JPH06101797B2 - カラ−記録装置 - Google Patents

カラ−記録装置

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JPH06101797B2
JPH06101797B2 JP61106475A JP10647586A JPH06101797B2 JP H06101797 B2 JPH06101797 B2 JP H06101797B2 JP 61106475 A JP61106475 A JP 61106475A JP 10647586 A JP10647586 A JP 10647586A JP H06101797 B2 JPH06101797 B2 JP H06101797B2
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signal
recording
color
correction
input
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敬徳 伊東
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、例えばデジタルカラー複写機のようなカラー
記録装置に関し、特にイエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)等の複数の色材を用い、各色材に
よって記録された像を順次に重ね合わせることによって
任意の色を表現するカラー記録装置で実施すると効果的
である。
[従来の技術] 例えばデジタルカラー複写機においては、原稿からの反
射光を光学フイルタによって光の3原色、即ちレッド
(R),グリーン(G)及びブルー(B)に色分解し、
分解した各基本色毎に原稿情報を読み取る。一方、記録
系においては、インクの3原色、即ちシアン(C),マ
ゼンタ(M)及びイエロー(Y)を組み合わせて記録す
ることにより記録紙上に所定の色を再現する。従って、
デジタルカラー複写機においては、読取系から得られる
R,G,Bの情報をC,M,Yの信号に変換し、このG,M,Yの信号
によって各色の記録系を付勢する。
ところで、原理的にはR,G,BとY,M,Cとの相関は比較的単
純な数式で表現できる。ところが、実際には様々な要因
によってこれらの関係が変化するので、正確に変換を行
なうのは難しい。変化の1つの要因として、各記録色の
重なり具合によるパラメータの変化がある。
即ち、一般にデジタル記録においては、記録濃度を多段
に変化させることができないので、微小ドット単位で
「記録」又は「非記録」の2値記録を行ない、所定領域
(例えば8×8ドット)毎に、記録ドット数と非記録ド
ット数との割合いを調整して任意の記録濃度を表現して
いる。つまり、上記所定領域と実際にドットが記録され
た領域との面積率に応じて記録濃度が定まる。カラー記
録の場合、一般にY,M,Cの順に各記録色の面を順次に記
録処理する。従って、Y,M,Cの複数色の合成によって表
現される色を記録する領域においては、Y,M,Cの複数色
の色材が重なる。但し、Y,M,Cの記録面積率が互いに異
なる色を表現する場合には、複数の記録材が重なる部分
と重ならない部分とが生じる。例えば、Y,M及びCのそ
れぞれについて、70%,50%及び50%の面積に記録を行
なった場合、50%の領域はY,M及びCの重なりによって
黒色になり、20%の領域はYによってイエローになり、
残りの30%の領域は背景色(白色)になる。重なる部分
については加色混合の原則が成立するが重ならない部分
にはそれが成立しない。従って、Y,M,Cの重なり具合い
が変化すると、それに応じてR,G,BとY,M,Cとの相関が変
化する。
つまり、Y,M,Cの各色信号のレベル(記録ドット数に対
応)と実際の記録面積率との関係は非線形になる。そこ
で、特開昭60-109967号公報の技術においては、マスキ
ング(R,G,B/Y,M,C変換)処理回路の後に非線形変換回
路を設けて、前記重なりの影響に応じた色補正処理を行
なっている。
しかしながら、前記重なりの他にも様々な要因によっ
て、記録信号のレベルと実際の記録内容との間に差が生
じるため、上記色補正だけでは補正が不充分な場合が多
い。
例えば、Y,M,Cの各色のトナー像を生成し、各色の像を
面順次に1枚の記録シート上に転写記録するカラー記録
においては、第2面(第2色)以降の像転写プロセスに
おいて、それ以前の像転写プロセスで転写したトナー像
が逆転写(即ち記録シートから分離)したり、プロセス
処理中に記録したトナー像が機械力を受けてその面積が
記録時よりも広がるという現象が生じ、これらによって
色に誤差が生じる。
ところで、単位階調処理領域(例えば8×8ドット)内
の記録ドット数と非記録ドット数との割合いを調整して
任意の記録濃度を表現する方法としてはディザ法,濃度
階調法,サブマトリクス法等が知られているが、これら
のいずれの階調処理を行なう場合でも、一般に、単位階
調処理領域内の各ドット位置に互いに異なるしきい値を
割り当てたしきい値テーブルを用い、該テーブルの対応
するドット位置のしきい値と入力レベル又はその平均値
とを比較し、それら大小に応じて2値信号を生成する。
この種のしきい値テーブルにおいては、しきい値の配列
パターンとして様々なものが提案されているが、いずれ
も一長一短があり、記録する画像の種類に応じて使い分
けるのが好ましい。従って、互いにしきい値配列パター
ンの異なる複数種類のしきい値テーブルを予め用意して
おいて、オペレータがキー操作等によって実際に使用す
るしきい値テーブルを切換え可能にするのが望ましい。
ところが、しきい値テーブルの種類に応じて、記録ドッ
ト数と実際の記録面積率との相関が変化する。従って、
使用するしきい値テーブルを切換えると、再現される色
が変化する。
[発明の目的] 本発明は、カラー記録装置において、正確な色を再現す
るとともに、複数種類のしきい値テーブルを利用可能に
して記録画像の解像度を高くすることを目的とする。
[発明の構成] 上記目的を達成するため、本発明においては互いにしき
い値配列パターンの異なる複数種類のしきい値テーブル
を設けて、実際に使用するしきい値テーブルの種類を選
択可能にするとともに、選択されたしきい値テーブルの
しきい値配列パターンに応じて、信号の補正処理を行な
う。
即ち、しきい値テーブルの各しきい値配列パターン毎
に、予め記録ドット数と実際の記録面積率との相関の特
性を求めておき、各々の非線形特性を補償するための複
数種類の信号補正処理内容を用意しておく。そして、し
きい値テーブルの選択に応じて信号補正処理の内容を選
択し、各々のしきい値テーブル毎に最適な信号補正を行
なう。
これによれば、いずれのしきい値テーブルを使用する場
合でも、実際の記録面積率が、入力画像の階調と等しく
なるように記録ドット数が補正され、階調誤差がなくな
る。従って、カラー記録においては、入力画像に忠実な
色を再現できる。
ところで、記録材としてトナーを用い、熱ローラ定着方
式等によって定着プロセスを行なう場合、数ドット程度
の大きさの領域でみると、定着プロセスによってトナー
像は転写時よりも面積が広がる。この広がりの程度は、
一定ではなく、その部分のトナーの付着量に応じて変化
する。従って、この影響によって生じる色誤差は、処理
内容を固定した補正処理では、充分に補正することは不
可能である。
そこで、本発明の好ましい実施例においては、複数の入
力像信号の互いのレベルの大小関係を判定する判定手段
