JP2569314Y2 - 看板装置 - Google Patents

看板装置

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JP2569314Y2
JP2569314Y2 JP5186792U JP5186792U JP2569314Y2 JP 2569314 Y2 JP2569314 Y2 JP 2569314Y2 JP 5186792 U JP5186792 U JP 5186792U JP 5186792 U JP5186792 U JP 5186792U JP 2569314 Y2 JP2569314 Y2 JP 2569314Y2
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JP
Japan
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sheet
housing
seat
tensioning mechanism
opening
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JPH064781U (ja
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隆男 城崎
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、看板装置詳しくは可撓
性シートの表面を情報表示面として使用する看板装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】文字、絵模様、柄模様、標識などの各種
の情報を表示した合成樹脂製の可撓性シートを矩形環状
の枠体に弛みを生じないように緊張した看板や、上記枠
体に緊張した上記シートをバックライト方式で照明する
ようにした看板装置は従来より知られている。
【0003】このような看板装置は、図8に示したよう
に、L型鋼を矩形に枠組みすることにより形成された固
定材aと、シート1の端部に具備された棒材11を係止
するためのフック部cを備えたシート緊張機構としての
Jボルトbと、Jボルトbを上記固定材aに締め付ける
ための締付ナットdおよび締付ナットdの緩みを防ぐロ
ックナットeと、シート1の外周部が重なり状に巻き掛
けられる棒材fと、この棒材fを支える支持枠gなどを
備えており、シート緊張機構としてのJボルトbや締付
ナットdなどの付帯部品は、シート1における上記棒材
fに対する巻掛部12よりも外側の外周縁部13の複数
箇所とそれら各箇所に対応する固定材aの複数箇所とに
亘ってそれぞれ設けられている。hはシート1の端部や
Jボルトbなどを覆い隠すためのカバー枠である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような看板装置に
おいて、シート1に対してはシート緊張機構としてのJ
ボルトbによってその外周縁部13の複数箇所から緊張
力が付与される。すなわち、シート1の上記巻掛部12
よりも外側の外周縁部13と固定材aとの間の複数箇所
とに亘って設けられたJボルトbにより外方に引っ張ら
れてシート1に緊張力が付与される。そして、このよう
な看板装置は、シート1の緊張状態の偏りを調節したり
その弛みや波打ちを無くしたりすることなどのために現
場で組み立てられることが多い。
【0005】ところが、従来の看板装置によると、組立
て当初においてはシート1に弛みや波打ちが生じていな
くても、経時により風雨やシートの伸びなどの種々の外
的要因の影響が現れてシート1に弛みや波打ちが発生し
たり、あるいはシート1の中央部が内方に窪んでシート
1が球面形状になることがあった。そして、これらの事
態を生じると、シート1に表示してある文字、絵模様、
柄模様、標識などの輪郭が歪んでそれらによる情報表示
機能が損なわれたり見苦しくなったりするという不都合
を生じる。この傾向は特に2m×2mよりも大きな大形
看板装置において顕著である。
【0006】本考案は以上の事情に鑑みてなされたもの
で、シートが可撓性を有するにもかかわらず、シートに
経時に伴う弛みや波打ち、さらには中央部が内方に窪む
ような球面形状化が生じることを回避することの可能な
看板装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案による看板装置
は、開放口を有する筐体と、筐体の開放口を覆って配設
されその外周部が上記開放口を取り囲む筐体の開放縁部
に巻き掛けられる可撓性シートと、シートにおける上記
開放縁部に対する巻掛部よりも外側の外周縁部と筐体と
に亘って設けられシートに緊張力を付与するための複数
のシート緊張機構と、開放面が上記シートで覆われた筐
体に内部圧力を与える圧力付与手段と、を有するもので
ある。
【0008】
【作用】この構成によると、圧力付与手段によって筐体
の内部圧力を外気圧よりも少し高めに保つことが可能で
あり、そうすることによって、シート緊張機構によって
緊張力の付与されているシートに対して外気圧よりも高
い筐体の内部圧力が加わり、その内部圧力によってシー
トが外方に常に押圧された状態に維持される。
【0009】
【実施例】図1は本考案の実施例による看板装置におけ
る看板本体Aを斜視図で示しかつ圧力付与手段Bを回路
図で示した説明図、図2は看板本体Aの縦断面図、図3
は図2の要部を示す縦断面図であり、これらの図に現れ
ているように、看板本体Aは、その概略構成が筐体2の
前面に可撓性シート(以下シートという)1を張設した
構造になっている。
【0010】筐体2は、矩形枠21,22により保形と
補強とがなされた前面開放の箱形部材23とこの箱形部
材23の前端部に延設された矩形環状のシート張設枠2
