JPH0589688A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH0589688A
JPH0589688A JP27719091A JP27719091A JPH0589688A JP H0589688 A JPH0589688 A JP H0589688A JP 27719091 A JP27719091 A JP 27719091A JP 27719091 A JP27719091 A JP 27719091A JP H0589688 A JPH0589688 A JP H0589688A
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gate voltage
voltage
erase
semiconductor memory
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和久 二宮
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不揮発性半導体記憶装置において、メモリセ
ルが過剰消去状態となることを防止する。 【構成】 メモリセルアレイ114のそれぞれのメモリ
セルはフローティングゲート型電界効果トランジスタ
(FAMOS)により構成されている。これらのFAM
OSに対して消去動作を行う。ゲート電圧発生回路10
4から第1のゲート電圧(3.4V)と、第2のゲート
電圧(1.0V)を順次出力させ、FAMOSの制御ゲ
ートに、それぞれのゲート電圧を順次、印加する。該F
AMOSに第1のゲート電圧を印加した場合には、該F
AMOSはオン状態となり、かつ、第2のゲート電圧を
印加した場合には、オフ状態となった場合に限り、該F
AMOSは適正消去状態であると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不揮発性半導体記憶装
置、詳しくは電気的に一括消去可能でプログラム可能な
不揮発性半導体記憶装置(フラッシュEEPROM)に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の不揮発性半導体記憶装置は、複数
のメモリセルを行列状に配置したメモリセルアレイを有
しており、それぞれのメモリセルは、フローティングゲ
ートを備えた電界効果型トランジスタ(以下、FAMO
Sという)により構成されている。メモロセルアレイの
各行にはワード線が配設されており、これらのワード線
のいずれかが、行アドレスデコーダにより選択的に活性
化される。さらに、メモリセルアレイの各列には、デジ
ット線が配設されており、これらのデジット線のいずれ
かが、列アドレスデコーダにより活性化される。行アド
レスデコーダと、列アドレスデコーダとにより、いずれ
かのセモリセルが選択される。デジット線にはセンス回
路が接続されており、選択されたメモリセルのオン、ま
たは、オフの状態が検出される。
【0003】この不揮発性半導体記憶装置の消去動作に
おいては、全てのメモリセルに対して同時に消去動作が
なされる。まず、それぞれのメモリセルを構成するFA
MOSのソース電位を、一定時間の間、高電圧に切り換
える。それぞれのFAMOSのソースに高電圧が印加さ
れると、Fouler−Nordheimトンネリング
現象により、フローティングゲートに蓄積された電子が
引き抜かれ、FAMOSの閾値電圧が低下する。このよ
うにして、消去動作が行われる。なお、書き込み動作
は、フローティングゲートに電子を注入し、閾値電圧を
上昇させることにより行われる。
【0004】しかしながら、上記消去動作を過度に行う
と、FAMOSの閾値電圧は負の電圧になってしまい、
該FAMOSはデプレッション型になってしまう。デプ
レッション型になったFAMOSを有するメモリセル
は、該FAMOSのゲートにロウレベル(例えばGND
電位)が印加されたとしても、閾値電圧は負であること
からオン状態となってしまう。すなわち、選択されない
にも拘らず、デプレッション型になったFAMOSは常
にオンとなり、さらに、該FAMOSが接続されたデジ
ット線もまた常にオンとなる。したがって、このデジッ
ト線に接続された他のメモリセルを活性化し、該メモリ
セルの状態を読みだそうとしても、該デジット線は常に
オン状態であるため、該メモリセルの状態を読み出すの
は不可能となる。
【0005】そこで、従来の不揮発性半導体記憶装置に
おいては、メモリセルアレイに対して短時間の消去動作
毎にFAMOSの閾値電圧を確認しながら、FAMOS
がデプレッション型にならないように消去動作を行って
いる。このような消去動作を行う不揮発性半導体記憶装
置として、例えば、次の2種類の不揮発性半導体記憶装
置が案出されている。第1の不揮発性半導体記憶装置
は、IEEEJOURNAL OF SOLID−ST
ATE CIRCUITS 、Vol24NO5 OC
TOBER 1989 P1259〜1264 ”A
90nsOne−MIllion Erase/Pro
guram Cycle 1−Mbit Flash
memory”に示されるように、不揮発性半導体記憶
装置外部からの制御により、前述の消去動作を行うもの
である。第2の不揮発性半導体記憶装置は、Symmp
VLSI Circ.DIG.Tech.poper
s、P99〜100 ”A NOVEL AUTOMA
