JPH0588714B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0588714B2
JPH0588714B2 JP1075873A JP7587389A JPH0588714B2 JP H0588714 B2 JPH0588714 B2 JP H0588714B2 JP 1075873 A JP1075873 A JP 1075873A JP 7587389 A JP7587389 A JP 7587389A JP H0588714 B2 JPH0588714 B2 JP H0588714B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
alkyl group
lower alkyl
hydrogen atom
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1075873A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0228178A (ja
Inventor
Hirokazu Narita
Yozo Todo
Jun Nitsuta
Hiroyasu Takagi
Fumihiko Iino
Mikako Myajima
Yoshikazu Fukuoka
Isamu Saikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyama Chemical Co Ltd
Original Assignee
Toyama Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyama Chemical Co Ltd filed Critical Toyama Chemical Co Ltd
Priority to JP1075873A priority Critical patent/JPH0228178A/ja
Priority to CA000596351A priority patent/CA1340493C/en
Priority to GB8908096A priority patent/GB2217710B/en
Priority to AU32661/89A priority patent/AU601324B2/en
Priority to IL89931A priority patent/IL89931A/xx
Priority to US07/337,656 priority patent/US4990508A/en
Priority to DK198901925A priority patent/DK175649B1/da
Priority to ES8901409A priority patent/ES2016012A6/es
Priority to CH1530/89A priority patent/CH680793A5/de
Priority to NL8901007A priority patent/NL192832C/nl
Priority to SE8901464A priority patent/SE504625C2/sv
Priority to HU891938A priority patent/HU205759B/hu
Priority to KR1019890005253A priority patent/KR910005833B1/ko
Priority to FI891910A priority patent/FI91529C/fi
Priority to NO891650A priority patent/NO171214C/no
Priority to FR898905335A priority patent/FR2630441B1/fr
Priority to NZ228847A priority patent/NZ228847A/en
Priority to IT8947875A priority patent/IT1231760B/it
Priority to AT0095989A priority patent/AT398422B/de
Priority to DE3913245A priority patent/DE3913245C2/de
Priority to BE8900452A priority patent/BE1003252A4/fr
Publication of JPH0228178A publication Critical patent/JPH0228178A/ja
Publication of JPH0588714B2 publication Critical patent/JPH0588714B2/ja
Priority to HU95P/P00674P priority patent/HU211568A9/hu
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D498/06Peri-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/06Peri-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D513/06Peri-condensed systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、一般式
【化】 「式中、R1は、水素原子またはアルキル基を;
R2は、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、
ヒドロキシル基、アルアルキルオキシ基、アミノ
基、アルアルキルアミノ基、低級アルキルアミノ
基またはジ−低級アルキルアミノ基を;R3は、
水素原子、低級アルキル基、アミノ基、アシルア
ミノ基、アルアルキルオキシカルボニルアミノ
基、低級アルキルアミノ基、アシル低級アルキル
アミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、アミノ低級ア
ルキル基、アルコキシカルボニルアミノ低級アル
キル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ
−低級アルキルアミノ低級アルキル基およびヒド
ロキシ低級アルキル基から選ばれる1つ以上の基
を;R4は、水素原子、低級アルキル基、ハロゲ
ノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、
テトラヒドロピラニルオキシ低級アルキル基、低
級アルキリデン基およびR4が結合する炭素原子
とともにシクロアルカン環を形成する基から選ば
れる1つ以上の基を;Xは、ハロゲン原子を;お
よびAは、酸素原子もしくは硫黄原子または低級
アルキル基で置換されていてもよいイミノ基を、
それぞれ示す。」 で表わされる新規なピリドンカルボン酸誘導体お
よびその塩並びにそれらの製造法に関する。 本発明の目的は、グラム陽性菌およびグラム陰
性菌、とりわけ抗生物質耐性菌に対して強力な抗
菌作用を発揮するとともに、経口的または非経口
的投与により高い血中濃度が得られ、かつ安全性
が高いなどの優れた性質を有する一般式[]で表
わされる新規な化合物およびその塩並びにそれら
の製造法を提供することにある。 [従来の技術] 従来、ピリドベンゾオキサジン系合成抗菌剤と
してオフロキサシンが広く臨床で用いられている
が、抗菌力においていまだ不十分な面が見られ
る。その中で、とりわけ難治性である緑膿菌感染
症の治療に対する効果は満足すべきものではな
い。 [発明が解決しようとする課題] そのため、緑膿菌を含むグラム陰性菌のみなら
ずグラム陽性菌に対しても有効で広範囲の抗菌ス
ペクトルを有すると同時に、溶解性に優れ、高い
血中濃度を示し、かつ中枢系への作用のないなど
安全性の高い合成抗菌剤の開発が望まれていた。 [課題を解決するための手段] このような状況下において、本発明者らは鋭意
研究を行つた結果、一般式[]のピリドンカルボ
ン酸誘導体およびその塩が、上記の目的を達成す
ることを見出し、本発明を完成するに至つた。 なお、本明細書において特にことわらないかぎ
り、ハロゲン原子とは、たとえば、フツ素原子、
塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を;アルキ
ル基とは、たとえば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシ
ルまたはオクチルなどのC1〜10アルキル基を;低
級アルキル基とは、たとえば、上記したアルキル
基のうちC1〜5アルキル基を;アルコキシ基とは、
−O−アルキル基(アルキル基は、上記したと同
様の意味を有する。)を;低級アルキルアミノ基
とは、たとえば、メチルアミノ、エチルアミノま
たはプロピルアミノなどのC1〜5アルキルアミノ基
を;ジ−低級アルキルアミノ基とは、たとえば、
ジメチルアミノのようなジ−C1〜5アルキルアミノ
基を;アミノ低級アルキル基とは、たとえば、ア
ミノメチル、アミノエチルまたはアミノプロピル
などのアミノ−C1〜5アルキル基を;低級アルキル
アミノ低級アルキル基とは、たとえば、メチルア
ミノメチル、メチルアミノエチル、エチルアミノ
メチル、メチルアミノプロピルまたはプロピルア
ミノエチルなどのC1〜5アルキルアミノ−C1〜5アル
キル基を;ジ−低級アルキルアミノ低級アルキル
基とは、たとえば、ジメチルアミノメチル、ジエ
チルアミノメチル、ジエチルアミノエチルまたは
ジメチルアミノプロピルなどのジ−C1〜5アルキル
アミノ−C1〜5アルキル基を;ヒドロキシ低級アル
キル基とは、たとえば、ヒドロキシメチル、ヒド
ロキシエチルまたはヒドロキシプロピルなどのヒ
ドロキシ−C1〜5アルキル基を;ハロゲノ低級アル
キル基とは、たとえば、クロロメチル、ブロモメ
チル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、クロ
ロエチル、ジクロロエチル、トリクロロエチルま
たはクロロプロピルなどのハロゲノ−C1〜5アルキ
ル基を;低級アルキリデン基とは、たとえば、メ
チレン、エチリデン、プロピリデンまたはイソプ
ロピリデンなどのC1〜5アルキリデン基を;シクロ
アルカン環とは、たとえば、シクロプロパン、シ
クロブタン、シクロペンタンまたはシクロヘキサ
ンなどのC3〜6シクロアルカン環をそれぞれ意味す
る。 以下に、本発明を詳細に説明する。 一般式[]の化合物の塩としては、通常知られ
ているアミノ基などの塩基性基またはヒドロキシ
ルもしくはカルボキシル基などの酸性基における
塩を挙げることができる。塩基性基における塩と
しては、たとえば、塩酸、臭化水素酸または硫酸
などの鉱酸との塩;酒石酸、ギ酸、クエン酸、ト
リクロロ酢酸またはトリフルオロ酢酸などの有機
カルボン酸との塩;メタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メシチレ
ンスルホン酸またはナフタレンスルホン酸などの
スルホン酸との塩を、また、酸性基における塩と
しては、たとえば、ナトリウムまたはカリウムな
どのアルカリ金属との塩;カルシウムまたはマグ
ネシウムなどのアルカリ土類金属との塩;アンモ
ニウム塩;トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ピリジン、N,N−ジメ
チルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチ
ルモルホリン、ジエチルアミン、ジシクロヘキシ
ルアミン、プロカイン、ジベンジルアミン、N−
ベンジル−β−フエネチルアミン、1−エフエナ
ミンまたはN,N′−ジベンジルエチレンジアミ
ンなどの含窒素有機塩基との塩などを挙げること
ができる。 また、一般式[]の化合物およびその塩におい
て、異性体(たとえば、光学異性体、幾何異性体
および互変異性体など)が存在する場合、本発明
は、それらすべての異性体を包含し、また、すべ
ての結晶形、溶媒和物および水和物を包含するも
のである。 つぎに、本発明化合物の製造法について説明す
る。 本発明化合物は、たとえば、つぎに示す製造ル
ートによつて製造することができる。
【化】 「式中、R1、R3およびR4は、それぞれ、前記し
たと同様の意味を有し;R6は、水素原子または
カルボキシル保護基を;R6aは、カルボキシル保
護基を;R2aは、水素原子またはハロゲン原子
を;R2bは、アルコキシ基または保護されていて
もよいヒドロキシル基を;R2cは、保護されてい
てもよいアミノ基、保護されていてもよい低級ア
ルキルアミノ基またはジ−低級アルキルアミノ基
を;R7は、水素原子、低級アルキル基、保護さ
れていてもよいアミノ基、保護されていてもよい
低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルアミノ
基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護
されていてもよいアミノ低級アルキル基、保護さ
れていてもよい低級アルキルアミノ低級アルキル
基、ジ−低級アルキルアミノ低級アルキル基およ
び保護されていてもよいヒドロキシ低級アルキル
基から選ばれる1つ以上の基を;R8は、水素原
子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、
保護されていてもよいヒドロキシ低級アルキル
基、低級アルキリデン基およびR8が結合する炭
素原子とともにシクロアルカン環を形成する基か
ら選ばれる1つ以上の基を;R5は、水素原子ま
たはアミノ保護基を;Xは、ハロゲン原子を;お
よびAは、酸素原子もしくは硫黄原子または低級
アルキル基で置換されていてもよいイミノ基を、
それぞれ示す。」 R6、R6aおよびR7のカルボキシル保護基として
は、たとえば、接触還元、化学的還元もしくはそ
の他の緩和な条件で処理することにより脱離する
エステル形成基、または生体内において容易に脱
離するエステル形成基、または水もしくはアルコ
ールで処理することにより容易に脱離する有機シ
リル基、有機リン基もしくは有機スズ基などの特
開昭59−80665号に記載された通常のカルボキシ
ル保護基などが挙げられる。 R2cおよびR7におけるアミノ基、低級アルキル
アミノ基、アミノ低級アルキル基および低級アル
キルアミノ低級アルキル基の保護基並びにR5
アミノ基の保護基としては、通常当該分野で使用
される保護基が挙げられ、たとえば、ホルミル、
アセチル、ベンジルおよび特開昭59−80665号に
記載された通常のアミノ保護基などが挙げられ
る。 また、R2b、R7およびR8におけるヒドロキシル
基およびヒドロキシ低級アルキル基の保護基とし
ては、通常当該分野で使用される保護基が挙げら
れ、たとえば、水またはアルコールで処理するこ
とにより容易に脱離する有機シリル基およびホル
ミル、アセチル、ベンジルなどの特開昭59−
80665号に記載された通常のヒドロキシル保護基
などが挙げられる。 一般式[]、[]、[]、[]、[]、[]、
[]、[a]、[b]および[Ic]の化合物の塩として
は、一般式[]の化合物の塩で説明したと同様の
塩が挙げられる。 ついで、各工程について説明する。 (1) 一般式[]の化合物またはその塩は、一般式
[]の化合物またはその塩を通常当該分野で知
られているケトエステル化反応に付すことによ
つて得ることができる。 (i) たとえば、一般式[]の化合物またはその塩
のカルボキシル基を塩化チオニルのようなハロ
ゲン化剤で酸ハライドに誘導した後、マロン酸
ジエステルのナトリウムまたはエトキシマグネ
シウムなどの金属塩と反応させ、含水溶媒中、
p−トルエンスルホン酸またはトリフルオロ酢
酸を用いて部分的にカルボキシル保護基を脱離
および脱炭酸反応に付すことによつて、一般式
[]の化合物またはその塩に誘導することがで
きる。 酸ハライドとマロン酸ジエステルの金属塩と
の反応で使用される溶媒としては、反応に悪影
響をおよぼさないものであれば特に限定されな
いが、たとえば、ベンゼン、トルエンおよびキ
シレンなどの芳香族炭化水素類;ジオキサン、
テトラヒドロフランおよびジエチルエーテルな
どのエーテル類;塩化メチレン、クロロホルム
およびジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水
素類;並びにN,N−ジメチルホルムアミドお
よびN,N−ジメチルアセトアミドなどのアミ
ド類などが挙げられ、また、これらの溶媒を一
種または二種以上混合して使用してもよい。 マロン酸ジエステルの金属塩の使用量は、一
般式[]の化合物の酸ハライドに対して、等モ
ル以上、好ましくは、1〜3倍モルである。 この反応は、通常、−50〜100℃で、5分〜30
時間実施すればよい。 (ii) 別法として、たとえば、アンゲバンテ・ヘ
ミ・インターナシヨナル・エデイシヨン・イ
ン・イングリツシユ(Angew.Chem.Int.Ed.
Engl.)第18巻、第72頁(1979年)に記載の方
法に準じて、一般式[]の化合物またはその塩
のカルボキシル基を、たとえば、N,N′−カ
ルボニルジイミダゾールで活性酸アミドに誘導
した後、マロン酸モノエステルのマグネシウム
塩と反応させ、一般式[]の化合物またはその
塩を得ることもできる。 活性酸アミドとマロン酸モノエステルのマグ
ネシウム塩との反応で使用される溶媒として
は、反応に悪影響をおよぼさないものであれば
特に限定されないが、具体的には前述の(1)(i)と
同様の溶媒が挙げられる。 N,N′−カルボニルジイミダゾールおよび
マロン酸モノエステルのマグネシウム塩の使用
量は、一般式[]の化合物またはその塩に対し
て、それぞれ等モル以上、好ましくは、1〜2
倍モルである。 この反応は、通常、0〜100℃、好ましくは、
10〜80℃で、5分〜30時間実施すればよい。 (2) (i) 一般式[]の化合物またはその塩は、一
般式[]の化合物またはその塩に、無水酢酸
中、オルトギ酸メチルまたはオルトギ酸エチル
を反応させた後、一般式[]の化合物またはそ
の塩(光学活性な一般式[]の化合物またはそ
の塩を使用すれば、光学活性な一般式[]のピ
リドンカルボン酸誘導体へ誘導することができ
る。)を反応させることによつて得ることがで
きる。 この反応で使用される溶媒としては、反応に
悪影響をおよぼさないものであれば特に限定さ
れないが、たとえば、ベンゼン、トルエンおよ
びキシレンなどの芳香族炭化水素類;ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、アニソール、ジエチ
レングリコールジエチルエーテルおよびジメチ
ルセロソルブなどのエーテル類;メタノール、
エタノールおよびプロパノールなどのアルコー
ル類;塩化メチレン、クロロホルムおよびジク
ロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;N,
N−ジメチルホルムアミドおよびN,N−ジメ
チルアセトアミドなどのアミド類;並びにジメ
チルスルホキシドなどのスルホキシド類などが
