JP2713833B2 - ロック機構 - Google Patents

ロック機構

Info

Publication number
JP2713833B2
JP2713833B2 JP4142771A JP14277192A JP2713833B2 JP 2713833 B2 JP2713833 B2 JP 2713833B2 JP 4142771 A JP4142771 A JP 4142771A JP 14277192 A JP14277192 A JP 14277192A JP 2713833 B2 JP2713833 B2 JP 2713833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
main body
lock
wall portion
lock mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4142771A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05336637A (ja
Inventor
泰一 藤田
元 大薗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP4142771A priority Critical patent/JP2713833B2/ja
Publication of JPH05336637A publication Critical patent/JPH05336637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2713833B2 publication Critical patent/JP2713833B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Fuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒューズボックス等に
適用されるロック機構に係り、特に簡単にロック状態を
解除することのできるロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロック機構を備えた電気
接続箱の例として、図5、図6に示すものが知られてい
る(実開平2−83619号公報、実開昭63−418
48号公報等参照)。この電気接続箱は、本体1と該本
体1の開口部2を覆うカバー3とからなるもので、側壁
部に本体1とカバー3とをロックするロック機構4を有
する。
【0003】このロック機構4は、カバー3の側壁に中
央部が支持されたシーソー状の係止板5と、本体1の側
壁に突設された係合突起6とからなるもので、係止板5
の先端の係止部7が係合突起6を乗り越えて係合突起6
に係合することにより、ロック状態となる。また、図7
に示すように、係止板5の基端の操作部8を指でA方向
に倒して係止板5の先端を外方に変位させ、その状態で
カバー3を持ち上げることにより、ロック解除状態とな
る。なお、ロック機構4が側壁から出っ張っているの
で、破損防止のためロック機構4の両側方にはリブ9、
9が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のロック機
構4では、係止板5の操作部8を指で倒しながらカバー
3を持ち上げなければ、ロック解除してカバー3を取り
外すことができないため、作業がやりにくかった。特に
図5の二点鎖線で示すように、大きなカバーの場合には
手でカバー3を掴みにくいため、作業困難な場合があっ
た。また、図7に示すように、他の障害物Pが近くにあ
る場合は、指を横に入れなければロック解除の操作がで
きないため、非常に作業がしずらいことがあった。
【0005】本発明は、上記事情を考慮し、上から操作
するだけで、近くに障害物がある場合にも、ロック解除
及びカバーの取り外しを簡単かつ確実に行うことができ
るロック機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のロック機構は、
本体とカバーを合わせた状態で両者をロックし、かつロ
ック解除可能なロック機構において、前記本体及びカバ
ーの各側面部に、該本体とカバーとを合わせたとき互い
に対向する突壁部をそれぞれ設け、前記カバーの側面部
に、該側面部に沿ってスライド操作自在なロック部材を
支持し、該ロック部材に、前記本体とカバーとを合わせ
た状態で前記両突壁部に係合し離脱不能に把持する一対
の可撓アームを設け、該可撓アームに、くさび部を設
け、前記カバー側の突壁部に、前記ロック部材を本体側
へスライド操作したとき前記くさび部と協働して該可撓
アームの把持を解除させると共に可撓アームの弾性復元
力により前記本体側壁部とカバー側壁部の間に割り込ん
でカバーを本体から引き離すように案内する案内部を設
けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明のロック機構では、ロック状態におい
て、ロック部材をスライド操作すると、カバー側突壁部
の案内部により可撓アームが撓み変形して、カバーと本
体との係合が解除される。そして、さらにロック部材を
スライド操作すると、可撓アームの弾性復元力により、
可撓アームのくさび部が、本体側壁部とカバー側壁部の
間に割り込み、そのくさび作用により、本体からカバー
を引き離す力が発生して、カバーが本体から引き離され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
しながら説明する。
【0009】図1は、実施例のロック機構10の詳細を
示す。このロック機構10は、ヒューズボックス11の
側壁部に設けられている。
【0010】ヒューズボックス11は、図1(a)に示
すように、本体12と、その開口部を覆うカバー14と
からなるものであり、本体12の側面上部にはL字壁1
5が設けられ、カバー14の側面には、前記L字壁15
と対向するガイド枠16が設けられている。
【0011】L字壁15は、本体12の側面と平行な壁
部15aの内面に、図1(b)に示すような本体12側
