JP3777221B2 - 車両用多機能シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の略中央に配されて幼児から大人までの乗員の体格に合わせて変形することが可能な車両用多機能シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の略中央に位置するシートバックの前面部分を前方に倒して展開することにより、幼児を後向きに拘束する幼児用バスケットを構成するものが、実開平6−12170号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記実開平6−12170号公報に記載されたものは、シートバックの前面部分を幼児用バスケットとして利用することによりシートに多機能性を与えているが、そのシートを座面が高い子供用シートとして利用することはできず、更に高度な多機能性を与えることが望まれる。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、幼児、子供、大人のそれぞれの体格に合わせて変形可能であり、特に幼児用バスケットとしても子供用シートとしても使用可能な車両用多機能シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、車両の略中央に配されるシートを多目的に使用する車両用多機能シートであって、前記シートは前部シートクッション及び後部シートクッションに分割されたシートクッションと、前部シートバック及び後部シートバックに分割されたシートバックとを備えており、前部シートクッションは本体部と該本体部の前端に設けた支点を中心にして前方に回動可能な蓋体とを備えて後部シートクッションに対して昇降可能であり、前部シートバックは下端に設けた支点を中心にして上昇位置にある前記前部シートクッションの本体部の上面に重なる位置に回動可能であるとともに、後部シートバックは前記支点を中心にして回動可能であり、前方に回動させた蓋体と、前方に回動させた前部シートバックと、後方に回動させた後部シートバックとにより幼児を寝姿で支持する幼児用バスケットを構成し、また前部シートクッションを上昇させて子供用シートを構成することを特徴とする。
【0006】
また請求項2に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、前部シートバックの主要部がパッドで構成されており、このパッドで前記幼児用バスケット上の幼児の胴部を支持することを特徴とする。
【0007】
また請求項3に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、前記シートバックは高さ調節可能なヘッドレストを備えており、収納時における前記ヘッドレストの上端の高さは、その左右両側に配されるシートバックの上端の高さに略等しく設定されることを特徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1の構成によれば、上昇位置にある前部シートクッションの本体部に対して前方に回動させた蓋体と、前方に回動させて前部シートクッションの本体部の上面に重ね合わせた前部シートバックと、後方に回動させた後部シートバックとにより幼児を寝姿で支持する幼児用バスケットが構成され、また前部シートクッションを上昇させて子供用シートが構成される。
【0009】
請求項2の構成によれば、主要部がパッドで構成されている前部シートバックを前方に回動させて前部シートクッションの本体部の上面に重ね合わせれば、この前部シートバックをパッドとして利用して幼児用バスケット上の幼児の胴部を支持することができる。
【0010】
請求項3の構成によれば、ヘッドレストを収納すると、その上端の高さは左右両側に配されるシートバックの上端の高さに略等しくなり、ヘッドレストを上昇させれば、その高さを子供から大人までに体格に合わせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】
図1〜図14は本発明の一実施例を示すもので、図1は車両の前部シートの斜視図、図2は子供用シートの使用状態を示す斜視図、図3は図2の3−3線拡大矢視図、図4は図3の4−4線矢視図、図5は図3の要部拡大図、図6は図5の6−6線断面図、図7は図6の7−7線矢視図、図8はロック機構の作用説明図、図9は子供用シートベルト装置の作用説明図、図10は幼児用バスケットの使用状態を示す斜視図、図11は図10の11−11線拡大矢視図、図12は図11の12−12線矢視図、図13はアームレストの使用状態を示す図、図14は幼児用バスケットの他の使用状態を示す図である。