挙げられ、また、これらの溶媒を一種または二
種以上混合して使用してもよい。 オルトギ酸メチルまたはオルトギ酸エチルの
使用量は、一般式[]の化合物またはその塩に
対して、それぞれ等モル以上、好ましくは、約
1〜10倍モルである。 この反応は、通常、0〜150℃、好ましくは、
50〜150℃で、20分〜50時間実施すればよい。 ついで、一般式[]の化合物またはその塩を
反応させるには、この一般式[]の化合物また
はその塩を一般式[]の化合物またはその塩に
対して、等モル以上使用し、通常、0〜100℃、
好ましくは、10〜60℃で、20分〜30時間実施す
ればよい。 (ii) 別法として、一般式[]の化合物またはその
塩に、N,N−ジメチルホルムアミドジメチル
アセタールまたはN,N−ジメチルホルムアミ
ドジエチルアセタールなどのアセタール類を反
応させた後、一般式[]の化合物またはその塩
(光学活性な一般式[]の化合物またはその塩
を使用すれば、光学活性な一般式[]のピリド
ンカルボン酸誘導体へ誘導することができる。)
を反応させて、一般式[]の化合物またはその
塩へ誘導することもできる。 この反応で使用される溶媒としては、反応に
悪影響をおよぼさないものであれば特に限定さ
れないが、具体的には前述の(2)(i)と同様の溶媒
が挙げられる。 アセタール類の使用量は、一般式[]の化合
物またはその塩に対して、等モル以上、好まし
くは、約1.0〜5.0倍モルである。 この反応は、通常、0〜100℃、好ましくは、
50〜85℃で、20分〜50時間実施すればよい。 ついで、一般式[]の化合物またはその塩を
反応させるには、この一般式[]の化合物また
はその塩を一般式[]の化合物またはその塩に
対して、等モル以上使用し、通常、0〜100℃、
好ましくは、10〜60℃で、20分〜30時間実施す
ればよい。 (3) 一般式[]の化合物またはその塩は、一般式
[]の化合物またはその塩を、フツ化塩もしく
は塩基の存在下または不存在下に閉環反応に付
すことによつて得ることができる。 この反応で使用される溶媒としては、反応に
悪影響をおよぼさない溶媒であれば特に限定さ
れないが、たとえば、N,N−ジメチルホルム
アミドおよびN,N−ジメチルアセトアミドな
どのアミド類;ジオキサン、アニソール、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルおよびジメ
チルセロソルブなどのエーテル類;並びにジメ
チルスルホキシドのようなスルホキシド類など
が挙げられ、また、これらの溶媒を一種または
二種以上混合して使用してもよい。 この反応で所望に応じて用いられるフツ化塩
としては、たとえば、フツ化ナトリウムまたは
フツ化カリウムなどが挙げられ、所望に応じて
用いられる塩基としては、たとえば、炭酸水素
ナトリウム、炭酸カリウム、カリウムtert−ブ
トキシドまたは水素化ナトリウムなどが挙げら
れ、それらの使用量は、一般式[]の化合物ま
たはその塩に対して、それぞれ等モル以上、好
ましくは、1.0〜1.5倍モルである。 この反応は、通常、0〜180℃で、5分〜30
時間実施すればよい。 (4) (i) 一般式[a]の化合物またはその塩は、
一般式[]の化合物またはその塩を、フツ化塩
もしくは塩基の存在下または不存在下に閉環反
応に付すことによつて得ることができる。 この反応は前述の(3)で説明した閉環反応と同
様の反応条件で実施すればよい。 (ii) 別法として、一般式[a]の化合物またはそ
の塩は、一般式[]の化合物またはその塩を、
フツ化塩もしくは塩基の存在下または不存在下
に閉環反応に付すことによつて得ることもでき
る。 この反応で所望に応じて用いられるフツ化塩
または塩基の使用量は、一般式[]の化合物ま
たはその塩に対して、それぞれ2倍モル以上で
ある。 この反応は、通常、0〜180℃で、5分〜30
時間実施すればよい。 (5) 一般式[b]の化合物またはその塩は、塩基
の存在下または不存在下、R2aがハロゲン原子
である一般式[a]の化合物またはその塩に、
一般式[]のアルコール類またはその塩を反応
させることによつて得ることができる。 この反応で使用される溶媒としては、反応に
悪影響をおよぼさない溶媒であれば特に限定さ
れないが、たとえば、ベンゼン、トルエンおよ
びキシレンなどの芳香族炭化水素類;ジオキサ
ン、テトラヒドロフランおよびジエチルエーテ
ルなどのエーテル類;塩化メチレン、クロロホ
ルムおよびジクロロエタンなどのハロゲン化炭
化水素類;アセトニトリルのようなニトリル
類;並びにN,N−ジメチルホルムアミドおよ
びN,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド
類などが挙げられ、また、これらの溶媒を一種
または二種以上混合して使用してもよい。 また、この反応で所望に応じて用いられる塩
基としては、たとえば、ナトリウム、カリウ
ム、カリウムtert−ブトキシドまたは水素化ナ
トリウムなどが挙げられる。 一般式[]のアルコール類またはその塩およ
び所望に応じて用いられる塩基の使用量は、
R2aがハロゲン原子である一般式[a]の化合物
またはその塩に対して、それぞれ等モル以上で
ある。 この反応は、通常、0〜150℃で、10分〜20
時間実施すればよい。 (6) 一般式[c]の化合物またはその塩は、塩基
の存在下または不存在下、R2aがハロゲン原子
である一般式[a]の化合物またはその塩に一
般式[]のアミン類またはその塩を反応させる
ことによつて得ることができる。 この反応で使用される溶媒としては、反応に
悪影響をおよぼさないものであれば特に限定さ
れないが、たとえば、前述の(5)と同様の溶媒が
挙げられる。 また、この反応で所望に応じて用いられる塩
基としては、たとえば、トリエチルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビ
シクロ−[5.4.0]ウンデクー7−エン(DBU)、
ピリジン、カリウム tert−ブトキシド、炭酸
カリウム、炭酸ナトリウムまたは水素化ナトリ
ウムなどの有機または無機塩基が挙げられる。 一般式[]のアミン類またはその塩の使用量
は、一般式[a]の化合物またはその塩に対し
て、好ましくは、2〜10倍モルであるが、塩基
を適宜使用することによつて一般式[]のアミ
ン類またはその塩の使用量を減らすことができ
る。 この反応は、通常、0〜150℃、好ましくは、
15〜100℃で、5分〜30時間実施すればよい。 また一般式[]の化合物またはその塩を、たと
えば、酸化反応、還元反応、転位反応、置換反
応、ハロゲン化反応、脱水反応および加水分解反
応などの自体公知の反応に付すことによつて、ま
たはそれらを適宜組み合わせることによつて、他
の一般式[]の化合物またはその塩に変換するこ
とができる。 一般式[]、[]、[]、[]、[]、[]およ
び[]の化合物において、アミノ基、ヒドロキシ
ル基またはカルボキシル基を有する化合物は、あ
らかじめこれらの基を通常の保護基で保護してお
き、反応後、自体公知の方法でこれらの保護基を
脱離することができる。 本発明化合物を製造するための原料である一般
式[]の化合物またはその塩は、新規化合物であ
り、たとえば、つぎに示す製造ルートにしたがつ
て合成することができる。
【化】 「式中、R6、R6a、R2aおよびXは、それぞれ前
記したと同様の意味を有し;R6bは、R6と同様の
カルボキシル保護基を;R7aは、水素原子または
R7と同様の保護されていてもよいアミノ基、保
護されていてもよい低級アルキルアミノ基、ジ−
低級アルキルアミノ基、保護されていてもよいア
ミノ低級アルキル基、保護されていてもよい低級
アルキルアミノ低級アルキル基、ジ−低級アルキ
ルアミノ低級アルキル基もしくは保護されていて
もよいヒドロキシ低級アルキル基を;R7bは、R7
と同様の低級アルキル基を;R7cは、水素原子ま
たはR7と同様の低級アルキル基を、それぞれ示
す。」 一般式[]、[XI]または[]の化合物もしく
はそれらの塩において、2つのR6bは同一または
異なつていてもよい。 一般式[]、[]、[]、[]、[]、
[]、[]、[]、[a]、[b]、および
[c]の化合物の塩としては、一般式[]の化合物
の塩で説明したと同様の塩が挙げられる。 また、一般式[]および[XII]の化合物の活性メ
チレンの塩としては、たとえば、ナトリウム、カ
リウム、リチウムなどのアルカリ金属との塩が挙
げられる。 一般式[]の化合物またはその塩を米国特許第
3590036号に記載の方法に準じて、一般式[]の
化合物またはその塩と反応させることによつて、
一般式[XI]の化合物またはその塩に誘導し、これ
を通常の方法によつて、脱保護および脱炭酸反応
を行い、ついで、カルボキシル保護基を導入する
ことによつて、一般式[XII]の化合物またはその塩
に誘導することができる。 これをケーミシエ・ベリヒテ(Chem.Ber.)第
99巻、第2407頁(1966年)に記載の方法に準じ
て、一般式[]の化合物またはその塩に誘導す
ることができる。 さらに、一般式[]の化合物またはその塩を
ジアゾアルカンと反応させることによつて、一般
式[]の化合物またはその塩に誘導することが
できる。 一般式[a]の化合物またはその塩は、一般式
[]の化合物またはその塩を、脱保護反応、還
元反応、アミノ化反応、クルチウス(Curtius)
反応もしくはアルキル化反応などの自体公知の反
応に付すことによつて、またはこれらの反応を適
宜組み合わせることによつて得ることができる。 一般式[b]の化合物またはその塩は、一般式
[]の化合物またはその塩を、通常の方法によ
り、脱保護および脱炭酸反応に付すことによつ
て、一般式[]の化合物またはその塩に誘導
し、ついで、これをジアゾアルカンと1,3−双
極子付加反応を行い、さらに加熱脱窒素反応させ
ることによつて得ることができる。 また、別法として一般式[b]の化合物または
その塩は、通常の方法によつて、一般式[]の
化合物もしくはその塩または一般式[]の化合
物もしくはその塩を水素ナトリウムなどの塩基の
存在下に、ヨウ化トリメチルスルホキソニウムと
反応させ、一般式[]の化合物またはその塩に
誘導し、ついで、これを通常の脱保護および脱炭
酸反応に付しても得ることができる。 一般式[]の化合物またはその塩を臭素化ま
たは塩素化反応に付した後、たとえば、DBUな
どの塩基を作用させ、ついで、一般式[]の化合
物またはその塩を反応させ、一般式[]の化合
物またはその塩に誘導し、ついで、これを通常の
脱保護および脱炭酸反応に付し、さらに、カルボ
キシル保護基を導入することによつて、一般式
[]の化合物またはその塩に誘導することがで
きる。さらに、一般式[]の化合物またはその
塩を、脱保護反応、還元反応、アミノ化反応、ク
ルチウス反応もしくはアルキル化反応などの自体
公知の反応に付すことによつて、またはこれらの
反応を適宜組み合わせることによつて、一般式
[c]の化合物またはその塩を得ることができる。 さらに、一般式[]、[XI]、[]、[XII]、[
]、[]、[]、[]および[]の化合
物において、アミノ基、ヒドロキシル基またはカ
ルボキシル基を有する化合物は、あらかじめこれ
らの基を通常の保護基で保護しておき、反応後、
自体公知の方法でこれらの保護基を脱離すること
ができる。 このようにして得られた一般式[]の化合物ま
たはその塩は、抽出、晶出、カラムクロマトグラ
フイーなどの常法にしたがつて単離精製すること
ができる。 本発明化合物を医薬として用いる場合、通常製
剤化に使用される担体を適宜用い、常法にしたが
つて、錠剤、カプセル剤、散剤、シロツプ剤、顆
粒剤、坐剤、軟膏剤または注射剤などに調製すれ
ばよい。また投与方法、投与量および投与回数は
患者の症状に応じて適宜選択することができ、通
常成人に対しては、経口または非経口(たとえ
ば、注射、点滴、直腸部位への投与など)的投与
により、0.1〜100mg/Kg/日を1〜数回に分割し
て投与すればよい。 [発明の効果] つぎに、本発明の代表的化合物についての薬理
作用を示す。 1 抗菌作用 試験方法 日本化学療法学会標準法[ケモテラピー
(CHEMOTHERAPY)第29巻、第1号、第76〜
79頁(1981年)]にしたがい、ハート インフユ
ージヨン ブロース(Heart Inffusion broth)
(栄研化学社製)で37℃、20時間培養し、菌量を
106個/mlに調整した菌液1白金耳を、薬剤を含
むハートインフユージヨン アガー(Heart
Infusion agar)培地(栄研化学社製)に接種し、
37℃で20時間培養した後、菌の発育の有無を観察
し、菌の発育が阻止された最少濃度をもつて
MIC(μg/ml)とした。 その結果を、表−1に示す。 なお、表−1中の記号はつぎの意味を示す。 *:β−ラクタマーゼ産生菌 被検化合物 1 10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フル
オロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸の塩酸
塩 2 8−アミノ−10−(1−アミノシクロプロピ
ル)−9−フルオロ−3−メチル−7−オキソ
−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,
3−de][1,4]ベンゾオキサジン−6−カ
ルボン酸の塩酸塩 3 10−(1−アミノシクロプロピル)−8,9−
ジフルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3
−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de]
[1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸
の塩酸塩 4 10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フル
オロ−8−ヒドロキシ−3−メチル−7−オキ
ソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,
3−de][1,4]ベンゾオキサジン−6−カ
ルボン酸の塩酸塩 5 (S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−
フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−
ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de]
[1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸
の塩酸塩 6 10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フル
オロ−3−フルオロメチル−7−オキソ−2,
3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de]
[1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸
の塩酸塩 7 (S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−3−
エチル−9−フルオロ−7−オキソ−2,3−
ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de]
[1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸
の塩酸塩 8 10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フル
オロ−3−メチレン−7−オキソ−2,3−ジ
ヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸の臭化
水素酸塩 9 10′−(1−アミノシクロプロピル)−9′−フ
ルオロ−7′−オキソスピロ{シクロプロパン−
1,3′(2′H)−[7H]−ピリド[1,2,3−
de][1,4]ベンゾオキサジン}−6′−カルボ
ン酸の塩酸塩 10 (S)−10−(1−アミノ−2−メチルシクロプ
ロピル)−9−フルオロ−3−メチル−7−オ
キソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,
2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン−6
−カルボン酸の塩酸塩 11 (S)−10−[1−(N−メチルアミノ)シクロプ
ロピル]−9−フルオロ−3−メチル−7−オ
キソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,
2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン−6
−カルボン酸の塩酸塩 対照化合物:(±)9−フルオロ−2,3−ジヒド
ロ−3−メチル−10−(4−メチル−1−ピペ
ラジニル)−7−オキソ−7H−ピリド[1,
2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン−6
−カルボン酸(オフロキサシン)
【表】
【表】 2 急性毒性 1群3匹のICR系雄性マウス(体重;22±1
g)に被検化合物を静脈内投与し、急性毒性を検
討した。 なお、被検化合物は、0.1N水酸化ナトリウム
水溶液に溶解させて調製した。 その結果、被検化合物No.5の50%致死量
(LD50)は、1000mg/Kg以上であつた。 [実施例] つぎに本発明を参考例および実施例を挙げて説
明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、参考例および実施例中で用いられる
記号は、それぞれつぎの意味を有する。 Me:メチル Et:エチル Z:ベンジルオキシカルボニル −:tert−ブチル Boc:tert−ブトキシカルボニル THP:2−テトラヒドロピラニル TFA:トリフルオロ酢酸 DMSO:N,N−ジメチルスルホキシド D2O:重水 また、カラムクロマトグラフイーにおける担体
は、特にことわらない限り、キーゼルゲル60、ア
ート、7734(Kieselgel60、Art.7734、メルク社
製)を用いた。さらに溶離液における混合比は、
すべて容量比である。 参考例 1 60%水素化ナトリウム10.2gをN,N−ジメチ
ルホルムアミド500mlに懸濁させ、氷冷下、マロ
ン酸ジ−tert−ブチルエステル55.0gを1時間を
要して滴下し、同温度で10分間攪拌した後、ペン
タフルオロ安息香酸メチルエステル48.0gを加
え、室温で2時間攪拌する。反応混合物を水1
および酢酸エチル400mlの混合液に加え、6N塩酸
でPH3に調整した後、有機層を分取する。分取し
た有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下
に溶媒を留去し、得られた残留物をトリフルオロ