TIC ERASETECHNIQUE USING
INTERNAL VOLTAGE GENERATO
R FOR 1MBIT FLASH EEPROM”
にて示されように、不揮発性半導体記憶装置内部にて、
消去動作の制御を行うものである。以下に、それぞれの
従来の不揮発性半導体記憶装置を図9、および、図10
のフローチャートを参照しながら説明する。
【0006】図9は、従来の第1の不揮発性半導体記憶
装置の動作を示すフローチャートである。この不揮発性
半導体記憶装置によれば、まず、全てのメモリセル群
に、外部から”00H”を書き込む(S901)。すな
わち、それぞれのFAMOSのフローティングゲートに
電子を注入し、これらのFAMOSの閾値電圧を上昇さ
せてると、全てのメモリセル群は書き込み状態になる。
【0007】次に、外部から消去コマンド(S902)
と消去確認コマンド(S903)を不揮発性半導体記憶
装置に与え(S902)、FAMOSは、完全な消去に
必要な時間より十分短い時間間隔供給される制御電圧に
応答してフローティングゲートから一部の電子を抜き出
し、該不揮発性半導体記憶装置を消去状態に移行させ始
める。消去動作は、全てのメモリセルに対して同時に実
行され、10msec経過後(S904)、消去検査コ
マンド(S905)を該不揮発性半導体記憶装置に与え
る。アドレス信号を先頭アドレスに設定し、アドレス信
号により示されるメモリセル群のデータを読み出し(S
906)、読み出されたデータが”FFH”であるかど
うかを判断することでメモリセルが消去状態であるかど
うかを確認する(S907)。該メモリセルが十分な消
去状態となっておらず、FAMOSの閾値電圧が低下し
ていないために読み出されたデータが”FFH”でない
場合(S907でNO)には、S902に戻り、S90
2〜S906を実行し、再度、メモリセルに対して消去
動作を行う。
【0008】一方、該メモリセルが消去状態となり、F
AMOSの閾値電圧が低下したために読み出されたデー
タが”FFH”である場合(S907でYES)には、
続いて、アドレス信号が最終アドレスであるかどうかを
判断する(S908)。このとき、アドレス信号は先頭
アドレスに設定されているので、ステップS908の判
断の結果はNOとなり、アドレス信号をインクリメント
した後(S909)、ステップS905に戻る。アドレ
ス信号が最終アドレスに達するまでアドレスを歩進させ
つつ、S902〜S909を実行し、全てのメモリセル
が消去状態であるかどうかを判断する。このようにし
て、全てのメモリセル群が消去状態であると判断され、
アドレス信号が最終アドレスに達するとS908の判断
結果がYESとなるので、外部から読み出しコマンドを
与えた後(S910)、消去/検査動作がすべて終了す
る。
【0009】続いて、従来の第2の不揮発性半導体記憶
装置の動作を図10のフローチャートを参照しながら説
明する。この不揮発性半導体記憶装置は、外部から自動
消去コマンドを与えられると(S101)、該不揮発性
半導体記憶装置内部で、ステップS102〜S110の
消去、及び、消去確認動作を自動的に実行するものであ
る。すなわち、外部から自動消去コマンドを与えると
(S101)、該不揮発性半導体記憶装置内部において
消去動作中であることを示すステイタスを発生し、同時
に、先頭アドレスで示されるメモリセルに”00H”を
書き込む(S102)。現在のアドレスが最終アドレス
か否かを判断しつつ(S103)、アドレス信号をイン
クリメントしながら(S104)全てのメモリセルに対
して”00H”を書き込む。全てのメモリセルに”00
H”を書き込み、アドレスが最終アドレスに達すると
(S103でYES)、次に、同時に全てのメモリセル
に対して短時間の間、消去動作を行う。(S105)。
【0010】全てのメモリセルに対して同時に短時間の
消去動作を行った後(S105)、アドレス信号を先頭
アドレスに設定し、先頭アドレスにて示されるメモリセ
ルの消去状態の確認を行う(S106)。この消去確認
は、例えば、内部電源電圧を通常の5Vから3.2Vに
自動的に設定し、該メモリセルを構成するFAMOSの
ゲートに3.4Vの電圧を印加したときに、オン状態に
なるかどうかを確認することにより行われる。FAMO
Sの閾値電圧が低下していないために該FAMOSがオ
フ状態となり、該メモリセルが消去状態でないと確認さ
れた場合には(S106でNO)、S105に戻り、再
度、全てのメモリセルに対して消去動作を繰り返す。
【0011】先頭アドレスで示されるメモリセルが消去
状態であると確認された場合には(S106でYE
S)、次のステップに進み、現在のアドレス信号の値が
最終アドレスに達したかどうかを判断する(S10
7)。このとき、アドレス信号の値は先頭アドレスに設
定されているため、S107の判断の結果は、NOとな
り、ステップS108に進む。ステップS108におい
て、アドレス信号の値をインクリメントし、消去確認を
行う(S106)。全てのメモリセルが消去状態である
と確認され、アドレス信号の値が最終アドレスに達する
と(S107でYES)、消去動作が終了したことを示
すステイタス信号を発生させる(S109)。さらに、
消去動作中であることを示すステイタス信号を解除(S
109)し、消去動作が終了する。しかしながら、いず
れかのアドレス指定されたメモリセル群がS106で未
だ消去状態でないと判断されると、S105に戻り、再
