JPH0593296U - 車両用座席のヘッドレスト装置 - Google Patents

車両用座席のヘッドレスト装置

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Publication number
JPH0593296U
JPH0593296U JP3471892U JP3471892U JPH0593296U JP H0593296 U JPH0593296 U JP H0593296U JP 3471892 U JP3471892 U JP 3471892U JP 3471892 U JP3471892 U JP 3471892U JP H0593296 U JPH0593296 U JP H0593296U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stay
headrest
backrest
seat
vehicle seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP3471892U
Other languages
English (en)
Inventor
一光 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP3471892U priority Critical patent/JPH0593296U/ja
Publication of JPH0593296U publication Critical patent/JPH0593296U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り外したヘッドレストを枕やひじ掛として
有効に利用する。 【構成】 シートの背もたれ2の上端からヘッドレスト
1を支持するステー3をこの背もたれ2に対して伸縮自
在に設ける。キャッチャ4でヘッドレスト1をステー3
へ着脱自在に支持し、ステー3の端部に設けたストッパ
34を係止する背もたれ2に固定したカラー33を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用座席のヘッドレスト装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両のシートの背もたれには、追突などの衝撃を受けた場合に乗 員が鞭打ち症などの負傷を防止するためにヘッドレストが設けられており、乗員 の座高に合わせて高さを調整でき、かつ背もたれから脱着可能な差し込み式のも のが広く採用されている。リクライニング式のシートを備えるものではヘッドレ ストを取り外すことによりフルフラット位置(ほぼ水平状態)まで背もたれを倒 すことが可能となり、仮眠などに適した空間を提供することができる。
【0003】 このとき取り外したヘッドレストにはシートへ差し込むためのステーが突出し ているため、安定が悪くまた適当な収納場所がないこともあり、実開昭57−1 92836号公報に開示されるように、シートのフルフラット時にシートクッシ ョンの前端部に、取り外したヘッドレストを差し込んで枕として使用するものが 知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では枕としてのヘッドレストの位置が決められてし まうため、仮眠時の身体の向きなどが決められてしまい自由度に欠けるという問 題があった。
【0005】 そこで本考案は、取り外したときにも枕やひじ掛として有効に利用可能な車両 用座席のヘッドレスト装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シートの背もたれ上端からヘッドレストを支持するステーをこの背 もたれに対して伸縮自在に設けると共に、ヘッドレストを前記ステーに着脱自在 に支持し、前記背もたれにステーの抜け止め手段を備える。
【0007】
【作用】
背もたれの上端のステーからヘッドレストを取り外すと、ヘッドレストにはス テーなどの突出部がないために枕などとして自由に使用できる一方、背もたれに 残ったステーを収縮させるとシートの突出部をなくすことができる。
【0008】
【実施例】
この実施例は自動車のシートに本考案を適用した例を示している 図1〜図4に示すように、乗員が着座するシートは、乗員の腰部を支持するシ ートクッションに背部を支持する背もたれ2が結合され、背もたれ2の上端には ヘッドレスト1が取り付けられる。
【0009】 背もたれ2はヘッドレスト1を固定するステー3を上端から垂直方向に伸縮自 在に収装しており、このステー3は連絡部3aと自由端を備えた2本の平行部3 bとからなる「コ」の字状に折り曲げたパイプ部材により形成され、背もたれ2 の上端の2カ所でそれぞれ開口したステー穴20に、ステー3の平行部3bがそ れぞれ摺動自由に嵌挿される。
【0010】 ヘッドレスト1の底部にはステー3の連絡部3aを収装する横長の支持溝11 が開口しており、この支持溝11の底部にはヘッドレスト1をステー3に固定す る一対のキャッチャ4が固定されている。このキャッチャ4は開口部4aを備え た円筒状の弾性部材により形成されて、開口部4aを支持溝11の開口端に向け てヘッドレスト1の内部に収装されたフレーム10で支持される。
【0011】 このキャッチャ4はステー3の外径にほぼ等しい内径を備え、開口部4aをス テー3の連絡部3aに押し付けることによりキャッチャ4がステー3に嵌合して ヘッドレスト1をステー3へ支持する。
【0012】 ステー3によって着脱自在に支持されたヘッドレスト1は、ステー3の上下方 向への伸縮により背もたれ2の上端からの高さを変更することができるように、 ステー3の右側の平行部3bに所定の間隔で設けたくさび状の高さ調整溝30が 、ステー穴20の開口端に設けられたロック機構21の図示しない爪で係止され ることにより、ヘッドレスト1を所定の高さで保持する。
【0013】 ステー3の平行部3bの最上部に設けられた高さ調整溝30と同様のロック溝 31は、ステー3の最収縮位置、すなわち連絡部3aが背もたれ2の上端に当接 する位置でロック機構21がステー3を係止するためのものである。
