JPH07169286A - 不揮発性半導体記憶装置並びに不揮発性半導体記憶装置の書き込み及び消去方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置並びに不揮発性半導体記憶装置の書き込み及び消去方法

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JPH07169286A
JPH07169286A JP31333493A JP31333493A JPH07169286A JP H07169286 A JPH07169286 A JP H07169286A JP 31333493 A JP31333493 A JP 31333493A JP 31333493 A JP31333493 A JP 31333493A JP H07169286 A JPH07169286 A JP H07169286A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過消去状態のメモリセルの検出あるいは救済
することができる不揮発性半導体記憶装置を得る。 【構成】 負電圧発生回路31は、コマンドデコーダ1
3′から得た動作モード信号OEVが過消去ベリファイ
モードを指示する時に負電圧を発生する。Xデコーダ3
2は動作モード信号OEVが過消去ベリファイモードを
指示するとき、0V電圧及び負電圧をメモリアレイ1内
のワード線に選択的に供給する。したがって、0Vがゲ
ートに付与された選択メモリセルのオン/オフを検証す
ることにより、該選択メモリセルの過消去状態であるか
否かを検証することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は不揮発性半導体記憶装
置の特に電気的にチップ一括又はブロック一括消去可能
なフラッシュメモリの過消去ビット救済方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図22は、IEEE Journal
of Solid−State Circuits,V
ol.23,No.5,October 1988年の
1157−1163頁に記載された従来のフラッシュメ
モリのブロック図である。
【0003】同図に示すように、メモリアレイ1の周辺
にYゲート2、ソース線スイッチ3、Xデコーダ4及び
Yデコーダ5が設けられている。Xデコーダ4及びYデ
コーダ5にはアドレスレジスタ6が接続され、外部から
入力されたアドレス信号が入力される。メモリアレイ1
にはYゲート2を介して入力データレジスタ(書き込み
回路)7とセンスアンプ8が接続されている。入力デー
タレジスタ7及びセンスアンプ8は、入出力バッファ9
に接続されている。フラッシュメモリ内には、プログラ
ム電圧発生回路10とベリファイ電圧発生回路11が設
けられており、各電圧発生回路10,11は外部から供
給されたVcc,Vppとは異なるレベルの電圧を発生し、
Yゲート2やXデコーダ4等に供給する。またフラッシ
ュメモリ内は、外部から入力されたデータにより動作モ
ードの設定を行うコマンドレジスタ12とコマンドデコ
ーダ13が設けられている。さらに、入力信号バッファ
14が設けられており、入力信号バッファ14に外部か
らの制御信号バーWE,バーCE,バーOEが入力され
る。
【0004】図23に図22のメモリアレイを構成して
いるメモリセル(メモリトランジスタ)の断面図を示
す。メモリセルは、半導体基板15の上方に形成された
フローティングゲート16、コントロールゲート17
と、半導体基板15の表面に選択的にソース拡散領域1
8及びドレイン拡散領域19から構成される。
【0005】フローティングゲート16と半導体基板1
5間の酸化膜20は薄く(100オングストローム
位)、トンネル現象を利用したフローティングゲート1
6への電子の移動を可能としている。
【0006】メモリセルの動作は次のようになる。プロ
グラム時には、ドレイン19に6.5V程度のプログラ
ム電圧が印加され、コントロールゲート17に電圧Vpp
(12V)が印加され、ソース18は接地される。この
ため、メモリセルはオンして電流が流れる。この時、ド
レイン19近傍でアバランシェ降伏が生じ、電子・正孔
対が発生する。この正孔は半導体基板15を通じ接地電
位に流れ、電子はチャネル方向に流れてソース18に流
れ込む。しかし、一部の電子は、フローティングゲート
16−ドレイン19間の電界により加速されてフローテ
ィングゲート16内に注入される。その結果、メモリセ
ルのしきい値電圧が上昇する。この状態を情報“0”の
記憶と定義する。
【0007】一方、消去はドレイン19をオープンに
し、コントロールゲート17を接地し、ソース18に電
圧Vppを印加して行われる。すると、ソース18−フロ
ーティングゲート16間の電界のためトンネル現象が生
じ、フローティングゲート16中の電子の引き抜きが起
こる。その結果、メモリセルのしきい値電圧は下降す
る。これを情報“1”の記憶と定義する。
【0008】図24に図22のメモリアレイ及びその周
辺回路の回路図を示す。同図に示すように、メモリセル
MCはマトリクス状に配置され、列単位にドレインがビ
ット線BL(BL1〜BL3)にそれぞれ接続され、行
単位にコントロールゲートがワード線WL(WL1〜W
L3)に接続される。ワード線WLはXデコーダ4に接
続されており、ビット線BLはYデコーダ5の出力Y1
〜Y3がそれぞれゲートに入力されるYゲートトランジ
スタ2を介してI/O線27に接続される。I/O線2
7にはセンスアンプ8及び書き込み回路7が接続され、
全メモリセルMCのソースはソース線28を介してソー
ス線スイッチ3に接続されている。
【0009】次に動作について説明する。まず、図24
中の点線で囲んだメモリセルMCに書き込みを行う場合
を例に挙げて説明する。外部から入力されたデータに応
じて書き込み回路7が活性化され、I/O線27にプロ
グラム電圧が供給される。同時に、Xデコーダ4及びY
デコーダ5が取り込むアドレス信号(図示せず)に基づ
き、Yデコーダ5は、信号Y1を活性状態にして信号Y
1が印加されるYゲート2をオンし、Xデコーダ4は、
ワード線WL1を選択されて電圧Vppを印加する。ソー
ス線28はプログラム時にはソース線スイッチ3により
接地される。
【0010】すると、図中の点線で囲んだ1個のメモリ
セルMCのみに電流が流れ、ホットエレクトロンが発生
し、しきい値電圧が高くなり、“0”書き込みがなされ
る。
【0011】消去は次のように行われる。まず、Xデコ
ーダ4及びYデコーダ5が非活性化され、すべてのメモ
リセルが非選択にされる。即ち、各メモリセルのコント
ロールゲート17が接地され、ドレイン19はオープン
にされる一方、ソース線28にはソース線スイッチ3に
より高電圧が供給される。こうして、トンネル現象によ
り、メモリセルのしきい値電圧は低い方にシフトし
“1”書き込みがなされる。ソース線28はチップ内又
はブロック内で共通であるので、消去はチップ内又はブ
ロック内の全メモリセルMCに対して一括に行われる。
【0012】次に、図24中の点線で囲んだメモリセル
MCから読み出しを行う場合を例に挙げて読み出し動作
を説明する。まず、アドレス信号がYデコーダ5及びX
デコーダ4によってデコードされ、選択されたYゲート
2(信号Y1印加)とワード線WL1が“H”(Vcc)
となる。この時、ソース線28は、ソース線スイッチ3
によって接地される。このメモリセルMCが書き込まれ
ている場合、そのしきい値電圧が高いため、メモリセル
MCのコントロールゲート17にワード線WL1によっ
て“H”が与えられても、その電圧はメモリセルのしき
い値電圧より低いのでメモリセルMCはオンせず、ビッ
ト線BL1からソース線28に電流は流れない。
【0013】一方、メモリセルが消去されている場合
は、その電圧はメモリセルのしきい値電圧より高くなる
ため、メモリセルはオンしビット線BL1からソース線
28に電流が流れる。
【0014】したがって、メモリセルMCを介して電流
が流れるか否かをセンスアンプ8で検出することによ
り、読み出しデータ“1”または“0”を得る。
【0015】さて、EPROMにおいては消去は紫外線
照射によってなされるため、フローティングゲートが電
気的に中性になると、それ以上にはフローティングゲー
トから電子は引き抜かれず、メモリトランジスタのしき
い値電圧は1V程度以下にはならない。
【0016】一方、フラッシュメモリに用いられるEE
PROM等のトンネル現象を利用した電子の引き抜きで
は、フローティングゲートから電子が過剰に引き抜か
れ、フローティングゲートが正に帯電してしまうという
ことが起こり得る。この現象を過消去(もしくは過剰消
去)と呼ぶ。過消去がなされるとメモリトランジスタの
しきい値電圧が負になってしまうため、その後の読み出
し・書き込みに支障をきたす。
【0017】すなわち、読み出し時に非選択でワード線
のレベルが“L”であり、メモリトランジスタのコント
ロールゲートに印加されるレベルが“L”であっても、
過消去されたメモリトランジスタを介してビット線BL
からソース線28にかけて電流が流れてしまうので、同
一ビット線上の読み出しを行おうとするメモリセルが
“0”書き込み状態でしきい値電圧が高くとも誤って
“1”を読出してしまう。また、書き込み時においても
過消去されたメモリセルを介してリーク電流が流れるた
め、書き込み特性が劣化し、さらには書き込み不能にな
ってしまう。このため、段階的に消去動作を行い、消去
後に読み出しを行って消去が正しく行われたかをチェッ
クし(以下ベリファイとよぶ)、消去されないビットが
ある場合には再度消去を行う方法を取って、メモリセル
に過消去を引き起こす消去パルスが印加されるのを防ぐ
方法が従来から取られている。
【0018】図25及び図26に上記したベリファイ動
作を含んだプログラム及び消去動作のフローチャートを
示し、図27及び図28上にそれぞれその動作のタイミ
ング波形図を示す。これらの図25〜図28及び図22
を用いて、消去及びプログラムの各工程について説明す
る。従来のフラッシュメモリでは消去及びプログラムの
モード設定は入力データの組み合わせで行われる。つま
り、バーWEの立上がり時の入力データによりモード設
定がなされる。
【0019】まず、プログラムの場合について説明す
る。初めに、電圧Vcc,Vppが立ち上げられ(ステップ
S1)、その後、制御信号バーWEが立ち下げられる。
【0020】そして、次の制御信号バーWEの立上がり
で入力データ(40H)がコマンドレジスタ12にラッ
チされる(ステップS2)。その後、入力データがコマ
ンドデコーダ13でデコードされ、動作モードがプログ
ラムモードとなる。続いて、制御信号バーWEが再度立
ち下げられ、アドレスレジスタ6に外部からのアドレス
がラッチされ、制御信号バーWEの立上がりでデータD
INが書き込み回路7にラッチされる(ステップS3)。
次に、プログラムパルスがプログラム電圧発生回路10
により発生され、Xデコーダ4,Yデコーダ5に印加さ
れる。こうして前述したように、プログラム(“0”書
き込み)動作が行われる(ステップS4)。
【0021】次に、制御信号バーWEを立ち下げて、続
く制御信号バーWEの立上がりで入力データ(COH)
がコマンドレジスタ12にラッチされ、動作モードがプ
ログラムベリファイモードとなる(ステップS5)。こ
の時、消去・プログラムベリファイ電圧発生回路11に
より、チップ内部でプログラムベリファイ電圧(〜7.