4とよりなり、その筐体2にはシート張設枠24の前端
部である矩形環状の開放縁部25によって取り囲まれた
開放口26が具備されている。
【0011】図2または図3に示したように、シート張
設枠24は、そのフランジ部27と取付板部28とが上
記矩形枠21にパッキン29を挾んで止めねじ30,3
1により固着されていると共に、このパッキン29が箱
形部材23と矩形枠21との間にも挾み込まれている。
すなわち、矩形枠21と箱形部材23およびシート張設
枠24との接合箇所の気密性が上記パッキン28によっ
て保持される構成になっている。また、シート張設枠2
4の外周部分に形成された空間が後述するターンバック
ルなどのシート緊張機構24の収容空間32となされて
いると共に、取付板部28と内板部33とのコーナ部分
に蟻溝形状の溝部34が全周に亘って形成されている。
【0012】矩形環状のシート張設枠24は、4つのま
っすぐなシート張設枠材24aの端部同士を直角に突き
合わせて連結することにより形成されており、隣接する
張設枠材24a同士がシート張設枠材24aの前端部に
具備された孔部35に挿通されたピン36によって位置
合わせ状態で連結されている。なお、4つのシート張設
枠材24aの突合せ箇所は溶接などで接合することによ
って気密性が保たれるようにしてある。
【0013】シート緊張機構4にはターンバックルが用
いられている。シート緊張機構4は、一端部と他端部と
に互いに逆ねじの関係にあるねじ部を備えたナット体4
1と、このナット体41の各ねじ部のそれぞれに螺合さ
れた軸体42,43とを備えており、片側の軸体42の
片方に設けられた矩形の係合座部47が上記溝部34に
嵌合状に係止されており、他側の軸体43にフック部4
6が具備されている。
【0014】シート1は上記開放口26を覆うように配
設されていると共に、その外周部が上記筐体2の開放縁
部25に配設されたパッキン5の上からこの開放縁部2
5に巻き掛けられている。12は開放縁部25に対する
巻掛部を示している。シート1における巻掛部12より
も外側の外周縁部に棒材11が装備されており、この棒
材11がシート緊張機構4のフック部46に係止されて
いる。シート緊張機構4は矩形環状のシート張設枠24
における収容空間32の内部の複数箇所に所定の間隔を
隔てて設けられている。このため、複数のシート緊張機
構4におけるナット体41を締付方向に回転させること
によりシート1に緊張力が付与される。図4に例示した
ように複数のシート緊張機構4の配設箇所はシート張設
枠24のコーナ部やそのコーナ部の中間に位置する複数
箇所に設定することが望ましい。
【0015】6は矩形環状のカバー枠である。このカバ
ー枠6はそのカバー板部63の後端部に形成された取付
座61がシート張設枠24の取付座部37に重ね合わさ
れた状態で止具38を用いて固着されている。また、カ
バー板部63の前端部に内向きに連設された縁枠部64
がシート1の周縁部を覆い隠している。さらに、カバー
枠6におけるカバー板部63と縁枠部64とのコーナ部
に設けられたパッキン65が上記開放縁部25に対する
シート1の巻掛部12に圧接されている。さらに、カバ
ー枠6には支持板部66が設けられており、この支持板
部66の後端部67がシート張設枠24の取付板部28
に具備された凹溝39に嵌合状に支持されている。
【0016】以上の構成を有する看板本体Aによると、
シート緊張機構4により緊張力の付与されたシート1の
巻掛部12と筐体2の開放縁部25との間でパッキン5
が挾み付けられ、また、矩形枠21と箱形部材23およ
びシート張設枠24との接合箇所にパッキン29が挾み
込まれているので、開放面26がシート1により覆われ
た筐体1の内部空間は気密状態に保たれる。また、パッ
キン65によって筐体2の内部へのごみの侵入や雨水の
浸入が防止される。
【0017】次に圧力付与手段Bを説明する。この圧力
付与手段Bは筐体の内部圧力を付与するための手段であ
り、図1に例示した圧力付与手段Bは、送風機などの給
気源71と、アキュウムレータ72と、減圧弁73と、
逆止弁74と、定圧調整弁75と、それらの介在された
給気ライン76とを備えており、給気ライン76が上記
筐体2に設けられた給気口77に接続されていて、内部
圧力を一定圧力に保つようになされている。上記アキュ
ウムレータ72や減圧弁73は必要がなければ省略可能
である。すなわち、圧力付与手段Bは図1の構成に限定
されることはなく、筐体2の内部圧力を一定に保ち得る
構成のものを使用可能である。このような内部圧力を一
定に保つ手段のほかに、上記構成から給気源71と逆止
弁74とを有する給気ラインを形成し、常に一定量の給
気を与えることで内部圧力を付与してもよく、この場合
の内部圧力は一定であるとは限らない。なお、必要に応
じてアキュウムレータ72や減圧弁73を設けることも
可能である。
【0018】以上の構成において、圧力付与手段Bによ
って筐体2の内部圧力を外気圧よりも少し高めに保って
おくと、シート緊張機構4によって緊張力の付与されて
いるシート1に対して外気圧よりも高い内部圧力が加わ
り、その内部圧力によってシート1が外方に常に押圧さ
れた状態に維持される。このため、何らかの原因でシー
ト緊張機構4自体が原因となってシート1に付与されて
いる緊張力が弱まった場合や、風雨やシート1自体の伸
びなどが原因となってシート緊張機構4によりシート1
に付与されている緊張力が弱まった場合でも、外気圧よ
りも少し高めに維持された筐体2の内部圧力によってシ
ート1が常に緊張状態を保つ。このため、シート1に弛
みや波打ち、さらには中央部が内方に窪むような球面形
状化が生じなくなる。したがって、シート1に施されて
いる表示100の輪郭が歪んでそれらによる情報表示機
能が損なわれたり見苦しくなったりするという不都合を
