JP2571436Y2 - 電気接続箱のロック装置 - Google Patents
電気接続箱のロック装置Info
- Publication number
- JP2571436Y2 JP2571436Y2 JP2838692U JP2838692U JP2571436Y2 JP 2571436 Y2 JP2571436 Y2 JP 2571436Y2 JP 2838692 U JP2838692 U JP 2838692U JP 2838692 U JP2838692 U JP 2838692U JP 2571436 Y2 JP2571436 Y2 JP 2571436Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- lid member
- piece
- junction box
- locking device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、容部材と蓋部材との組
合せからなる電気接続箱の容部材と蓋部材とのロック装
置に関するものである。
合せからなる電気接続箱の容部材と蓋部材とのロック装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車に設備されるリレーボック
ス等の電気接続箱における容部材と蓋部材との結合機構
としては、図1に示す如き構造のものがある。
ス等の電気接続箱における容部材と蓋部材との結合機構
としては、図1に示す如き構造のものがある。
【0003】つまり1は電気接続箱の一種であるリレー
ボックスの容部材であって、この容部材1内には複数の
リレー(図示せず)が配置固定されるものである。2は
その容部材1の上側開口部に被着される蓋部材であっ
て、上記容部材1の側面には、係止突起3が突設されて
おり、また蓋部材2の側面には、上記係止突起3に係止
し得るロックアーム4が可撓性アーム5と一体形成され
ている。そしてその容部材1の上側に蓋部材2を被せた
後、係止突起3とロックアーム4とを係止させることに
より容部材1と蓋部材2とは一体に結合(被着)される
ものである。
ボックスの容部材であって、この容部材1内には複数の
リレー(図示せず)が配置固定されるものである。2は
その容部材1の上側開口部に被着される蓋部材であっ
て、上記容部材1の側面には、係止突起3が突設されて
おり、また蓋部材2の側面には、上記係止突起3に係止
し得るロックアーム4が可撓性アーム5と一体形成され
ている。そしてその容部材1の上側に蓋部材2を被せた
後、係止突起3とロックアーム4とを係止させることに
より容部材1と蓋部材2とは一体に結合(被着)される
ものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところがかかる構造の
電気接続箱にあっては、容部材1に被着されている蓋部
材2を取り外すため、係止突起3に係止されているロッ
クアーム4を解除させなければならないが、この解除の
ための操作は、図2に示すように、ロックアーム4の先
端部に指先きを引き掛けて矢方向へ引張らなければなら
ないため、電気接続箱の外側部において解除操作するた
めの空間が必要であるが、一般的車体においては、空間
スペースが少ないため、上記構造の電気接続箱の設備は
困難であった。また上記のロックアーム4を電気接続箱
の上側より解除操作するために、そのロックアーム4
に、ドライバー等の工具を差し込んで抉開けようとすれ
ば、ドライバー等の工具を予め用意しなければならない
という不便があった。
電気接続箱にあっては、容部材1に被着されている蓋部
材2を取り外すため、係止突起3に係止されているロッ
クアーム4を解除させなければならないが、この解除の
ための操作は、図2に示すように、ロックアーム4の先
端部に指先きを引き掛けて矢方向へ引張らなければなら
ないため、電気接続箱の外側部において解除操作するた
めの空間が必要であるが、一般的車体においては、空間
スペースが少ないため、上記構造の電気接続箱の設備は
困難であった。また上記のロックアーム4を電気接続箱
の上側より解除操作するために、そのロックアーム4
に、ドライバー等の工具を差し込んで抉開けようとすれ
ば、ドライバー等の工具を予め用意しなければならない
という不便があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる従来の問
題点に着目してなされたもので、電気接続箱における蓋
部材のロック機構を、その電気接続箱の上部からロック
解除操作することができるようにして、電気接続箱の外
側部における空間スペースを維持せずとも蓋部材の開閉
操作をきわめて容易かつ確実に行なうことができるよう
にした電気接続箱のロック装置を提供することにある。
題点に着目してなされたもので、電気接続箱における蓋
部材のロック機構を、その電気接続箱の上部からロック
解除操作することができるようにして、電気接続箱の外
側部における空間スペースを維持せずとも蓋部材の開閉
操作をきわめて容易かつ確実に行なうことができるよう
にした電気接続箱のロック装置を提供することにある。
【0006】
【実施例】以下に本考案を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0007】図3において11は複数のリレー(図示せ
ず)を収納する電気接続箱の樹脂製の容部材であり、こ
の容部材11の上側開口部には樹脂製の蓋部材12が開
閉可能に被せられるものである。この蓋部材12の一対
の外側面には、夫々のロック機構13が一体形成されて
いる。なおこの双方ロック機構13は同一構造であるの
で一方のロック機構の構造で説明する。このロック機構
13は、蓋部材12の辺縁より下方へ平行して延びる左
右一対の可撓弾性片14と、この双方の可撓弾性片14
の下端相互間に跨って形成され、かつ蓋部材12の壁面
と逆方向に突設される係止部15と、この係止部15の
