JPH0725823Y2 - シート状物の張設装置 - Google Patents

シート状物の張設装置

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JPH0725823Y2
JPH0725823Y2 JP7958290U JP7958290U JPH0725823Y2 JP H0725823 Y2 JPH0725823 Y2 JP H0725823Y2 JP 7958290 U JP7958290 U JP 7958290U JP 7958290 U JP7958290 U JP 7958290U JP H0725823 Y2 JPH0725823 Y2 JP H0725823Y2
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JP
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shaft
sheet
rod
hook portion
hook
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JP7958290U
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JPH0437987U (ja
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隆男 城崎
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、看板や案内表示板のような表示用素材などに
用いられるシート状物を弛みなく張設したいときに利用
されるシート状物の張設装置に関する。
[従来の技術] 第11図にこの種の張設装置Aの使用状態を示している。
同図において、シート状物Sの袋状に形成された耳縁S1
には金属製のロッド1が挿通されており、シート状物S
はロッド1を介し張設装置Aによって矢符X方向に引っ
張られている。このような張設装置Aは第10図に示した
ようにシート状物Sを大形の看板や案内表示板などの素
材として用いるときに必要な箇所に設けられる。
従来の張設装置Aは、湾曲形状のフック部101を一体に
有する軸体100と、軸体100の挿通孔部201を備える固定
枠体200と、固定枠体200の挿通孔部201に挿通された上
記軸体100のねじ部102に螺合されてその軸体100を固定
枠体200に取り付けているナット体300とを備えている。
そして、ロッド1にフック部101を係合させた状態でナ
ット体300を締め付けることによってロッド1を矢符X
方向に引っ張らせてあり、これによってシート状物Sが
一定のテンションを付与された状態で張設される。
上記張設装置Aは軸体100を固定枠体200に取り付けてか
らシート状物Sのロッド1をフック部101に容易に係合
させることができ、このことが大形看板などに用いられ
るシート状物の張設作業の簡易化につながるという利点
を有している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、第11図のようにして張設されたシート状
物Sが合成樹脂や布などのある程度の伸縮性を具備する
素材で作られていて、それがたとえば屋外に設置される
看板や案内表示板である場合、シート状物Sに大きな風
圧が加わりシート状物Sが矢符A方向にばたついて急激
な伸縮を繰り返すと、シート状物Sのロッド1が同図の
仮想線1aで例示したように瞬間的にフック部101から抜
け出るといった事態を生じることがある。また、シート
状物Sのばたつきに伴う過大な荷重がフック部101に加
わり、同図の仮想線101aで例示したようにフック部101
が引き伸ばされてしまうといった事態を生じることがあ
る。そして、これらの事態が生じると、ロッド1がフッ
ク部101から脱落してしまう。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、シート状
物Sがばたついても上述の事態を生じる心配のないシー
ト状物の張設装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案によるシート状物の張設装置は、シート状物に保
持されたロッドに係合される湾曲形状のフック部を有
し、そのフック部の両端のそれぞれに軸部が延設されて
いると共に、それらの軸部の少なくとも一方にねじ部が
設けられた軸体と、一対の軸部に対する挿通部を備えた
押え板と、少なくとも一方の軸部のねじ部に螺合され、
挿通部を介して一対の軸部に挿通された上記押え板を上
記フック部側に押し付けるナット体と、一対の軸部のう
ちの片側の軸部が固定される固定枠体と、を備えている
ものである。
[作用] この構成において、固定枠体に軸体の片側の軸部を固定
すると共に、軸体のフック部にシート状物のロッドを係
合し、軸体の少なくとも一方の軸部に挿通部を介して押
え板を挿通し、該軸部のねじ部にナット体を螺合して押
え板をフック側に押し付けると、上記ロッドがフック部
と押え板との間に挾持される。
[実施例] 第1図は本考案の実施例による張設装置Aの使用状態の
斜視図、第2図はその断面図である。
この張設装置Aは、軸体2と、押え板4と、ナット体5