【0013】
図1に示すように、車両の車室前部には運転者席としての右側シートSR と、助手席としての左側シートSL と、両シートSL ,SR 間に挟まれた中央シートSC とが左右方向に並設される。左側シートSL 及び右側シートSR は、それぞれシートクッション1L ,1R 、シートバック2L ,2R 及びヘッドレスト3L ,3R から構成される。中央シートSC はシートクッション1C ,シートバック2C 及びヘッドレスト3C から構成されており、シートクッション1C は前側の前部シートクッション4及び後側の後部シートクッション5に2分割される。前部シートクッション4は中空のボックス状の本体部43 と、その前端にピン44 を介して開閉自在に枢支された蓋体41 とを備える。蓋体41 の内面には軟質のパッド45 が貼設される。
【0014】
図2〜図4及び図9を併せて参照すると明らかなように、前部シートクッション4は、後部シートクッション5の前側に連なる下降位置と、その後端が後部シートクッション5の前端に重なり合う上昇位置との間を昇降機構6を介して昇降可能である。中央シートSC の前部シートクッション4を下降させれば、そこに大人が座ることができ、また中央シートSC の前部シートクッション4を上昇させれば、そこに子供が座ることができる。
【0015】
中央シートSC に設けられた子供用シートベルト装置7は、シートバック2C に内装されたリトラクタ8,8からシートバック2C の上面に繰り出し可能な左右一対のベルト9,9と、これらベルト9,9の先端に設けられた2個のタング101 ,101 と、前部シートクッション4の上面中央部に形成したタング収納凹部42 に起立自在に収納されたタング111 と、前記3個のタング101 ,101 ,111 に結合可能な3個のバックル102 ,102 ,112 を備えた軟質材料よりなる保護パッド12とから構成される。シートバック2C の前面下部には、保護パッド12が嵌合可能な保護パッド収納凹部13が形成される。尚、保護パッド収納凹部13はシートバック2C の後面に設けることも可能である。
【0016】
中央シートSC のヘッドレスト3C は、公知の高さ調整機構により昇降可能である。下降時(不使用時)にヘッドレスト3C の上端の高さは左側シートSL 及び右側シートSR のシートバック2L ,2R の上端の高さに一致するように形成されており、ヘッドレスト3C はシートバック2C の一部を構成して外観を向上させる(図4参照)。また中央シートSC の前部シートクッション4を上昇させて子供用シートとして使用するとき、或いは前部シートクッション4を下降させて大人用シートとして使用するとき、ヘッドレスト3C を適切な高さまで上昇させることにより、子供用或いは大人用のヘッドレスト3C として使用することができる(図3参照)。
【0017】
次に、図5〜図7に基づいて昇降機構6の構造を説明する。
【0018】
図5から明らかなように、車両のフロアパネル21に前後のブラケット22,23を介して固定した左右一対の固定レール24,24に左右一対の可動レール25,25がそれぞれ前後摺動自在に支持されており、この可動レール25,25の上面に中央シートSC のベースフレーム26が固定される。ベースフレーム26の前部に前部シートクッション4が昇降機構6を介して昇降自在に支持されるとともに、ベースフレーム26の後部に後部シートクッション5が固定される。
【0019】
前部シートクッション4をベースフレーム26に連結する4節リンク機構27は、下端がベースフレーム26にピン28,28で枢支された左右一対の前部リンク腕29,29と、下端がベースフレーム26にピン30,30で枢支された左右一対の後部リンク腕31,31とを備える。前部リンク腕29,29の上端は前部シートクッション4の下面に設けたブラケット32,32にピン33,33で枢支され、また後部リンク腕31,31の上端は前部シートクッション4の下面に設けたブラケット34,34にピン35,35で枢支される。一方の前部リンク腕29の中間部とベースフレーム26との間にコイルスプリング36が張設されており、このコイルスプリング36が収縮しようとする弾発力で4節リンク機構27が起立する方向に、即ち前部シートクッション4が上昇する方向に付勢される。
【0020】
前部シートクッション4の昇降位置はロック機構37によって多段階に調節可能である。
【0021】
