JP2003167634A - 圧力調整器 - Google Patents

圧力調整器

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JP2003167634A
JP2003167634A JP2001368949A JP2001368949A JP2003167634A JP 2003167634 A JP2003167634 A JP 2003167634A JP 2001368949 A JP2001368949 A JP 2001368949A JP 2001368949 A JP2001368949 A JP 2001368949A JP 2003167634 A JP2003167634 A JP 2003167634A
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differential pressure
diaphragm
passage
gas
pressure
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JP2001368949A
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Inventor
Suefumi Nakahigashi
寿恵文 中東
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Itoh Kouki Corp
Original Assignee
Itoh Kouki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機構を簡単にしてコストダウンとガス消費量
の変化に対するレスポンスを早くした圧力調整器を提供
する。 【解決手段】 ガス流入路11からガス流出路18の間
を主流路19と副流路12で繋ぎ、副流路12は、狭窄
部13と差圧作動ダイヤフラム14のバネ室15および
圧力調整弁17を経てガス流出路18に至り、主流路1
9は、差圧作動ダイヤフラム14により作動する主弁機
構20を経てガス流出路18に至るようにした圧力調整
器において、上記差圧作動ダイヤフラム14に直接上記
主弁機構20を設けたもので、上記狭窄部13は、ガス
流入路11から差圧作動ダイヤフラム14のバネ室15
に向けて副流路12を設け、その副流路12に狭窄部1
3となるオリフィスを設けるか、または上記差圧作動ダ
イヤフラム14の支持部に小孔を設けてガス流入路11
と差圧作動ダイヤフラム14のバネ室15とを連通状に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は少量のガス消費
(小流量)から大量のガス消費(大流量)にわたってガ
スを供給することのできる圧力調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】少量の消費から大量の消費にわたって広
い範囲でガスを供給することのできる圧力調整器とし
て、特願平10−303005号(特許第297187
4号)で「ガス入り口通路53とガス出口通路65とを
連通する第1のノズル部121を開閉可能な第1の弁体
115および、この第1の弁体115の開閉動作を、前
記ガス出口通路側65の圧力変化に基づき変位すること
で行わせる第1のダイヤフラム103を備えた第1の減
圧手段69と、前記ガス入口通路53と前記第1のノズ
ル部121との間に設けられ、ガスの流れに伴って圧力
を低下させる差圧発生手段(オリフィス)120と、こ
の差圧発生手段120の下流側の圧力低下部に対し、前
記差圧発生手段120の上流側に連通する減圧室137
を画成するとともに、前記圧力低下部と前記減圧室13
7との圧力差に基づき変位する第2のダイヤフラム13
3、前記減圧室137と前記出口通路65とを連通する
第2のノズル部147a 、この第2のノズル部147a
を、前記第2のダイフラム133の動作に連動して開閉
可能な第2の弁体149をそれぞれ設けて構成した第2
の減圧手段131と、を有することを特徴とする圧力調
整器」の提案がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記提案の圧力調整器
によれば、確かにガス消費量の少ないときから多いとき
まで広範囲にわたって圧力調整して供給できるようにな
っているが、機構が複雑でコスト低減の観点から問題を
残していた。
【0004】この発明は上記従来技術の問題に鑑み、機
構を簡単にしてコストダウンとガス消費量の変化に対す
るレスポンスを早くした圧力調整器を提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、ガス流入路からガス流出路の間を主流路
と副流路で繋ぎ、副流路は、狭窄部と差圧作動ダイヤフ
