JP3137111B2 - オゾン水製造装置及びその装置に用いる圧力制御弁 - Google Patents

オゾン水製造装置及びその装置に用いる圧力制御弁

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JP3137111B2
JP3137111B2 JP11118906A JP11890699A JP3137111B2 JP 3137111 B2 JP3137111 B2 JP 3137111B2 JP 11118906 A JP11118906 A JP 11118906A JP 11890699 A JP11890699 A JP 11890699A JP 3137111 B2 JP3137111 B2 JP 3137111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オゾン水製造装置及び
その装置に用いる圧力制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アスピレータにより原水にオゾンを溶解
させてオゾン水を製造するオゾン水製造装置において、
アスピレータは第1ノズルと第2ノズルを直列に有し、
第1ノズルに原水供給管路を接続する一方、第2ノズル
には原水供給管路から分岐して第1ノズルをバイパスす
るバイパス管路を接続し、該バイパス管路に減圧弁を介
装したオゾン水製造装置が提案されている(特開平7−
271789号公報参照)。上記アスピレータは、背圧
(オゾン水供給管路の水圧)が高い(オゾン水の使用量
が少ない)程、オゾン吸引量が低下する。このため、上
記減圧弁によりバイパス管路の水圧を所定値以上になら
ないようにしてオゾン吸引量を確保している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オゾン
水の使用量が多くなっても、減圧弁によりバイパス管路
の水圧が所定圧力に保持されるため、オゾン水の製造量
が使用量に対して不足する場合がある。本発明は上記問
題点を解決するためになされたもので、略一定濃度のオ
ゾン水を安定して供給することができるオゾン水製造装
置及びその装置に用いる圧力制御弁を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1に記載の本発明のオゾン水製造装置は、原
水供給管路にアスピレータを介装するとともに、該アス
ピレータにオゾン供給管路を接続し、原水にオゾンを溶
解させてオゾン水を製造するオゾン水製造装置におい
て、前記アスピレータは第1ノズルと第2ノズルを直列
に有し、第1ノズルに前記原水供給管路を接続する一
方、第2ノズルには前記原水供給管路から分岐して前記
第1ノズルをバイパスするバイパス管路を接続し、該バ
イパス管路に前記オゾン水供給管路の水圧とバランスし
て、該オゾン水供給管路の水圧が設定値を保持するよう
に前記バイパス管路の水圧を制御する圧力制御弁を介装
したことを特徴とする。
【0005】また、請求項2に記載のオゾン水製造装置
は、請求項1に記載の構成において、前記圧力制御弁
が、原水供給管路の水圧の変動に応じて、前記設定値を
一定比率で変動させる機能を備えたものであることを特
徴とする。
【0006】請求項3に記載の本発明のオゾン水製造装
置に用いる圧力制御弁は、請求項1に記載のオゾン水製
造装置のバイパス管路に介装される圧力制御弁であっ
て、流入ポート、流出ポート及びこれら各ポートを連通
させる弁室を有する弁本体と、該弁室を貫通すべく前記
弁本体に摺動可能に挿通された弁杆と、該弁杆に固定さ
れ弁室を流れる流体の流量を調節する弁体と、該弁体と
弁本体との間に形成された背圧室と、弁体及び弁杆を開
方向へ付勢する弁バネと、該弁バネによる付勢方向と反
対方向における弁杆の突出端に連結されたダイヤフラム
と、弁本体とダイヤフラムとによって形成された作動圧
力室とを備え、前記弁体に弁室と背圧室とを連通させる