0V)が発生され、Xデコーダ4に印加される。メモリ
セルのコントロールゲート17に与えられる電圧が通常
の読み出し時の電圧5Vより高いため、書き込み不十分
なメモリセルはオンし易くなり、書き込み不良がより確
実に発生できるようになる。次に、読み出しを行ない
(ステップS7)、書き込みデータの確認を行う(ステ
ップS8)。この時、書き込み不十分であれば、さらに
書き込みを繰返す。書き込みがなされていれば(ステッ
プS9)、動作モードを読み出しモードに設定してプロ
グラムを終了する。
【0022】次に消去の場合について説明する。初め
に、電圧Vcc,Vppが立ち上げられ(ステップS1
0)、続いて、前述のプログラムフローを用いて全ビッ
トに“0”の書き込みを行なう(ステップS11)。こ
れは消去されたメモリセルをさらに消去すると、メモリ
セルが過消去されるためである。次に、制御信号バーW
Eを立下げて、続く制御信号バーWEの立上がりで消去
コマンド(20H)を入力する(ステップS12)。続
いて、制御信号バーWEを再度立下げて、続く制御信号
バーWEの立上がりで消去コマンド(20H)を入力す
る(ステップS13)。この時チップ内部で消去パルス
が発生され、続く制御信号バーWEの立下がりまでソー
ス線スイッチ3を通じて、メモリセルのソース18に電
圧Vppが印加される(ステップS14)。この立下がり
でアドレスもラッチされる。続く制御信号バーWEの立
上がりで消去ベリファイコマンド(A0H)がラッチさ
れて、動作モードが消去ベリファイモードとなる(ステ
ップS15)。この時、消去・プログラムベリファイ電
圧発生回路11により、消去ベリファイ電圧(〜3.2
V)が発生され、Xデコーダ4に印加される。メモリセ
ルのコントロールゲート17に与えられる電圧が、通常
の読み出し時の電圧(5V)より低いため、消去不十分
なメモリセルはオンしにくくなり、消去不良がより確実
に発見できるようになる。次に、読み出しを行ない(ス
テップS16)、消去データの確認を行なう。この時、
消去不十分であれば、さらに消去を繰り返す。消去がな
されていれば、アドレスを増加し(ステップS17)、
次のアドレスの消去データのベリファイを行なう。ベリ
ファイしたアドレスがラストアドレスならば(ステップ
S18)、動作モードを読み出しモードに設定して(ス
テップS20)、消去動作を終了する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の不揮発性半導体
記憶装置は以上のように構成されており、過消去が起こ
りにくくしているが、過消去状態になった場合における
メモリセルの救済措置を講じていないという問題点があ
った。
【0024】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、過消去状態のメモリセルの検出あるいは
救済することができる不揮発性半導体記憶装置、不揮発
性半導体記憶装置の書き込み方法及び不揮発性半導体記
憶装置の消去方法を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載の不揮発性半導体記憶装置は、電気的書き込み,
消去可能な複数のメモリトランジスタを有し、外部から
入力されるコマンドが書き込み動作を指示するとき、前
記複数のメモリセルのいずれかの閾値電圧を選択的に上
昇させる書き込み動作を実行し、前記コマンドが消去動
作を指示するとき前記複数のメモリトランジスタすべて
の閾値電圧を下降させる消去動作を実行する機能を備え
ており、いかなる状態のメモリトランジスタであっても
強制的にオフさせるレベルのオフ電圧を発生するオフ電
圧発生手段と、正常な消去状態のメモリトランジスタで
あればオフし、正常消去状態の閾値電圧より所定レベル
以上低下した閾値電圧を有する過消去状態のメモリトラ
ンジスタであればオンするレベルのベリファイ電圧を発
生するベリファイ電圧発生手段と、前記コマンドを受
け、該コマンドが過消去ベリファイ動作を指示すると
き、前記複数のメモリトランジスタのうち、選択状態の
メモリトランジスタのゲートに前記ベリファイ電圧を付
与し、非選択状態のメモリトランジスタのゲートに前記
オフ電圧を付与することにより、前記選択状態のメモリ
トランジスタのオン/オフに基づき、過消去状態か否か
を検証して検証結果を外部に出力する過消去ベリファイ
動作を実行する過消去ベリファイ実行手段とを備えてい
る。
【0026】この発明にかかる請求項2記載の不揮発性
半導体記憶装置は、電気的書き込み,消去可能な複数の
メモリトランジスタを有し、外部から入力されるコマン
ドが書き込み動作を指示するとき、前記複数のメモリセ
ルのいずれかの閾値電圧を選択的に上昇させる書き込み
動作を実行し、前記コマンドが消去動作を指示するとき
前記複数のメモリトランジスタすべての閾値電圧を下降
させる消去動作を実行する機能を備えており、いかなる
状態のメモリトランジスタであっても強制的にオフさせ
るレベルのオフ電圧を発生するオフ電圧発生手段と、正
常な消去状態のメモリトランジスタであればオフし、正
常消去状態の閾値電圧より所定レベル以上低下した閾値
電圧を有する過消去状態のメモリトランジスタであれば
オンするレベルのベリファイ電圧を発生するベリファイ
電圧発生手段と、前記コマンドを受け、該コマンドが過
消去メモリトランジスタ自動書き込み動作を指示すると
き、前記複数のメモリトランジスタのうち、選択状態の
メモリトランジスタのゲートに前記ベリファイ電圧を付
与し、非選択状態のメモリトランジスタのゲートに前記
オフ電圧を付与することにより、前記選択状態のメモリ
トランジスタのオン/オフに基づき、正常消去状態か過
消去状態かを検証する過消去ベリファイ動作を実行しな
がら、前記選択状態のメモリトランジスタが過消去状態
である場合、該過消去状態のメモリトランジスタに対し
前記書き込み動作を実行する自動書き込み実行手段とを
備えている。
【0027】この発明にかかる請求項3記載の不揮発性
半導体記憶装置は、電気的書き込み,消去可能な複数の
メモリトランジスタを有し、外部から入力されるコマン
ドが書き込み動作を指示するとき、前記複数のメモリセ
ルのいずれかの閾値電圧を選択的に上昇させる書き込み
動作を実行し、前記コマンドが消去動作を指示するとき
前記複数のメモリトランジスタすべての閾値電圧を下降
させる消去動作を実行する機能を備えており、いかなる
状態のメモリトランジスタであっても強制的にオフさせ
るレベルのオフ電圧を発生するオフ電圧発生手段と、正
常な消去状態のメモリトランジスタであればオフし、正
常消去状態の閾値電圧より所定レベル以上低下した閾値
電圧を有する過消去状態のメモリトランジスタであれば
オンするレベルのベリファイ電圧を発生するベリファイ
電圧発生手段と、前記コマンドを受け、該コマンドが消
去及び過消去メモリトランジスタ自動書き込み動作を指
示するとき、前記消去動作を実行し、その後、前記複数
のメモリトランジスタのうち、選択状態のメモリトラン
ジスタのゲートに前記ベリファイ電圧を付与し、非選択
状態のメモリトランジスタのゲートに前記オフ電圧を付
与することにより、前記選択状態のメモリトランジスタ
のオン/オフに基づき、正常消去状態か過消去状態かを
検証する過消去ベリファイ動作を実行し、前記選択状態
のメモリトランジスタが過消去状態である場合、該過消
去状態のメモリトランジスタに対し前記書き込み動作を
実行する自動消去・書き込み実行手段とを備えている。
【0028】この発明における請求項4記載の不揮発性
半導体記憶装置は、電気的書き込み,消去可能な複数の
メモリトランジスタを有し、外部から入力されるコマン
ドが書き込み動作を指示するとき、前記複数のメモリセ
ルのいずれかの閾値電圧を選択的に上昇させる書き込み
動作を実行し、前記コマンドが消去動作を指示するとき
前記複数のメモリトランジスタすべての閾値電圧を下降
させる消去動作を実行し、前記コマンドが未消去ベリフ
ァイ動作を指示するとき、前記メモリトランジスタが正
常消去状態の閾値電圧より所定レベル以上上昇した閾値
電圧を有する未消去状態か否かを選択的に検証する未消
去ベリファイ動作を実行する機能を備えており、いかな
る状態のメモリトランジスタであっても強制的にオフさ
せるレベルのオフ電圧を発生するオフ電圧発生手段と、
正常な消去状態のメモリトランジスタであればオフし、
正常消去状態の閾値電圧より所定レベル以上低下した閾
値電圧を有する過消去状態のメモリトランジスタであれ
ばオンするレベルのベリファイ電圧を発生するベリファ
イ電圧発生手段と、前記コマンドを受け、該コマンドが
消去及び過消去メモリトランジスタ自動書き込み動作を
指示するとき、前記消去動作を実行し、その後、前記複
数のメモリトランジスタのうち、選択状態のメモリトラ
ンジスタのゲートに前記ベリファイ電圧を付与し、非選
択状態のメモリトランジスタのゲートに前記オフ電圧を
付与することにより、前記選択状態のメモリトランジス
タのオン/オフに基づき、正常消去状態か過消去状態か
を検証する過消去ベリファイ動作を実行し、前記選択状
態のメモリトランジスタが過消去状態である場合、該過
消去状態のメモリトランジスタに対し前記書き込み動作
を実行し、この書き込み動作実行後の前記過消去状態の
メモリトランジスタに対し前記未消去ベリファイ動作を
実行し、前記未消去ベリファイ動作の検証結果が未消去
状態を指示するとき、前記消去動作を再び実行する自動
消去・書き込み実行手段とを備えている。
【0029】望ましくは、請求項5記載の不揮発性半導
体記憶装置のように、前記メモリトランジスタの閾値電
圧の上昇度合いと正の関連のある前記書き込み動作の書
き込み時間を、通常の書き込み動作に必要な第1の時間
あるいは前記第1の時間より短い第2の時間で規定する
タイマをさらに備え、前記タイマは、前記過消去状態の
メモリトランジスタに対する書き込み動作を行う場合、
前記書き込み時間を前記第2の実行時間に設定するよう
に構成してもよい。
【0030】望ましくは請求項6記載の不揮発性半導体
記憶装置のように、前記メモリトランジスタの閾値電圧
の上昇度合いと正の関連のある前記書き込み動作に用い
る書き込み電圧を、通常の書き込み動作に必要な第1の
電圧あるいは前記第1の電圧より低い第2の電圧で規定
する書き込み電圧発生手段をさらに備え、前記書き込み
電圧発生手段は、前記過消去状態のメモリトランジスタ
に対する書き込み動作を行う場合、前記書き込み電圧を
前記第2の電圧に設定するように構成してもよい。
【0031】この発明にかかる請求項7記載の不揮発性
半導体記憶装置は、請求項1記載の不揮発性半導体記憶
装置に対する書き込み方法であって、過消去ベリファイ
動作を指示する前記コマンドを前記不揮発性半導体記憶
装置に付与し、前記過消去ベリファイ動作を実行させる
ステップと、前記過消去ベリファイ動作の検証結果を得
て、前記検証結果が過消去状態のメモリトランジスタの
存在を示したとき、書き込み動作を指示する前記コマン
ドを前記不揮発性半導体記憶装置に付与し、前記過消去
状態のメモリトランジスタに対する前記書き込み動作を
実行させるステップとを備えて構成される。
【0032】この発明にかかる請求項8記載の不揮発性
半導体記憶装置の消去方法は、外部から入力されるコマ
ンドが未消去ベリファイ動作を指示するとき、前記メモ
リトランジスタが正常消去状態の閾値電圧より所定レベ
ル以上上昇した閾値電圧を有する未消去状態か否かを検
証する機能をさらに備えた請求項1記載の不揮発性半導
体記憶装置に対する消去方法であって、過消去ベリファ
イ動作を指示する前記コマンドを前記不揮発性半導体記
憶装置に付与し、前記過消去ベリファイ動作を実行させ
るステップと、前記過消去ベリファイ動作の検証結果を
得て、前記検証結果が過消去状態のメモリトランジスタ
の存在を示したとき、書き込み動作を指示する前記コマ
ンドを前記不揮発性半導体記憶装置に付与し、前記過消
去状態のメモリトランジスタに対する前記書き込み動作
を実行させるステップと、未消去ベリファイ動作を指示
する前記コマンドを前記不揮発性半導体記憶装置に付与
し、前記書き込み動作実行後のメモリトランジスタに対
する前記未消去ベリファイ動作を実行させるステップ
と、前記未消去ベリファイ動作の検証結果が未消去状態
のメモリトランジスタの存在を示したとき、消去動作を
指示する前記コマンドを前記不揮発性半導体記憶装置に
付与し、前記消去動作を実行させるステップとを備えて
構成される。
【0033】
【作用】この発明における請求項1記載の不揮発性半導
体記憶装置の過消去ベリファイ実行手段は、コマンドが
過消去ベリファイ動作を指示するとき、複数のメモリト
ランジスタのうち、選択状態のメモリトランジスタのゲ
ートにベリファイ電圧を付与し、非選択状態のメモリト
ランジスタのゲートにオフ電圧を付与することにより、
選択状態のメモリトランジスタのオン/オフに基づき、
過消去状態か否かを検証して検証結果を外部に出力する
過消去ベリファイ動作を実行するため、検証結果から選
択状態のメモリトランジスタが過消去状態であるか否か
を検知することができる。
【0034】この発明における請求項2記載の不揮発性
半導体記憶装置の自動書き込み実行手段は、コマンドが
過消去メモリトランジスタ自動書き込み動作を指示する
とき、複数のメモリトランジスタのうち、選択状態のメ
モリトランジスタのゲートにベリファイ電圧を付与し、
非選択状態のメモリトランジスタのゲートにオフ電圧を
付与することにより、選択状態のメモリトランジスタの
オン/オフに基づき、正常消去状態か過消去状態かを検
証する過消去ベリファイ動作を実行しながら、選択状態
