JP3583315B2 - 漏洩検知装置用圧力調整器 - Google Patents

漏洩検知装置用圧力調整器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガス供給側からガス使用側へ供給されるガスの圧力を調整する圧力調整器に関し、ガス供給設備のガス供給管のガス漏洩を検知するガス漏洩検知装置に用いられる漏洩検知装置用圧力調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示す従来のガス漏洩検知装置は、マンション等の集合住宅にガスを供給するガス供給設備に適用される。ガス供給管303には一次圧力調整器305が設けられており、この一次圧力調整器305を介するガス供給管307には親圧力調整器317が設けられている。
【0003】
また、ガス供給管307には親圧力調整器317の入口側と出口側とを接続するバイパスガス流路311が設けられ、このバイパスガス流路311には入口側から順次子圧力調整器309とガスの微少漏洩を検知する漏洩検知機能を有するマイコンガスメータ315とが設けられる。
【0004】
子圧力調整器309の調整圧力は、親圧力調整器317の調整圧力よりも高く設定されている。また、マイコンガスメータ315は、微少流量を正確に積算でき、微少漏洩検知機能により監視し、例えば、30日間連続して3リットル/時間以上の流量があるときにはガスの漏洩が発生していると判断し、その旨をランプの点灯により表示している。
【0005】
また、夜間や深夜のガス消費がほとんどなくなるときにはガス供給管307の圧力が高くなって親圧力調整器317が閉となって子圧力調整器309及びマイコンガスメータ315にガスが流れ、ガス供給路311を通じて流れる微少なガス流量を監視できる。
【0006】
このようにガス供給路の一部にバイパスガス流路311を設け、調整圧力の異なる調整器により低流量時にはガスをバイパスガス流路311に流し、バイパスガス流路311に設けた微少流量を検出できるマイコンガスメータ315によって流量を監視して微少ガス漏洩を検出しているので、ガス供給管のガス漏洩検知をガス供給を停止することなく、容易に且つ確実に行える。
【0007】
また、図8に従来の圧力調整器の断面図を示す。この圧力調整器は、ガス供給側であるLPガスボンベからガス使用側であるガスレンジなどの燃焼器に、LPガスを供給するガス供給通路の途中に設けられる。ハウジング1は、ボディ3と、ボディ3の上部開口に装着されるカバー5とで構成され、ボディ3の図中で左側端部には、高圧ガスが導入されるガス入口通路7を形成するインレットパイプ9が装着され、ボディ3の同右側は所定圧に減圧されたガスが流出するガス出口通路11が形成されている。
【0008】
ガス入口通路7とガス出口通路11との間には、中圧減圧部13と低圧減圧部15とが設けられている。中圧減圧部13は、0.07〜1.56MPaで導入されるガスの圧力を、0.06MPa程度の中圧に減圧するもので、低圧減圧部15は、それをさらに2.55〜3.3kPa程度の低圧に減圧する。
【0009】
中圧減圧部13は、大気圧室17側から中圧スプリング19にて中圧室21側に押圧される中圧ダイヤフラム23を備えている。中圧ダイヤフラム23に固定された中圧連動子25には弁棒27を介してその下端に中圧弁29が設けられ、この中圧弁29の上下動により、中圧ノズル部31が開閉する。
【0010】
低圧減圧部15は、大気圧室33側から低圧スプリング35にて低圧室37側に押圧される低圧ダイヤフラム39を備えている。低圧ダイヤフラム39に固定された作動桿41には、レバー43の一端が連結されている。レバー43はピン45を介して回動可能であり、その他端は、低圧ノズル部47を開閉すべく左右方向に移動可能な低圧弁49に連結されている。
【0011】
燃焼器側にてガスが使用されることで、中圧室21の圧力が低下し、中圧スプリング19により中圧ダイヤフラム23が下方に押圧されて変位すると、これに伴い中圧弁29が下方に移動して中圧ノズル部31を開放する。これにより、ガス入口通路7から導入されたガスが中圧室21側に流れる。中圧室21の圧力が上昇し、この圧力が中圧スプリング19の弾性力に打ち勝つと、中圧弁29が上昇移動して中圧ノズル部31の流路を狭め、中圧室21へのガスの流入を制御する。このように、中圧弁29が中圧ノズル部31の流路を開閉制御して中圧室21へのガス流入量を制御し、中圧室21の圧力を調整する。
