JPH0588133U - 電気接続箱のロック装置 - Google Patents

電気接続箱のロック装置

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JPH0588133U
JPH0588133U JP2838792U JP2838792U JPH0588133U JP H0588133 U JPH0588133 U JP H0588133U JP 2838792 U JP2838792 U JP 2838792U JP 2838792 U JP2838792 U JP 2838792U JP H0588133 U JPH0588133 U JP H0588133U
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JP
Japan
Prior art keywords
lid member
junction box
locking
piece
electrical junction
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Pending
Application number
JP2838792U
Other languages
English (en)
Inventor
藤田哲也
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Publication date
Application filed by 株式会社カンセイ filed Critical 株式会社カンセイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】電気接続箱における蓋部材のロック機構を、そ
の電気接続箱の上部からロック解除操作することができ
るようにして、電気接続箱の外側部における空間スペー
スを維持せずとも蓋部材の開閉操作をきわめて容易かつ
確実に行なうことができるようにしかもそのロック機構
の強度を増大してロック状態の信頼性を高めることがで
きるようにした電気接続箱のロック装置を提供する。 【構成】ロック機構13は、蓋部材12の辺縁より下方
へ平行して延びる左右一対の可撓弾性片14と、この双
方の可撓弾性片14の下端相互間に跨って形成され、か
つ蓋部材12の壁面と逆方向に突設される係止部15
と、係止部15の突出端より上方向へ立上り形成された
操作片16と、操作片16の上下方向略中間点と蓋部材
12の壁面とを連結する可撓連結部と、操作片16の左
右両側に位置されると共に、蓋部材12の壁面より突設
される操作保護リブ18とからなっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容部材と蓋部材との組合せからなる電気接続箱の容部材と蓋部材と のロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車に設備されるリレーボックス等の電気接続箱における容部材と蓋 部材との結合機構としては、図1に示す如き構造のものがある。
【0003】 つまり1は電気接続箱の一種であるリレーボックスの容部材であって、この容 部材1内には複数のリレー(図示せず)が配置固定されるものである。2はその 容部材1の上側開口部に被着される蓋部材であって、上記容部材1の側面には、 係止突起3が突設されており、また蓋部材2の側面には、上記係止突起3に係止 し得るロックアーム4が可撓性アーム5と一体形成されている。そしてその容部 材1の上側に蓋部材2を被せた後、係止突起3とロックアーム4とを係止させる ことにより容部材1と蓋部材2とは一体に結合(被着)されるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところがかかる構造の電気接続箱にあっては、容部材1に被着されている蓋部 材2を取り外すため、係止突起3に係止されているロックアーム4を解除させな ければならないが、この解除のための操作は、図2に示すように、ロックアーム 4の先端部に指先きを引き掛けて矢方向へ引張らなければならないため、電気接 続箱の外側部において解除操作するための空間が必要であるが、一般的車体にお いては、空間スペースが少ないため、上記構造の電気接続箱の設備は困難であっ た。また上記のロックアーム4を電気接続箱の上側より解除操作するために、そ のロックアーム4に、ドライバー等の工具を差し込んで抉開けようとすれば、ド ライバー等の工具を予め用意しなければならないという不便があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はかかる従来の問題点に着目してなされたもので、電気接続箱における 蓋部材のロック機構を、その電気接続箱の上部からロック解除操作することがで きるようにして、電気接続箱の外側部における空間スペースを維持せずとも蓋部 材の開閉操作をきわめて容易かつ確実に行なうことができるように、しかもその ロック機構の強度を増大してロック状態の信頼性を高めることができるようにし た電気接続箱のロック装置を提供することにある。
【0006】
【実施例】
以下に本考案を図面に示す実施例に基いて詳細に説明する。
【0007】 図3において11は複数のリレー(図示せず)を収納する電気接続箱の樹脂製 の容部材であり、この容部材11の上側開口部には樹脂製の蓋部材12が開閉可 能に被せられるものである。この蓋部材12の一対の外側面には、夫々のロック 機構13が一体形成されている。なおこの双方ロック機構13は同一構造である ので一方のロック機構の構造で説明する。このロック機構13は、蓋部材12の 辺縁より下方へ平行して延びる左右一対の可撓弾性片14と、この双方の可撓弾 性片14の下端相互間に跨って形成され、かつ蓋部材12の壁面と逆方向に突設 される係止部15と、この係止部15の突出端より上方向へ立上り形成された操 作片16と、該操作片16の上下方向略中間点と前記蓋部材12の壁面とを連結 する可撓性連結部17と、前記操作片16の左右両側に位置されると共に、蓋部 材12の壁面より突設される操作片保護リブ18とからなっている。
【0008】 また前記容部材11の一対の外側面には、傾斜面19を有する三角形状の係止 片20が突設されているものである。
【0009】 以上が本実施例の構成であるが、次にその作用について述べると、上記構造の 容部材11に蓋部材12を被せるとき、その蓋部材12の係止部15が容部材1 1に設けられている係止片20の傾斜面19に当接されるが、さらに容部材11 へ蓋部材12を押し下げれば係止部15は、弾性片14と可撓性連結部17の弾 圧復元力に抗して傾斜面19に沿って滑り落ち、係止片20を通過した時点で弾 性片14及び可撓性連結部17の弾圧復元力で係止片20の下側に位置され、そ の結果容部材11と蓋部材12は結合状態が維持され、蓋部材12の離脱が妨げ る(図4参照)。
【0010】 次に容部材11上に被着されている蓋部材12を、その容部材11より取外し たいときは、図5に示すように、操作片16の上端部を、蓋部材12の壁面方向 へ、弾性片14及び可撓性連結部17の弾性に抗して押動すれば、その操作片1 6は、連結部17を支点として梃子動作し、その結果、係止部15と係止片20 との係止力が解けるため、この状態でロック機構13が係止片20より外れて、 蓋部材12の容部材11から取り外しが可能となる。