のメモリトランジスタが過消去状態である場合、該過消
去状態のメモリトランジスタに対し書き込み動作を実行
するため、過消去ベリファイ動作により過消去状態であ
ると認められたメモリトランジスタに対して自動的に書
き込み動作を行う。
【0035】この発明における請求項3記載の不揮発性
半導体記憶装置の自動消去・書き込み実行手段は、コマ
ンドが消去及び過消去メモリトランジスタ自動書き込み
動作を指示するとき、消去動作を実行し、その後、複数
のメモリトランジスタのうち、選択状態のメモリトラン
ジスタのゲートにベリファイ電圧を付与し、非選択状態
のメモリトランジスタのゲートにオフ電圧を付与するこ
とにより、選択状態のメモリトランジスタのオン/オフ
に基づき、正常消去状態か過消去状態かを検証する過消
去ベリファイ動作を実行し、選択状態のメモリトランジ
スタが過消去状態である場合、該過消去状態のメモリト
ランジスタに対し書き込み動作を実行するため、消去動
作が自動的に実行された後、過消去ベリファイ動作によ
り過消去状態であると認められたメモリトランジスタに
対して自動的に書き込み動作を行う。
【0036】この発明における請求項4記載の不揮発性
半導体記憶装置の自動消去・書き込み実行手段は、コマ
ンドが消去及び過消去メモリトランジスタ自動書き込み
動作を指示するとき、消去動作を実行し、その後、複数
のメモリトランジスタのうち、選択状態のメモリトラン
ジスタのゲートにベリファイ電圧を付与し、非選択状態
のメモリトランジスタのゲートにオフ電圧を付与するこ
とにより、選択状態のメモリトランジスタのオン/オフ
に基づき、正常消去状態か過消去状態かを検証する過消
去ベリファイ動作を実行し、選択状態のメモリトランジ
スタが過消去状態である場合、該過消去状態のメモリト
ランジスタに対し書き込み動作を実行し、この書き込み
動作実行後の過消去状態のメモリトランジスタに対し未
消去ベリファイ動作を実行し、未消去ベリファイ動作の
検証結果が未消去状態を指示するとき、消去動作を再び
実行するため、消去動作が自動的に実行された後、過消
去ベリファイ動作により過消去状態であると認められた
メモリトランジスタに対して自動的に書き込み動作が行
われ、この書き込み動作後に未消去ベリファイ動作によ
り未消去状態であると認められたメモリトランジスタが
存在すると自動的に消去動作を行う。
【0037】この発明における請求項5記載の不揮発性
半導体記憶装置のタイマは、過消去状態のメモリトラン
ジスタに対する書き込み動作を行う場合、通常の書き込
み動作に必要な第1の時間より短い第2の実行時間に書
き込み時間を設定するため、過消去状態のメモリトラン
ジスタの閾値が必要以上に上昇するのを抑制することが
できる。
【0038】この発明における請求項6記載の不揮発性
半導体記憶装置の書き込み電圧発生手段は、過消去状態
のメモリトランジスタに対する書き込み動作を行う場
合、通常の書き込み動作に必要な第1の電圧より低い第
2の電圧に書き込み電圧を設定するため、過消去状態の
メモリトランジスタの閾値が必要以上に上昇するのを抑
制することができる。
【0039】
【実施例】
<発明の原理>図2はメモリセル(メモリトランジス
タ)のVG −ID 特性を示すグラフである。なお、VG
はゲート電圧、ID はドレイン電流を意味する。また、
図3は動作説明用の説明図である。図2において、L1
はプログラム(“0”書き込み)状態のVG −ID 特性
曲線、L2は消去(“1”書き込み)状態のVG −ID
特性曲線、L3は過消去状態のVG −ID 特性曲線であ
る。
【0040】同図に示すように、過消去状態のメモリセ
ルは、ゲート電圧VG が0Vでもオンしてしまうため、
ワード線WLが非選択状態であっても、ビット線が選択
状態であればセル電流を流し、読み出しや書き込み特性
に影響を与える。図2のL3のようなVG −ID 特性を
有する過消去状態のメモリセルを検出するには、次の条
件1.〜3.の条件を満足する機能を有する必要があ
る。
【0041】条件1.メモリセルがいかなる状態であっ
ても非選択状態のメモリセルは必ずオフさせる。
【0042】条件2.選択状態のメモリセルが過消去状
態であるか否かを判断する。
【0043】条件3.通常の読み出し動作と同様な読み
出しを行える。
【0044】なお、条件1は、非選択のメモリセルがオ
ンし、選択したメモリセルのオン/オフに関係なく電流
が流れて誤読み出し動作が行われるのを回避するためで
ある。
【0045】条件1を満足させるには、図3(b) に示す
ように、過消去状態のメモリセルであってもオフするレ
ベルの負電圧を非選択のワード線WLに印加すればよ
い。ただし、高い負電圧を印加すると図3(c) に示すよ
うに誤消去が起きるので、誤消去の起きない範囲でなる
べく高い負電圧、例えば−Vcc程度の負電圧を発生させ
ることが理想である。
【0046】また、条件2を満足させるには、選択状態
のワード線WLに0Vの電圧を与え、選択メモリセルの
オン(図3(a) 参照)/オフに基づき、過消去状態/正
常消去状態を検出するようにすればよい。
【0047】また、条件3を満足させるには、通常の読
み出し方法をそのまま用いることにより、過消去状態の
メモリセルのアドレスを検出することができる。
【0048】<第1の実施例>図1はこの発明の一実施
例であるフラッシュメモリの構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、負電圧発生回路31が新たに設
けられている。
【0049】コマンドデコーダ13′は、従来の機能に
加え、入力信号バッファ14を介して外部より過消去ベ
リファイモードを指示するコマンドを受けると該コマン
ドをデコードして、過消去ベリファイモードを指示する
動作モード信号OEVを負電圧発生回路31及びXデコ
ーダ32に出力する。
【0050】負電圧発生回路31は、コマンドデコーダ
13′から動作モード信号OEVを受け、動作モード信
号OEVが過消去ベリファイモードを指示する時に負電
圧を発生する回路である。
【0051】Xデコーダ32は従来のXデコーダ4(図
22)の機能に加え、動作モード信号OEVを受け、動
作モード信号OEVが過消去ベリファイモードを指示す
るとき、0V及び負電圧をワード線に選択的に供給する
機能をさらに備えている。したがって、0Vがゲートに
付与された選択状態のメモリセルのオン/オフを検証す
ることにより、該選択状態のメモリセルが過消去状態で
あるか否かを検証することができる。
【0052】また、タイマ15はプログラム時間あるい
は消去時間を規定するためのパルス信号をコマンドデコ
ーダ13′に供給する。なお、他の構成は図22で示し
た従来構成と同様であるため説明は省略する。
【0053】図4はメモリアレイ1の詳細及びその周辺
部を示す回路図である。同図に示すように、メモリセル
MCはマトリクス状に配置され、列単位にドレインがビ
ット線BL(BL1〜BL3)にそれぞれ接続され、行
単位にコントロールゲートがワード線WL(WL1〜W
L3)に接続される。ワード線WLはXデコーダ32に
接続されており、ビット線BLはYデコーダ5の出力Y
1〜Y3がそれぞれゲートに入力されるYゲートトラン
ジスタ2を介してI/O線27に接続される。I/O線
27にはセンスアンプ8が接続され、全メモリセルMC
のソースはソース線28を介してソース線スイッチ3に
接続されている。
【0054】さらに、負電圧発生回路31からXデコー
ダ32に負電圧が供給され、Xデコーダ32は負電圧を
ワード線WLに供給することができる。
【0055】図5は負電圧発生回路31の内部構成を示
す回路図である。同図に示すように、ドレイン,ゲート
共通のPMOSトランジスタT0〜Tn(n≧2の偶
数)が直列に接続され、PMOSトランジスタT0のゲ
ートは接地され、トランジスタTi(i=1〜n)のゲ
ートはキャパシタCiの一方電極に接続される。また、
トランジスタTnのソースがNMOSトランジスタQ1
のドレインに接続され、NMOSトランジスタQ1はゲ
ートに電源電圧Vccが印加される。
【0056】また、発振器41は、動作モード信号OE
Vが過消去ベリファイモードを指示した時、活性状態と
なり、所定の周波数で発振して、発振信号φをキャパシ
タC1,C3,…Cn−1の他方電極に出力し、反転発
振信号バーφをキャパシタC2,C4,…Cnの他方電
極に出力する。
【0057】発振器41は発生状態となり、発振信号φ
及び反転発振信号バーφを出力すると、トランジスタT
1〜Tn及びキャパシタC1〜Cnによるチャージポン
プ現象により、0Vよりかなり低い負電圧VNCP がトラ
ンジスタQ1のドレインから出力される。
【0058】図6はXデコーダ32の負電圧供給部の一
部を示す回路図である。同図に示すように、各プリデコ
ード信号バーX(図6ではバーX1及びバーX2のみ図
示)に対応して、1つのPMOSトランジスタQ10及
び4つのCMOSインバータ51〜54が設けられる。
PMOSトランジスタQ10のゲートには信号XOEVが
印加され、一方電極にプリデコード信号バーXが印加さ
れ、他方電極にCMOSインバータ51の入力部及びC
MOSインバータ52の出力部が接続される。なお、C
MOSインバータ51及び52のPMOSトランジスタ
PMのソースは共に電源Vccに接続され、NMOSトラ
ンジスタNMのソースは共に負電圧VNCP に接続され、
CMOSインバータ51とCMOSインバータ52とは
ループ接続される。
【0059】なお、プリデコード信号バーXは、アドレ
スレジスタ6から得られるアドレス入力に基づき、選択
的に“L”とされる信号であり、信号XOEV は、モード
信号OEVの立ち下がりのみ所定時間遅延して現れる以
外には、動作モード信号OEVと同じ値をとる信号とな
る。
【0060】CMOSインバータ51の出力はCMOS
インバータ53の入力にも接続され、CMOSインバー
タ53の出力は対応のワード線WLに接続されるととも
に、CMOSインバータ54の入力に接続され、CMO
Sインバータ54の出力がCMOSインバータ53の入
力に帰還する。CMOSインバータ53及び54のPM
OSトランジスタPMのソースは共に負電圧VNCP が付
与され、NMOSトランジスタNMのソースは共に接地
される。なお、通常のプログラム動作及び読み出し動作
等を行う回路は従来と同様の構成で存在する。
【0061】このような構成において、信号XEOV が
“L”となり、プリデコード信号バーXが選択を指示す
る“L”レベルとき、CMOSインバータ51及び52
からなるループに“L”がラッチされCMOSインバー
タ51の出力が“H”となるため、CMOSインバータ
53の出力が“L”(GND)となり、選択状態のワー
ド線WLは“L”(GND)となる。一方、プリデコー
ド信号バーXが非選択を指示する“H”レベルとき、C
MOSインバータ51及び52からなるループに“H”
がラッチされCMOSインバータ51の出力が“L”と
なるため、CMOSインバータ53の出力が負電圧VNC
P となり、非選択状態のワード線WLには負電圧VNCP
が印加される。
【0062】このように、負電圧発生回路31は、動作
モード信号OEVが“H”のとき、−kVの負電圧VNC
P を発生し、Xデコーダ32は、動作モード信号OEV
が過消去ベリファイモードを指示するとき、選択ワード
線WLをGNDレベルに、非選択ワード線WLを負電圧
VNCP に設定することができる。例えば、図9に示すよ
うに、プリデコード信号バーX1が“L”でワード線W
L1が選択さた場合、期間T1において、ワード線WL
1が0V(GND)となり、それ以外の非選択ワード線
WL(WL2のみ図示)が−kV(=負電圧VNCP )と
なり、プリデコード信号バーX2が“L”でワード線W
L2が選択さた場合、期間T2において、ワード線WL
2が0V(GND)となり、それ以外の非選択ワード線
WL(WL1のみ図示)が−kV(=負電圧VNCP )と
なる。
【0063】図7及び図8はそれぞれ第1の実施例のフ
ラッシュメモリの動作を示すタイミング図及びフローチ
ャートである。以下、これらの図を参照して、第1の実
施例の動作を説明する。
【0064】まず、初めに、電圧Vcc,Vppが立ち上げ
られ(ステップS31)、アドレスを初期化し(ステッ
プS32)、その後、制御信号バーWEが立ち下げられ
る。
【0065】そして、次の制御信号バーWEの立上がり
で過消去ベリファイモードを指示する入力データがコマ
ンドレジスタ12にラッチされ、同時にアドレスレジス
タ6に外部からのアドレスがラッチされる(ステップS
33)。その後、入力データがコマンドデコーダ13′
でデコードされ、過消去ベリファイモードを指示する動
作モード信号OEVが出力され、過消去ベリファイモー
ドとなる。続いて、Xデコーダ32により、アドレスの
指示するワード線WLには0Vを、非選択のワード線W
Lには負電圧VNCP を印加させて、出力制御信号バーO
Eの“L”期間にセンスアンプ8を介して得られるベリ
ファイデータの“1”/“0”に基づき、選択されたメ
モリセルMCのオン/オフ状態を検証することにより、
メモリセルMCが過消去状態か否かを検証する(ステッ
プS34)。
【0066】そして、ステップS35で、アドレスが最
終アドレスが否かをチェックし、最終アドレスであれば
ステップS37に移行し、最終アドレスでなければステ
ップS36でアドレスインクリメントを行い、ステップ
S33に移行する。以下、最終アドレスの過消去ベリフ
ァイを終了するまで、ステップS33〜36の動作を繰
り返す。
【0067】ステップS36で最終アドレスと判定され
