JPH0727236Y2 - シート構造 - Google Patents

シート構造

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JPH0727236Y2
JPH0727236Y2 JP1988057606U JP5760688U JPH0727236Y2 JP H0727236 Y2 JPH0727236 Y2 JP H0727236Y2 JP 1988057606 U JP1988057606 U JP 1988057606U JP 5760688 U JP5760688 U JP 5760688U JP H0727236 Y2 JPH0727236 Y2 JP H0727236Y2
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JP
Japan
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seat
seats
auxiliary
vehicle body
arm
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JP1988057606U
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JPH01161939U (ja
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賢治 田邊
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 車体の前後方向へのスライドが可能なシート構造に関す
る。
(従来の技術) 一般に、自動車においては、車体の前後方向にスライド
可能なスライド式シートを設け、乗員の数や体格などに
応じて乗車位置を変えられるようにしたものがある。一
例を第14図および第15図に示す。
1はワンボックスタイプの自動車の車体で、フロア2の
前部に運転者用のシート3を備え、その隣に乗員用のシ
ート4を備えている。
さらに、フロア2の中部および後部にも一対ずつ乗員用
のシート5,5および6,6を備えている。
最後部のシート6,6は、スライド式シート、でフロア2
に設けた二組のレール7,7および8,8に取付けてあり、車
体1の前後方向にスライドすることができる。
すなわち、乗員の数が多くて最後部のシート6,6を使う
場合、シート6,6を後方にスライドさせ、乗員の脚が前
のシート5,5に支えるのを防ぐことができる。
また、乗員の数が少なくてシート6,6を使わない場合
は、シート6,6を前方にスライドさせることにより、車
体1の後部を荷物の載置空間として有効利用することが
できる。
(考案が解決しようとする課題) ただし、車体1の後部にはタイヤハウス9,9があり、シ
ート6,6のスライドに際してシート6,6がタイヤハウス9,
9にぶつからないよう、レール7,7および8,8を内側に配
置している。
このため、せっかく広い車室がありながらシート6,6の
横幅を十分にとることができず、良好な乗り心地が得ら
れないのが実情である。
この考案は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、車体の幅方向に沿うシート全
幅を可変として多彩なシートアレンジを行なうことがで
き、これによりタイヤハウスなどに影響を受けることな
く十分な横幅を確保して良好な乗り心地を得ることがで
きる実用性にすぐれたシート構造を提供することにあ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この考案は、左右分割されたシートをそれぞれレールを
介して車体前後方向にスライド可能としたシート構造に
おいて、上記左側シートのレールと上記右側シートのレ
ールとの間隔が上記車体後方に向かって狭くなるように
両レールを配設し、且つ上記左右シートの車体前方位置
にて同左右シート間に補助シートを介在し、同左右シー
トの車体後方位置へのスライドの際に上記補助シートが
同左右シート間から逸脱して左右シートを接近可能とな
るように上方へ移動させるリフト機構を備えた。
(作用) 左右シートを車体前方位置へスライドさせると、左右シ
ート間が拡がる。このとき、拡がった左右シート間に補
助シートを介在させることでシート全幅が拡がり、車体
の幅方向いっぱいに着座領域ができる。
補助シートを左右シート間から逸脱して上方へ移動させ
ることにより、左右シートを車体後方位置へスライドさ
せて左右シート間を接近させ、シート全幅を狭めること
ができる。このとき、補助シートはアームレストとして
使用できる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例について図面を参照して説明
する。なお、図面において第14図および第15図と同一部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
第1図および第2図に示すように、フロア2において、
タイヤハウス9より前の位置にシートフレーム11を設け
る。
シートフレーム11は、車体1の幅方向いっぱいに対応す
る横幅を有するとともに、前部の支持脚がヒンジ12によ
ってフロア2に取付けてあり、ヒンジ12を支点として前
倒しが可能となっている。
シートフレーム11の後部の支持脚はフロア2のラチェッ
ト13(第8図、第9図、第10図に記載)に対して係合,
離脱が可能な構造となっている。
しかして、シートフレーム11上に、車体1の幅方向中心
に向かって傾斜する状態、たとえば後方に向かって相互
