JPH11259146A - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

Info

Publication number
JPH11259146A
JPH11259146A JP5515598A JP5515598A JPH11259146A JP H11259146 A JPH11259146 A JP H11259146A JP 5515598 A JP5515598 A JP 5515598A JP 5515598 A JP5515598 A JP 5515598A JP H11259146 A JPH11259146 A JP H11259146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
flow path
opening
feedback
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5515598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3787233B2 (ja
Inventor
Hisashi Tanaka
尚志 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP05515598A priority Critical patent/JP3787233B2/ja
Publication of JPH11259146A publication Critical patent/JPH11259146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3787233B2 publication Critical patent/JP3787233B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/14Control of fluid pressure with auxiliary non-electric power
    • G05D16/16Control of fluid pressure with auxiliary non-electric power derived from the controlled fluid
    • G05D16/163Control of fluid pressure with auxiliary non-electric power derived from the controlled fluid using membranes within the main valve
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2013Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means
    • G05D16/2024Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means the throttling means being a multiple-way valve
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2093Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power
    • G05D16/2095Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power using membranes within the main valve
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2093Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power
    • G05D16/2097Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with combination of electric and non-electric auxiliary power using pistons within the main valve

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】流路2の二次側ポート4とフィードバック室と
25を接続するフィードバック通路27にサイフォンチ
ューブを用いることなく流量特性を向上させることがで
きる圧力制御弁を得る。 【解決手段】二次側ポート4より出力される二次側圧力
を設定圧力に近づけるには、二次側ポート4よりもフィ
ードバック室25の内部圧力を小さく保持することによ
り弁体7の圧力感度の悪化を低減すればよい。ここでは
フィードバック室25に連通されるフィードバック通路
27の開口部27aのすぐ上流側に突出部37を設ける
ことで流路2に段差を形成し、開口部27a周辺に負圧
を発生させた。その結果、サイフォンチューブを用いな
くともフィードバック室25の内部圧力を二次側圧力よ
りも小さくし得る。又、段差下流側には整流フィルタ3
8に設けたため、負圧発生時に発生しやすい流体の脈動
を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の出力圧、即
ち二次側圧力を設定圧力に制御する圧力制御弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】流量又は入力圧(一次側圧力)に関わり
なく、出力圧(二次側圧力)を一次側圧力よりも低い設
定圧力となるように制御する圧力制御弁が知られてい
る。この種の圧力制御弁は、例えばシリンダやタンク等
の被圧力供給体の上流側の配管に接続され、同被圧力供
給体に一定の圧力を供給する用途が一般的である。その
ため、二次側圧力が常に設定圧力に保持されることが望
ましい。
【0003】そこで、従来の圧力制御弁において代表的
な標準レギュレータの一例を図8に基づいて説明する。
同図に示すように、バルブハウジング101には流路1
02が形成され、その流路102の両端にはそれぞれ一
次側ポート103及び二次側ポート104が形成されて
いる。流路102を一次側ポート103と二次側ポート
104との間で開閉するための開閉部105は弁座10
6と弁体107とを有し、弁体107は弁座106の対
向位置に配設されたバネ108により弁座106に向か
って付勢されている。図8の状態では弁体107が弁座
106に押し付けられて、流路102が閉鎖されてい
る。
【0004】バルブハウジング101の上面にはカバー
109が取付けられ、それらの間には受圧体110が配
置されている。受圧体110は、バルブハウジング10
1とカバー109との間に挟持固定されたダイヤフラム
111と、そのダイヤフラム111に固定された受圧板
112とから構成されている。受圧体110とバルブハ
ウジング101との間にはフィードバック室113が形
成されるとともに、受圧体110とカバー109との間
には調圧室114が形成されており、これらフィードバ
ック室113と調圧室114とは受圧体110によって
区画されている。なお、調圧室114は大気に開放され
ている。
【0005】受圧板112と弁体107との間にはロッ
ド115が配設され、同ロッド115は、受圧板112
の位置に応じて弁体107をバネ108の付勢力に抗し
て弁座106から離間させ得るようになっている。受圧
板112のロッド115の上端に対応する位置にはフィ
ードバック室113と調圧室114とを連通するリリー
フ通路116が形成され、そのリリーフ通路116は常
にはロッド115により閉塞されている。
【0006】バルブハウジング101には前記流路10
2の二次側ポート104側とフィードバック室113と
を連通する孔が形成され、その孔にはサイフォンチュー
ブ117が圧入されている。そして、サイフォンチュー
ブ117内に形成された通路が前記流路102の二次側
ポート104側とフィードバック室113とを接続する
フィードバック通路118となっている。従って、フィ
ードバック通路118を介して二次側圧力がフィードバ
ック室113内に導入される。
【0007】ハウジングカバー109には操作ハンドル
119のネジ部120が螺合されている。調圧室114
内には調圧バネ121が配設され、その下端が受圧板1
12の上面に、上端が前記ネジ部120に当接されたバ
ネ座122の下面に、それぞれ当接されている。そし
て、操作ハンドル119の操作によってバネ座122を
押圧することにより、調圧バネ121の下方への付勢力
が設定される。
【0008】以上の構成により、操作ハンドル119の
操作によって、調圧バネ121が設定圧力でダイヤフラ
ム111を押し下げ、これによりロッド115を介して
弁体107を押し下げる。弁体107が押し下げられる
と、一次側ポート103より流入した空気は、弁体10
7と弁座106との隙間から二次側へ流出する。一方、
二次側へ流出した空気の一部はサイフォンチューブ11
7内のフィードバック通路118を介してフィードバッ
ク室113に流入し、ダイヤフラム111を押し上げる
力として作用する。このフィードバック室113から上
方に作用する力と、調圧バネ121により下方へ作用す
る力とのバランスにより、ロッド115を介した弁体1
07と弁座106の隙間が調節され、二次側圧力が設定
された設定圧力に調節される。
【0009】二次側に設定圧力以上の余剰空気が存在す
る場合はロッド115と受圧板112とが離間されるこ
とでリリーフ通路116が開放されることにより、フィ
ードバック室113より大気に開放された調圧室114
側に放出される。一方、二次側圧力が設定圧力よりも低
くなると、フィードバック室113の内部圧力が低くな
って受圧体110が下方へ移動し、これによりロッド1
15及び弁体107も下方へ移動して弁体107が弁座
106から遠ざかる。その結果、弁体107と弁座10
6との隙間が大きくなって、二次側圧力が高まる。以上
により、一次側圧力にかかわらず、二次側圧力が調圧バ
ネ121にて調節された設定圧力に保持される。
【0010】ところで、上記圧力制御弁においてフィー
