JPH06103612B2 - 送電線用避雷器 - Google Patents

送電線用避雷器

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JPH06103612B2
JPH06103612B2 JP61201447A JP20144786A JPH06103612B2 JP H06103612 B2 JPH06103612 B2 JP H06103612B2 JP 61201447 A JP61201447 A JP 61201447A JP 20144786 A JP20144786 A JP 20144786A JP H06103612 B2 JPH06103612 B2 JP H06103612B2
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JP
Japan
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lightning arrester
arc
arm
power transmission
transmission line
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JP61201447A
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淳 小沢
明男 水越
勝二 進藤
晋吾 白川
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は避雷器に係り、特に、送電線の懸垂鉄塔に取付
けて懸垂碍子の絶縁を保護するのに好適な避雷器に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の送電線用避雷器は、実開昭54−137838号公報に記
載のように、避雷器の一方端が鉄塔のアームに支持さ
れ、懸垂碍子がアームとの支持点を中心に動いても送電
線と常に一定の間隔を保つて対向する円弧状電極を避雷
器の他方端に備えたものが示されていた。しかし、避雷
器を設置するスペースの問題については特に考慮されて
いなかつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術では避雷器を懸垂碍子と塔体の間のアーム
に取付けていたため、位置が適切でなく、コンパクトに
設計された鉄塔では、絶縁上避雷器の取付けスペースが
とれないとか、他方端に設けた円弧状電極のスペースも
確保できず、さらに、円弧状電極が非対称な片持ち構造
であり、風圧や積雪に対し強度的に不安定という問題が
あつた。
本発明の目的は避雷器の取付け位置の最適化を図り、絶
縁的なスペースの問題を解消し、かつ円弧状電極の取付
け構造が不安定な非対称片持ちとなる機械強度の問題を
解消し、また、避雷器本体に収納している酸化亜鉛素子
に不要な機械力が加わらないようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、避雷器がアームに固定して取付けられる位
置を懸垂碍子がアームに取付けられている近傍とし、避
雷器の自由端に円弧状電極を対称に取付け、その電極の
位置がアームと送電線との間にくるようにすることによ
り達成される。
〔作用〕
避雷器がアームに取付けられる位置を懸垂碍子がアーム
に取付けられる近傍に設定したことにより、避雷器およ
び円弧状電極を取付けるスペースが無いという絶縁上の
問題は解消できる作用がある。また、このような位置に
避雷器を取付けると避雷器の自由端に設ける円弧状電極
を支持点からみて左右対称な構造にできるので、電極の
取付強度の安定性が改善される。さらに、円弧状電極が
アームと送電線との間に位置するので、円弧状電極の長
さを短くでき、取付強度の安定性がさらに改善される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図,第2図により説明す
る。
第1図は懸垂鉄塔に取付けられた避雷器と懸垂碍子との
構造を示す。第2図は第1図のII−II矢視断面図であ
る。
鉄塔のアーム先端1に送電線2を懸垂するが、ここでは
二個の懸垂碍子3が普通の場合より間隔を広げて使われ
ており、連結体4,5によりその間隔が保たれている。連
結体4はリンク構造となつている金具6,7を介してアー
ム先端1に取付けられている。一方、送電線2はクラン
プ8ではさみ、金具5を介して懸垂碍子3で吊られてい
る。
非直線性の優れた酸化亜鉛素子を積層し、これを容器に
収納した避雷器本体9は金具10によりアーム1に固定支
持されている。また、避雷器本体9の自由端11には円弧
状電極12が取付けられており、連結体5に取付けた半球
状電極13と円弧状電極12との間でギヤツプ14が構成され
ている。
第2図の断面図で明らかなように、風圧により送電線2
がAやBの位置になつても円弧状電極12と半球状電極13
で形成するギヤツプ長はほぼ一定間隔に保てる。即ち、
