記コイルバネが上記筒状凹部内において横方向に平行移動するよう、上記コイルバネが、上記端子プレートおよび上記ケーシングに固定されることなく上記筒状凹部内に収容保持されている、ことを特徴とする請求項1記載の電気音響変換器。
  2. 上記小径リング部が、上記ケーシングを塑性変形させることにより該ケーシングと一体で形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の電気音響変換器。
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