ドバック通路118をサイフォンチューブ117により
構成している理由は、流量特性の向上にある。なお、圧
力制御弁における「流量特性」とは、設定圧力を一定に
保持するとともに流体の流量を徐々に上げていったとき
の二次側圧力を測定することにより、流量に対する二次
側圧力の変化を測定するものであり、その試験方法も日
本工業規格により定められている。
【0011】そこで、その規格により定められている測
定方法に準じて、フィードバック通路118をサイフォ
ンチューブ117により構成したものとサイフォンチュ
ーブ117を用いることなく構成したものの両者の流量
特性を、2種類の異なる設定圧力のもとで測定すると、
図9のような結果となる。なお、図9では、設定圧力を
点線で、フィードバック通路118をサイフォンチュー
ブ117により構成した圧力制御弁の流量特性を一点鎖
線で、フィードバック通路118をサイフォンチューブ
117を用いることなく構成した圧力制御弁の流量特性
を実線で、それぞれ示した。同図から明らかなように、
サイフォンチューブ117を用いていない圧力制御弁で
は、サイフォンチューブ117を用いた圧力制御弁に比
べ、流量が大きくなるにつれて設定圧力よりも大幅に二
次側圧力が低くなり、流量特性としては満足のいかない
ものとなる。
【0012】圧力制御弁において流量特性が悪化してい
るのは、弁体107を動作させるための受圧体110を
大きく動作させることができず、又、受圧ロッド115
のシール部の摩擦等が避けられないといった理由から、
ロッド115の設定値への応答遅れ、ひいては弁体10
7の圧力感度の悪化が生じているためであると考えられ
る。
【0013】そのため、図8に示した従来の圧力制御弁
では、サイフォンチューブ117を用いることで、フィ
ードバック通路118の入口側の空気を負圧とし、二次
側圧力よりもフィードバック室113の圧力を小さくし
ている。これにより、ロッド115に対し下方へ作用す
る力を大きくして弁体107と弁座106との隙間を大
きくすることができるため、上記弁体107の圧力感度
の悪化を極力相殺して設定圧力に近づけることができ
る。
【0014】以上の理由から、従来では、流量特性を向
上させる一手段として、サイフォンチューブ117を装
着することによりフィードバック通路118を構成する
ことが頻繁に行われていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力制
御弁の中でも二次側ポート104側の流路102とフィ
ードバック室113とを結ぶフィードバック通路118
は弁内部に存在し、そこにサイフォンチューブ117を
装着する作業は甚だ面倒であり、コスト高の要因になっ
ていた。しかも、近年、流体圧機器の小型化の例に漏れ
ず、圧力制御弁の小型化も進んでおり、これがサイフォ
ンチューブ113を装着する作業を一層困難なものとし
ているのが実状である。
【0016】又、図8に基づいて説明した標準レギュレ
ータの他、ノズルフラッパ機構、ダイヤフラムで区画さ
れるパイロット室等を備えた精密レギュレータと称され
る圧力制御弁も従来より知られている。この種の精密レ
ギュレータでは上述のような弁体の圧力感度の悪化の機
構的要因を除去することによって、標準レギュレータよ
りも流量特性を向上させている。
【0017】しかし、精密レギュレータでは、標準レギ
ュレータに比べて内部構造が一層複雑なものとなり、サ
イフォンチューブを装着する作業を一層困難なものとし
ており、中にはサイフォンチューブを装着することがで
きないものも存在する。そのため、精密レギュレータで
は一般にフィードバック通路にサイフォンチューブを設
けておらず、上記した弁体の圧力感度の悪化の機構的要
因を除去するにとどまっていた。
【0018】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、流路の二次側とフィードバック室
とを接続するフィードバック通路にサイフォンチューブ
を用いることなく流量特性を向上させることができる圧
力制御弁を提供することにある。又、本発明の更なる目
的は、上記目的を簡単な構造でかつ組付け作業も簡単な
ものとして達成し得る圧力制御弁を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、弁本体に流体が流通
する流路を設け、その流路の端部には一次側圧力が入力
される一次側ポート及び二次側圧力が出力される二次側
ポートをそれぞれ設け、前記流路の一次側ポートと二次
側ポートとの間にはその流路を開閉することにより二次
側圧力を決定付ける弁体を備えた開閉部を設け、前記流
路の開閉部よりも二次側ポート側に開口する開口部を備
えたフィードバック通路を設け、そのフィードバック通
路に連通されるフィードバック室を設け、そのフィード
バック室の内部圧力に基づいて前記弁体を開閉動作させ
ることにより、二次側圧力を設定圧力となるように制御
する圧力制御弁であって、前記弁本体の前記流路におけ
る前記開口部の上流側に、同開口部周辺に負圧が発生す
るように同開口部が設けられた位置の流路断面積よりも
流路断面積が小さくなる段差を設け、その段差と前記開
口部との間には整流作用を有するフィルタを設けた。
【0020】従って、請求項1に記載の発明では、開閉
部に設けられた弁体の開閉動作により二次側ポートから
二次側圧力が出力される。二次側の流体の一部はフィー
ドバック通路を介してフィードバック室に導入され、そ
のフィードバック室の内部圧力に基づいて前記弁体の開
閉動作が行われることにより、二次側圧力が設定圧力と
なるように制御される。ところで、流量特性を向上させ
るためには、フィードバック室を二次側圧力よりも小さ
な圧力に保持する必要がある。そこで、この発明では弁
本体の流路におけるフィードバック通路開口部の上流側
に、同開口部周辺に負圧が発生するように同開口部が設
けられた位置の流路断面積よりも流路断面積が小さくな
る段差を設けているため、サイフォンチューブを設ける
必要がない。又、流路中に設けられた段差によって負圧
を発生させると、フィードバック通路に導入される流体
に脈動が発生し、バイブレーション現象が発生するおそ
れがあるが、ここでは流体を開口部に導入する前にフィ
ルタによって整流しているため、バイブレーション現象
の発生を抑制し得る。その結果、サイフォンチューブを
使用することなく、バイブレーション現象の発生を抑え
つつ流量特性を向上させることができる。
【0021】請求項2に記載の発明では、弁本体に流体
が流通する流路を設け、その流路の端部には一次側圧力
が入力される一次側ポート及び二次側圧力が出力される
二次側ポートをそれぞれ設け、前記流路の一次側ポート
と二次側ポートとの間にはその流路を開閉することによ
り二次側圧力を決定付ける弁体を備えた開閉部を設け、
前記流路の開閉部よりも二次側ポート側に開口する開口
部を備えたフィードバック通路を設け、そのフィードバ
ック通路に連通されるフィードバック室を設け、二次側
圧力を設定圧力に調節するための調圧部を、受圧体を挟
んでフィードバック室と対向するように設け、調圧部か
らの圧力とフィードバック室の内部圧力との差圧による
前記受圧体の変位に基づいて、前記弁体を開閉動作させ
ることにより、二次側圧力を設定圧力となるように制御
する圧力制御弁であって、前記弁本体の前記流路におけ
る前記開口部の上流側に、同開口部周辺に負圧が発生す
るように同開口部が設けられた位置の流路断面積よりも
流路断面積が小さくなる段差を設け、その段差と前記開
口部との間には整流作用を有するフィルタを設けた。
【0022】従って、請求項2に記載の発明では、開閉
部に設けられた弁体の開閉動作により二次側ポートから
二次側圧力が出力される。二次側の流体の一部はフィー
ドバック通路を介してフィードバック室に導入される。
そして、そのフィードバック室の内部圧力と、二次側圧
力を設定圧力に調節するための調圧部との差圧による受
圧体の変位に基づいて、前記弁体の開閉動作が行われる
ことにより、二次側圧力が設定圧力となるように制御さ
れる。ところで、流量特性を向上させるためには、フィ
ードバック室を二次側圧力よりも小さな圧力に保持する
必要がある。そこで、この発明では弁本体の流路におけ
るフィードバック通路開口部の上流側に、同開口部周辺
に負圧が発生するように同開口部が設けられた位置の流
路断面積よりも流路断面積が小さくなる段差を設けてい
るため、サイフォンチューブを設ける必要がない。又、
流路中に設けられた段差によって負圧を発生させると、
フィードバック通路に導入される流体に脈動が発生し、
バイブレーション現象が発生するおそれがあるが、ここ
では流体を開口部に導入する前にフィルタによって整流
しているため、バイブレーション現象の発生を抑制し得
る。その結果、サイフォンチューブを使用することな
く、バイブレーション現象の発生を抑えつつ流量特性を
向上させることができる。
【0023】請求項3に記載の発明では、弁本体に流体
が流通する流路を設け、その流路の端部には一次側圧力
が入力される一次側ポート及び二次側圧力が出力される
二次側ポートをそれぞれ設け、前記流路の一次側ポート
と二次側ポートとの間にはその流路を開閉することによ
り二次側圧力を決定付ける弁体を備えた開閉部を設け、
前記流路の開閉部よりも二次側ポート側に開口する開口
部を備えたフィードバック通路を設け、そのフィードバ
ック通路に連通されるフィードバック室を設け、二次側
圧力を設定圧力に調節するための調圧部を、受圧体を挟
んでフィードバック室と対向するように設け、前記流路
の開閉部よりも一次側ポート側に開口するパイロット通
路に連通されるパイロット室を設け、パイロット通路中
には同通路を絞るオリフィスを設け、調圧部からの圧力
とフィードバック室の内部圧力との差圧による前記受圧
体の変位によってパイロット室とフィードバック室とを
連通又は遮断させるノズルフラッパ機構を設け、ノズル
フラッパ機構によるパイロット室とフィードバック室と
の遮断時にはパイロット室の内部圧力により弁体を開放
動作させ、パイロット室とフィードバック室との連通時
にはパイロット室の内部圧力がフィードバック室に流出
して弁体を閉鎖動作させることにより、二次側圧力を設
定圧力となるように制御する圧力制御弁であって、前記
弁本体の前記流路における前記開口部の上流側に、同開
口部周辺に負圧が発生するように同開口部が設けられた
