JPH0591317U - 養鶏用給餌樋の取付具 - Google Patents

養鶏用給餌樋の取付具

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JPH0591317U
JPH0591317U JP3834492U JP3834492U JPH0591317U JP H0591317 U JPH0591317 U JP H0591317U JP 3834492 U JP3834492 U JP 3834492U JP 3834492 U JP3834492 U JP 3834492U JP H0591317 U JPH0591317 U JP H0591317U
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JP
Japan
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gutter
feeding
fixture
piece
main body
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Application number
JP3834492U
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English (en)
Inventor
栄治 有本
正道 黒木
忠久 森野
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Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 垂直に固定される板状の取付具本体を備えた
養鶏用給餌樋の取付具において、取付具本体が板状をな
すにもかかわらず、樋受面を広幅にして給餌樋の外面と
その樋受面とを面接触させる。 【構成】 取付具本体2における凹入部21の端縁21
aに突片3を鍔状に設け、この突片3の表面を養鶏用給
餌樋Aに対する樋受面31とする。鍔状の突片3の幅寸
法が板状の取付具本体2の厚み寸法よりも大きいので、
給餌樋Aの外面A3と樋受面31とがその重なり箇所で
面接触する。給餌樋Aに加わる押付力が面接触している
箇所全体に分散される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、養鶏用ケージに沿って取り付けられる養鶏用給餌樋の取付具に関す る。
【0002】
【従来の技術】
図12のように養鶏用給餌樋Aは養鶏用ケージCに沿ってその外側に取り付け られるもので、内部が多数の養鶏室に仕切られた大型のケージCに取り付けられ るような長尺物に対しては多くの取付具1が必要になる。
【0003】 従来、この種の取付具1は、給餌樋Aの外面形状に合うように折り曲げられた 剛性の大きな金属製の帯状部材によって作られ、針金や簡単な締結具を用いてそ の帯状部材をケージCの横線C1や縦線C2に固定していた。
【0004】 しかし、針金や締結具で取付具1をケージCに固定する作業は、手間がかかっ て煩わしい割に確実性に欠け、特に多数の取付具1を用いるような場合にはそれ ぞれの取付具1のレベル出しなどに手間取り作業性が悪いという欠点があった。 その上、針金や締結具などの余分な部品が必要になり、そのことがコストアップ につながるという欠点もあった。
【0005】 他方、板状の取付具本体における背部の複数箇所に係止部を形成し、これらの 係止部をケージの格子壁を形成している横線や縦線に係止させることにより取付 具本体をケージに固定することができるようにした取付具を本願考案者等は既に 提案している(実開平4−9556号)。この取付具によると上述したような欠 点が解消され、しかも板状の取付具本体が垂直に固定される構造になっているこ とにより取付具本体が給餌樋の重みに耐え得るだけの十分な強度を備えたものと なる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
取付具本体が板状に形成された上記取付具においては、取付具本体に具備され た凹入部の端面で給餌樋が支持される。すなわち、従来の上記取付具においては 、取付具本体における給餌樋の嵌め込まれる凹入部が板状体を打ち抜いた形状に 形成されており、この凹入部の端面が給餌樋の外面と重ね合わされる樋受面とし て作用する。そして、凹入部の上記端面は板状の取付具本体の厚み寸法と同一の 幅寸法を有するに過ぎないため、取付具に給餌樋を取り付けると、見掛け上は、 凹入部に嵌め込まれた給餌樋の外面がきわめて小幅を有するに過ぎない凹入部の 上記端面と線接触状態で重なり合った状態になる。
【0007】 ところが、一般に、取付具が金属製であるのに対し給餌樋は合成樹脂製であり 、また、給餌樋はその耳部を取付具の保持片で巻き込んで押さえることにより取 付具に取り付けられるものであり、さらに、使用中の給餌樋の中に散在した餌は 定期的あるいは必要時に餌ならし装置を用いて樋中央部分に集められたりする。 そして、上記保持片で給餌樋の耳部を巻き込んで押さえたり、餌ならし装置で餌 を集めたりするときには、比較的大きな押付力が給餌樋に加わる。たとえば、餌 ならし装置で餌を集めるときには3〜4kg/cm2 程度の押付力が給餌樋に加 わる。このため、上述のように取付具本体の凹入部に嵌め込まれた給餌樋の外面 がきわめて小幅を有するに過ぎない凹入部の上記端面と線接触状態で重なり合っ ていると、上述のように給餌樋が押し付けられることにより、給餌樋の外面にお ける上記凹入部の端面との線状の接触箇所、特に給餌樋の底部に集中的に力が加 わって給餌樋が傷ついたり亀裂を生じたりする心配がある。