ると、ステップS37で動作モードを読み出しモードに
設定して過消去ベリファイ動作を終了する。
【0068】なお、図7の例は、アドレス信号ADD1
〜ADD3により、ワード線WL1〜WL3に接続され
るメモリセルMCが順次選択されていく様子を示してい
る。
【0069】このように、第1の実施例のフラッシュメ
モリは、過消去ベリファイモードに設定すれば過消去ベ
リファイ動作を行うことができるため、過消去状態のメ
モリセルMCを検知することができる。
【0070】<第2の実施例>図10はこの発明の第2
の実施例であるフラッシュメモリの過消去ビットプログ
ラム方法を示すフローチャートである。なお、この方法
は図1で示した第1の実施例のフラッシュメモリに対し
て行われる。
【0071】図10を参照して、まず、初めに、電圧V
cc,Vppが立ち上げられ(ステップS41)、アドレス
を初期化し(ステップS42)、プログラムカウント数
X=0と初期設定して(ステップS43)、その後、制
御信号バーWEが立ち下げられる。
【0072】そして、次の制御信号バーWEの立上がり
で過消去ベリファイモードを指示する入力データをコマ
ンドレジスタ12にラッチさせる(ステップS44)。
その後、入力データがコマンドデコーダ13′でデコー
ドされ、過消去ベリファイモードを指示する動作モード
信号OEVが出力され、過消去ベリファイモードとな
る。
【0073】続いて、アドレスレジスタ6に外部からの
アドレスがラッチされ、Xデコーダ32により、アドレ
スの指示するワード線WLには0Vを、非選択のワード
線には負電圧VNCP を印加させて、ステップS45で出
力制御信号バーOEの“L”期間にセンスアンプ8を介
して得られるベリファイデータの“1”/“0”に基づ
き、選択されたメモリセルMCのオン/オフ状態を検証
することにより、メモリセルMCが過消去状態か否かが
検証され、パス(正常消去状態)すればステップS46
に、そうでなければステップS49に移行する。
【0074】そして、ステップS46で、アドレスが最
終アドレスが否かをチェックし、最終アドレスであれば
ステップS48で良品判定がなされ、最終アドレスでな
ければステップS47でアドレスインクリメントを行
い、ステップS43に移行する。以下、最終アドレスの
過消去ベリファイを終了するまで、ステップS43〜4
6の動作を繰り返す。
【0075】一方、ステップS45で過消去状態と判定
されると、ステップS49に移行し、ステップS49
で、プログラムカウント数Xが25に達していないかを
チェックされ、X=25であればステップS53で不良
品と判定する。そうでなければ、ステップS50に移行
する。
【0076】そして、ステップS50で、次の制御信号
バーWEの立上がりでプログラムモードを指示する入力
データをコマンドレジスタ12にラッチさせて、プログ
ラムモードにし、過消去状態判定されたメモリセルMC
に対しプログラム動作を実行させ、ステップS52でプ
ログラムカウント数Xを1インクリメントし、ステップ
S44に戻る。
【0077】以降、ステップS45でパスするか、ステ
ップS49でX=25と判定されるまで、ステップS4
4,45、49〜52の動作を繰り返す。
【0078】このように、第2の実施例のフラッシュメ
モリの過消去ビットプログラム方法は、過消去ベリファ
イ動作を行った後、過消去状態のメモリセルMCに対し
プログラム動作を行わせることにより、過消去状態のメ
モリセルMCを救済することができる。さらに、救済不
可能なメモリセルMCが存在すると不良品と判定するこ
とができる。
【0079】<第3の実施例>図11はこの発明の第3
の実施例であるフラッシュメモリの構成を示すブロック
図である。同図に示すように新たに制御回路33が設け
られている。制御回路33は、動作モード信号OEVを
受け、タイマ15、アドレスレジスタ6、入出力バッフ
ァ9、プログラム電圧発生回路10、ベリファイ電圧発
生回路11、負電圧発生回路31及びXデコーダ32に
制御信号を出力する。
【0080】制御回路33は、コマンドデコーダ13′
から過消去ビット自動書き込みコマンドを指示する動作
モード信号OEVを受けると活性状態となり、アドレス
レジスタ6を初期化し、入出力バッファ9の全データピ
ンに“L”が出力されるようにする。次に、Xデコーダ
32内のプリデコード信号バーを選択的に“L”にし、
同時に負電圧発生回路31から−kVの負電圧VNCP を
Xデコーダ32に出力させて、第1の実施例と同様な方
法により過消去ベリファイ動作を行って、センスアンプ
8からそのベリファイ結果を出力させる。
【0081】そして、制御回路33は、ベリファイ結果
が過消去状態“1”を指示している場合、負電圧発生回
路31を非活性にして、過消去ベリファイ動作を一度停
止する。次に、入出力バッファ9から過消去状態“1”
を反転した“0”データを入力データレジスタに取り込
み、プログラム電圧発生回路10から発生するプログラ
ム電圧をタイマ15によって決められた時間、Xデコー
ダ32及びYデコーダ5に供給して過消去ビットのメモ
リセルMCに対するプログラム(“0”書き込み)を行
う。
【0082】そして、制御回路33はプログラムが終了
すると、再び過消去ベリファイ動作を再開し、過消去状
態のメモリセルMCが検出されなければ、次のアドレス
にインクリメントしてアドレスレジスタ6に出力して、
上記した過消去ベリファイ動作を行いながら、過消去メ
モリセルに対するプログラム動作を実行する。そして、
最終アドレスまでの過消去ベリファイ動作が終了する
と、入出力バッファ9に制御信号を送り、入出力バッフ
ァ9の所定のデータピンを“H”にして動作を終了す
る。なお、他の構成は図1で示した第1の実施例のフラ
ッシュメモリと同様であるため説明は省略する。
【0083】したがって、第3の実施例のフラッシュメ
モリに対し、過消去ビット自動書き込みコマンドを指示
する信号を入力信号バッファ14を介してコマンドレジ
スタ12に与えたのち、制御信号(オンチップイネーブ
ル信号)バーOEを“L”にして、読み出し状態にして
おき、所定時間以内に所定のデータピンが“H”なれ
ば、過消去ベリファイ動作が正常に完了したとみなし過
消去ビット自動書き込みコマンドを終了させる信号を与
え動作を終了させ、所定時間経過しても所定のデータピ
ンが“L”のままであれば、フラッシュメモリはデバイ
ス不良とみなし過消去ビット自動書き込みコマンドを終
了させる信号を与え動作を終了させるようにすればよ
い。
【0084】図12は第3の実施例のフラッシュメモリ
の過消去ビット自動書き込み動作を示すフローチャート
である。同図を参照して、まず、初めに、電圧Vcc,V
ppが立ち上げられ(ステップS61)、次の制御信号バ
ーWEの立上がりで過消去ビット自動書き込み動作モー
ドを指示する入力データがコマンドレジスタ12にラッ
チされ(ステップS62)、その後、入力データがコマ
ンドデコーダ13′でデコードされ、過消去ビット自動
書き込み動作モードを指示する動作モード信号OEVが
制御回路33に出力され、過消去ビット自動書き込み動
作モードとなる。
【0085】その後、制御回路33の管理下で、ステッ
プS63〜S68の動作を行う。まず、アドレスを初期
化し(ステップS63)、Xデコーダ32により、アド
レスの指示するワード線WLには0Vを、非選択ワード
線WLには負電圧VNCP を印加させて、ステップS64
で出力制御信号バーOEの“L”期間にセンスアンプ8
を介して得られるベリファイデータの“1”/“0”に
基づき、選択されたメモリセルMCのオン/オフ状態を
検証することにより、メモリセルMCが過消去状態か否
かを検証し、パス(正常消去状態)すればステップS6
5に、そうでなければステップS67に移行する。
【0086】そして、ステップS65で、アドレスが最
終アドレスが否かをチェックし、最終アドレスであれば
ステップS68で良品判定を指示するべく入出力バッフ
ァ9に接続される所定のデータピンを“H”にし、最終
アドレスでなければステップS66でアドレスインクリ
メントを行い、ステップS64に移行する。以下、最終
アドレスの過消去ベリファイを終了するまで、ステップ
S64〜66の動作を繰り返す。
【0087】一方、ステップS64で過消去状態と判定
すると、ステップS67に移行し、過消去ビットすなわ
ち、過消去状態判定されたメモリセルMCに対しプログ
ラム動作を実行し、ステップS64に戻る。
【0088】以降、ステップS64でパスするまで、ス
テップS64及びS67の動作を繰り返す。
【0089】このように、第3の実施例のフラッシュメ
モリは過消去ビット自動書き込み動作モードにするだけ
で、過消去ベリファイ動作を行い、過消去ベリファイ動
作により過消去状態のメモリセルMCを検出すると該メ
モリセルMCに対しプログラム動作を自動的に行うた
め、過消去状態のメモリセルMCの検知及び救済処理を
自動的に行うことができる。また、救済不可能なメモリ
セルMCが存在する場合の不良品判定処理を自動的に行
うことができる。
【0090】<第4の実施例>図13はこの発明の第4
の実施例であるフラッシュメモリの構成を示すブロック
図である。同図に示すように新たに自動消去制御回路3
4及び過消去ビット自動書き込み制御回路35が設けら
れている。過消去ビット自動書き込み制御回路35は、
動作モード信号OEVを受け、タイマ15、アドレスレ
ジスタ6、入出力バッファ9、プログラム電圧発生回路
10、ベリファイ電圧発生回路11、負電圧発生回路3
1及びXデコーダ32に制御信号を出力し、第3の実施
例の制御回路33同様、過消去ビット自動書き込み動作
を制御する。
【0091】一方、自動消去制御回路34は、動作モー
ド信号OEVを受け、タイマ15、ソース線スイッチ
3、アドレスレジスタ6、入出力バッファ9、プログラ
ム電圧発生回路10、ベリファイ電圧発生回路11、負
電圧発生回路31及びXデコーダ32に制御信号を出力
し、消去動作を制御する。
【0092】すなわち、自動消去制御回路34は、動作
モード信号OEVが過消去ビット自動書き込み付き自動
消去動作を指示するとき、入出力バッファ9のデータピ
ンの出力をすべて“L”にし、ついでアドレスレジスタ
6を初期化し、全ビット(メモリセル)にプログラムパ
ルスを印加して消去前書き込み動作を行い、再びアドレ
スレジスタ6を初期化し、タイマ15による設定時間内
においてソース線スイッチ3から高電圧Vppを全ビット
のソースに順次印加して全ビットに対する消去動作を行
う。そして、この消去動作の際に消去ベリファイ動作も
実行する。
【0093】つまり、自動消去制御回路34による自動
消去動作により、過消去のメモリセルMCの発生を最低
限に抑えるべく、図15に示すように、消去前書き込み
動作でメモリセル全体に“0”を書き込んだ後に消去動
作を行う。そして、過消去ビット自動書き込み制御回路
35による過消去ビット自動書き込み動作により、消去
動作を行った際に生じる過消去ビットA1を救済して、
すべてのメモリセルMCの閾値が斜線内に納まるように
している。なお、他の構成は図1で示した第1の実施例
のフラッシュメモリと同様であるため説明は省略する。
【0094】図14は第4の実施例のフラッシュメモリ
の過消去ビット自動書き込み付き自動消去動作を示すフ
ローチャートである。同図を参照して、まず、初めに、
電圧Vcc,Vppが立ち上げられ(ステップS71)、次
の制御信号バーWEの立上がりで過消去ベビット自動書
き込み付き自動消去動作モードを指示する入力データが
コマンドレジスタ12にラッチされ(ステップS7
2)、その後、入力データがコマンドデコーダ13′で
デコードされ、過消去ベビット自動書き込み付き自動消
去動作モードを指示する動作モード信号OEVが自動消
去制御回路34及び過消去ビット自動書き込み制御回路
35に出力され、過消去ビット自動書き込み付き自動消
去動作モードとなる。
【0095】その後、自動消去制御回路34の管理下
で、ステップS73〜78の動作を行う。まず、消去前
書き込み動作を実行し(ステップ73)、次いでアドレ
スを初期化し(ステップS74)、続いて、ステップS
75で、ソース線スイッチ3からすべてのメモリセルM
Cのソースに高電圧Vppを供給させることにより、メモ
リアレイ1の全メモリセルMCに対する消去動作を実行
する。
【0096】そして、ステップS76で、ベリファイ電
圧発生回路11により、消去ベリファイ電圧(〜3.2
V)を発生させ、Xデコーダ32により、アドレスの指
示するワード線WLにベリファイ電圧を印加させて、出
力制御信号バーOEの“L”期間にセンスアンプ8を介
して得られるベリファイデータの“1”/“0”に基づ
き、選択されたメモリセルMCのオン/オフ状態を検証
することにより、メモリセルMCが消去状態か否かを検
証し、パス(消去状態)すればステップS77に移行
し、そうでなければステップS75に戻る。
【0097】そして、ステップS77で、アドレスが最
終アドレスが否かをチェックし、最終アドレスであれば
ステップS79に移行し、最終アドレスでなければステ
ップS78でアドレスインクリメントを行い、ステップ
S76に移行する。以下、最終アドレスの消去ベリファ
イを終了するまで、ステップS76〜78の動作を繰り
返す。
【0098】一方、ステップS76で消去状態でない判
定されると、ステップS75に戻り、再びすべてのメモ
リセルMCに対し消去動作を実行し、ステップS76に
戻る。以降、ステップS76でパスするまで、ステップ
S75及びS76の動作を繰り返す。
【0099】ステップS79以降は、過消去ビット自動