位置の流路断面積よりも流路断面積が小さくなる段差を
設け、その段差と前記開口部との間には整流作用を有す
るフィルタを設けた。
【0024】従って、請求項3に記載の発明では、開閉
部に設けられた弁体の開閉動作により二次側ポートから
二次側圧力が出力される。二次側の流体の一部はフィー
ドバック通路を介してフィードバック室に導入されると
ともに、一次側の流体の一部はパイロット通路及びオリ
フィスを介してパイロット室に導入される。そして、そ
のフィードバック室の内部圧力と、二次側圧力を設定圧
力に調節するための調圧部との差圧による受圧体の変位
に基づいて、ノズルフラッパ機構によりパイロット室と
フィードバック室とが連通又は遮断される。ノズルフラ
ッパ機構によるパイロット室とフィードバック室との遮
断時にはパイロット室の内部圧力により弁体を開放動作
させ、パイロット室とフィードバック室との連通時には
パイロット室の内部圧力がフィードバック室に流出して
弁体を閉鎖動作させることにより、二次側圧力を設定圧
力となるように制御される。ところで、流量特性を向上
させるためには、フィードバック室を二次側圧力よりも
小さな圧力に保持する必要がある。そこで、この発明で
は弁本体の流路におけるフィードバック通路開口部の上
流側に、同開口部周辺に負圧が発生するように同開口部
が設けられた位置の流路断面積よりも流路断面積が小さ
くなる段差を設けているため、サイフォンチューブを設
ける必要がない。又、流路中に設けられた段差によって
負圧を発生させると、フィードバック通路に導入される
流体に脈動が発生し、バイブレーション現象が発生する
おそれがあるが、ここでは流体を開口部に導入する前に
フィルタによって整流しているため、バイブレーション
現象の発生を抑制し得る。その結果、サイフォンチュー
ブを使用することなく、バイブレーション現象の発生を
抑えつつ流量特性を向上させることができる。
【0025】請求項4に記載の発明では、弁本体に流体
が流通する流路を設け、その流路の端部には一次側圧力
が入力される一次側ポート及び二次側圧力が出力される
二次側ポートをそれぞれ設け、前記流路の一次側ポート
と二次側ポートとの間にはその流路を開閉することによ
り二次側圧力を決定付ける弁体を備えた開閉部を設け、
前記流路の開閉部よりも二次側ポート側に開口する開口
部を備えたフィードバック通路を設け、そのフィードバ
ック通路に連通されるフィードバック室を設け、前記流
路の開閉部よりも一次側ポート側に開口するパイロット
通路に連通されるパイロット室を、受圧体を挟んでフィ
ードバック室と対向するように設け、前記フィードバッ
ク室の圧力を検出しその検出結果に基づいて前記パイロ
ット室の圧力を変更制御する制御手段を設け、パイロッ
ト室の内部圧力とフィードバック室の内部圧力との差圧
による前記受圧体の変位に基づいて、前記弁体を開閉動
作させることにより、二次側圧力を設定圧力となるよう
に制御する圧力制御弁であって、前記弁本体の前記流路
における前記開口部の上流側に、同開口部周辺に負圧が
発生するように同開口部が設けられた位置の流路断面積
よりも流路断面積が小さくなる段差を設け、その段差と
前記開口部との間には整流作用を有するフィルタを設け
た。
【0026】従って、請求項4に記載の発明では、開閉
部に設けられた弁体の開閉動作により二次側ポートから
二次側圧力が出力される。二次側の流体の一部はフィー
ドバック通路を介してフィードバック室に導入される。
そして、そのフィードバック室の内部圧力と、パイロッ
ト室の内部圧力との差圧による受圧体の変位に基づい
て、前記弁体の開閉動作が行われることにより、二次側
圧力が設定圧力となるように制御される。なお、パイロ
ット室の内部圧力はフィードバック室の圧力に基づいて
制御手段により変更制御される。ところで、流量特性を
向上させるためには、フィードバック室を二次側圧力よ
りも小さな圧力に保持する必要がある。そこで、この発
明では弁本体の流路におけるフィードバック通路開口部
の上流側に、同開口部周辺に負圧が発生するように同開
口部が設けられた位置の流路断面積よりも流路断面積が
小さくなる段差を設けているため、サイフォンチューブ
を設ける必要がない。又、流路中に設けられた段差によ
って負圧を発生させると、フィードバック通路に導入さ
れる流体に脈動が発生し、バイブレーション現象が発生
するおそれがあるが、ここでは流体を開口部に導入する
前にフィルタによって整流しているため、バイブレーシ
ョン現象の発生を抑制し得る。その結果、サイフォンチ
ューブを使用することなく、バイブレーション現象の発
生を抑えつつ流量特性を向上させることができる。
【0027】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の圧力制御弁において、前記
段差を、前記弁本体の流路に対応する内周面から流路中
心側へ向けて流路を絞るように突出された突出部により
形成した。
【0028】従って、請求項5に記載の発明では、請求
項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の作用に加
え、突出部自体がサイフォンチューブよりも大型である
ためその製作が容易となり、しかも、弁本体と突出部と
を一体に形成する場合には弁本体の製作時に同時に突出
部を形成することも可能となり、製作コストを低減し得
る。又、従来ではサイフォンチューブを入れることので
きない小型、複雑な圧力制御弁であってもフィードバッ
ク通路の開口部周囲に負圧を発生させることが可能とな
る。
【0029】請求項6に記載の発明では、請求項1乃至
請求項5のいずれかに記載の圧力制御弁において、前記
段差を、二次側ポートから直線的に延びる流路途中に設
け、前記フィルタを二次側ポート側より挿入して前記段
差の下流側側面に近接させた状態で装着した。
【0030】従って、請求項6に記載の発明では、請求
項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明の作用に加
え、二次側ポート側よりフィルタを挿入することで同フ
ィルタを所定の装着位置に配置させることができるた
め、フィルタの装着作業が簡単になる。
【0031】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載の圧力制御弁において、前記弁本体の流路に対応する
内周面には溝を設け、前記フィルタを、二次側ポートか
ら前記段差までの流路径よりも小さな平面部と、その平
面部の周囲から下流側に向けて拡径するとともに弾性変
形可能なフランジ部とから構成し、平面部が前記流路に
交差して整流作用を有する状態に配置されるとともにフ
ランジ部先端側が前記溝の下流側側面に係合されている
構成とした。
【0032】従って、請求項7に記載の発明では、請求
項6に記載の発明の作用に加え、二次側ポート側よりフ
ィルタを挿入すると、フランジ部が流路内周面に沿って
弾性変形される。この状態でフィルタを更に奥へ挿入し
フランジ部が溝に対応する位置に到達すると、フランジ
部がその弾性力により拡径するように復帰し溝内に突出
され、フランジ部の先端側が溝の下流側側面に係合され
る。この状態では平面部が流路と交差するように配置さ
れ整流作用を有する。従って、フィルタを単に二次側ポ
ートより奥へ挿入すれば溝に対しフィルタを装着するこ
とができ、フィルタの装着作業が非常に簡単なものとな
るとともに、フィルタの抜け落ちも防止される。
【0033】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、圧力制御
弁を精密レギュレータに具体化した第1実施形態を図1
〜図6に基づいて説明する。
【0034】バルブハウジング1には空気の流路2が形
成され、その流路2の両端にはそれぞれバルブハウジン
グ1の側面に開口する一次側ポート3及び二次側ポート
4が形成されている。一次側ポート3と二次側ポート4
との間で流路2を開閉するための開閉部5は、バルブハ
ウジング1に設けられた弁座6と同弁座6に対し接離さ
れる弁体7とにより構成されている。弁体7は上下方向
に延びるロッド8の外周面に一体に形成され、ロッド8
は弁座6の対向位置に形成された排出口9に摺動可能に
挿入されている。そして、弁体7は弁座6と対向する位
置に配設された付勢部材としてのゴム10により弁座6
に向かって付勢されており、図1の状態では弁体7が弁
座6に押し付けられて、流路2が閉鎖されている。又、
ロッド8には、流路2の二次側ポート4側と排出口9と
を連通させる連通孔11が長手方向に貫通するように形
成されている。なお、流路2の開閉部5よりも一次側ポ
ート3側にはメッシュ状に形成された防塵フィルタ12
が装着され、同防塵フィルタ12により一次側ポート3
より入力された空気に含まれる異物を捕えて開閉部5及
び二次側ポート4側への異物の侵入を防止している。
【0035】バルブハウジング1の上面にはハウジング
カバー13が取付けられ、それらの間には第1の受圧体
14が設けられている。その第1の受圧体14は、バル
ブハウジング1とハウジングカバー13との間に挟持固
定された第1のダイヤフラム15と、その第1のダイヤ
フラム15の下面に固定された第1の受圧板16とから
構成されている。第1の受圧体14とハウジングカバー
13との間にはパイロット室17が形成され、同パイロ
ット室17は第1の受圧体14により前記流路2と区画
されている。第1の受圧板16は流路2側に設けられた
付勢部材としてのリリーフスプリング18により上方へ
付勢されている。又、第1の受圧板16の下面と前記ロ
ッド8の上端とは相対的に接近離間可能となっており、
図1の状態では第1の受圧板16の下面と前記ロッド8
の上端とが当接されていて、連通孔11と流路2とが非
連通に保持されている。
【0036】パイロット圧供給通路19は、前記流路2
の開閉部5よりも上流側かつ前記防塵フィルタ12より
も下流側の位置とパイロット室17とを接続するよう
に、バルブハウジング1及びハウジングカバー13に形
成されている。このパイロット圧供給通路19の途中に
は流路径が0.1mm〜0.3mm程度に固定されたオ
リフィス20が設けられ、一次側圧力よりも低圧のパイ
ロット圧力を前記パイロット室17へ供給している。従
って、一次側ポート3からの空気がオリフィス20を介
してパイロット室17に導入され、その内部圧力を上昇
