JPH0599354A - 定流量弁 - Google Patents
定流量弁Info
- Publication number
- JPH0599354A JPH0599354A JP25187191A JP25187191A JPH0599354A JP H0599354 A JPH0599354 A JP H0599354A JP 25187191 A JP25187191 A JP 25187191A JP 25187191 A JP25187191 A JP 25187191A JP H0599354 A JPH0599354 A JP H0599354A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- diaphragm
- valve seat
- pressure
- flow rate
- Prior art date
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- Pending
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- Safety Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガバナーを使用せずに微少流量を制御できる
ようにする。 【構成】 流路11中に弁座12とそれに対向するダイ
ヤフラム弁13とでダイヤフラム室14を設け、またダ
イヤフラム弁にバネ15を介して開弁方向の力を作用さ
せ、さらに入口側流体をダイヤフラム室12に流入させ
るよう連通路17を設ける。
ようにする。 【構成】 流路11中に弁座12とそれに対向するダイ
ヤフラム弁13とでダイヤフラム室14を設け、またダ
イヤフラム弁にバネ15を介して開弁方向の力を作用さ
せ、さらに入口側流体をダイヤフラム室12に流入させ
るよう連通路17を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、微少供給量を制御す
る定流量弁に関するものである。
る定流量弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のガスを流体とする流量制御装置
は、図4に示すように、流量制御弁1を有する主流路2
に上記流量制御弁1の上流側と下流側とを連通する微少
流量制御用バイパス通路3を設けると共に、このバイパ
ス通路3には、下流側にオリフィス4が、上流側に微少
流量を制御できるガバナー5が設けられ、オリフィス4
は、入口のガス圧力が変動すると、制御する流量も変動
してしまうので、ガバナー5によりオリフィス4の入口
側のガス圧入を一定にして、微少流量を制御している。
は、図4に示すように、流量制御弁1を有する主流路2
に上記流量制御弁1の上流側と下流側とを連通する微少
流量制御用バイパス通路3を設けると共に、このバイパ
ス通路3には、下流側にオリフィス4が、上流側に微少
流量を制御できるガバナー5が設けられ、オリフィス4
は、入口のガス圧力が変動すると、制御する流量も変動
してしまうので、ガバナー5によりオリフィス4の入口
側のガス圧入を一定にして、微少流量を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガバナーを使用するの
で、コストが著しく上昇すると共に大型化する問題があ
った。
で、コストが著しく上昇すると共に大型化する問題があ
った。
【0004】そこで、この発明の課題はガバナーを使用
せずに微少流量を制御できるようにした定流量弁を提供
することである。
せずに微少流量を制御できるようにした定流量弁を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は流路中に弁座とそれに対向するダイヤ
フラム弁とでダイヤフラム室を設け、また上記のダイヤ
フラム弁にバネを介して開弁方向の力を付勢し、さら
に、入口側流体を上記ダイヤフラム室に流入させるよう
連通路を設けた構成を採用したものである。
めに、この発明は流路中に弁座とそれに対向するダイヤ
フラム弁とでダイヤフラム室を設け、また上記のダイヤ
フラム弁にバネを介して開弁方向の力を付勢し、さら
に、入口側流体を上記ダイヤフラム室に流入させるよう
連通路を設けた構成を採用したものである。
【0006】
【作用】入口側から流入した流体は、連通路で減圧され
てダイヤフラム室に入る。
てダイヤフラム室に入る。
【0007】ダイヤフラム室に流入した流体は、弁座と
ダイヤフラムとの間隙を通るときまた減圧されて出口側
へと流出して行く。
ダイヤフラムとの間隙を通るときまた減圧されて出口側
へと流出して行く。
【0008】しかしながら、ダイヤフラム室への流体の
流入量よりも、弁座とダイヤフラム弁の間隙を通り流出
する量が減ると、ダイヤフラム室の流体圧が上昇して、
ダイヤフラム弁を開弁方向に移動させる。
流入量よりも、弁座とダイヤフラム弁の間隙を通り流出
する量が減ると、ダイヤフラム室の流体圧が上昇して、
ダイヤフラム弁を開弁方向に移動させる。
【0009】その結果、弁座とダイヤフラムとの空隙が
広くなり、流入量と同じ流出量になるように作動する。
広くなり、流入量と同じ流出量になるように作動する。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係る実施例を添付図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0011】図1及び図2に示すように、流路11中に
弁座12とそれに対向するダイヤフラム弁13とでダイ
ヤフラム室14を形成する。