と、固定枠体6とを備えている。軸体2は回転操作部材
21を有し、この回転操作部材21は筒体の両端部に巻方向
が互いに逆向きの雌ねじ部22,23が設けられていると共
に、それらの雌ねじ部22,23の間に一定幅の径大な空間
部24が形成され、さらに筒体の一部に、外周面が正六角
形の工具嵌合部25が設けられたものである。なお、外周
面形状はその他四角形等の角形形状が好ましく用いられ
る。そして、回転操作部材21にJ字形の軸部材26とまっ
すぐな軸部材27とが連結されている。具体的に説明する
と、J字形の軸部材26は円弧形状に湾曲したフック部28
の両端のそれぞれに長さの異なるまっすぐな軸部31,32
が一体に延出されており、それら一対の軸部31,32にそ
れぞれ雄ねじよりなるねじ部33,34が形成され、長い側
の軸部31のねじ部33が回転操作部材21の片方の雌ねじ部
22に螺合されている。また、まっすぐな上記軸部材27に
は上述の長い側の軸部31のねじ部33とは巻方向が逆向き
の雄ねじよりなるねじ部35が形成され、そのねじ部35が
回転操作部材21の他方の雌ねじ部23に螺合されている。
ここで、上述の長い側の軸部31はフック部28に一体に延
設されたものであり、まっすぐな軸部材27はフック部28
に長い側の軸部31と回転操作部材21とを介して延設され
たものである。なお、軸部31,32の両方にねじ部33,34が
形成されていなくてもよく、片側のみにねじ部を形成し
ておき、そのねじ部にナット体5を螺合することによ
り、押え板4をフック部28側に押え付けるようにしても
同様にロッド1を挾結することが可能である。
押え板4は第6図に示したように金属板の2箇所に円形
の孔部42と凹入状の長孔43とを割り振りして形成したも
ので、これらの孔部42と長孔43は本考案の構成要件であ
る挿通部41に相当する。第2図と第4図に詳細に示した
ように、この押え板4は、孔部42が軸体2の片側の軸部
31に嵌合され、長孔43が他側の軸部32に嵌合されてい
る。また、軸体2のフック部28にはシート状物Sの耳縁
に保持されたロッド1が係合されていると共に、各軸部
31,32に螺合されたナット体5,5により押え板4がフック
部28側に押し付けられている。
固定枠体6には片側の軸部、つまり軸体2のまっすぐな
軸部材27が挿通される挿通孔部61を有している。そし
て、挿通孔部61に挿通された上記軸部材27のねじ部35に
螺合した2つのナット7,7によって固定枠体6を挾み付
けることにより、その固定枠体6に軸部材27が取り付け
られている。固定枠体6は第8図の固定枠体100に相当
するものであるが、この固定枠体6はシート状物Sを面
状に張設するための枠組みの一部であっても、あるいは
そのような枠組みとは別の部材であってもよい。なお、
軸部材27はナット7,7で取り付けずに、ねじ付きスタッ
ドボルト(軸部材27)を固定枠体6に溶接することによ
り取付固定することもでき、この場合、ナットの締付作
業が不要であるという利点を有する。
この構成で、回転操作部材21を回転させて軸部31と軸部
材27とを相対的に近付けるようにすると、フック部28に
係合されたロッド1を介してシート状物Sが第2図の矢
符X方向に引っ張られ、そのシート状物Sに所定のテン
ションが付与されて弛みがなくなる。この場合、回転操
作部材21を一回転させると、軸部31と軸部材27とがそれ
らのねじ部33,35の1ピッチ分ずつ近付く。したがっ
て、回転操作部材21を一回転でねじ部33,35の2ピッチ
分だけシート状物Sが引っ張られることになり、シート
状物Sの張設作業を迅速に行なえるようになるという利
点がある。また、回転操作部材21は筒形であるから、雌
ねじ部22,23をそれぞれ長くしてねじ部33,35との螺合幅
を比較的長く確保しても、空間部24の軸長をそれに応じ
て短くしておけば全長がそれほど長くならない。そのた
め、看板などのようにシート状物Sの耳縁S1と固定枠体
6の間隔が狭くならざるを得ない場合でも、その間隔に
無理なく収まり、しかも工具嵌合部25にスパナなどの工
具を嵌め込んで無理なく回転させることが可能である。
したがって、建築物の補強用梁材などを締め付けるのに
汎用されているようなターンバックル、すなわち両端の
雌ねじ部が平行な部材で一体化され、その平行な部材の
間の空間にロッド体を差し込んで回転操作するような形
式のターンバックルよりも狭小なスペースでの使用が可
能である。
また、ロッド1はフック部28と押え板4とによって挾持
されているため、風圧でシート状物Sがばたついてもロ
ッド1がフック部28から抜け出る心配はない。そして、
ナット体5,5を強く締め付けてロッド1をフック部28と
押え板4とによって大きな力で挾持させておくと、短い
側の軸部32が長い側の軸部31に対して開く方向に曲がろ
うとしても(すなわち開き変形しようとしても)、短い
側の軸部32に螺合されているナット体5が押え板4に当
接ないし係合しているためにそのような開き変形が起こ
らない。なお、第1図において、8はシート状物Sを面
状に張設するための枠組みを示す。
以上説明した張設装置Aは軸体2自体に具備された伸縮
機能によってシート状物Sにテンションを付与できるよ
うにしてあるが、伸縮機能を持たない軸体2を用いるこ
とも可能である。
第3図に伸縮機能を持たない軸体2を用いた張設装置A
を例示している。このものは、上述した実施例の回転操