突出端より上方向へ立上り形成された操作片16と、前
記係止部15より上部に位置されると共に、蓋部材12
の壁面に突設される支点17と、前記操作片16の左右
両側に位置されると共に、蓋部材12の壁面より突設さ
れる操作片保護リブ18とからなっている。
ず)を収納する電気接続箱の樹脂製の容部材であり、こ
の容部材11の上側開口部には樹脂製の蓋部材12が開
閉可能に被せられるものである。この蓋部材12の一対
の外側面には、夫々のロック機構13が一体形成されて
いる。なおこの双方ロック機構13は同一構造であるの
で一方のロック機構の構造で説明する。このロック機構
13は、蓋部材12の辺縁より下方へ平行して延びる左
右一対の可撓弾性片14と、この双方の可撓弾性片14
の下端相互間に跨って形成され、かつ蓋部材12の壁面
と逆方向に突設される係止部15と、この係止部15の
突出端より上方向へ立上り形成された操作片16と、前
記係止部15より上部に位置されると共に、蓋部材12
の壁面に突設される支点17と、前記操作片16の左右
両側に位置されると共に、蓋部材12の壁面より突設さ
れる操作片保護リブ18とからなっている。
【0008】また前記容部材11の一対の外側面には、
傾斜面19を有する三角形状の係止片20が突設されて
いるものである。
傾斜面19を有する三角形状の係止片20が突設されて
いるものである。
【0009】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、上記構造の容部材11に蓋部材
12を被せるとき、その蓋部材12の係止部15が容部
材11に設けられている係止片20の傾斜面19に当接
されるが、さらに容部材11へ蓋部材12を押し下げれ
ば係止部15は、弾性片14の弾圧復元力に抗して傾斜
面19に沿って滑り落ち、係止片20を通過した時点で
弾性片14の弾圧復元力で係止片20の下側に位置さ
れ、その結果容部材11と蓋部材12は結合状態が維持
され、蓋部材12の離脱が妨げる(図4参照)。
作用について述べると、上記構造の容部材11に蓋部材
12を被せるとき、その蓋部材12の係止部15が容部
材11に設けられている係止片20の傾斜面19に当接
されるが、さらに容部材11へ蓋部材12を押し下げれ
ば係止部15は、弾性片14の弾圧復元力に抗して傾斜
面19に沿って滑り落ち、係止片20を通過した時点で
弾性片14の弾圧復元力で係止片20の下側に位置さ
れ、その結果容部材11と蓋部材12は結合状態が維持
され、蓋部材12の離脱が妨げる(図4参照)。
【0010】次に容部材11上に被着されている蓋部材
12を、その容部材11より取外したいときは、図5に
示すように、操作片16の上端部を、蓋部材12の壁面
方向へ、弾性片14の弾性に抗して押動すれば、その操
作片16は、連結部17を境に梃子動作し、その結果、
係止部15と係止片20との係止力が解けるため、この
状態でロック機構13が係止片20より外れて、蓋部材
12の容部材11から取り外しが可能となる。
12を、その容部材11より取外したいときは、図5に
示すように、操作片16の上端部を、蓋部材12の壁面
方向へ、弾性片14の弾性に抗して押動すれば、その操
作片16は、連結部17を境に梃子動作し、その結果、
係止部15と係止片20との係止力が解けるため、この
状態でロック機構13が係止片20より外れて、蓋部材
12の容部材11から取り外しが可能となる。
【0011】このように、本実施例にあっては、蓋部材
12の両側面に設けた一対のロック機構13の各操作片
16の上端部を、互に接近するようにつまんで操作する
ことにより、ロック機構13の係止部15と係止片20
の係止力を解くことができるので、容部材11に被着係
止されている蓋部材12の係止力を、工具等を用いるこ
となく、きわめて容易に外すことができる。またこのロ
ック装置を採用することで電気接続箱の側面に隙間を設
けることなく、蓋部材12の離脱作業がきわめて容易に
行なえる。従ってその電気接続箱の外側部においてロッ
ク機構操作用の空間を設ける必要がないので、自動車に
おける狭まい空間を有効利用することができる。
12の両側面に設けた一対のロック機構13の各操作片
16の上端部を、互に接近するようにつまんで操作する
ことにより、ロック機構13の係止部15と係止片20
の係止力を解くことができるので、容部材11に被着係
止されている蓋部材12の係止力を、工具等を用いるこ
となく、きわめて容易に外すことができる。またこのロ
ック装置を採用することで電気接続箱の側面に隙間を設
けることなく、蓋部材12の離脱作業がきわめて容易に
行なえる。従ってその電気接続箱の外側部においてロッ
ク機構操作用の空間を設ける必要がないので、自動車に
おける狭まい空間を有効利用することができる。
【0012】また本実施例にあっては、ロック機構13
の操作片16両側に、この操作片16の保護用リブ18
を設けていることから、該操作片16が他物と衝突して
破損されるということが未然に防止され、また上記操作
片16の押圧時における偏位置は、蓋部材12の壁面で
規制されることから、弾性片14に過大な応力が作用さ
れることなく耐久性に優れたロック装置が提供できる。
の操作片16両側に、この操作片16の保護用リブ18
を設けていることから、該操作片16が他物と衝突して
破損されるということが未然に防止され、また上記操作
片16の押圧時における偏位置は、蓋部材12の壁面で
規制されることから、弾性片14に過大な応力が作用さ
れることなく耐久性に優れたロック装置が提供できる。
【0013】図6及び図7に示す実施例は、支点17を
弾性片16の内側面に設けると共に、上記実施例におけ
る保護用リブ18を省いたものである。
弾性片16の内側面に設けると共に、上記実施例におけ
る保護用リブ18を省いたものである。
【0014】従ってこの実施例においても、前記実施例
と同様に、操作片16の梃子動作によって、きわめて容
易にロック機構の解放動作が行なえるものである。