させる。
【0037】ハウジングカバー13の上面にはカバー2
1が取付けられ、それらの間には第2の受圧体22が設
けられている。その第2の受圧体22は、ハウジングカ
バー13とカバー21との間に挟持固定された第2のダ
イヤフラム23と、その第2のダイヤフラム23に固定
された第2の受圧板24とから構成されている。第2の
受圧体22とハウジングカバー13との間にはフィード
バック室25が形成されるとともに、第2の受圧体22
とカバー21との間には調圧部としての調圧室26が形
成され、これらフィードバック室25と調圧室26とは
第2の受圧体22によって区画されている。フィードバ
ック通路27は前記流路2の開閉部5よりも二次側ポー
ト4側とフィードバック室25とを接続するように、バ
ルブハウジング1及びハウジングカバー13に形成され
ている。従って、流路2の二次側圧力がフィードバック
室25内に導入される。
【0038】パイロット室17とフィードバック室25
との間にはノズルフラッパ機構28が設けられている。
そのノズルフラッパ機構28は、ノズル29とフラッパ
30とフラッパスプリング31とから構成されている。
ノズル29は、ハウジングカバー13の上下に貫通して
パイロット室17とフィードバック室25とを連通する
ように形成されている。フラッパ30は、ボール状に形
成されてノズル29の上端に形成された座部上に載置さ
れ、付勢部材を構成するフラッパスプリング31により
上方に付勢されている。図1の状態ではフラッパ30の
上側が第2の受圧板24の下面に当接されるとともに、
ノズル29をその上端部でフラッパ30により閉塞して
おり、パイロット室17とフィードバック室25とを非
連通状態に保持している。
【0039】カバー21には、操作ハンドル32のネジ
部33が螺合されている。調圧室26内には調圧バネ3
4が配設され、調圧バネ34の下端が第2の受圧板24
の上面に、上端がバネ座35にそれぞれ当接されてい
る。そして、操作ハンドル32が回動操作されること
で、調圧バネ34による第2の受圧体22を下方へ付勢
する圧力を調節することができ、これにより、精密レギ
ュレータの設定圧力が調節される。なお、前記バルブハ
ウジング1、ハウジングカバー13及びカバー21によ
り弁本体が構成されている。
【0040】ここで、前記フィードバック通路27の入
口側の構成について、特に図1〜図3を参照しつつ詳細
に説明する。フィードバック通路27の入口側に対応す
るバルブハウジング1には、前記流路2の開閉部5より
も二次側ポート4側において、流路2と交差する方向へ
周回するように環状の溝36が形成されている。その溝
36の底面36aにはフィードバック通路27の入口側
の開口部27aが形成されている。溝36の上流側には
流路2をその流路断面積が小さくなるように絞るべくバ
ルブハウジング1の流路2中心側へ突出する環状の突出
部37が形成されている。従って、バルブハウジング1
の流路2において突出部37とその下流側の溝36との
間で段差が形成されている。なお、本実施形態では、溝
36の上流側側面と突出部37の下流側側面とが一致す
るように形成されている。そして、突出部37内を通過
した空気が溝36との間で形成される段差を通過する
際、溝36内を含む開口部27a周辺が負圧となる。そ
のため、二次側圧力よりも低圧の空気が開口部27aよ
りフィードバック通路27を介してフィードバック室2
5に導入される。即ち、フィードバック室25の内部圧
力は二次側圧力よりも低圧に保持される。
【0041】溝36内には整流フィルタ38が装着され
ている。その整流フィルタ38は、平面部としての円板
部39と、その周囲から連続して下流側へ向かって徐々
に拡径するように延びるフランジ部40とから構成され
ている。円板部39は突出部37の内周径よりも大きく
かつ突出部37下流側の流路2と同等又はそれより小さ
く形成されている。又、フランジ部40の幅は前記溝3
6の溝幅と略同一に形成されている。そして、整流フィ
ルタ38の円板部39が突出部37の下流側側面に当接
されるとともに、フランジ部40が溝36内に挿入され
て同フランジ部40の先端が溝36の下流側側面に係合
されることにより、整流フィルタ38が溝36に装着さ
れている。
【0042】整流フィルタ38は金網にて形成されたメ
ッシュフィルタであり、該金網はステンレススチール等
の線材の組み合わせにより形成されている。従って、フ
ィルタ38はある程度の弾性変形が許容されているとと
もに、流路2内を通過する異物を捕える機能も有する。
又、フィルタ38が溝36に係合されていることから、
フィードバック通路27の入口側の開口部27aは整流
フィルタ38のフランジ部40により覆われている。従
って、開口部27aよりフィードバック通路27に導入
される空気は整流フィルタ38により整流される。
【0043】その整流フィルタ38の組付けに関して説
明すると、整流フィルタ38は二次側ポート4の開口側
より挿入され、フランジ部40が内周側に変形した状態
で溝36へ向かって前進される。そして、円板部39が
突出部37の下流側側面に当接すると、フランジ部40
がその弾性力により元の拡径した状態に復帰し、以っ
て、フランジ部40が溝36の下流側側面に係合されて
整流フィルタ38が溝36内に装着される。
【0044】次に、以上のように構成された精密レギュ
レータの作用について説明する。さて、図1の状態にお
いて、一次側ポート3に所定の一次側圧力を有する空気
を供給すると、パイロット圧供給通路19を介して一次
側の圧力がパイロット室17に供給され、パイロット室
17の内部圧力が高まる。これにより、第1の受圧体1
4が下動される。それに伴い、ロッド8が下動されると
ともに、同ロッド8に設けられた弁体7も一体に下動さ
れ、開閉部5を開放させる。これにより、一次側ポート
3側の空気圧が二次側ポート4側に供給され、二次側ポ
ート4側の圧力が設定圧力まで昇圧される。そして、二
次側ポート4側の二次側圧力は外部の被圧力供給体に供
給されるとともに、その一部がフィードバック通路27
を介してフィードバック室25に導入される。
【0045】そして、フィードバック室25の内部圧力
が昇圧され、このフィードバック圧力が調圧バネ34に
より設定された設定圧力を越えた場合には、調節バネ3
4による設定圧力とフィードバック室25の内部圧力で
あるフィードバック圧力との圧力差に応じて第2の受圧
体22が上動される。
【0046】すると、フラッパ30がフラッパスプリン
グ31の付勢力によりノズル29の上端から僅かに離間
され、パイロット室17内の空気がフィードバック室2
5へ流出される。この時、パイロット室17へ一次側圧
力を供給するパイロット圧供給通路19にはその途中に
オリフィス20が形成されているため、パイロット室1
7への一次側の空気の供給量よりも、パイロット室17
からノズル29を介してフィードバック室25へ流出さ
れる流出量の方が大きくなり、パイロット室17の内部
圧力が低下される。これにより、第1の受圧体14が上
動され、それに伴い、ロッド8がゴム10の付勢力によ
り上動され、開閉部5を閉鎖させる。又、第1の受圧体
14の上動により第1の受圧板16の下面とロッド8の
上端とが離間され、流路2の二次側ポート4側の余剰の
空気が連通孔11を介して排出口9から大気に放出され
る。その結果、二次側ポート4側の圧力が設定圧まで降
圧される。ここで、バルブハウジング1において、フィ
ードバック通路27の開口部27aが形成されている溝
36の上流側には、流路2をその流路断面積が小さくな
るように絞る環状の突出部37が形成されている。従っ
て、突出部37とその下流側の溝36との間で段差が形
成されている。そのため、突出部37内を通過した空気
が溝36との間で形成される段差を通過する際、溝36
内を含む開口部27a周辺が負圧となる。これにより、
二次側圧力よりも低圧の空気が開口部27aよりフィー
ドバック通路27を介してフィードバック室25に導入
される。即ち、フィードバック室25の内部圧力は二次
側圧力よりも低圧に保持される。その結果、従来技術に
おいて説明したような弁体7の圧力感度の悪化が低減さ
れ、二次側圧力を設定圧力に近づけることができる。即
ち、流量特性を向上させることができる。
【0047】又、開口部27aよりフィードバック通路
27に導入される空気は整流フィルタ38により整流さ
れる。その結果、フィードバック通路27に導入される
空気が脈動することにより発生するバイブレーション現
象を抑制することができる。なお、バイブレーション現
象とは、フィードバック室25に導入される空気の脈動
によりフラッパ30がノズル29に対して振動するよう
に開閉を繰返し、それに伴って弁体7も振動する結果、
二次側圧力が小刻みに波うつように変動する現象を意味
する。
【0048】次に、以上説明した精密レギュレータの流
量特性を比較例と比較しつつ図4〜図6に基づいて説明
する。図4は本実施形態の精密レギュレータの流量特性
を示すグラフ図、図5は本実施形態の精密レギュレータ
において溝36、突出部37及び整流フィルタ38を設
けていない場合の流量特性を示す比較例1のグラフ図、
図6は本実施形態の精密レギュレータから整流フィルタ
38を設けていない場合の流量特性を示す比較例2のグ
ラフ図をそれぞれ示している。
【0049】これらの各精密レギュレータにおける流量
特性の測定は、いずれも一次側圧力を0.5(MPa)
に保持するとともに、設定圧力を0.1(kgf/cm
2 )に保持し、空気流量を0〜400(l/min)に
変更していったときの二次側圧力を測定することにより
行った。又、設定圧力を0.5、2、4(kgf/cm
2 )にそれぞれ保持した場合の測定も行った。即ち、各
図において点線で示されているのが設定圧力であり、測
定された二次側圧力が流量にかかわりなく点線で示され
た設定圧力に近いほど流量特性が優れているといえる。
【0050】そこで、まず比較例1の流量特性の測定結
果を図5によりみてみると、0.1、0.5、2、4
(kgf/cm2 )の各設定圧力の場合も、空気流量が
大きくなるにつれ、二次側圧力が徐々に設定圧力より低
くなっていくことがわかる。この測定結果から、比較例
1の精密レギュレータは、従来の圧力制御弁の中では充
分に流量特性に優れたものとして位置づけることができ
る。
【0051】これに対し、本実施形態の流量特性の測定