【0012】
一方、低圧減圧部15においては、燃焼器側にてガスが使用されることで、低圧室37の圧力が低下し、低圧スプリング35により低圧ダイヤフラム39が下方に押圧されて変位すると、これに伴いレバー43が反時計方向に回動するとともに、低圧弁49が右方向に移動して低圧ノズル部47を開放する。これにより、中圧室21から導入されたガスがガス出口通路11側に流れる。低圧室37の圧力が上昇し、この圧力が低圧スプリング35の弾性力に打ち勝つと、レバー43が時計方向に回動するとともに、低圧弁49が左方向へ移動して低圧ノズル部47の流路を狭め、低圧室37へのガスの流入を制御する。このように、低圧弁49が低圧ノズル部47の流路を開閉制御して低圧室37へのガス流入量を制御し、低圧室37の圧力を調整する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のガス漏洩検知装置に用いられる親圧力調整器317及び子圧力調整器309からなる親子式差圧調整器にあっては、微少流量のときには、必ず子圧力調整器309から優先的にガスが流れるように、子圧力調整器309の閉塞圧力及び調整圧力を、親圧力調整器317のそれよりも高く設定する必要があった。
【0014】
この場合、図7に示すように、技術基準に従って、微少流量時には子圧力調整器により調整圧力を3.3kPa近傍に設定し、流量が増加して大流量となった時には子圧力調整器から親圧力調整器に切り替えて、調整圧力を3.3kPaから2.55kPaに設定している。また、従来の親子式差圧調整器にあっては、親圧力調整器と子圧力調整器とを並列に接続しているため、子圧力調整器の閉塞圧力は、親圧力調整器の閉塞圧力よりも0.3kPa程度高く設定していた。
【0015】
しかし、親圧力調整器と子圧力調整器とを組み合わせているため、親圧力調整器と子圧力調整器との閉塞圧力及び調整圧力を技術基準内に収めるためには、その設計が困難であった。また、親圧力調整器及び子圧力調整器とが別個に設けられているため、親子式差圧調整器が大型化していた。
【0016】
一方、前述した従来の圧力調整器においては、多量のガス供給量を確保すべく容量を大きくするためには、特に低圧ノズル部47の通路径を大きくする必要がある。ここで、圧力調整器における簡単な調整圧力の計算は、調整圧力[P]=スプリング荷重[F]/ダイヤフラムの面積[S]の関係となり、このため調整圧力を前述した2.55〜3.3kPaとするには、低圧ダイヤフラム39の面積を大きくする必要がない。しかしながら、ガスの流れを止めたとき、低圧ノズル部47を低圧弁49で確実にシールし、いわゆる閉塞圧力を3.5kPaという規定圧力以下に制御するためには、低圧ノズル部47の通路径が大きくなれば、必然的に低圧ダイヤフラム39も大きくしなければならなくなる。
【0017】
通常、圧力調整器における入口圧力は、ガスの蒸気圧によって変化する。低圧弁49には、低圧弁49が開いている(ガスが流れている)ときも、[(低圧弁49の上流側の圧力−同下流側の圧力)×低圧ノズル部47の通路面積]に近い圧力が加わっており、入口圧力の大きさによって調整圧力が変化する。このため、入口圧力の変化による低圧弁49に加わる力の差を小さくするためにも、低圧ダイヤフラム39を大きくしなければならない。このような低圧ダイヤフラム39の大型化は顕著なもので、圧力調整器を小型化する上で障害となっている。
【0018】