を備えて、該判定手段の判定結果に応じて信号補正処理
の内容を切換える。これによれば、トナーの付着量に応
じた最適な色補正(信号補正)処理ができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図に、本発明を実施する一形式のデジタルカラー複
写機の機構部の構成要素を示し、第2図に電装部の構成
概要を示す。
まず第1図を参照すると、原稿1はプラテン(コンタク
トガラス)2の上に置かれ、原稿照明用蛍光灯31,32
より照明され、その反射光が移動可能な第1ミラー41
第2ミラー42および第3ミラー43で反射され、結像レン
ズ5を経て、ダイクロイックプリズム6に入り、ここで
3つの波長の光、レッド(R),グリーン(G)および
ブルー(B)に分光される。分光された光は固体撮像素
子であるCCD7r,7gおよび7bにそれぞれ入射する。すなわ
ち、レッド光はCCD7rに、グリーン光はCCD7gに、またブ
ルー光はCCD7bに入射する。
蛍光灯31,32と第1ミラー41が第1キヤリッジ8に搭載
され、第2ミラー42と第3ミラー43が第2キヤリッジ9
に搭載され、第2キヤリッジ9が第1キヤリッジ8の1/
2の速度で移動することによって、原稿1からCCDまでの
光路長が一定に保たれ、原画像読み取り時には第1およ
び第2キヤリッジが右から左へ走査される。キヤリッジ
駆動モータ10の軸に固着されたキヤリッジ駆動プーリ11
に巻き付けられたキヤリッジ駆動ワイヤ12に第1キヤリ
ッジ8が結合され、第2キヤリッジ9上の図示しない動
滑車にワイヤ12が巻き付けられている。これにより、モ
ータ10の正,逆転により、第1キヤリッジ8と第2キヤ
リッジが往動(原画像読み取り走査),往動(リター
ン)し、第2キヤリッジ9が第1キヤリッジ8の1/2の
速度で移動する。
第1キヤリッジ8が第1図に示すホームポジシヨンにあ
るとき、第1キヤリッジ8が反射形のフオトセンサであ
るホームポジシヨンセンサ39で検出される。この検出態
様を第3図に示す。第1キヤリッジ8を露光走査で右方
に駆動されてホームポジシヨンから外れると、センサ39
は非受光(キヤリッジ非検出)となり、第1キヤリッジ
8がリターンでホームポジシヨンに戻ると、センサ39は
受光(キヤリッジ検出)となり、非受光から受光に変わ
ったときにキヤリッジ8が停止される。
ここで第2図を参照すると、CCD7r,7g,7bの出力は、ア
ナログ/デジタル変換されて画像処理ユニット100で必
要な処理を施こされて、記録色情報であるブラック(B
K),イエロー(Y),マゼンタ(M)およびシアン
(C)それぞれの記録付勢用の2値化信号に変換され
る。2値化信号のそれぞれは、レーザドライバ112bk,11
2y,112mおよび112cに入力され、各レーザドライバが半
導体レーザ113bk,113y,113mおよび113cを付勢すること
により、記録色信号(2値化信号)で変調されたレーザ
光を出射する。
再度第1図を参照する。出射されたレーザ光は、それぞ
れ、回転多面鏡13bk,13y,13mおよび13cで反射され、f
−θレンズ14bk,14y,14mおよび14cを経て、第4ミラー1
5bk,15y,15mおよび15cと第5ミラー16bk,16y,16mおよび
16cで反射され、多面鏡面倒れ補正シリンドリカルレン
ズ17bk,17y,17mおよび17cを経て、観光体ドラム18bk,18
y,18mおよび18cに結像照射する。
回転多面鏡13bk,13y,13mおよび13cは、多面鏡駆動モー
タ41bk,41y,41mおよび41cの回転軸に固着されており、
各モータは一定速度で回転し多面鏡を一定速度で回転駆
動する。多面鏡の回転により、前述のレーザ光は、感光
体ドラムの回転芳香(時計方向)と垂直な方向、すなわ
ちドラム軸に沿う方向に走査される。
シアン色記録装置のレーザ走査系を詳細に第4図に示
す。43cが半導体レーザである。感光体ドラム18cの軸に
沿う方向のレーザ走査(2点鎖線)の一端部においてレ
ーザ光を受光する関係に光電変換素子でなるセンサ44c
が配設されており、このセンサ44cがレーザ光を検出し
検出から非検出に変化した時点をもって1ライン走査の
始点を検出している。すなわちセンサ44cのレーザ光検
出信号(パルス)がレーザ走査のライン同期パルスとし
て処理される。マゼンタ記録装置,イエロー記録装置お
よびブラック記録装置の構成も第4図に示すシアン記録
装置の構成と全く同じである。
また第1図を参照すると、感光体ドラムの表面は、図示
しない負電圧の高圧発生装置に接続されたチヤージスコ
ロトロン19bk,19y,19mおよび19cにより一様に帯電させ
られる。記録信号によって変調されたレーザ光が一様に
帯電された感光体表面に照射されると、光導電現象で感
光体表面の電荷がドラム本体の機器アースに流れて消滅
する。ここで、原稿濃度の濃い部分はレーザを点灯させ
ないようにし、原稿濃度の淡い部分はレーザを点灯させ
る。これにより感光体ドラム18bk,18y,18mおよび18cの
表面の、原稿濃度の濃い部分に対応する部分は−800Vの
電位に、原稿濃度の淡い部分に対応する部分は−100V程
度になり、原稿の濃淡に対応して、静電潜像が形成され
る。この静電潜像をそれぞれ、ブラック現像ユニット20
bk,イエロー現像ユニット20y,マゼンタ現像ユニット20m
およびシアン現像ユニット20cによって現像し、感光体
ドラム18bk,18y,18mおよび18cの表面にそれぞれブラッ
ク,イエロー,マゼンタおよびシアントナー画像を形成
する。
尚、現像ユニット内のトナーは攪拌により正に帯電さ
れ、現像ユニットは、図示しない現像バイアス発生器に
より−200V程度にバイアスされ、感光体の表面電位が現
像バイアス以上の場所に付着し、原稿に対応したトナー
像が形成される。
一方、転写紙カセット22に収納された記録紙267が送り
出しローラ23の給紙動作により繰り出されて、レジスト
ローラ24で、所定のタイミングで転写ベルト25に送られ
る。転写ベルト25に載せられた記録紙は、転写ベルト25
の移動により、感光体ドラム18bk,18y,18mおよび18cの
下部を順次に通過し、各感光体ドラム18bk,18y,18mおよ
び18cを通過する間、転写ベルトの下部で転写用コロト
ロンの作用により、ブラック,イエロー,マゼンタおよ
びシアンの各トナー像が記録紙上に順次転写される。転
写された記録紙は次に熱定着ユニット36に送られそこで
トナーが記録紙に固着され、記録紙はトレイ37に排出さ
れる。
一方、転写後の感光体面の残留トナーは、クリーナユニ
ット21bk,21y,21mおよび21cで除去される。
ブラックトナーを収集するクリーナユニット21bkとブラ
ック現像ユニット20bkはトナー回収パイプ42で結ばれ、
クリーナユニット21bkで収集したブラックトナーを現像
ユニット20bkに回収するようにしている。尚、感光体ド
ラム18yには転写時に記録紙よりブラックトナーが逆転
写するなどにより、クリーナユニット21y,21mおよび21m
および21cで収集したイエロー,マゼンダおよびシアン
トナーには、それらのユニットの前段の異色現像器のト
ナーが入り混っているので、再使用のための回収はしな
い。
第5図にトナー回収パイプ42の内部を示す。トナー回収
パイプ42の内部には、トナー回収オーガ43が入ってい
る。オーガ43はコイルスプリングで形成され、チャネル
形に曲げられたトナー回収パイプ42の内側で自由に回転
可能である。オーガ43は図示しない駆動手段により、一