び消去が繰り返される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
不揮発性半導体記憶装置にあっては、全てのメモリセル
に対して短時間の消去動作を繰り返しつつメモリセル群
から読み出されたデータが論理レベルにおいて反転して
いるか否かを判断しているに過ぎないので、データは反
転しているもののFAMOSの閾値は負電圧領域に移行
しており、デプレッション型になるという過剰消去状態
が発生していることがあった。かかる、過消去状態は単
に論理レベルの反転のみでは検出できず、不揮発性半導
体記憶装置から読み出されるデータの信頼性が低いとい
う問題があった。
【0013】
【発明の目的】そこで、本発明は不揮発性半導体記憶装
置において、メモリセルが過剰消去状態となることを防
止することをその目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る不揮発性半導体記憶装置は、フローティングゲート
型電界効果トランジスタを備えたメモリセルを有する不
揮発性半導体記憶装置において、第1のゲート電圧と、
該第1のゲート電圧よりも低い第2のゲート電圧とを発
生させるゲート電圧発生回路と、上記フローティングゲ
ート型電界効果トランジスタの閾値電圧を、上記第1の
ゲート電圧と、上記第2のゲート電圧と比較する比較動
作を実行し、該閾値電圧が上記第1のゲート電圧以下、
かつ、上記第2のゲート電圧以上である場合にのみ、該
フローティングゲート型電界効果トランジスタを備えた
メモリセルが適正消去状態であると判断し、確認信号を
出力する検査回路と、を有する不揮発性半導体記憶装置
である。
【0015】請求項2記載の発明に係る不揮発性半導体
記憶装置は、上記検査回路は、上記メモリセルに対する
一定時間の消去動作終了毎に、上記比較動作を行い、該
メモリセルを構成するフローティングゲート型電界効果
トランジスタの閾値電圧が上記第1のゲート電圧以下、
かつ、上記第2のゲート電圧以上である場合にのみ、該
フローティングゲート型電界効果トランジスタを備えた
メモリセルが適正消去状態であると判断し、確認信号を
出力する請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置であ
る。
【0016】請求項3記載の発明に係る不揮発性半導体
記憶装置は、上記メモリセルに対する一定時間の消去動
作終了毎に上記比較動作を複数回繰り返し、該複数回の
比較動作の結果がいずれも適正消去状態ではないことを
示していると、上記検査回路は消去不良信号を出力する
請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置であるY。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明に係る不揮発性半導体記憶
装置において、メモリセルに対して消去動作を行う。ゲ
ート電圧発生回路は、第1のゲート電圧と、第2のゲー
ト電圧とを発生させる。制御回路は、上記メモリセルを
構成するフローティングゲート型電界効果トランジスタ
のゲートに、上記第1のゲート電圧および上記第2のゲ
ート電圧を順次印加する。上記第1のゲート電圧を該フ
ローティングゲート型電界効果トランジスタに印加した
場合に、該フローティングゲート型電界効果トランジス
タがオン状態となるかどうかを調べることにより、該フ
ローティングゲート型電界効果トランジスタの閾値電圧
と、上記第1のゲート電圧との大小を制御回路は比較す
る。同様に、該フローティングゲート型電界効果トラン
ジスタの閾値電圧と上記第2のゲート電圧との大小を比
較し過消去状態の発生の有無を判断する。これらの比較
結果に基づき、制御回路は、該閾値電圧が、上記第1の
ゲート電圧以下、かつ、上記第2のゲート電圧以上であ
るかどうかを判断する。さらに、この判断結果に基づ
き、該閾値電圧が上記第1のゲート電圧以下(すなわ
ち、論理レベルの判断が可能な閾値)、かつ、上記第2
のゲート電圧以上(すなわち、過消去を示す閾値ではな
い)である場合にのみ、該フローティングゲート型電界
効果トランジスタを備えたメモリセルが適正消去状態で
あると判断し、確認信号を出力する。
【0018】上記認信号が出力された場合には、上記メ
モリセルは論理レベルの判別可能で過消去状態ではない
と判断できる。このため、上記消去確認信号が出力され
るまで、上記メモリセルに対して消去動作を実行するこ
とにより、該メモリセルが過剰消去状態になるのを防止
することができる。
【0019】請求項2記載の発明に係る不揮発性半導体
記憶装置は、上記メモリセルに対して、一定時間毎に消
去動作を行う。この消去動作毎に、該メモリセルが過剰
消去状態になっていないかどうかを確認することによ
り、消去動作において、該メモリセルが過剰消去状態に
なるのを防止することができる。
【0020】請求項3記載の発明に係る不揮発性半導体
記憶装置は、請求項2記載の制御回路は、上記メモリセ
ルに対する一定時間の消去動作毎に上記比較動作を行
い、該比較動作の結果、所定回数以上、該メモリセルが
消去状態でないと判断されると、消去不良信号を出力す
る。このため、メモリセル等の異常による消去不良を検
出することができる。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0022】図1は、本発明の第1実施例に係る不揮発