ラムのバネ室および圧力調整弁を経てガス流出路に至
り、主流路は差圧作動ダイヤフラムにより作動する主弁
機構を経てガス流出路に至るようにした圧力調整器にお
いて、上記差圧作動ダイヤフラムに直接上記主弁機構を
設けたものである。
【0006】上記狭窄部は、ガス流入路から差圧作動ダ
イヤフラムのバネ室に向けて迂回路を設け、その迂回路
に狭窄部となるオリフィスを設けるか、あるいは上記差
圧作動ダイヤフラムの支持部に小孔を設けてガス流入路
と差圧作動ダイヤフラムのバネ室とを連通状にしたもの
である。
【0007】上記の如く構成するこの発明によれば、ガ
スの消費が少ない(流量が少ない)ときは狭窄部での圧
力損失がないので上記ダイヤフラムは作動せず副流路だ
けでガスが供給される。
【0008】ガスの消費が多くなって副流路の流量が大
きくなると狭窄部で発生する圧力損失によりバネ室の圧
力が下がりスプリングの付勢に抗して上記差圧作動ダイ
ヤフラムは上昇し、同ダイヤフラムの下側に設けられた
主弁機構が開いて大量のガスが供給される。逆にガスの
消費が少なくなると狭窄部での圧力損失がなくなりバネ
室の圧力が上昇してダイヤフラムが下降して主弁機構が
閉じられる。従って、極めて簡単な機構となってコスト
安となり、流量変化に対するレスポンスが早くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】次にこの発明の各実施形態を図面
を参照しながら説明する。図1は第一実施形態で、ガス
流入路11から副流路12が、途中狭窄部13、差圧作
動ダイヤフラム14のバネ室15、圧力調整ダイヤフラ
ム16により作動する圧力調整弁17を経てガス流出路
18に繋がっている。
【0010】主流路19は、ガス流入路11から差圧作
動ダイヤフラム14の主弁機構20を経てガス流出路1
8に繋がっている。
【0011】圧力調整器ダイヤフラム16の上側は大気
室21でスプリング22により下方に付勢され、軸棒2
3はレバー24にリンクして支点Pを軸に回動して作用
点Sが圧力調整弁17を作動させるようになっている。
【0012】差圧作動ダイヤフラム14の主弁機構20
は、ダイヤフラム14の上面にバネ座を兼ねた金具25
が配置され、その裏側にはエラストマーを材料とする弁
体26が設けられ、圧力調整器本体10の下から弁座2
7が立ち上がり上記弁体26に当接している。
【0013】この実施形態の作用を説明する。ガスの使
用量(流量)が少ないときは狭窄部13で圧力損失が生
じないので副流路12のみでガスが供給され、ガスの使
用量(流量)が多くなると狭窄部13での圧力損失で上
流・下流間に差圧が発生し差圧作動ダイヤフラム14は
スプリング22の付勢に抗して上昇し、主弁機構20が
開いてガス流出路18に流れる。
【0014】図2は第二実施形態で、基本的には図1の
第一実施形態と同じで、差圧作動ダイヤフラム14の中
央部バネ座を兼ねた金具25(支持部)に狭窄部に相当
する小孔28を設けてバネ室15に連通させいてる点を
除いては第一実施形態と同じである。
【0015】図3、図4は第三実施形態で、第一、第二
実施形態の主弁機構20に差圧作動ダイヤフラム14の
動きに従ってガス流出量を次第に大きくするためスライ
ド弁29を介在させたものである。
【0016】上記スライド弁29は筒状で、弁座27の
内側に差し込まれ、図4(a)のように末広がりの切り
込み30が設けられたもの、あるいは同図(b)のよう
に下になるに従って次第に大きくなる孔31を穿設し、
ボルトナット32で差圧作動ダイヤフラム14に取付け
るようになっている。
【0017】なお、図3では差圧作動ダイヤフラム14
の支持金具25の部分に小孔28を設けたものを表して
いるが、図1のように流入路11から途中狭窄部13を
形成したバイパス12を設けることもできる。
【0018】この実施形態によれば、ガス使用量(流
量)が大きくなって差圧作動ダイヤフラム14により弁
機構20が作動するとき、差圧が小さいときは、主弁機
構20を通過するガス量は少なく、差圧が大きくなると
主弁機構20を通過するガス量が次第に多くなる効果が
得られる。
【0019】図5および6は第四実施形態で、副流路1
2の途中で狭窄部13が設けられ差圧作動ダイヤフラム
14のバネ室15に連通し、差圧作動ダイヤフラム14
の中央に圧力調整ダイヤフラム16によって作動する圧
力調整弁17が取付けられている。
【0020】上記圧力調整弁17は、差圧作動ダイヤフ
ラム14の中心に設けられたケーシング33内にセット
されスプリング34により弁座35に向けて付勢されて
いる。
【0021】圧力調整弁17と差圧作動ダイヤフラム1
4との関係は、圧力調整ダイヤフラム16の軸棒23が
レバー24にリンクし、該レバー24の作用点Sは弁棒
36に当接し、圧力調整弁17を作動させるようになっ
ている。
【0022】なお、この実施形態は副流路12に狭窄部