そこで、本発明は、低圧減圧部におけるダイヤフラムの大型化を伴うことなく、圧力調整器として大容量化を可能とし、また、親及び子の2種類の圧力調整器を用いることなく、閉塞圧力と調整圧力との差を小さくでき、これによって、小型で且つ高性能の漏洩検知装置用圧力調整器を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、ガス供給設備のガス供給管のガス漏洩を検知するガス漏洩検知装置に用いられる漏洩検知装置用圧力調整器であって、ガス入口通路とこのガス入口通路に流入したガスを前記漏洩検知装置に流出する第1のガス出口通路とを連通する第1のノズル部を開閉可能な第1の弁体および、この第1の弁体の開閉動作を、前記第1のガス出口通路側の圧力変化に基づき変位することで行わせる第1のダイヤフラムを備えた第1の減圧手段と、前記ガス入口通路と前記第1のノズル部との間に設けられ、ガスの流れに伴って圧力を低下させる差圧発生手段と、この差圧発生手段の下流側の圧力低下部に対し、前記差圧発生手段の上流側に連通する減圧室を画成するとともに、前記圧力低下部と前記減圧室との圧力差に基づき変位する第2のダイヤフラム、前記減圧室と第2のガス出口通路とを連通する第2のノズル部、この第2のノズル部を、前記第2のダイヤフラムの動作に連動して開閉可能な第2の弁体をそれぞれ設けて構成され、前記ガス入口通路に流入したガスを前記第2のガス出口通路に流出する第2の減圧手段とを有することを特徴とする。
【0020】
このような構成の漏洩検知装置用圧力調整器によれば、少流量時には、第1のガス出口通路側の圧力変化に応じて第1のダイヤフラムが変位し、これに基づき第1の弁体が第1のノズル部を開閉して第1のガス出口通路側の圧力を調整し、ガスが第1のガス出口通路を通ってガスの漏洩を検知する漏洩検知装置に送られる。また、少流量時には、差圧発生手段の上流側と下流側とでは、圧力差はほとんどなく、このため第2の減圧手段における第2のダイヤフラムは、第2の弁体を第2のノズル部を閉塞するよう変位している。
【0021】
そして、ガス流量が増大し、流速が増してくると、差圧発生手段の上下流間で圧力損失が生じ、下流側が圧力低下して圧力低下部となる。この圧力低下部と、差圧発生手段の上流側と連通している減圧室との間の圧力差によって、第2のダイヤフラムが変位し、これに伴い第2の弁体が作動して第2のノズル部を開放する。第2のノズル部の開放により、ガス入口通路に流入したガスは、減圧室を経て第2のノズル部を通り、第2のガス出口通路に流出する。
【0022】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、差圧発生手段の上流側に設けたガス導入用ノズル部を開閉可能なガス導入用弁体および、このガス導入用弁体の開閉動作を、前記差圧発生手段と前記ガス導入用ノズル部との間のガスの圧力変化に基づき変位することで行わせるガス導入用ダイヤフラムをそれぞれ備えたガス導入用減圧手段を設けた構成としてある。
【0023】
上記構成によれば、差圧発生手段とガス導入用ノズル部との間のガスの圧力変化に基づきガス導入用ダイヤフラムが変位し、これによりガス導入用弁体がガス導入用ノズル部を開閉して差圧発生手段の上流側の圧力を調整する。
【0024】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の構成において、差圧発生手段は、オリフィスで構成されている。
【0025】
上記構成によれば、導入されたガスがオリフィスを通過することで圧力低下する。
【0026】
請求項4の発明は、請求項1または2の発明の構成において、差圧発生手段は、ガス通路長を長くすることで構成されている。
【0027】
上記構成によれば、導入されたガスが通路長が長い部位を通過することで圧力低下する。
【0028】
請求項5の発明は、請求項1または2の発明の構成において、差圧発生手段は、ガス通路径を小さくすることで構成されている。
【0029】
上記構成によれば、導入されたガスが通路径が小さい部位を通過することで圧力低下する。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の漏洩検知装置用圧力調整器の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0031】
図1は、本発明の実施の一形態を示す漏洩検知装置用圧力調整器の断面図であり、この漏洩検知装置用圧力調整器も前記従来のものと同様に、LPガスボンベからガスレンジなどの燃焼器にLPガスを供給するガス供給通路の途中に設けられる。ハウジング51は、ガス入口通路53を備えたボディ55の上下に、上カバー57および下カバー59がそれぞれ装着されている。