酢酸150mlに溶解させ、室温で20時間攪拌する。
減圧下に反応液を濃縮し、得られた残留物にジエ
チルエーテル200mlおよび水600mlを加え、有機層
を分取する。分取した有機層を水および飽和食塩
水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留
物にトルエン50mlを加え、1.5時間還流する。減
圧下に反応混合物を濃縮し、得られた残留物にn
−ヘキサンを加えて結晶を取すれば、4−カル
ボキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロ
安息香酸メチルエステル31.3g(収率55.5%)を
得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1735,1720(sh) 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−カルボキシメチル−2,3,5−トリフル
オロ安息香酸エチルエステル IR(KBr)cm-1;νc=p1710 参考例 2 4−カルボキシメチル−2,3,5,6−テト
ラフルオロ安息香酸メチルエステル31.3gをジエ
チルエーテル50mlに溶解させ、室温でジフエニル
ジアゾメタン−石油エーテル溶液を赤色が消失し
なくなるまで滴下する。析出結晶を取すれば、
4−ジフエニルメトキシカルボニルメチル−2,
3,5,6−テトラフルオロ安息香酸メチルエス
テル48.6g(収率95.7%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1730 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−ジフエニルメトキシカルボニルメチル−
2,3,5−トリフルオロ安息香酸エチルエステ
ル IR(KBr)cm-1;νc=p1730 参考例 3 4−ジフエニルメトキシカルボニルメチル−
2,3,5,6−テトラフルオロ安息香酸メチル
エステル48.6gをN,N−ジメチルホルムアミド
486mlに溶解させ、パラホルムアルデヒド3.54g
およびナトリウムメチラート61mgを加え、室温で
2時間攪拌する。反応混合物に酢酸エチル300ml
および水800mlを加え、有機層を分取する。分取
した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下
に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマ
トグラフイー(溶離液;トルエン:酢酸エチル=
10:1)で精製すれば、4−(1−ジフエニルメ
トキシカルボニル−2−ヒドロキシエチル)−2,
3,5,6−テトラフルオロ安息香酸メチルエス
テル35.0g(収率67.0%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νc=p1735 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−(1−ジフエニルメトキシカルボニル−2
−ヒドロキシエチル)−2,3,5−トリフルオ
ロ安息香酸エチルエステル IR(ニート)cm-1;νc=p1720 参考例 4 4−(1−ジフエニルメトキシカルボニル−2
−ヒドロキシエチル)−2,3,5,6−テトラ
フルオロ安息香酸メチルエステル35.0gを塩化メ
チレン175mlに溶解させ、氷冷下、メタンスルホ
ニルクロリド7.9gを加えた後、トリエチルアミ
ン16.8gを10分間を要して滴下し、同温度で1時
間攪拌する。反応混合物に水200mlを加え、2N塩
酸でPH1に調整した後、有機層を分取する。分取
した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。つい
で、減圧下に溶媒を留去すれば、4−(1−ジフ
エニルメトキシカルボニルビニル)−2,3,5,
6−テトラフルオロ安息香酸メチルエステル33.0
g(収率97.9%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νc=p1730 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−(1−ジフエニルメトキシカルボニルビニ
ル)−2,3,5−トリフルオロ安息香酸エチル
エステル IR(ニート)cm-1;νc=p1720 参考例 5 4−(1−ジフエニルメトキシカルボニルビニ
ル)−2,3,5−トリフルオロ安息香酸エチル
エステル3.08gをジエチルエーテル30mlに溶解さ
せ、氷冷下、N−メチル−N−ニトロソウレア
2.0gから調製した、ジアゾメタン−ジエチルエ
ーテル溶液を加え、室温で12時間攪拌する。減圧
下に反応混合物を濃縮し、得られた残留物をトル
エン30mlに溶解させ、60℃で1時間攪拌する。減
圧下に反応混合物を濃縮し、得られた残留物をカ
ラムクロマトグラフイー(溶離液;トルエン)で
精製すれば、4−(1−ジフエニルメトキシカル
ボニル−2−メチルビニル)−2,3,5−トリ
フルオロ安息香酸エチルエステル2.90g(収率
91.2%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νc=p1715 参考例 6 4−(1−ジフエニルメトキシカルボニルビニ
ル)−2,3,5,6−テトラフルオロ安息香酸
メチルエステル3.2gをアニソール15mlに溶解さ
せ、トリフルオロ酢酸15mlを加えた後、室温で1
時間攪拌する。減圧下に反応混合物を濃縮し、得
られた残留物にn−ヘキサン20mlを加え、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液でPH7.5に調整した後、
水層を分取する。分取した水層に酢酸エチル50ml
を加え、6N塩酸でPH1に調整した後、有機層を
分取する。分取した有機層を水および飽和食塩水
で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
させる。ついで、減圧下に溶媒を留去すれば、4
−(1−カルボキシビニル)−2,3,5,6−テ
トラフルオロ安息香酸メチルエステル1.9g(収
率95.0%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1730,1695 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−(1−カルボキシビニル)−2,3,5−ト
リフルオロ安息香酸エチルエステル IR(KBr)cm-1;νc=p1710,1695(sh) 参考例 7 4−(1−カルボキシビニル)−2,3,5,6
−テトラフルオロ安息香酸メチルエステル3.0g
をN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶解さ
せ、130〜140℃で1.5時間攪拌する。減圧下に反
応混合物を濃縮し、得られた残留物をカラムクロ
マトグラフイー(溶離液;トルエン:n−ヘキサ
ン=1:1)で精製すれば、2,3,5,6−テ
トラフルオロ−4−ビニル安息香酸メチルエステ
ル2.0g(収率79.1%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νc=p1740 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ2,3,5−トリフルオロ−4−ビニル安息香
酸エチルエステル IR(ニート)cm-1;νc=p1720 参考例 8 2,3,5,6−テトラフルオロ−4−ビニル
安息香酸メチルエステル2.0gをジエチルエーテ
ル10mlに溶解させ、氷冷下、N−メチル−N−ニ
トロソウレア3.0gから調製した、ジアゾメタン
−ジエチルエーテル溶液を加え、室温で2時間攪
拌する。減圧下に反応混合物を濃縮し、得られた
残留物をキシレン15mlに溶解させ、1時間還流す
る。ついで、減圧下に反応混合物を濃縮すれば、
4−シクロプロピル−2,3,5,6−テトラフ
ルオロ安息香酸メチルエステル2.1g(収率99.1
%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νc=p1735 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−シクロプロピル−2,3,5−トリフルオ
ロ安息香酸エチルエステル IR(ニート)cm-1;νc=p1715 参考例 9 60%水素化ナトリウム3.7gをN,N−ジメチ
ルホルムアミド330mlに懸濁させ、氷冷下、ヨウ
化トリメチルスルホキソニウム20.2gを加え、室
温で1時間攪拌した後、4−(1−ジフエニルメ
トキシカルボニルビニル)−2,3,5,6−テ
トラフルオロ安息香酸メチルエステル33.0gを加
え、同温度で2時間攪拌する。反応混合物に酢酸
エチル300mlおよび水900mlを加え、2N塩酸でPH
1に調整した後、有機層を分取する。分取した有
機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒
を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグラ
フイー(溶離液;トルエン)で精製すれば、4−
(1−ジフエニルメトキシカルボニルシクロプロ
ピル)−2,3,5,6−テトラフルオロ安息香
酸メチルエステル22.5g(収率66.1%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νc=p1735 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−(1−ジフエニルメトキシカルボニルシク
ロプロピル)−2,3,5−トリフルオロ安息香
酸エチルエステル IR(KBr)cm-1;νc=01725 Γ4−(1−ジフエニルメトキシカルボニル−2
−メチルシクロプロピル)−2,3,5−トリフ
ルオロ安息香酸エチルエステル IR(ニート)cm-1;νc=p1715 参考例 10 4−(1−ジフエニルメトキシカルボニルシク
ロプロピル)−2,3,5,6−テトラフルオロ
安息香酸メチルエステル22.5gをアニソール60ml
に溶解させ、トリフルオロ酢酸80mlを加え、室温
で2時間攪拌する。減圧下に反応混合物を濃縮
し、得られた残留物にn−ヘキサンを加えて結晶
を取すれば、4−(1−カルボキシシクロプロ
ピル)−2,3,5,6−テトラフルオロ安息香
酸メチルエステル12.7g(収率88.8%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1745,1690 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−(1−カルボキシシクロプロピル)−2,
3,5−トリフルオロ安息香酸エチルエステル IR(KBr)cm-1;νc=p1715,1685 Γ4−(1−カルボキシ−2−メチルシクロプロ
ピル)−2,3−5−トリフルオロ安息香酸エチ
ルエステル IR(KBr)cm-1;νc=p1715,1690 参考例 11 4−(1−カルボキシシクロプロピル)−2,
3,5,6−テトラフルオロ安息香酸メチルエス
テル500mgをバーナー直火で約20秒間反応させ、
脱炭酸を完結させる。得られた残留物をカラムク
ロマトグラフイー(溶離液;トルエン)で精製す
れば、4−シクロプロピル−2,3,5,6−テ
トラフルオロ安息香酸メチルエステル210mg(収
率49.5%)を得る。 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−シクロプロピル−2,3,5−トリフルオ
ロ安息香酸エチルエステル これらの化合物の物性は、参考例8で得られた
ものと一致した。 参考例 12 4−(1−カルボキシシクロプロピル)−2,
3,5,6−テトラフルオロ安息香酸メチルエス
テル9.0gをN,N−ジメチルホルムアミド90ml
に溶解させ、氷冷下、クロル炭酸エチル4.0gお
よびトリエチルアミン3.7gを加え、同温度で30
分間攪拌する。ついで、氷冷下、アジ化ナトリウ
ム2.6gを加え、同温度で1時間攪拌する。反応
混合物に酢酸エチル150mlおよび水300mlを加え、
2N塩酸でPH1に調整した後、有機層を分取する。
分取した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄
した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減
圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をジオキサ
ン90mlおよびベンジルアルコール8.1gに溶解さ
せ、1時間還流する。減圧下に反応混合物を濃縮
し、得られた残留物をカラムクロマトグラフイー
(溶離液;トルエン)で精製すれば、4−(1−ベ
ンジルオキシカルボニルアミノシクロプロピル)
−2,3,5,6−テトラフルオロ安息香酸メチ
ルエステル10.6g(収率86.9%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1740,1700 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)−2,3,5−トリフルオロ安息
香酸エチルエステル IR(KBr)cm-1;νc=p1735,1700 Γ4−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−
2−メチルシクロプロピル)−2,3,5−トリ
フルオロ安息香酸エチルエステル IR(ニート)cm-1;νc=p1710 参考例 13 (1) 2,3,5−トリフルオロ−4−ビニル安息
香酸エチルエステル15.65gを塩化メチレン160
mlに溶解させ、臭素11.4gを塩化メチレン160
mlに溶解させ、臭素11.4gを加え、室温で3時
間攪拌する。反応混合物に水100mlを加えた後、
有機層を分取する。分取した有機層を水および
飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、
得られた残留物を塩化メチレン100mlに溶解さ
せ、氷冷下、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]
ウンデクー7−エン20.7gを加え、室温で1時
間攪拌する。反応液に水100mlを加え、2N塩酸
でPH1.5調整した後、有機層を分取する。分取
した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減
圧下に溶媒を留去した後、得られた残留物を
N,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶解させ
る。 (2) 60%水素化ナトリウム1.90gをN,N−ジメ
チルホルムアミド150mlに懸濁させ、氷冷下、
マロン酸ジ−tert−ブチルエステル10.15gを15
分間を要して滴下し、同温度で1時間攪拌す
る。この反応混合物に氷冷下、(1)で得られた
N,N−ジメチルホルムアミド溶液を5分間を
要して滴下し、室温で12時間攪拌する。反応混
合物を酢酸エチル250mlおよび水300mlの混合液
に加え、2N塩酸でPH3に調整した後、有機層
を分取する。分取した有機層を水および飽和食
塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られ
た残留物をカラムクロマトグラフイー(溶離
液;トルエン)で精製すれば、4−(2,2−
ジ−tert−ブトキシカルボニルシクロプロピ
ル)−2,3,5−トリフルオロ安息香酸エチ
ルエステル12.69g(収率42.0%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1720(sh),1710 参考例 14 4−(2,2−ジ−tert−ブトキシカルボニル
シクロプロピル)−2,3,5−トリフルオロ安
息香酸エチルエステル9.3gにトリフルオロ酢酸
18mlを加えた後、室温で12時間攪拌する。減圧下
に反応混合物を濃縮し、得られた残留物をバーナ
ー直火で約20秒間反応させ、脱炭酸を完結させ
る。得られた残留物にジエチルエーテル100mlお
よび水200mlを加え、10%炭酸ナトリウム水溶液
でPH9.5に調整した後、水層を分取する。分取し
た水層にジエチルエーテル100mlを加え、2N塩酸
でPH1.5に調整した後、有機層を分取する。分取
した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。つい
で、減圧下に溶媒を留去すれば、4−(2−カル
ボキシシクロプロピル)−2,3,5−トリフル
オロ安息香酸エチルエステル3.30g(収率54.7
%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1725(sh),1700 参考例 15 4−(2−カルボキシシクロプロピル)−2,
3,5−トリフルオロ安息香酸エチルエステル
1.00gを酢酸tert−ブチル10mlに溶解させ、70%
過塩素酸水溶液0.2mlを加え、室温で1時間攪拌
する。反応混合物に酢酸エチル40mlおよび水20ml
を加え、有機層を分取する。分取した有機層を水
および飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残留物をカラムクロマトグラフイー
(溶離液:n−ヘキサン:トルエン=1:1)で
精製すれば、4−(2−tert−ブトキシカルボニ
ルシクロプロピル)−2,3,5−トリフルオロ
安息香酸エチルエステル0.81g(収率68.1%)を
得る。 IR(ニート)cm-1;νc=p1720 参考例 16 4−(2−カルボキシシクロプロピル)−2,
3,5−トリフルオロ安息香酸エチルエステル
6.00gを無水テトラヒドロフラン60mlに溶解さ
せ、氷冷下、1Mボランのテトラヒドロフラン溶
液42mlを加え、室温で1.5時間攪拌する。反応混
合物を酢酸エチル100mlおよび水100mlの混合液に
加え、2N塩酸でPH1に調整した後、有機層を分
取する。分取した有機層を水および飽和食塩水で
順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物を
カラムクロマトグラフイー(溶離液;トルエン:
酢酸エチル=4:1)で精製すれば、4−(2−
ヒドロキシメチルシクロプロピル)−2,3,5
−トリフルオロ安息香酸エチルエステル4.40g
(収率77.1%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νc=p1720 参考例 17 4−(2−ヒドロキシメチルシクロプロピル)−
2,3,5−トリフルオロ安息香酸エチルエステ
ル4.00gを塩化メチレン60mlに溶解させ、氷冷
下、トリエチルアミン1.62gおよびメタンスルホ
