JPH0598298A - 洗浄用樹脂組成物 - Google Patents
洗浄用樹脂組成物Info
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- JPH0598298A JPH0598298A JP28706791A JP28706791A JPH0598298A JP H0598298 A JPH0598298 A JP H0598298A JP 28706791 A JP28706791 A JP 28706791A JP 28706791 A JP28706791 A JP 28706791A JP H0598298 A JPH0598298 A JP H0598298A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明性の樹脂の成形加工における樹脂換え、
色換え時に成形機の機内に残留する先行樹脂の洗浄に極
めて優れた洗浄効果を発揮する洗浄用樹脂組成物を提供
することを目的とする。 【構成】 スチレン・メチルメタアクリレート共重合体
樹脂のメチルメタアクリレート成分が30〜80重量%
であるスチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂
45〜95重量%に、界面活性剤5〜55重量%を配合
した洗浄用樹脂組成物。
色換え時に成形機の機内に残留する先行樹脂の洗浄に極
めて優れた洗浄効果を発揮する洗浄用樹脂組成物を提供
することを目的とする。 【構成】 スチレン・メチルメタアクリレート共重合体
樹脂のメチルメタアクリレート成分が30〜80重量%
であるスチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂
45〜95重量%に、界面活性剤5〜55重量%を配合
した洗浄用樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明性の樹脂であるポ
リメタクリル酸メチル、ポリスチレン、スチレン・アク
リロニトリル共重合体樹脂等の成形加工に用いられる成
形機の機内洗浄用樹脂組成物に関する。さらに詳しくは
特定のスチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂
に界面活性剤の特定量を含有した洗浄用樹脂組成物に関
する。
リメタクリル酸メチル、ポリスチレン、スチレン・アク
リロニトリル共重合体樹脂等の成形加工に用いられる成
形機の機内洗浄用樹脂組成物に関する。さらに詳しくは
特定のスチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂
に界面活性剤の特定量を含有した洗浄用樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックの成形加工分野ではますま
す多品種少量生産が指向され、成形機内の樹脂換えや色
換えの頻度が高まっている。このため、成形機内の先行
樹脂を洗浄するための洗浄用樹脂組成物が提案されてい
る。たとえば特開昭62ー195045号公報には、熱
可塑性樹脂にアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
2〜30重量%、撥水性化合物(高級脂肪酸金属塩、ろ
う、流動パラフィン、合成ワックス)0.5〜10重量
%を配合した組成物が、特開昭63ー66245号公報
には、熱可塑性樹脂にスルホン酸の中性塩2〜30重量
%、平均粒径が0.05〜10μmの粉状の無機化合物
(二酸化ケイ素、珪藻土)0.05〜5重量%を配合し
た組成物が、特開平2ー206636号公報には、ポリ
スチレン50〜95重量%にアルキルベンゼンスルホン
酸中性塩2〜40重量%、離型性化合物1.5〜15重
量%配合した組成物が、特開昭58ー149998号公
報には、分解温度が200℃以上であるノニオン系界面
活性剤1〜15重量部、金属石鹸5〜30重量部、無機
質充填剤20〜70重量部およびオレフィン系樹脂20
〜70重量部からなる洗浄用組成物が、特開昭59ー1
24999号公報には、熱可塑性樹脂、無機充填剤およ
び滑剤からなり、無機充填剤が約30〜70重量%、滑
剤が約1〜30重量%を占めることを特徴とする成形機
の洗浄剤組成物が、提案されている。しかしながら、上
記のこれら公知の洗浄用樹脂組成物を、透明性のある樹
脂を成形する成形機の機内の洗浄に用いてもその洗浄効
果は不十分であり、結局透明性のある樹脂を洗浄用に後
続樹脂として大量に消費する必要があり洗浄用樹脂組成
物を使用する意味が半減してしまうという欠点がある。