導圧孔を設けるとともに、前記作動圧力室にオゾン水供
給管路の水圧を作用させるようにしたことを特徴とす
る。
【0007】請求項4に記載の本発明のオゾン水製造装
置に用いる圧力制御弁は、請求項1に記載のオゾン水製
造装置のバイパス管路に介装される圧力制御弁であっ
て、流入ポート、流出ポート及びこれら各ポートを連通
させる弁室を有する弁本体と、該弁室を貫通すべく前記
弁本体に摺動可能に挿通された弁杆と、該弁杆に固定さ
れ弁室を流れる流体の流量を調節する弁体と、該弁体と
弁本体との間に形成された背圧室と、弁体及び弁杆を開
方向へ付勢する弁バネと、該弁バネによる付勢方向と反
対方向における弁杆の突出端に連結されたダイヤフラム
と、弁本体とダイヤフラムとによって形成された作動圧
力室とを備え、前記背圧室を大気に開放させるととも
に、前記作動圧力室にオゾン水供給管路の水圧を作用さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の本発明のオゾン水製造装
置に用いる圧力制御弁は、請求項4に記載の構成におい
て、前記弁体の受圧面積を、弁室側よりも背圧室側を大
きくしたことを特徴とする。
【0009】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載のオゾン水製造
装置は、圧力制御弁がオゾン水供給管路の水圧とバラン
スして、オゾン水供給管路の水圧が設定値を保持するよ
うにバイパス管路の水圧を制御する。すなわち、オゾン
水の使用量が多くなってオゾン水供給管路の水圧が低下
すると、圧力制御片が開弁し、オゾン水供給管路の水圧
を設定値に保持する。また、オゾン水の使用量が少なく
なってオゾン水供給管路の水圧が上昇すると、圧力制御
片が閉弁し、オゾン水供給管路の水圧を設定値に保持す
る。この設定値をアスピレータがオゾン水製造に必要な
オゾン吸引量を確保できる値とすることにより、低水量
から高水量域まで略一定濃度のオゾン水を安定して供給
することができる。
【0010】請求項2に記載のオゾン水製造装置は、圧
力制御弁が原水供給管路の水圧の変動に応じて、オゾン
水供給管路の水圧(設定値)を一定比率で変動させる。
従って、原水供給管路の水圧が低下した場合でも、アス
ピレータのオゾン水製造に必要なオゾン吸引量を確保で
きる。また、原水供給管路の水圧が上昇すれば、それに
比例してオゾン水供給量を増大できる。さらに、原水供
給管路の水圧が上昇すれば、オゾン水供給管路の水圧も
上昇するため、アスピレータの過度なオゾン吸引を防止
できる。
【0011】請求項3に記載のオゾン水製造装置に用い
る圧力制御弁は、開弁力と閉弁力が釣り合う位置へ弁体
が移動し、流入ポートと流出ポートを連通させる。弁体
に設けた導圧孔により弁室と背圧室とが連通しているか
ら、作動圧力室の圧力(オゾン水供給管路の水圧)は、
流入ポート側及び流出ポート側の圧力に関係なく略一定
となる。従って、この圧力制御弁によりオゾン水供給管
路の水圧を、設定値に保持できる。
【0012】請求項4に記載のオゾン水製造装置に用い
る圧力制御弁は、開弁力と閉弁力が釣り合う位置へ弁体
が移動し、流入ポートと流出ポートを連通させる。背圧
室を大気に開放させているから、作動圧力室の圧力(オ
ゾン水供給管路の水圧)は、流入ポート側の圧力に比例
して増減する。従って、流入ポート側の圧力(原水供給
管路の水圧)が低下した場合でも、これに応じて作動圧
力室の圧力が下がるから、アスピレータのオゾン水製造
に必要なオゾン吸引量を確保できる。また、流入側ポー
トの圧力が上昇すれば、それに比例してオゾン水供給量
を増大できる。さらに、流入側ポートの圧力が上昇すれ
ば、作動圧力室の圧力(オゾン水供給管路の水圧)も上
昇するから、アスピレータの過度なオゾン吸引を防止で
きる。
【0013】請求項5に記載のオゾン水製造装置に用い
る圧力制御弁は、請求項4の構成において弁体の受圧面
積を、弁室側よりも背圧室側を大きくしたから、作動圧
力室の圧力(オゾン水供給管路の水圧)は、流入ポート
