JPH0590555U - 看板用シートの張設装置 - Google Patents

看板用シートの張設装置

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JPH0590555U
JPH0590555U JP035807U JP3580792U JPH0590555U JP H0590555 U JPH0590555 U JP H0590555U JP 035807 U JP035807 U JP 035807U JP 3580792 U JP3580792 U JP 3580792U JP H0590555 U JPH0590555 U JP H0590555U
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JP
Japan
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plate portion
mounting
sheet
frame
projecting
Prior art date
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Pending
Application number
JP035807U
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English (en)
Inventor
隆男 城崎
毅 野見山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 看板用シートを張設するのに必要な部品点数
を減少させる。 【構成】 シート張設枠2に、看板取付用部材10に固
着される取付板部23と、この取付板部23から突出さ
れた内板部24と、内板部から斜め外向き姿勢で突出さ
れた張出板部25とを一体に具備させる。内板部24と
取付板部23と張出板部25とで囲まれた空間26にタ
ーンバックル4を収容し、このターンバックル4で巻掛
け部28に端部を巻き掛けたシート1を緊張させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、看板用シート詳しくは可撓性シート素材の表面を情報表示面とする 看板用シートを緊張するための看板用シートの張設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
文字、絵模様、柄模様、標識などの各種の情報を表示した可撓性合成樹脂シー トをシート張設枠に弛みを生じないように緊張した看板や、シート張設枠に緊張 した上記シートをバックライト方式で照明するようにした看板は従来より知られ ている。
【0003】 このような可撓性のシートを看板用シートとして用いた看板において、シート を張設するための装置として、従来、図7に示した張設装置が採用されていた。 同図の張設装置は、矩形に枠組みされたL型鋼でなる固定材aと、シート1の端 部に具備された棒材11を係止するためのフック部cを備えた緊張機構としての Jボルトbと、Jボルトbを上記固定材aに締め付けるための締付ナットdおよ び締付ナットdの緩みを防ぐロックナットeと、シート1の端部が巻き掛けられ る棒材fと、この棒材fを支える支持枠gと、シート1の端部やJボルトbなど を覆い隠すためのカバー枠hなどを備えている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような張設装置は、シート1の緊張状態の偏りを調節したりその弛みや波 打ちを無くしたりすることなどのために現場で組み立てられることが多いため、 その組立てに必要な部品点数をできるだけ少なくすることが望まれている。また 、図7で説明した従来の張設装置においては、Jボルトcの締付けに伴う力線( 棒材11の中心と棒材fとシート1との接触点を通る直線)Fが、ナットdによ るJボルトbの締付箇所イから離れた位置を通るので、組立て時にはJボルトb を確実に締め付けたつもりになっていても、その後にJボルトbが傾いてシート が緩むという事態を生じる心配があった。
【0005】 本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、最少限度の部品数で組み立てる ことが可能であり、しかも、組立て後に緊張機構が動いたりすることが原因にな ってシートが緩むといった事態を生じることのない看板用シートの張設装置を提 供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による看板用シートの張設装置は、看板取付用部材に固着される取付板 部と、この取付板部の内端部から前方に向けて突出された内板部と、内板部の前 端部から斜め外向き姿勢で前方に向けて突出された張出板部とを一体に具備し、 かつ内板部と取付板部と張出板部とで囲まれた空間がターンバックルなどの緊張 機構の収容空間となされていると共に、上記取付板部と内板部とのコーナ部分に 上記緊張機構の一端部に対応する取付部が設けられ、さらに上記張出板部の先端 部に看板用シートに対応する巻掛け部が円弧面状に形成されてなるシート張設枠 と、上記収容空間の内部に設置され、かつ一端部が上記取付部に連結され、他端 部が上記巻掛け部に巻き掛けられた看板用シートの端部に係止される上記緊張機 構と、上記取付板部の外端部に固着されて上記収容空間を覆うカバー板部と、こ のカバー板部に連設されて上記張出板部をその前方から覆う縁枠部とを一体に具 備するカバー枠と、を有するものである。