【0014】 このステー3の最収縮位置では、上端をステー3の平行部3bに固定したバネ 32はステー穴20に固着された円筒状のカラー33に押し付けられてステー3 を上方に付勢し、ロック機構21が解除されると背もたれ2と当接していたステ ー3の連絡部3aを所定の高さまで上昇させ、手などを入れやすくしてステー3 の引き上げ操作を容易にする。
【0015】 一方、ステー3の最伸長位置では、抜け止め手段として平行部3bの下端に固 定された円板状のストッパ34がカラー33に係止されてステー3が背もたれ2 から抜けるのを防いでいる。
【0016】 また、ヘッドレスト1にはステー3の連絡部3aを軸として背もたれ2の前後 方向に回動して乗員の体型に合わせて調整することが可能となっている。ヘッド レスト1の支持溝11の両端の直交する方向に扇状断面の旋回溝11aが設けら れ、ステー3の平行部3bを収装してヘッドレスト1の前後方向への回動を許容 している。
【0017】 この旋回溝11aの内周の側部には所定の間隔で凹部5aを備えた角度調整板 5がそれぞれ設けられ、これら角度調整板5の凹部5aで平行部3bを挟持し、 ヘッドレスト1を所定の角度で係止する。
【0018】 以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0019】 ヘッドレスト1を背もたれ2から取り外すには、キャッチャ4の開口部4aが 開いてステー3から離れるまでヘッドレスト1を上方に引き抜けばよく、キャッ チャ4がステー3から離脱すると、ステー3を残してヘッドレスト1は背もたれ 2から分離する。
【0020】 取り外したヘッドレスト1は突出する部分がないため、持ち運び自在の枕やひ じ掛としても使用でき、また比較的容易に収納することも可能となる。
【0021】 このヘッドレスト1を取り外した状態で、ステー3が背もたれ2の上端に当接 する最収縮位置までステー3を下げておけば、背もたれ2から突出する部分がな くなって車内の空間を有効に利用でき、特にフルフラット位置まで背もたれ2が 倒れるシートでは背もたれ2と図示しないシートクッションが干渉することなく なって容易かつ迅速に乗員の姿勢を変えることができる。
【0022】 一方、取り外したヘッドレスト1を背もたれ2に取り付けるには、ステー3を 背もたれ2の上端から所定の高さまで引き出してロック機構21で係止する。次 にヘッドレスト1の底部の支持溝11をステー3に合わせ、ヘッドレスト1を下 方に下げてキャッチャ4がステー3の連絡部3aに当接位置で力を加えると、キ ャッチャ4の開口部4aが開いてステー3に嵌合し、ヘッドレスト1が背もたれ 2に取り付けられる。
【0023】 ステー3を上方に引き出し過ぎると、ステー3はストッパ34に係止されて上 昇できなくなり背もたれ2から抜け出すことはない。
【0024】 ヘッドレスト1の角度の調整は、ヘッドレスト1の下部を前後に押すとステー 3の平行部3bを挟持する角度調整板5が移動し、この角度調整板5の凹部5a の間隔に応じて段階的に角度を変更することができる。
【0025】 なお、図示はしないが背もたれ2の上端にステー3の連絡部3aを埋設可能な 収納溝などを設けることにより、ステー3の最収縮位置において背もたれ2の上 端がほぼフラットに形成されてフルフラットシートにおける背もたれ2とシート クッションとの干渉を避けることができる。
【0026】
【考案の効果】
以上のように本考案は、ヘッドレストを背もたれから脱着自在にすると共に、 ヘッドレストを支持するステーを背もたれから伸縮自在としたので、ヘッドレス トの取り外し状態においては突出する部分が無くなって、枕やひじ掛などとして 利用でき、ステーの最収縮位置では背もたれの上端に突出部がなくなってフルフ ラットシートの形成が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す概略図である。
【図2】ヘッドレストの底面からの斜視図である。
【図3】ヘッドレストの側面図である。
【図4】ヘッドレストの底面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドレスト 2 背もたれ 3 ステー 3a 連絡部 4 キャッチャ 5 角度調整板 33 カラー 34 ストッパ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの背もたれ上端からヘッドレスト
    を支持するステーをこの背もたれに対して伸縮自在に設
    けると共に、ヘッドレストを前記ステーに着脱自在に支
    持し、前記背もたれにステーの抜け止め手段を備えたこ
    とを特徴とする車両用座席のヘッドレスト装置。
JP3471892U 1992-05-25 1992-05-25 車両用座席のヘッドレスト装置 Pending JPH0593296U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3471892U JPH0593296U (ja) 1992-05-25 1992-05-25 車両用座席のヘッドレスト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3471892U JPH0593296U (ja) 1992-05-25 1992-05-25 車両用座席のヘッドレスト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0593296U true JPH0593296U (ja) 1993-12-21

Family

ID=12422115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3471892U Pending JPH0593296U (ja) 1992-05-25 1992-05-25 車両用座席のヘッドレスト装置

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JP (1) JPH0593296U (ja)

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