す多品種少量生産が指向され、成形機内の樹脂換えや色
換えの頻度が高まっている。このため、成形機内の先行
樹脂を洗浄するための洗浄用樹脂組成物が提案されてい
る。たとえば特開昭62ー195045号公報には、熱
可塑性樹脂にアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
2〜30重量%、撥水性化合物(高級脂肪酸金属塩、ろ
う、流動パラフィン、合成ワックス)0.5〜10重量
%を配合した組成物が、特開昭63ー66245号公報
には、熱可塑性樹脂にスルホン酸の中性塩2〜30重量
%、平均粒径が0.05〜10μmの粉状の無機化合物
(二酸化ケイ素、珪藻土)0.05〜5重量%を配合し
た組成物が、特開平2ー206636号公報には、ポリ
スチレン50〜95重量%にアルキルベンゼンスルホン
酸中性塩2〜40重量%、離型性化合物1.5〜15重
量%配合した組成物が、特開昭58ー149998号公
報には、分解温度が200℃以上であるノニオン系界面
活性剤1〜15重量部、金属石鹸5〜30重量部、無機
質充填剤20〜70重量部およびオレフィン系樹脂20
〜70重量部からなる洗浄用組成物が、特開昭59ー1
24999号公報には、熱可塑性樹脂、無機充填剤およ
び滑剤からなり、無機充填剤が約30〜70重量%、滑
剤が約1〜30重量%を占めることを特徴とする成形機
の洗浄剤組成物が、提案されている。しかしながら、上
記のこれら公知の洗浄用樹脂組成物を、透明性のある樹
脂を成形する成形機の機内の洗浄に用いてもその洗浄効
果は不十分であり、結局透明性のある樹脂を洗浄用に後
続樹脂として大量に消費する必要があり洗浄用樹脂組成
物を使用する意味が半減してしまうという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、透明性
の樹脂の成形加工における樹脂換え、色換え時に成形機
の機内に残留する先行樹脂の洗浄に効果のある成形機内
洗浄用樹脂組成物を得るべく鋭意研究した。その結果、
特定のスチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂
に界面活性剤を特定の比率で配合した樹脂組成物が透明
性樹脂の成形時の樹脂換え、色換え時の機内洗浄に顕著
な洗浄力を発揮することを見いだし、この知見に基づき
本発明を完成した。以上の記述から明らかなように、本
発明の目的は透明性樹脂の成形時の樹脂換え、色換え時
に顕著な洗浄効果を発揮する成形機内洗浄用樹脂組成物
を提供することである。
の樹脂の成形加工における樹脂換え、色換え時に成形機
の機内に残留する先行樹脂の洗浄に効果のある成形機内
洗浄用樹脂組成物を得るべく鋭意研究した。その結果、
特定のスチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂
に界面活性剤を特定の比率で配合した樹脂組成物が透明
性樹脂の成形時の樹脂換え、色換え時の機内洗浄に顕著
な洗浄力を発揮することを見いだし、この知見に基づき
本発明を完成した。以上の記述から明らかなように、本
発明の目的は透明性樹脂の成形時の樹脂換え、色換え時
に顕著な洗浄効果を発揮する成形機内洗浄用樹脂組成物
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を有
する。 (1)スチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂
のメチルメタアクリレート成分が30〜80重量%であ
るスチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂45
〜95重量%に、界面活性剤5〜55重量%を配合した
洗浄用樹脂組成物。 (2)界面活性剤がドデシルベンゼンスルホン酸の中性
塩、炭素数14〜18のαーオレフィンスルホン酸の中
性塩、炭素数10〜16のアルキル硫酸エステルの中性
塩もしくはこれらの1以上の混合物である前記第1項記
載の洗浄用樹脂組成物。
する。 (1)スチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂
のメチルメタアクリレート成分が30〜80重量%であ
るスチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂45
〜95重量%に、界面活性剤5〜55重量%を配合した
洗浄用樹脂組成物。 (2)界面活性剤がドデシルベンゼンスルホン酸の中性
塩、炭素数14〜18のαーオレフィンスルホン酸の中
性塩、炭素数10〜16のアルキル硫酸エステルの中性