図6及び図7を併せて参照すると明らかなように、ロック機構37は前記一方の前部リンク腕29の上端にピン35を中心として形成されたセクタギヤよりなる被ロックギヤ38と、この被ロックギヤ38に噛合可能なロックギヤ39を備えて、前記ピン35及びブラケット32,32に支持したピン40にそれぞれ長孔411 ,412 を介して前後摺動自在に支持されたロックピース41と、ロックピース41をロックギヤ39が被ロックギヤ38に噛合する方向に付勢するコイルスプリング42と、ブラケット32,32にピン43を介して前後揺動可能に枢支され、その長孔441 にロックピース41の前端に突設したピン413 を係合させたレバー44とを備える。
【0022】
レバー44の下端に指を掛けて前方に引くと、その長孔441 に係合するピン413 を引かれたロックピース41が長孔411 ,412 の範囲で前方にスライドし、ロックギヤ39と被ロックギヤ38との噛合が解除される。またレバー44から指を離すと、コイルスプリング42の弾発力でロックピース41が後方にスライドし、ロックギヤ39が被ロックギヤ38に噛合する。
【0023】
次に、図10〜図12に基づいて幼児用バスケットの構造を説明する。
【0024】
中央シートSC のシートバック2C は、ピン51で前後揺動可能に枢支された前部シートバック52と、前記ピン51で前後揺動可能に枢支された後部シートバック54とを備える。前部シートバック52はピン51に枢支される部分を除いて大部分が軟質のパッドで構成され、また後部シートバック54は外側が比較的硬質の樹脂541 で構成されるとともに内側が軟質のパッド542 で構成される。後部シートバック54は図示せぬロック機構を備えており、図11に実線及び鎖線で示す複数の位置でロック可能である。また、中央シートSC の前部シートクッション4を上昇させて蓋体41 を開いた状態で前部シートバック52を前方に倒すと、その前部シートバック52は前部シートクッション4の本体部43 の上面に支持される。
【0025】
幼児用シートベルト装置55は、前部シートバック52に一端を固定された2本のベルト56,56と、これらベルト56,56の他端が着脱自在に結合される保護パッド57と、この保護パッド57を後部シートバック54に接続するベルト58とを備える。不使用時に保護パッド57を収納すべく、後部シートバック54に保護パッド収納凹部543 が形成される。尚、幼児用シートベルト装置55をシートバック2C に対して着脱自在とすることも可能である。
【0026】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
【0027】
前部シートを大人3人掛けとして使用する場合には、その中央シートSC のシートクッション1C の前部シートクッション4を図9(a)に示す下降位置においてロックする。これにより、左側シートSL のシートクッション1L 、右側シートSR のシートクッション1R 及び中央シートSC のシートクッション1C は同じ高さになり、大人3人が並んで座ることができる。
【0028】
また、中央シートSC を子供用シートとして使用する場合には、シートクッション1C の前部シートクッション4を図9(b)に示す上昇位置においてロックするとともに、シートバック2C のパッド収納凹部13から保護パッド12を取り出してタング111 とバックル112 とを結合する。この状態で、図3に示すように子供を前部シートクッション4上に座らせ、2本のベルト9,9を子供の両肩部及び胸部に沿わせてバックル102 ,102 にタング101 ,101 を結合すれば良い。このとき、保護パッド12によってバックル102 ,102 ,112 が子供の腹部に直接接触することが防止される。また中央シートSC を子供用シートとして使用するとき、本来の前部シートクッション4及びシートバック2C がそのまま利用されるので、大人用シートとして使用する場合と同じ座り心地が確保されるのは勿論のこと、子供の視線を高くして視界を広げることができる。
【0029】
子供用シートベルト装置7を使用しないときに保護パッド12をシートバック2C のパッド収納凹部13に収納しておくことにより、その保護パッド12が邪魔になったり、シートバック2C が厚くなったりする不具合がない。しかも、パッド収納凹部13に嵌合した保護パッド12はシートバック2C の一部となるため、そこに大人が座った場合にパッド収納凹部13が座り心地を損ねることがない。また、前部シートクッション4を上昇させるとその前部シートクッション4によってシートバック2C のパッド収納凹部13が覆われるため、そこに座った子供の背中がパッド収納凹部13に当たって座り心地を損ねることがない。
【0030】
更に、シートクッション1C の前部シートクッション4を上昇位置においてロックすれば、図13に示すように左側シートSL 又は右側シートSR に座った乗員のアームレストとして使用することができる。
