JPH0636075U - 看板装置 - Google Patents

看板装置

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JPH0636075U
JPH0636075U JP7755392U JP7755392U JPH0636075U JP H0636075 U JPH0636075 U JP H0636075U JP 7755392 U JP7755392 U JP 7755392U JP 7755392 U JP7755392 U JP 7755392U JP H0636075 U JPH0636075 U JP H0636075U
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隆男 城崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可撓性シートの表面を情報表示面として用い
る看板装置において、情報表示面を立体的にすると共
に、バックライト方式の採用を可能にする。 【構成】 可撓性シート1の中間部の適所を透光性を有
する支持体4により支持し、可撓性シート1の端部を、
支持体4による支持箇所よりも後方位置で固定する。支
持体4により支持された中間部が凸状となり、立体的に
情報表示面が形成される。バックライト方式にした場合
には、光が支持体4を透過してその支持体4が可撓性シ
ート1に影をつくらなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は看板装置、特に可撓性シートの表面が情報表示面として利用される看 板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
文字、絵模様、柄模様、標識などの各種の情報を表示した合成樹脂製の可撓性 シートを矩形環状の枠体に張設した看板や、枠体に張設した可撓性シートをバッ クライト方式で照明するようにした看板装置は従来より知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、可撓性シートを用いた従来の看板装置は、可撓性シートの情報表示面 が平坦で平面的であった。
【0004】 ところで、近時においては、可撓性シートの情報表示面を立体的にして見る者 の印象を強くしたいという要求が出されるようになった。
【0005】 本考案は以上の事情に鑑みてなされたものであり、可撓性シートの情報表示面 を立体的にすることが可能で、しかもバックライト方式であるか否かに係わりな く良好に適用することのできる看板装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の看板装置は、透光性を有する支持体により中間部の適所が支持された 可撓性シートの端部が、上記支持体による支持箇所よりも後方位置で固定されて いるものである。
【0007】
【作用】
この構成であると、支持体により支持された可撓性シートの中間部の適所にお いて情報表示面が前方に突き出し、支持体による支持箇所よりも後方位置に固定 された可撓性シートの端部において情報表示面が上記支持箇所よりも後方に退い た形の立体的な情報表示面が形成される。そして、可撓性シートの中間部に接触 している支持体の透光性により、可撓性シートの裏面側から情報表示面に光を照 射するというバックライト方式を採用しても光源から出た光が支持体を透過する のでその支持体が影をつくらなくなり、そのために支持体の影が可撓性シートに 写って情報表示面を局部的に暗くしたり情報表示機能を損ねたりするという事態 が生じない。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の第1実施例による看板装置Aの概略斜視図、図2は同看板装置 Aの要部を拡大した断面図である。
【0009】 図1において、2は金属、木、プラスチックなどで作られた側枠であり、この 側枠2に可撓性シート1がピラミッド形(四角錐形)に張設されている。したが って、可撓性シート1の表面には三角形の4つの情報表示面1a,1b,1c, 1dが具備されている。可撓性シート1のピラミッド形は、可撓性シート1の中 央部が透光性を有する透明な合成樹脂製の円柱状の支持体4により支持され、可 撓性シートの周囲の4つの端部が支持体4による支持箇所よりも後方位置(図例 では下方位置)で張設治具5を用いて側枠2側に固定することにより保たれてい る。
【0010】 図2のように、側枠2は、L形鋼を用いた上下の枠組み21,22により保形 と補強とがなされた上面開放の箱形部材2Aと、この箱形部材2Aの上端部周囲 に設けられた枠体2Bとよりなり、枠体2Bの周囲に取付枠6を介して張設治具 5が設けられている。