側の圧力に比例して増減するとともに、流出ポート側の
圧力に比例して増減する。従って、流入ポート側の圧力
(原水供給管路の水圧)の変化に応じて、作動圧力室の
圧力が変化するから、アスピレータのオゾン水製造に必
要なオゾン吸引量を確保できる。また、作動圧力室の圧
力は、流入ポート側の圧力が上昇すれば、それに比例し
て上昇するとともに、流出ポート側の圧力に比例して上
昇するから、オゾン水供給量をさらに増大できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1を参照して説明する。図1はオゾン水製造装置1の概
略ブロック図である。原水供給管路3は、アスピレータ
4の第1接続嘴5に接続され、第2接続嘴6に、原水供
給管路3から分岐してフロースイッチ7及び圧力制御弁
8を直列に介装したバイパス管路9が接続されている。
アスピレータ4のオゾン吸引嘴10には、一端がオゾン
発生器11に接続されたオゾン供給管路12の他端が接
続されている。該オゾン発生器11には、ドライヤ13
を介して乾燥された原料空気導入管路14が接続されて
いる。
【0015】上記アスピレータ4はエアベント15の流
入口に接続されている。このエアベント15は、アスピ
レータ4により原水中に混合溶解されるオゾンの内、溶
解しないで気泡状態のオゾンを分離するものである。分
離されたオゾンは、リムーバ16により酸素に還元され
て大気に放出される。また、エアベント15の下部流出
口には、オゾン水供給管路17が接続されている。オゾ
ン水供給管路17の末端部には、複数の蛇口18が接続
されている。圧力制御弁8とオゾン水供給管路17間
は、圧力感知回路19により接続され、圧力制御弁8の
後述する作動圧力室32に該オゾン水供給管路17の水
圧を作用させるようにしている。
【0016】アスピレータ4は、長さ方向の略中央にオ
ゾン溶解チャンバ21が形成されている。原水供給管路
3が接続された第1接続嘴5には、第1ノズル22が連
成されている。先端に向かって徐々に内径を狭める第1
ノズル22は、オゾン溶解チャンバ21内に達してい
る。また、オゾン溶解チャンバ21は、オゾン吸引嘴1
0と連通している。そして、オゾン溶解チャンバ21に
連続して下流側に第2ノズル23が形成されている。こ
の第2ノズル23の先端部にディヒューザ24が形成さ
れている。第2ノズル23の外周は、アスピレータ4の
第2接続嘴6と連通している。
【0017】上記圧力制御弁8は、図2に示すように弁
本体31の下部に、ダイヤフラム33を張設して作動圧
力室32を形成したダイヤフラム弁である。弁本体31
の中央に縦方向の弁室34が形成されている。弁室34
の下部は、流入ポート35に連通している。また、弁室
34の上部には、拡径室34aが形成され、該拡径室3
4aに流出ポート36が連通している。弁室34には、
拡径室34aの拡径段部に形成した弁座37に下端が当
接して閉弁する弁体38と、該弁体38を弁座から離間
させる方向へ付勢する弁バネ39が装入されている。弁
体38には、該弁体38の上端と弁本体31との間に形
成された背圧室34bと連通する導圧孔40が形成され
ている。
【0018】そして、弁本体31を貫通して弁室34の
中心に挿通された弁杆41に、弁体38が固嵌されてい
る。作動圧力室32に突出する弁杆41の下端部には、
ダイヤフラム33が締着されている。弁本体31の上部
に突出する弁杆41の上端部には、ダブルナット42に
より調整する設定圧力調整バネ43が付装されている。
また、弁本体31には、作動圧力室32にオゾン水供給
管路17の水圧を作用させるための圧力感知回路19が
接続される圧力導入ポート44が形成されている。
【0019】上記構成のオゾン水製造装置1は、オゾン
水を使用するため蛇口18を開くと、第1接続嘴5に直
結した原水供給管路3から第1ノズル22に加圧された
原水が供給される。この原水は第1ノズル22から噴出
し、これによりオゾン吸引嘴10からオゾンがオゾン溶