の間隔が狭まるように、右側シート用レール14,14およ
び左側シート用レール15,15を設ける。そして、これら
レール左右分割された一対のシート(左右シート)16,1
6をスライド可能に設ける。
すなわち、シート16,16は、斜め前方および斜め後方へ
のスライドが可能であり、斜め前方にスライドさせると
車体1の幅方向いっぱいに間隔が拡がり、斜め後方にス
ライドさせると間隔が狭まってタイヤハウス9の内側に
入り込むようになっている。
なお、シート16,16は、シートクッション16a、シートバ
ック16b、ヘッドレスト16cからなる。
また、詳細を第3図ないし第7図に示すように、シート
フレーム11の幅方向中心の位置に一対の縦バー11aを設
け、そこに複数個のアダプタ11bを介してリフト機構17
を取付ける。そして、リフト機構17に補助シート18を設
ける。
リフト機構17は、シート16,16の車体前方位置にてシー
ト16,16間に補助シート18を介在し、シート16,16の車体
後方位置へのスライドの際に補助シート18がシート16,1
6間から逸脱してシート16,16を接近可能となるように上
方へ移動させるためのもので、前後に配した一対のアー
ム21,22を主体とし、これらアーム21,22をそれぞれブラ
ケット20によってシートフレーム11(縦バー11a)に倒
伏自在に取着している。
アーム21,22は、下端部にロックバー21a,22aを突設し、
中途部側面にスライド溝21a,22aを形成してあり、前下
面21c,22cが後述するサブアーム27,28の荷重受部となっ
ている。
アーム21,22の下方にはロックプレート23,24を設け、そ
のロックプレート23,24を連結バー25で連結している。
ロックプレート23は、アーム21の起上がり時にそのアー
ム21のロックバー21aを係合保持するためのもので、前
方に突出する形状の係合解除用レバー23aを有してい
る。一方のロックプレート24は、アーム22の起上がり時
にそのアーム22のロックバー22aを係合保持するための
もので、ロックプレート23の動きが連結レバー25によっ
て伝えられるようになっている。
また、アーム21,22は、スライド溝21b,22bに係合する連
結バー26によって連結されており、アーム21の動きがア
ーム22に伝わるようになっている。
そして、アーム21,22の上端部にサブアーム27,28を介し
てブラケット29,30を設けている。
サブアーム27,28は、中途部が連結バー31,32を介して上
記連結バー26の両端にそれぞれ連結してあり、アーム2
1,22が伏せているとき(第5図の状態)にはアーム21,2
2の前下面に荷重を預けているが、アーム21,22の起上が
りに際して連結バー31,32から回動力が加えられ、立上
がるようになっている。
なお、アーム31の前下面を貫通して起上げレバー33設け
ている。この起上げレバー33は、アーム21に回動自在に
取付けてあり、アーム21の起上げおよびサブアーム27の
立上げに際しての取つ手の役目をする。
しかして、上記ブラケット29,30に補助シート18を取付
けている。
つぎに、上記のような構成において作用を説明する。
いま、第1図,第2図,および第8図のようにシート1
6,16を斜め前方へスライドさせた状態において、シート
クッション16a,16a間に同じ高さの補助シート18が存
し、シート全幅が拡がって車体1の幅方向いっぱいに対
応する十分な横幅の着座領域が得られる。
したがって、ゆったりとした良好な乗り心地を得ること
ができる。
一方、シートバック16bを前倒しするとともに(第9図
参照)、シートフレーム11を前倒しする(第10図参
照)。この状態では、フロア2の後部を荷室などとして
大きく使うことができる。
一方、シートフレーム11を後方に起こして元の位置に戻
した状態において、起上げレバー33を持上げる(第6図
参照)。すると、アーム21が起上がり、それに連動して
アーム22も起上がる。そのうち、ロックバー21a,22aが
ロックプレート23,24に係合する。このとき、連結バー3
1,32がサブアーム27,28を押上げた形となり、アーム21,
22を所定の高さに保持する。
したがって、補助シート18をアームレストとして使うこ
とができる。
こうして、補助シート18を上昇させた状態では、シート
16,16を補助シート18にぶつけることなく、またタイヤ
ハウス9にぶつけることなく、斜め後方へスライドさせ
てシート全幅を狭めることができる。
実際にスライドさせると、第11図に示すように、シート
16,16はタイヤハウス9の内側に収まる。なお、このと
き、補助シート18がアームレストとして使用できること
に変わりはない。
また、補助シート18を一段上昇させた状態において、そ
の補助シート18をもう一段高い位置へ上昇させることが
できる。
すなわち、補助シート18を持上げると、サブアーム27,2
8がさらに上方へ立上がり(第7図参照)、補助シート1
8がもう一段高い位置へ上昇する。このとき、連結バー2
6の端部がスライド溝21b,22bの最上屈曲部に入り込み、
連結バー31,32をロックする。これにより、連結バー31,
32がサブアーム27,28を押し上げた形となり、補助シー
ト18を保持する。
したがって、補助シート18を好みの高さ位置に設定する
ことができ、便利である。たとえば、乗員が子供の場合
は一段目の高さに設定し、大人の場合はさらに上の二段
目の高さに設定するなどの使用方法が考えられる。
また、補助シート18を二段目の高さに設定した状態で
は、第12図に示すように、シートバック16bを前倒しし
てそのシートバック16bを補助シート18の下に収めるこ
とができる。これにより、室内空間をすっきりと広く使