書き込み制御回路35の管理下で、ステップS79〜8
4の動作を行う。まず、アドレスを初期化し(ステップ
S73)、Xデコーダ32により、アドレスの指示する
ワード線WLには0Vを、非選択ワード線WLには負電
圧VNCP が印加されることにより、ステップS80で出
力制御信号バーOEの“L”期間にセンスアンプ8を介
して得られるベリファイデータの“1”/“0”に基づ
き、選択されたメモリセルMCのオン/オフ状態を検証
することにより、メモリセルMCが過消去状態か否かを
検証され、パス(正常消去状態)すればステップS81
に、そうでなければステップS83に移行する。
【0100】そして、ステップS81で、アドレスが最
終アドレスが否かをチェックし、最終アドレスであれば
ステップS84で良品判定を指示するべく入出力バッフ
ァ9に接続される所定のデータピンを“H”にし、最終
アドレスでなければステップS82でアドレスインクリ
メントを行い、ステップS80に移行する。以下、最終
アドレスの過消去ベリファイを終了するまで、ステップ
S80〜82の動作を繰り返す。
【0101】一方、ステップS80で過消去状態と判定
されると、ステップS83に移行し、過消去ビットすな
わち、過消去状態判定されたメモリセルMCに対しプロ
グラム動作を実行し、ステップS80に戻る。以降、ス
テップS80でパスするまで、ステップS80及びS8
3の動作を繰り返す。
【0102】このように、第4の実施例のフラッシュメ
モリは過消去ビット自動書き込み付き自動消去動作モー
ドにするだけで、消去前書き込み及び消去ベリファイ付
き消去動作を自動的に行った後、続いて過消去ベリファ
イ動作を行い、この過消去ベリファイ動作を行う際、第
3の実施例同様、過消去状態のメモリセルMCに対しプ
ログラム動作も自動的に行うため、消去前書き込み及び
消去ベリファイ付き消去動作を行った後、過消去状態の
メモリセルMCの検知及び救済処理を行うことができ
る。また、救済不可能なメモリセルMCが存在する場合
の不良品判定処理を自動的に行うことができる。
【0103】<第5の実施例>図16はこの発明の第5
の実施例であるフラッシュメモリの未消去ビット消去方
法の動作を示すフローチャートである。なお、この方法
は図1で示した第1の実施例のフラッシュメモリに対し
て行われる。
【0104】同図を参照して、まず、初めに、電圧Vc
c,Vppが立ち上げられ(ステップS91)、続いて従
来同様のプログラムフローを用いて全ビットに“0”の
書き込みを行なう(ステップS92)。
【0105】その後、プログラムカウント数X及び消去
カウント数Yを0に初期設定し(ステップS93)、次
に、消去コマンドを入力(ステップS94)して、消去
動作を行い、メモリアレイ1の全ビットを消去する(ス
テップS95)。そして、消去カウント数Yをインクリ
メントした(ステップS96)後、アドレスを初期化す
る(ステップS97)。
【0106】そして、消去ベリファイコマンドを入力し
(ステップS98)、ステップS99で消去カウント数
Yが1000に達したかを検証し、達していなければス
テップS100に移行し、達していればステップS10
6に移行する。
【0107】ステップS100で、消去ベリファイ動作
を実行することにより、メモリセルMCが消去状態か否
かが検証され、パス(消去状態)すればステップS10
1に移行し、そうでなければステップS94に戻る。
【0108】ステップS101で、外部より過消去ベリ
ファイコマンドを入力し、ステップS102で過消去ベ
リファイ動作を実行させることにより、メモリセルMC
が過消去状態か否かを検証し、パス(正常消去状態)す
ればステップS103に、そうでなければステップS1
07に移行する。
【0109】そして、ステップS103で、アドレスが
最終アドレスが否かをチェックし、最終アドレスであれ
ば良品と判定し、最終アドレスでなければステップS1
04でアドレスインクリメントを行い、ステップS10
5でプログラムカウント数Xを0にしてステップS98
に移行する。以下、最終アドレスの過消去ベリファイを
終了するまで、ステップS98〜105の動作を繰り返
す。
【0110】一方、ステップS99でプログラムカウン
ト数Xが1000と判定されると、ステップS106で
消去ベリファイ動作を実行し、パス(消去状態)すれば
ステップS101に移行し、そうでなければ不良品と判
定する。
【0111】また、ステップS100で消去状態でない
と判定されると、ステップS94に戻り、再びすべての
メモリセルMCに対する消去動作を実行する。
【0112】一方、ステップS102で過消去状態と判
定されると、ステップS107に移行し、ステップS1
07でプログラムカウント数Xが25に達したか否かを
判定し、達していれば不良品と判定し、達していなけれ
ばステップS108に移行する。
【0113】ステップS108で外部よりプログラムコ
マンドを入力し、ステップS109で過消去ビットプロ
グラム動作を行わせ、過消去ビットすなわち、過消去状
態判定されたメモリセルMCに対しプログラム動作を実
行し、ステップS110でプログラムカウント数Xをイ
ンクリメントしてステップS98で外部より消去ベリフ
ァイコマンドを入力し、ステップS100あるいはステ
ップS106でプログラム後の過消去状態のモリセルが
未消去状態になっているか否かの消去ベリファイ動作を
行わせる。
【0114】そして、ステップS100でプログラム後
の過消去状態のモリセルが未消去状態になっていると判
定した場合、ステップS94で再び消去コマンドを入力
(ステップS94)して、消去動作を行わせ、メモリア
レイ1の全ビットを消去する(ステップS95)。
【0115】図17はメモリセルMCのVG −ID 特性
を示すグラフである。同図において、L4が正常な書き
込み状態の特性曲線、L6が正常な消去状態の特性曲
線、L7が過消去状態の特性曲線、L5は未消去状態の
特性曲線、DVは消去ベリファイ電圧を示す。同図に示
すように、過消去状態のメモリセルMCに対しプログラ
ムを行うと正常な消去状態以上に閾値が上昇し、L5に
示す未消去状態の特性曲線に達する可能性がある。この
ような状態のメモリセルMCに対して再び消去を行いL
6に示す正常な消去状態に戻すことを可能にしたのが第
5の実施例のフラッシュメモリである。
【0116】そして、第5の実施例のフラッシュメモリ
は、1000回消去動作を行っても未消去状態となるメ
モリセルMCが存在するか、25回プログラム動作を行
っても過消去状態となるメモリセルMCが存在すれば不
良と判定している。
【0117】このように、第5の実施例のフラッシュメ
モリの過消去ビットプログラム方法は、過消去ベリファ
イ動作を行った後、過消去状態のメモリセルMCに対し
プログラム動作を行わせることにより、過消去状態のメ
モリセルMCを救済することができる。さらに、救済不
可能なメモリセルMCが存在すると不良品と判定するこ
とができる。
【0118】加えて、未消去ベリファイ動作を行った
後、未消去状態のメモリセルMCが存在する場合に消去
動作を行わせることにより、上記プログラム動作により
未消去状態になったメモリセルMCをも救済することが
できる。さらに、救済不可能なメモリセルMCが存在す
ると不良品と判定することができる。
【0119】<第6の実施例>図18はこの発明の第6
の実施例であるフラッシュメモリの構成を示すブロック
図である。同図に示すように、新たに制御回路36が設
けられている。制御回路36は、動作モード信号OEV
を受け、タイマ15、ソース線スイッチ3、アドレスレ
ジスタ6、入出力バッファ9、プログラム電圧発生回路
10、ベリファイ電圧発生回路11、負電圧発生回路3
1及びXデコーダ32に制御信号を出力し、過消去対策
付き自動消去動作を制御する。
【0120】すなわち、制御回路36は、動作モード信
号OEVが過消去対策付き自動消去動作を指示すると
き、入出力バッファ9のデータピンの出力をすべて
“L”にし、ついでアドレスレジスタ6を初期化し、全
ビット(メモリセル)にプログラムパルスを印加して消
去前書き込み動作を行い、再びアドレスレジスタ6を初
期化し、タイマ15による設定時間内においてソース線
スイッチ3から高電圧Vppを全ビットのソースに順次印
加して全ビットに対する消去動作を行う。そして、この
消去動作の際に消去ベリファイ動作も実行し、未消去状
態のメモリセルMCが存在すれば消去動作を実行する。
【0121】さらに、制御回路36は、消去ベリファイ
にパスすれば過消去ベリファイ動作を実行し、過消去状
態のメモリセルMCに対しプログラム動作を実行する。
そして、プログラム動作後に未消去状態のメモリセルM
Cが存在すれば消去動作を再実行し、過消去状態のメモ
リセルMCが存在すればプログラム動作を行う。なお、
他の構成は図1で示した第1の実施例のフラッシュメモ
リと同様であるため説明は省略する。
【0122】図19は、第6の実施例の過消去対策付き
自動消去動作を示すフローチャートである。同図を参照
して、まず、初めに、電圧Vcc,Vppが立ち上げられ
(ステップS111)、次の制御信号バーWEの立上が
りで過消去対策付き自動消去動作モードを指示する入力
データがコマンドレジスタ12にラッチされ(ステップ
S112)、その後、入力データがコマンドデコーダ1
3′でデコードされ、過消去対策付き自動消去動作モー
ドを指示する動作モード信号OEVが制御回路36に出
力され、過消去対策付き自動消去動作モードとなる。
【0123】その後、制御回路36の管理下で、ステッ
プS113〜S121の動作を行う。まず、ステップS
113で消去前書き込み動作を実行する。次いでステッ
プS114で、ソース線スイッチ3からすべてのメモリ
セルMCのソースに高電圧Vppを供給させることによ
り、メモリアレイ1の全メモリセルMCに対する消去動
作を実行する。続いて、ステップS115で、アドレス
を初期化する。
【0124】そして、ステップS116で、消去ベリフ
ァイ動作を行うことにより、メモリセルMCが消去状態
か否かを検証し、パス(消去状態)すればステップS1
17に移行し、そうでなければステップS114に戻
る。
【0125】そして、ステップS117で、過消去ベリ
ファイ動作を実行することにより、メモリセルMCが過
消去状態か否かを検証し、パス(正常消去状態)すれば
ステップS118に、そうでなければステップS120
に移行する。
【0126】そして、ステップS118で、アドレスが
最終アドレスか否かをチェックし、最終アドレスであれ
ばステップS121で、良品とみなして所定のデータピ
ンを“H”にして処理を終了し、最終アドレスでなけれ
ばステップS119でアドレスインクリメントを行い、
ステップS116に移行する。以下、最終アドレスの消
去ベリファイを終了するまで、ステップS116〜11
9の動作を繰り返す。
【0127】一方、ステップS116で消去状態でない
判定されると、ステップS114に戻り、再びすべての
メモリセルMCに対し消去動作を実行し、ステップS1
15でアドレス初期設定を行い、ステップS116に戻
る。以降、ステップS116でパスするまで、ステップ
S114〜S116の動作を繰り返す。
【0128】一方、ステップS117で過消去状態と判
定されると、ステップS120に移行し、過消去ビット
すなわち、過消去状態判定されたメモリセルMCに対し
プログラム動作を実行し、ステップS116に戻り、消
去ベリファイ動作を経た後、ステップS117に戻る。
以降、ステップS116でパスしないかステップS11
7でパスするまで、ステップS116、S117及びS
120の動作を繰り返す。
【0129】このように、第6の実施例のフラッシュメ
モリは過消去対策付き自動消去動作モードにするだけ
で、消去前書き込み及び消去ベリファイ付き消去動作を
自動的に行い、続いて過消去ベリファイ動作を行い、こ
の過消去ベリファイ動作を行う際、第3及び第4の実施
例同様、過消去状態のメモリセルMCに対しプログラム
動作を自動的に行うため、消去前書き込み及び消去ベリ
ファイ付き消去動作を自動的に行った後、過消去状態の
メモリセルMCの検知及び救済処理を自動的に行うこと
ができる。また、救済不可能なメモリセルMCが存在す
る場合の不良品判定処理を自動的に行うことができる。
【0130】加えて、第6の実施例のフラッシュメモリ
は、続いて未消去ベリファイ動作を行い、この未消去ベ
リファイ動作により未消去状態のメモリセルMCの存在
が認めれれば、消去動作を実行することにより、上記プ
ログラム動作により未消去状態になったメモリセルMC
をも救済することができる。また、救済不可能なメモリ
セルMCが存在する場合の不良品判定処理を自動的に行
うことができる。
【0131】<第7の実施例>図20はこの発明の第7
の実施例であるフラッシュメモリのタイマの内部構成を
示すブロック図である。同図で示すタイマは、図1、図
11、図13、図18で示した第1〜第6の実施例のフ
ラッシュメモリにおけるタイマ15に相当する。
【0132】同図において、信号PRSはプログラム時
に“H”となる信号であり、信号POEは過消去ビット
プログラム時のみ“H”となる信号であり、TIMEは
タイマ15の出力信号である。図1で示した構成のフラ
ッシュメモリでは信号PRS及び信号POEはコマンド
デコーダ13′から出力される信号であり、図11で示
した構成のフラッシュメモリでは信号PRSはコマンド
デコーダ13′あるいは制御回路33から出力される信
号であり、信号POEは制御回路33から出力される信
号である。また、図13で示した構成のフラッシュメモ