解チャンバ21内に吸引され、原水にオゾンが混合溶解
される。第2ノズル23の外周からも、バイパス管路9
の圧力制御弁8により圧力を制御された原水が噴出す
る。
【0020】圧力制御弁8の弁体38は、開弁力Foと
閉弁力Fcが釣り合う位置へ移動して開弁する。 Fo=Pi・Ac+kx Fc=Po・Ao+Pi′・Ac 但しPi:入口圧力 Pa:出口圧力 Po:システム
出口圧力(設定圧力) Pi′:弁体38の背圧 Ao:ダイヤフラム33の受
圧面積 Ac:弁体38の受圧面積 k:バネ定数(弁バネ39と設定圧力調整バネ43の合
成バネ定数) x:バネのたわみ量である。この場合、弁体38に導圧
孔40が形成されているからPi=Pi′となり、Fo
=Fcから、Po・Ao=kx、よってPo=kx/A
o(略一定)となる。
【0021】従って、作動圧力室32の圧力Po(オゾ
ン水供給管路17の水圧)は、流入ポート35側の圧力
Pi及び流出ポート側の圧力Paに関係なく略一定とな
り、この圧力制御弁8によりオゾン水供給管路17の水
圧を、設定値に保持できる。そして、この設定値をアス
ピレータ4が所定濃度のオゾン水の製造に必要なオゾン
吸引量を確保できる値に設定することにより、低水量か
ら高水量域まで略一定濃度のオゾン水を安定して供給す
ることができる。
【0022】また、上記図2に示した圧力制御弁8に代
えて、図3に示す圧力制御弁58をバイパス管路9に介
装することもできる。この圧力制御弁58の構造は、弁
体68に導圧孔を設けない点及び背圧室34bを大気に
開放させた点を除いて、上記圧力制御弁8と略同一構造
である。従って、同一構造部分には、同一符号を付して
詳細な説明を省略する。圧力制御弁58は、背圧室34
bを大気に開放させるため、弁本体31に連通孔59が
形成されている。
【0023】圧力制御弁58の弁体68は、開弁力Fo
と閉弁力Fcが釣り合う位置へ移動して開弁する。 Fo=Pi・Ac+kx Fc=Po・Ao 但しPi:入口圧力 Pa:出口圧力 Po:システム
出口圧力(設定圧力) Ao:ダイヤフラム33の受圧面積 Ac:弁体38の
受圧面積 k:バネ定数(弁バネ39と設定圧力調整バネ42の合
成バネ定数) x:バネのたわみ量である。Fo=Fcから、Po・A
o=Pi・Ac+kxよってPo=Pi・Ac/Ao+
kx/Aoとなる。
【0024】従って、作動圧力室32の圧力Po(オゾ
ン水供給管路17の水圧)は、流入ポート35側の圧力
Piに比例して増減するから、流入ポート35側の圧力
(原水供給管路3の水圧)Piが低下した場合でも、こ
れに応じて作動圧力室32の圧力(オゾン水供給管路1
7の水圧)Poが下がり、アスピレータ4のオゾン水製
造に必要なオゾン吸引量を確保することができる。ま
た、流入ポート35側の圧力Piが上昇すれば、それに
比例してオゾン水供給量を増大できる。そして、流入ポ
ート35側の圧力Piが上昇すれば、作動圧力室32の
圧力Poも上昇するから、アスピレータ4の過度なオゾ
ン吸引を防止できる。また、この圧力制御弁58によれ
ば、式Po=Pi・Ac/Ao+kx/Aoから分かる
ように、流入ポート35側の圧力Piが上昇しても、通
水量は僅かしか変動しないため、エアベント15の気液
分離能力内の通水量に抑えることができる。
【0025】図4に示す圧力制御弁78は、図3の圧力
制御弁58の弁体68の弁室34側の受圧面積Acより
も、背圧室34b側の受圧面積Abを大きくした点を除
いて、上記圧力制御弁58と略同一構造である。従っ
て、同一構造部分には、同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
【0026】弁体68の弁室34側の受圧面積Acより
も、背圧室34b側の受圧面積Abを大きくしたのは、
オゾン水の使用量の増大に対応できるようにしたもので
ある。図3の圧力制御弁58に於ける作動圧力室32の
圧力Poの式、Po=Pi・Ac/Ao+kx/Aoに