結果を図4にによりみてみると、0.1、0.5、2、
4(kgf/cm2 )の各設定圧力の場合も、空気流量
が大きくなるにつれ、二次側圧力が徐々に設定圧力より
低くなっていくことがわかる。しかし、本実施形態では
比較例1に比べ、空気流量の増大に伴う二次側圧力の低
下度合が低いことがわかる。例えば、空気流量400
(l/min)で設定圧力0.5(kgf/cm2 )の
場合、本実施形態では設定圧力に比べ0.02(kgf
/cm2 )だけ低くなっているのに対し、比較例1では
設定圧力に比べ0.046(kgf/cm2 )も低くな
っている。又、空気流量400(l/min)で設定圧
力2(kgf/cm2 )の場合、本実施形態では設定圧
力に比べ0.016(kgf/cm2 )だけ低くなって
いるのに対し、比較例1では設定圧力に比べ0.028
(kgf/cm2 )も低くなっている。
【0052】以上から、本実施形態の精密レギュレータ
が、溝36、突出部37及び整流フィルタ38を設けて
いない精密レギュレータに比べ、良好な流量特性を示す
ものであることが明らかである。
【0053】又、比較例2の流量特性の測定結果を図6
によりみてみると、0.1、0.5、2(kgf/cm
2 )の各設定圧力の場合、空気流量が大きくなってある
流量に達すると、二次側圧力が波打ったり、設定圧力を
大きく越えてしまう場合もあって、実用に供し得ない。
即ち、フィードバック通路27の入口側開口部27aの
周辺を負圧とするために、単に突出部37などで段差を
形成するだけでは、空気の脈動を抑えることができず、
極端なバイブレーション現象が発生することが判った。
【0054】以上から、本実施形態の精密レギュレータ
における良好な流量特性が、溝36や突出部37等によ
る段差のみによって達成されるのではなく、段差と整流
フィルタ38とが相俟って達成されるものであることが
判明した。
【0055】次に、本実施形態において得られる効果を
説明する。 (1)突出部37により形成される流路2中の段差によ
り、同段差のすぐ下流側に位置するフィードバック通路
27の入口側の開口部27aの周囲が負圧となる。これ
により、二次側圧力よりもフィードバック室25の内部
圧力が低くなって、弁体7の圧力感度の悪化が防止さ
れ、二次側圧力を設定圧力に近づけることができる。即
ち、流量特性を向上させることができる。
【0056】(2)フィードバック通路27の入口側の
開口部27aの周囲を負圧とするために突出部37によ
って段差を設ければよいため、サイフォンチューブを装
着する作業が不要となる。
【0057】(3)段差を構成するための突出部37は
バルブハウジング1に一体形成されているため、同突出
部37はバルブハウジング1の製作時に同時に製作する
ことができるとともに、突出部37自体はサイフォンチ
ューブと比べ大型であるためその製作も容易である。そ
の結果、製作コストを低減し得る。しかも、従来ではサ
イフォンチューブを入れることのできない小型、複雑な
圧力制御弁であっても本実施形態のように流路2中の段
差を利用すれば、開口部27aの周囲に負圧を発生させ
ることが可能となる。
【0058】(4)突出部37によって段差を設けるこ
とによるバイブレーション現象の発生を、整流フィルタ
38で空気を整流することにより抑えることができる。
又、整流フィルタ38はメッシュ状に形成されているの
で整流効果が高い。従って、段差と整流フィルタ38と
の組み合わせによって、バイブレーション現象の発生を
抑えつつ流量特性を向上させることができる。
【0059】(5)整流フィルタ38はメッシュ状に形
成されており、異物を捕え得る構造であるため、二次側
ポート4側の余剰空気をロッド8の挿通孔11から排出
する際に、二次側ポート4側からの異物が開閉部5に到
達するのを未然に防止することができる。
【0060】(6)整流フィルタ38のフランジ部40
が溝36に係合されるように構成するとともに、整流フ
ィルタ38がある程度の弾性変形を許容される材質で構
成し、更に、二次側ポート4から整流フィルタ38を挿
入し得る大きさとした。これにより、二次側ポート4側
より整流フィルタ38を挿入するだけで同整流フィルタ
38を溝36に係合させて流路2中に装着することがで
きるため、整流フィルタ38の装着作業が簡単になる。
【0061】(7)整流フィルタ38を装着するための
溝36を利用してその底面36aにフィードバック通路
27の開口部27aを形成している。そのため、突出部
37自体が充分に空気を絞ることができなくとも、溝3
6の深さ分も相俟って確実に開口部27aの周囲を負圧
とすることができる。
【0062】(8)もともと流量特性に優れているもの
の標準レギュレータに比して構造複雑な精密レギュレー
タに、突出部37による段差及び整流フィルタ38を設
けているため、流量特性を一層向上させることができ
る。
【0063】[第2実施形態]以下に、圧力制御弁を電
空レギュレータに具体化した第2実施形態を図7に基づ
いて説明する。
【0064】バルブハウジング51には空気の流路52
が形成され、その流路52の両端にはそれぞれバルブハ
ウジング51の側面に開口する一次側ポート53及び二
次側ポート54が形成されている。一次側ポート53と
二次側ポート54との間で流路52を開閉するための開
閉部55はバルブハウジング51に設けられた弁座56
と同弁座56に対し接離される弁体57とを有し、弁体
57は弁座56の対向位置に形成された背室58に摺動
可能に挿入されている。そして、弁体57は背室58に
収容された付勢部材としてのバネ59により弁座56に
向かって付勢されており、図7の状態では弁体57が弁
座56に押し付けられて、流路52が閉鎖されている。
又、弁体57には流路52の二次側ポート54側と背室
58とを連通させる連通孔60が形成され、この連通孔
60を介して弁体57の二次側ポート54側と背室58
側との圧力を同一にすることにより、弁体57を圧力的
にバランスさせている。
【0065】排出流路61は前記流路52の二次側ポー
ト54側と連通するようにバルブハウジング51に形成
され、その端部には排出ポート62が形成されている。
又、第1のハウジングカバー63はバルブハウジング5
1の上面に取付けられている。排出流路61を開閉する
ための開閉部64はバルブハウジング51に設けられた
弁座65と同弁座65に対し接離される弁体66とを有
し、弁体66は弁座65の対向位置において第1のハウ
ジングカバー63に形成された背室67に摺動可能に挿
入されている。そして、弁体66は背室67に収容され
た付勢部材としてのバネ68により弁座65に向かって
付勢されており、図7の状態では弁体66が弁座65に
押し付けられて、排出流路61が閉鎖されている。又、
弁体66には流路52の二次側ポート54側と背室67
とを連通させる連通孔69が形成され、この連通孔69
を介して弁体66の二次側ポート54側と背室67との
圧力を同一にすることにより、弁体66を圧力的にバラ
ンスさせている。
【0066】第2のハウジングカバー70は第1のハウ
ジングカバー63の上面に取付けられ、両カバー63,
70間には受圧体71が設けられている。その受圧体7
1は第1のハウジングカバー63と第2のハウジングカ
バー70との間に挟持固定されたダイヤフラム72と、
そのダイヤフラム72を両面から挟持することによりダ
イヤフラム72に固定された受圧板73とから構成され
ている。そして、受圧体71と第2のハウジングカバー
70との間にはパイロット室74が、受圧体71と第1
のハウジングカバー63との間にはフィードバック室7
5がそれぞれ形成され、これらパイロット室74とフィ
ードバック室75とが受圧体71によって区画されてい
る。
【0067】受圧体71にはロッド76の上端部が固定
され、ロッド76と受圧体71とはロッド76の軸線方
向に沿って一体に往復動可能となっている。そのロッド
76は前記第1のハウジングカバー63及び弁体66を
挿通して前記弁体57の上面近傍まで延びている。ロッ
ド76のほぼ中間部にはリング77が固定され、そのリ
ング77は弁体66の下面に係合可能となっている。そ
して、前記パイロット室74の内部圧力がフィードバッ
ク室75の内部圧力より大きくなり受圧体71とともに
ロッド76が下動されたとき、同ロッド76の下端が弁
体57に当接して同弁体57をバネ59の付勢力に抗し
て押し下げ、開閉部55を開放させる。一方、前記フィ
ードバック室75の内部圧力がパイロット室74の内部
圧力より大きくなり受圧体71とともにロッド76が上
動されたとき、同ロッド76のリング77が弁体66に
係合して同弁体66をバネ68の付勢力に抗して押し上
げ、開閉部64を開放させる。
【0068】パイロット圧供給通路78は前記流路52
の一次側ポート53側とパイロット室74とを接続する
ように、バルブハウジング51、第1のハウジングカバ
ー63及び第2のハウジングカバー70に形成されてい
る。電磁弁よりなる供給側弁79は、パイロット圧供給
通路78を開閉制御するように第2のハウジングカバー
70上に設けられ、必要に応じてパイロット室74内に
一次側の空気を導入してその内部圧力を上昇させる。パ
イロット圧排出通路80はパイロット室74と外部とを
連通するように第2のハウジングカバー70に形成され
ている。電磁弁よりなる排出側弁81は、パイロット圧
排出通路80を開閉するように第2のハウジングカバー
70上に設けられ、必要に応じてパイロット室74内の
空気を外部へ排出してその内部圧力を低下させる。
【0069】フィードバック通路82は前記流路52の
二次側ポート54側とフィードバック室75とを接続す
るように、バルブハウジング51及び第1のハウジング
カバー63に形成されている。従って、流路52の二次
側ポート54側の圧力がフィードバック室75内に導入
される。圧力センサ83は第2のハウジングカバー70
上に設けられ、圧力検出用通路84はフィードバック通
路82と圧力センサ83の下面とを連通するように第1
のハウジングカバー63及び第2のハウジングカバー7
0に形成されている。そして、圧力センサ83は圧力検
出用通路84を介してフィードバック室75の内部圧力
を検出して検出信号を出力する。
【0070】カバー85は第2のハウジングカバー70
を覆うように第1のハウジングカバー63上に取付けら
れ、供給側弁79、排出側弁81及び圧力センサ83を
覆っている。そのカバー85の側面にはカバー85内を