【0032】
ボディ55の右側端には第1のガス出口通路65aが形成されており、この第1のガス出口通路は、ガスの漏洩を検知する漏洩検知部を備えたマイコンガスメータ203(図2に示す。)に接続されるようになっている。また、下カバー59のガス出口側は、円筒状に形成され、この円筒形状部の端面にユニオン63が装着されて、第2のガス出口通路65bを構成している。
【0033】
ガス入口通路53と第1のガス出口通路65aとの間には、図8に示した従来のものと同様に、0.07〜1.56MPaで導入されるガスの圧力を、0.06MPa程度に減圧するガス導入用減圧手段としての中圧減圧部67と、それをさらに2.55〜3.3kPa程度に減圧する第1の減圧手段としての低圧減圧部69とが設けられている。低圧減圧部69は、従来の親子式差圧調整器の子圧力調整器に相当する。
【0034】
中圧減圧部67は、大気圧室71側から中圧スプリング73にて中圧用減圧室75側に押圧されるガス導入用ダイヤフラムとしての中圧ダイヤフラム77を備えている。中圧ダイヤフラム77は、周縁がボディ55と上カバー57との間に挟持固定され、大気圧室71と中圧用減圧室75とを気密に区画している。
【0035】
中圧ダイヤフラム77には、その中心に中圧連動子79が貫通して設けられ、中圧用減圧室75側に形成したフランジ79aとダイヤフラム受板81とで中圧ダイヤフラム77を挟持するようナット83を締結することで、中圧連動子79が中圧ダイヤフラム77に固定される。
【0036】
中圧連動子79には、弁棒85を介してその下端に、ガス導入用弁体としての中圧弁87が設けられている。中圧弁87は、中圧弁ケース89のガス導入用ノズル部としての中圧ノズル部91を開閉するもので、中圧弁押さえスプリング93によって中圧弁ケース89に向けて押圧されている。中圧弁ケース89は、中圧弁ケース押さえ95によってボディ55に固定されている。
【0037】
低圧減圧部69は、大気圧室97側から低圧スプリング99によりダイヤフラム受板100を介して低圧用減圧室101側に押圧される第1のダイヤフラムとしての低圧ダイヤフラム103を備えている。低圧用減圧室101は、ガス出口通路65aに連通している。低圧ダイヤフラム103は、周縁がボディ55と上カバー57との間に挟持固定され、大気圧室97と低圧用減圧室101とを気密に区画している。
【0038】
低圧ダイヤフラム103の中心には、作動桿109が上下に貫通して設けられており、この作動桿109の下部にはレバー111の一端が摺動可能に交叉係合している。レバー111は、ピン113を中心としてボディ55に対し回動可能に軸支されており、その他端は第1の弁体としての低圧弁115に連結されている。
【0039】
ボディ55には中圧用減圧室75と第1のガス出口通路65aとを連通するガス連通路117が形成されており、このガス連通路117の第1のガス出口通路65a側に低圧弁ケース119が固定されている。低圧弁115は、この低圧弁ケース119内に、図中で左右方向に移動可能に収容され、低圧弁ケース119に形成された第1のノズル部としての低圧ノズル部121を開閉し、これにより中圧用減圧室75と第1のガス出口通路65aとを連通遮断する。
【0040】
低圧弁ケース119のガス連通路117側の端部には、差圧発生手段としてのオリフィス120が形成されている。このオリフィス120をガスが通過することで、ガス連通路117と低圧ノズル部121との間で圧力損失が生じ、低圧ノズル部121側が圧力低下部となる。
【0041】
作動桿109の大気圧室97内に突出した先端には、ばね受け座125が設けられ、このばね受け座125と低圧ダイヤフラム103の中心部との間には、安全弁調整スプリング127が介装されている。安全弁調整スプリング127は、作動桿109に一体に形成された安全弁の弁体125aを、低圧ダイヤフラム103の下部側に配置した弁体受け129に当接する方向に常時付勢している。
【0042】