ニルクロリド1.84gを加え、室温で2時間攪拌す
る。反応混合物に水60mlを加え、2N塩酸でPH1
に調整した後、有機層を分取する。分取した有機
層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽
和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られ
た残留物をN,N−ジメチルホルムアミド60mlに
溶解させ、氷冷下、tert−ブチルメチルイミノカ
ルボキシレートのカリウム塩3.42gを加え、室温
で48時間攪拌する。反応混合物を酢酸エチル100
mlおよび水100mlの混合液に加え、2N塩酸でPH
1.5に調整した後、有機層を分取する。分取した
有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶
媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグ
ラフイー(溶離液;トルエン:酢酸エチル=20:
1)で精製すれば、4−[2−(N−tert−ブトキ
シカルボニル−N−メトキシカルボニルアミノメ
チル)シクロプロピル]−2,3,5−トリフル
オロ安息香酸エチルエステル5.22g(収率82.9
%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νc=p1780,1740(sh),1715 参考例 18 4−[2−(N−tert−ブトキシカルボニル−N
−メトキシカルボニルアミノメチル)シクロプロ
ピル]−2,3,5−トリフルオロ安息香酸エチ
ルエステル5.22gをエタノール60mlに溶解させ、
1N水酸化ナトリウム水溶液60mlを加え、室温で
2時間攪拌する。反応混合物に水60mlを加え、
6N塩酸でPH8に調整した後、酢酸エチル150mlを
加え、水層を分取する。分取した水層に酢酸エチ
ル100mlを加え、6N塩酸でPH2に調整した後、有
機層を分取する。分取した有機層を水および飽和
食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥させる。ついで、減圧下に溶媒を留去すれ
ば、4−(2−tert−ブトキシカルボニルアミノ
メチルシクロプロピル)−2,3,5−トリフル
オロ安息香酸4.10g(収率98.1%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1720,1700 参考例 19 4−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)−2,3,5,6−テトラフルオ
ロ安息香酸メチルエステル1.8gをメタノール14
mlおよびジオキサン14mlの混合液に溶解させ、
1N水酸化ナトリウム水溶液14mlを加え、室温で
1時間攪拌する。反応混合物に水50mlを加え、
2N塩酸でPH1に調整した後、酢酸エチル50mlを
加え、有機層を分取する。分取した有機層を水お
よび飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、
得られた残留物にn−ヘキサンを加えて結晶を
取すれば、4−(1−ベンジルオキシカルボニル
アミノシクロプロピル)−2,3,5,6−テト
ラフルオロ安息香酸1.7g(収率97.7%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1735 同様にして、表−2の化合物を得る。 なお、表−2中のR2および
【式】は、それ ぞれ、つぎの式の置換基を示す。
【表】 参考例 20 (1) (i) 4−(1−ベンジルオキシカルボニル
アミノシクロプロピル)−2,3,5,6−テ
トラフルオロ安息香酸1.50gに塩化チオニル
4.66gおよびN,N−ジメチルホルムアミド
0.1mlを加え、40〜50℃で1時間攪拌する。減
圧下に反応混合物を濃縮し、得られた残留物を
トルエン20mlに溶解させる。 (ii) 60%水素化ナトリウム470mgを無水テトラ
ヒドロフラン10mlに懸濁させ、氷冷下、tert−
ブチル=エチル=マロナート2.20gを15分間を
要して滴下し、同温度で20分間攪拌する。つい
で、反応混合物を−20℃に冷却し、同温度で(i)
で得られたトルエン溶液を10分間を要して滴下
し、−20〜−10℃で30分間攪拌する。反応混合
物に酢酸エチル20mlおよび水20mlを加え、2N
塩酸でPH1に調整した後、有機層を分取する。
分取した有機層を水および飽和食塩水で順次洗
浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去した後、得られた残留
物にトリフルオロ酢酸10mlを加え、室温で12時
間攪拌する。減圧下に反応混合物を濃縮し、得
られた残留物に酢酸エチル20mlおよび水20mlを
加えた後、有機層を分取する。分取した有機層
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水および飽
和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得
られた残留物をカラムクロマトグラフイー(溶
離液;トルエン:酢酸エチル=20:1)で精製
すれば、4−(1−ベンジルオキシカルボニル
アミノシクロプロピル)−2,3,5,6−テ
トラフルオロベンゾイル酢酸エチルエステル
1.56g(収率87.6%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1710 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ4−シクロプロピル−2,3,5,6−テト
ラフルオロベンゾイル酢酸エチルエステル IR(ニート)cm-1;νc=p1745,1705 (2) 4−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノ
シクロプロピル)−2,3,5−トリフルオロ
安息香酸7.50gを無水テトラヒドロフラン75ml
に溶解させ、氷冷下、N,N′−カルボニルジ
イミダゾール4.99gを加え、室温で1時間攪拌
した後、エトキシカルボニル酢酸のマグネシウ
ム塩4.40gを加え、同温度で20時間攪拌する。
反応混合物を酢酸エチル150mlおよび水200mlの
混合液に加え、2N塩酸でPH1に調整した後、
有機層を分取する。分取した有機層を飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で
順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留
物をカラムクロマトグラフイー(溶離液;トル
エン:酢酸エチル=50:1)で精製すれば、4
−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシク
ロプロピル)−2,3,5−トリフルオロベン
ゾイル酢酸エチルエステル8.10g(収率90.6
%)を得る。 IR(ニート)cm-1;νc=p1725,1700(sh) 同様にして、表−3の化合物を得る。 なお、表−3中の
【式】は、つぎの式の 置換基を示す。
【表】 参考例 21 (1) 4−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノ
シクロプロピル)−2,3,5−トリフルオロ
ベンゾイル酢酸エチルエステル3.00gをベンゼ
ン30mlに溶解させ、N,N−ジメチルホルムア
ミドジメチルアセタール3.69gを加え、30分間
還流する。減圧下に反応混合物を濃縮し、得ら
れた残留物をトルエン15mlに溶解させ、DL−
2−アミノ−1−プロパノール518mgを加え、
室温で17時間攪拌する。減圧下に反応混合物を
濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラ
フイー(溶離液;トルエン:酢酸エチル=5:
1)で精製すれば、2−[4−(1−ベンジルオ
キシカルボニルアミノシクロプロピル)−2,
3,5−トリフルオロベンゾイル]−3−(2−
ヒドロキシ−1−メチルエチルアミノ)アクリ
ル酸エチルエステル3.09g(収率86.1%)を得
る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1690 同様にして、表−4の化合物を得る。 なお、表−4中のR2
【式】およびR5
【式】は、それぞれ、つぎの式の置換基を 示す。
【表】
【表】 (2) 4−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノ
シクロプロピル)−2,3,5−トリフルオロ
ベンゾイル酢酸エチルエステル500mgをベンゼ
ン5mlに溶解させ、N,N−ジメチルホルムア
ミドジメチルアセタール411mgを加え、40分間
還流する。減圧下に反応混合物を濃縮し、得ら
れた残留物をエタノール5mlに溶解させ、2−
アミノチオエタノール・塩酸塩157mgおよびト
リエチルアミン139mgを加え、室温で16時間攪
拌する。減圧下に反応混合物を濃縮し、得られ
た残留物をカラムクロマトグラフイー(溶離
液;トルエン:酢酸エチル=5:1)で精製す
れば、2−[4−(1−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノシクロプロピル)−2,3,5−トリ
フルオロベンゾイル]−3−(2−メルカプトエ
チルアミノ)アクリル酸エチルエステル250mg
(収率41.7%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1695 参考例 22 2−(4−シクロプロピル−2,3,5,6−
テトラフルオロベンゾイル)−3−(2−ヒドロキ
シ−1−メチルエチルアミノ)アクリル酸エチル
エステル300mgをN,N−ジメチルホルムアミド
3mlに溶解させ、炭酸カリウム130mgを加え、80
〜90℃で30分間攪拌する。反応混合物に水20mlを
加えて析出結晶を取すれば、7−シクロプロピ
ル−5,6,8−トリフルオロ−1−(2−ヒド
ロキシ−1−メチルエチル)−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸エチルエ
ステル240mg(収率84.5%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1725,1705 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ(S)−7−(1−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノシクロプロピル)−6,8−ジフルオロ−1−
[2−(N−tert−ブトキシカルボニル−N−メチ
ルアミノ)−1−メチルエチル]−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸エチル
エステル IR(KBr)cm-1;νc=p1720,1680 参考例 23 トリフルオロ酢酸2mlに、氷冷下、(S)−7−
(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシクロプ
ロピル)−6,8−ジフルオロ−1−[2−(N−
tert−ブトキシカルボニル−N−メチルアミノ)
−1−メチルエチル]−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸エチルエステル
300mgを加え、同温度で2.5時間攪拌する。減圧下
に反応混合物を濃縮し、得られた残留物に酢酸エ
チル20mlおよび水10mlを加え、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液でPH8に調整した後、有機層を分取
する。分取した有機層を水および飽和食塩水で順
次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。ついで、減圧下に溶媒を留去すれば、(S)−7
−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシクロ
プロピル)−6,8−ジフルオロ−1−[2−(N
−メチルアミノ)−1−メチルエチル]−1,4−
ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
エチルエステル240mg(収率96.0%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1720,1685 実施例 1 7−シクロプロピル−5,6,8−トリフルオ
ロ−1−(2−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸エチルエステル170mgをN,N−ジメチ
ルホルムアミド1.7mlに溶解させ、60%水素化ナ
トリウム20mgを加え、80〜90℃で15時間攪拌す
る。反応混合物を酢酸エチル5mlおよび水5mlの
混合液に加え、2N塩酸でPH1.5に調整した後、析
出結晶を取すれば、10−シクロプロピル−8,
9−ジフルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,
3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de]
[1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸エ
チルエステル63mg(収率39.1%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1725,1690 実施例 2 (S)−7−(1−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノシクロプロピル)−6,8−ジフルオロ−1−
[2−(N−メチルアミノ)−1−メチルエチル]−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸エチルエステル240mgをN,N−ジメチ
ルホルムアミド5mlに溶解させ、炭酸カリウム80
mgを加え、室温で6時間攪拌する。反応混合物を
酢酸エチル20mlおよび水20mlの混合液に加え、
2N塩酸でPH3に調整した後、有機層を分取する。
分取した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄
した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減
圧下に溶媒を留去し、得られた残留物にジエチル
エーテルを加えて結晶を取すれば、(S)−10−
(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシクロプ
ロピル)−9−フルオロ−1,3−ジメチル−7
−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H,7H−ピリド
[1,2,3−de]キノキサリン−6−カルボン
酸エチルエステル120mg(収率52.2%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1715 実施例 3 2−[4−(1−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノシクロプロピル)−2,3,5−トリフルオロ
ベンゾイル]−3−(2−ヒドロキシ−1−メチル
エチルアミノ)アクリル酸エチルエステル3.07g
をN,N−ジメチルホルムアミド25mlに溶解さ
せ、氷冷下、60%水素化ナトリウム519mgを加え、
室温で18時間攪拌する。反応混合物を酢酸エチル
50mlおよび水50mlの混合液に加え、2N塩酸でPH
1に調整した後、有機層を分取する。分取した有
機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒
を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグラ
フイー(溶離液;トルエン:酢酸エチル=1:
1)で精製すれば、10−(1−ベンジルオキシカ
ルボニルアミノシクロプロピル)−9−フルオロ
−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−
7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾ
オキサジン−6−カルボン酸エチルエステル760
mg(収率26.9%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1715 同様にして、表−5の化合物を得る。 なお、表−5中のR2は、つぎの式の置換基を
示す。
【表】 実施例 4 2−[4−(1−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノシクロプロピル)−2,3,5,6−テトラフ
ルオロベンゾイル]−3−(2−ヒドロキシ−1−
メチルエチルアミノ)アクリル酸エチルエステル
2.07gをN,N−ジメチルホルムアミド20mlに溶
解させ、炭素カリウム1.17gを加え、90〜100℃
で3.5時間攪拌する。反応混合物を酢酸エチル40
mlおよび水40mlの混合液に加え、2二塩酸でPH
1.5に調整した後、有機層を分取する。分取した
有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶
媒を留去し、得られた残留物にジエチルエーテル
を加えて結晶を取すれば、10−(1−ベンジル
オキシカルボニルアミノシクロプロピル)−8,
9−ジフルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,
3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de]
[1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸エ
チルエステル1.40g(収率72.9%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1720 同様にして、表−6の化合物で得る。 なお、表−6中の
【式】および
【式】は、それぞれ、つぎの式の置換基 を示す。
【表】
【表】 実施例 5 10−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)−9−フルオロ−3−(2−テトラ
ヒドロピラニルオキシメチル)−7−オキソ−2,
3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de]
[1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸エ
チルエステル90mgをエタノール2mlに溶解させ、