方向に回転駆動され、オーガ43の螺旋ポンプ作用により
ユニット21bkに収集されているトナーが現像ユニット20
bkに送られる。
記録紙を感光体ドラム18bkから18cの方向に送る転写ベ
ルト25は、アイドルローラ26,駆動ローラ27,アイドルロ
ーラ28およびアイドルローラ30に張架されており、駆動
ローラ27で反時計方向に回転駆動される。駆動ローラ27
は、軸32に枢着されたレバー31の左端に枢着されてい
る。レバー31の右端には図示しない黒モード設定ソレノ
イドのプランジヤ35が枢着されている。プランジヤ35と
軸32の間に圧縮コイルスプリング34が配設されており、
このスプリング34がレバー31に時計方向の回転力を与え
ている。
黒モード設定ソレノイドが非通電(カラーモード)であ
ると、第1図に示すように、記録紙を載せる転写ベルト
25は感光体ドラム44bk,44y,44mおよび44cに接触してい
る。この状態で転写ベルト25に記録紙を載せて全ドラム
にトナー像を形成すると記録紙の移動に伴って記録紙上
に各像のトナ像が転写する(カラーモード)。黒モード
設定ソレノイドが通電される(黒モード)と、圧縮コイ
ルスプリング34の反発力に抗してレバー31が反時計方向
に回転し、駆動ローラが5mm降下し、転写ベルト25は、
感光体ドラム4y,44mおよび44cより離れ、感光体ドラム4
4bkには接触したままとなる。この状態では、転写ベル
ト25上の記録紙は感光体ドラム44bkに接触するのみであ
るので、記録紙にはブラックトナー像のみが転写される
(黒モード)。記録紙は感光体ドラム44y,44mおよび44c
に接触しないので、記録紙には感光体ドラム44y,44mお
よび44cの付着トナー(残留トナー)が付かず、イエロ
ー,マゼンタ,シアン等の汚れが全く現われない。すな
わち黒モードでの複写では、通常の単色黒複写機と同様
なコピーが得られる。
コンソールボード300には、コピースタートスイッチ,
カラーモード/黒モード指定スイッチ,ならびにその他
の入力キースイッチ,キヤラクタデイスプレイおよび表
示灯等が備わっている。
次に第6図に示すタイムチヤートを参照して、複写機構
主要部の動作タイミングを説明する。第6図は2枚の同
一フルカラーコピーを作成するときのものである。第1
キヤリッジ8の露光走査の開始とほぼ同じタイミングで
レーザ43bkの、記録信号に基づいた変調付勢が開始さ
れ、レーザ43y,43mおよび43cはそれぞれ、感光体ドラム
44bkから44y,44mおよび44cの距離分の、転写ベルト25の
移動時間Ty,TmおよびTcだけ遅れて変調付勢が開始され
る。転写用コロトロン29bk,29y,29mおよび29cはそれぞ
れ、レーザ43bk,43y,43mおよび43cの変調付勢開始かれ
所定時間(感光体ドラム上の、レーザ照射位置の部位が
転写用コロトロンまで達する時間)の遅れの後に付勢さ
れる。
第2図を参照する。画像処理ユニット100は、CCD7r,7g
および7bで読み取った3色の画像信号を、記録に必要な
ブラック(BK),イエロー(Y),マゼンタ(M)およ
びシアン(C)の各記録信号に変換する。BK記録信号は
そのままレーザドライバ112bkに与えるが、Y,MおよびC
記録信号は、それぞれをバッフアメモリ108y,108mおよ
び108cに保持した後、第6図に示す遅れ時間Ty,Tmおよ
びTcの後に読み出して記録信号に変換するという時間遅
れの後に、レーザドライバ112y,112mおよび112cに与え
る。なお、画像処理ユニット100には複写機モードで上
述のようにCCD7r,7gおよび7bから3色信号が与えられる
が、グラフイックスモードでは、複写機外部から3色信
号が外部インターフエイス117を通して与えられる。
画像処理ユニット100のシエーデイング補正回路101は、
CCD7r,7gおよび7bの出力信号を8ビットにA/D変換した
色階調データに、光学的な照度むら,CCD7r,7gおよび7b
の内部単位素子の感度ばらつき等に対する補正を施こし
て読み取り色階調データを作成する。
マルチプレクサ102は、補正回路101の出力階調データ
と、インターフエイス回路117の出力階調データの一方
を選択的に出力するマルチプレクサである。
マルチプレクサ102の出力(色階調データ)を受ける入
力γ補正回路103は、画像入力装置の特性に合わせてそ
れが出力する信号を補正し、また好みに応じて任意の入
力特性を得るためのものである。
第8a図のグラフは、4種類の一般的な画像入力装置にお
ける、R,G,B各々の、実際の原稿面の反射率とそれに対
して画像入力装置が入力するデータとの相関を示してい
る。fr0,fg0及びfb0はそれぞれ第1の画像入力装置のR,
G及びBの特性を示し、fr1,fg1,fb1はそれぞれ第2の画
像入力装置のR,G及びBの特性を示し、fr2,fg2及びfb2
はそれぞれ第3の画像入力装置のR,G及びBの特性を示
し、fr3,fg3及びfb3は第4の画像入力装置のR,G及びB
の特性を示している。
第8a図を参照すると、画像入力装置の特性は様々である
ことが分かる。つまり、第1の画像入力装置及び第2の
画像入力装置についてみると、入力データが反射率にほ
ぼ比例しているが、オフセットを含んでいるものがある
し、同一の入力装置でもR,G,Bで、それぞれ少しずつ異
なった特性になっている。また、第3の画像入力装置及
び第4の画像入力装置についてみると、入力データが、
画像の濃度(−log[反射率])に比例又は反比例して
いる。
第8b図のグラフは、実際の原稿面の反射率とその原稿面
を読み取って得られる信号を処理する入力γ補正回路10
3が出力するデータとの相関を示している。この例で
は、第8b図に示す4種類の特性g0,g1,g2及びg3を、コン
ソールボード300上のスイッチで任意に選択できる。特
性g0を選択すれば、実際の現像面の反射率とそれに対し
て入力γ補正回路103が出力するデータとが正確に比例
関係になる。なお、特性g1及びg3は画像の明るい部分の
階調性を良くしたい場合に選択され、特性g2は画像の暗
い部分の階調性を良くしたい場合に選択される。
入力γ補正回路103の具体的な構成を第7a図に示す。第7
a図を参照すると、この入力γ補正回路103は、3つの読
み出し専用メモリ(以下ROMと言う)131,132及び133と
3つのラッチ134,135及び136で構成されている。各々の
ROM131〜133は、それぞれ12ビットのアドレス端子と7
ビットのデータ端子を備えている。
ROM131のアドレス端子の8ビットRin,ROM132のアドレス
端子の8ビットGin及びROM133のアドレス端子の8ビッ
トBinに、それぞれ、マルチプレクサ102が出力するレッ
ド信号R,グリーン信号G及びブルー信号Bが印加され
る。各ROM131〜133のアドレスの2ビットは、共通に接
続されており、この信号ラインに、コンソールボード30
0が出力する入力装置切換信号SELin(第7e図参照)が印
加される。また、各ROM131〜133のアドレスの残りの2
ビットが共通に接続されており、この信号ラインに、コ
ンソールボード300が出力する入力γ切換信号SELγが印
加される。
ROM131,132及び133の各データ端子は、それぞれ、ラッ
チ134,135及び136の入力端子に接続されている。ラッチ
134の出力端子Rout,135の出力端子Gout及び136の出力端
子Boutは、それぞれマスキング処理回路104のR,G,Bの各
入力端子に接続されている。ラッチ134〜136の制御端子