低圧減圧部69の下方には、第2の減圧手段としての供給用低圧減圧部131が設けられており、この供給用低圧減圧部131は、従来の親子式差圧調整器の親圧力調整器に相当する。供給用低圧減圧部131は、ボディ55と下カバー59との間に周縁が固定された第2のダイヤフラムとしての供給用低圧ダイヤフラム133を備えている。供給用低圧ダイヤフラム133は、ボディ55側のスプリング室135と下カバー59側の供給用減圧室137とを気密に区画するもので、スプリング室135内に収容された供給用低圧スプリング139により供給用低圧減圧室137側に押圧されている。
【0043】
スプリング室135は、ガス連通路117及び低圧ノズル部121に連通している。一方、供給用低圧減圧室137は、入口バイパス通路143により、中圧用減圧室75およびガス連通路117側に連通するとともに、出口バイパス通路145により第2のガス出口通路65bに連通している。
【0044】
出口バイパス通路145の第2のガス出口通路65b側の端部には、第2のノズル部としてのバイパスノズル部147aを備えたバイパスノズル147が装着されている。このバイパスノズル部147aを開閉可能な第2の弁体としてのバイパス弁149が、出口バイパス通路145内にて左右方向に移動可能に収容されている。
【0045】
バイパス弁149には、レバー151の一端が回動可能に連結され、このレバー151は、支持ピン155を介して下カバー59に対し回動可能に支持されている。レバー151の他端は、ダイヤフラム軸157の下端に摺動可能に交叉係合している。
【0046】
ダイヤフラム軸157は、供給用低圧ダイヤフラム133の中心を貫通しており、供給用低圧減圧室137側にて一体に形成されているフランジ157aを備えるとともに、スプリング室135側にてナット159が螺合締結されている。フランジ157aとナット159との間で、供給用低圧ダイヤフラム133を、ダイヤフラム受板161を介して挟持固定することで、ダイヤフラム軸157が供給用低圧ダイヤフラム133に固定される。
【0047】
図2に図1の漏洩検知装置用圧力調整器を備えた漏洩検知装置の一例を示す。漏洩検知装置は、図2に示すように、漏洩検知装置用圧力調整器50の第1のガス出口通路65aにはガス栓202が設けられたガス供給管201が連結され、このガス供給管201は、ガスの微少漏洩を検知する漏洩検知部を有するマイコンガスメータ203の一端に取り付けられている。マイコンガスメータ203の他端にはガス栓204が設けられたガス供給管205が取り付けられ、このガス供給管205は、ガス栓207が設けられたガス供給管206の一端に連結されている。ガス供給管206の他端は、漏洩検知装置用圧力調整器50の第2のガス出口通路65bに連結されている。
【0048】
マイコンガスメータ203は、小流量時に、漏洩検知装置用圧力調整器50の第1のガス出口通路65aからガス供給管201を介して流入されるガスの微少流量を正確に積算でき、微少漏洩検知機能によりガスの漏洩を監視し、流量が所定流量以上あるときにはガスの漏洩が発生していると判断し、その旨をランプの点灯により表示する。マイコンガスメータ203を通ったガスは、ガス供給管205を通って下流(方向P)に流れるようになっている。また、大流量時には、漏洩検知装置用圧力調整器50の第2のガス出口通路65bからガス供給管206を通って下流(方向P)に流れるようになっている。
【0049】
次にこのように構成された実施の形態の漏洩検知装置用圧力調整器の動作を説明する。中圧減圧部67では、燃焼器側にてガスが使用されることで、中圧用減圧室75の圧力が低下し、中圧スプリング73により中圧ダイヤフラム77が下方に押圧されて変位すると、これに伴い中圧弁87が下方に移動して中圧ノズル部91を開放する。これにより、ガス入口通路53から導入されたガスが中圧用減圧室75側に流れる。中圧用減圧室75の圧力が上昇し、この圧力が中圧スプリング73の弾性力に打ち勝つと、中圧弁87が上昇移動して中圧ノズル部91の流路を狭め、中圧用減圧室75へのガスの流入を制御する。このように、中圧弁87が中圧ノズル部91の流路を開閉制御して中圧用減圧室75に流入するガスの圧力を制御する。
【0050】