【0011】 このように、本実施例にあっては、蓋部材12の両側面に設けた一対のロック 機構13の各操作片16の上端部を、互に接近するようにつまんで操作すること により、ロック機構13の係止部15と係止片20の係止力を解くことができる ので、容部材11に被着係止されている蓋部材12の係止力、工具等を用いるこ となく、きわめて容易に外すことができる。またこのロック装置を採用すること で電気接続箱の側面に隙間を設けることなく、蓋部材12の離脱作業がきわめて 容易に行なえる。従ってその電気接続箱の外側部においてロック機構操作用の空 間を設ける必要がないので、自動車における狭まい空間を有効利用することがで きる。
【0012】 また本実施例にあっては、ロック機構を解除せしめるための操作片16は、そ の上下方向略中央部が、可撓性連結部17を介して蓋部材12の壁面と連結され ていることから、その操作片16と、蓋部材12との連結強度が増大されている ため、この操作片16が他物との衝突等により破損されるという事故が未然に防 止できるものである。
【0013】 図6及び図7に示す実施例は、可撓性連結部17を2個所に設けていることで ある。すなわち前記実施例においては、操作片16と蓋部材12とを連結する連 結部17が操作片16の中央部1個所であるのに対し、本実施例では、操作片1 6の幅方向の両側辺縁の2個所に連結部を設けたものである。従って本実施例に よれば、操作片16と蓋部材12及び係止部15と係止片20との連結強度を一 層高めこれによって例えば一方の連結部が破損しても他方の連結部で係止保持せ しめることができると共に、操作片16の幅方向の傾きを防止し、係止部15と 係止片20との係脱操作が円滑になされるという特長がある。
【0014】 図8及び図9は、上記図6及び図7に示す実施例の構造において、弾性片14 を削除したものである。
【0015】 従ってこの実施例によれば、弾性片14の削除によって、この電気接続箱を樹 脂成形するための成形型の簡素化が可能であり経済性を高めることができる。ま た上記各実施例において、操作片16の押圧時における偏位置は、蓋部材12の 壁面で規制されていることから、弾性片14に過大な応力が作用されることなく 耐久性に優れたロック装置が提供できる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案は、容部材11と、蓋部材12とからなる樹脂製の電気接 続箱において、上記蓋部材12の側面に、該蓋部材12の壁面より突出する可撓 弾性連結部17を介して一体に連結されかつ蓋部材12の側面と平行に位置され る操作片16と、この操作片16の下端部に、上記蓋部材12の壁面方向に突出 成形された係止部15とによるロック機構13と、前記容部材11の側面に形成 されて、前記係止部15と係止し得る係止片20とからなる電気接続箱のロック 装置であるから、これによれば、操作片16と蓋部材12及び係止部15と係止 片20との連結強度を一層高めこれによって例えば一方の連結部が破損しても他 方の連結部で係止保持せしめることができると共に、操作片16の幅方向の傾き を防止し、係止部15と係止片20との係脱操作が円滑になされるという効果が 得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の斜視図。
【図2】従来例の要部断面構造説明図。
【図3】本考案実施例の電気接続箱ロック装置の構造説
明図。
【図4】本考案実施例の要部断面構造説明図。
【図5】本考案実施例の作用説明図。
【図6】本考案実施例の他の実施例を示した斜視図。
【図7】図6に示す実施例の断面構造説明図。
【図8】さらに本考案の他の実施例を示した斜視図。
【図9】図8に示す実施例の断面構造説明図。
【符号の説明】
11…容部材 12…蓋部材 13…ロック機構 14…可撓弾性片 15…係止部 16…操作片 17…可撓弾性連結部 18…操作片保護リブ 19…傾斜面 20…係止片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容部材(11)と、蓋部材(12)とか
    らなる樹脂製の電気接続箱において、上記蓋部材(1
    2)の側面に、該蓋部材(12)の壁面より突出する可
    撓弾性連結部(17)を介して一体に連結されかつ蓋部
    材(12)の側面と平行に位置される操作片(16)
    と、この操作片(16)の下端部に、上記蓋部材(1
    2)の壁面方向に突出成形された係止部(15)とによ
    るロック機構(13)と、前記容部材(11)の側面に
    形成されて、前記係止部(15)と係止し得る係止片
    (20)とからなることを特徴とする電気接続箱のロッ
    ク装置。
JP2838792U 1992-04-28 1992-04-28 電気接続箱のロック装置 Pending JPH0588133U (ja)

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JP2838792U JPH0588133U (ja) 1992-04-28 1992-04-28 電気接続箱のロック装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2838792U JPH0588133U (ja) 1992-04-28 1992-04-28 電気接続箱のロック装置

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Publication Number Publication Date
JPH0588133U true JPH0588133U (ja) 1993-11-26

Family

ID=12247249

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2838792U Pending JPH0588133U (ja) 1992-04-28 1992-04-28 電気接続箱のロック装置

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JP (1) JPH0588133U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011151969A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱における嵌合部材のロック構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011151969A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱における嵌合部材のロック構造

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