は、共通に接続されており、これらの端子に同期制御回
路114が出力する同期信号が印加される。
この入力γ補正回路103の各入力信号と補正処理との関
係を次の第1表に示す。
なお、第1表において、iが各入力Rin,Gin又はBinに印
加される信号の入力レベルを示し、frk(i),fgk
(i)及びfbk(i)がそれぞれR,G及びBの第8a図に示
す各特性に対応する補正関数(kハ0,1,2又は3:SELγに
対応)を示す。gj(x)は第8b図に示す各特性に対応す
る補正関数であり、パラメータjは0,1,2又は3(SELin
に対応)、xはfrk(i),fgk(i)又はfbk(i)を示
す。
第1表に示した入力信号と出力信号との関係は、各ROM1
31,132及び133の中に予め記憶させてある。即ち、ROM13
1はパラメータi,j,kの各値に対応するアドレスに、その
条件におけるgj(frk(i))の値を記憶しており、ROM
132は各パラメータi,j,kの各値に対応するアドレスにそ
の条件におけるgj(fgk(i))の値を記憶しており、R
OM133は各パラメータi,j,kの各値に対応するアドレスに
その条件におけるgj(fbk(i))の値を記憶してい
る。
従って、パラメータ、即ち各信号を入力すると、各ROM
からは直ちに補正関数によって補正された信号が出力さ
れる。つまり、第8b図に示す特性が得られる。R,G,B間
の特性のちがいは、frk(i),fgk(i)及びfbk(i)
の補正関数によって補正され、その補正結果に対してgj
(x)の補正関数がR,G,Bに共通に適用されるので、信
号SELγによって第8b図に示すg0,g1,g2及びg3のいずれ
の特性を選択する場合であっても、グレーバランスを保
つことができる。つまり、frk(i)=fgk(i)=fbk
(i)であれば、kに依わらず、gk(frk(i))=gk
(fgk(i))=gk(fbk(i))になる。
入力γ補正回路103の出力端子に接続されたマスキング
処理回路104は、R(レッド),G(グリーン),B(ブル
ー)の色信号を処理し、Y(イエロー),M(マゼンタ)
及びC(シアン)の色信号を生成する。
ここで読取系の色R,G,Bと記録系の色Y,M,Cとの相関につ
いて説明する。一般に、次式の関係が成立する。
Y=y0+y1・R+y2・G+y3・B M=m0+m1・R+y2・G+y3・B C=c0+c1・R+y2・G+y3・B …(1) 同一部分にR,G及びBを重ね合わせる場合又は全く重な
りがない場合、上記第(1)式において各係数y0,y1,
y2,y3,m0,m1,m2,m3,c0,c1,c2及びc3は定数であり、Y,M,
CとR,G,Bとの関係は比較的単純な関数になる。
ところが、デジタルカラー記録においては、一般に、記
録ドットと非記録ドットとの組み合わせによる2値的な
記録しかできないので、単位階調処理領域内の記録ドッ
ト数と非記録ドット数とを調整し、記録面積率を変えて
階調を表現している。Y,M,Cの記録面積率が互いに同一
であれば、Y,M,Cを同一位置のみに重ね合わせることが
できるが、それ以外の条件においては、第9図に示すよ
うに、重なる部分と重ならない部分とが生じる。従っ
て、実際の記録後のY,M,Cの合成色を考慮してR,G,Bから
Y,M,Cへの変換を行なう場合、前記第(1)式の各係数
は定数ではなくなる。
Y,M,Cの各トナー(記録材)の記録面積率を調整して各
色の階調を表現する場合に、Y,M,Cの各色をそれらの重
なる面積が最大になるように重ね合わせる場合、それに
よって得られる色(R光,G光,B光の各々に対する反射率
r,g,b)は、各色のトナーの各面積率(即ち階調)Y,M,C
の大小関係に応じて、次の6種類の式で表わすことがで
きる。
C≧M≧Yの場合: C≧Y≧Mの場合: Y≧C≧Mの場合: Y≧M≧Cの場合: M≧Y≧Cの場合: M≧C≧Yの場合: 但し、rw,rc,rm,ry,rr,rg,rb及びrkは、それぞれ被記録
材(記録シート)自体,C,M,Y,M+Y,Y+C,C+M及びC+
M+YのR光に対する反射率、gw,gc,gm,gy,gr,gg,gb及
びgkは、それぞれ被記録材自体,C,M,Y,M+Y,Y+C,C+M
及びC+M+YのG光に対する反射率、bw,bc,bm,by,b
r,bg,bb及びbkは、それぞれ被記録材自体,C,M,Y,M+Y,Y
+C,C+M及びC+M+YのB光に対する反射率であ
る。
つまり、C,M,Yの面積率の大小関係に応じて、前記第
(1)式の各係数y0,y1,y2,y3,m0,m1,m2,m3,c0,c1,c2
びc3はそれぞれ6種類の値をとることになる。
第7b図に、マスキング処理回路104の具体的な構成を示
す。第7b図を参照すると、この回路104には、領域判定
ユニット140,シアン成分生成ユニット150c,マゼンタ成
分生成ユニット150m及びイエロー成分生成ユニット150y
が備わっている。
領域判定ユニット140は、1つのROMで構成されており、
その13ビットのアドレス端子の各4ビットに、それぞれ
R,G,Bの、7ビットのうち上位桁の4ビットの信号が印
加される。アドレス端子の残りの1ビットには、コンソ
ールボード300が出力する3/4色モード切換信号SEL34
(第7e図参照)が印加される。ROM(140)のデータ端子
は3ビットである。なお、3/4色モード切換信号SEL34に
よって選択される3色モードでは、Y,M,Cの3色のトナ
ーを利用して記録が行なわれるが、4色モードではY,M,
Cが3段に重なる部分ではY+M+CがブラックBKのト
ナーに置き替えられて記録される。
シアン成分生成ユニット150c,マゼンタ成分生成ユニッ
ト150m及びイエロー成分生成ユニット150yは、外観上は
互いに同一の回路構成になっている。これらの各ユニッ
ト150c,150m,150yは、ROM151,152,153,156,加算器154,1
55及びラッチ157で構成されている。
領域判定ユニット140は、入力されるR,G,Bの各信号に基
づいて、予測されるY,M,Cのレベル(即ち面積率)の大
小関係を判定し、その結果を3ビットの信号として出力
する。なお、3色モードと4色モードとでY,M,Cのレベ
ルが変わるので、そのモードに応じて判定の結果も変わ
る。領域判定ユニット140が出力する3ビット信号の内
容な次の第2表の通りである。
Hは高レベル、Lは低レベルを示す。また、ビット0,1
及び2のレベルは、それぞれ、MとC,YとC及びYとM
との大小関係に対応している。この大小関係を示す情報
は、3色モード及び4色モードの各々の場合について、
R,G,B各4ビットの信号の全ての値に対し、それぞれ前
記第(1)式に6種類の係数をあてはめて計算した各々
6つの結果のY,M,Cの大小関係と、あてはめた各々の係
数について予め定まっているY,M,Cの大小関係とが一致
するかどうかを調べることにより決定される。このよう
にして決定される各々3ビットの情報が、ROM(140)の
対応する全てのアドレスに予め記憶される。従って、R,
G,Bの信号を入力すると、直ちに、Y,M,Cの大小関係を示
す3ビットの信号が出力される。
判定の対象をR,G,Bの各々の上位4ビットだけにしたの
はROMの記憶容量を小さくするためである。もしR,G,Bの
各々について7ビット全てのデータを処理するために
は、膨大な記憶容量(約12メガビット)が必要になる。
しかし、領域判定ユニット140はY,M,Cの大小関係を判定
するだけであり、7ビットの精度は必要ないので、R,G,
Bの各上位4ビットだけを処理の対象にしている。これ