一方、低圧減圧部69においては、燃焼器側にてガスが使用されることで、低圧用減圧室101の圧力が低下し、低圧スプリング99により低圧ダイヤフラム103が下方に押圧されて変位すると、これに伴いレバー111が反時計方向に回動するとともに、低圧弁115が右方向に移動して低圧ノズル部121を開放する。これにより、中圧用減圧室75側のガスが、ガス連通路117を経て第1のガス出口通路65a側に流れる。
【0051】
このため、ガスは、マイコンガスメータ203に送られ、マイコンガスメータ203は、第1のガス出口通路65aからガス供給管201を介して流入されるガスの微少流量を正確に積算し、流量が所定流量以上あるときにはガスの漏洩が発生していると判断し、その旨をランプの点灯により表示する。
【0052】
また、低圧用減圧室101の圧力が上昇し、この圧力が低圧スプリング99の弾性力に打ち勝つと、低圧ダイヤフラム103が上方に向けて変位し、低圧弁115が左方向へ移動して低圧ノズル部121の流路を狭め、低圧用減圧室101へのガスの流入を制御する。このように、低圧弁115が低圧ノズル部121の流路を開閉制御して低圧用減圧室101に流入するガスの圧力を制御する。
【0053】
図3は、中圧減圧部67における中圧弁87が開弁するとともに、低圧減圧部69における低圧弁115が開弁し、ガス入口通路53に導入されたガスが、中圧ノズル部91および低圧ノズル部121を経て第1のガス出口通路65aに流れる状態を示している。
【0054】
ここで、中圧ノズル部91から低圧ノズル部121に向けてガス連通路117を流れるガスの流量が少ないときには、オリフィス120を境にしてその上流側のガス連通路117の圧力P0と同下流側の低圧ノズル部121の圧力P1との間で圧力差がほとんど発生しない。圧力P0は、ガス連通路117と出口バイパス通路143を通して連通している供給用低圧減圧室137の圧力P2と同等であり、圧力P1は、スプリング室135の圧力と同等である。
【0055】
上記したような圧力P0と圧力P1との間で圧力差がほとんどない状態、言い換えればスプリング室135の圧力(P1)と供給用低圧減圧室137の圧力P2(=P0)とがほぼ等しい状態では、供給用低圧スプリング139の荷重により供給用低圧ダイヤフラム133が下方に変位する。これに伴いレバー151が反時計方向に回動してバイパス弁149がバイパスノズル部147aを閉じ、供給用低圧減圧室137から第2のガス出口通路65bへのガスの流出が停止され、図3の状態となる。
【0056】
次に、ガス連通路117を流れるガスの流量が多くなり流速が増してくると、オリフィス120の前後で圧力損失が発生してP0>P1となり、スプリング室135の圧力(P1)が低下して供給用低圧減圧室137の圧力P2(=P0)より低くなる。供給用低圧減圧室137の圧力P2(=P0)がスプリング室135の圧力(P1)より、例えば0.01MPa高くなると、図4に示すように、供給用低圧スプリング139が撓んで供給用低圧ダイヤフラム133が上方に変位し、これに伴いレバー151が時計方向に回動する。これによりバイパス弁149が図中で左方向に移動してバイパスノズル部147aを開放し、中圧用減圧室75側のガスが、供給用低圧減圧室137を経て第2のガス出口通路65bへ流れる。すなわち、大流量時には、ガスは、第2のガス出口通路65bからガス供給管206を通って下流(方向P)に流れる。
【0057】
このように、漏洩検知装置用圧力調整器では、低圧減圧部69が従来の子圧力調整器に相当し、主に圧力を調整する役目を果たし、供給用低圧減圧部131が従来の親圧力調整器に相当し、主に第2のガス出口通路65bにガスを供給する役目を果たしている。したがって、低圧減圧部69における低圧ノズル部121の通路径は小さくてよく、低圧ダイヤフラム103も小さくてよい。
【0058】
また、供給用低圧減圧部131において、漏洩検知装置用圧力調整器としての容量が大きくなればバイパスノズル部147aの径も大きくなり、バイパス弁149を開弁させるには、[バイパスノズル部147aの通路面積]×[P2−第2のガス出口通路65bの圧力]の力が必要となる。この力は、[供給用低圧スプリング139の荷重]×[レバー151のレバー比]で得ることができるが、[P2−P1]×[供給用低圧ダイヤフラム133の面積]によっても得られる。