大気に開放するための孔86が形成されている。又、カ
バー85内には基板87が配設され、この基板87上に
は圧力センサ83からの検出信号に基づいて供給側弁7
9及び排出側弁81を開閉制御する図示しない制御回路
が実装されている。
【0071】即ち、圧力センサ83によって検出された
フィードバック室75の圧力が、外部より入力された設
定圧力より低い場合は、供給側弁79を開放作動させて
パイロット室74内に流路52の一次側ポート53側の
圧力を供給する。又、フィードバック室75の圧力が設
定圧力より高い場合は、排出側弁81を開放動作させて
パイロット室74内の圧力を外部へ排出する。なお、前
記制御回路を実装した基板87により開閉制御手段が構
成され、この基板87と前記供給側弁79、排出側弁8
1及び圧力センサ83を含めて制御手段が構成されてい
る。又、バルブハウジング51、第1のハウジングカバ
ー63、第2のハウジングカバー70及びカバー85に
より弁本体が構成されている。
【0072】ここで、第2実施形態においても、第1実
施形態と同様の溝36、突出部37及び整流フィルタ3
8を備えており、フィードバック通路82の入口側の開
口部82aも溝36の底面36aに開口されている。従
って、第2実施形態においては、それら溝36、突出部
37及び整流フィルタ38の具体的構成が第1実施形態
において既に説明されているため、その詳細な説明を省
略する。
【0073】次に、以上のように構成された電空レギュ
レータの作用について説明する。さて、図7はパイロッ
ト室74とフィードバック室75との圧力が釣り合って
いる状態を示し、この状態ではロッド76が中立位置に
あって供給側及び排出側の開閉部55,64がいずれも
閉鎖されている。
【0074】そして、一次側ポート53に所定の一次側
圧力を有する空気を供給して、圧力センサ83により検
出されたフィードバック室75の圧力が設定圧力よりも
低い場合は、基板87上の制御回路により供給側弁79
が開放制御されて、パイロット室74内に流路52の一
次側ポート53側の圧力が供給される。これにより、二
次側ポート54に通じるフィードバック室75の内部圧
力がパイロット室74の内部圧力より小さくなり、その
圧力差に応じて受圧体71が下動される。それに伴い、
ロッド76が下動されて、同ロッド76の下端が弁体5
7に当接して同弁体57を押し下げ、開閉部55を開放
させる。これにより一次側ポート53側の空気圧が二次
側ポート54側に供給され、二次側ポート54側の圧力
が設定圧まで昇圧される。
【0075】一方、圧力センサ83により検出されたフ
ィードバック室75の圧力が設定圧力より高い場合は、
基板87上の制御回路により排出側弁81が開放制御さ
れて、パイロット室74内の空気が外部へ排出される。
これにより、フィードバック室75の内部圧力がパイロ
ット室74の内部圧力より大きくなり、その圧力差に応
じて受圧体71が上動される。それに伴い、ロッド76
が上動されて、同ロッド76のリング77が弁体66に
係合して同弁体66を押し上げ、開閉部64を開放させ
る。これにより、二次側ポート54側の余剰の空気が排
出流路61を介して排出ポート62から大気に放出さ
れ、二次側ポート54側の圧力が設定圧まで降圧され
る。
【0076】ここで、バルブハウジング51において、
フィードバック通路82の開口部82aが形成されてい
る溝36の上流側には、流路52をその流路断面積が小
さくなるように絞る環状の突出部37が形成されてい
る。従って、突出部37とその下流側の溝36との間で
段差が形成されている。そのため、突出部37内を通過
した空気が溝36との間で形成される段差を通過する
際、溝36内を含む開口部82a周辺が負圧となる。こ
れにより、二次側圧力よりも低圧の空気が開口部82a
よりフィードバック通路82を介してフィードバック室
75に導入される。即ち、フィードバック室75の内部
圧力は二次側圧力よりも低圧に保持される。その結果、
開閉部55側の弁体57の圧力感度の悪化が低減される
ため、二次側圧力を設定圧力に近づけることができる。
即ち、流量特性を向上させることができる。
【0077】又、開口部82aよりフィードバック通路
82に導入される空気は整流フィルタ38により整流さ
れる。その結果、フィードバック通路82に導入される
空気が脈動することにより発生するバイブレーション現
象を抑制することができる。なお、バイブレーション現
象とは、フィードバック室75に導入される空気の脈動
により弁体57,66が振動する結果、二次側圧力が小
刻みに波うつように変動する現象を意味し、第1実施形
態のバイブレーション現象とは二次側圧力の小刻みな波
打ちである点で同義である。
【0078】次に、本実施形態において得られる効果を
説明する。 (11)突出部37により形成される流路52中の段差
により、同段差のすぐ下流側に位置するフィードバック
通路82の入口側の開口部82aの周囲が負圧となる。
これにより、二次側圧力よりもフィードバック室75の
内部圧力が低くなって、一次側ポート53と二次側ポー
ト54との間を開閉する弁体57の圧力感度の悪化が防
止され、二次側圧力を設定圧力に近づけることができ
る。即ち、流量特性を向上させることができる。
【0079】(12)フィードバック通路82の入口側
の開口部82aの周囲を負圧とするために突出部37に
よって段差を設ければよいため、サイフォンチューブを
装着する作業が不要となる。
【0080】(13)段差を構成するための突出部37
はバルブハウジング51に一体形成されているため、同
突出部37はバルブハウジング51の製作時に同時に製
作することができるとともに、突出部37自体はサイフ
ォンチューブと比べ大型であるためその製作も容易であ
る。その結果、製作コストを低減し得る。しかも、従来
ではサイフォンチューブを入れることのできない小型、
複雑な圧力制御弁であっても本実施形態のように流路5
2中の段差を利用すれば、開口部82aの周囲に負圧を
発生させることが可能となる。
【0081】(14)突出部37によって段差を設ける
ことによるバイブレーション現象の発生を、整流フィル
タ38で空気を整流することにより抑えることができ
る。又、整流フィルタ38はメッシュ状に形成されてい
るので整流効果が高い。従って、段差と整流フィルタ3
8との組み合わせによって、バイブレーション現象の発
生を抑えつつ流量特性を向上させることができる。
【0082】(15)整流フィルタ38はメッシュ状に
形成されており、異物を捕え得る構造であるため、二次
側ポート54側の余剰空気を開閉部64を介して排出ポ
ート62から排出する際に、二次側ポート54側からの
異物が開閉部55,64に到達するのを未然に防止する
ことができる。
【0083】(16)整流フィルタ38のフランジ部4
0が溝36に係合されるように構成するとともに、整流
フィルタ38がある程度の弾性変形を許容される材質で
構成し、更に、二次側ポート54から整流フィルタ38
を挿入し得る大きさとした。これにより、二次側ポート
54側より整流フィルタ38を挿入するだけで同整流フ
ィルタ38を溝36に係合させて流路52中に装着する
ことができるため、整流フィルタ38の装着作業が簡単
になる。
【0084】(17)整流フィルタ38を装着するため
の溝36を利用してその底面36aにフィードバック通
路82の開口部82aを形成している。そのため、突出
部37自体が充分に空気を絞ることができなくとも、溝
36の深さ分も相俟って確実に開口部82aの周囲を負
圧とすることができる。
【0085】(18)もともと流量特性に優れているも
のの標準レギュレータに比して構造複雑な電空レギュレ
ータに、突出部37による段差及び整流フィルタ38を
設けているため、流量特性を一層向上させることができ
る。
【0086】[他の実施形態]以上の第1,第2の両実
施形態の他、次のような他の実施形態もある。 ・整流フィルタ38は溝36に係合させることにより装
着する以外にも、突出部37の下流側側面に接着して固
定する等、他の装着形態も可能である。この場合、溝3
6を省略したり、フランジ部40を省略して実施するこ
とが可能となり、構成を一層簡素化し得る。但し、接着
作業が余分に必要となる。
【0087】・整流フィルタ38を、ステンレススチー
ルを金網状(メッシュ状)に形成して構成したものにつ
いて例示したが、少なくとも整流作用を有するものであ
れば材質や形状は何でもよく、例えば異物を捕える機能
を有していなくてもよい。
【0088】・溝36は、それ自体でフィードバック通
路27,82の入口側開口部27a,82a近傍に負圧
を発生させ得るため、溝36の上流側側面から底面36
aにかけての段差部を利用することで、突出部37を省
略することも可能である。勿論、段差を構成するのに必
ずしも突出部37を設ける必要はなく、絞り部によって
段差が構成されて負圧を発生させるように構成していれ
ばよい。そして、その絞り部の絞り径を変化させること
により、流量特性を変えることができる。
【0089】・二次側ポート4,54をバルブハウジン
グ1,51と別体のブロックで構成し、そのブロックを
バルブハウジング1,51にねじ込むことで二次側ポー
ト4,54を形成するようにしてもよい。この場合、整
流フィルタ38を円板部39のみとして前記ブロックと
突出部37とで挟み込むようにすれば、前記ブロックの
取付時に円板部39を同時に取付けることが可能とな
る。しかも、円板部39が前記ブロックと突出部37と
で挟持されることから、円板部39の抜け落ちも確実に
防止できる。又、この際、前記ブロックに溝36を形成
しておくことができ、他にも、前記ブロックに溝36の
一部を形成しておき前記ブロックの取付時に突出部39
とともに溝36を構成するように設計することも可能で
ある。
【0090】・第1実施形態ではノズル29の上端から
フラッパ30が離間されたとき、パイロット室17内の
空気がフィードバック室25へ流出する精密レギュレー
タを例示したが、これに代え、ノズルフラッパ機構にお
けるノズルとフラッパとが離間されたとき、パイロット
室内の空気がフィードバック室と区画された別の通路を
介して大気に開放されるように構成した精密レギュレー
タとして実施してもよい。このように構成した精密レギ
ュレータでは、パイロット室及びフィードバック室とは
別に、パイロット室からノズルフラッパ機構を介してパ