【0008】 本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、取付具本体が板状をなすにもか かわらず、樋受面が広幅であって給餌樋の外面とその樋受面とが面接触するよう な養鶏用給餌樋の取付具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案による養鶏用給餌樋の取付具は、垂直に固定される板状の取付具本体に 養鶏用給餌樋の嵌め込まれる凹入部が具備され、この凹入部の端縁の少なくとも 一部に、上記取付具本体の側方に突き出る突片が鍔状に設けられ、この突片の表 面が、上記凹入部に嵌め込まれた養鶏用給餌樋の外面と重ね合わされる樋受面と なされているものである。
【0010】
【作用】
この構成であると、凹入部の端縁に設けられた鍔状の突片の幅寸法が、板状の 取付具本体の厚み寸法よりも大きくなる。そのため、取付具本体における凹入部 に嵌め込まれた給餌樋の外面と上記樋受面とがその重なり箇所で面接触する。こ のように給餌樋の外面と上記樋受面とがその重なり箇所で面接触していると、取 付具への給餌樋の取付け時や餌ならし装置により餌を給餌樋の内部で集めるとき などに給餌樋に加わる押付力が面接触している箇所全体に分散される。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の実施例による取付具1の斜視図で、後方立上り片部22と前方 立上り片部23と下片部24とを有しており、それらの各片部22,23,24 で囲まれた部分が養鶏用給餌樋(後述する) に合う形状の凹入部21となされ、 その凹入部21の端縁21aにその全体に亘って取付具本体2の側方に突き出る 突片3が設けられている。図1の取付具1において、この突片3は全長部分が同 一幅に形成されているものであって、板状の取付具本体2に凹入部21を具備さ せるための打抜き加工時にその凹入部21の端縁21aに直角の曲げ加工を施す ことによって形成されている。そして、この突片3の表面が樋受面31となされ ている。また、後方立上り片部22に沿っている突片3の上端部と前方立上り片 部23に沿っている突片3の上端部とにそれぞれ樋保持片41,42が一体に延 出されている。さらに、取付具本体2 の背縁下部すなわち上記下片部24の下端 に切欠状の凹所51が設けられているのに対し、この凹所51よりも上方におい て、背縁の高さ方向の二箇所に、上記突片3の突出方向とは反対側に切起こされ た状態の係合片52,52が形成されている。
【0012】 第2図は取付具1を養鶏用ケージに取り付けるときの手順の一例を示している 。取付具1を取り付けるときは、まず、凹所51をケージの横線C1に掛止させ ることと、同図の仮想線のように取付具本体2の後方立上り片部22をケージの 縦線C2の隙間からケージの内方に差し込むこととを行う。この後、凹部51を 掛止させている横線C1を中心として取付具本体2を矢符Xのようにケージの外 方に向けて回動させることにより係合片52,52を縦線C2にその後方から掛 止させる。このようにすると、取付具本体2の大部分がケージの外側に突出し、 取付具本体2の自重により取付具本体2が横線C2を中心としてケージの外方に 回動しようとし、そのときの力が係合片52,52を介して縦線C1に受け止め られて係合片52,52と縦線C2とが確実かつ安定した状態で係合し、ケージ に取付具1が確実に固定される。また、長尺の給餌樋Aを支持するための多数の 取付具1…の各凹所51…を同じ横線C1に掛止させることにより、多数の取付 具1が容易にレベル出しされる。
【0013】 このようにしてケージに取付具1を取り付けた後、その取付具1に給餌樋Aが 取り付けられる。図2および図3に示すように、給餌樋Aは取付具本体2の凹入 部21に嵌め込まれ、その外面A3が上記突片3の表面である樋受面31に重ね 合わされる。また、給餌樋Aの内方に向けて折り曲げられた樋保持片41,42 によってその耳縁A1, A2が保持される。
【0014】 このように突片3の表面である樋受面31に給餌樋Aの外面A3が重なり合っ ていると、図4に詳細に示したように突片3の幅寸法aが板状の取付具本体2の 厚み寸法tよりも格段に大きいため、給餌樋Aの外面A3と上記樋受面31とが その重なり箇所で面接触し、取付具1への給餌樋Aの取付け時や餌ならし装置で 餌を集めるときなどに給餌樋Aに加わる押付力が面接触している箇所全体に分散 される。そのため、そのような押付力が給餌樋Aに加わっても、給餌樋Aが傷付 いたり亀裂を生じたりしにくくなり、また、給餌樋Aの耐用寿命も長くなる。