於いて、弁体68の受圧面積Acを大きくすれば、入り
口圧力Piの増加に応じてシステム出口圧力(設定圧
力)Poを従来より増加でき、オゾン水の使用量の増大
に対応することができる。また、バネ定数(弁バネ39
と設定圧力調整バネ43の合成バネ定数)kを高めるこ
とによっても、オゾン水の使用量の増大に対応すること
ができる。しかしながら、弁体68の受圧面積Acを大
きくすることは、圧力制御弁が大型化するため設置スペ
ースの問題で限界がある。また、バネ定数kを高める
と、入り口圧力Piが低い時にアスピレータ効力が発揮
できない。
【0027】ところが、弁体68の弁室34側の受圧面
積Acよりも、背圧室34b側の受圧面積Abを大きく
することにより、その差に出口圧力Paを掛けた(Ab
−Ac)・Paの力が弁体68に作用する。図4に示す
圧力制御弁78は、この点に着目してオゾン水の使用量
の増大に対応できるように開発されたものである。
【0028】圧力制御弁78の弁体68は、開弁力Fo
と閉弁力Fcが釣り合う位置へ移動して開弁する。 Fo=Pi・Ac+Pa・(Ab−Ac)+kx Fc=Po・Ao 但しPi:入口圧力 Pa:出口圧力 Po:システム
出口圧力(設定圧力) Ao:ダイヤフラム33の受圧面積 Ac:弁体68の
弁室34側の受圧面積 Ab:弁体68の背圧室34b側の受圧面積 k:バネ定数(弁バネ39と設定圧力調整バネ43の合
成バネ定数) x:バネのたわみ量である。Fo=Fcから、Po・A
o=Pi・Ac+Pa・(Ab−Ac)+kxよってP
o=Pi・Ac/Ao+Pa・(Ab−Ac)/Ao+
kx/Aoとなる。
【0029】従って、上記した圧力制御弁78は、弁体
68の弁室34側の受圧面積Acよりも、背圧室34b
側の受圧面積Abを大きくすることにより、作動圧力室
32の圧力Po(オゾン水供給管路17の水圧)は、流
入ポート35側の圧力Piのみならず、流出ポート側の
圧力Paに比例して増減する。図5に示すように流入ポ
ート35側の圧力(原水供給管路の水圧)Piの変化に
応じて、作動圧力室32の圧力Poが変化するから、ア
スピレータ4のオゾン水製造に必要なオゾン吸引量を確
保できる。また、作動圧力室32の圧力Poは、流入ポ
ート35側の圧力Piが上昇すれば、それに比例して上
昇するとともに、流出ポート36側の圧力Paに比例し
て上昇するから、オゾン水供給量をさらに増大できオゾ
ン水の大量使用に対応することができる。しかも、圧力
制御弁78は大型化することなく、図3の圧力制御弁5
8と同サイズに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オゾン水製造装置1の概略ブロック図である。
【図2】圧力制御弁8の断面図である。
【図3】別の圧力制御弁58の断面図である。
【図4】さらに別の圧力制御弁78の断面図である。
【図5】圧力制御弁78に於ける流入側ポートの圧力P
iと作動圧力室32の圧力Poとの関係を示したグラフ
である。
【符号の説明】
1...オゾン水製造装置 3...原水供給管路 4...アスピレータ 8,58,78...圧力制御弁 9...バイパス管路 11...オゾン発生器 12...オゾン供給管路 17...オゾン水供給管路 19...圧力感知回路 31...弁本体 32...作動圧力室 33...ダイヤフラム 34...弁室 34b...背圧室 35...流入ポート 36...流出ポート 38,68...弁体 39...弁バネ 40...導圧孔 41...弁杆 44...圧力導入ポート 59...連通孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/50 550 C02F 1/50 550D 1/78 1/78 (72)発明者 田中 秀人 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−271789(JP,A) 特開 平10−43774(JP,A) 特開 平10−165961(JP,A) 特公 平5−43406(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01F 1/00 B01F 3/00 - 3/22 B01F 5/00 - 5/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水供給管路にアスピレータを介装する