作部材21と軸部材27とを省略したものである。すなわ
ち、J字形の軸部材26だけで軸体2を形成したもので、
その軸部材26の長い側の軸部31を固定枠体6の挿通孔部
61に挿通し、その軸部31のねじ部33に螺合した2つのナ
ット7,7によって固定枠体6を挾み付けることにより、
その固定枠体6に軸部31を取り付けてある。その他の構
成は上述した実施例と同じである。
この構成では、ナット7,7を別々に回転させて軸部31を
図中左方向に移動させると、フック部28に係合されたロ
ッド1を介してシート状物Sが引っ張られ、そのシート
状物Sに所定のテンションが付与されて弛みがなくな
る。押え板4やナット体5によるロッド1のフック部28
から抜出し防止作用や、軸部32の開き変形防止作用は上
述した実施例と同等に奏される。
以上は、第6図の押え板4の孔部42に軸部31を挿通し、
長孔43に軸部32を挿通してあるが、これとは逆に長孔43
に軸部31を挿通し、孔部42に軸部32を挿通してもよい。
また、第6図の押え板4に代えて第7図の押え板4を用
いることも可能である。第7図の押え板4は第6図の押
え板4の長孔43を円形などの孔部44に変更したものであ
り、この孔部44には軸部31または軸部32が挿通される。
これによると、2つの孔部42,44に軸部31と軸部32とが
各別に挿通されるため、それらの開き変形が第6図のも
のよりも一層確実に防止されるという利点がある。ま
た、第8A図に示すように、長孔43を両側に設けた押え板
4を用いることができ、これによると押え板4を後から
軸部31,32に挿通させることができ作業性が改善され
る。押え板4の長孔43は第8B図のように長辺に切欠した
ものでもよい。さらに、第9図に示すように、孔部42,4
4や長孔43により構成される挿入部41を1つの長孔43に
したものでも同様に用いられる。
[考案の効果] 本考案のシート状物の張設装置は、一対の軸部のうちの
軸体の片側の軸部だけが固定枠体に取り付けられる構造
になっているため、軸体を固定枠体に取り付けてからシ
ート状物のロッドを一対の軸部の間の隙間を利用してフ
ック部に容易に係合させることができ、シート状物の張
設作業性については従来例で説明したものと同様に優れ
ている。
そして、軸部に挿通された押え板はナット体によりロッ
ドをフック部側に押し付けているので、その押え板によ
ってロッドがフック部から抜け出ることが防止される。
したがって、シート状物が風圧などの外力でばたついて
も、シート状物のロッドがフック部から脱落するという
事態が未然に防止され、そのような事態を生じる心配が
なくなる。そして、このことにより上記軸体に曲げ剛性
の小さな材料を用いることができるようになり、それだ
け張設装置の低コスト化が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による張設装置の使用状態の斜
視図、第2図はその断面図、第3図は別の実施例による
張設装置の使用状態の断面図、第4図は第2図のIV−IV
線に沿う断面図、第5図は第7図の押え板を用いた張設
装置における第2図のIV−IV線に相当する断面図、第6
図〜第9図は各押え板を示す斜視図、第10図は大形看板
などの素材として用いられたシート状物の張設装置の配
置例を示す説明図、第11図は従来例の説明用断面図であ
る。 A…張設装置、S…シート状物、1…ロッド、2…軸
体、4…押え板、5…ナット体、6…固定枠体、27…軸
部材(軸部)、28…フック部、31…軸部、32…軸部、3
3,34,35…ねじ部、41…挿通部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状物に保持されたロッドに係合され
    る湾曲形状のフック部を有し、そのフック部の両端のそ
    れぞれに軸部が延設されていると共に、それらの軸部の
    少なくとも一方にねじ部が設けられた軸体と、 一対の軸部に対する挿通部を備えた押え板と、 少なくとも一方の軸部のねじ部に螺合され、挿通部を介
    して一対の軸部に挿通された上記押え板を上記フック部
    側に押し付けるナット体と、 一対の軸部のうちの片側の軸部が固定される固定枠体
    と、 を備えていることを特徴とするシート状物の張設装置。
JP7958290U 1990-07-25 1990-07-25 シート状物の張設装置 Expired - Lifetime JPH0725823Y2 (ja)

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JP7958290U JPH0725823Y2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 シート状物の張設装置

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Publication Number Publication Date
JPH0437987U JPH0437987U (ja) 1992-03-31
JPH0725823Y2 true JPH0725823Y2 (ja) 1995-06-07

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