p−トルエンスルホン酸・1水和物10mgを加え、
室温で4時間攪拌する。減圧下に反応混合物を濃
縮し、得られた残留物にエタノールを加えて結晶
を取すれば、10−(1−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノシクロプロピル)−9−フルオロ−3
−ヒドロキシメチル−7−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]
ベンゾオキサジン−6−カルボン酸エチルエステ
ル47mg(収率61.0%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1715 実施例 6 10−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)−9−フルオロ−3−ヒドロキシ
メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−
ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキ
サジン−6−カルボン酸エチルエステル380mgを
塩化メチレン4mlに懸濁させ、氷冷下、トリエチ
ルアミン230mgおよびメタンスルホニルクロリド
260mgを加え、室温で30分間攪拌する。反応混合
物に塩化メチレン10mlおよび水10mlを加え、2N
塩酸でPH1に調整した後、有機層を分取する。分
取した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物にベンゼン
4.4mlおよび1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]ウ
ンデク−7−エン175mgを加え、1時間還流する。
反応混合物を酢酸エチル20mlおよび水20mlの混合
液に加え、2N塩酸でPH1に調整した後、有機層
を分取する。分取した有機層を水および飽和食塩
水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留
物をカラムクロマトグラフイー(溶離液;トルエ
ン:酢酸エチル=3:2)で精製すれば、10−
(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシクロプ
ロピル)−9−フルオロ−3−メチレン−7−オ
キソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,
3−de][1,4]ベンゾオキサジン−6−カル
ボン酸エチルエステル260mg(収率71.0%)を得
る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1720,1685 実施例 7 (S)−10−(2−tert−ブトキシカルボニルシク
ロプロピル)−9−フルオロ−3−メチル−7−
オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,
2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン−6−
カルボン酸エチルエステル570mgにトリフルオロ
酢酸5mlを加えた後、室温で1時間攪拌する。減
圧下に反応混合物を濃縮し、得られた残留物にジ
エチルエーテルを加えて結晶を取すれば(S)−10
−(2−カルボキシシクロプロピル)−9−フルオ
ロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ
−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベン
ゾオキサジン−6−カルボン酸エチルエステル
460mg(収率92.9%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1720 実施例 8 (S)−10−(2−カルボキシシクロプロピル)−9
−フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−
ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸エチルエ
ステル200mgをN,N−ジメチルホルムアミド4
mlに懸濁させ、氷冷下、クロル炭酸エチル70mgお
よびトリエチルアミン65mgを加え、同温度で15分
間攪拌する。ついで、氷冷下、アジ化ナトリウム
45mgを加え、同温度で1時間攪拌する。反応混合
物にクロロホルム20mlおよび水20mlを加え、2N
塩酸でPH1に調整した後、有機層を分取する。分
取した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄し
た後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物にジオキサン
5mlおよびベンジルアルコール115mgを加え、100
℃で1.5時間攪拌する。減圧下に反応混合物を濃
縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフイ
ー(溶離液;クロロホルム:エタノール=15:
1)で精製すれば、(S)−10−(2−ベンジルオキ
シカルボニルアミノシクロプロピル)−9−フル
オロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒド
ロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベ
ンゾオキサジン−6−カルボン酸エチルエステル
160mg(収率64.0%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1715 実施例 9 10−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)−9−フルオロ−3−フルオロメ
チル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピ
リド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサ
ジン−6−カルボン酸エチルエステル52mgに30%
臭化水素−酢酸溶液1mlを加え、室温で1時間攪
拌する。減圧下に反応混合物を濃縮し、得られた
残留物にジエチルエーテル10mlおよび水20mlを加
えた後、水層を分取する。分取した水層に酢酸エ
チル20mlを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
でPH8.5に調整した後、有機層を分取する。分取
した有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥させる。ついで、減圧下に溶
媒を留去すれば、ついで、減圧下に溶媒を留去す
れば、10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フ
ルオロ−3−フルオロメチル−7−オキソ−2,
3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de]
[1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸エ
チルエステル35mg(収率90.8%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1705 実施例 10 (S)−10−(1−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノシクロプロピル)−9−フルオロ−3−メチル
−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド
[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン
−6−カルボン酸エチルエステル10gを酢酸100
mlに溶解させ、5%パラジウム−炭素2gを加
え、常圧室温で、水素気流中、2時間攪拌する。
反応混合物を過し、減圧下に濃縮乾固した後、
得られた残留物に塩化メチレン200mlおよび水200
mlを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でPH
7.7に調整する。有機層を分取し、水および飽和
食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた
残留物にジエチルエーテルを加えて結晶を取す
れば、(S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9
−フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−
ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸エチルエ
ステル6.43g(収率89.2%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1705 実施例 11 (S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フ
ルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]
ベンゾオキサジン−6−カルボン酸エチルエステ
ル200mgをアセトニトリル2mlおよびメタノール
4mlの混合液を懸濁させ、37%ホルマリン230mg
およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム73mgを加
え、室温で2時間攪拌する。反応混合物に酢酸
0.1mlを加えた後、減圧下に濃縮し、得られた残
留物にクロロホルム20mlおよび水20mlを加え、
2N塩酸でPH1に調整した後、水層を分取する。
分取した水層にクロロホルム20mlを加え、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液でPH7.5に調整した後、
有機層を分取する。分取した有機層を水および飽
和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得られ
た残留物をカラムクロマトグラフイー(溶離液;
クロロホルム:エタノール=20:1)で精製すれ
ば、(S)−10−(1−ジメチルアミノシクロプロピ
ル)−9−フルオロ−3−メチル−7−オキソ−
2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−
de][1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン
酸エチルエステル100mg(収率47.6%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νp=p1715 実施例 12 (S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フ
ルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]
ベンゾオキサジン−6−カルボン酸エチルエステ
ル6.43gを塩化メチレン33mlに懸濁させ、氷冷
下、無水酢酸2.27gを加えて室温で1時間攪拌す
る。反応混合物に水30mlを加え、析出結晶を取
すれば、(S)−10−(1−アセチルアミノシクロプ
ロピル)−9−フルオロ−3−メチル−7−オキ
ソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,
3−de][1,4]ベンゾオキサジン−6−カル
ボン酸エチルエステル5.85g(収率81.1%)を得
る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1710,1665 実施例 13 (S)−10−(1−アセチルアミノシクロプロピル)
−9−フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,
3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de]
[1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸エ
チルエステル300mgを無水テトラヒドロフラン3
mlおよび無水ヘキサメチルホスホリツクトリアミ
ド1mlに溶解させ、氷冷下、60%水素化ナトリウ
ム30mlを加え、同温度で30分間攪拌する。つい
で、氷冷下、ヨウ化メチル340mgを加え、室温で
1時間攪拌する。反応混合物にクロロホルム20ml
および水20mlを加え、2N塩酸でPH2に調整した
後、有機層を分取す。分取した有機層を水および
飽和食塩水で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、得ら
れた残留物をカラムクロマトグラフイー(溶離
液;クロロホルム:エタノール=15:1)で精製
すれば、(S)−10−1−(N−アセチル−−メチル
アミノ)シクロプロピル]−9−フルオロ−3−
メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−
ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキ
サジン−6−カルボン酸エチルエステル100mg
(収率19.2%)を得る。 IR(KBr)cm-1:νc=p1715,1645 実施例 14 10−シクロプロピル−9−フルオロ−3−メチ
ル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリ
ド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジ
ン−6−カルボン酸エチルエステル250mgに1N水
酸化ナトリウム水溶液2.5ml、エタノール2.5mlお
よびジオキサン2.5mlを加え、室温で1.5時間攪拌
する。反応混合物に水10mlおよび酢酸エチル20ml
を加え、2N塩酸でPH3に調整した後、有機層を
分取する。分取した有機層を水および飽和食塩水
で順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物
にジエチルエーテルを加えて結晶を取すれば、
10−シクロプロピル−9−フルオロ−3−メチル
−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド
[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン
−6−カルボン酸200mg(収率87.3%)を得る。 融点;263〜265℃ (再結晶溶媒;クロロホルム−メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=p1710 NMR(d1−TFA)δ値; 0.90〜2.00(7H,m), 2.10〜2.70(1H,m), 4.30〜5.35(3H,m), 7.91(1H,d,J=10.5Hz), 9.26(1H,s) 同様にして、表−7の化合物を得る。 なお、表−7のR2
【式】および
【式】は、それぞれ、つぎの式の置換基 を示す。
【表】
【表】 実施例 15 10−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)−8,9−ジフルオロ−3−メチ
ル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリ
ド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジ
ン−6−カルボン酸200mgをN,N−ジメチルホ
ルムアミド2mlに溶解させ、ベンジルアミン319
mgを加え、90〜100℃で4.5時間攪拌する。反応混
合物を酢酸エチル5mlおよび水5mlの混合液に加
え、2N塩酸でPH1に調整した後、有機層を分取
する。分取した有機層を水および飽和食塩水で順
次洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物にジ
エチルエーテルを加えて結晶を取すれば、8−
ベンジルアミノ−10−(1−ベンジルオキシカル
ボニルアミノシクロプロピル)−9−フルオロ−
3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−
7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾ
オキサジン−6−カルボン酸110mg(収率46.4%)
を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1710 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ8−ベンジルアミノ−10−シクロプロピル−9
−フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−
ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸 IR(KBr)cm-1;νc=p1695 実施例 16 ベンジルアルコール230mgをN,N−ジメチル
ホルムアミド2mlに溶解させ、氷冷下、60%水素
化ナトリウム85mgを加え、室温で30分間攪拌す
る。ついで、氷冷下、10−(1−ベンジルオキシ
カルボニルアミノシクロプロピル)−8,9−ジ
フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジ
ヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸250mgを
加え、室温で7時間攪拌する。反応混合物を酢酸
エチル15mlおよび水15mlの混合液に加え、2N塩
酸でPH1に調整した後、有機層を分取する。分取
した有機層を水および飽和食塩水で順次洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下
に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマ
トグラフイー(溶離液;クロロホルム:エタノー
ル=10:1)で精製すれば、8−ベンジルオキシ
−10−(1−ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)−9−フルオロ−3−メチル−7
−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,
2,3−de]−[1,4]ベンゾオキサジン−6