弁座12とそれに対向するダイヤフラム弁13とでダイ
ヤフラム室14を形成する。
【0012】また、ダイヤフラム弁13には、バネ15
を介し開弁方向の力が付勢されている。
を介し開弁方向の力が付勢されている。
【0013】さらに、入口16側の流体を連通路17を
へてダイヤフラム室14に流入させるようになってい
る。上記の連通路17は、図1に示すように弁箱18の
入口16側に連通する室19からダイヤフラム室14に
連通するバイパス通路20の出口端に設ける場合と、図
2に示すようにダイヤフラム弁13の弁座12当接部外
側に位置させてダイヤフラム弁13に孔を設ける場合と
がある。
へてダイヤフラム室14に流入させるようになってい
る。上記の連通路17は、図1に示すように弁箱18の
入口16側に連通する室19からダイヤフラム室14に
連通するバイパス通路20の出口端に設ける場合と、図
2に示すようにダイヤフラム弁13の弁座12当接部外
側に位置させてダイヤフラム弁13に孔を設ける場合と
がある。
【0014】なお、上記連通路17の断面積は、適宜設
定する。
定する。
【0015】図1及び図2に示すように、連通路17の
内径を弁座12の内径よりも小さくすると、間隙での圧
力減少量を小さくできることにより、全体の圧力減少量
も小さくなり、制御できる必要最低入口圧力を低くでき
る。これにより流体が都市ガスで入口圧力が50mm水柱
の低い圧力でも制御することができる。
内径を弁座12の内径よりも小さくすると、間隙での圧
力減少量を小さくできることにより、全体の圧力減少量
も小さくなり、制御できる必要最低入口圧力を低くでき
る。これにより流体が都市ガスで入口圧力が50mm水柱
の低い圧力でも制御することができる。
【0016】また、都市ガスで入口圧力が50mm水柱の
場合、全体の圧力減少量を50mm水柱以下にする必要が
あるが、間隙での圧力減少量を小さくすると、連通路で
の圧力減少量を比較的大きくでき、ダイヤフラム弁前後
の差圧が大きくなり、安定した制御ができる。
場合、全体の圧力減少量を50mm水柱以下にする必要が
あるが、間隙での圧力減少量を小さくすると、連通路で
の圧力減少量を比較的大きくでき、ダイヤフラム弁前後
の差圧が大きくなり、安定した制御ができる。
【0017】図4及び図5に示すように、連通路17の
内径を弁座12の内径より大きくすると、流体が例えば
水道水で入口圧が2〜4kg/cm2の比較的高い圧力の場
合は、圧力減少があまり問題にならず、弁座内径を小さ
くすると、ダイヤフラム弁の動きによる間隙部の流量変
化が小さくなり、安定した制御ができる。
内径を弁座12の内径より大きくすると、流体が例えば
水道水で入口圧が2〜4kg/cm2の比較的高い圧力の場
合は、圧力減少があまり問題にならず、弁座内径を小さ
くすると、ダイヤフラム弁の動きによる間隙部の流量変
化が小さくなり、安定した制御ができる。
【0018】図中21は弁座12に連通させた出口であ
る。
る。
【0019】上記構成した定流量弁Aは、図3に示すよ
うに、流量制御弁1を有する主流路2に上記流量制御弁
1の上流側と下流側とを連通する微少流量制御用のバイ
パス通路3を設けて、このバイパス通路3の上流側を入
口16に、下流側を出口21にそれぞれ接続する。
うに、流量制御弁1を有する主流路2に上記流量制御弁
1の上流側と下流側とを連通する微少流量制御用のバイ
パス通路3を設けて、このバイパス通路3の上流側を入
口16に、下流側を出口21にそれぞれ接続する。
【0020】入口16から流入した流体は、連通路17
で減圧されてダイヤフラム室14に入る。
で減圧されてダイヤフラム室14に入る。
【0021】入口16側流体圧力は、ダイヤフラム弁1
3を閉弁方向に、ダイヤフラム室14の流体圧力は、ダ
イヤフラム弁13を開弁方向に、バネ15は、ダイヤフ
ラム弁13を開弁方向に作用する。
3を閉弁方向に、ダイヤフラム室14の流体圧力は、ダ
イヤフラム弁13を開弁方向に、バネ15は、ダイヤフ
ラム弁13を開弁方向に作用する。
【0022】ダイヤフラム弁の前後の力関係は、弁座の
受圧面積がダイヤフラム弁の受圧面積に比べて十分小さ
いとすると、下記の(1式)が成立し、連通路を通りダ
イヤフラム室に流入する流体流量は、この(1式)に下
記(数1)(2式)を代入すると下記(数2)に示す式
となる。
受圧面積がダイヤフラム弁の受圧面積に比べて十分小さ
いとすると、下記の(1式)が成立し、連通路を通りダ
イヤフラム室に流入する流体流量は、この(1式)に下
記(数1)(2式)を代入すると下記(数2)に示す式
となる。
【0023】 (P1 −P2 )・A=W P1 −P2 =W/A……(1式) P1 入口圧力 P2 ダイヤフラム室圧力 A ダイヤフラム弁受圧面積 W バネ荷重
【0024】
【数1】
【0025】
【数2】
【0026】これは、連通路径と、バネ荷重と、ダイヤ
フラム弁受圧面積が一定ならば、ダイヤフラム室に流入
する流体流量も一定になることを表わしている。
フラム弁受圧面積が一定ならば、ダイヤフラム室に流入
する流体流量も一定になることを表わしている。
【0027】ダイヤフラム室に流入した流体は、弁座と
ダイヤフラム弁の空隙を通り、出口側へと流出していく
が、仮にダイヤフラム室への流体の流入量よりも弁座と
ダイヤフラム弁の空隙を通り、流出する量が減ると、ダ
イヤフラム室の流体圧力が上昇してダイヤフラム弁を開
弁方向に移動させて、ダイヤフラム弁と弁座との空隙を
広くし、流入量と同じ流出量になるよう作動する。
ダイヤフラム弁の空隙を通り、出口側へと流出していく
が、仮にダイヤフラム室への流体の流入量よりも弁座と
ダイヤフラム弁の空隙を通り、流出する量が減ると、ダ