塩もしくはこれらの1以上の混合物である前記第1項記
載の洗浄用樹脂組成物。
【0005】本発明で使用するスチレン・メチルメタア
クリレート共重合体樹脂は、その共重合体樹脂中にメチ
ルメタアクリレート成分を30〜80重量%含有する共
重合体樹脂である。また該共重合体樹脂の配合割合は組
成物に対して45〜95重量%である。該配合割合が4
5重量%未満もしくは95重量%を越えると透明性樹脂
の樹脂換え、色換え時の洗浄力が低下するので好ましく
ない。本発明の洗浄用樹脂組成物にあっては、さらに組
成物に対して10重量%以下のポリメチルメタアクリレ
ート樹脂を添加することができる。
クリレート共重合体樹脂は、その共重合体樹脂中にメチ
ルメタアクリレート成分を30〜80重量%含有する共
重合体樹脂である。また該共重合体樹脂の配合割合は組
成物に対して45〜95重量%である。該配合割合が4
5重量%未満もしくは95重量%を越えると透明性樹脂
の樹脂換え、色換え時の洗浄力が低下するので好ましく
ない。本発明の洗浄用樹脂組成物にあっては、さらに組
成物に対して10重量%以下のポリメチルメタアクリレ
ート樹脂を添加することができる。
【0006】本発明で使用する界面活性剤としては、ド
デシルベンゼンスルホン酸の中性塩、炭素数14〜18
のαーオレフィンスルホン酸の中性塩、炭素数10〜1
6のアルキル硫酸エステルの中性塩もしくはこれらの1
種以上の混合物を挙げることができる。該界面活性剤の
配合割合は組成物に対して5〜55重量%である。該配
合割合が5重量%未満では、洗浄力が乏しく、また55
重量%を越えると、得られる洗浄用樹脂組成物の溶融時
の流動性がよくなりすぎ、その結果、洗浄力が低下する
ので好ましくない。
デシルベンゼンスルホン酸の中性塩、炭素数14〜18
のαーオレフィンスルホン酸の中性塩、炭素数10〜1
6のアルキル硫酸エステルの中性塩もしくはこれらの1
種以上の混合物を挙げることができる。該界面活性剤の
配合割合は組成物に対して5〜55重量%である。該配
合割合が5重量%未満では、洗浄力が乏しく、また55
重量%を越えると、得られる洗浄用樹脂組成物の溶融時
の流動性がよくなりすぎ、その結果、洗浄力が低下する
ので好ましくない。
【0007】また、本発明の組成物にはステアリン酸カ
ルシウム、塩基性ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸亜鉛、塩基性1、2ーヒドロキシステアリン酸マグ
ネシウム等の金属石鹸類を必要に応じて1重量%以下の
割合で添加することができる。
ルシウム、塩基性ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸亜鉛、塩基性1、2ーヒドロキシステアリン酸マグ
ネシウム等の金属石鹸類を必要に応じて1重量%以下の
割合で添加することができる。
【0008】本発明の組成物は、スチレン・メチルメタ
アクリレート共重合体樹脂、特定量の界面活性剤および
必要に応じて上述の金属石鹸類の各所定量を攪拌混合装
置を用いて混合することによって得ることができ、ま
た、得られた該混合物を溶融混練温度180℃〜230
℃で溶融混練押出し、ペレット化することによっても得
ることができる。攪拌混合装置としてはヘンセルミキサ
ー(商品名)、スーパーミキサー、リボンブレンダー、
タンブラーなどの通常の攪拌混合装置を使用すればよ
い。また、押出機としては1軸押出機、2軸押出機、コ
ニーダー等を使用することができる。ペレット化は押し
出されたストランドを水中カット、霧中カットもしくは
空中カットすればよい。
アクリレート共重合体樹脂、特定量の界面活性剤および
必要に応じて上述の金属石鹸類の各所定量を攪拌混合装
置を用いて混合することによって得ることができ、ま
た、得られた該混合物を溶融混練温度180℃〜230
℃で溶融混練押出し、ペレット化することによっても得
ることができる。攪拌混合装置としてはヘンセルミキサ
ー(商品名)、スーパーミキサー、リボンブレンダー、
タンブラーなどの通常の攪拌混合装置を使用すればよ
い。また、押出機としては1軸押出機、2軸押出機、コ
ニーダー等を使用することができる。ペレット化は押し
出されたストランドを水中カット、霧中カットもしくは
空中カットすればよい。
【0009】
【実施例】以下、実施例、比較例を用いて本発明を具体
的に説明するが本発明はこれによって限定されるもので
はない。
的に説明するが本発明はこれによって限定されるもので
はない。
【0010】実施例1 スチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂(メチ