13を設けたものであるが、図5(b)のように差圧作
動ダイヤフラム14の金具25に小孔28を設けること
もできる。
【0023】次にこの実施形態の作用について説明す
る。図5はガスが使用されてない状態で、使用量(流
量)が少ないときは圧力調整ダイヤフラム16が作動し
て圧力調整弁17が開く、このとき流量が少ないので狭
窄部13での圧力損失が少なく、狭窄部13の上流・下
流側とで差圧は発生していないので差圧作動ダイヤフラ
ム14は作動せず副流路12にだけガスが流れる。
【0024】使用量(流量)が多くなるど差圧が発生し
て差圧作動ダイヤフラム14が作動して主弁機構20が
開いて多量のガスがガス流出路18に供給される。
【0025】図7と図8は第一実施形態と同様の機能を
備えたもので、ただ、差圧作動ダイヤフラム14と圧力
調整ダイヤフラム16の配置が異なったものである。従
って構造および作用の説明は省略する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
差圧作動ダイヤフラムに直接弁機構を設けることにより
機構が簡単になって安価になり、ガス流量の変化に対す
るレスポンスが早くなる。また、弁機構に裾に向けて広
がる、または孔径が大きくなる摺動弁を採用することに
より差圧作動ダイヤフラムの作用効果を一層引き立たせ
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の横断面図
【図2】第二実施形態の横断面図
【図3】第三実施形態の横断面図
【図4】図3のスライド弁の拡大図
【図5】第四実施形態の横断面図(その1)
【図6】第四実施形態の横断面図(その2)
【図7】第五実施形態の横断面図(その1)
【図8】第五実施形態の横断面図(その2)
【図9】従来例の横断面図
【符号の説明】
10 圧力調整器 11 ガス流入路 12 副流路 13 狭窄部 14 差圧作動ダイヤフラム 15 バネ室 16 圧力調整ダイヤフラム 17 圧力調整弁 18 ガス流出路 19 主流路 20 主弁機構 21 大気室 22 スプリング 23 棒軸 24 レバー 25 金具 P 支点 S 作用点
フロントページの続き Fターム(参考) 3H056 AA01 BB24 CA07 CB02 CB07 CD04 CD06 DD04 EE02 GG03 5H316 AA11 BB05 CC04 DD07 EE02 EE10 EE12 ES02 GG15 JJ01 JJ07 JJ11 KK02 KK04 KK05 KK08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流入路からガス流出路の間を主流路
    と副流路で繋ぎ、副流路は、狭窄部と差圧作動ダイヤフ
    ラムのバネ室および圧力調整弁を経てガス流出路に至
    り、主流路は差圧作動ダイヤフラムにより作動する主弁
    機構を経てガス流出路に至るようにした圧力調整器にお
    いて、上記差圧作動ダイヤフラムに直接上記主弁機構を
    設けたことを特徴とする圧力調整器。
  2. 【請求項2】 上記ガス流入路から差圧作動ダイヤフラ
    ムのバネ室に向けて迂回路を設け、その迂回路に狭窄部
    となるオリフィスを設けることを特徴とする請求項1に
    記載の圧力調整器。
  3. 【請求項3】 上記差圧作動ダイヤフラムの支持部に小
    孔を設けてガス流入路と差圧作動ダイヤフラムのバネ室
    とを連通状にし副流路を形成させたことを特徴とする請
    求項1に記載の圧力調整器。
  4. 【請求項4】 上記主弁機構を筒状の嵌め合い構造と
    し、差圧作動ダイヤフラムの動き量に応じて弁の開度が
    大きくする機構を採用したことを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の圧力調整器。
JP2001368949A 2001-12-03 2001-12-03 圧力調整器 Pending JP2003167634A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100436906C (zh) * 2006-05-25 2008-11-26 张卫民 燃气热水器常压和超低压启动使用的水阀
KR101032327B1 (ko) 2009-08-17 2011-05-06 (주)모토닉 가스차량용 엘피아이 시스템에 적용되는 레귤레이터

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CN100436906C (zh) * 2006-05-25 2008-11-26 张卫民 燃气热水器常压和超低压启动使用的水阀
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