−カルボン酸73.0mg(収率24.6%)を得る。 IR(KBr)cm-1;νc=p1715 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ8−ベンジルオキシ−10−シクロプロピル−9
−フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−
ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸 IR(KBr)cm-1;νc=p1720 実施例 17 8−ベンジルアミノ−10−(1−ベンジルオキ
シカルボニルアミノシクロプロピル)−9−フル
オロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒド
ロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベ
ンゾオキサジン−6−カルボン酸90.0mgを酢酸9
mlに溶解させ、5%パルジウム−炭素80.0mgを加
え、常圧室温で、水素気流中、2時間攪拌する。
反応混合物を過した後、液に2N塩酸5mlを
加え、減圧下に濃縮し、得られた残留物にエタノ
ールを加えて結晶を取すれば、8−アミノ−10
−(1−アミノシクロプロピル)−9−フルオロ−
3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−
7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾ
オキサジン−6−カルボン酸の塩酸塩45.9mg(収
率76.9%)を得る。 融点;277〜281℃ (再結溶媒;エタノール−メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=p1695 NMR(d1−TFA)δ値; 1.30〜2.20(7H,m), 4.40〜5.40(3H,m), 9.25(1H,s) 同様にして、表−8の化合物を得る。 なお、表−8中のR2
【式】および
【式】は、それぞれ、つぎの式の置換基を示 す。
【表】
【表】
【表】 実施例 18 8−ベンジルアミノ−10−シクロプロピル−9
−フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−
ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸50mgを酢
酸5mlに溶解させ、5%パラジウム−炭素50mgを
加え、常圧室温で、水素気流中、1.5時間攪拌す
る。反応混合物を過し、減圧下に濃縮乾固した
後、得られた残留物にエタノールを加えて結晶を
取すれば、8−アミノ−10−シクロプロピル−
9−フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3
−ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de]
[1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸
19.7mg(収率50.5%)を得る。 融点;280℃以上 (再結溶媒;クロロホルム−エタノール) IR(KBr)cm-1;νc=p1705 NMR(d1−TFA)δ値; 1.10〜2.00(7H,m), 2.10〜2.60(1H,m), 4.30〜5.40(3H,m), 9.32(1H,s) 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ10−シクロプロピル−9−フルオロ−8−ヒド
ロキシ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]
ベンゾオキサジン−6−カルボン酸 融点;262〜263℃ (再結溶媒;エタノール) IR(KBr)cm-1;νc=p1720 NMR(d6−DMSO)δ値; 0.90〜1.60(7H,m), 1.80〜2.40(1H,m), 4.20〜5.20(3H,m), 8.93(1H,s) 実施例 19 (S)−10−[1−(N−アセチル−N−メチルアミ
ノ)シクロプロピル]−9−フルオロ−3−メチ
ル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリ
ド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジ
ン−6−カルボン酸エチルエステル90mgに6N塩
酸2.5mlを加えた後、4時間還流する。減圧下に
反応混合物を濃縮し、得られた残留物にエタノー
ルを加えて結晶を取すれば、(S)−10−(1−メ
チルアミノシクロプロピル)−−フルオロ−3−
メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−
ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキ
サジン−6−カルボン酸の塩酸塩50mg(収率62.5
%)を得る。 融点;240〜244℃ (再結溶媒;6N塩酸−エタノール) IR(KBr)cm-1;νc=p1720 NMR(d1−TFA)δ値; 1.30〜2.20(7H,m), 3.03(3H,s), 4.70〜5.50(3H,m), 8.10(1H,d,J=10.0Hz), 9.46(1H,s) 同様にして、表−9の化合物を得る。 なお、表−9中の
【式】および
【式】は、 それぞれ、つぎの式の置換基を示す。
【表】 実施例 20 30%臭化水素−酢酸溶液0.5mlに、氷冷下、(S)
−10−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロピル)−9−フルオロ−3−メチル−7
−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリド[1,
2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン−6−
カルボン酸50mgを加え、同温度で1時間攪拌す
る。減圧下に反応混合物を濃縮し、得られた残留
物にクロロホルム5mlおよび水5mlを加え、水層
を分取する。減圧下に溶媒を留去し、得られた残
留物にジエチルエーテルを加えて結晶を取すれ
ば、(S)−10−(2−アミノシクロプロピル)−9−
フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジ
ヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸の臭化水
素酸塩30mg(収率68.2%)を得る。 融点;245〜250℃ (再結溶媒;エタノール) IR(KBr)cm-1;νc=p1700 NMR(d1−TFA)δ値; 1.10〜2.30(5H,m), 2.80〜3.40(1H,m), 3.50〜4.10(1H,m), 4.40〜5.50(3H,m), 7.98(1H,d,J=10.0Hz), 9.40(1H,s) 同様にして、つぎの化合物を得る。 Γ(S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フ
ルオロ−3−メチレン−7−オキソ−2,3−ジ
ヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸の臭化水
素酸塩 融点;270〜275℃ (再結溶媒;エタノール−メタノール) IR(KBr)cm-1;νc=p1705 NMR(d1−TFA)δ値; 1.30〜2.30(4H,m), 5.34(2H,s), 5.95(1H,d,J=4.5Hz), 6.28(1H,d,J=4.5Hz), 8.04(1H,d,J=9.5Hz), 9.55(1H,s) 実施例 21 (S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フ
ルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]
ベンゾオキサジン−6−カルボン酸の塩酸塩730
mgを水8.57mlに溶解させ、水酸化カリウム242mg
およびエタノール5.84mlを加える。ついで、60℃
で濃塩酸0.19mlを30分間を要して滴下した後、2
時間を要して20℃まで冷却する。20℃で30分間攪
拌し、析出結晶を取すれば、(S)−10−(1−ア
ミノシクロプロピル)−9−フルオロ−3−メチ
ル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリ
ド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジ
ン−6−カルボン酸570mg(収率87.0%)を得る。 融点;269〜271.5℃ IR(KBr)cm-1;νc=p1705 NMR(d1−TFA)δ値; 1.30〜2.20(7H,m), 4.45〜5.55(3H,m), 8.06(1H,d,J=9.5Hz), 9.42(1H,s) [α]25 D−88.0゜ (C=0.5,0.05N水酸化ナトリウム水溶液) 実施例 22 (S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フ
ルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]
ベンゾオキサジン−6−カルボン酸3.00gをエタ
ノール120mlに懸濁させ、50℃でメタンスルホン
酸996mgを添加した後、2時間要して20℃まで冷
却し、析出結晶を取すれば、(S)−10−(1−ア
ミノシクロプロピル)−9−フルオロ−3−メチ
ル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−ピリ
ド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジ
ン−6−カルボン酸のメタンスルホン酸塩3.05g
(収率78.1%)を得る。 融点;263〜265℃ IR(KBr)cm-1;νc=p1710 NMR(D2O)δ値; 1.30〜1.90(7H,m), 2.84(3H,s), 4.25〜5.20(3H,m), 7.53(1H,d,J=10.0Hz) 8.84(1H,s)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 【式】 「式中、R1は、水素原子またはアルキル基を;
    R2は、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、
    ヒドロキシル基、アルアルキルオキシ基、アミノ
    基、アルアルキルアミノ基、低級アルキルアミノ
    基またはジ−低級アルキルアミノ基を;R3は、
    水素原子、低級アルキル基、アミノ基、アシルア
    ミノ基、アルアルキルオキシカルボニルアミノ
    基、低級アルキルアミノ基、アシル低級アルキル
    アミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、カルボキ
    シル基、アルコキシカルボニル基、アミノ低級ア
    ルキル基、アルコキシカルボニルアミノ低級アル
    キル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ
    −低級アルキルアミノ低級アルキル基およびヒド
    ロキシ低級アルキル基から選ばれる1つ以上の基
    を;R4は、水素原子、低級アルキル基、ハロゲ
    ノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、
    テトラヒドロピラニルオキシ低級アルキル基、低
    級アルキリデン基およびR4が結合する炭素原子
    とともにシクロアルカン環を形成する基から選ば
    れる1つ以上の基を;Xは、ハロゲン原子を;お
    よびAは、酸素原子もしくは硫黄原子または低級
    アルキル基で置換されていてもよいイミノ基を、
    それぞれ示す。」 で表わされるピリドンカルボン酸誘導体およびそ
    の塩。 2 R1が、水素原子またはアルキル基、R2が、
    水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アル
    アルキルオキシ基、アミノ基またはアルアルキル
    アミノ基、R3が、水素原子、低級アルキル基、
    アミノ基、アシルアミノ基、アルアルキルオキシ
    カルボニルアミノ基、低級アルキルアミノ基、ア
    シル低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルア
    ミノ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
    基、アミノ低級アルキル基およびアルコキシカル
    ボニルアミノ低級アルキル基から選ばれる1つ以
    上の基、R4が、水素原子、低級アルキル基、ハ
    ロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル
    基、テトラヒドロピラニルオキシ低級アルキル
    基、低級アルキリデン基およびR4が結合する炭
    素原子とともにシクロアルカン環を形成する基か
    ら選ばれる1つ以上の基、Xが、ハロゲン原子、
    Aが、酸素原子もしくは硫黄原子または低級アル
    キル基で置換されていてもよいイミノ基である請
    求項1項記載のピリドンカルボン酸誘導体および
    その塩。 3 R1が、水素原子、Xが、フツ素原子、Aが、
    酸素原子である請求項1または2の項記載のピリ
    ドンカルボン酸誘導体およびその塩。 4 R4が、3−メチル基である請求項1〜3い
    ずれかの項記載のピリドンカルボン酸誘導体およ
    びその塩。 5 R3が、1−アミノ基である請求項1〜4い
    ずれかの項記載のピリドンカルボン酸誘導体およ
    びその塩。 6 R2が、水素原子である請求項1〜5いずれ
    かの項記載のピリドンカルボン酸誘導体およびそ
    の塩。 7 (S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−
    フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジ
    ヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,
    4]ベンゾオキサジン−6−カルボン酸およびそ
    の塩。 8 一般式 【式】 「式中、R6は、水素原子またはカルボキシル保
    護基を;R2aは、水素原子またはハロゲン原子
    を;R7は、水素原子、低級アルキル基、保護さ
    れていてもよいアミノ基、保護されていてもよい
    低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルアミノ
    基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護
    されていてもよいアミノ低級アルキル基、保護さ
    れていてもよい低級アルキルアミノ低級アルキル
    基、ジ−低級アルキルアミノ低級アルキル基およ
    び保護されていてもよいヒドロキシ低級アルキル
    基から選ばれる1つ以上の基を;R8は、水素原
    子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、
    保護されていてもよいヒドロキシ低級アルキル
    基、低級アルキリデン基およびR8が結合する炭
    素原子とともにシクロアルカン環を形成する基か
    ら選ばれる1つ以上の基を;R5は、水素原子ま
    たはアミノ保護基を;Xは、ハロゲン原子を;お
    よびAは、酸素原子もしくは硫黄原子または低級
    アルキル基で置換されていてもよいイミノ基を、
    それぞれ示す。」 で表わされる化合物もしくはその塩または一般式 【式】 「式中、R2a、R7、R8、R5、AおよびXは、それ
    ぞれ前記したと同様の意味を有し; R6aは、カルボキシル保護基を示す。」 で表わされる化合物もしくはその塩を、閉環反応
    に付すことによつて得られた反応生成物を、必要
    ならば、公知の置換反応によつてR2aのハロゲン
    原子をアルコキシ基、ヒドロキシル基、アルアル
    キルオキシ基、アミノ基、アルアルキルアミノ
    基、低級アルキルアミノ基またはジ−低級アルキ
    ルアミノ基に変換することを特徴とする一般式 【式】 「式中、AおよびXは、それぞれ前記したと同様
    の意味を有し;R1は、水素原子またはアルキル
    基を;R2は、水素原子、ハロゲン原子、アルコ
    キシ基、ヒドロキシル基、アルアルキルオキシ
    基、アミノ基、アルアルキルアミノ基、低級アル
    キルアミノ基またはジ−低級アルキルアミノ基
    を;R3は、水素原子、低級アルキル基、アミノ
    基、アシルアミノ基、アルアルキルオキシカルボ
    ニルアミノ基、低級アルキルアミノノ基、アシル
    低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルアミノ
    基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、
    アミノ低級アルキル基、アルコキシカルボニルア
    ミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級ア
    ルキル基、ジ−低級アルキルアミノ低級アルキル
    基およびヒドロキシ低級アルキル基から選ばれる
    1つ以上の基を;およびR4は、水素原子、低級
    アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキ
    シ低級アルキル基、テトラヒドロピラニルオキシ
    低級アルキル基、低級アルキリデン基およびR4
    が結合する炭素原子とともにシクロアルカン環を
    形成する基から選ばれる1つ以上の基を、それぞ
    れ示す。」 で表わされるピリドンカルボン酸誘導体またはそ
    の塩の製造法。 9 ピリドンカルボン酸誘導体が、(S)−10−(1
    −アミノシクロプロピル)−9−フルオロ−3−
    メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−
    ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキ
    サジン−6−カルボン酸である請求項8記載の製
    造法。
JP1075873A 1988-03-28 1989-03-28 新規なピリドンカルボン酸誘導体およびその塩並びにそれらの製造法 Granted JPH0228178A (ja)