【0007】
【作用】
この構成であると、シート張設枠に具備された取付板部と張出板部と巻掛け部 とが従来例で説明した張設装置における固定材aと支持枠gと棒材fとにそれぞ れ相当し、しかも取付板部、張出板部とその巻掛け部、内板部が1つのシート張 設枠に一体に具備されていることにより、それら4者の位置精度が向上する。ま た、ターンバックルなどの緊張機構でシートを緊張させたときに、それに伴う力 線が緊張機構とシート張設枠とを連結している取付部を通るようになる。
【0008】
【実施例】
図1はシート張設枠2の概略正面図、図2は張設装置の要部を示す縦断面図で ある。
【0009】 図2に示すように、シート張設枠2は、外端部にフランジ部21および段付状 の取付座部22を備えた取付板部23と、この取付板部23の内端部から前方に 向けて突出された内板部24と、内板部24の前端部から斜め外向き姿勢で前方 に向けて突出された張出板部25とを一体に具備しており、内板部24と取付板 部23と張出板部25とで囲まれた空間が後述するターンバックルなどの緊張機 構4の収容空間26となされている。また、取付板部23と内板部24とのコー ナ部分が他部分よりも圧肉になっており、その圧肉箇所に長手方向に延びる蟻溝 形状の溝部でなる溝形の取付部27が形成され、さらに、上記張出板部25の先 端部外面が円弧面状に形成された巻掛け部28となされている。
【0010】 図1で判るように、シート張設枠2はL字型をなす4つのコーナ部材2aを4 本の真っ直ぐな枠構成部材2bで連結することにより矩形環状に形成されており 、また、コーナ部材2aは短尺の枠構成部材を45度に突き合わせ、その突合せ 箇所の適所、たとえば図4に示した3箇所を溶接Sなどで接合することにより形 成されている。また、図5に示したように、コーナ部材2aと真っ直ぐな枠構成 部材2bとは、両者の突合せ箇所を板状の連結具31で接合すると共に、その突 合せ箇所における上記張出板部25の先端部に具備された孔部29に連結ピン3 0を挿入することにより接合されている。このようにして形成された上記シート 張設枠2において、上述した取付板部23、内板部24、張出板部25などは4 つの各辺部において相隣接するもの同士が相互に連続している。なお、シート張 設枠2を矩形環状にせず、真っ直ぐな枠構成部材2bのみを用い、コーナ部材2 aを省略して取付用部材10に各別にシート張設枠2を取り付けるようにしても よい。
【0011】 このシート張設枠2は、取付板部23とフランジ部21とを看板取付用部材1 0に重ね合わせ、その重なり箇所をボルト・ナットなどの止具10aで固着する ことにより上記取付用部材10に取り付けられる。
【0012】 緊張機構4にはターンバックルが用いられている。この緊張機構4は、一端部 と他端部とに互いに逆ねじの関係にあるねじ部を備えたナット体41と、このナ ット体41の各ねじ部のそれぞれに螺合された軸体42,43とを備えており、 片側の軸体42には図3に示したように矩形の係合座部47が具備され、他側の 軸体43にフック部46が具備されている。上記係合座部47はその頂部が円弧 状になされて軸体42を上下に振ることができるようにしてあると共に、係合座 部47の短い辺を斜めにしてある。係合座部47はその長手方向を図3に実線で 示したように溝形の上記取付部27の長手方向に合わせた状態でその取付部27 に嵌め込まれ、嵌込み後に同図に矢符で示すように係合座部47を傾斜した短い 辺が取付部27の溝内面に当接するまで回転させて取付部27に係合させること によって上記取付部27に連結される。この場合、取付部27がシート張設枠2 の長手方向に延びる溝形であるため、係合座部47をシート張設枠2の長手方向 において任意の箇所に取り付けることができる利便がある。一方、軸体43のフ ック部46の中心軸は軸体43の中心を通るように形成されており、シート1を 張設した際の力線が略同一上になるようになされている。
【0013】 次に、シート1は図6に示したようにその端部に棒材11が装備されている 。そして、上記張出板部25の巻掛け部28に重ね合わせたシート1の端部がそ の巻掛け部28に巻き掛けられた状態で上記収容空間26の内部に折り返されて いると共に、シート1の棒材11が上記緊張機構4における他側の軸体43のフ ック部46に係止されている。ここで、緊張機構4は矩形のシート張設枠2にお ける収容空間26の内部の複数箇所に所定の間隔を隔てて設けられている。この ため、複数の緊張機構4におけるナット体41を締付方向に回転させることによ り、シート1が緊張される。