性半導体記憶装置を示すブロック図である。メモリセル
アレイ114は、m行n列のマトリクス状に配列された
m×n個のメモリセルを有して構成されている。それぞ
れのメモリセルは、電気的消去、および、読み書き可能
であり、FAMOS構造である。メモリセルアレイ11
4の各行のFAMOSの制御ゲートは、ワード線W1〜
Wmに接続されている。これらのワード線W1〜Wmの
いずれかが、アドレスバッファ105を介して入力され
たアドレス信号により、選択的に活性化される。メモリ
セルアレイ114の各列には、デジット線(図示されて
いない)が設けられており、各列のFAMOSのドレイ
ンにそれぞれ接続されている。これらのデジット線は、
列選択回路113に接続されている。アドレス信号に対
応して、列デコーダ110は選択回路113に接続され
たデジット線のいずれかを選択的に活性化させる。した
がって、列デコーダ110と行デコーダ112により、
メモリセルアレイ114のうちのいずれかのメモリセル
が選択される。
【0023】センス回路108は差動増幅器よりなり、
デジット線に接続されたメモリセルがオン、または、オ
フ状態であるかを検出するものである。センス回路10
8から出力された出力データは、データ入出力バッファ
106を介して、不揮発性半導体記憶装置外部に出力さ
れる。
【0024】制御回路101は、不揮発性半導体記憶装
置外部からのコマンドを受け、書き込み動作、消去動
作、および、読み出し動作を制御する回路である。入力
されたコマンドに対応して、消去電圧発生回路102、
書き込み電圧発生回路103、ゲート電圧発生回路10
4、アドレスカウンタ111等を制御する機能を有して
いる。
【0025】消去電圧発生回路102は、上記制御回路
101からの制御御信号を受け、メモリセルアレイ11
4を構成する全てのFAMOSのソースの電位を制御す
る回路である。消去動作時にはFAMOSのソース電位
を約12Vに設定し、消去動作時以外にはFAMOSの
ソース電位をGND電位に設定する。それぞれのFAM
OSのソースに高電圧を印加し、コントロールゲートを
ハイレベルにすると、Fouler−Nordheim
トンネリング現象により、フローティングゲートに蓄
積された電子が引き抜かれ、FAMOSの閾値電圧が十
分に低下する。この状態が消去状態である。
【0026】書き込み電圧発生回路103は、書き込み
動作時において、いずれかのデジット線の電位を、選択
的に高電圧(9V)にするとともに、ワード線WW1〜
Wmのうちのいずれかを選択的に高電圧(14V)に設
定する機能を有している。さらに、書き込み回路107
は、データ入出力バッファ106を介して入力されたデ
ータに従い、デジット線に高電圧(14V)を印加させ
るかどうかを決定する回路である。デジット線を介して
FOMOSのドレインに高電圧(14V)が印加される
と、ホットエレクトロンが発生し、このホットエレクト
ロンがフローティングゲートに注入され、閾値電圧が上
昇する。すなわち、該メモリセルは書き込み状態とな
る。
【0027】ゲート電圧発生回路104は、ワード線W
1〜Wmを介してFAMOSのゲートに印加するゲート
電圧を発生させる回路である。このゲート電圧発生回路
104は、メモリセルが消去状態であるかどうかを確認
する消去確認動作時には、第1のゲート電圧(約3.4
V)を発生させ、該メモリセルが過剰消去動作状態であ
るかどうかを確認する過剰消去確認動作時には、第2の
ゲート電圧(約1.0V)を発生させる。このように、
FAMOSに印加するゲート電圧を変更し、該FAMO
Sがオン状態となるかどうかを確認することにより、該
FAMOSの閾値電圧を調べることができる。この結
果、メモリセルが適正な消去状態であるかどうかが判断
される。なお、このゲート電圧発生回路104について
は、後で詳細に説明する。
【0028】データ比較回路109は、上記第1のゲー
ト電圧、または、上記第2のゲート電圧をFAMOS印
加したときに、センス回路108から出力されたデータ
に基づき、該FAMSOSの閾値電圧と第1のゲート電
圧、および、第2のゲート電圧との比較を行う回路であ
る。
【0029】アドレスカウンタ111は、制御回路10
1からの制御信号を受け、アドレス信号を自動的にイン
クリメントする回路である。メモリセルを順次アクセス
しながら、メモリセルが消去状態であるか、あるいは、
過剰消去状態になっていいないかをどうかを自動的に確
認する際に活性化する。なお、このアドレスカウンタ1
11については、後で詳細に説明する。
【0030】エラーフラグカウンタカウンタ115は、
それぞれのメモリセルが消去確認動作、および、過剰消
去確認動を行った回数をエラーフラグとして記憶するカ
ウンタである。このカウンタの値が一定値以上になる
と、制御回路101はメモリセルアレイがっ消去不良で
ある信号を出力する。
【0031】図2は、ゲート電圧発生回路104を示す
回路図である。
【0032】このゲート電圧発生回路104は、制御回
路101から、制御信号PVER、EVER1、EVE
R2を受け、これらの制御信号に従いゲート電圧を発生
させる回路である。制御信号PVERは書き込み確認動
作時に活性化レベルに移行し、制御信号EVER1は消
去確認動作時に活性化レベルに移行し、制御信号EVE
R2は過剰消去確認動作時に活性化レベルに移行する。
また、チップイネーブル信号CEがロウレベルになる