金具6は固定された金具7を軸に回転運動できるので、
風圧により送電線2に水平方向の力がかかると懸垂碍子
3と送電線2は金具7を中心に回転運動をするようにな
る。この場合、連結具4は避雷器本体9を吊り金具10と
接触,交差することが無いような構造となつている。
結局、円弧状電極12の円弧の中心と半球状電極13の風圧
による円弧状軌跡の中心はほぼ一致するようにしてある
ため、ギヤツプ14の間隔は送電線2が揺れても、ほぼ一
定に保てる。つまり、ギヤツプ14の放電々圧をほぼ一定
に保つことができる。また、この放電々圧および積層し
た酸化亜鉛素子群の制限電圧は懸垂碍子の絶縁レベルよ
りも低く設定してあるため、懸垂碍子3と避雷器との絶
縁協力調が確実に確保されている。
円弧状電極12の取付け構成は第2図で明らかなように、
避雷器本体9の自由端11で左右対称になつているので強
度的な安定度が高い。また、第3図に示すように、この
円弧状電極12はアーム先端1から見て送電線2の内側に
あるので外側に配置する場合の円弧状電極20に比較し、
同一送電線13の揺れ角度θを考えるとその長さを短くで
きることが明らかである。
本発明の実施例によれば、アームにおける避雷器の取付
け位置を懸垂碍子の取付け位置の近傍にできるのでコン
パクトに設計された鉄塔において絶縁上問題なく、取付
け得る効果がある。また、円弧状電極が避雷器本体の自
由端に左右対称に取付けることができ、かつ、その長さ
をより短くできるので、風圧とか積雪に対する円弧状電
極自身の曲げ強度と取付け強度の安定性を向上できる効
果がある。さらに本実施例では、二対の懸垂碍子を対称
に使つているのでアームにかかる全体の静荷重方向は垂
直となり、バランスが良好であり、アームに対する機械
力についてはより信頼性が高くなる効果がある。なお、
避雷器本体をアームに固定しているので収納している酸
化亜鉛素子に不要な力や振動が加わることは無い。
本発明の他の実施例を第4図に示す。ここでは、懸垂碍
子を一個だけ使う場合であり、この図から明らかなよう
に、非対称な構造となつている。懸垂碍子3の送電線2
側から腕金31により半球状電極13を取付け、アーム1か
ら腕金32を出して、避雷器本体9を取付け、自由端に設
けた円弧状電極12と半球状電極13で避雷器の放電ギヤツ
プ14を形成している。動作原理は第1図,第2図の場合
と同じであるが、懸垂碍子が一個だけであり、安価で部
品点数を減らせることができる効果はあるが、非対称構
造のため腕金31,32およびアーム先端1にアンバランス
な曲げモーメントがかかる欠点がある。
また、他の実施例を第5図,第6図に示す。第5図で
は、第4図に示した半球状電極13を懸垂碍子3から離
し、送電線に直接付けるようにした既設装置への取付が
容易となる効果がある。第6図では、避雷器本体9を斜
め配置とし、円弧状電極60の長さをなるべく短くできる
ようにした。この場合、円弧状電極60の円状中心は避雷
器固定部でなく、離れた位置にある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、鉄塔に絶縁上何ら問題無く避雷器を取
付け得る効果があり、また、円弧状電極を左右対称に自
由端に取付けらるので円弧状電極とこれの取付け部の機
械的強度を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の送電線用避雷器取付図、第
2図は第1図のII−II断面図、第3図は別の発明との差
を示す図、第4図ないし第6図は本発明の他の実施例を
示す図である。 12…円弧状電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送電線の懸垂鉄塔における懸垂碍子と電気
    的に並列に配置する避雷装置において、 前記懸垂碍子を取付けている鉄塔アームの先端の位置近
    傍のアームに複数個の酸化亜鉛素子を容器に収納した避
    雷器本体を固定して取付け、前記避雷器本体の自由端が
    前記送電線と前記アームとの間に位置するようにし、前
    記自由端に、中心が前記避雷器本体のアーム取付部とな
    るような円弧状電極を取付け、前記送電側に前記円弧状
    電極とギヤツプを形成する対向電極を設けたことを特徴
    とする送電線用避雷器。
JP61201447A 1986-08-29 1986-08-29 送電線用避雷器 Expired - Lifetime JPH06103612B2 (ja)

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JPS6358719A JPS6358719A (ja) 1988-03-14
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JP2766033B2 (ja) * 1990-03-30 1998-06-18 関西電力株式会社 避雷碍子装置の電極支持構造
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