JP2005244730A - 電気音響変換器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 振動板20と、振動板20に固定されたボイスコイル22と、ボイスコイル22を動かすための磁界を形成する磁気回路ユニット30と、振動板20を支持するフレーム10とを備えた電気音響変換器1において、フレーム10に、複数の端子孔を設け、各端子孔に挿入可能で、かつボイスコイル22の端末線を接続可能な一対の端子ピン部材40を設け、各端子孔の中から各端子ピン部材40の挿入位置を変更できるようにする。
【選択図】 図1
Description
しかし、このような電気音響変換器は、フレームがターミナルとともにインサート成形により形成されたターミナル付きフレームであったため、フレームにおけるターミナルの位置が固定され、ターミナルの位置を変更できなくなっていた。そのため、従来の電気音響変換器は、電子機器に実装する際になって、外部と導通をとるリード線の場所や他の部品との関係でターミナルの位置を変更したいときは、電気音響変換器自体の方向や場所を変える他なかった。したがって、従来の電気音響変換器は、電子機器に実装する作業で手間取ることが多く、特に携帯電話機のような小型の電子機器の場合は、電気音響変換器を実装する場所の余裕が少ないため、一層問題であった。
しかも、このようなターミナル付フレームは、インサート成形により製造していたため製造コストがかかり、このことが、電気音響変換器のコストを高くする一因にもなっていた。
この電気音響変換器は、フレームに複数の端子孔が形成されているから、その中で各端子部材を挿入する場所を自由に変更することできる。また、各端子孔に挿入した一対の端子部材にボイスコイルの端末線を接続することができる。
こうすると、端子孔に挿入した後で、端子部材の頭部にボイスコイルの端末線を接続し、接続用端子部に外部導通部材を接続することができる。
これにより、端子孔に挿入した後で、端子部材の頭部にボイスコイルの端末線を確実に接続することができる。
こうすると、接続用端子部の端面に接続する際に、外部導通部材を溝に挟み込んで位置決めすることができる。
こうすると、端子部材を端子孔に圧入することができる。
このようにすると、磁気回路ユニットからの距離が異なる端子孔が確保されるから、ターミナルの場所を変更し得る範囲を拡大することができる。
電気音響変換器1は、フレーム10に、その上面側から振動板20およびカバー21を装着するとともに、その下面側から磁気回路ユニット30を装着して構成されている。
また、各端子孔13は、振動板20の背面空間(振動板20が放音孔21dと対向する面の反対面)が密閉されることを防止するための通気孔の役目も果たしている。これにより、振動板20の背面空間のエアダンパ効果を低減することができる。
また、図9(d)に示すように、本発明における端子部材として、板材を折り曲げて形成した端子部材50を用いてもよい。この端子部材50は胴体部50aを有し、この胴体部50aに端子孔13の孔径よりも幅の広い幅広部50bを有することが好ましい。これにより、端子孔13から端子部材50が脱落することを防止することができる。
磁気回路ユニット30は、磁石31およびヨーク32と、ベース35とを有している。この磁石31とヨーク32は、いずれもボイスコイル22の内側に配置可能な大きさの円板状に形成され、ベース35の底部35aに磁石31、ヨーク32の順で互いに同心になるように接着して固定されるようになっている。
そして、このヨーク32と、ベース35の間にボイスコイル22を配置可能な円環状の間隙が確保され、その間隙により、ボイスコイル22の下端部を収容する円環状の磁気間隙が確保されるようになっている。
さらに、電気音響変換器1は、端末線22aが導通固定された各端子ピン部材40に対し、その接続用端子部45にリード線27を導通固定することができ、これによって外部との導通を確保することができる。このとき、リード線27は図8(a)に示すように、端子ピン部材40における溝部46に半田aによる半田付けで接続される。リード線27の代わりにコイルスプリングを接続するときも、図8(b)に示すように、半田aによる半田付けで接続される。
また、リード線27の代わりに、図10(a),(b)に示すような板ばね52を用いてもよい。この板ばね52は、接続用端子部45を嵌合可能な孔(図示せず)を有していて、その孔に接続用端子部45が嵌合されて、半田aによる半田付けで導通固定されている。この板ばね52を用いる場合は、図10(b)とは異なり、接続用端子部45には溝部46を設けなくてもよい。さらに、板ばね52を溝部46に嵌め込み可能な形状に形成し、半田aや圧着などにより導通固定することもできる。
さらに、端子ピン部材40は、頭部41を有し、その頭部41が端子孔13よりも大きい鍔状に形成されているから、端子孔13に挿入した後でも、ボイスコイルの端末線の接続が簡易かつ確実に行え、フレーム10よりも突出する接続用端子部45があるから、外部と導通をとるためのリード線を確実に接続することができる。しかも、接続用端子部45にリード線を挟み込める溝部46が形成されているので、接続しようとするリード線を溝部46に挟み込ませて位置決めを行い、その上で、リード線を接続用端子部45に導通固定することができる。これによって、リード線の接続を簡易かつ確実に行えるようになっている。
さらに、フレーム10を上述したような変形楕円形状にすることによって、端子孔13の位置が異なる変位配置構造にしているため、磁気回路ユニット30から距離が異なる端子孔13が確保されるようになっている。これにより、フレーム10の中でターミナルの配置場所を変更可能な範囲が拡大され、ターミナルの位置変更自由度が高められている。
フレーム10、フレーム15のいずれも端子孔13の個数は上記に限定されない。端子ピン部材40の大きさを考慮して増やしてもよいし、少なくしてもよいが、磁気回路ユニット30を取り囲める程度の個数を設けることが好ましい。これにより、ターミナルの配置場所を変更可能な範囲が適度に拡大されるようになる。
13…端子孔、13b…面取加工部
20…振動板、20a…周端部
22…ボイスコイル、22a…端末線
27…リード線、30…磁気回路ユニット
40,48,49…端子ピン部材
41,48a…頭部、42,48b…胴体部
45…接続用端子部、46,47…溝部
43…径太部、44…径細部、50…端子部材
52…板ばね
Claims (6)
- 振動板と、該振動板に固定されたボイスコイルと、該ボイスコイルを動かすための磁界を形成する磁気回路ユニットと、前記振動板を支持するフレームとを備えた電気音響変換器であって、
前記フレームが複数の端子孔を有し、
前記各端子孔に挿入可能で、かつ前記ボイスコイルの端末線を接続可能な一対の端子部材を有することを特徴とする電気音響変換器。 - 前記各端子部材は、前記ボイスコイルの端末線と接続するための頭部と、該頭部から延び、前記端子孔に挿入される胴体部とを有し、
前記胴体部における前記頭部の反対側端部が前記フレームから突出して、外部に導通される外部導通部材の接続用端子部になることを特徴とする請求項1記載の電気音響変換器。 - 前記各端子部材は、前記頭部が前記端子孔よりも大きい鍔状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の電気音響変換器。
- 前記接続用端子部の端面に前記外部導通部材を挟み込むための溝が形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の電気音響変換器。
- 前記各端子部材の胴体部が、前記頭部と前記接続用端子部との間に前記端子孔の内径よりも幅広で前記端子孔に圧入可能な大きさの拡径部を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項記載の電気音響変換器。
- 前記フレームは、前記磁気回路ユニットからの距離が異なる位置に前記各端子孔が配置された変位配置構造を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の電気音響変換器。
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