により、領域判定ユニット140の記憶容量は僅か約24キ
ロビットで済んでいる。
シアン成分生成ユニット150cを説明する。各ROM151,152
及び153は、それぞれ、第記第(1)式における、c1
R,c2・G及びc3・Bの処理を行なう。但し、その結果が
負数になるとその後の計算が複雑になるので、それを避
けるため、予め定めた定数Kを加算した結果、即ちc1
R+K,c2・G+K及びc3・B+Kを出力する。従って、
各ROM151〜153が出力するデータは常に正の値をとる。
各ROM151,152及び153は、各々の処理結果を、入力信号
の各々の状態に対応付けたアドレスに予め全て記憶して
いる。計算の際に選択する係数c1,c2及びc3は、前記領
域判定ユニット140が出力する3ビットの信号と、3/4色
モード選択信号SEL34によって決定される。3/4色モード
に応じて係数を切換えるのは、Y,M,Cトナーを3層に重
ねる場合とBKトナーとでその面の反射率の特性が異なる
からである。
加算器154は、ROM152の出力データとROM153の出力デー
タとを加算する。従って、c2・G+K+c3・B+Kを出
力する。加算器155は、加算器154の出力データとROM151
の出力データとを加算する。従って、加算器154はc1
R+c2・G+c3・B+3・Kの値を出力する。
ROM156は、加算器155が出力するデータに対して、前記
3・Kの減算と前記第(1)式の係数c0の加算を行い、
第(1)式の結果、即ち、c0+c1・R+c2・G+c3・B
の演算結果を7ビットデータとして出力する。この演算
の結果は、ROM156の入力データに対応付けた各アドレス
に予め記憶されている。ラッチ157は、出力するデータ
のタイミングを合わせるために、ROM156が出力するデー
タを一時的に保持する。
マゼンタ成分生成ユニット150mは、上記シアン成分生成
ユニットと同様に、前記第(1)式のM=m0+m1・R+
m2・G+m3・Bの演算結果、即ちMを出力し、イエロー
成分生成ユニット150yは、同じく第(1)式の C=c0+c1・R+c2・G+c3・Bの演算結果、即ちCを
出力する。
マスキング処理回路104が出力するY,M,Cの各々7ビット
の信号は、出力γ補正回路105に印加される。概略でい
うと、出力γ補正回路105は、記録系を原因として生じ
る。記録ドット数と実際の記録面積率(実効面積率)と
の非線形特性を補正するための処理を行なう。
即ち、電気回路で制御する記録ドット数とそれによって
実際に記録される面の記録面積率との相関は1対1にな
るのが理想的であるが、実際には次のような様々な原因
にによって変化する。
(A)実施例の複写機では、BK,Y,M,Cの各トナーの記録
(転写)プロセスを面順次で処理しているので、第2回
目以降の記録プロセスにおいて、それまでに転写された
トナー像が逆転写(即ち記録シートから分離)する。
(B)複数回の転写プロセスを行なうので、あるプロセ
スで転写されたトナーがその後のプロセスで機械的な力
を設け、その面積が転写時よりも大きくなる。
(C)実施例では熱ローラ定着方式を採用しており、こ
の定着プロセスによって、トナーの記録面積が定着前よ
りも大きくなるが、他のトナーの転写量(記録ドット
数)に応じて、その広がりの程度が変わる。
(D)後述する階調処理回路106では、しきい値テーブ
ルを用いて、入力される多値データのレベル(値)に応
じて、出力する記録信号の「1」の数と「0」の数とを
決定するが、前記しきい値テーブルのしきい値の配列パ
ターンに応じて、記録ドット数と実際に記録される面の
記録面積率が変化する。
上記各種原因によって実際に生じる現象の例を第8c図,
第8d図,第8e図,第8f図,第8g図,第8h図,第8i図,第
8j図及び第8k図に示す。各図について説明する。
第8c図,第8d図及び第8e図は第10c図に示す配列パター
ンのしきい値テーブルを用いた場合のもの、第8f図,第
8g図及び第8h図は第10e図に示す配列パターンのしきい
値テーブルを用いた場合のものである。また、第8c図に
示す各特性F1Y,F1Yc,F1Ym及びF1Ymcは、それぞれ、Y単
独,Yと面積率100%のCとの組み合わせ,Yと面積率100%
のMとの組み合わせ,及びYと面積率100%のM+Cと
の組み合わせの場合のものである。第8d図に示す各特性
F1MF1Mc,F1yM及びF1yMcは、それぞれ、M単独,Mと面積
率100%のCとの組み合わせ,Mと面積率100%のYとの組
み合わせ,及びMと面積率100%のY+Cとの組み合わ
せの場合のものである。また、第8e図に示す各特性F1C,
F1mC,F1yC及びF1ymCは、それぞれ、C単独,Cと面積率10
0%のMとの組み合わせ,Cと面積率100%のYとの組み合
わせ,及びCと面積率100%のY+Mとの組み合わせの
場合のものである。
同様に、第8f図に示す各特性F2Y,F2Yc,F2Ym及びF2Ymc
は、それぞれ、Y単独,Yと面積率100%のCとの組み合
わせ,Yと面積率100%のMとの組み合わせ及びYと面積
率100%のM+Cとの組み合わせの場合のものである。
第8g図に示す各特性F2M,F2Mc,F2yM及びF2yMcは、それぞ
れ、M単独,Mと面積率100%のCとの組み合わせ,Mと面
積率100%のYとの組み合わせ,及びMと面積率100%の
Y+Cとの組み合わせの場合のものである。また、第8h
図に示す各特性F2C,F2mC,F2yC及びF2ymCは、それぞれ、
C単独,Cと面積率100%のMとの組み合わせ,Cと面積率1
00%のYとの組み合わせ,及びCと面積率100%のY+
Mとの組み合わせの場合のものである。
更に、第8i図に示すF1Y及びF2Yは、それぞれ第10c図及
び第10e図に示す配列パターンのしきい値テーブルを用
いた場合のYの階調データ(8×8ドット領域内の記録
ドット数に対応)と実効面積率(実際の記録面での面積
率)との関係を示す特性である。
また、第8j図に示すFIBk,F1Y,F1M及びF1Cは、それぞ
れ、BK,Y,M及びCのトナーを単色で記録する場合の各階
調データと実効面積率との関係を示す特性(しきい値テ
ーブルは第10c図のもの)である。
また、第8k図に示すF1BK及びF2BKは、それぞれ、第10c
図及び第10e図に示すしきい値テーブルを用いて、BKト
ナーを単色で記録した場合の、階調データと実効面積率
との関係を示す特性である。
第8c図〜第8k図を参照すると、階調データの値と実効面
積率との相関は、様々な変化を示すことが分かる。この
変化を補正するために、出力γ補正回路105が用いられ
ている。
第7c図に、出力γ補正回路105の具体的な回路構成を示
す。第7c図を参照すると、この回路105は、比較器171,1
72及び173,ROM174,175及び176,ラッチ177,178及び179で
なっている。
比較器171,172及び173は、マスキング処理回路104が出
力する各7ビットのY,M,Cの信号の互いのレベルの大小
関係を判定する。ROM174,175及び176は、それぞれ、入
力されるY,M及びCの各信号に対して補正処理を施し、
補正結果を出力する。ラッチ177,178及び179は、補正結
果の出力タイミングを調整するために、補正結果のデー
タを一時的に保持する。
比較器171は入力端子Yinに印加されるYの信号と出力端
子Minに印加されるMの信号とを比較し、比較器172は入
力端子Yinに印加されるYの信号と入力端子Cinに印加さ
れるCの信号とを比較し、比較器173は入力端子Minに印