イロット圧を大気に開放する通路を要する点で構造が複
雑になるものの、制御系が安定しやすいという利点を有
する。
【0091】・流路2,52中を流れてその圧力が制御
されるものは空気以外の気体でもよく、又、液体であっ
てもよい。即ち、圧力を制御可能な流体であればよい。 ・圧力制御弁としては、第1実施形態の精密レギュレー
タ、第2実施形態の電空レギュレータの他、図8の従来
技術で説明したような標準レギュレータに適用すること
もできる。
【0092】以上説明した実施形態により把握される請
求項以外の技術的思想を以下に列挙する。 (1)請求項4に記載の圧力制御弁において、制御手段
は、圧力センサと、パイロット通路を開閉することによ
りパイロット室へパイロット圧力を供給する供給側弁
と、開閉することによりパイロット室の内部圧力を外部
に排出する排出側弁と、圧力センサからの検出信号に基
づいて供給側弁及び排出側弁を開閉制御する開閉制御手
段(基板87)とを備えている圧力制御弁。この手段に
よれば、所謂電空レギュレータを採用することができ、
電空レギュレータが本来有する優れた流量特性を一層向
上させることができる。
【0093】(2)請求項2乃至請求項4のいずれかに
記載の圧力制御弁において、受圧体をダイヤフラムによ
り構成した圧力制御弁。この手段によれば、受圧体をピ
ストンにより構成する場合に比べ受圧体が変位する際の
摩擦抵抗による弁体の圧力感度の悪化が一層防止され、
流量特性を一層向上させることができる。
【0094】(3)請求項1乃至請求項7のいずれかに
記載の圧力制御弁において、フィルタは全体が略均一の
メッシュ状をなしている圧力制御弁。この手段によれ
ば、段差を通過して負圧をつくる流体を均一に整流させ
ることができ、バイブレーション現象の発生を一層確実
に抑制することができる。又、二次側ポート側から開閉
部へ逆流する流体に含まれる異物をフィルタにより捕え
ることが可能となり、開閉部を異物から保護することが
できる。
【0095】(4)請求項7に記載の圧力制御弁におい
て、溝の上流側側面が段差の下流側側面の一部を構成す
るよう前記溝と段差とを近接して設けた圧力制御弁。こ
の手段によれば、溝の上流側側面が段差の下流側側面の
一部を構成することから、溝の上流側側面を含まない段
差の下流側側面の領域のみでは充分に負圧を発生させら
れない場合に、溝の上流側側面の領域がフィードバック
通路入口側に充分に負圧を発生させる補助となる。その
結果、フィードバック室を二次側圧力よりも低圧に確実
に保持することが可能となり、特に段差を大きく形成で
きない小型の圧力制御弁に適したものとなる。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至請求
項4に記載の各発明によれば、フィードバック通路にサ
イフォンチューブを使用することなく、バイブレーショ
ン現象の発生を抑えつつ流量特性を向上させることがで
きる。特に、請求項3に記載の発明のようなノズルフラ
ッパ機構等を有する精密レギュレータの如き圧力制御弁
や、請求項4に記載の発明のような電空レギュレータの
如き圧力制御弁においては、もともと良好な流量特性を
示していることも相俟って一層優れた流量特性を得るこ
とができる。
【0097】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加え、段
差を構成する突出部自体がサイフォンチューブよりも大
型であるためその製作が容易となり、しかも、弁本体と
突出部とを一体に形成する場合には弁本体の製作時に同
時に突出部を形成することも可能となり、製作コストを
低減し得る。
【0098】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加え、二
次側ポート側よりフィルタを挿入することで同フィルタ
を所定の装着位置に配置させることができるため、フィ
ルタの装着作業を簡単に行うことができる。
【0099】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の効果に加え、フィルタを単に二次側ポー
トより奥へ挿入すれば溝に対しフィルタを装着すること
ができ、フィルタの装着作業を非常に簡単に行うことが
できるとともに、フィルタの抜け落ちも確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧力制御弁を精密レギュレータに具体化した第
1実施形態を示す断面図。
【図2】第1実施形態の精密レギュレータを示す要部拡
大断面図。
【図3】(a)は図2においてフィルタを省いた要部拡
大断面図、(b)はフィルタの斜視図。
【図4】第1実施形態の精密レギュレータの流量特性を
示すグラフ図。
【図5】比較例1の精密レギュレータの流量特性を示す
グラフ図。
【図6】比較例2の精密レギュレータの流量特性を示す
グラフ図。
【図7】圧力制御弁を電空レギュレータに具体化した第
2実施形態を示す断面図。
【図8】従来の圧力制御弁を示す断面図。
【図9】従来の圧力制御弁の流量特性を示すグラフ図。
【符号の説明】
1,13,21…弁本体を構成するバルブハウジング,
ハウジングカバー及びカバー、2…流路、3…一次側ポ
ート、4…二次側ポート、5…開閉部、7…弁体、14
…第1の受圧体、17…パイロット室、19…パイロッ
ト通路としてのパイロット圧供給通路、20…オリフィ
ス、22…第2の受圧体、25…フィードバック室、2
6…調圧部としての調圧室、27…フィードバック通
路、27a…開口部、28…ノズルフラッパ機構、36
…溝、36a…底面、37…段差を形成する突出部、3
8…フィルタとしての整流フィルタ、39…平面部とし
ての円板部、40…フランジ部、51,63,70,8
5…弁本体を構成するバルブハウジング,第1のハウジ
ングカバー,第2のハウジングカバー及びカバー、52
…流路、53…一次側ポート、54…二次側ポート、5
5…開閉部、57…弁体、71…受圧体、74…パイロ
ット室、75…フィードバック室、78…パイロット通
路としてのパイロット圧供給通路、79,81,83,
87…制御手段を構成する供給側弁,排出側弁,圧力セ
ンサ及び開閉制御手段としての基板、82…フィードバ
ック通路、82a…開口部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に流体が流通する流路を設け、そ
    の流路の端部には一次側圧力が入力される一次側ポート
    及び二次側圧力が出力される二次側ポートをそれぞれ設
    け、前記流路の一次側ポートと二次側ポートとの間には
    その流路を開閉することにより二次側圧力を決定付ける
    弁体を備えた開閉部を設け、前記流路の開閉部よりも二
    次側ポート側に開口する開口部を備えたフィードバック
    通路を設け、そのフィードバック通路に連通されるフィ
    ードバック室を設け、そのフィードバック室の内部圧力
    に基づいて前記弁体を開閉動作させることにより、二次
    側圧力を設定圧力となるように制御する圧力制御弁であ
    って、 前記弁本体の前記流路における前記開口部の上流側に、
    同開口部周辺に負圧が発生するように同開口部が設けら
    れた位置の流路断面積よりも流路断面積が小さくなる段
    差を設け、その段差と前記開口部との間には整流作用を
    有するフィルタを設けた圧力制御弁。
  2. 【請求項2】 弁本体に流体が流通する流路を設け、そ
    の流路の端部には一次側圧力が入力される一次側ポート
    及び二次側圧力が出力される二次側ポートをそれぞれ設
    け、前記流路の一次側ポートと二次側ポートとの間には
    その流路を開閉することにより二次側圧力を決定付ける
    弁体を備えた開閉部を設け、前記流路の開閉部よりも二
    次側ポート側に開口する開口部を備えたフィードバック
    通路を設け、そのフィードバック通路に連通されるフィ
    ードバック室を設け、二次側圧力を設定圧力に調節する
    ための調圧部を、受圧体を挟んでフィードバック室と対
    向するように設け、調圧部からの圧力とフィードバック
    室の内部圧力との差圧による前記受圧体の変位に基づい
    て、前記弁体を開閉動作させることにより、二次側圧力
    を設定圧力となるように制御する圧力制御弁であって、 前記弁本体の前記流路における前記開口部の上流側に、
    同開口部周辺に負圧が発生するように同開口部が設けら
    れた位置の流路断面積よりも流路断面積が小さくなる段
    差を設け、その段差と前記開口部との間には整流作用を
    有するフィルタを設けた圧力制御弁。
  3. 【請求項3】 弁本体に流体が流通する流路を設け、そ
    の流路の端部には一次側圧力が入力される一次側ポート
    及び二次側圧力が出力される二次側ポートをそれぞれ設
    け、前記流路の一次側ポートと二次側ポートとの間には
    その流路を開閉することにより二次側圧力を決定付ける
    弁体を備えた開閉部を設け、前記流路の開閉部よりも二
    次側ポート側に開口する開口部を備えたフィードバック
    通路を設け、そのフィードバック通路に連通されるフィ
    ードバック室を設け、二次側圧力を設定圧力に調節する
    ための調圧部を、受圧体を挟んでフィードバック室と対
    向するように設け、前記流路の開閉部よりも一次側ポー
    ト側に開口するパイロット通路に連通されるパイロット
    室を設け、パイロット通路中には同通路を絞るオリフィ
    スを設け、調圧部からの圧力とフィードバック室の内部
    圧力との差圧による前記受圧体の変位によってパイロッ
    ト室とフィードバック室とを連通又は遮断させるノズル
    フラッパ機構を設け、ノズルフラッパ機構によるパイロ
    ット室とフィードバック室との遮断時にはパイロット室
    の内部圧力により弁体を開放動作させ、パイロット室と
    フィードバック室との連通時にはパイロット室の内部圧
    力がフィードバック室に流出して弁体を閉鎖動作させる
    ことにより、二次側圧力を設定圧力となるように制御す
    る圧力制御弁であって、 前記弁本体の前記流路における前記開口部の上流側に、
    同開口部周辺に負圧が発生するように同開口部が設けら
    れた位置の流路断面積よりも流路断面積が小さくなる段