生じることはない。上記の内部圧力は10〜200(m
g/cm2 )・Aq程度のごく低い圧力でよい。これは
シート1が筐体2のシート張設枠24により保形されて
おり、シート1を押圧するだけの圧力で済むからであ
る。
【0019】なお、図2において8はバックライト用の
照明管(たとえば蛍光灯)を示している。
【0020】図5は他の実施例を示している。この実施
例は、シート張設枠24における前端部すなわち筐体2
の開放縁部25を内方に延出し、その開放縁部25の全
体に亘ってパッキン5を配設し、そのパッキン5にシー
ト1の巻掛部12を圧接させた事例である。この構成で
あると、パッキン5とシート1の巻掛部12との圧接面
積が図3のものよりも広くなり、気密性を向上させやす
くなる利点がある。
【0021】図6はシート緊張機構4についての変形例
を示している。このシート緊張機構4は、矩形枠21に
固着されて筐体2の一部を形成しているシート張設枠2
4の周囲に凹入溝81を具備させ、この凹入部81の外
面を含むシート張設枠24の外面にパッキン5を配設
し、このパッキン5に重ね合わせたシート1の外周縁部
を押付用プレート82で押さえてシート1に緊張力が付
与された構成である。83は押付用プレート82をシー
ト張設枠24に固定している止具である。
【0022】図7はシート緊張機構4についての他の変
形例を示している。このシート緊張機構4は、欠円状の
リング部83とこのリング部83から延び出されたアー
ム部84とを有している。シート張設枠24には、係合
片部85を備えた環状部材が用いられており、そのよう
なシート張設枠24の前端コーナ部の外面にパッキン5
が配設されている。そして、シート1の外周縁部は上記
リング部83内に収容された棒材86に保持されてい
る。このようなシート緊張機構4において、同図の仮想
線のようにリング部83の一端部87を上記係合片部8
5に係合させ、その係合箇所を支点としてシート緊張機
構4を矢符のように回転させることにより、リング部8
3を上記係合片部85の内側に収容すると共に、アーム
部84の先端部88をシート張設枠24の後端外周部に
形成した係合部89に係合させるとシート1に緊張力が
付与され、シート1の巻掛部12がパッキン5に圧接す
る。
【0023】図5〜図7において、図3に示した部分と
同一または相応する部分には同一符号を付して詳細説明
を省略してある。
【0024】
【考案の効果】本考案によれば、筐体の開放口に緊張力
を不要して張設された可撓性シートに対して外気圧より
も高い筐体の内部圧力を常時加えておくことができるの
で、シート緊張機構によって与えられる上記の緊張力が
減少してもシートに弛みや波打ちなどの生じることが無
くなり、情報表示機能を良好に維持することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による看板装置の説明図であ
る。
【図2】看板本体の縦断面図である。
【図3】図2の要部を示す縦断面図である。
【図4】シート緊張機構の配設箇所を例示した説明図で
ある。
【図5】変形例によるシート緊張機構を用いた看板本体
の要部を示す縦断面図である。
【図6】他の変形例によるシート緊張機構を用いた看板
本体の要部を示す縦断面図である。
【図7】さらに他の変形例によるシート緊張機構を用い
た看板本体の要部を示す縦断面図である。
【図8】従来の看板装置の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
A 看板装置 B 圧力付与手段 1 シート(可撓性シート) 2 筐体 4 シート緊張機構 5 パッキン 12 シートの巻掛部 26 開放口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放口を有する筐体と、筐体の開放口を
    覆って配設されその外周部が上記開放口を取り囲む筐体
    の開放縁部に巻き掛けられる可撓性シートと、 シートにおける上記開放縁部に対する巻掛部よりも外側
    の外周縁部と筐体とに亘って設けられシートに緊張力を
    付与するための複数のシート緊張機構と、 開放面が上記シートで覆われた筐体に内部圧力を与える
    圧力付与手段と、 を有することを特徴とする看板装置。
JP5186792U 1992-06-29 1992-06-29 看板装置 Expired - Lifetime JP2569314Y2 (ja)

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JP5186792U JP2569314Y2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 看板装置

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JPH064781U JPH064781U (ja) 1994-01-21
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JPS5684284U (ja) * 1979-12-04 1981-07-07
JPS5692372U (ja) * 1979-12-19 1981-07-23
JPS6396779U (ja) * 1986-12-12 1988-06-22
JP4592180B2 (ja) * 2000-12-22 2010-12-01 株式会社昭和化成 看板装置

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JPH064781U (ja) 1994-01-21

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