【0011】 図11に詳細に示したように、張設治具5には一端部と他端部とに互いに逆ね じの関係にあるねじ部を備えたナット体51と、このナット体51の各ねじ部の それぞれに螺合された軸体52,53とを備えたターンバックルが用いられてお り、片側の軸体53に設けられた係合座部54が取付枠6の溝部61に嵌合状に 係止され、他側の軸体52にフック部55が具備されている。そして、可撓性シ ート1の端部の袋状部11に挿通されたロッド12が上記フック部55に掛止さ れている。また、可撓性シート1はその外周部が上記取付枠6に具備されている シート巻掛け片部62に巻き掛けられている。張設治具5は矩形環状の取付枠6 の複数箇所に所定の間隔を隔てて設けられている。そして、各張設治具5のナッ ト体51を締め付けることにより可撓性シート1に緊張力が付与されている。7 は矩形環状のカバー枠であり、このカバー枠7により可撓性シート1の端部が覆 い隠され、かつカバー枠7に設けたパッキン71が可撓性シート1の巻掛部分1 3を圧接して塵などの侵入を防いでいる。
【0012】 側枠2の上部枠組み21に桁材8が横架されており、この桁材8にステンレス などの発錆しにくい材料で作られた台座9が固定されており、この台座9の頂部 に上記支持体4が突設されている。この実施例において、台座9と支持体4との 結合はねじ結合41によっている。
【0013】 このような看板装置Aにおいては可撓性シート1に4つの情報表示面1a,1 b,1c,1dが立体的に具備されている。そのため、それぞれの情報表示面1 a,1b,1c,1dを、別々の情報を表示することや関連性のある情報を表示 することなどに使うことが可能である。また、図1のようにポスト3の頂部に側 枠2を取り付けて高所設置式の看板装置Aとすることも可能である。
【0014】 次に、図2のように側枠2の内部に蛍光灯などの光源Rを取り付け、この光源 Rから出た光で可撓性シート1を照射することも可能である。これはバックライ ト方式であり、この方式による場合、支持体4が透光性の合成樹脂で作られてい るために、光が支持体4を透過してその支持体4が影をつくらなくなる。また、 支持体4と接触している可撓性シート1の該接触部分14も支持体4を透過した 光が接触部分14に当り拡散することで影をつくらなくなる。したがって、支持 体4の影が可撓性シート1に写って情報表示面1a,1b,1c,1dを局部的 に暗くしたり情報表示機能を損ねたりするという事態を生じない。なお、バック ライト方式を採用する場合、上記桁材8を透明な合成樹脂製部材で作っておくこ とが望ましい。
【0015】 可撓性シート1にはプラスチックシートのみならず布を使用することも可能で ある。そのなかでも、全光線透過率が20〜40%、拡散光線透過率が15〜3 5%のものが拡散率が高く、支持体4との接触部分14に影をつくることがない 。具体的には、ポリエステル繊維の網の両側に乳半ないし透明のPVC層を設け 、さらにMMAやフッ素などの耐候性層を設けたもので、全光線透過率が28〜 32%で、拡散光線透過率が26〜30%のものが好ましく用いられる。また、 透光性を有する支持体4は、透明である必要性は必ずしもなく、半透明であって もよい。このような支持体4としては透光性(透明性)に優れたMMA樹脂で作 られた丸棒を用いることが好ましいけれども、他の樹脂、たとえばPCやPVC などを用いることも可能である。さらに、ガラスなどの無機透光材料であってよ い。なお、支持体4を直接に桁材8に立設することによって台座9を省略するこ とも可能である。さらに支持体4を側枠2に直接取り付けることも可能である。
【0016】 また、張設治具5として図12に示したボルト56とナット57と押え枠58 を用いることも可能である。この張設治具5を用いた場合には、同図のように、 取付枠6の巻掛け片部62に巻き掛けられた可撓性シート1の端部が取付枠6の 表面に沿わされ、そのような端部に押え枠58が重ねられ、この押え枠58がボ ルト56とナット57とにより取付枠6に締め付けられて可撓性シート1が張設 される。65は取付枠6の表面と可撓性シート1との間に介在されたパッキンで ある。
【0017】 図3は本考案の第2実施例による看板装置Aの概略斜視図、図4は同看板装置 Aの要部を拡大した断面図、図5は図3のV−V線に沿う拡大断面図である。こ の看板装置Aは側枠2に可撓性シート1が山形に張設されている。この山形は、 可撓性シート1の中央の一定幅にわたる箇所を透光性を有する透明なMMAの平 板状の支持体4で支持し、その可撓性シート1の周囲の端部を張設治具5で側枠 2に固定することにより形成されている。支持体4はその長さ方向の適所を台座 9にボルトなどの止具10で連結してある。支持体4には上掲した透光性を有す る合成樹脂や無機材が用いられ、張設治具5には図11のものが用いられている が、図12の張設治具5を用いることも勿論可能である。