リでは信号PRSはコマンドデコーダ13′あるいは過
消去ビット自動書き込み制御回路35から出力される信
号であり、信号POEは過消去ビット自動書き込み制御
回路35から出力される信号である。また、図18で示
した構成のフラッシュメモリでは信号PRSはコマンド
デコーダ13′あるいは制御回路36から出力される信
号であり、信号POEは制御回路36から出力される信
号である。
【0133】図20に示すように、発振回路61の発振
信号φが直列に接続された分周回路62〜64をへてト
ランスファゲート65の一方入力に出力されるととも
に、分周回路62のみを経てトランスファゲート66に
出力される。
【0134】発振回路61及び分周回路62〜64は信
号PRSが“H”のとき活性化し、それぞれ発振動作及
び分周動作を行う。信号POEはトランスファゲート6
5のPMOSゲート部及びトランスファゲート66のN
MOSゲート部に出力されるともに、インバータ67を
介してトランスファゲート65のNMOS入力部及びト
ランスファゲート66のPMOSゲート部に入力され
る。そして、トランスファゲート65及び66の他方入
力より得られる信号が出力信号TIMEとなる。
【0135】このような構成において、通常のプログラ
ム時は、信号PRSが“H”、信号POEが“L”とな
るため、トランスファゲート65がオンし、トランスフ
ァゲート66がオフするため、比較的長いパルス幅の出
力信号TIMEが出力される。一方、過消去ビットプロ
グラム時は信号PRSが“H”、信号POEが“H”と
なるため、トランスファゲート66がオンし、トランス
ファゲート65がオフするため、比較的短いパルス幅の
出力信号TIMEが出力される。
【0136】したがって、過消去状態のメモリセルMC
に対し過消去ビットプログラムを実行する際、比較的短
いプログラム時間内でプログラム動作が行われるため、
閾値電圧の上昇と正の相関のあるプログラム動作時間を
通常時より短くした分、過消去状態のメモリセルMCの
閾値を上昇させすぎて、未消去状態にさせてしまう危険
性を低くすることができる。
【0137】<第8の実施例>図21はこの発明の第8
の実施例であるフラッシュメモリのプログラム電圧発生
回路10の内部構成を示す回路図である。同図で示すプ
ログラム電圧発生回路は、図1、図11、図13、図1
8で示した第1〜第6の実施例のフラッシュメモリにお
けるプログラム電圧発生回路10に相当する。
【0138】同図に示すように、トランジスタQ11〜
Q15からなり、“H”を高電圧Vppとしたカレントミ
ラー回路42、トランジスタQ16及びQ17からなる
CMOSインバータ43、トランジスタQ18〜Q23
及び、抵抗R1及びR2から構成される。以下、特徴部
の構成について説明する。
【0139】抵抗R1及びR2はVpp,接地間に直列に
接続され、抵抗R1,R2間のノードN1がカレントミ
ラー回路42内の差動対をなす一方のトランジスタQ1
3に接続される。
【0140】高電圧VppをソースとしたPMOSトラン
ジスタQ22のドレインより得られる信号がプログラム
電圧発生回路10のプログラム電圧VPとなり、トラン
ジスタQ22のゲートにNMOSトランジスタQ21の
ドレインが接続され、トランジスタQ21のソースは接
地される。
【0141】信号POEはゲートにVccが印加されるN
MOSトランジスタQ19を介してインバータ43及び
カレントミラー回路42のトランジスタQ15のゲート
に入力され、インバータ43の出力がトランジスタQ2
1のゲートに付与される。信号POEは過消去ビットプ
ログラム時のみ“H”となる信号である。
【0142】このような構成において、通常のプログラ
ム時は信号POEが“L”となるため、トランジスタQ
15がオフしてカレントミラー回路42は非活性とな
り、トランジスタQ21がオンするため、プログラム電
圧VPはVppとなる。一方、過消去ビットプログラム時
は信号POEが“H”となるため、トランジスタQ15
がオンしてカレントミラー回路42は活性状態となり、
高電圧Vppが抵抗R1及びR2より抵抗分割された電圧
がプログラム電圧VPとして出力される。
【0143】したがって、過消去状態のメモリセルMC
に対し過消去ビットプログラムを実行する際、比較的低
いプログラム電圧でプログラム動作が行われるため、閾
値電圧の上昇と正の相関のあるプログラム電圧を通常時
より低くした分、過消去状態のメモリセルMCの閾値を
上昇させすぎて、未消去状態にさせてしまう危険性を低
くすることができる。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置は、外部に出力
される過消去ベリファイ動作の検証結果から選択状態の
メモリトランジスタが過消去状態であるか否かを検知す
ることができる。
【0145】したがって、請求項7記載の不揮発性半導
体記憶装置の書き込み方法を用いて、過消去ベリファイ
動作の検証結果が過消去状態のメモリトランジスタの存
在を示したとき、書き込み動作を指示するコマンドを上
記不揮発性半導体記憶装置に付与し、過消去状態のメモ
リトランジスタに対する書き込み動作を実行させること
により、過消去状態のメモリトランジスタを救済するこ
とができる。
【0146】さらに、請求項8記載の不揮発性半導体記
憶装置の消去方法に用いて、過消去ビットの書き込み動
作実行後のメモリトランジスタに対し未消去ベリファイ
動作を行わせ、未消去ベリファイ動作の検証結果が未消
去状態のメモリトランジスタの存在を示したとき、消去
動作を指示する前記コマンドを上記不揮発性半導体記憶
装置に付与し、消去動作を実行させることにより、書き
込み動作実行後に未消去状態になったメモリトランジス
タをも救済することができる。
【0147】この発明における請求項2記載の不揮発性
半導体記憶装置は、過消去ベリファイ動作により過消去
状態であると認められたメモリトランジスタに対して自
動的に書き込み動作が行われるため、過消去状態のメモ
リトランジスタを自動的に救済することができる。
【0148】この発明における請求項3記載の不揮発性
半導体記憶装置は、消去動作が自動的に実行された後、
過消去ベリファイ動作により過消去状態であると認めら
れたメモリトランジスタに対して自動的に書き込み動作
が行われるため、自動的に消去動作を行った後、過消去
状態のメモリトランジスタを自動的に救済することがで
きる。
【0149】この発明における請求項4記載の不揮発性
半導体記憶装置は、消去動作が自動的に実行された後、
過消去ベリファイ動作により過消去状態であると認めら
れたメモリトランジスタに対して自動的に書き込み動作
が行われ、この書き込み動作後に未消去ベリファイ動作
により未消去状態であると認められたメモリトランジス
タが存在すると自動的に消去動作が行われるため、自動
的に消去動作を行った後、過消去状態のメモリトランジ
スタを自動的に救済することができ、さらに、上記書き
込み動作後に未消去状態になったメモリトランジスタを
も自動的に救済することができる。
【0150】この発明における請求項5記載の不揮発性
半導体記憶装置のタイマは、過消去状態のメモリトラン
ジスタに対する書き込み動作を行う場合、通常の書き込
み動作に必要な第1の時間より短い第2の実行時間に書
き込み時間を設定することにより、過消去状態のメモリ
トランジスタの閾値が必要以上に上昇するのを抑制する
ことができるため、過消去状態のメモリトランジスタに
書き込み動作を行って未消去状態にしてしまう危険性を
最低限に抑えることができる。
【0151】この発明における請求項6記載の不揮発性
半導体記憶装置の書き込み電圧発生手段は、過消去状態
のメモリトランジスタに対する書き込み動作を行う場
合、通常の書き込み動作に必要な第1の電圧より低い第
2の電圧に書き込み電圧を設定することにより、過消去
状態のメモリトランジスタの閾値が必要以上に上昇する
のを抑制することができるため、過消去状態のメモリト
ランジスタに書き込み動作を行って未消去状態にしてし
まう危険性を最低限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるフラッシュメモ
リの構成を示すブロック図である。
【図2】メモリセルのドレイン電流−ゲート電圧特性を
示すグラフである。
【図3】第1の実施例の動作説明用の説明図である。
【図4】メモリアレイ及びその周辺を示す説明図であ
る。
【図5】図1の負電圧発生回路の内部構成を示す回路図
である。
【図6】図1のXデコーダの内部構成の一部を示す回路
図である。
【図7】第1の実施例の動作を示すタイミング図であ
る。
【図8】第1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】Xデコーダの動作を示すタイミング図である。
【図10】この発明の第2の実施例である過消去メモリ
セルに対するプログラム方法を示すフローチャートであ
る。
【図11】この発明の第3の実施例であるフラッシュメ
モリの構成を示すブロック図である。
【図12】第3の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図13】この発明の第4の実施例であるフラッシュメ
モリの構成を示すブロック図である。
【図14】第4の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図15】メモリセルの閾値分布を示すグラフである。
【図16】この発明の第5の実施例である過消去メモリ
セルに対するプログラム方法の動作を示すフローチャー
トである。
【図17】メモリセルのドレイン電流−ゲート電圧特性
を示すグラフである。
【図18】この発明の第6の実施例であるフラッシュメ
モリの構成を示すブロック図である。
【図19】第6の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図20】この発明の第7の実施例であるフラッシュメ
モリ内のタイマの内部構成を示す回路図である。
【図21】この発明の第7の実施例であるフラッシュメ
モリ内のプログラム電圧発生回路の内部構成を示す回路
図である。
【図22】従来のフラッシュメモリの構成を示すブロッ
ク図である。
【図23】従来のフラッシュメモリのメモリセル構造を
示す断面図である。
【図24】図22のメモリアレイ周辺を示す回路図であ
る。
【図25】従来の書き込み動作を示すフローチャートで
ある。
【図26】従来の消去動作を示すフローチャートであ
る。
【図27】従来の書き込み動作を示すタイミング図であ
る。
【図28】従来の消去動作を示すタイミング図である。
【符号の説明】
1 メモリアレイ 2 Yゲート 3 ソース線スイッチ 5 Yデコーダ 6 アドレスレジスタ 7 入力データレジスタ 8 センスアンプ 9 入出力バッファ 10 プログラム電圧発生回路 11 ベリファイ電圧発生回路 12 コマンドレジスタ 13′ コマンドデコーダ 14 入力信号バッファ 15 タイマ 31 負電圧発生回路 32 Xデコーダ 33 制御回路 34 自動消去制御回路 35 過消去ビット自動書き込み制御回路 36 制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】図23に図22のメモリアレイを構成して
いるメモリセル(メモリトランジスタ)の断面図を示
す。メモリセルは、半導体基板15の上方に形成された
フローティングゲート16、コントロールゲート17
と、半導体基板15の表面に選択的に形成されたソース
拡散領域18及びドレイン拡散領域19から構成され
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】次に消去の場合について説明する。初め
に、電圧Vcc,Vppが立ち上げられ(ステップS1
0)、続いて、前述のプログラムフローを用いて全ビッ
トに“0”の書き込みを行なう(ステップS11)。こ
れは消去されたメモリセルをさらに消去すると、メモリ
セルが過消去されるためである。次に、制御信号バーW
Eを立下げて、続く制御信号バーWEの立上がりで消去
コマンド(20H)を入力する(ステップS12)。続
いて、制御信号バーWEを再度立下げて、続く制御信号
バーWEの立上がりで消去コマンド(20H)を入力す
る(ステップS13)。この時チップ内部で消去パルス
が発生され、続く制御信号バーWEの立下がりまでソー
ス線スイッチ3を通じて、メモリセルのソース18に電
圧Vppが印加される(ステップS14)。この立下がり
でアドレスもラッチされる。続く制御信号バーWEの立
上がりで消去ベリファイコマンド(A0H)がラッチさ
れて、動作モードが消去ベリファイモードとなる(ステ
ップS15)。この時、消去・プログラムベリファイ電
圧発生回路11により、消去ベリファイ電圧(〜3.2
V)が発生され、Xデコーダ4に印加される。メモリセ
ルのコントロールゲート17に与えられる電圧が、通常
の読み出し時の電圧(5V)より低いため、消去不十分
なメモリセルはオンしにくくなり、消去不良がより確実
に発見できるようになる。次に、読み出しを行ない(ス
テップS16)、消去データの確認を行なう(ステップ
17)。この時、消去不十分であれば、さらに消去を繰
り返す。消去がなされていれば、アドレスを増加し(ス
テップS19)、次のアドレスの消去データのベリファ
イを行なう。ベリファイしたアドレスがラストアドレス
ならば(ステップS18)、動作モードを読み出しモー
ドに設定して(ステップS20)、消去動作を終了す
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】この発明にかかる請求項7記載の不揮発性