【0014】 5は矩形環状のカバー枠である。このカバー枠5はそのカバー板部53の後端 部に形成された取付座51がシート張設枠2の取付座部22に重ね合わされた状 態で止具52を用いて固着されている。また、カバー板部53の前端部に内向き に連設された縁枠部54が、上記シート1の周縁部とシート張設枠2の張出板部 25とを覆い隠している。さらに、カバー枠5におけるカバー板部53と縁枠部 54とのコーナ部に設けられた防水用のパッキン55が上記巻掛け部28に対す るシート1の重なり箇所に当接されている。さらに、カバー枠5には支持板部5 6が設けられており、この支持板部56の後端部57がシート張設枠2の取付板 部23に具備された凹溝32に嵌合状に支持されている。
【0015】 以上説明した看板用シート1の張設装置は、シート張設枠2と緊張機構4とカ バー枠5の3つの部品だけで構成されており、しかも、シート張設枠2には、図 7の従来例で説明した固定材aと支持枠gと棒材fとに相当する取付板部23と 張出板部25と巻掛け部28とが一体に具備されているので、それら相互の位置 精度が高くなり、そのことが、シート1の弛みや波打ちを生じにくくすることに 役立つ。また、緊張機構4は一方の軸体42の係合座部47の頂部が円弧状をな しているので、その緊張機構4による引張り方向でシート1を緊張させたときに 、緊張機構4が係合座部47の円弧状頂部の回りで変移してその緊張に伴う力線 Fに一致するようになる。そのため、シート1を緊張させた後において緊張機構 4が傾いてシート1の緊張状態が緩むといった事態を生じない。
【0016】 また、この張設装置によれば、カバー枠5の縁枠部54がシート張設枠2の張 出板部25を覆っているので、内蔵の光源でシート1を情報表示面を背面側から 照明した場合に、シート張設枠2の影がシート1の情報表示面に映らないので好 ましい。
【0017】 上述した実施例においては緊張機構4としてターンバックルを採用しているけ れども、このターンバックルの代わりに従来例で説明したJボルトを用いること も可能である。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、看板用シートの張設装置の組立てに必要な部品点数が従来に 比べて減少するばかりでなく、シート張設枠の取付板部、張出板部とその巻掛け 部などが高い位置精度を保つことにより、シートを弛みや波打ちを生じさせずに 容易かつ確実に緊張させることができるという効果がある。その上、ターンバッ クルなどの緊張機構でシートを緊張させたときに、それに伴う力線が緊張機構と シート張設枠とを連結している取付部を通るようになるため、組立て後に緊張機 構が傾いてシート緊張状態が緩むといった事態を生じることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による看板用シートの張設装置
に用いられるシート張設枠の概略正面図である。
【図2】上記張設装置の要部を示す縦断面図である。
【図3】緊張機構を取付部に取り付けるときの手順説明
図である。
【図4】コーナ部材の溶接接合箇所を示す説明図であ
る。
【図5】コーナ部材と枠構成部材との接合箇所を示す説
明図である。
【図6】シートの要部を示す概略斜視図である。
【図7】従来例の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 看板用シート 4 緊張機構 5 カバー枠 10 看板取付用部材 23 取付板部 24 内板部 25 張出板部 26 緊張機構の収容空間 27 取付部 28 巻掛け部 53 カバー板部 54 縁枠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 看板取付用部材に固着される取付板部
    と、この取付板部の内端部から前方に向けて突出された
    内板部と、内板部の前端部から斜め外向き姿勢で前方に
    向けて突出された張出板部とを一体に具備し、かつ内板
    部と取付板部と張出板部とで囲まれた空間がターンバッ
    クルなどの緊張機構の収容空間となされていると共に、
    上記取付板部と内板部とのコーナ部分に上記緊張機構の
    一端部に対応する取付部が設けられ、さらに上記張出板
    部の先端部に看板用シートに対応する巻掛け部が円弧面
    状に形成されてなるシート張設枠と、 上記収容空間の内部に設置され、かつ一端部が上記取付
    部に連結され、他端部が上記巻掛け部に巻き掛けられた
    看板用シートの端部に係止される上記緊張機構と、 上記取付板部の外端部に固着されて上記収容空間を覆う
    カバー板部と、このカバー板部に連設されて上記張出板
    部をその前方から覆う縁枠部とを一体に具備するカバー
    枠と、 を有することを特徴とする看板用シートの張設装置。
JP035807U 1992-04-27 1992-04-27 看板用シートの張設装置 Pending JPH0590555U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6334583A (ja) * 1986-07-30 1988-02-15 株式会社エダキン ポスター表示装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6334583A (ja) * 1986-07-30 1988-02-15 株式会社エダキン ポスター表示装置

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