【0018】 また、山形の形状を形作っている可撓性シート1の両側端には図5のように透 光性を備えた丸棒状の補強部材43が設けられており、この補強部材43によっ て支持された箇所が三角形ないし逆V字形の峰1g…を形成している。補強部材 43は上記支持体4に用いられるものと同一種類の合成樹脂で透明または半透明 に作られ、図5のように可撓性シート1の裏面に透明テープ42で固定して位置 ずれを防いである。補強部材43を可撓性シート1に溶着または接着して位置ず れを防ぐようにしてもよい。なお、このように補強部材43を用いることにより 可撓性シート1の両側端は三角形ないし逆V字形がはっきりして外観がよくなる 。
【0019】 このような看板装置Aにおいては、平板状の支持体4により可撓性シート1が 立体的な山形形状に形成され、可撓性シート1の両側に立体的な情報表示面1a ,1bが具備される。また、光源Rによりるバックライト方式を採っても支持体 4が可撓性シート1に影をつくらないので支持体4の影で情報表示機能が損なわ れるという事態を生じない。
【0020】 図6は本考案の第3実施例による看板装置Aの概略斜視図、図7は同看板装置 Aの要部を拡大した断面図である。この看板装置Aは側枠2に可撓性シート1が 台形に張設されている。この台形は、可撓性シート1の中央寄りの4辺を透光性 を有する4枚の平板状のMMAでなる支持体4a,4b,4c,4dで支持し、そ の可撓性シート1の端部を張設治具5で張設して側枠2に固定することにより形 成されている。支持体4の側枠2への固定や張設治具5や補強部材(不図示)や 光源Rなどは上記した実施例と同様のものを使用している。また、図6および図 7において、上記各実施例における部分と同一または相応する部分には同一符号 を付して詳細な説明を省略した。なお、支持体4として4枚の平板を用いる代わ りに、長尺の板を枠状に折り曲げたり、溶接で板を接合して枠を作ったり、L形 部材を2枚枠状に組み合わせたりしてもよい。
【0021】 このような看板装置Aにおいては、枠状の支持体4により可撓性シート1が立 体的な台形に形成され、台形の各面に情報表示面1a,1b,1c,1d,1e が具備される。バックライト方式を採った場合に支持体4が情報表示面1a,1 b,1c,1d,1eに影を作らないことは上述した実施例と同様である。
【0022】 図8は本考案の第4実施例による看板装置Aの正面図、図9は図8のIX−I X線に沿う拡大断面図である。この看板装置Aは、枠組み23によって正面視形 状が概略的には略半円形状に形作られた側枠2の外側と内側とにカバー24,2 5を取り付けると共に、側枠2の前面と後面とに可撓性シート1,1を張設した ものであり、半円形状を形作っている可撓性シート1の峰部15,16が具備さ れている。これらの峰部15,16は、図9のように上記の半円形状に沿うよう に配設された透光性を有する板状の支持体4,4で可撓性シート1の幅方向中間 部の適所を支持し、かつ、その可撓性シート1の幅方向の端部を張設治具5…で 側枠2側に固定することによって形成されている。張設治具5…には図12で説 明したものが用いられているけれども、これに代えて図11で説明した張設治具 5を用いてもよい。さらに、支持体4,4は台座9,9を介して側枠2に設けら れた桁材8,8に立設されているのであるが、支持体4,4を直接に桁材8,8 に立設して台座9,9を省略してもよい。支持体4,4は透光性を有していれば 透明であっても半透明であってもよく、その支持体4,4の材料には上掲したM MAやPCやPVCなどの合成樹脂やガラスなどの無機材を用いることが可能で ある。
【0023】 以上説明した看板装置Aによると、側枠2の両側の可撓性シート1,1のそれ ぞれに立体的な情報表示面が具備される。また、図9のように光源Rを側枠2の 中に設けることによってバックライト方式を採ることが可能になり、その際には 、支持体4が透明の合成樹脂で作られているために、光が支持体4を透過してそ の支持体4が影をつくらなくなる。また、支持体4との接触部分14,14も支 持体4を通過した光が拡散して影をつくらなくなる。したがって、支持体4の影 が可撓性シート1に写って情報表示面を局部的に暗くしたり情報表示機能を損ね たりするという事態を生じない。なお、バックライト方式を採用する場合、上記 桁材8を透明な合成樹脂製部材で作っておくことが望ましい。
【0024】 図10は支持体4の先端に湾曲した鍔部48を設け、この鍔部48で可撓性シ ート1の中間部の適所を支持させた事例を示している。可撓性シート1の裏面に 透明テープ42で上記鍔部48を固定して位置ずれを防いでもよい。また、鍔部 48を可撓性シート1に溶着または接着して位置ずれを防ぐようにしてもよい。
【0025】 なお、図1〜図12において同一または相応する部分には同一符号を付してあ る。