用することができる。
この場合、シートバック16bの前倒しに際し、寸法的に
シートバック16bのサイド部と補助シート18のサイド部
とがぶつかる可能性が生じるが、両者にはクッション性
があるため問題はなく、前倒しを確実に行なうことがで
きる。
しかして、補助シート18を下げる場合は、先ず補助シー
ト18に斜め後方への力を与える。すると、連結バー31,3
2のロックが解除となり、補助シート18が一段目の高さ
まで下がる。
この状態で係合解除用レバー23aを上方へ押上げると、
ロックプレート23からロックバー21aが離脱する。この
とき、連結レバー25の引張りによってロックプレート24
からもロックバー22aが離脱する。これにより、アーム2
1,22が前に伏せ、補助シート18が通常位置まで下がるこ
とになる。
なお、上記実施例において、シートバック16bの背面に
トレイを設けるようにすれば、さらに機能性にすぐれた
ものとなる。
すなわち、第13図に示すように、シートバック16bの背
面に食器載置用のトレイ40を設ける。この場合、補助シ
ート18を二段目の高さ位置に上昇させ、かつシートバッ
ク16bを前倒れすることにより、トレイ40をコーヒーカ
ップなどの置き場所として利用することができ、便利で
ある。
また、上記実施例では、ワンボックスタイプの自動車を
例に説明したが、他の自動車にも同様に実施可能であ
る。
その他、この考案は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案によれば、左右分割されたシ
ートをそれぞれレールを介して車体前後方向にスライド
可能としたシート構造において、上記左側シートのレー
ルと上記右側シートのレールとの間隔が上記車体後方に
向かって狭くなるように両レールを配設し、且つ上記左
右シートの車体前方位置にて同左右シート間に補助シー
トを介在し、同左右シートの車体後方位置へのスライド
の際に上記補助シートが同左右シート間から逸脱して左
右シートを接近可能となるように上方へ移動させるリフ
ト機構を備えたので、車体の幅方向に沿うシート全幅を
可変として多彩なシートアレンジを行なうことができ、
これによりタイヤハウスなどに影響を受けることなく十
分な横幅を確保して良好な乗り心地を得ることができる
実用性にすぐれたシート構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を正面から見た図、
第2図は同実施例の構成を上方から見た図、第3図は同
実施例におけるシートフレームの構成を示す斜視図、第
4図は同実施例におけるリフト機構の一部の構成を示す
斜視図、第5図ないし第7図はそれぞれ同実施例におけ
るリフト機構の具体的な構成および動きを示す図、第8
図ないし第12図はそれぞれ同実施例の作用を説明するた
めの図、第13図は同実施例の変形例の構成を示す斜視
図、第14図は従来のスライド式シートを備えた自動車の
概略的な構成を示す斜視図、第15図は第14図おけるスラ
イド式シートの構成を上方から見た図である。 1……車体、2……フロア、9……タイヤハウス、11…
…シートフレーム、14,15……レール、16……シート、1
7……リフト機構、18……補助シート、21,22……アー
ム、23,24……ロックプレート、26……連結バー、27,28
……サブアーム、31,32……連結バー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右分割されたシートをそれぞれレールを
    介して車体前後方向にスライド可能としたシート構造に
    おいて、 上記左側シートのレールと上記右側シートのレールとの
    間隔が上記車体後方に向かって狭くなるように両レール
    を配設し、 且つ上記左右シートの車体前方位置にて同左右シート間
    に補助シートを介在し、同左右シートの車体後方位置へ
    のスライドの際に上記補助シートが同左右シート間から
    逸脱して左右シートを接近可能となるように上方へ移動
    させるリフト機構を備えたことを特徴とするシート構
    造。
JP1988057606U 1988-04-28 1988-04-28 シート構造 Expired - Lifetime JPH0727236Y2 (ja)

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JP1988057606U JPH0727236Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 シート構造

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JPH01161939U JPH01161939U (ja) 1989-11-10
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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040341Y2 (ja) * 1981-01-27 1985-12-05 マツダ株式会社 キヤブオ−バ型車のフロントシ−ト装置
JPS5867525A (ja) * 1981-10-16 1983-04-22 Tenryu Kogyo Kk 斜めスライド座席
JPS5868153U (ja) * 1981-10-31 1983-05-09 立川スプリング株式会社 車両用シ−トにおけるア−ムレスト

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