加されるMの信号と入力端子Cinに印加されるCの信号
とを比較する。比較器171,172及び173から出力される6
ビットの信号は、ROM174,175及び176のアドレス端子の
各6ビットにそれぞれ印加される。
ROM174,175及び176は、それぞれアドレス端子が15ビッ
ト備わっており、それぞれの7ビットに、Y信号,M信号
及びC信号が印加される。3/4色モード選択信号SEL34及
びしきい値テーブル選択信号SELmx(第7e図参照)は、R
OM174,175及び176の各アドレス端子に共通に印加され
る。
ROM174,175及び176は、それぞれ、アドレス端子に入力
される各種信号の各々の状態に対応する補正結果全て
を、予めそれらのアドレスに記憶している。従って、各
信号をROM174,175及び176のアドレス端子に印加する
と、直ちに補正結果が6ビットデータとして各ROMのデ
ータ端子から出力される。なお、第8j図等に示すよう
に、各色毎に特性ガ異なっているので、ROM174,175及び
176は各々異なった補正を行なう。即ち、各ROMは各々異
なるデータを記憶している。
この例では、Y,M及びCの大小関係,使用するしきい値
テーブルの種類(SELmx)及び3/4色モードの選択に応じ
て、それぞれ補正の内容を変更するので、どのような条
件においても、階調データ(回路105の入力データ)と
実効面積率との対応が1対1になるように補正され、各
色間の特性のばらつきも補正される。
Y(イエロー)について、C,M,Yの大小関係に応じた補
正処理の具体的な内容を説明する。C,M,Y(面積率)の
大小関係が、 Y>C,MであればYトナーの出力γ特性(階調データ対
実効面積率特性)はYトナーを単色で出力した時の特性
と等しいとみなせる(第9図参照)ので、第8c図に示す
特性F1Y又は第8f図に示す特性F2Yに応じた補正を行な
い、回路105の入力信号と実効面積率との対応を1対1
にする。
また、C>Y>Mであれば、Yトナーの出力γ特性は、
Yと面積率100%のCとの組み合わせの特性と等しいと
みなせるので、第8c図に示す特性F1Yc又は第8f図に示す
特性F2Ycに応じた補正を行なう。
M>Y>Cであれば、Yと面積率100%のMとの組み合
わせの特性と等しいとみなせるので、第8c図に示す特性
F1Ym又は第8f図に示す特性F2Ymに応じた補正を行なう。
また、C,M>Yであれば、Yと面積率100%のC+Mとの
組み合わせの特性と等しいとみなせるので、第8c図に示
す特性F1Ymc又は第8f図に示す特性F2Ymcに応じた補正を
行なう。
なお、この実施例においては、Y=M,Y=C又はM=C
の条件が成立する場合には、重なりの多い方の特性を優
先させている。
例えば、Y=C=Mの条件では、C,M>Yの場合と同様
に、Yと面積率100%のC+Mとの組み合わせの特性と
等しいとみなして、第8c図に示す特性F1Ymc又は第8f図
に示す特性F2Ymcに応じた補正を行なう。
以上は3色モードの場合である。4色モードの場合、Y
の面積率が最も小さければ(Y≦C,M)、Yの面積率に
相当する部分では、Y,M,Cのトナーが転写されず、代っ
てBKトナーが転写される。従って、Y≦C,Mの場合に
は、Yの出力γ特性は、第8k図に示す特性F1BK又はF2BK
と等しいものとみなし、その特性に応じた補正を行な
う。
次の第3表に、各種条件において、出力γ補正回路105
が補正の対象とする特性曲線(特性の記号は第8c図〜第
8kに記載されたものと対応する)の割り当てを示す。な
お、第3表に示す等号(=),不等号(<)及び(>)
は、比較器171,172及び173が出力する各2ビットの信号
を次のようにデコードしたものである。
<:A>BがL,A=BがL =:A>BがL,A=BがH >:A>BがH,A=BがL 以上のとおり、この実施例では、出力γ補正回路105
が、トナーの種類,他のトナーの転写量,記録モード
(3色/4色)及び使用するしきい値テーブルの種類に応
じて、それぞれ異なった補正を行ない、どのような条件
においても、出力γ補正回路105に印加されるY,M,Cの信
号の階調レベルと実効面積率とが1対1に対応するよう
に回路105の出力信号が補正される。
出力γ補正回路105が出力するY,M,Cの各6ビットの信号
は、階調処理回路106によって各々2値信号に変換され
る。即ち、この例では、記録ドットの8×8領域毎に、
記録ドットを示す「1」の数と非記録ドットを示す
「0」の数とを調整し、記録ドットの面積率によって階
調表現を行なう。そのため、第10c図及び第10e図に示す
ように、8×8ビット領域の各々のドット位置にそれぞ
れ異なるしきい値を割り当てた、しきい値テーブルを備
えている。
つまり、例えば、第10a図に示すように8×8ドット領
域に対応する原稿を読み取った場合に第10b図に示すデ
ータが、階調処理回路の入力データとして得られたとす
ると、各ドット位置の多値データは、第10c図のしきい
値テーブルのそれぞれ対応する位置のしきい値と大小が
比較され、その比較結果に応じて「1」又は「0」に変
換され、第10d図のような結果が得られる。なお、第10d
図において、ハッチングを施したドットが黒画素(記録
画素:「1」)を示し、それ以外は白画素(非記録画
素:「0」)を示す。
階調処理回路106の具体的な構成を第7d図に示す。第7d
図を参照すると、この回路106は、ROM191,比較器192,19
3及び194,インバータ195,196及び197でなっている。比
較器192,193及び194の各入力端子Aに、それぞれ、Y,M
及びCの6ビットデータが印加される。
比較器192,193及び194の各入力端子Bは、ROM191のデー
タ出力端子に共通に接続されている。各比較器192,193
及び194は、入力端子AとBの値の大小に応じた2値信
号をそれぞれ出力する。ROM191の入力端子(アドレス端
子)には、3ビットの主走査方向位置信号AX,3ビットの
副走査方向信号AY及びしきい値デーブル選択信号SELmx
が印加される。
ROM191の内部には、第10c図及び第10e図に示す2種類の
しきい値テーブルのデータが全て予め記憶されている。
しきい値テーブルの切換えは、信号SELmxによって行な
われる。信号AX及びAYは、その時の記録走査位置に対応
しているる。従って、ROM191は、しきい値テーブル内
の、その時の記録位置に対応する位置の1つのしきい値
を選択して、データ出力端子に出力する。
従って、階調処理回路106の出力端子には、面積階調処
理された、Y,M,Cの2値信号が得られる。
階調処理回路106が出力する2値信号は、黒分離・下色
除去回路107に印加される。この回路107では、3色モー
ドが選択されている時には入力されるY,M,Cの各2値信
号をそのまま出力してBKを「0」(非記録ベルト)にす
る。しかし、4色モードが選択されていると、回路107
は入力されるY,M,Cの論理積が「1」の場合にはBKを
「1」にしてY,M及びCを「0」にする。Y,M,Cの論理積
が「0」なら、BKを「0」にし、入力されるY,M,Cの各
2値信号をそのまま出力する。
黒分離・下色除去回路107が出力する各色(Y,M,C,BK)
毎の二値データが、各色のレーザドライバ43y,43m,43c
及び43bkに与えられる。なお、Y,M及びCについては、B
Kに対する記録タイミングの遅れ分だけ、一時的にバッ
ファメモリに蓄えられた後で出力される。
同期制御回路114は、上記各要素の付勢タイミングを定