Priority Applications (22)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1075873A JPH0228178A (ja) 1988-04-23 1989-03-28 新規なピリドンカルボン酸誘導体およびその塩並びにそれらの製造法
CA000596351A CA1340493C (en) 1988-03-28 1989-04-11 Pyridone carboxylic acid derivatives and salts thereof, process for producing the same and antibacterial agents comprising the same
GB8908096A GB2217710B (en) 1988-04-23 1989-04-11 Pyridone carboxylic acid derivative
AU32661/89A AU601324B2 (en) 1988-04-23 1989-04-12 Pyridone carboxylic acid derivatives and salts thereof, process for producing the same and antibacterial agents comprising the same
IL89931A IL89931A (en) 1988-04-23 1989-04-12 Derivatives of 6-carboxy-2,3-dihydro- 10-cyclopropyl-9-halo-7- oxo-7h-pyrido (1,2,3-d e) (1,4) benzoxazine, benzothiazine and quinoxaline analogs thereof, their production and antibacterial pharmaceutical compositions containing them
US07/337,656 US4990508A (en) 1988-04-23 1989-04-13 Pyridone carboxylic acid derivatives and salts thereof, process for producing the same and antibacterial agents comprising the same
DK198901925A DK175649B1 (da) 1988-04-23 1989-04-20 Pyridoncarboxylsyrederivat, fremgangsmåde til fremstilling deraf og et middel indeholdende et pyridoncarboxylsyrederivat samt anvendelse af et sådant pyridoncarboxylsyrederivat til fremstilling af et terapeutisk middel
HU891938A HU205759B (en) 1988-04-23 1989-04-21 Process for producing pyridobenzoxazines, pyridobenzothiazoles and pyridoquinoxalines, their salts and pharmaceutical compositions comprising same
NZ228847A NZ228847A (en) 1988-04-23 1989-04-21 Pyrido -benzoxazine, -benzothiazine and -quinoxaline derivatives; preparatory processes and pharmaceutical compositions
NL8901007A NL192832C (nl) 1988-04-23 1989-04-21 1,8 gebrugde 6-halogeen-4-chinolon-3-carbonzuurderivaten en farmaceutisch preparaat dat een dergelijk derivaat bevat.
SE8901464A SE504625C2 (sv) 1988-04-23 1989-04-21 Pyridonkarboxylsyraderivat och salter därav, förfarande för deras framställning samt antibakteriella medel innehållande dessa
ES8901409A ES2016012A6 (es) 1988-04-23 1989-04-21 Un procedimiento para producir un derivado de acido piridoncarboxilico.
KR1019890005253A KR910005833B1 (ko) 1988-04-23 1989-04-21 피리돈 카복실산 유도체 및 이의 염, 이의 제조방법 및 이를 함유하는 항균제
FI891910A FI91529C (fi) 1988-04-23 1989-04-21 Menetelmä uusien terapeuttisesti käyttökelpoisten pyrido/1,2,3-de//1,4/bentsoksatsiinijohdannaisten valmistamiseksi
NO891650A NO171214C (no) 1988-04-23 1989-04-21 Analogifremgangsmaate ved fremstilling av terapeutisk aktive pyridonkarboksylsyrederivater
FR898905335A FR2630441B1 (fr) 1988-04-23 1989-04-21 Derives d'acide pyridone carboxylique et leurs sels, leur procede de fabrication et agents antibacteriens les comprenant
CH1530/89A CH680793A5 (ja) 1988-04-23 1989-04-21
IT8947875A IT1231760B (it) 1988-04-23 1989-04-21 Derivati di acido piridoncarbossilico e loro sali, procedimento per produrre gli stessi e agenti antibatterici che li contengono
AT0095989A AT398422B (de) 1988-04-23 1989-04-21 Pyridoncarbonsäurederivate und salze hievon, verfahren zur herstellung derselben und antibakterielle mittel, welche diese enthalten
DE3913245A DE3913245C2 (de) 1988-04-23 1989-04-21 Chinoloncarbonsäure und deren Salze, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie antibakterielle Mittel mit einem Gehalt derselben
BE8900452A BE1003252A4 (fr) 1988-04-23 1989-04-24 Derives d'acide pyridone carboxylique et leurs sels, leur procede de fabrication et agents antibacteriens les comprenant.
HU95P/P00674P HU211568A9 (en) 1988-04-23 1995-06-30 Pyridone carboxylic acid derivative