と、本不揮発性半導体記憶装置が活性される。
【0033】バッファ201〜204は、0〜5Vの振
幅を有する入力信号を、0〜Vpp(例えば約12V)
の振幅を有する出力信号に変換する回路である。それぞ
れの、バッファ201〜204は、インバータと、Pチ
ャンネル型電界効果トランジスタ(以下、PFETとい
う)と、Nチャンネル型電界効果トランジスタ(以下、
NFETという)とを有して構成されている。
【0034】抵抗回路200は、電源Vpp(約12
V)とGNDとの間に複数の抵抗(約120個)を直列
に接続して構成されている。チップイネーブル信号CE
が活性化し、ロウレベルとなると、バッファ201から
の出力電圧もまたロウレベルとなり、PFET210は
オンとなる。すると、抵抗回路200に電源Vppから
電流が流れ込み、節点N1〜N120にどれぞれ異なっ
た電圧が生じる。
【0035】制御信号PVERがハイレベルとなると、
NFET211がオンとなり、節点N76に生じた電圧
(7.6V)が節点216に出力される。同様に、制御
信号EVER1がハイレベルとなると、3.4Vが出力
され、制御信号EVER2がハイレベルとなると、1,
0Vが出力される。制御信号PVER、EVER1、E
VER2のうち、少なくともいずれかがハイレベルとな
ると、ORゲート209は活性化し、低閾値電圧を有す
るNFET217はオフとなる。よって、制御信号PV
ER,EVER1,EVER2により決定される電圧が
出力端子215に出力される。すなわち、書き込み確認
動作時には、7.6Vのゲート電圧Vxが出力され、消
去確認動作時には、3.4Vのゲート電圧Vxが出力さ
れ、過剰消去確認動作時には、1.0Vのゲート電圧V
xが出力される。制御信号PVER、EVER1、EV
ER2の全てが、ロウレベルである場合には、NFET
217ハオンとなり、ゲート電圧VxはVcc(約5
V)に設定される。
【0036】図3は、行デコーダ112の一部を示す回
路図である。
【0037】この行デコーダ112は、入力されたアド
レス信号に対応して、ワード線W1〜Wmのうちのいず
れかを活性化させるとともに、ワード線W1〜Wmの電
位を決定する回路である。アドレスバッファ105から
出力されたアドレス信号は、アドレス信号線を介して行
デコーダ112に入力される。アドレス信号は、NAN
Dゲート301〜30mにそれぞれ入力され、アドレス
信号に対応していずれかがのNANDゲートが活性化す
る。例えば、NANDゲート301が活性化したとす
る。すると、NANDゲート301からは、ロウレベル
の信号が出力される。このとき、該不揮発性半導体記憶
装置が過剰消去確認動作中でなく、制御信号EVER2
がロウレベルであれば、NANDゲート311のみが非
活性化し、ハイレベルの信号がNFET321を介して
インバータ331に入力される。
【0038】インバータ331からは、ロウレベルの信
号が出力され、このロウレベルの信号はさらに、インバ
ータ341に入力される。インバータ341〜34mに
は、ゲート電圧発生回路104から出力されたゲート電
圧が電源として印加されている。よって、インバータ3
41から、ゲート電圧Vxに等しい電圧のハイレベルの
信号がワード線W1に出力される。したがって、ワード
線W1を介して、ゲート電圧VxがFAMOS351等
のゲトートに印加される。ゲート電圧Vxは、動作モー
ドに応じて1.0V、3.4V、5.0V、7.6Vの
いずれかの電圧が選択されるので、FAMOS351等
にもこれらの電圧のうちのいずれかの電圧が印加され
る。
【0039】活性化していないワード線W2〜Wmはロ
ウレベルとなっており、FAMOS352〜35mのゲ
ートの電圧はGND電位と略等しくなる。また、該不揮
発性半導体記憶装置が過剰消去確認動作中の場合には、
制御信号EVER2がハイレベルとなり、インバータ3
11〜31mは全て非活性化し、ハイレベルの信号を出
力する。したがって、インバータ341〜34mの出力
端子はハイレベルとなる。ところで、過剰消去確認動作
中の場合には、ゲート電圧Vxの電圧は3.4Vである
ため、インバータ341〜34mに接続されたワード線
W1〜Wmの電圧は3.4Vとなる。よって、全てのメ
モリセル351〜35m等のゲートに3.4Vのゲート
電圧Vxが印加される。
【0040】図4はアドレスカウンタ111を示す回路
図である。
【0041】このアドレスカウンタ111は、制御回路
101から出力されたクロックφをカウントして、カウ
ントしたデータをアドレス信号Q0〜Q14としてアド
レスバッファ105に出力するものである。図4に示さ
れるように、このアドレスカウンタ111は、クロック
φを順次分周するフリップフロップ400〜414と、
インバータ415と、これらのフリップフロップ400
〜414のリセット端子Rを制御するためのNANDゲ
ートNANDゲート416、NORゲート417、41
8、インバータ419とを含んで構成されている。フリ
ップフロップ400〜414は直列に接続されており、
フリップフロップ400〜414からのアドレス信号Q
0〜Q14は、それぞれ、次段のフリップフロップに入
力されている。
【0042】図5は、上記フリップフロップ400〜4
14を示す回路図である。入力端子T,CTにそれぞれ
相補データが入力されると、この相補データの1/2周
期の相補データが出力端子Q、CQに出力される。
【0043】図6はアドレスカウンタ111の動作を示