め、各要素間のタイミングを整合させる。200は以上に
説明した第2図に示す要素全体の制御、すなわち複写機
としての制御を行なうマイクロプロセッサシステムであ
る。このプロセッサシステム200が、コンソールで設定
された各種モードの複写制御を行ない、第2図に示す画
像読み取り−記録系は勿論、感光体動力系,露光系,チ
ャージャ系,現像系,定着系等々のシーケンスを行な
う。
第11図に、多面鏡駆動用モータ等とマイクロプロセッサ
システム(200:第2図)との間のインターフエイスを示
す。第11図に示す入出力ポート207はシステム200のバス
206に接続されている。
なお、第11図において、45は感光体ドラム18bk,18y,18m
および18cを回転駆動するモータであり、モータドラミ
バ46で付勢される。
その他複写機各部要素を付勢するドライバ,センサに接
続された処理回路等が備わっており、入出力ポート207
あるいは他の入出力ポートに接続されてシステム200に
接続されているが、図示は省略した。
次に、マイクロプロセッサシステム200および同期制御
回路114の制御動作に基づいた各部の動作タイミングを
説明する。
まず、電源スイッチ(図示せず)が投入されると、装置
はウオームアップ動作を開始し、 ・定着ユニット36の温度上げ、 ・多面鏡の等速回転立上げ、 ・キヤリッジ8のホームポジシヨニング、 ・ライン同期用クロックの発生(1.26KHz)、 ・ビデオ同期用クロックの発生(8.42MHz)、 ・各種カウンタの初期化、 等の動作を行なう。ライン同期クロックは多面鏡モータ
ドライバとCCDドライバに供給され、前者はこの信号を
位相ロックトループ(PLL)サーボの基準信号として用
いられ、フイードバック信号であるビームセンサ44bk,4
4y,44mおよび44cのビーム検出信号がライン同期用クロ
ックと同一周波数となるように、また所定の位相関係と
なるように制御される。後者は、CCD読み出しの主走査
開始信号として用いられる。なお、レーザビーム主走査
の開始同期用の信号は、ビームセンサ44bk,44y,44mおよ
び44cの検出信号(パルス)が、各色(各センサ)毎に
出力されるのでこれを利用する。尚、ライン同期信号と
各ビームセンサの検出信号の周波数はPLLでロックされ
ており同一であるが、若干の位相差を生じる場合がある
ので、走査の基準はライン同期信号ではなく各ビームセ
ンサの検出信号を用いている。ビデオ同期用クロックは
1ドット(1画素)単位の周波数を持ち、CCDドライバ
及びレーザドライバに供給されている。
各種カウンタは、 (1)読み取りラインカウンタ、 (2)BK,Y,M,C各書き込みラインカウンタ、 (3)読み取りドットカウンタ、および (4)BK,Y,M,C各書込ドットカウンタ、 であるが、上記(1)および(2)はマイクロプロセッ
サシステム200のCPU202の動作で代用するプログラムカ
ウンタであり、(3)および(4)は図示していないが
ハード上個別に備わっている。
次にプリントサイクルのタイミングを第12図に示し、こ
れを説明する。ウオームアップ動作を完了すると、プリ
ント可能状態となり、ここでコピースタートキースイッ
チ301がオンになると、システム200のCPU202の動作によ
り、第1キヤリッジ8駆動モータ(第11図)が回転を始
めキヤリッジ8および9(8の1/2の速度)が左側に走
査(露光走査)を開始する。キヤリッジ8がホームポジ
シヨンにあるときは、ホームポジシヨンセンサ39の出力
がHであり、露光走査(副走査)開始後間もなくLにな
る。このHからLに転ずる時点に読み取りラインカウン
タをクリアすると同時に、カウントエネーブルにする。
なお、このHからLへの変化時点は原稿の先端を露光す
る位置である。
センサ39がLになった後に入ってくるライン同期用クロ
ックで、読み取りラインカウンタを、1パルス毎にカウ
ントアップする。また、ライン同期用クロックが入って
来るときは、その立上りで読み取りドットカウンタをク
リアし、カウントエネーブルにする。
従って、最初のラインの読み取りは、ホームポジシヨン
センサ39がLになった後、最初のライン同期用クロック
が入った直後のビデオ同期クロックに同期して、画素1,
画素2,・・・画素4667と順次読み取る。尚、画素のカウ
ントは、読み取りドットカウンタによって行なわれる。
またこのときの読み取りラインカウンタの内容は1であ
る。2ライン目以降も同様に、次のライン同期用クロッ
クで読み取りラインカウンタをインクレメントし、読み
取りドットカウンタをクリアし次から入ってくるビデオ
同期クロックに同期し、読み取りカウンタをインクリメ
ントすると共に画素の読み取りを行なう。
このようにして、順次ラインを読み取り、読み取りライ
ンカウンタが6615ラインまでカウントすると、そのライ
ンで最後の読み取りを行ない、キヤリッジ駆動モータを
逆転付勢しキヤリッジ8および9をホームポジシヨンに
戻す。
以上のようにして読み取られた画素データは順次画像処
理ユニット100に送られ、各種の画像処理を施こされ
る。この画像処理を行なう時間は、ライン同期用クロッ
ク信号の2クロック分だけ、少なくとも要する。
次に書き込みでは、先ず書込みラインカウンタのクリア
及びカウントエネーブルは:読み取りラインカウンタが
2のとき、BK書き込みカウンタが;読み取りラインカウ
ンタが1577のとき、Y書き込みカウンタが;読み取りラ
インカウンタが3152のとき、M書き込みカウンタが;ま
た、読み取りラインカウンタが4727のとき、C書き込み
カウンタが;それぞれクリアおよびカウントエネーブル
されるという形で行なわれる。
これらのカウントアップは、それぞれのビームセンサ44
bk,44y,44mおよび44cの検出信号の立上りにおいて行な
われる。また、書き込みドットカウンタ(BK,Y,M,C)
は、それぞれのビームセンサの検出信号の立上りでクリ
アされ、カウントアップはビデオ同期信号によって行な
われる。
各色の書き込みは、読み取りカウンタの内容が所定の値
に達し、各色の書き込みラインカウンタがカウントエネ
ーブルになり、最初のビームセンサ検出信号でカウント
開始されたとき(内容1)から最初のラインの書き込み
ドットカウンタの所定の値のときに、レーザドライバを
駆動し書き込みが行なわれる。ドットカウントが1〜40
0の間は、ダミーデータで、401〜5077(4677個)が書き
込み可能な値である。ここでダミーデータは、ビームセ
ンサ44bk,44y,44mおよび44cと感光体ドラム18bk,18y,18
mおよび18cの物理的距離を調整するためのものである。
また、書き込みデータ(1又は0)はビデオ同期信号の
立下り点で捕えられる。ライン方向の書き込み範囲は、
各書込みラインカウンタが1〜6615ラインのときであ
る。
さて第12図に示す通り、露光走査を開始してから、CCD
の第3ライン目の走査時点よりBK記録データが得られる
ので、BK記録装置はBKデータが得られるのと同期して記
録付勢が開始される。したがって、BK信号処理ラインで
は、フレームバッフアメモリが省略されている。これに
対して、Y,MおよびC記録装置は紙送り方向にずれてい
るので、BK記録装置からのずれ量に相当する記録開始遅
れ時間Ty,TmおよびTc(第6図)の間の記録信号の記憶
が必要であり、そのためにバッファメモリ108y,108mお
よび108cが備わっている。
なお上記実施例では、複数のトナーを重ねて記録する場
合を説明したが、各色毎に異なるスクリーン角を与えて
重なりを少なくする場合にも本発明は適用可能である。
