JPH0723243Y2 - 広告用シートの接続構造 - Google Patents

広告用シートの接続構造

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JPH0723243Y2
JPH0723243Y2 JP1990077219U JP7721990U JPH0723243Y2 JP H0723243 Y2 JPH0723243 Y2 JP H0723243Y2 JP 1990077219 U JP1990077219 U JP 1990077219U JP 7721990 U JP7721990 U JP 7721990U JP H0723243 Y2 JPH0723243 Y2 JP H0723243Y2
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JP
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sheet
sheets
synthetic resin
advertising
tape body
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浩一 藤本
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はビルの屋上や袖部、道路脇或いは商店の玄関先
などに張設して電飾看板として用いる広告用シートの接
続構造の改良に関するものである。
(従来の技術) 通常、この種のシートとしては、透光性を有する合成樹
脂性シートが広く採用されており、該シートに適宜な印
刷を施したり、印刷フイルムを貼着したり、或いは文
字、図柄等の切り抜き片を貼着し、昼間においては宣伝
標識機能を充分に果たすと共に、なお且つ夜間において
も裏面側から蛍光灯などの光を照射することにより、印
刷模様や広告文字、図柄等を表面側に浮かび上がらせ
て、広告表示効果を増進させるように構成している。
このような所望寸法の広告用シートを作製する場合、ロ
ール状に巻回された透光性を有する合成樹脂製シートを
裁断すればよいが、そのシート幅が一定(例えば1040m
m、1350mm幅など)であるために、該幅よりも広幅の大
型の広告用シートを得るには、所定長さのシートの端縁
部同士を接続しなければならない。
このため従来から、その接続方法として、第5図に示す
ようにシート(a)(b)の端縁部を一定長さだけ重ね
合わせて高周波溶着加工を施すか、第6図に示すよう
に、シート(a)(b)の端縁部同士を溶着または縫着
加工している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前者の重ね合わせ溶着手段によれば、シ
ート(a)(b)の重ね合わせ接合部に段差が生じて、
接続後に適宜な文字や色彩模様等を施す場合には、一連
に連続した状態に施工することが困難であり、概観を損
することになるばかりでなく、該重ね合わせ部分が他の
部分よりも透光性が低下して濃影状態となり、美観性を
低下させて意匠的効果が減少するものである。
一方、後者の接合構造によれば、シート(a)(b)の
対向端縁部をL字状に折り曲げてその折り曲げた表面部
同士を接合状態で溶着または縫着しているために、溶着
の場合には前者の接続構造に比べてその引張強度が1/5
に低下し、縫着の場合には縫着孔による強度低下が生じ
ることになり、さらに、このような接続構造では裏面側
の折り曲げ部により水平に載置することができず、表面
マーキング加工に不都合が生じると共に接合部の表面側
に条溝が形成されて塵埃等の付着による汚れが発生する
という問題点があった。
又、上記の両接続構造を改良するために、第7図に示す
ように、シート(a)(b)の端面同士を突き合わせ、
その接合部の裏面側に小幅の透明テープ(c)を溶着す
る接続手段が考案されているが、両シート(a)(b)
はテープ(c)のみによって接続されているだけである
から、引張力が作用すると両シート(a)(b)の突き
合わせ端面間が開いて隙間(d)が生じ、その隙間
(d)に塵埃が浸入、付着して汚損すると共に雨水等に
よってその汚損がシート(a)(b)の表面に拡散する
