JPH0587035U - 組立式インバート - Google Patents
組立式インバートInfo
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- JPH0587035U JPH0587035U JP3623692U JP3623692U JPH0587035U JP H0587035 U JPH0587035 U JP H0587035U JP 3623692 U JP3623692 U JP 3623692U JP 3623692 U JP3623692 U JP 3623692U JP H0587035 U JPH0587035 U JP H0587035U
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- Japan
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- invert
- manhole
- segments
- assembly
- water conduit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案の目的は、マンホール内の施工作業性
の向上が図れ、現場において築造する数種のインバート
形状に簡単に対応できるようにした組立式インバートを
提供することにある。 【構成】 本考案の組立式インバートは、マンホール1
の底部に設置され、かつ上面に導水路15の一部をなす
各種形状の溝部16,17が形成された複数のインバー
ト用セグメント13,14を備えており、これらインバ
ート用セグメント13,14を溝部16,17の形状に
て組合せることによりマンホール1内で組立てて、マン
ホール1の底部に所定形状の導水路15を設けている。
の向上が図れ、現場において築造する数種のインバート
形状に簡単に対応できるようにした組立式インバートを
提供することにある。 【構成】 本考案の組立式インバートは、マンホール1
の底部に設置され、かつ上面に導水路15の一部をなす
各種形状の溝部16,17が形成された複数のインバー
ト用セグメント13,14を備えており、これらインバ
ート用セグメント13,14を溝部16,17の形状に
て組合せることによりマンホール1内で組立てて、マン
ホール1の底部に所定形状の導水路15を設けている。
Description
【0001】
本考案は、各種のインバート用セグメントを組立ててなる組立式インバートに 関するものである。
【0002】
従来、下水道用マンホールはその全体を現場打ちすることによって築造されて いた。このため、現場作業が煩雑となり、多くの築造時間が掛かるという不具合 を有していた。そこで、近年は築造時間の短縮化を図り、現場作業員の不足を補 うべくプレキャストコンクリート製の組立式マンホールが多く用いられるように なってきている。
【0003】
しかしながら、このようなマンホールの底部には、下水の流下を円滑にするた めの導水路を有するインバートが設けられ、該インバートは、流出入管の大きさ 、流出入角度および流出入管の落差などにより形状が多岐に亘るので、マンホー ル本体と一体化してプレキャスト製品とすることは難しく、なお多くは現場打ち で築造され、従来の欠点を十分に解消することができなかった。
【0004】 本考案はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、マンホ ール内の施工作業性の向上が図れ、現場において築造する数種のインバート形状 に簡単に対応できるようにした組立式インバートを提供することにある。
【0005】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本考案においては、マンホール の底部に設置され、かつ上面に導水路の一部をなす各種形状の溝部が形成された 複数のインバート用セグメントを備え、これらインバート用セグメントを前記溝 部の形状にて組合せることによりマンホール内で組立て、前記マンホールの底部 に所定形状の導水路を設けている。
【0006】
本考案に係る組立式インバートでは、上面に導水路の一部をなす各種形状の溝 部が形成された複数のインバート用セグメントを備え、これらセグメントをマン ホール内で組立てることによりマンホールの底部に所定形状の導水路を設けてい るため、マンホールの内周に比べて小さなセグメントを吊り降ろす際にマンホー ルの内周壁に取付けられた昇降用ステップが障害となることはなく、しかもセグ メントの組合せを変えることによって多種のインバート形状が簡単に得られる。
【0007】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0008】 図1〜図16は本考案に係る組立式インバートの一実施例を示している。図に おいて、1は検査または清掃などのために人が出入りするための下水道用組立マ ンホールであって、この組立マンホール1は、下水管きょの方向、こう配または 管径の変化する個所や下水管きょを連絡・接合する個所に設けられる設備である 。
【0009】 上記組立マンホール1は、底版2などの上部に設けられる円筒状のマンホール 本体3、このマンホール本体3の上部開口を閉塞するふた4およびマンホール本 体3の底部に築造される組立式インバート5等によって構成されており、マンホ ール本体3の下部外周壁にはこれとほぼ直交する方向に延びる流入管6および流 出管7が貫通して配設されている。また、マンホール本体3は、管取付壁8,直 壁9,斜壁10および調整リング11を下から上に向って順に連結することによ り組立てられ、その内壁面には複数の昇降用ステップ12が上下方向に一定の間 隔を置いて取付けられている。
【0010】 一方、上記組立式インバート5は、マンホール本体3の底部に設置される複数 (本実施例では2個)のインバート用セグメント13,14を備えており、これ らセグメント13,14をマンホール本体3内で組立てて互いに接合することに より円盤状に築造されるようになっている。インバート用セグメント13,14 は、プレキャスト製品として平面半円形状に一体成形され、各上面13a,14 aには導水路15の一部をなす種々の形状の溝部16,17が形成されている。
【0011】 しかして、導水路15は、インバート用セグメント13,14の溝部16,1 7を組合せることによって、図5に示すような平面Y形、図6に示すような平面 十字形、図7に示すような平面ストレート形その他図8〜図15に示すような各 種の平面形状に形状されることが可能となる。このため、組立マンホール1の底 部には、築造するインバート形状に対応させて各種形状の溝部16,17を選ん でインバート用セグメント13,14を組立てることにより所定形状の導水路1 5が設けられている。なお、組立てたインバート用セグメント13,14の溝部 16,17の一部が現場の事情などによって不要な場合には、現場打ちモルタル や図16に示す溝閉ブロック18,19を対応する溝部16,17に嵌め込むな どして閉塞してもよい。
【0012】 本実施例の組立式インバート5をマンホール本体3内の底部に築造するには、 まず図4に示す如く流入管6と流出管7の落差に対応させて組立マンホール1の 底版2の上部にドライモルタル(高さ調整モルタル)又は防蝕性パッキン20等 で傾斜面を築く。次いで、インバート用セグメント13,14を築造するインバ ート形状に対応させて組合せ、これら組合せたインバート用セグメント13,1 4をマンホール本体3の上部開口から昇降用ステップ12を避けながら吊り降ろ す。そして、インバート用セグメント13,14の溝部16,17を流入管6お よび流出管7の管口と合致させて設置し、マンホール本体3内で組立てれば、組 立マンホール1の底部には平面Y形、平面十字形、平面ストレート形等の所定形 状の導水路15が設けられることになる。
【0013】 このようにして、組立マンホール1を構成する全部の部材の設置作業を終わら せたら、各部材間のスキマにバックアップ材(スポンジ系の材料)を押し込んで 漏れ止めを行う。その後、モルタルなどの充填接合材21を流し込むことにより インバート用セグメント13,14の間を含む互いに隣接する各部材を接合すれ ば、組立マンホール1の組立作業は完了する。なお、組立マンホール1によって は、バックアップ材を使用しない場合もある。