    とともに、該アスピレータにオゾン供給管路を接続し、
    原水にオゾンを溶解させてオゾン水を製造するオゾン水
    製造装置において、 前記アスピレータは第1ノズルと第2ノズルを直列に有
    し、第1ノズルに前記原水供給管路を接続する一方、第
    2ノズルには前記原水供給管路から分岐して前記第1ノ
    ズルをバイパスするバイパス管路を接続し、該バイパス
    管路に前記オゾン水供給管路の水圧とバランスして、該
    オゾン水供給管路の水圧が設定値を保持するように前記
    バイパス管路の水圧を制御する圧力制御弁を介装したこ
    とを特徴とするオゾン水製造装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力制御弁が、原水供給管路の水圧
    の変動に応じて、前記設定値を一定比率で変動させる機
    能を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載
    のオゾン水製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のオゾン水製造装置のバ
    イパス管路に介装される圧力制御弁であって、流入ポー
    ト、流出ポート及びこれら各ポートを連通させる弁室を
    有する弁本体と、該弁室を貫通すべく前記弁本体に摺動
    可能に挿通された弁杆と、該弁杆に固定され弁室を流れ
    る流体の流量を調節する弁体と、該弁体と弁本体との間
    に形成された背圧室と、弁体及び弁杆を開方向へ付勢す
    る弁バネと、該弁バネによる付勢方向と反対方向におけ
    る弁杆の突出端に連結されたダイヤフラムと、弁本体と
    ダイヤフラムとによって形成された作動圧力室とを備
    え、 前記弁体に弁室と背圧室とを連通させる導圧孔を設ける
    とともに、前記作動圧力室にオゾン水供給管路の水圧を
    作用させるようにしたことを特徴とするオゾン水製造装
    置に用いる圧力制御弁。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のオゾン水製造装置のバ
    イパス管路に介装される圧力制御弁であって、流入ポー
    ト、流出ポート及びこれら各ポートを連通させる弁室を
    有する弁本体と、該弁室を貫通すべく前記弁本体に摺動
    可能に挿通された弁杆と、該弁杆に固定され弁室を流れ
    る流体の流量を調節する弁体と、該弁体と弁本体との間
    に形成された背圧室と、弁体及び弁杆を開方向へ付勢す
    る弁バネと、該弁バネによる付勢方向と反対方向におけ
    る弁杆の突出端に連結されたダイヤフラムと、弁本体と
    ダイヤフラムとによって形成された作動圧力室とを備
    え、 前記背圧室を大気に開放させるとともに、前記作動圧力
    室にオゾン水供給管路の水圧を作用させるようにしたこ
    とを特徴とするオゾン水製造装置に用いる圧力制御弁。
  5. 【請求項5】 前記弁体の受圧面積を、弁室側よりも背
    圧室側を大きくしたことを特徴とする請求項4に記載の
    オゾン水製造装置に用いる圧力制御弁。
JP11118906A 1998-04-28 1999-04-27 オゾン水製造装置及びその装置に用いる圧力制御弁 Expired - Lifetime JP3137111B2 (ja)

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