ルメタアクリレート成分30重量%)9.0kg(90重
量%)、ラウリル酸ナトリウム0.9kg(9重量%)、
塩基性ステアリン酸マグネシウム0.1kg(1重量%)
を内容積20リットルのヘンセルミキサー(商品名)に
入れ、攪拌羽根の回転数50rpmで3分間攪拌混合した
のち、L/Dが30でシリンダー径30mmの2軸押出機に
供給し、シリンダー温度200℃、ダイス温度210℃
の条件で溶融混練押出し、水槽中で冷却し、ペレタイザ
ーでカットして洗浄用樹脂組成物を得た。ついで、ポリ
スチレン樹脂(青色)を押出成形し、機内に該ポリスチ
レン樹脂が残留している1軸押出機(シリンダー径20
mm,L/D=22)の機内を、上記で得られた洗浄用樹脂組
成物200gを用いて溶融混練押出して洗浄し、引き続
き後続の洗浄用樹脂としてポリメチルメタアクリレート
を用いて該後続の洗浄用樹脂が着色しなくなるまで溶融
混練押出して洗浄テストを実施し、該洗浄用樹脂が着色
しなくなるまでに要した該洗浄用樹脂の量および洗浄用
樹脂組成物の供給から後続の洗浄用樹脂が着色しなくな
るまでの時間(以下、洗浄時間という。)を測定し洗浄
力を評価した。後続の洗浄用樹脂の所要量は100g、
洗浄時間は12分であった。
ルメタアクリレート成分30重量%)9.0kg(90重
量%)、ラウリル酸ナトリウム0.9kg(9重量%)、
塩基性ステアリン酸マグネシウム0.1kg(1重量%)
を内容積20リットルのヘンセルミキサー(商品名)に
入れ、攪拌羽根の回転数50rpmで3分間攪拌混合した
のち、L/Dが30でシリンダー径30mmの2軸押出機に
供給し、シリンダー温度200℃、ダイス温度210℃
の条件で溶融混練押出し、水槽中で冷却し、ペレタイザ
ーでカットして洗浄用樹脂組成物を得た。ついで、ポリ
スチレン樹脂(青色)を押出成形し、機内に該ポリスチ
レン樹脂が残留している1軸押出機(シリンダー径20
mm,L/D=22)の機内を、上記で得られた洗浄用樹脂組
成物200gを用いて溶融混練押出して洗浄し、引き続
き後続の洗浄用樹脂としてポリメチルメタアクリレート
を用いて該後続の洗浄用樹脂が着色しなくなるまで溶融
混練押出して洗浄テストを実施し、該洗浄用樹脂が着色
しなくなるまでに要した該洗浄用樹脂の量および洗浄用
樹脂組成物の供給から後続の洗浄用樹脂が着色しなくな
るまでの時間(以下、洗浄時間という。)を測定し洗浄
力を評価した。後続の洗浄用樹脂の所要量は100g、
洗浄時間は12分であった。
【0011】実施例2 スチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂(メチ
ルメタアクリレート成分60重量%)6.0kg(60重
量%)、炭素数16のαーオレフィンスルホン酸ナトリ
ウム4.0kg(40重量%)を用いて、実施例1に準拠
してペレット状の洗浄用樹脂組成物を得た。ついで、ポ
リメチルメタアクリレート樹脂(赤色)を押出成形し、
機内に該ポリメチルメタアクリレート樹脂が残留してい
る押出機(シリンダー径20mm、L/D=22)の機内
を、上記で得られた洗浄用樹脂組成物200gを用いて
溶融混練押出して洗浄し、引き続き後続の洗浄用樹脂と
してポリスチレン・メチルメタアクリレート樹脂(メチ
ルメタアクリレート成分60重量%)を用いて溶融混練
押出して洗浄テストを実施した。後続の洗浄用樹脂の所
要量は60g、洗浄時間は10分であった。
ルメタアクリレート成分60重量%)6.0kg(60重
量%)、炭素数16のαーオレフィンスルホン酸ナトリ
ウム4.0kg(40重量%)を用いて、実施例1に準拠
してペレット状の洗浄用樹脂組成物を得た。ついで、ポ
リメチルメタアクリレート樹脂(赤色)を押出成形し、
機内に該ポリメチルメタアクリレート樹脂が残留してい
る押出機(シリンダー径20mm、L/D=22)の機内
を、上記で得られた洗浄用樹脂組成物200gを用いて
溶融混練押出して洗浄し、引き続き後続の洗浄用樹脂と
してポリスチレン・メチルメタアクリレート樹脂(メチ
ルメタアクリレート成分60重量%)を用いて溶融混練
押出して洗浄テストを実施した。後続の洗浄用樹脂の所
要量は60g、洗浄時間は10分であった。
【0012】実施例3 スチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂(メチ
ルメタアクリレート成分80重量%)5.0kg(50重
量%)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4.9k
g(49重量%)、塩基性ステアリン酸マグネシウム0.