【0031】
前部シートクッション4がロックされているとき、図7に示すようにロックピース41のロックギヤ39が前部リンク腕29の被ロックギヤ38に噛合しており、これにより前部リンク腕29の回動が規制されて前部シートクッション4が昇降不能に固定される。レバー44を操作してロックギヤ39と被ロックギヤ38との噛合を解除すると前部リンク腕29が自由に回動できるようになるため、コイルスプリング36の弾発力で前部シートクッション4を自動的に上昇させ、或いは前部シートクッション4をコイルスプリング36の弾発力に抗して押し下げることができる。
【0032】
上述したように、ロック機構37がロックギヤ39と被ロックギヤ38との噛合により前部シートクッション4をロックしているので、両ギヤ38,39の歯数に応じた多段のロックが可能になり、簡単な操作及び簡単な構造で前部シートクッション4の高さをきめ細かく調節することができる。
【0033】
ところで、4節リンク機構27で支持された上部シートクッション4は、その下降位置の近傍では略上下方向に移動するが、前部リンク腕29,29及び後部リンク腕31,31が起立する上昇位置の近傍では主として前後方向に移動することになる。従って、シートバック2C のリクライニング角を調節したときに、そのシートバック2C の前後動に応じて前部シートクッション4の前後位置を調節してやれば、前部シートクッション4と干渉することなくシートバック2C を任意の位置にリクライニングさせることができる。
【0034】
また、図10及び図11に示すように、中央シートSC の前部シートクッション4を上昇させた状態で蓋体41 を前方に回動させた後、シートバック2C の前部シートバック52及び後部シートバック54を前後に倒すことにより幼児用バスケットが構成される。このとき、前部シートバック52の本体を構成するパッド521 に幼児の胴部が当接するとともに、後部シートバック54の内面に貼設したパッド542 に脚部が当接し、更に前部シートクッション4の蓋体41 の内面に貼設したパッド45 に頭部が当接することにより、幼児の身体全体を柔らかく支持することができる。
【0035】
而して、シートバック2C 及び前部シートクッション4の両方を用いて幼児用バスケットを構成しているので、幼児用バスケットの前後方向の長さを充分に確保し、比較的に身長の大きい幼児をも余裕を持って支持することができる。また、幼児の体重が最も多く掛かる前部シートバック52が前部シートクッション4の本体部43 上に支持されるので、ピン51に加わる荷重を減少させて前部シートバック52の剛性を高め、幼児の体重を確実に支持することができる。更に、前部シートバック52を構成するパッド521 をそのまま幼児用バスケットの主要なパッドとして利用しているので、部品点数を削減することができる。
【0036】
図14は前記幼児用バスケットの他の使用方法を示すもので、後方に倒した後部シートバック54を後席に座った乗員のオットマンとして利用することができ、また前方に倒した前部シートバック52を物置きとして使用することができる。尚、後方に倒した後部シートバック54をオットマンとして利用する代わりに、前席及び後席の両方から使用可能な物置きとして利用することもできる。
【0037】
以上、本発明の多機能シートを前席に適用した実施例を説明したが、これを図15に示すように後席に対しても適用することができ、また3列の座席を備えた車両では中間列の座席にも適用することができる。
【0038】
而して、中央シートSC を変形させて子供用シート或いは幼児用バスケットとして使用するとき、右側シートSR 及び左側シートSL は変形しないので、左右の乗員の乗り心地に影響を与えることがなく、また前席の中央シートSC のシートバック2C を物置き等として使用する場合には前後左右の4人の乗員が公平に使用することができ、後席の中央シートSC のシートバック2C を物置き等として使用する場合には後部左右の2人の乗員が公平に使用することができる。更に、幼児用バスケットの幼児は車体後ろ向きになるため、右側シートSR 或いは左側シートSL に座った大人は幼児と対話したり幼児の様子を容易に確認することができる。
【0039】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0040】
例えば、昇降機構6の構造は実施例に限定されず、他の任意の構造のものを選択することができる。また本発明はベンチシート及びセパレートシートの両方に適用することができる。