【0059】
すなわち、ガス連通路117でのガス流量が増して圧力差[P2−P1]が大きくなれば、供給用低圧ダイヤフラム133の面積は小さくても、バイパス弁149は、容易に開弁し、多量のガスを第2のガス出口通路65bに供給することが可能となり、漏洩検知装置用圧力調整器として大容量化が達成される。
【0060】
このように漏洩検知装置用圧力調整器としての容量を大きくする際に、実施の形態のものでは、従来のものに対し供給用低圧減圧部131を付加することになるが、供給用低圧ダイヤフラム133は小さくて済むので、従来大容量化のために低圧減圧部69の低圧ダイヤフラム103を大きくする場合に比べ、大幅な小型化が達成される。
【0061】
また、実施の形態では、差圧発生手段であるオリフィス120の上流側に中圧減圧部67が設けられており、この中圧減圧部67にてガスの圧力がほぼ一定に保たれるので、オリフィス120で生じる差圧が安定し、供給用低圧減圧部131でのガス供給動作、つまりバイパス弁149の開閉動作が確実になされる。
【0062】
さらに、低圧減圧部69においてガスが所定流量以上流れると、圧力P2と圧力P1とに差圧を発生し、供給用低圧減圧部131においてバイパス弁149が開き、ガスが第2のガス出口通路65bへ流れる。すなわち、供給用低圧減圧部131では、低圧減圧部69においてガスが所定流量以上流れないと、供給用低圧減圧部131にはガスが流れないため、供給用低圧減圧部131の閉塞圧力を考慮せずに、圧力調整器を設計することができる。
【0063】
また、漏洩検知装置用圧力調整器は、減圧部として低圧減圧部69及び供給用低圧減圧部131を有するが、漏洩検知装置用圧力調整器の調整圧力及び閉塞圧力は、図5に示すように、1つの減圧部のみを有する圧力調整器の性能と同等の性能を得ることができる。このため、閉塞圧力と容量点における調整圧力との差圧が少なくなり、これによって、従来の親及び子圧力調整器を用いることなく、高性能の漏洩検知装置用圧力調整器を提供することができる。
【0064】
なお、実施の形態では、差圧発生手段としてオリフィス120を用いているので、圧力差の制御が容易になされ、バイパス弁149の開閉も容易なものとなるが、図5に示すようにオリフィス120を用いなくても差圧を発生させることが可能である。例えば、ガス連通路117の通路長を長くするか、あるいはガス連通路117の通路径を小さくすると、より効果的である。
【0065】
また、例えば、中圧減圧部67を廃止し、低圧減圧部69と、供給用低圧減圧部131とを備えるようにしてもよい。このようにすれば、大幅な小型化が達成される。
【0066】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、少流量時に、第1のダイヤフラムが変位し、これに伴い第1の弁体が第1のノズル部を開閉して、ガスを第1のガス出口通路を通って漏洩検知装置に送る第1の減圧手段を設けるとともに差圧発生手段を設け、大流量時に、差圧発生手段で発生した差圧に基づき第2のダイヤフラムが変位し、これに伴い第2の弁体が第2のノズル部を開放して、流入したガスを第2のガス出口通路に流出する第2の減圧手段を設けたので、第1の減圧手段のダイヤフラムを大型化することなく多量のガスを第2の減圧手段のノズル部を通して供給でき、小型軽量で大容量の漏洩検知装置用圧力調整器を得ることができる。
【0067】
また、第1の減圧手段が作動した後、所定の差圧が発生した上で、第2の減圧手段が作動するため、第2の減圧手段の閉塞圧力を考慮せずに圧力調整器を設計でき、しかも調整圧力及び閉塞圧力は、1つの減圧部のみを有する圧力調整器の性能と同等の性能が得られるため、閉塞圧力と容量点における調整圧力との差圧が少なくなり、これによって、従来の親及び子圧力調整器を用いることなく、高性能の漏洩検知装置用圧力調整器を提供することができる。
【0068】
請求項2の発明によれば、差圧発生手段の上流側に設けたガス導入用減圧手段により、導入されたガスが所定圧に減圧されるので、差圧発生手段での圧力差が安定して確保され、第2の減圧手段におけるガス供給動作が確実なものとなる。
【0069】