1kg(1重量%)を用いて、実施例1に準拠してペレッ
ト状の洗浄用樹脂組成物を得た。ついで、ポリメチルメ
タアクリレート樹脂(赤色)を押出成形し、機内に該ポ
リメチルメタアクリレート樹脂が残留している押出機
(シリンダー径20mm、L/D=22)の機内を、上記で
得られた洗浄用樹脂組成物200gを用いて溶融混練押
出して洗浄し、引き続き後続の洗浄用樹脂としてポリメ
チルメタアクリレート樹脂(無色)を用いて溶融混練押
出して洗浄テストを実施した。後続の洗浄用樹脂の所要
量は80g、洗浄時間は11分であった。
ルメタアクリレート成分80重量%)5.0kg(50重
量%)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム4.9k
g(49重量%)、塩基性ステアリン酸マグネシウム0.
1kg(1重量%)を用いて、実施例1に準拠してペレッ
ト状の洗浄用樹脂組成物を得た。ついで、ポリメチルメ
タアクリレート樹脂(赤色)を押出成形し、機内に該ポ
リメチルメタアクリレート樹脂が残留している押出機
(シリンダー径20mm、L/D=22)の機内を、上記で
得られた洗浄用樹脂組成物200gを用いて溶融混練押
出して洗浄し、引き続き後続の洗浄用樹脂としてポリメ
チルメタアクリレート樹脂(無色)を用いて溶融混練押
出して洗浄テストを実施した。後続の洗浄用樹脂の所要
量は80g、洗浄時間は11分であった。
【0013】比較例1 スチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂(メチ
ルメタアクリレート成分20重量%)5.0kg(50重
量%)、ラウリル硫酸ナトリウム4.8kg(48重量
%)、塩基性ステアリン酸マグネシウム0.2kg(2重
量%)を用いて、実施例1に準拠してペレット状の洗浄
用樹脂組成物を得た。ついで、ポリメチルメタアクリレ
ート樹脂(赤色)を押出成形し、機内に該ポリメチルメ
タアクリレート樹脂が残留している押出機(シリンダー
径20mm、L/D=22)の機内を、上記で得られた洗浄
用樹脂組成物200gを用いて溶融混練押出して洗浄
し、引き続き後続の洗浄用樹脂としてポリメチルメタア
クリレート樹脂(無色)を用いて溶融混練押出して洗浄
テストを実施した。後続の洗浄用樹脂の所要量は540
g、洗浄時間は48分であった。
ルメタアクリレート成分20重量%)5.0kg(50重
量%)、ラウリル硫酸ナトリウム4.8kg(48重量
%)、塩基性ステアリン酸マグネシウム0.2kg(2重
量%)を用いて、実施例1に準拠してペレット状の洗浄
用樹脂組成物を得た。ついで、ポリメチルメタアクリレ
ート樹脂(赤色)を押出成形し、機内に該ポリメチルメ
タアクリレート樹脂が残留している押出機(シリンダー
径20mm、L/D=22)の機内を、上記で得られた洗浄
用樹脂組成物200gを用いて溶融混練押出して洗浄
し、引き続き後続の洗浄用樹脂としてポリメチルメタア
クリレート樹脂(無色)を用いて溶融混練押出して洗浄
テストを実施した。後続の洗浄用樹脂の所要量は540
g、洗浄時間は48分であった。
【0014】比較例2 スチレン・メチルメタアクリレート共重合体樹脂(メチ
ルメタアクリレート成分10重量%)8.0kg(80重
量%)、炭素数16のαーオレフィンスルホン酸ナトリ
ウム1.9kg(19重量%)、塩基性ステアリン酸マグ
ネシウム0.1kg(1重量%)を用いて、実施例1に準
拠してペレット状の洗浄用樹脂組成物を得た。ついで、
ポリメチルメタアクリレート樹脂(青色)を押出成形
し、機内に該ポリメチルメタアクリレート樹脂が残留し
ている押出機(シリンダー径20mm、L/D=22)の機
内を、上記で得られた洗浄用樹脂組成物200gを用い