すタイミングチャートである。時刻T0〜T1の間、リ
セット信号RSTがハイレベルとなると、NORゲート
448、インバータ449を介してハイレベルの信号が
フリップフロップ400〜414のリセット端子Rに入
力される。すると、フリップフロップ400〜414
は、リセット状態となり、分周の動作が禁止される。時
刻T1にリセット線号RSTがハイレベルからロウレベ
ルに移行すると、フリップフロップ400〜414は分
周の動作を開始する。
【0044】まず、フリップフロップ400に入力され
たクロックφの状態が、T1〜T3の間に一巡すると、
フリップフロップ400からのアドレス信号Q0は、ロ
ウレベルからハイレベルに移行する。さらに、クロック
φの状態が、時刻T2〜T3の間に一巡すると、アドレ
ス信号Q0は、ハイレベルからロウレベルに移行する。
時刻T4にアドレス信号Q0がロウレベルからハイレベ
ルになり、状態が一巡すると、フリップフロップ401
からのアドレス信号Q1はロウレベルからハイレベルに
移行する。以下、同様に、クロックφを順次分周したア
ドレス信号Q0〜Q14が出力される。アドレス信号Q
0を最下位ビットとし、アドレス信号Q14を最上位ビ
ットとすると、アドレス信号Q0〜Q14全体で示され
るデータは、クロックφの変化に従い、順次、インクリ
メントされることになる。このアドレス信号に従い、メ
モリセルを順次アクセスしながら、消去確認動作、ある
いは、過剰消去確認動作が行われる。アドレス信号Q0
〜Q14が全てハイレベルになると、NANDゲート4
16は活性化し、フリップフロップ400〜414のリ
セット端子Rにハイレベルの信号が印加っされ、フリッ
プフロップ400〜414はリセット状態になる。
【0045】次に、本実施例に係る不揮発性半導体記憶
装置の消去動作を図7のフローチャートを参照しながら
説明する。このフローチャートにおいて、エラーフラグ
1、2の変数が使用される。このエラーフラグ1は、メ
モリセルが消去状態でないと判断される度に、インクリ
メントされる変数であり、エラーフラグ2は、メモリセ
ルが過剰消去状態であると判断される度にインクリメン
トされる変数である。なお、これらのエラーフラグ1、
2はエラーフラグカウンタ115により、その値を保持
されている。
【0046】制御回路101に、自動消去用コマンドを
入力し、消去動作を開始させる(S709)。このと
き、同時に、エラーフラグ1、2をクリアし、消去動作
が開始したことを示すステータス信号を発生させる。メ
モリセルアレイ114を構成するFAMOSのソース電
位をGNDに設定し、書き込み可能な状態にする。次
に、アドレス信号を先頭アドレスに設定し、列デコーダ
110、行デコーダ112は、先頭アドレスに対応した
メモリセルを選択する。選択されたメモリセルを構成す
るFAMOSのゲートには、高ゲート電圧が印加され、
ドレインには、書き込み回路から高電圧が印加される。
すると、選択されたFAMOSのフローティングゲート
にホットエレクトロンが注入され、閾値電圧は上昇す
る。よって、先頭アドレスにより示されるメモリセル
に”0”が書き込まれた状態となる(S702)。
【0047】次に、アドレス信号が最終アドレスに達し
たかどうかを判断する(S703)。このときアドレス
信号は先頭アドレスに設定されているため、ステップS
703の判断結果はNOとなるので、ステップS704
に進み、アドレス信号をインクリメントする(S70
4)。アドレス信号が最終アドレスに達するまで、アド
レスをインクリメントしながら、アドレス信号で示され
るメモリセルを書き込み状態にする(S702〜S70
4)。全てのメモリセルを書き込み状態にし、アドレス
信号が最終アドレスに達すると(S703でYES)、
ステップS705に進む。
【0048】次に、メモリセルアレイ114に対して、
短時間の間、消去動作を行う(S70)。すなわち、消
去電圧発生回路102により、メモリセルアレイ114
を構成する全てのFAMOSのソース電位を12Vに切
り替え、ワード線W1〜Wmの電位をハイレベルに設定
する。すると、Fouler−Nordheim トン
ネリング現象により、全てのFAMOSのフローティン
グゲートに蓄積された電子が引き抜かれ、FAMOSの
閾値電圧が低下する。このようにして、短時間の消去動
作を行う。
【0049】続いて、メモリセルアレイ114が消去状
態であるかどうかの消去確認動作を行う(S706)。
消去確認動作においては、制御回路101から出力され
た制御信号EVER1がハイレベルとなり、ゲート電圧
発生回路104から出力されるゲート電圧Vxの電圧は
3.4Vになる。アドレス信号を先頭アドレスに設定
し、列デコーダ110、行デコーダ112により先頭ア
ドレスで示されるメモリセルを選択する。選択されたメ
モリセルを構成するFAMOSのゲートには、3.4V
のゲート電圧Vx(第1のゲート電圧)が印加される。
このとき、該FAMOSが消去状態であり、閾値電圧が
十分に低下していれば、該FAMOSはオンとなり、セ
ンス回路108からはロウレベルのデータが出力され
る。データ比較回路109は、センス回路108からの
出力データに従い、FAMOSの閾値電圧とゲート電圧
Vxとの大小を推定する。すなわち、出力データがロウ
レベルであれば、FAMOSの閾値電圧はゲート電圧V
xよりも低いと推定し、出力データがハイレベルであれ
ば、FAMSOSの閾値電圧はゲート電圧Vxよりも高