所謂雨だれ現象が発生して外観を著しく損するものであ
り、その上、前記隙間(d)を通じて光が線状に漏れて
広告効果を減少させるという問題点があった。
本考案はこのような問題点を解消し得る広告用シートの
接続構造の提供を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の広告用シートの継
手接続は、実施例に対応する図面に示すように、透光性
を有する合成樹脂製シート(1)(2)の突き合わせ対
向端部が溶着されて面一に接合一体化していると共にそ
の接合部の裏面に両合成樹脂製シート(1)(2)間に
亘ってポリエステル等の合成繊維で織成してなる織物の
両面に透光性軟質樹脂の被膜層を形成してなる透明性を
有するテープ体(3)が溶着されていることを特徴とす
るものである。
(作用) 両者の合成樹脂製シート(1)(2)はその突き合わせ
端面同士が一体に溶着しているから、表面があたかも1
枚のシートの形状を呈して透光によるシート面上の印刷
模様や広告文字、図柄等が美麗に現出するものであり、
その上、接合部には隙間が全く存在しないので、塵埃の
付着、浸入の虞れもない。
さらに、両シート(1)(2)の突き合わせ接合部の裏
面間は、ポリエステル等の合成繊維で織成してなる織物
の両面に透光性軟質樹脂の被膜層を形成してなる透明性
を有するテープ体(3)によって一体に接続されている
から、上記端面同士の溶着と共にシート(1)(2)の
接続強度が増大し、風圧により引張力が作用しても接続
端面が開くことも剥離が生じることもなく、しかも、テ
ープ体(3)は透明性を有しているので、該テープ体
(3)を重ね合わせている両シート(1)(2)の接合
部分の透光性を低下させることなく、両シート(1)
(2)間に表示された広告文字や図柄等を明瞭に現出さ
せることができ、体裁のよい広告表示シートとしての機
能を発揮するものである。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明すると、(1)
(2)は柔軟性と透光性を有する合成樹脂製シート、例
えば、第3図に示すように、ポリエステル等の合成樹脂
で織成してなる織物を基布(1a)としてその両面に透光
性軟質塩化ビニル樹脂組成物の被膜層(1b)を形成して
なる、所謂ターポリンと称されているシートであって、
この塩化ビニルシート表面に、必要に応じて防汚性、耐
候性、耐薬品性等の特性を付与するために、フッ素系樹
脂フイルム或いはアクリル系樹脂フイルム等の表面処理
層(1c)を一体に層着してなるものである。
なお、合成樹脂製シートはこれらの材質のみに限定れる
ものでないのは言うまでもなく、又、構造についても、
例えば軟質塩化ビニルシート表面に、上記アクリル系樹
脂フイルムとフッ素樹脂フイルムとを2層に配した構造
であってもよい。
これらの合成樹脂製シート(1)(2)はその対向端面
を突き合わせ状態に接合されて、その接合端面が一体的
に溶着(4)してあり、さらに、該接合端部の裏面側に
両合成樹脂製シート(1)(2)間に亘ってこれらのシ
ートと同一厚みを有し且つ幅が4cm程度の透明テープ体
(3)を接合端部の全長に亘って一体に溶着してある。
このテープ体(3)は上記合成樹脂性シート(1)
(2)と同一構造の透明性を有するシート、即ち、ポリ
エステル等の合成繊維で織成してなる織物の両面に透光
性軟質樹脂の被膜層を形成してなる透明性を有するシー
トを裁断することによって得られたものが用いられる。
なお、このテープ体(3)は、シート(1)(2)と同
一厚みに限定されるものでなく、又、上述の寸法幅に限
定されるものでもない。
次に、このように両合成樹脂製シート(1)(2)同士
を面一に接続する方法としては、第4図に示すように、
両合成樹脂製シート(1)(2)の対向端部(11)(1
2)同士を2〜3mm程度、重ね合わせておき、その裏面側
に該重ね合わせ部を被覆するようにして一定幅を有する
上記透明性テープ体(3)を重ね合わせ、熱風自動溶着
機を使用して重ね合わせ部を融着させて仮止めしてお
く。
次に、高周波ウエルダーを使用して、重ね合わせ部を熱
圧すると、互いに重なり合った合成樹脂製シート(1)
(2)の端部(11)(12)が融けて該合成樹脂製シート