である。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載された発明によれば、上昇位置にある前部シートクッションの本体部に対して前方に回動させた蓋体と、前方に回動させて前部シートクッションの本体部の上面に重ね合わせた前部シートバックと、後方に回動させた後部シートバックとにより幼児を寝姿で支持する幼児用バスケットを構成するので、3つの部材を連ねて幼児用バスケットの前後方向寸法を充分に確保することができるばかりか、幼児の体重が最も多く掛かる前部シートバックを前部シートクッションの本体部の上面に重ね合わせて剛性を高めることができ、これにより身長及び体重の大きい幼児をも確実に支持することが可能となる。また前部シートクッションを上昇させて子供用シートを構成するので、大人に比べて座高の低い子供の視線の位置を高くして視野を広げることができる。
【0042】
また請求項2に記載された発明によれば、前部シートバックの主要部がパッドで構成されているので、このパッドを幼児用バスケット上の幼児の胴部を支持するパッドに兼用して部品点数を削減することができる。
【0043】
また請求項3に記載された発明によれば、シートバックに設けられたヘッドレストの収納時における上端の高さは、その左右両側に配されるシートバックの上端の高さに略等しく設定されるので、ヘッドレストでシートバックの一部を構成して外観を向上させることができる。また中央シートを子供用シート或いは大人用シートとして使用するとき、ヘッドレストを適切な高さまで上昇させて子供或いは大人の体格に合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の前部シートの斜視図
【図2】子供用シートの使用状態を示す斜視図
【図3】図2の3−3線拡大矢視図
【図4】図3の4−4線矢視図
【図5】図3の要部拡大図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】図6の7−7線矢視図
【図8】ロック機構の作用説明図
【図9】子供用シートベルト装置の作用説明図
【図10】幼児用バスケットの使用状態を示す斜視図
【図11】図10の11−11線拡大矢視図
【図12】図11の12−12線矢視図
【図13】アームレストの使用状態を示す図
【図14】幼児用バスケットの他の使用状態を示す図
【図15】本発明を車両の後部シートに適用した実施例を示す図
【符号の説明】
C シートクッション
C シートバック
4 前部シートクッション
1 蓋体
3 本体部
4 ピン(支点)
5 後部シートクッション
51 ピン(支点)
52 前部シートバック
521 パッド
54 後部シートバック
L 左側シート(シート)
R 右側シート(シート)
C 中央シート(シート)

Claims (3)

  1. 車両の略中央に配されるシート(SC )を多目的に使用する車両用多機能シートであって、
    前記シート(SC )は前部シートクッション(4)及び後部シートクッション(5)に分割されたシートクッション(1C )と、前部シートバック(52)及び後部シートバック(54)に分割されたシートバック(2C )とを備えており、
    前部シートクッション(4)は本体部(43 )と該本体部(43 )の前端に設けた支点(44 )を中心にして前方に回動可能な蓋体(41 )とを備えて後部シートクッション(5)に対して昇降可能であり、前部シートバック(52)は下端に設けた支点(51)を中心にして上昇位置にある前記前部シートクッション(4)の本体部(43 )の上面に重なる位置に回動可能であるとともに、後部シートバック(54)は前記支点(51)を中心にして回動可能であり、
    前方に回動させた蓋体(41 )と、前方に回動させた前部シートバック(52)と、後方に回動させた後部シートバック(54)とにより幼児を寝姿で支持する幼児用バスケットを構成し、また前部シートクッション(4)を上昇させて子供用シートを構成することを特徴とする車両用多機能シート。
  2. 前部シートバック(52)の主要部がパッド(521 )で構成されており、このパッド(521 )で前記幼児用バスケット上の幼児の胴部を支持することを特徴とする、請求項1記載の車両用多機能シート。
  3. 前記シートバック(2C )は高さ調節可能なヘッドレスト(3C )を備えており、収納時における前記ヘッドレスト(3C )の上端の高さは、その左右両側に配されるシートバック(2L ,2R )の上端の高さに略等しく設定されることを特徴とする、請求項1記載の車両用多機能シート。
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