イヤフラム室の流体圧力が上昇してダイヤフラム弁を開
弁方向に移動させて、ダイヤフラム弁と弁座との空隙を
広くし、流入量と同じ流出量になるよう作動する。
【0028】
【効果】以上のように、この発明に係る定流量弁を使用
することにより、ガバナーを必要とせず小型でかつ安価
に微少流量を制御することができる。
することにより、ガバナーを必要とせず小型でかつ安価
に微少流量を制御することができる。
【図1】この発明に係る定流量弁の実施例を示す縦断側
面図
面図
【図2】連通路の他の実施例を示す縦断側面図
【図3】使用例を示す回路図
【図4】連通路の内径を弁座内径より大きくした実施例
を示す縦断側面図
を示す縦断側面図
【図5】連通路の他の実施例を示す縦断側面図
【図6】従来の回路図
11 流路 12 弁座 13 ダイヤフラム弁 14 ダイヤフラム室 15 バネ 16 入口 17 連通路
Claims (1)
- 【請求項1】 流路中に弁座とそれに対向するダイヤフ
ラム弁とでダイヤフラム室を設け、また上記のダイヤフ
ラム弁にバネを介して開弁方向の力を付勢し、さらに、
入口側流体を上記ダイヤフラム室に流入させるよう連通
路を設けた定流量弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25187191A JPH0599354A (ja) | 1991-08-06 | 1991-09-30 | 定流量弁 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-196620 | 1991-08-06 | ||
JP19662091 | 1991-08-06 | ||
JP25187191A JPH0599354A (ja) | 1991-08-06 | 1991-09-30 | 定流量弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0599354A true JPH0599354A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=26509860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25187191A Pending JPH0599354A (ja) | 1991-08-06 | 1991-09-30 | 定流量弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0599354A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005064214A1 (ja) | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | 定流量弁 |
WO2008056823A1 (fr) | 2006-11-08 | 2008-05-15 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | Soupape à débit constant |
WO2010013412A1 (ja) | 2008-07-26 | 2010-02-04 | 富士精工株式会社 | 定流量制御装置 |
JP2013083296A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Toyota Motor Corp | 流量制御弁 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP25187191A patent/JPH0599354A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005064214A1 (ja) | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | 定流量弁 |
CN100396979C (zh) * | 2003-12-25 | 2008-06-25 | 旭有机材工业株式会社 | 恒流量阀 |
US7487792B2 (en) | 2003-12-25 | 2009-02-10 | Asahi Organic Chemical Industry Co., Ltd. | Constant flow valve |
KR101020711B1 (ko) * | 2003-12-25 | 2011-03-09 | 아사히 유키자이 고교 가부시키가이샤 | 정류량 밸브 |
WO2008056823A1 (fr) | 2006-11-08 | 2008-05-15 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | Soupape à débit constant |
WO2010013412A1 (ja) | 2008-07-26 | 2010-02-04 | 富士精工株式会社 | 定流量制御装置 |
JP4525986B2 (ja) * | 2008-07-26 | 2010-08-18 | 富士精工株式会社 | 定流量制御装置 |
JPWO2010013412A1 (ja) * | 2008-07-26 | 2012-01-05 | 富士精工株式会社 | 定流量制御装置 |
JP2013083296A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Toyota Motor Corp | 流量制御弁 |
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