いと推定する。制御回路101は該推定結果に基づき、
メモリセルが消去状態であるかどうかを判断する。
【0050】制御回路101が、先頭アドレスで示され
たメモリセルが消去状態でないと判断した場合には(S
706でNO)、エラーフラグ1をインクリメントした
後、エラーフラグ1と予め定められた定数Mとの大小判
断を行う(S708)。エラーフラグ1が定数M以上の
場合(S708でNO)には、消去不良を示す内部フラ
グを立てて(S713)、ステイタス信号を出力した後
(S714)、さらに、リセット消去後(S715)、
消去動作を終了させる。一方、エラーフラグ1が定数M
よりも低い場合には(S708でYES)、再度メモリ
セルアレイ114に対して短時間の消去動作を行い(S
705)、さらに消去確認動作を実行する(S70
6)。先頭アドレスで示されるメモリセルが消去状態で
あると判断されると、(S706でYES)、アドレス
信号をインクリメントしながら(S710)、上記消去
確認動作等の処理を繰り返す。アドレスが最終アドレス
に達し、全てのメモリセルに対する消去確認動作が終了
すると(S709でYES)、続いて、ステップS71
4の過剰消去確認動作を実行する。
【0051】制御回路101は制御信号EVER2をハ
イレベルに設定すると、ゲート電圧発生回路104か
ら、1.0Vのゲート電圧Vx(第2のゲート電圧)が
出力される。ここで、行デコーダ112においては、制
御信号EVER2がハイレベルであることから、アドレ
ス信号の値に拘らず、ワード線W1〜Wmには1.0V
のゲート電圧が印加される。すなわち、全てのFAMO
Sのゲートに1.0Vのゲート電圧が印加される。列デ
コーダ110はアドレス信号に対応したデジット線を選
択する。選択されたデジット線に接続されたメモリセル
のうちのいずれかが過剰消去状態である場合には、デジ
ット線は接地され、センス回路108からの出力データ
はロウレベルとなる。消去確認動作と同様に、センス回
路106からの出力データに基づき、FAMOSの閾値
電圧とゲート電圧Vxとの大小を推定判断することによ
り、過剰消去確認動作を行う。
【0052】列デコーダ110により、メモリセルアレ
イ114の各列について、過剰消去確認動作を行う(S
711)。いずれかの列のメモレセルが過剰消去状態で
あると判断されると(S711でNO)、エラーフラグ
2をインクリメントした後、ステップS712を実行す
る。エラーフラグ2が定数Nよりも小さい場合には(S
712でYES)、ステップS702〜S709で示さ
れる書き込み、消去、消去確認動作等を繰り返す。ステ
ップS702の書き込み動作から繰り返すのは、低下し
すぎた閾値電圧を、上昇させるためである。書き込み、
消去動作を繰り返しても、過剰消去であると判断され、
エラーフラグ2の値が定数N以上になると(S712で
NO)、消去不良フラグを立てて(S713)、ステイ
タス信号を出力した後(S714)、さらに、リセット
消去後(S715)、消去動作を終了させる。
【0053】一歩、全ての列のメモリセルが過剰消去状
態でないと、判断されると(S711でYES)、ステ
イタス信号を出力し(S714)、リセット消去後(S
715)、消去動作を終了させる。
【0054】このようにして、該不揮発性半導体記憶装
置の消去動作が行われる。本実施例に係る不揮発性半導
体記憶装置によれば、消去確認動作のほか、過剰消去確
認動作をも実行している。このため、消去動作の結果、
全てのメモリセルは過剰消去状態になることなく、消去
状態になる。すなわち、全てのメモリセルが適正消去状
態となっている。
【0055】図8は本発明の第2実施例に係る不揮発性
半導体記憶装置の消去動作を示すフローチャートであ
る。
【0056】本実施例に係る不揮発性半導体記憶装置の
回路構成は、上記第1実施例に係る不揮発性半導体記憶
装置の回路構成と同一に構成されている。よって、本実
施例の構成については説明を省略する。本実施例に係る
不揮発性半導体記憶装置の消去動作は、過剰消去確認動
作を各メモリセル毎に実行する点において、第1実施例
に係る不揮発性半導体記憶装置の消去動作と異なる。図
8のフローチャートにおけるステップS801〜S81
1までの動作は、図7のフローチャートにおけるステッ
プS701〜S710の動作と同一であるため、説明を
省略し、ステップS811〜S816で示される動作を
中心に説明する。
【0057】ステップS811の過剰消去確認動作にお
いては、上記、ステップS711の過剰消去確認動作と
異なり、各メモリセル毎に過剰消去確認動作を実行す
る。すなわち、アドレス信号を先頭アドレスに設定し、
先頭アドレスで示されるメモリセルに対して、過剰消去
確認動作を実行する。この結果、該メモリセルが過剰消
去状態であれば(S811でNO)、該メモリセルを書
き込み状態にする(S812)。なお、このステップS
812における書き込み動作は、短時間の間に行われる
ため、該FAMOSの閾値電圧は、消去状態における閾
値電圧と略等しい電圧に上昇する。よって、該FAMO
Sに対して、再度消去動作を実行することなく、全ての
メモリセルに対して消去確認動作が行われる(S806
〜S810)。
【0058】一方、ステップS811のお過剰消去確認
動作において、先頭アドレスで示されるメモリセルが、
過剰消去状態でないと判断されると(S811でYE
S)、アドレス信号が最終アドレスに達するまでアドレ