また、実施例では色補正を行なった後で階調処理を行な
っているが、階調処理と色補正処理を同期に行なっても
よい。また、実施例では各ドットの濃度が2値的である
が、3値以上の濃度が設定できる場合にも本発明を適用
できる。
[効果] 以上のとおり本発明によれば、使用するしきい値テーブ
ルの種類に応じた信号補正処理が施こされるので、原稿
の種類に応じてしきい値テーブルの種類を変える場合に
も、記録ドット数と実効面積率との相関が非線形である
ことによって生じる記録面積率の誤差は完全に補正され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する一形式のデジタルカラー複写
機の主に機構主要部の構成を示す断面図、第2図は電気
系の画像処理部の構成を示すブロック図、第3図は第1
図に示す第1キヤリッジ8の一部分を拡大して示す斜視
図、第4図は第1図に示すBK記録装置部の分解斜視図、
第5図はBK記録装置部のトナー回収パイプを破断して示
す拡大斜視図である。 第6図は上記実施例の原稿読み取り走査タイミングと記
録付勢タイミングおよび転写付勢タイミングの関係を示
すタイムチヤートである。 第7a図,第7b図,第7c図及び第7d図は、それぞれ第2図
に示す入力γ補正回路103,マスキング処理回路104,出力
γ補正回路105及び階調処理回路106の構成を示すブロッ
ク図である。 第7e図は、コンソールボード300の一部を示す電気回路
図である。 第8a図は、R,G,B各々の原稿面での反射率と各種入力装
置が入力するデータとの相関を示すグラフ、第8b図は、
原稿面の反射率と入力γ補正回路103が出力するデータ
との相関を示すグラフである。 第8c図,第8d図及び第8e図は、それぞれ第10c図のしき
い値テーブルを利用した場合の、Y,M及びCの各々の階
調データと実効面積率との相関を示すグラフである。 第8f図,第8g図及び第8h図は、それぞれ第10e図のしき
い値テーブルを利用した場合の、Y,M及びCの各々の階
調データと実効面積率との相関を示すグラフである。 第8i図は、Yの階調データと実効面積率との相関を示す
グラフ、第8j図はBK,Y,M及びCの各階調データと実効面
積率との相関を示すグラフ、第8k図はBKの階調データと
実効面積率との相関を示すグラフである。 第9図は、Y,M,Cのトナーの重なりの状態の例を示す記
録面の縦断面図である。 第10a図は、階調処理の単位領域に対応する原稿画像の
一部領域の例を示す平面図、第10b図は第10a図の画像を
読んで得られた多値データを二次元展開して示す平面図
である。 第10c図及び第10e図は、それぞれ階調処理において用い
る2種類のしきい値テーブルの内容を二次元展開して示
す平面図である。 第10d図は、第10b図の多値データを第10c図のしきい値
テーブルを用いて2値データに変換した結果を二次元展
開して示す平面図である。 第11図はマイクロプロセッサシステム200に接続された
複写機構要素の一部分を示すブロック図である。 第12図は第1図に示す複写機の露光走査と記録付勢との
関係を示すタイムチヤートである。 1:原稿、2:プラテン 31,32:蛍光灯、41〜43:ミラー 5:変倍レンズユニット 6:ダイクロイックプリズム 7r,7g,7b:CCD、8:第1キヤリッジ 9:第2キヤリッジ 10:キヤリッジ駆動モータ 11:プーリ、12:ワイヤ 13bk,13y,13m,13c:多面鏡 14bk,14y,14m,14c:f−θレンズ 15bk,15y,15m,15c,16bk,16y,16m,16c:ミラー 17bk,17y,17m,17c:シリンドリカルレンズ 18bk,18y,18m,18c:感光体ドラム 19bk,19y,19m,19c:チヤージスコロトロン 20bk,20y,20m,20c:現像器 21bk,21y,21m,21c:クリーナ 22:給紙カセット、23:給紙コロ 24:レジストローラ、25:転写ベルト 26,28,30:アイドルローラ 27:駆動ローラ 29bk,29y,29m,29c:転写コロトロン 31:レバー、32:軸 33:ピン、34:圧縮コイルスプリング 35:黒複写モード設定用ソレノイドのプランジヤ 36:定着器、37:トレイ 39:ホームポジシヨンセンサ 40:キヤリッジガイドバー 41bk,41y,41m,41c:多面鏡駆動モータ 42:トナー回収パイプ 43bk,43y,43m,43c:レーザ 44bk,44y,44m,44c:ビームセンサ 45:感光体ドラム駆動モータ 46:モータドライバ、100:画像処理ユニット 103:入力γ補正回路、104:マスキング処理回路 105:出力γ補正回路(色補正回路) 106:階調処理回路 107:黒分離・下色除去回路 140:領域判定ユニット 150c:シアン成分生成ユニット 150m:マゼンタ成分生成ユニット 150y:イエロー成分生成ユニット 171,172,173:比較器(判定手段) 174,175,176:ROM(信号補正手段) 191:ROM(しきい値テーブル) 300:コンソールボード(テーブル選択手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/525 G03G 15/01 S 15/04 116 9122−2H B41J 3/00 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録ドット位置に対応する単位階調
    処理領域の各々のドット位置に対応付けた互いに異なる
    複数のしきい値を有するしきい値テーブルを含み、該し
    きい値テーブルを利用して入力色信号を記録色信号に変
    換する階調処理手段を備え、前記記録色信号に従って各
    々のドット位置に記録処理を行なうカラー記録装置にお
    いて; 互いにしきい値の配列パターンが異なる、複数種のしき
    い値テーブル; 前記複数種のしきい値テーブルの中から実際に使用する
    一部のしきい値テーブルを選択するテーブル選択手段;
    及び 互いに内容の異なる複数種類の信号補正処理機能を有
    し、前記テーブル選択手段によって選択されたしきい値
    テーブルの種類に応じて実行する信号補正処理の内容を
    選択し、選択した信号補正処理を行なう信号補正手段; を備えるカラー記録装置。
  2. 【請求項2】前記階調処理手段の信号入力端子に前記信
    号補正手段の信号出力端子が接続された、前記特許請求
    の範囲第(1)項記載のカラー記録装置。
  3. 【請求項3】前記階調処理手段が処理する入力像信号は
    複数ビットでなる並列デジタル信号であり、該処理手段
    が出力する記録色信号は1ビットの2値信号である、前
    記特許請求の範囲第(1)項記載のカラー記録装置。
  4. 【請求項4】前記信号補正手段は、その入力端子に印加
    される複数の入力色信号の互いのレベルの大小関係を判
    定する判定手段を含み、その判定結果に応じた補正処理
    を行なう、前記特許請求の範囲第(1)項記載のカラー
    記録装置。
  5. 【請求項5】前記信号補正手段は、それが補正処理する
    入力色信号の各々のレベルに対応付けたアドレスにその
    各々の補正結果を記憶した記憶手段を含む、前記特許請
    求の範囲第(1)項,第(2)項,第(3)項又は第
    (4)項記載のカラー記録装置。
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