と同様に、操作片16の梃子動作によって、きわめて容
易にロック機構の解放動作が行なえるものである。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案は、容部材11と、
蓋部材12とからなる樹脂製の電気接続箱において、上
記蓋部材12の側面に、該蓋部材12の下側辺縁より下
方に延びる可撓性弾性片14と、この可撓性弾性片14
の下端より蓋部材12の壁面と逆方向に突設される係止
部15と、この係止部15の突出端より上方へ立上り形
成された操作片16と、この操作片16の略中央部に位
置される支点17とによるロック機構13と、前記容部
材11の側面に形成されて、前記係止部15と係止し得
る係止片20とからなる電気接続箱のロック装置である
から、これによれば、蓋部材12の両側面に設けた一対
のロック機構13の各操作片16の上端部を、互に接近
するようにつまんで操作することにより、ロック機構1
3の係止部15と係止片20の係止力を解くことができ
るので、容部材11に被着係止されている蓋部材12の
係止力を、工具等を用いることなく、きわめて容易に外
すことができる。またこのロック装置を採用することで
電気接続箱の側面に隙間を設けることなく、蓋部材12
の離脱作業がきわめて容易に行なえる。従ってその電気
接続箱の外側部においてロック機構操作用の空間を設け
る必要がないので、自動車における狭まい空間を有効利
用することができるという効果が得られる。
蓋部材12とからなる樹脂製の電気接続箱において、上
記蓋部材12の側面に、該蓋部材12の下側辺縁より下
方に延びる可撓性弾性片14と、この可撓性弾性片14
の下端より蓋部材12の壁面と逆方向に突設される係止
部15と、この係止部15の突出端より上方へ立上り形
成された操作片16と、この操作片16の略中央部に位
置される支点17とによるロック機構13と、前記容部
材11の側面に形成されて、前記係止部15と係止し得
る係止片20とからなる電気接続箱のロック装置である
から、これによれば、蓋部材12の両側面に設けた一対
のロック機構13の各操作片16の上端部を、互に接近
するようにつまんで操作することにより、ロック機構1
3の係止部15と係止片20の係止力を解くことができ
るので、容部材11に被着係止されている蓋部材12の
係止力を、工具等を用いることなく、きわめて容易に外
すことができる。またこのロック装置を採用することで
電気接続箱の側面に隙間を設けることなく、蓋部材12
の離脱作業がきわめて容易に行なえる。従ってその電気
接続箱の外側部においてロック機構操作用の空間を設け
る必要がないので、自動車における狭まい空間を有効利
用することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の斜視図。
【図2】従来例の要部断面構造説明図。
【図3】本考案実施例の電気接続箱ロック装置の構造説
明図。
明図。
【図4】本考案実施例の要部断面構造説明図。
【図5】本考案実施例の作用説明図。
【図6】本考案実施例の他の実施例を示した斜視図。
【図7】図6に示す実施例の断面構造説明図。
11…容部材 12…蓋部材 13…ロック機構 14…可撓弾性片 15…係止部 16…操作片 17…支点 18…操作片保護リブ 19…傾斜面 20…係止片
Claims (1)
- 【請求項1】 容部材(11)と、蓋部材(12)とか
らなる樹脂製の電気接続箱において、上記蓋部材(1
2)の側面に、該蓋部材(12)の下側辺縁より下方に
延びる可撓性弾性片(14)と、この可撓性弾性片(1
4)の下端より蓋部材(12)の壁面と逆方向に突設さ
れる係止部(15)と、この係止部(15)の突出端よ
り上方へ立上り形成された操作片(16)と、この操作
片(16)の略中央部に位置される支点(17)とによ
るロック機構(13)と、前記容部材(11)の側面に
形成されて、前記係止部(15)と係止し得る係止片
(20)とからなることを特徴とする電気接続箱のロッ
ク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2838692U JP2571436Y2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 電気接続箱のロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2838692U JP2571436Y2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 電気接続箱のロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588132U JPH0588132U (ja) | 1993-11-26 |
JP2571436Y2 true JP2571436Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=12247223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2838692U Expired - Lifetime JP2571436Y2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 電気接続箱のロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571436Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP2838692U patent/JP2571436Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0588132U (ja) | 1993-11-26 |
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