ス信号をインクリメントし(S814)、過剰消去確認
動作を行う。全てのメモリセルに対して過剰消去確認動
作が終了し、アドレス信号が最終アドレスに達すると
(S813でYES)、ステイタス信号を出力し(S8
14)、リセット消去後(S815)、消去動作を終了
させる。
【0059】本実施例に係る不揮発性半導体記憶装置
は、過剰消去確認動作をメモリセル毎に実行し、過剰消
去であると確認された場合には、消去動作を行うことな
く、短時間の書き込み動作蚤を行っている。このため、
上記第1実施例の不揮発性半導体記憶装置に比べ、消去
に要する時間を短縮することができる。
【0060】本発明によれば、メモリセルアレイ114
に対する消去動作の後、従来の消去確認動作の他、メモ
リセルアレイ114が過剰消去状態になっていないかど
うかを確認する過剰消去確認動作をも実行している。こ
のため、消去動作の結果、メモリセルアレイ114が過
剰消去状態となることなく、消去状態となる。すなわ
ち、メモりセルが適正消去状態となっている。このよう
に、消去動作の結果、メモリセルが過剰消去状態となる
ことを防止することができ、過剰消去状態であるメモリ
セルに起因して、従来技術にて上述したような異常動作
を防止することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルに対し
て消去動作を行った結果、該メモリセルが過剰消去状態
となるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る不揮発性半導体記憶
装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る不揮発性半導体記憶
装置のゲート電圧発生回路を示す回路図である。
【図3】本発明の第1実施例にに係る不揮発性半導体記
憶装置の行デコーダの一部を示す回路図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る不揮発性半導体記憶
装置のアドレスカウンタを示す回路図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る不揮発性半導体記憶
装置のフリップフロップを示す回路図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る不揮発性半導体記憶
装置のアドレスカウンタの動作を示すタイミングチャー
トである。
【図7】本発明の第1実施例に係る不揮発性半導体記憶
装置の消去動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例に係る不揮発性半導体記憶
装置の消去動作を示すフローチャートである
【図9】従来の第1の不揮発性半導体記憶装置の動作を
示すフローチャートである。
【図10】従来の第2の不揮発性半導体記憶装置の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 制御回路 104 ゲート電圧発生回路 109 データ比較回路(制御回路) 351〜35m メモリセル
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/792 8225−4M H01L 29/78 371

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティングゲート型電界効果トラン
    ジスタを備えたメモリセルを有する不揮発性半導体記憶
    装置において、 第1のゲート電圧と、該第1のゲート電圧よりも低い第
    2のゲート電圧とを発生させるゲート電圧発生回路と、 上記フローティングゲート型電界効果トランジスタの閾
    値電圧を、上記第1のゲート電圧と、上記第2のゲート
    電圧と比較する比較動作を実行し、該閾値電圧が上記第
    1のゲート電圧以下、かつ、上記第2のゲート電圧以上
    である場合にのみ、該フローティングゲート型電界効果
    トランジスタを備えたメモリセルが適正消去状態である
    と判断し、確認信号を出力する検査回路と、を有する不
    揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記検査回路は、上記メモリセルに対す
    る一定時間の消去動作終了毎に、上記比較動作を行い、
    該メモリセルを構成するフローティングゲート型電界効
    果トランジスタの閾値電圧が上記第1のゲート電圧以
    下、かつ、上記第2のゲート電圧以上である場合にの
    み、該フローティングゲート型電界効果トランジスタを
    備えたメモリセルが適正消去状態であると判断し、確認
    信号を出力する請求項1記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 上記メモリセルに対する一定時間の消去
    動作終了毎に上記比較動作を複数回繰り返し、該複数回
    の比較動作の結果がいずれも適正消去状態ではないこと
    を示していると、上記検査回路は消去不良信号を出力す
    る請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
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