請求項3の発明によれば、差圧発生手段をオリフィスとすることで、圧力差が容易に得られる。
【0070】
請求項4の発明によれば、差圧発生手段を、通路長を長くすることで構成したため、圧力差が得やすいものとなる。
【0071】
請求項5の発明によれば、差圧発生手段を、通路径を小さくすることで構成したため圧力差が得やすいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す漏洩検知装置用圧力調整器の断面図である。
【図2】図1の漏洩検知装置用圧力調整器を備えた漏洩検知装置の一例を示す図である。
【図3】図1の漏洩検知装置用圧力調整器が少流量状態を示す動作説明図である。
【図4】図1の漏洩検知装置用圧力調整器が大流量状態を示す動作説明図である。
【図5】図1の漏洩検知装置用圧力調整器の性能曲線を示す図である。
【図6】従来のガス漏洩検知装置の一例を示す図である。
【図7】従来の親子式差圧調整器の性能曲線を示す図である。
【図8】
従来例を示す圧力調整器の断面図である。
【符号の説明】
53 ガス入口通路
65 ガス出口通路
67 中圧減圧部(ガス導入用減圧手段)
69 低圧減圧部(第1の減圧手段)
77 中圧ダイヤフラム(ガス導入用ダイヤフラム)
87 中圧弁(ガス導入用弁体)
91 中圧ノズル部(ガス導入用ノズル部)
103 低圧ダイヤフラム(第1のダイヤフラム)
115 低圧弁(第1の弁体)
120,179 オリフィス(差圧発生手段)
121 低圧ノズル部(第1のノズル部)
131 供給用低圧減圧部(第2の減圧手段)
133 供給用低圧ダイヤフラム(第2のダイヤフラム)
137 供給用低圧減圧室(減圧室)
147a バイパスノズル部(第2のノズル部)
149 バイパス弁(第2の弁体)

Claims (5)

  1. ガス供給設備のガス供給管のガス漏洩を検知するガス漏洩検知装置に用いられる漏洩検知装置用圧力調整器であって、
    ガス入口通路とこのガス入口通路に流入したガスを前記漏洩検知装置に流出する第1のガス出口通路とを連通する第1のノズル部を開閉可能な第1の弁体および、この第1の弁体の開閉動作を、前記第1のガス出口通路側の圧力変化に基づき変位することで行わせる第1のダイヤフラムを備えた第1の減圧手段と、前記ガス入口通路と前記第1のノズル部との間に設けられ、ガスの流れに伴って圧力を低下させる差圧発生手段と、この差圧発生手段の下流側の圧力低下部に対し、前記差圧発生手段の上流側に連通する減圧室を画成するとともに、前記圧力低下部と前記減圧室との圧力差に基づき変位する第2のダイヤフラム、前記減圧室と第2のガス出口通路とを連通する第2のノズル部、この第2のノズル部を、前記第2のダイヤフラムの動作に連動して開閉可能な第2の弁体をそれぞれ設けて構成され、前記ガス入口通路に流入したガスを前記第2のガス出口通路に流出する第2の減圧手段とを有することを特徴とする漏洩検知装置用圧力調整器。
  2. 前記差圧発生手段の上流側に設けたガス導入用ノズル部を開閉可能なガス導入用弁体および、このガス導入用弁体の開閉動作を、前記差圧発生手段と前記ガス導入用ノズル部との間のガスの圧力変化に基づき変位することで行わせるガス導入用ダイヤフラムをそれぞれ備えたガス導入用減圧手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の漏洩検知装置用圧力調整器。
  3. 前記差圧発生手段は、オリフィスで構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の漏洩検知装置用圧力調整器。
  4. 前記差圧発生手段は、ガス通路長を長くすることで構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の漏洩検知装置用圧力調整器。
  5. 前記差圧発生手段は、ガス通路径を小さくすることで構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の漏洩検知装置用圧力調整器。
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