【0014】 以上、本考案の一実施例につき述べたが、本考案は既述の実施例に限定される ものではなく、本考案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能であ る。
【0015】 例えば、既述の実施例においては、2個のインバート用セグメント13,14 を用いたが、築造するインバートの種類によって、3個あるいは4個以上のイン バート用セグメントを用いて組立式インバート5を組立てることも可能である。
【0016】
上述の如く、本考案に係る組立式インバートは、マンホールの底部に設置され 、かつ上面に導水路の一部をなす各種形状の溝部が形成された複数のインバート 用セグメントを備えており、これらインバート用セグメントを溝部の形状にて組 合せることによりマンホール内で組立てて、前記マンホールの底部に所定形状の 導水路を設けているので、インバート用セグメントをマンホール内の昇降用ステ ップなどに当てずに容易に吊り降ろすことができ、現場における施工作業の能率 向上が図れる。また、上記インバート用セグメントは、溝部の形状によって組合 せが変えられるので、築造するインバート形状に簡単に対応させることができ、 多種類のインバートが低コストで得られる。
【図1】本考案の一実施例に係る組立式インバートを設
けた組立マンホールを示す横断面図である。
けた組立マンホールを示す横断面図である。
【図2】上記組立マンホールを示す縦断面図である。
【図3】上記組立マンホールの下部を示す平面図であ
る。
る。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】上記組立式インバートの導水路を構成するイン
バート用セグメントの溝部を示す平面図である。
バート用セグメントの溝部を示す平面図である。
【図6】上記インバート用セグメントの他の溝部を示す
平面図である。
平面図である。
【図7】上記インバート用セグメントの他の溝部を示す
平面図である。
平面図である。
【図8】上記インバート用セグメントの他の溝部を示す
平面図である。
平面図である。
【図9】上記インバート用セグメントの他の溝部を示す
平面図である。
平面図である。
【図10】上記インバート用セグメントの他の溝部を示
す平面図である。
す平面図である。
【図11】上記インバート用セグメントの他の溝部を示
す平面図である。
す平面図である。
【図12】上記インバート用セグメントの他の溝部を示
す平面図である。
す平面図である。
【図13】上記インバート用セグメントの他の溝部を示
す平面図である。
す平面図である。
【図14】上記インバート用セグメントの他の溝部を示
す平面図である。
す平面図である。
【図15】上記インバート用セグメントの他の溝部を示
す平面図である。
す平面図である。
【図16】上記組立式インバートを示す斜視図である。
1 下水道用組立マンホール 2 底版 3 マンホール本体 5 組立式インバート 13,14 インバート用セグメント 15 導水路 16,17 溝部
Claims (1)
- 【請求項1】 マンホールの底部に設置され、かつ上面
に導水路の一部をなす各種形状の溝部が形成された複数
のインバート用セグメントを備え、これらインバート用
セグメントを前記溝部の形状にて組合せることによりマ
ンホール内で組立て、前記マンホールの底部に所定形状
の導水路を設けたことを特徴とする組立式インバート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992036236U JP2532696Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 組立式インバート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992036236U JP2532696Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 組立式インバート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587035U true JPH0587035U (ja) | 1993-11-22 |
JP2532696Y2 JP2532696Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=12464146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992036236U Expired - Lifetime JP2532696Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 組立式インバート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2532696Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001182144A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 補修桝 |
JP2001193147A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 既設公共桝用補修カバー |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101852393B1 (ko) * | 2016-04-11 | 2018-04-26 | 경기대학교 산학협력단 | 배수성이 향상된 인버트 맨홀 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58165084U (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-02 | 羽田ヒユ−ム管株式会社 | インバ−トブロツク |
JPS6076187U (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-28 | パスキン工業株式会社 | 汚水桝 |
JPH03194026A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Hinode Suido Kiki Kk | インバートブロック |
JPH03293430A (ja) * | 1990-04-11 | 1991-12-25 | Toji Fujimura | マンホール用インバートブロック及びインバートの施工方法 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP1992036236U patent/JP2532696Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58165084U (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-02 | 羽田ヒユ−ム管株式会社 | インバ−トブロツク |
JPS6076187U (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-28 | パスキン工業株式会社 | 汚水桝 |
JPH03194026A (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-23 | Hinode Suido Kiki Kk | インバートブロック |
JPH03293430A (ja) * | 1990-04-11 | 1991-12-25 | Toji Fujimura | マンホール用インバートブロック及びインバートの施工方法 |
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JP2001193147A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 既設公共桝用補修カバー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2532696Y2 (ja) | 1997-04-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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