(1)(2)と同一厚みになると共にその端面同士が継
目の全く存在しない様な表面フラットな1枚のシート状
に接続し、さらに、両合成樹脂製シート(1)(2)の
裏面にテープ体(3)が溶着、一体化するものである。
このように合成樹脂製シート(1)(2)をテープ体
(3)並びに溶着対向端部で一体的に接続して、大版化
された1枚物のシートは、必要に応じてその周縁部を適
宜に裁断して所望大きさ、形状の広告用シート基布と
し、その表面に適宜な印刷を施したり、印刷フイルムを
貼着したり、或いは文字、図柄等の切り抜き片を貼着す
ることにより広告シートとして使用するものであり、こ
の広告シートは、例えば、看板枠等に張設され、昼間に
おいては宣伝標識機能を充分に果たすと共に、なお且つ
夜間においても該枠内に配設した光源から光を照射して
該シートを透光させると、シート表面の印刷模様や広告
文字、図柄等が表面側に浮かび上がり、シートの色彩と
共に美麗な表示効果を奏するものである。
(考案の効果) 以上のように本考案の広告用シートの接続構造によれ
ば、透光性を有する合成樹脂製シート(1)(2)の突
き合わせ対向端部が溶着されて面一に接合一体化してい
ると共にその接合部の裏面に両合成樹脂製シート(1)
(2)間に亘ってポリエステル等の合成繊維で織成して
なる織物の両面に透光性軟質樹脂の被膜層を形成してな
る透明性を有するテープ体(3)が溶着されているもの
であるから、両者の合成樹脂製シート(1)(2)はそ
の突き合わせ端面同士が一体に溶着しているので、表面
があたかも1枚のシートの形状を呈して透光によるシー
ト面上の印刷模様や広告文字、図柄等を美麗に現出させ
ることができると共に接合部には隙間が全く存在しない
ので、表面接合部において塵埃の付着や雨だれの発生す
る虞れがなく、また、内部からの光が線状に漏れること
もなく、全面に亘って長期間、良好な広告作用を奏する
ことができるものである。
さらに、両シート(1)(2)の突き合わせ接合部の裏
面間は、ポリエステル等の合成繊維で織成してなる織物
の両面に透光性軟質樹脂の被膜層を形成してなるテープ
体(3)によって一体に接続されているので、両合成樹
脂製シート(1)(2)間に作用する張力によってこれ
らのシート(1)(2)やテープ体(3)に延びが発生
するのを該テープ体(3)内のポリエステル等の合成繊
維によって抑制することができると共に上記シート
(1)(2)の端面同士の溶着と共にシート(1)
(2)の接続強度が増大し、風圧や引張力が作用しても
接続端面に開きや剥離が生じることなく、広告表示シー
トの使用年数を大幅に増大させることができるものであ
り、その上、テープ体(3)は透明性を有しているの
で、該テープ体(3)を重ね合わせている両シート
(1)(2)の接合端部の透光性を低下させることな
く、両シート(1)(2)間に亘る広告文字や図柄等を
全面的に明瞭に現出させることができ、美麗で体裁のよ
い広告表示シートとしての機能を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示すもので、第1
図はその一部分の簡略斜視図、第2図は断面図、第3図
はシートの拡大断面図、第4図は接続方法を説明するた
めの断面図、第5図乃至第7図は従来の継目構造を示す
断面図である。 (1)(2)……合成樹脂製シート、(3)……テープ
体、(4)……溶着部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性を有する合成樹脂製シート(1)
    (2)の突き合わせ対向端部が溶着されて面一に接合一
    体化していると共にその接合部の裏面に両合成樹脂製シ
    ート(1)(2)間に亘って、ポリエステル等の合成繊
    維で織成してなる織物の両面に透光性軟質樹脂の被膜層
    を形成してなる透明性を有するテープ体(3)が溶着さ
    れていることを特徴とする広告用シートの接続構造。
JP1990077219U 1990-07-19 1990-07-19 広告用シートの接続構造 Expired - Lifetime JPH0723243Y2 (ja)

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