【0015】 図1〜図4で説明した実施例においては、突片3を凹入部21の端縁21aの 全体に亘って設けた事例を説明したけれども、突片3を設ける部分は凹入部21 の端縁21aの一部、たとえば下片部24の端縁に相当する部分だけに設けても よい。さらに、凹入部21の端縁21aの全体または一部における間隔を隔てた 複数箇所に設けてもよい。
【0016】 また、上記実施例においては、一枚の板状体に打抜き加工や曲げ加工を施すこ とによって取付具本体2に突片3を曲成したものを説明したけれども、取付具本 体2とは別体で突片3を製作し、その突片3を取付具本体2に固定することによ って凹入部21の端縁21aに突片3を設けるようにしてもよい。そのような実 施例を図5に示してある。
【0017】 すなわち、図5の取付具1において、取付具本体2は冒頭で説明した実開平4 −9556号で提案されている取付具本体と同じものであって、後方立上り片部 22と前方立上り片部23のそれぞれの上端部に樋保持片41,42が溶接など で固着されている。このような取付具本体2に固定される突片3は、その幅寸法 が全長に亘って同一であって、凹入部21の端縁21aの一部、具体的には取付 具本体2の下片部24の端縁に相当する部分を覆う長さを有していると共に、そ の中央部に図6や図8に示すような左右一対の係合片32,32を有していて、 ポリ塩化ビニル樹脂のような合成樹脂で作られている。そして、突片3を凹入部 21の端縁21aに重なり状に沿わせると共に、取付具本体2の下片部24に形 成された係合孔部25に上記係合片32,32を嵌め込んで係合固定してある。 図7は係合片32の変形例を示している。この係合片32はJ字状であって、そ の下端のフック部33を係合孔部25に嵌め込んで係止固定してある。なお、3 4は係合片32と協働して凹入部21の端縁21aを挾み付けるための突起であ る。
【0018】 図9は冒頭で説明した実開平4−9556号で提案されている取付具本体2に 、それとは別体の突片3を固定するようにした他の実施例である。図11のよう にこの突片3は、その全長に亘って左右一対の脚部35,35を有していると共 に、その脚部35,35における長手方向の複数箇所に切り目36…が形成され ている。この突片3は、図10のように脚部35,35を取付具本体2の凹入部 21の端縁に21aに差し込むことによってその端縁21aに重なり状に沿わさ れる。そして、そのようにして突片3を凹入部21の端縁21aに設けた状態で は、脚部35,35の切り目36…が開いて突片3が端縁21aに無理なく沿っ た状態になる。
【0019】 図5〜図11で説明した突片3はいずれも凹入部21の端縁21aの一部だけ に設けられるものであるけれども、これを凹入部21の端縁21aの全体に亘っ て設けるようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案の養鶏用給餌樋の取付具は、それに具備された樋受面に給 餌樋の外面が面接触状態で重なり合う。そのため、給餌樋に加わる押付力が面接 触箇所全体の広い範囲に分散されることになり、給餌樋が傷ついたり亀裂を生じ たりしにくくなるという効果がある。また、上述の押付力で給餌樋が変形すると いう事態も起こりにくくなるという効果もある。そして、これらの効果により、 給餌樋の態様寿命が長くなるといった付随的な効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による取付具の斜視図である。
【図2】取付具を養鶏用ケージに取り付けるときの手順
の一例を示す説明用側面図である。
【図3】取付具に給餌樋を取り付けた状態の斜視図であ
る。
【図4】図2のIV−IV線に沿う拡大端面図である。
【図5】他の実施例による取付具の側面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う拡大端面図である。
【図7】図6の変形例を示す端面図である。
【図8】図6の係合片を備えた突片の斜視図である。
【図9】さらに他の実施例による取付具の側面図であ
る。
【図10】図9のX−X線に沿う拡大端面図である。
【図11】図9および図10の脚部を備えた突片の斜視
図である。
【図12】従来例の使用状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
A 給餌樋 A3 給餌樋の外面 1 取付具 2 取付具本体 3 突片 21 凹入部 21a 凹入部の端縁21a 31 樋受面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に固定される板状の取付具本体に養
    鶏用給餌樋の嵌め込まれる凹入部が具備され、この凹入
    部の端縁の少なくとも一部に、上記取付具本体の側方に
    突き出る突片が鍔状に設けられ、この突片の表面が、上
    記凹入部に嵌め込まれた養鶏用給餌樋の外面と重ね合わ
    される樋受面となされていることを特徴とする養鶏用給
    餌樋の取付具。
JP3834492U 1992-05-12 1992-05-12 養鶏用給餌樋の取付具 Pending JPH0591317U (ja)

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