の突壁部17を有している。この突壁部17は、断面矩
形をなし、上端縁が本体12の上縁と面一とされ、下端
両角部17a、17aがやや鋭角的にカットされてい
る。この両角部17a、17aは、後述するロックアー
ム30と係合する係合部として機能する部分である。ま
た、突壁部17の上端両角部17b、17bは略直角に
形成されている。
【0012】ガイド枠16は、上から見た形がコ字形を
なし、内部にはロック部材20が収容されている。ロッ
ク部材20は、ガイド枠16の左右内側壁に沿って上下
方向(図1中、符号Bで示す方向)スライド自在とされ
たもので、自身の左右両側部に設けたガイド突起21
を、ガイド枠16の左右内側壁に形成した縦溝18に係
合させることで、縦溝18に案内されて、滑らかに上下
にスライドするようになっている。
【0013】ガイド枠16は、カバー14の側面と平行
な壁部16aの下部内面に、二等辺三角形状のカバー1
4側の突壁部19を有している。この突壁部19は、左
右2つの斜辺19a、19aを上部に向け、底辺をカバ
ー14の下端縁と面一にして形成されたもので、適正な
関係で本体12とカバー14とを合わせたとき、その下
端面が、本体12側の突壁部17の上端面と対向する。
この突壁部19の底辺の両角部19b、19bは斜めに
面取りされており、この面取りした角部19a、19a
があることにより、本体12とカバー14とを合わせた
ときに、両突壁部17、19間の左右端に、後述するく
さび部33の入り込む三角スペース25が形成されるよ
うになっている。そして、斜辺19a及び面取りした角
部19bはこの実施例において、案内部を構成してい
る。
【0014】ロック部材20は、下方に延びる一対の略
平行な可撓アームとしてロックアーム30、30を有し
ている。ロックアーム30、30は、上端を支点にして
左右(図中、符号Cで示す方向)に撓み変形自在、つま
り内方及び外方に撓み変形自在のもので、自身の弾性復
元力により強力な挟み力を発揮することができる。これ
らロックアーム30、30は、前記両突壁部17,19
を把持するように配置されている。
【0015】各ロックアーム30は、下端に係合爪31
を有している。係合爪31は、本体12とカバー14と
を適正状態に合わせた際に、本体12側突壁部17の下
端両角部17a、17aに係合して、本体12とカバー
14とをロックするものである。係合爪31の下端に
は、本体12とカバー14とを合わせる際に、突壁部1
7の上端角部17b、17bに当たる傾斜面31aが形
成されている。
【0016】ロックアーム30の中段には、更にくさび
部33が形成されている。くさび部33は、側面視形状
が略三角形の突起として、ロックアーム30の内側面に
形成されている。このくさび部33は、ロックアーム3
0と突壁部17とが係合している状態のときに、突壁部
19の斜辺19a上に位置する。また、このときロック
部材20の上端はカバー14の上面と略面一となる。こ
のくさび部33は、ロック部材20を本体12側にスラ
イドさせるに従い、突壁部19の斜辺19aに沿って滑
り、最終的には、突壁部17と突壁部19により形成さ
れる三角スペース25内に嵌まり込むものである。
【0017】なお、以上の構成以外に、ガイド枠16の
前面には窓41、側面には切欠42が形成され、ガイド
枠16の内側には、ロック部材20を押し込みやすくす
るための穴43が形成されている。
【0018】次に作用を説明する。
【0019】まず、ロックする場合は、カバー14を本
体12に合わせる。その状態で、予めカバー14側に組
み込んであるロック部材20を、本体12側に向けて押
し込む。
【0020】そうすると、ロックアーム30の先端の斜
面31aが、本体12の突壁部17の上端角部17bに
当たり、これによりロックアーム30が押し開かれて、
係止爪31が突壁部17を通過する。係止爪31が突壁
部17を通過すると、その瞬間、係止爪31が内方に弾
性的に復元して、係止爪31が、突壁部17の下端角部
17aに係合する。このとき、くさび部33はカバー1
4側の突壁部19の斜辺19aに当たっているので、こ
のくさび部33と係止爪31との間に、両方の突壁部1
7,19が挟まれた係合状態となり、両突壁部17,1
9が離脱不能となり本体12とカバー14とがロックさ
れる。
【0021】次にロックを解除する場合は、図2に示す
ように、ロック部材20を本体12側に向かって押し込
む。そうすると、くさび部33が突壁部19の斜辺19
aを滑ることで、斜辺19aの案内作用でロックアーム
30が外方に開かれ、ロックアーム30の下端の係止爪
31が、突壁部17の下端角部17aから外れ、係合状
態が解除される。
【0022】そのままさらにロック部材20を押し込む
と、図3に示すように、くさび部33が、突壁部19の
斜辺19bを滑って、カバー14側の突壁部19と本体
12側の突壁部17との間に確保された三角スペース2
5に達する。
【0023】くさび部33がここに達した状態で押し込
み操作を止めると、ロックアーム30を開こうとする力
が消滅して、ロックアーム30が自身の弾性で閉じる方
向に戻り、その際の復元力でくさび部33が両突壁部1
7、19間に割り込んでくさび作用を生じ、本体12か
らカバー14を引き離そうとする力が発生する。
【0024】このとき既にロックアーム30の係止爪3
1と本体12側の突壁部17との係合は解除された状態
にあるので、この力の発生により、カバー14が本体1
2から持ち上げられる。よって、ロック解除とともにカ
バー14が持ち上げられ、カバー14の取り外しが簡単
かつ確実に行われる。この場合、解除の操作としては、
ロック部材20を押し込むだけですむから、付近に障害
物があっても、また手でつかむことができないような大
きなカバーの場合であっても、簡単な作業でカバー14
を取り外すことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロック機
構によれば、ロック部材をスライドさせるだけで、ロッ
ク解除とともにカバーを本体から引き離すことができ
る。したがって、近くに障害物があっても、あるいはカ