て溶融混練押出して洗浄し、引き続き後続の洗浄用樹脂
としてポリメチルメタアクリレート樹脂(無色)を用い
て溶融混練押出して洗浄テストを実施した。後続の洗浄
用樹脂の所要量は540g、洗浄時間は53分であっ
た。
ルメタアクリレート成分10重量%)8.0kg(80重
量%)、炭素数16のαーオレフィンスルホン酸ナトリ
ウム1.9kg(19重量%)、塩基性ステアリン酸マグ
ネシウム0.1kg(1重量%)を用いて、実施例1に準
拠してペレット状の洗浄用樹脂組成物を得た。ついで、
ポリメチルメタアクリレート樹脂(青色)を押出成形
し、機内に該ポリメチルメタアクリレート樹脂が残留し
ている押出機(シリンダー径20mm、L/D=22)の機
内を、上記で得られた洗浄用樹脂組成物200gを用い
て溶融混練押出して洗浄し、引き続き後続の洗浄用樹脂
としてポリメチルメタアクリレート樹脂(無色)を用い
て溶融混練押出して洗浄テストを実施した。後続の洗浄
用樹脂の所要量は540g、洗浄時間は53分であっ
た。
【0015】比較例3 高密度ポリエチレン樹脂(メルトフローレート(JIS K6
760,190℃、2.16kgf)5.0g/10分)7.6kg(76重
量%)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.8k
g(18重量%)、ポリエチレンワックス0.2kg(2重
量%)、ステアリン酸亜鉛0.4kg(4重量%)を用い
て、実施例1に準拠してペレット状の洗浄用樹脂組成物
を得た。ついで、ポリメチルメタアクリレート樹脂(赤
色)を押出成形し、機内に該ポリメチルメタアクリレー
ト樹脂が残留している押出機(シリンダー径20mm、L/
D=22)の機内を、上で得られた洗浄用樹脂組成物2
00gを用いて溶融混練押出して洗浄し、引き続き、後
続の洗浄用樹脂としてポリメチルメタアクリレート樹脂
を用いて3時間溶融混練押出したが該洗浄用樹脂に着色
がみられ、洗浄は完了しなかった。
760,190℃、2.16kgf)5.0g/10分)7.6kg(76重
量%)、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.8k
g(18重量%)、ポリエチレンワックス0.2kg(2重
量%)、ステアリン酸亜鉛0.4kg(4重量%)を用い
て、実施例1に準拠してペレット状の洗浄用樹脂組成物
を得た。ついで、ポリメチルメタアクリレート樹脂(赤
色)を押出成形し、機内に該ポリメチルメタアクリレー
ト樹脂が残留している押出機(シリンダー径20mm、L/
D=22)の機内を、上で得られた洗浄用樹脂組成物2
00gを用いて溶融混練押出して洗浄し、引き続き、後
続の洗浄用樹脂としてポリメチルメタアクリレート樹脂
を用いて3時間溶融混練押出したが該洗浄用樹脂に着色
がみられ、洗浄は完了しなかった。
【0016】比較例4 比較例3で用いたと同様の高密度ポリエチレン樹脂4.
0kg(40重量%)、タルク5.0kg(50重量%)、
ステアリン酸亜鉛1.0kg(10重量%)を用いて、実
施例1に準拠してペレット状の洗浄用樹脂組成物を得
た。ついで比較例3に準拠して洗浄テストを実施した
が、後続の洗浄用樹脂を用いて3時間溶融混練押出して
も該洗浄用樹脂に着色がみられ、洗浄は完了しなかっ
た。
0kg(40重量%)、タルク5.0kg(50重量%)、
ステアリン酸亜鉛1.0kg(10重量%)を用いて、実
施例1に準拠してペレット状の洗浄用樹脂組成物を得
た。ついで比較例3に準拠して洗浄テストを実施した
が、後続の洗浄用樹脂を用いて3時間溶融混練押出して
も該洗浄用樹脂に着色がみられ、洗浄は完了しなかっ
た。
【0017】比較例5 比較例3で用いたと同様の高密度ポリエチレン樹脂3.