半導体記憶装置の書き込み方法は、請求項1記載の不揮
発性半導体記憶装置に対する書き込み方法であって、過
消去ベリファイ動作を指示する前記コマンドを前記不揮
発性半導体記憶装置に付与し、前記過消去ベリファイ動
作を実行させるステップと、前記過消去ベリファイ動作
の検証結果を得て、前記検証結果が過消去状態のメモリ
トランジスタの存在を示したとき、書き込み動作を指示
する前記コマンドを前記不揮発性半導体記憶装置に付与
し、前記過消去状態のメモリトランジスタに対する前記
書き込み動作を実行させるステップとを備えて構成され
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】図5は負電圧発生回路31の内部構成を示
す回路図である。同図に示すように、ドレイン,ゲート
共通のPMOSトランジスタT0〜Tn(n≧2の偶
数)が直列に接続され、PMOSトランジスタT0のゲ
ートは接地され、トランジスタTi(i=1〜n)のゲ
ートはキャパシタCiの一方電極に接続される。また、
トランジスタTnのソースがNMOSトランジスタQ1
ソースに接続され、NMOSトランジスタQ1はゲー
トに電源電圧Vccが印加される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】発振器41は発振状態となり、発振信号φ
及び反転発振信号バーφを出力すると、トランジスタT
1〜Tn及びキャパシタC1〜Cnによるチャージポン
プ現象により、0Vよりかなり低い負電圧VNCP がトラ
ンジスタQ1のドレインから出力される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】このような構成において、信号XOEV
“L”となり、プリデコード信号バーXが選択を指示す
る“L”レベルのとき、CMOSインバータ51及び5
2からなるループに“L”がラッチされCMOSインバ
ータ51の出力が“H”となるため、CMOSインバー
タ53の出力が“L”(GND)となり、選択状態のワ
ード線WLは“L”(GND)となる。一方、プリデコ
ード信号バーXが非選択を指示する“H”レベルのと
、CMOSインバータ51及び52からなるループに
“H”がラッチされCMOSインバータ51の出力が
“L”となるため、CMOSインバータ53の出力が負
電圧VNCP となり、非選択状態のワード線WLには負電
圧VNCP が印加される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】そして、ステップS35で、アドレスが最
終アドレス否かをチェックし、最終アドレスであれば
ステップS37に移行し、最終アドレスでなければステ
ップS36でアドレスインクリメントを行い、ステップ
S33に移行する。以下、最終アドレスの過消去ベリフ
ァイを終了するまで、ステップS33〜36の動作を繰
り返す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】制御回路33は、コマンドデコーダ13′
から過消去ビット自動書き込みコマンドを指示する動作
モード信号OEVを受けると活性状態となり、アドレス
レジスタ6を初期化し、入出力バッファ9の全データピ
ンに“L”が出力されるようにする。次に、Xデコーダ
32内のプリデコード信号バーXを選択的に“L”に
し、同時に負電圧発生回路31から−kVの負電圧VNC
P をXデコーダ32に出力させて、第1の実施例と同様
な方法により過消去ベリファイ動作を行って、センスア
ンプ8からそのベリファイ結果を出力させる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】そして、制御回路33は、ベリファイ結果
が過消去状態“1”を指示している場合、負電圧発生回
路31を非活性にして、過消去ベリファイ動作を一度停
止する。次に、入出力バッファ9から過消去状態“1”
を反転した“0”データを入力データレジスタに取り込
み、プログラム電圧発生回路10から発生するプログラ
ム電圧をタイマ15によって決められた時間、Xデコー
ダ32及びYデコーダ5に供給して過消去ビットのメモ
リセルMCに対するプログラムを行う。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】したがって、第3の実施例のフラッシュメ
モリに対し、過消去ビット自動書き込みコマンドを指示
する信号を入力信号バッファ14を介してコマンドレジ
スタ12に与えたのち、制御信号(アウトプットイネー
ブル信号)バーOEを“L”にして、読み出し状態にし
ておき、所定時間以内に所定のデータピンが“H”にな
れば、過消去ベリファイ動作が正常に完了したとみなし
過消去ビット自動書き込みコマンドを終了させる信号を
与え動作を終了させ、所定時間経過しても所定のデータ
ピンが“L”のままであれば、フラッシュメモリはデバ
イス不良とみなし過消去ビット自動書き込みコマンドを
終了させる信号を与え動作を終了させるようにすればよ
い。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】その後、制御回路33の管理下で、ステッ
プS63〜S68の動作を行う。まず、アドレスを初期
化し(ステップS63)、Xデコーダ32により、アド
レスの指示するワード線WLには0Vを、非選択ワード
線WLには負電圧VNCP を印加させて、ステップS64
でセンスアンプ8を介して得られるベリファイデータの
“1”/“0”に基づき、選択されたメモリセルMCの
オン/オフ状態を検証することにより、メモリセルMC
が過消去状態か否かを検証し、パス(正常消去状態)す
ればステップS65に、そうでなければステップS67
に移行する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】そして、ステップS65で、アドレスが最
終アドレス否かをチェックし、最終アドレスであれば
ステップS68で良品判定を指示するべく入出力バッフ
ァ9に接続される所定のデータピンを“H”にし、最終
アドレスでなければステップS66でアドレスインクリ
メントを行い、ステップS64に移行する。以下、最終
アドレスの過消去ベリファイを終了するまで、ステップ
S64〜66の動作を繰り返す。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】一方、ステップS64で過消去状態と判定
すると、ステップS67に移行し、過消去ビットすなわ
ち、過消去状態と判定されたメモリセルMCに対しプロ
グラム動作を実行し、ステップS64に戻る。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】一方、自動消去制御回路34は、動作モー
ド信号OEVを受け、タイマ15、ソース線スイッチ
3、アドレスレジスタ6、入出力バッファ9、プログラ
ム電圧発生回路10、ベリファイ電圧発生回路11に
御信号を出力し、消去動作を制御する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】図14は第4の実施例のフラッシュメモリ
の過消去ビット自動書き込み付き自動消去動作を示すフ
ローチャートである。同図を参照して、まず、初めに、
電圧Vcc,Vppが立ち上げられ(ステップS71)、次
の制御信号バーWEの立上がりで過消去ベビット自動書
き込み付き自動消去動作モードを指示する入力データが
コマンドレジスタ12にラッチされ(ステップS7
2)、その後、入力データがコマンドデコーダ13′で
デコードされ、過消去ビット自動書き込み付き自動消去
動作モードを指示する動作モード信号OEVが自動消去
制御回路34及び過消去ビット自動書き込み制御回路3
5に出力され、過消去ビット自動書き込み付き自動消去
動作モードとなる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】そして、ステップS76で、ベリファイ電
圧発生回路11により、消去ベリファイ電圧(〜3.2
V)を発生させ、Xデコーダ32により、アドレスの指
示するワード線WLにベリファイ電圧を印加させて、セ
ンスアンプ8を介して得られるベリファイデータの
“1”/“0”に基づき、選択されたメモリセルMCの
オン/オフ状態を検証することにより、メモリセルMC
が消去状態か否かを検証し、パス(消去状態)すればス
テップS77に移行し、そうでなければステップS75
に戻る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】そして、ステップS77で、アドレスが最
終アドレス否かをチェックし、最終アドレスであれば
ステップS79に移行し、最終アドレスでなければステ
ップS78でアドレスインクリメントを行い、ステップ
S76に移行する。以下、最終アドレスの消去ベリファ
イを終了するまで、ステップS76〜78の動作を繰り
返す。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正内容】
【0098】一方、ステップS76で消去状態でないと
判定されると、ステップS75に戻り、再びすべてのメ
モリセルMCに対し消去動作を実行し、ステップS76
に戻る。以降、ステップS76でパスするまで、ステッ
プS75及びS76の動作を繰り返す。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】ステップS79以降は、過消去ビット自動
書き込み制御回路35の管理下で、ステップS79〜8
4の動作を行う。まず、アドレスを初期化し(ステップ
79)、Xデコーダ32により、アドレスの指示する
ワード線WLには0Vを、非選択ワード線WLには負電
圧VNCP が印加されることにより、ステップS80でセ
ンスアンプ8を介して得られるベリファイデータの
“1”/“0”に基づき、選択されたメモリセルMCの
オン/オフ状態を検証することにより、メモリセルMC
が過消去状態か否かを検証され、パス(正常消去状態)
すればステップS81に、そうでなければステップS8
3に移行する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】そして、ステップS81で、アドレスが最
終アドレス否かをチェックし、最終アドレスであれば
ステップS84で良品判定を指示するべく入出力バッフ
ァ9に接続される所定のデータピンを“H”にし、最終
アドレスでなければステップS82でアドレスインクリ
メントを行い、ステップS80に移行する。以下、最終
アドレスの過消去ベリファイを終了するまで、ステップ
S80〜82の動作を繰り返す。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】一方、ステップS80で過消去状態と判定
されると、ステップS83に移行し、過消去ビットすな
わち、過消去状態と判定されたメモリセルMCに対しプ
ログラム動作を実行し、ステップS80に戻る。以降、
ステップS80でパスするまで、ステップS80及びS
83の動作を繰り返す。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正内容】
【0109】そして、ステップS103で、アドレスが
最終アドレス否かをチェックし、最終アドレスであれ
ば良品と判定し、最終アドレスでなければステップS1
04でアドレスインクリメントを行い、ステップS10
5でプログラムカウント数Xを0にしてステップS98
に移行する。以下、最終アドレスの過消去ベリファイを
終了するまで、ステップS98〜105の動作を繰り返
す。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】ステップS108で外部よりプログラムコ
マンドを入力し、ステップS109で過消去ビットプロ
グラム動作を行わせ、過消去ビットすなわち、過消去状
態と判定されたメモリセルMCに対しプログラム動作を
実行し、ステップS110でプログラムカウント数Xを
インクリメントしてステップS98で外部より消去ベリ
ファイコマンドを入力し、ステップS100あるいはス
テップS106でプログラム後の過消去状態のメモリ
ルが未消去状態になっているか否かの消去ベリファイ動
作を行わせる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0114
【補正方法】変更
【補正内容】
【0114】そして、ステップS100でプログラム後
の過消去状態のメモリセルが未消去状態になっていると
判定した場合、ステップS94で再び消去コマンドを入
力して、消去動作を行わせ、メモリアレイ1の全ビット
を消去する(ステップS95)。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正内容】
【0127】一方、ステップS116で消去状態でない
と判定されると、ステップS114に戻り、再びすべて
のメモリセルMCに対し消去動作を実行し、ステップS
115でアドレス初期設定を行い、ステップS116に
戻る。以降、ステップS116でパスするまで、ステッ
プS114〜S116の動作を繰り返す。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0128
【補正方法】変更
【補正内容】
【0128】一方、ステップS117で過消去状態と判
定されると、ステップS120に移行し、過消去ビット