【0026】
【考案の効果】
本考案によると、可撓性シートを利用して立体的な情報表示面を備えた看板装 置を提供することができる。そして、本考案の看板装置は、可撓性シートの中間 部の適所を支持体により支持して立体的な情報表示面を形成するものでありなが ら、その支持体に透光性を有する材料を用いたことによってバックライト方式を 採用しても情報表示面に支持体の影が移らないという長所があり、そのことが情 報表示面の綺麗さを保つことに役立つのみならず、確実な情報表示機能を果たす ことに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による看板装置の概略斜視
図である。
【図2】図1の看板装置の要部を拡大した断面図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例による看板装置の正面図で
ある。
【図4】図3の看板装置の要部を拡大した断面図であ
る。
【図5】図3のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】本考案の第3実施例による看板装置の概略斜視
図である。
【図7】図6の看板装置の要部を要部を拡大した断面図
である。
【図8】本考案の第4実施例による看板装置の正面図で
ある。
【図9】図8のIX−IX線に沿う拡大断面図である。
【図10】支持体の変形例を示す一部破断側面図であ
る。
【図11】張設治具の使用状態説明図である。
【図12】他の張設治具の使用状態説明図である。
【符号の説明】
1 可撓性シート 4,4a,4b,4c,4d 支持体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性を有する支持体により中間部の適
    所が支持された可撓性シートの端部が、上記支持体によ
    る支持箇所よりも後方位置で固定されていることを特徴
    とする看板装置。
JP1992077553U 1992-10-12 1992-10-12 看板装置 Expired - Lifetime JP2601454Y2 (ja)

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JP1992077553U JP2601454Y2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 看板装置

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JP1992077553U JP2601454Y2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 看板装置

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JPH0636075U true JPH0636075U (ja) 1994-05-13
JP2601454Y2 JP2601454Y2 (ja) 1999-11-22

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ID=13637212

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JP1992077553U Expired - Lifetime JP2601454Y2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 看板装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002304138A (ja) * 2001-04-06 2002-10-18 Photo Craft Sha:Kk 表示装置
JP2004302028A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Mitsubishi Electric Corp 表示装置および誘導灯装置
KR102442190B1 (ko) * 2022-06-02 2022-09-08 주식회사 더원에프앤디 디지털 간판

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KR102442190B1 (ko) * 2022-06-02 2022-09-08 주식회사 더원에프앤디 디지털 간판

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JP2601454Y2 (ja) 1999-11-22

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