    差を設け、その段差と前記開口部との間には整流作用を
    有するフィルタを設けた圧力制御弁。
  4. 【請求項4】 弁本体に流体が流通する流路を設け、そ
    の流路の端部には一次側圧力が入力される一次側ポート
    及び二次側圧力が出力される二次側ポートをそれぞれ設
    け、前記流路の一次側ポートと二次側ポートとの間には
    その流路を開閉することにより二次側圧力を決定付ける
    弁体を備えた開閉部を設け、前記流路の開閉部よりも二
    次側ポート側に開口する開口部を備えたフィードバック
    通路を設け、そのフィードバック通路に連通されるフィ
    ードバック室を設け、前記流路の開閉部よりも一次側ポ
    ート側に開口するパイロット通路に連通されるパイロッ
    ト室を、受圧体を挟んでフィードバック室と対向するよ
    うに設け、前記フィードバック室の圧力を検出しその検
    出結果に基づいて前記パイロット室の圧力を変更制御す
    る制御手段を設け、パイロット室の内部圧力とフィード
    バック室の内部圧力との差圧による前記受圧体の変位に
    基づいて、前記弁体を開閉動作させることにより、二次
    側圧力を設定圧力となるように制御する圧力制御弁であ
    って、 前記弁本体の前記流路における前記開口部の上流側に、
    同開口部周辺に負圧が発生するように同開口部が設けら
    れた位置の流路断面積よりも流路断面積が小さくなる段
    差を設け、その段差と前記開口部との間には整流作用を
    有するフィルタを設けた圧力制御弁。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の圧力制御弁において、前記段差を、前記弁本体の流路
    に対応する内周面から流路中心側へ向けて流路を絞るよ
    うに突出された突出部により形成した圧力制御弁。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の圧力制御弁において、前記段差を、二次側ポートから
    直線的に延びる流路途中に設け、前記フィルタを二次側
    ポート側より挿入して前記段差の下流側側面に近接させ
    た状態で装着した圧力制御弁。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の圧力制御弁において、
    前記弁本体の流路に対応する内周面には溝を設け、前記
    フィルタを、二次側ポートから前記段差までの流路径よ
    りも小さな平面部と、その平面部の周囲から下流側に向
    けて拡径するとともに弾性変形可能なフランジ部とから
    構成し、平面部が前記流路に交差して整流作用を有する
    状態に配置されるとともにフランジ部先端側が前記溝の
    下流側側面に係合されている圧力制御弁。
JP05515598A 1998-03-06 1998-03-06 圧力制御弁 Expired - Lifetime JP3787233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05515598A JP3787233B2 (ja) 1998-03-06 1998-03-06 圧力制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05515598A JP3787233B2 (ja) 1998-03-06 1998-03-06 圧力制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11259146A true JPH11259146A (ja) 1999-09-24
JP3787233B2 JP3787233B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=12990870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05515598A Expired - Lifetime JP3787233B2 (ja) 1998-03-06 1998-03-06 圧力制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3787233B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6713115B1 (en) * 2000-09-18 2004-03-30 Paul L. Dong Asian energy soup and method therefor
JP2008014352A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Maezawa Kyuso Industries Co Ltd 逆止弁ユニットと濾過整流板
JP2011527778A (ja) * 2008-04-18 2011-11-04 フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー 統合型流れ調整を備えたバランス型ポートハウジング
KR101185782B1 (ko) 2010-07-06 2012-10-02 (주)엔에스브이 관로용 자동 에어벤트장치
JP2016076059A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 藤倉ゴム工業株式会社 空気レギュレータ
CN112431953A (zh) * 2020-12-30 2021-03-02 山西建工申华暖通设备有限公司 一种活塞结构的自力式明杆流量控制阀

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5282195B2 (ja) 2008-04-21 2013-09-04 Smc株式会社 流体圧機器
KR101124311B1 (ko) 2008-04-21 2012-03-27 에스엠씨 가부시키 가이샤 유체압기기에 사용되는 감속구조

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6713115B1 (en) * 2000-09-18 2004-03-30 Paul L. Dong Asian energy soup and method therefor
JP2008014352A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Maezawa Kyuso Industries Co Ltd 逆止弁ユニットと濾過整流板
JP2011527778A (ja) * 2008-04-18 2011-11-04 フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー 統合型流れ調整を備えたバランス型ポートハウジング
KR101185782B1 (ko) 2010-07-06 2012-10-02 (주)엔에스브이 관로용 자동 에어벤트장치
JP2016076059A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 藤倉ゴム工業株式会社 空気レギュレータ
CN112431953A (zh) * 2020-12-30 2021-03-02 山西建工申华暖通设备有限公司 一种活塞结构的自力式明杆流量控制阀
CN112431953B (zh) * 2020-12-30 2023-03-31 山西建工申华暖通设备有限公司 一种活塞结构的自力式明杆流量控制阀

Also Published As

Publication number Publication date
JP3787233B2 (ja) 2006-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6199582B1 (en) Flow control valve
KR100552137B1 (ko) 흡인 밸브
EP1712792A2 (en) Control valve for variable capacity compressors
JP4550651B2 (ja) 可変容量型圧縮機用制御弁
JPH11259146A (ja) 圧力制御弁
KR20100040684A (ko) 유량 제어 장치
JP2002071048A (ja) 自動圧力調整弁
JPH09217844A (ja) 流体制御弁
JPH09230942A (ja) クリーンガス用減圧弁
JP2600913Y2 (ja) 流量制御弁
JP4053846B2 (ja) 電気式膨張弁
US5477878A (en) Flow control valve
JP3561198B2 (ja) 圧力調整器
JP3852917B2 (ja) 開放弁
CN217951343U (zh) 调节阀及卫浴设备
JP3527129B2 (ja) 液体用定流量弁
JPH04343109A (ja) 圧力制御弁
JPH059571Y2 (ja)
JP4748804B2 (ja) 逆止弁機能付き減圧弁
JP3060251B2 (ja) 定流量弁
JP2003345447A (ja) 圧力制御弁
JPH1096404A (ja) 切換弁用圧力調節弁
JP2001090683A (ja) 油冷式圧縮機の吸気調節弁
JPS6145115B2 (ja)
JPH0628442U (ja) 定流量弁

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120331

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120331

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130331

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130331

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140331

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term