すなわち、過消去状態と判定されたメモリセルMCに対
しプログラム動作を実行し、ステップS116に戻り、
消去ベリファイ動作を経た後、ステップS117に戻
る。以降、ステップS116でフェイルするかステップ
S117でパスするまで、ステップS116、S117
及びS120の動作を繰り返す。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正内容】
【0130】加えて、第6の実施例のフラッシュメモリ
は、続いて未消去ベリファイ動作を行い、この未消去ベ
リファイ動作により未消去状態のメモリセルMCの存在
認められれば、消去動作を実行することにより、上記
プログラム動作により未消去状態になったメモリセルM
Cをも救済することができる。また、救済不可能なメモ
リセルMCが存在する場合の不良品判定処理を自動的に
行うことができる。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0134
【補正方法】変更
【補正内容】
【0134】発振回路61及び分周回路62〜64は信
号PRSが“H”のとき活性化し、それぞれ発振動作及
び分周動作を行う。信号POEはトランスファゲート6
5のPMOSゲート部及びトランスファゲート66のN
MOSゲート部に出力されるとともに、インバータ67
を介してトランスファゲート65のNMOSゲート部及
びトランスファゲート66のPMOSゲート部に入力さ
れる。そして、トランスファゲート65及び66の他方
入力より得られる信号が出力信号TIMEとなる。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0146
【補正方法】変更
【補正内容】
【0146】さらに、請求項8記載の不揮発性半導体記
憶装置の消去方法を用いて、過消去ビットの書き込み動
作実行後のメモリトランジスタに対し未消去ベリファイ
動作を行わせ、未消去ベリファイ動作の検証結果が未消
去状態のメモリトランジスタの存在を示したとき、消去
動作を指示する前記コマンドを上記不揮発性半導体記憶
装置に付与し、消去動作を実行させることにより、書き
込み動作実行後に未消去状態になったメモリトランジス
タをも救済することができる。
【手続補正31】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正32】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的書き込み,消去可能な複数のメモ
    リトランジスタを有し、外部から入力されるコマンドが
    書き込み動作を指示するとき、前記複数のメモリセルの
    いずれかの閾値電圧を選択的に上昇させる書き込み動作
    を実行し、前記コマンドが消去動作を指示するとき前記
    複数のメモリトランジスタすべての閾値電圧を下降させ
    る消去動作を実行する機能を備えた不揮発性半導体記憶
    装置において、 いかなる状態のメモリトランジスタであっても強制的に
    オフさせるレベルのオフ電圧を発生するオフ電圧発生手
    段と、 正常な消去状態のメモリトランジスタであればオフし、
    正常消去状態の閾値電圧より所定レベル以上低下した閾
    値電圧を有する過消去状態のメモリトランジスタであれ
    ばオンするレベルのベリファイ電圧を発生するベリファ
    イ電圧発生手段と、 前記コマンドを受け、該コマンドが過消去ベリファイ動
    作を指示するとき、前記複数のメモリトランジスタのう
    ち、選択状態のメモリトランジスタのゲートに前記ベリ
    ファイ電圧を付与し、非選択状態のメモリトランジスタ
    のゲートに前記オフ電圧を付与することにより、前記選
    択状態のメモリトランジスタのオン/オフに基づき、過
    消去状態か否かを検証して検証結果を外部に出力する過
    消去ベリファイ動作を実行する過消去ベリファイ実行手
    段とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 電気的書き込み,消去可能な複数のメモ
    リトランジスタを有し、外部から入力されるコマンドが
    書き込み動作を指示するとき、前記複数のメモリセルの
    いずれかの閾値電圧を選択的に上昇させる書き込み動作
    を実行し、前記コマンドが消去動作を指示するとき前記
    複数のメモリトランジスタすべての閾値電圧を下降させ
    る消去動作を実行する機能を備えた不揮発性半導体記憶
    装置において、 いかなる状態のメモリトランジスタであっても強制的に
    オフさせるレベルのオフ電圧を発生するオフ電圧発生手
    段と、 正常な消去状態のメモリトランジスタであればオフし、
    正常消去状態の閾値電圧より所定レベル以上低下した閾
    値電圧を有する過消去状態のメモリトランジスタであれ
    ばオンするレベルのベリファイ電圧を発生するベリファ
    イ電圧発生手段と、 前記コマンドを受け、該コマンドが過消去メモリトラン
    ジスタ自動書き込み動作を指示するとき、前記複数のメ
    モリトランジスタのうち、選択状態のメモリトランジス
    タのゲートに前記ベリファイ電圧を付与し、非選択状態
    のメモリトランジスタのゲートに前記オフ電圧を付与す
    ることにより、前記選択状態のメモリトランジスタのオ
    ン/オフに基づき、正常消去状態か過消去状態かを検証
    する過消去ベリファイ動作を実行しながら、前記選択状
    態のメモリトランジスタが過消去状態である場合、該過
    消去状態のメモリトランジスタに対し前記書き込み動作
    を実行する自動書き込み実行手段とを備えたことを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 電気的書き込み,消去可能な複数のメモ
    リトランジスタを有し、外部から入力されるコマンドが
    書き込み動作を指示するとき、前記複数のメモリセルの
    いずれかの閾値電圧を選択的に上昇させる書き込み動作
    を実行し、前記コマンドが消去動作を指示するとき前記
    複数のメモリトランジスタすべての閾値電圧を下降させ
    る消去動作を実行する機能を備えた不揮発性半導体記憶
    装置において、 いかなる状態のメモリトランジスタであっても強制的に
    オフさせるレベルのオフ電圧を発生するオフ電圧発生手
    段と、 正常な消去状態のメモリトランジスタであればオフし、
    正常消去状態の閾値電圧より所定レベル以上低下した閾
    値電圧を有する過消去状態のメモリトランジスタであれ
    ばオンするレベルのベリファイ電圧を発生するベリファ
    イ電圧発生手段と、 前記コマンドを受け、該コマンドが消去及び過消去メモ
    リトランジスタ自動書き込み動作を指示するとき、前記
    消去動作を実行し、その後、前記複数のメモリトランジ
    スタのうち、選択状態のメモリトランジスタのゲートに
    前記ベリファイ電圧を付与し、非選択状態のメモリトラ
    ンジスタのゲートに前記オフ電圧を付与することによ
    り、前記選択状態のメモリトランジスタのオン/オフに
    基づき、正常消去状態か過消去状態かを検証する過消去
    ベリファイ動作を実行し、前記選択状態のメモリトラン
    ジスタが過消去状態である場合、該過消去状態のメモリ
    トランジスタに対し前記書き込み動作を実行する自動消
    去・書き込み実行手段とを備えたことを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 電気的書き込み,消去可能な複数のメモ
    リトランジスタを有し、外部から入力されるコマンドが
    書き込み動作を指示するとき、前記複数のメモリセルの
    いずれかの閾値電圧を選択的に上昇させる書き込み動作
    を実行し、前記コマンドが消去動作を指示するとき前記
    複数のメモリトランジスタすべての閾値電圧を下降させ
    る消去動作を実行し、前記コマンドが未消去ベリファイ
    動作を指示するとき、前記メモリトランジスタが正常消
    去状態の閾値電圧より所定レベル以上上昇した閾値電圧
    を有する未消去状態か否かを選択的に検証する未消去ベ
    リファイ動作を実行する機能を備えた不揮発性半導体記
    憶装置において、 いかなる状態のメモリトランジスタであっても強制的に
    オフさせるレベルのオフ電圧を発生するオフ電圧発生手
    段と、 正常な消去状態のメモリトランジスタであればオフし、
    正常消去状態の閾値電圧より所定レベル以上低下した閾
    値電圧を有する過消去状態のメモリトランジスタであれ
    ばオンするレベルのベリファイ電圧を発生するベリファ
    イ電圧発生手段と、 前記コマンドを受け、該コマンドが消去及び過消去メモ
    リトランジスタ自動書き込み動作を指示するとき、前記
    消去動作を実行し、その後、前記複数のメモリトランジ
    スタのうち、選択状態のメモリトランジスタのゲートに
    前記ベリファイ電圧を付与し、非選択状態のメモリトラ
    ンジスタのゲートに前記オフ電圧を付与することによ
    り、前記選択状態のメモリトランジスタのオン/オフに
    基づき、正常消去状態か過消去状態かを検証する過消去
    ベリファイ動作を実行し、前記選択状態のメモリトラン
    ジスタが過消去状態である場合、該過消去状態のメモリ
    トランジスタに対し前記書き込み動作を実行し、この書
    き込み動作実行後の前記過消去状態のメモリトランジス
    タに対し前記未消去ベリファイ動作を実行し、前記未消
    去ベリファイ動作の検証結果が未消去状態を指示すると
    き、前記消去動作を再び実行する自動消去・書き込み実
    行手段とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリトランジスタの閾値電圧の上
    昇度合いと正の関連のある前記書き込み動作の書き込み
    時間を、通常の書き込み動作に必要な第1の時間あるい
    は前記第1の時間より短い第2の時間で規定するタイマ
    をさらに備え、 前記タイマは、前記過消去状態のメモリトランジスタに
    対する書き込み動作を行う場合、前記書き込み時間を前
    記第2の実行時間に設定する請求項1ないし請求項4の
    いずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリトランジスタの閾値電圧の上
    昇度合いと正の関連のある前記書き込み動作に用いる書
    き込み電圧を、通常の書き込み動作に必要な第1の電圧
    あるいは前記第1の電圧より低い第2の電圧で規定する
    書き込み電圧発生手段をさらに備え、 前記書き込み電圧発生手段は、前記過消去状態のメモリ
    トランジスタに対する書き込み動作を行う場合、前記書
    き込み電圧を前記第2の電圧に設定する請求項1ないし
    請求項4のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
    に対する書き込み方法であって、 過消去ベリファイ動作を指示する前記コマンドを前記不
    揮発性半導体記憶装置に付与し、前記過消去ベリファイ
    動作を実行させるステップと、 前記過消去ベリファイ動作の検証結果を得て、前記検証
    結果が過消去状態のメモリトランジスタの存在を示した
    とき、書き込み動作を指示する前記コマンドを前記不揮
    発性半導体記憶装置に付与し、前記過消去状態のメモリ
    トランジスタに対する前記書き込み動作を実行させるス
    テップとを備えた不揮発性半導体記憶装置の書き込み方
    法。
  8. 【請求項8】 外部から入力されるコマンドが未消去ベ
    リファイ動作を指示するとき、前記メモリトランジスタ
    が正常消去状態の閾値電圧より所定レベル以上上昇した
    閾値電圧を有する未消去状態か否かを検証する機能をさ
    らに備えた請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置に対
    する消去方法であって、 過消去ベリファイ動作を指示する前記コマンドを前記不
    揮発性半導体記憶装置に付与し、前記過消去ベリファイ
    動作を実行させるステップと、 前記過消去ベリファイ動作の検証結果を得て、前記検証
    結果が過消去状態のメモリトランジスタの存在を示した
    とき、書き込み動作を指示する前記コマンドを前記不揮
    発性半導体記憶装置に付与し、前記過消去状態のメモリ
    トランジスタに対する前記書き込み動作を実行させるス
    テップと、 未消去ベリファイ動作を指示する前記コマンドを前記不
    揮発性半導体記憶装置に付与し、前記書き込み動作実行
    後のメモリトランジスタに対する前記未消去ベリファイ
    動作を実行させるステップと、 前記未消去ベリファイ動作の検証結果が未消去状態のメ
    モリトランジスタの存在を示したとき、消去動作を指示
    する前記コマンドを前記不揮発性半導体記憶装置に付与
    し、前記消去動作を実行させるステップと備えた不揮発
    性半導体記憶装置の消去方法。
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