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10062888 1988-04-23
JP63-100628 1988-04-23
JP1075873A JPH0228178A (ja) 1988-04-23 1989-03-28 新規なピリドンカルボン酸誘導体およびその塩並びにそれらの製造法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3359562A Division JPH075466B2 (ja) 1988-04-23 1991-12-27 ピリドンカルボン酸誘導体またはその塩を含有する抗菌剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0228178A JPH0228178A (ja) 1990-01-30
JPH0588714B2 true JPH0588714B2 (ja) 1993-12-24

Family

ID=26417038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1075873A Granted JPH0228178A (ja) 1988-03-28 1989-03-28 新規なピリドンカルボン酸誘導体およびその塩並びにそれらの製造法

Country Status (21)

Country Link
US (1) US4990508A (ja)
JP (1) JPH0228178A (ja)
KR (1) KR910005833B1 (ja)
AT (1) AT398422B (ja)
AU (1) AU601324B2 (ja)
BE (1) BE1003252A4 (ja)
CA (1) CA1340493C (ja)
CH (1) CH680793A5 (ja)
DE (1) DE3913245C2 (ja)
DK (1) DK175649B1 (ja)
ES (1) ES2016012A6 (ja)
FI (1) FI91529C (ja)
FR (1) FR2630441B1 (ja)
GB (1) GB2217710B (ja)
HU (2) HU205759B (ja)
IL (1) IL89931A (ja)
IT (1) IT1231760B (ja)
NL (1) NL192832C (ja)
NO (1) NO171214C (ja)
NZ (1) NZ228847A (ja)
SE (1) SE504625C2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5104868A (en) * 1988-06-21 1992-04-14 Pfizer Inc. Tricyclic derivatives of 7-substituted-6-fluoro-1,4-dihydroquinol-4-one-3-carboxylic acids and esters
EP0997466A1 (en) * 1988-10-24 2000-05-03 PROCTER & GAMBLE PHARMACEUTICALS, INC. Novel antimicrobial lactam-quinolones
EP0449445A3 (en) * 1990-03-27 1993-08-25 Pfizer Inc. Preparation of beta-ketoesters useful in preparing quinolone antibiotics
IT1248011B (it) * 1991-06-07 1995-01-05 Mediolanum Farmaceutici Spa Procedimento per la preparazione dell'acido 9-fluoro-10- (4-metil-1-piperazinil)-7-oxo-2,3-diidro-7h-pirido (1,2,3-de) (1,4)benzotiadin-6-carbossilico cloridrato.
EG20543A (en) * 1992-10-30 1999-07-31 Procter & Gamble Process for preparing of novel antimicrobial -5- (n-heterosubstituted amino) quinolones
TW252107B (ja) * 1993-08-27 1995-07-21 Hokuriku Pharmacetical Co Ltd
IT1270834B (it) * 1993-10-27 1997-05-13 Archimica Spa Disolfuro chinolico
IT1270836B (it) * 1993-10-27 1997-05-13 Archimica Spa Procedimento per la preparazione di rufloxacina e suoi sali
USH1480H (en) * 1993-12-09 1995-09-05 The Procter & Gamble Company Methods of using dyphylline for the promotion of hair growth
KR100768034B1 (ko) 1999-03-17 2007-10-17 다이이찌 세이야꾸 가부시기가이샤 의약 조성물
KR20040105772A (ko) 2002-03-21 2004-12-16 바스프 악티엔게젤샤프트 살진균성 트리아졸로피리미딘, 이의 제조방법 및 유해진균 방제를 위한 이의 용도 및 상기 성분을 함유하는조성물
CN1332962C (zh) * 2005-07-12 2007-08-22 武汉人福药业有限责任公司 一种合成甲磺酸帕珠沙星中间体的方法
PL2383271T3 (pl) * 2006-03-13 2013-12-31 Kyorin Seiyaku Kk Aminochinolony jako inhibitory GSK-3
EP2203458B1 (en) * 2007-09-11 2011-11-02 Kyorin Pharmaceutical Co., Ltd. Cyanoaminoquinolones as gsk-3 inhibitors
CA2699152C (en) 2007-09-12 2015-11-24 Activx Biosciences, Inc. Spirocyclic aminoquinolones as gsk-3 inhibitors
JP5502889B2 (ja) * 2009-03-11 2014-05-28 杏林製薬株式会社 gsk−3阻害剤としての7−シクロアルキルアミノキノロン
CN101928290B (zh) * 2009-11-27 2011-11-09 浙江司太立制药股份有限公司 一种甲磺酸帕珠沙星的纯化方法
CN102295652A (zh) * 2011-06-27 2011-12-28 辽宁海神联盛制药有限公司 一种甲磺酸帕珠沙星合成工艺的改进方法
CN102850375A (zh) * 2012-03-06 2013-01-02 江西师范大学 一类多取代吡啶并[4, 3-d]噁嗪化合物及制备方法
CN103772412B (zh) * 2012-10-23 2016-03-16 浙江海森药业有限公司 一种帕珠沙星中间体的制备方法
CN105622632B (zh) * 2014-10-29 2018-06-29 浙江海森药业股份有限公司 一种喹诺酮类化合物及其制备方法

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3883522A (en) * 1974-02-11 1975-05-13 Riker Laboratories Inc Substituted pyrido(1,2,3-de)-1,4-benzoxazines
DE3211984C2 (de) * 1981-05-21 1986-04-03 Dieter Dr. 7900 Ulm Benz Rotierende Zahnbürste
JPS591489A (ja) * 1982-06-29 1984-01-06 Dai Ichi Seiyaku Co Ltd ピリドベンゾオキサジン誘導体
DE3234529A1 (de) * 1982-09-17 1984-03-22 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Substituierte benzoxazin-derivate
US4603199A (en) * 1982-10-25 1986-07-29 Riker Laboratories, Inc. Phenyl-substituted tricyclic antibacterial agent intermediates
US4607032A (en) * 1984-04-26 1986-08-19 Abbott Laboratories Quino-benoxazine antibacterial compounds
US4540694A (en) * 1984-04-26 1985-09-10 Abbott Laboratories 1-Pyridine substituted quino-benoxazines and antibacterial use
US4822801A (en) * 1984-07-20 1989-04-18 Warner-Lambert Company 4-oxo-1,4-dihydroquinoline-3-carboxylic acid derivative as antibacterial agents
US4623650A (en) * 1984-12-06 1986-11-18 Pfizer Inc. Antibiotic derivatives of 7-phenyl-1,4-dihydro-4-oxo-3-quinolinecarboxylic acids
DE3517709A1 (de) * 1985-01-05 1986-07-10 Bayer Ag Basische zubereitungen von chinoloncarbonsaeuren
DE3525108A1 (de) * 1985-06-07 1986-12-11 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Antibakteriell wirksame chinoloncarbonsaeureester
DE3522406A1 (de) * 1985-06-22 1987-01-02 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von 1,8-verbrueckten 4-chinolon-3-carbonsaeuren
DE3522405A1 (de) * 1985-06-22 1987-01-02 Bayer Ag 1,8-verbrueckte 4-chinolon-3-carbonsaeuren, verfahren zu ihrer herstellung sowie diese enthaltende arzneimittel und ihre verwendung zur herstellung von arzneimitteln
DE3543513A1 (de) * 1985-12-10 1987-06-11 Bayer Ag Enantiomerenreine 1,8-verbrueckte 4-chinolon-3-carbonsaeuren, verfahren zu ihrer herstellung sowie diese enthaltende arzneimittel und ihre verwendung zur herstellung von arzneimitteln
DE3601567A1 (de) * 1986-01-21 1987-07-23 Bayer Ag 7-(azabicycloalkyl)-chinoloncarbonsaeure- und -naphthyridon-carbonsaeure-derivate
US4777253A (en) * 1986-04-25 1988-10-11 Abbott Laboratories Process for preparation of racemate and optically active ofloxacin and related derivatives
IT1196429B (it) * 1986-07-01 1988-11-16 Mediolanum Farmaceutici Srl Processo per la preparazione di pirido benzotiazine ad attivita' antibatterica e loro sali con acidi solfonici
DE3623757A1 (de) * 1986-07-15 1988-01-21 Bayer Ag Neue 1,8-verbrueckte 4-chinoloncarbonsaeuren und diese enthaltende arzneimittel
DE3639465A1 (de) * 1986-11-18 1988-05-19 Hoechst Ag Optisch aktive gyrasehemmer, ihre herstellung und verwendung als antibiotika
DE3641661A1 (de) * 1986-12-05 1988-06-30 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von chinoloncarbonsaeureestern
DE3711193A1 (de) * 1987-04-02 1988-10-13 Bayer Ag 5-substituierte chinolon- und naphthyridoncarbonsaeure-derivate
JP2598921B2 (ja) * 1987-10-05 1997-04-09 富山化学工業株式会社 新規なキノリン誘導体およびその塩
DE3810080A1 (de) * 1988-03-25 1989-10-05 Bayer Ag Trisubstituierte 1,3,5-triazin-2,4,6-trione
DE3815481A1 (de) * 1988-05-06 1989-11-16 Sandoz Ag Sulfonsaeuregruppenfreie basische verbindung
US5039682A (en) * 1988-06-21 1991-08-13 Pfizer Inc. 6-fluoro-1,4-dihydroquinol-4-one-3-carboxylic acid derivatives and intermediates therefor

Also Published As

Publication number Publication date
US4990508A (en) 1991-02-05
CH680793A5 (ja) 1992-11-13
FI91529B (fi) 1994-03-31
AU3266189A (en) 1989-10-26
FR2630441B1 (fr) 1994-10-14
CA1340493C (en) 1999-04-13
FI891910A (fi) 1989-10-24
SE8901464L (sv) 1989-10-24
FR2630441A1 (fr) 1989-10-27
DE3913245C2 (de) 1999-07-15
GB2217710B (en) 1991-12-04
DK192589A (da) 1989-10-24
GB8908096D0 (en) 1989-05-24
GB2217710A (en) 1989-11-01
JPH0228178A (ja) 1990-01-30
NL192832C (nl) 1998-03-04
FI891910A0 (fi) 1989-04-21
AT398422B (de) 1994-12-27
HU205759B (en) 1992-06-29
NL8901007A (nl) 1989-11-16
ES2016012A6 (es) 1990-10-01
SE8901464D0 (sv) 1989-04-21
IL89931A (en) 1993-06-10
HUT51621A (en) 1990-05-28
NZ228847A (en) 1990-04-26
DK192589D0 (da) 1989-04-20
HU211568A9 (en) 1995-12-28
FI91529C (fi) 1994-07-11
DE3913245A1 (de) 1989-11-02
KR910005833B1 (ko) 1991-08-05
AU601324B2 (en) 1990-09-06
KR900016222A (ko) 1990-11-12
DK175649B1 (da) 2005-01-03
NO891650L (no) 1989-10-24
ATA95989A (de) 1994-04-15
IT8947875A0 (it) 1989-04-21
NL192832B (nl) 1997-11-03
IT1231760B (it) 1991-12-21
IL89931A0 (en) 1989-12-15
NO171214B (no) 1992-11-02
SE504625C2 (sv) 1997-03-17
NO171214C (no) 1993-02-10
BE1003252A4 (fr) 1992-02-11
NO891650D0 (no) 1989-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0588714B2 (ja)
CN108137557B (zh) Nrf2调节剂
JP3008226B2 (ja) 六環性化合物
JPH0687746A (ja) 抗腫瘍剤
WO2019093450A1 (ja) ジアザビシクロオクタン誘導体
JP2787713B2 (ja) 新規なイソチアゾローナフチリジンおよびイソチアゾローキノリン誘導体並びにそれらの塩
JP2832535B2 (ja) キノロンカルボン酸またはその塩の可溶化法
JP2884094B2 (ja) 新規なピリドンカルボン酸またはその塩の可溶化法
PT97775A (pt) Processo para a preparacao de novos derivados de acido quinolino-carboxilico e de composicoes farmaceuticas que os contem
KR970005896B1 (ko) 신규 세팔로스포린계 항생제 및 그의 제조방법
CN114641466A (zh) 磺酰脲衍生物及其用途
JP2008519842A (ja) 抗感染剤としての8a,9−ジヒドロ−4a−h−イソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−ジオンおよび関連化合物
WO2016024096A1 (en) Antibacterial compounds
JP2008519842A5 (ja)
WO2019154329A1 (zh) 具有bet抑制活性的化合物及其制备方法和用途
JP2787704B2 (ja) 新規なピリドンカルボン酸誘導体およびその塩
JPH0811749B2 (ja) 新規なキノリン誘導体およびその塩
JP2779948B2 (ja) 新規なキノリン誘導体およびその塩
JPH075466B2 (ja) ピリドンカルボン酸誘導体またはその塩を含有する抗菌剤
JP2001501180A (ja) 新規なアリールピリダジン
CA2027778A1 (en) Optically active thiazetoquinoline-3-carboxylic acid compound, method for preparation thereof, and a pharmaceutical composition comprising the same
WO2024067813A1 (zh) 芳香乙炔类衍生物及其制备方法和其医药上的用途
JPH0717643B2 (ja) 新規なナフチリジン誘導体およびその塩
JPS6237006B2 (ja)
JPH07278139A (ja) 新規なキノロンカルボン酸誘導体およびその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
R153 Grant of patent term extension

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R153

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224

Year of fee payment: 17

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 18

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 18

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 18

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 18

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 18

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224

Year of fee payment: 19

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121224

Year of fee payment: 19

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 20

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term