8kg(38重量%)、炭酸カルシウム5.0kg(50重
量%)、塩基性ステアリン酸マグネシウム0.2kg(2
重量%)、流動パラフィン1.0kg(10重量%)を用
いて、実施例1に準拠してペレット状の洗浄用樹脂組成
物を得た。ついで比較例3に準拠して洗浄テストを実施
したが、後続の洗浄用樹脂を用いて3時間溶融混練押出
しても該洗浄用樹脂に着色がみられ、洗浄は完了しなか
った。
8kg(38重量%)、炭酸カルシウム5.0kg(50重
量%)、塩基性ステアリン酸マグネシウム0.2kg(2
重量%)、流動パラフィン1.0kg(10重量%)を用
いて、実施例1に準拠してペレット状の洗浄用樹脂組成
物を得た。ついで比較例3に準拠して洗浄テストを実施
したが、後続の洗浄用樹脂を用いて3時間溶融混練押出
しても該洗浄用樹脂に着色がみられ、洗浄は完了しなか
った。
【0018】
【発明の効果】本発明の洗浄用樹脂組成物は、透明性の
高いプラスチックの樹脂の切り換え、色換え時におい
て、きわめて効果的に成形機内を洗浄することのできる
洗浄剤である。すなわち本発明の洗浄用樹脂組成物は少
量用いるだけで後続の洗浄用樹脂の使用量を著しく減少
させることができる。高透明なメチルメタアクリルレー
ト樹脂の色換えを例にとると、本発明の範囲をはずれる
洗浄用樹脂組成物を使用する場合に比較して、本発明の
洗浄用樹脂組成物を使用することにより、後続の洗浄用
樹脂の使用量を1/5以下に、洗浄時間を1/4以下にす
ることができる。また、従来公知の洗浄用樹脂組成物を
用いても透明性の樹脂の洗浄にはなんらその洗浄効果を
奏さなかった。
高いプラスチックの樹脂の切り換え、色換え時におい
て、きわめて効果的に成形機内を洗浄することのできる
洗浄剤である。すなわち本発明の洗浄用樹脂組成物は少
量用いるだけで後続の洗浄用樹脂の使用量を著しく減少
させることができる。高透明なメチルメタアクリルレー
ト樹脂の色換えを例にとると、本発明の範囲をはずれる
洗浄用樹脂組成物を使用する場合に比較して、本発明の
洗浄用樹脂組成物を使用することにより、後続の洗浄用
樹脂の使用量を1/5以下に、洗浄時間を1/4以下にす
ることができる。また、従来公知の洗浄用樹脂組成物を
用いても透明性の樹脂の洗浄にはなんらその洗浄効果を
奏さなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C11D 10/02 7:26)
Claims (2)
- 【請求項1】 スチレン・メチルメタアクリレート共重
合体樹脂のメチルメタアクリレート成分が30〜80重
量%であるスチレン・メチルメタアクリレート共重合体
樹脂45〜95重量%に、界面活性剤5〜55重量%を
配合した洗浄用樹脂組成物。 - 【請求項2】 界面活性剤がドデシルベンゼンスルホン
酸の中性塩、炭素数14〜18のαーオレフィンスルホ
ン酸の中性塩、炭素数10〜16のアルキル硫酸エステ
ルの中性塩もしくはこれらの1以上の混合物である請求
項1記載の洗浄用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3287067A JP2811380B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 洗浄用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3287067A JP2811380B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 洗浄用樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0598298A true JPH0598298A (ja) | 1993-04-20 |
JP2811380B2 JP2811380B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=17712627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3287067A Expired - Lifetime JP2811380B2 (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 洗浄用樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811380B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998044048A1 (fr) * | 1997-04-02 | 1998-10-08 | Chisso Corporation | Composition de nettoyage a base de resine thermoplastique |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03182535A (ja) * | 1989-12-12 | 1991-08-08 | Chisso Corp | 洗浄用樹脂組成物 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP3287067A patent/JP2811380B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03182535A (ja) * | 1989-12-12 | 1991-08-08 | Chisso Corp | 洗浄用樹脂組成物 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6235821B1 (en) | 1997-02-04 | 2001-05-22 | Chisso Corporation | Cleansing thermoplastic resin composition |
WO1998044048A1 (fr) * | 1997-04-02 | 1998-10-08 | Chisso Corporation | Composition de nettoyage a base de resine thermoplastique |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2811380B2 (ja) | 1998-10-15 |
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