バーが大きい場合でも、上からロック部材をスライド操
作することにより、簡単かつ確実に本体からカバーを取
り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のロック機構の構成を示し、
(a)図はロック機構の外観を示す斜視図、(b)図は
(a)図のIb−Ib矢視断面図である。
【図2】実施例のロック機構の解除操作の第1段階の状
態を示す断面図である。
【図3】実施例のロック機構の解除操作の第2段階の始
めの状態を示す断面図である。
【図4】実施例のロック機構の解除操作の第2段階の終
りの状態を示す断面図である。
【図5】従来のロック機構を備えた電気接続箱の外観図
である。
【図6】従来のロック機構の断面図である。
【図7】従来のロック機構の解除操作の説明に供する断
面図である。
【符号の説明】
10 ロック機構 12 本体 14 カバー 17 突壁部 17a 下端角部(本体側係合部) 19 突壁部 19a 斜辺(案内部) 19b 角部(案内部) 20 ロック部材 25 三角スペース 30 ロックアーム(可撓アーム) 31 係止爪 33 くさび部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体とカバーを合わせた状態で両者をロ
    ックし、かつロック解除可能なロック機構において、前
    記本体及びカバーの各側面部に、該本体とカバーとを合
    わせたとき互いに対向する突壁部をそれぞれ設け、前記
    カバーの側面部に、該側面部に沿ってスライド操作自在
    なロック部材を支持し、該ロック部材に、前記本体とカ
    バーとを合わせた状態で前記両突壁部に係合し離脱不能
    に把持する一対の可撓アームを設け、該可撓アームに、
    くさび部を設け、前記カバー側の突壁部に、前記ロック
    部材を本体側へスライド操作したとき前記くさび部と協
    働して該可撓アームの把持を解除させると共に可撓アー
    ムの弾性復元力により前記本体側壁部とカバー側壁部の
    間に割り込んでカバーを本体から引き離すように案内す
    る案内部を設けたことを特徴とするロック機構。
JP4142771A 1992-06-03 1992-06-03 ロック機構 Expired - Fee Related JP2713833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4142771A JP2713833B2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 ロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4142771A JP2713833B2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 ロック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05336637A JPH05336637A (ja) 1993-12-17
JP2713833B2 true JP2713833B2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=15323208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4142771A Expired - Fee Related JP2713833B2 (ja) 1992-06-03 1992-06-03 ロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2713833B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5482220B2 (ja) * 2010-01-21 2014-05-07 住友電装株式会社 電気接続箱における嵌合部材のロック構造
CN105977883B (zh) * 2016-06-30 2018-03-02 中车资阳机车有限公司 一种机车线槽槽盖机械锁紧结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05336637A (ja) 1993-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3064176B2 (ja) コネクタのロック解除構造
JPH1190061A (ja) ナイフ保持具
KR20030023873A (ko) 드로 래치
JP2713833B2 (ja) ロック機構
JP6651964B2 (ja) 回路遮断器
JP3056347B2 (ja) バックル
JP3975926B2 (ja) 露出形モジュラジャック
JPH06193330A (ja) インサイドハンドルベゼルのインサイドハンドルベー スへの取付構造
JP3975402B2 (ja) オープンファスナーの連結用具
JP2001200815A (ja) ロック機構
JP3153736B2 (ja) ボックス
JP2003272753A (ja) 電子機器の外部接続端子カバー構造
JP3187771B2 (ja) ハンドル機構
JP4232904B2 (ja) ワイヤハーネス用プロテクタ
JP3197326B2 (ja) フロアパネル開口の塞ぎ板
JP2866496B2 (ja) 電気機器のレール取付装置
JPH1196880A (ja) 回路遮断器の端子カバー取付構造
JPS5879800A (ja) ケ−ス
JP2571483Y2 (ja) カバー
JP3677670B2 (ja) レバー相互の連係構造
JP3601873B2 (ja) 引違いガラス戸のはずれ防止装置
JPH044462Y2 (ja)
JP2526090Y2 (ja) 開閉体のロック機構
JPH0741193Y2 (ja) 電気機器のレール取付装置
JP2571436Y2 (ja) 電気接続箱のロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees