JPH03293430A - マンホール用インバートブロック及びインバートの施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、築造後のマンホールの下端部に位置するく体
ブロック内の底版上に組立てて形成されるマンホール用
インバートブロック及びインバートの施工方法に関する
ものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種マンホール用インバートブロック及びイン
バートの施工方法としての第１の従来工法は、マンホー
ルを構築する場所に底版を据えた後、該底版上に流入口
と流出口を有するく体ブロック、次に直壁、斜壁等を高
さ方向に順次組合わせ築造している。そして、く体ブロ
ックに流入管と流出管を取り付けた後、築造後のマンホ
ールの上部開口部よりバケツ等でコンクリートをマンホ
ール内に搬入し、く体ブロックの流入管と流出管に対応
させて流路溝を有するインバートを手作業で製作してい
る。　第２の従来工法としては、底版を据えた後、その
底版上に、あらかじめ工場で製造された第１１図ａ　−
ｅの様々の方向に流路溝２を設けたインバートブロック
１を設置し、次に流入口と流出口の設けられたく体ブロ
ックから順次高さ方向に直壁、斜壁等を組合わせて構築
する方法がある。

第３の従来工法としては、底版とインバートを一体に製
作したものも製品化されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

近年、道路を掘削しマンホール等の下水道工事には早期
完成が要求されている。

しかしながら、前記第１の従来工法では、流路を有する
インバートを手作業で製作するため、高度な技術が必要
とされ、手間がかかりる。

そして、−人で一日かかってやっと一箇所程度しか完成
させることが出来ず、作業効率が悪いという問題点があ
る。

また、前記第２の従来工法では、流入管と流出管の取り
付は作業時に内部に置かれたインバートブロックがじゃ
まになり作業上の障害となる。

さらに、設置後に流入口と流出口の角度が変更になった
場合の対応が出来ない。すなわち、流入口と流出口の角
度が合ったく体ブロック、またはインバートを用意して
組立てを最初からやり直さなければならないた約、作業
性が悪いという問題点がある。

さらに、前記第３の従来工法では、既製の流路溝を有す
るインバートの設置後に流入口と流出口の角度が変更に
なった場合に対応が出来ないため前記第２の工法と同様
な問題点がある。

そこで、本発明は、上記従来の技術の問題点に鑑み案出
されたもので、組立が簡易で、現場で発生した角度変更
が修正容易なマンホール用インバートブロック及びイン
バートの施工方法の提供を目的としているものである。

〔課題を解決するた杓の手段〕

上記目的を達成するために、本発明におけるマンホール
用インバートブロック及びインバートの施工方法におい
ては、 第１０発明は、築造後のマンホールの上部開口部から挿
入可能に二分割され、く体ブロック内の底版上にマンホ
ール内で組み立てて敷設されるブロックであって、前記
ブロックは、所定の厚みに形成すると共にく体ブロック
の内径とほぼ同曲率の円弧部を形成し、かつく体ブロッ
クの流入又は流出管に対応する流路溝を設け、この一対
のブロックを組み合わせたとき対向する一部端の接合に
よって円形状に構成され、残部の対向端間に隙間が形成
されるように構成にされている。

第２の発明は、マンホール用インバートの施工方法に関
し、前記第１の発明のマンホール用インバートブロック
を築造後のマンホールの上部開口部から搬入してく体ブ
ロック内の底版上に配置し、流路溝をく体ブロックの流
入、流出管に位置合わせした後、ブロックの対向端間隙
間に現場打ちコンクリート又はモルタル等の充填材を充
填して流路及びインバート面の一部を形成し、円弧部と
く体ブロック間の隙間にもモルタルを充填して成る構成
にされている。

第３の発明は、築造後のマンホールの上部開口部から挿
入可能な大きさに複数個に放射状に分割され、く体ブロ
ック内の底版上にマンホール内で組み立てて配置される
ブロックと補助ブロックとから構成され、 前記ブロックは、所定の厚みに形成すると共にく体ブロ
ックの内径とほぼ同曲率の円弧部を形成し、く体ブロッ
クの流入、流出管に対応する流路溝を設け、前記補助ブ
ロックは前記ブロックとほぼ同じ厚みで円弧部を有し、
扇形状に形成されている。

第４の発明は、マンホール用インバートの施工方法に関
し、第３の発明のブロックと補助ブロックを築造後のマ
ンホールの上部開口部から搬入してく体ブロック内の底
版上に放射状に配置し、流路溝をく体ブロックの流入、
流出管に位置合わせした後、ブロック及び補助ブロック
の隙間に現場打ちコンクリート又はモルタル等の充填材
を充填して流路及びインバート面の一部を形成し、円弧
部とく体ブロック間の隙間にもモルタルを充填して成る
構成にされている。

〔作用〕

マンホール５は、基礎５５の上に底版５４を据えた後、
該底版５４上にく体ブロック６を載置し、このく体ブロ
ック６の上に直壁５３．斜壁５２．マンホール受枠５１
を順次高さ方向に組立て構築される。

次に、築造されたマンホール５の上部開口部よりインバ
ートブロック３を搬入してマンホール５内で組立てられ
る。

く体ブロック６の流入口６１及び流出口６２が各１箇所
の場合は、流路４が１８０度から１３５度に対応する互
いに対称形の一対のインバートブロック３１．３２を用
い、第５図ａに図示したように、対向端面Ａを突き合わ
せて組合わせし、流入口６１と流出口６２に流路溝４１
を位置合わせし直線的な流路４を形成した後、インバー
トブロック３１．３２間の残部の対向端間の隙間にコン
クリート又はモルタル等の充填材７を詰める。

また、円弧部３６とく体ブロック６の隙間にもモルタル
７１を充填する。

その際流路４及びインバート面の一部は手作業で製作さ
れる。

また、第４図、ａ、Ｃに図示したインバートブロック３
３．３４は、流路４が１３５度から９０°に対応する流
路溝４２を設けたもので、これを組合わせて、同様にし
て流路４を形成する。

第１０図ａ−ｇは、第９図ａのインバートブロック３５
と同図Ｃの補助ブロック８とを組合せてインバートが形
成されるもので、Ｙ型（第１０図ａ、　ｂ）、Ｔ型（同
図ｄ、ｅ）　、十字型（同図ｇ）、その他（同図ｃ、ｆ
９の様々のバリエーションの流路４を形成することがで
きる。

なお、各図の点線部分は手作業で製作される流路４の一
部を示している。

〔実施例〕

実施例について図面を参照して説明する。

第３．５．６図は、第１．２の発明に関するもの、第４
．７．８図は同じ発明の別実施例、第９．１０図は、第
３．４の発明に関するものである。

第１図において、マンホール５は、基礎５５の上に底版
５４を据えた後、該底版上にく体ブロック６を配置し、
このく体ブロック６の上に直壁５３、斜壁５２、マンホ
ール受枠５１が順次高さ方向に組み立てられて構築され
ている。

この場合のマンホール受枠の上面開口部の直径はφ６０
ｃｍ程度であり、マンホール５内のく体ブロック６の上
の直壁５３、斜壁５２には作業用のステップ５６が設置
されている。

第１の発明のインバートブロック３は、第３．５．６図
に図示したように、流入口及び流出口が各１箇所の場合
のもので、１８０度〜１３５度に対応するものである。

このインバートブロック３１．３２は、築造後のマンホ
ール５の上部開口部から挿入可能に対称形に二分割され
、く体ブロック６内の底版５４上にマンホール５内で組
み立てて敷設されるブロックである。

前記ブロック３１．３２は、コンクリート打ちの際の厚
み程度の厚さの所定厚さに形成され、く体ブロック６の
内径とほぼ同曲率の円弧部３６が形成されてほぼ扇形状
に形成されている。

また、前記ブロック３１．３２は、く体ブロック６の流
入又は流出管６１．６２に対応する流路溝４１が設けら
れ、対称形の一対の該ブロック３１．３２を組み合わせ
たとき対向する一部端Ａの接合によって円形状に構成さ
れ、残部の対向端Ｂ間に隙間が形成されるように構成さ
れている。

第４．７．８図は、第１の発明の別実施例であり、流入
口、流出口共各１箇所の場合のものであり、１３５度か
ら９０度に対応する流路溝４２を設けた対称形の一対の
インバートブロック３３．３４である。

前記第１の発明の一対のマンホール用インバートブロッ
ク３１．３２又は３３．３４は、築造後のマンホール５
の上部開口部から搬入してく体ブロック６内の底版５４
上に配置し、流路溝４１．４２をく体ブロック６の流入
、流出管６１．６２に位置合わせした後、該ブロック３
１．３２又は３３．３４の対向端間の隙間に現場打ちコ
ンクリート又はモルタル等の充填材７を充填して流路４
及びインバート面の一部を形成し、円弧部３６とく体ブ
ロック６間の隙間にもモルタル７１を充填する構成にさ
れている。

第９．１０図は第３．４の発明に関し、ブロック３５と
補助ブロック８とを組合せて構成される。

このブロック３５と補助ブロック８は、築造後のマンホ
ール５の上部開口部から挿入可能な大きさに複数個に、
放射状に分割され、く体ブロック６内の底版５４上にマ
ンホール５内で組み立てて敷設されるものである。

前記ブロック３５は、コンクリート打ちの際の高さ程度
の所定高さに形成され、く体ブロック６の内径とほぼ同
曲率の円弧部３６を形成され、く体ブロック６の流入管
６１、流出管６２に対応する流路溝４３が設けられてい
る。

また、前記補助ブロック８は前記ブロック３５とほぼ同
じ高さとし、円弧部３６を有して扇形状に形成されてい
る。

また、ブロック３５と補助ブロック８を組立て構成され
るマンホール用インバートの施工の場合には、ブロック
３５と補助ブロック８を築造後のマンホール５の上部開
口部から搬入してく体ブロック６内の底版５４上に放射
状に配置し、流路溝４３をく体ブロック６の流入管６１
、流出管６２に位置合わせした後、ブロック３５及び補
助ブロック８の隙間に現場打ちコンクリート又はモルタ
ル等の充填材７を充填して流路４及びインバート面の一
部を形成する。

また、円弧部３６とく体ブロック６間の隙間にもモルタ
ル７１を充填される。

ブロック３５と補助ブロック８とは第１０図ａ　−ｇに
図示したようにＹ型（第１０図ａ、ｂ）、Ｔ型（同図ｄ
Ｓｅ）、十字型（同図ｇ）、その他（同図ｃ、ｆ９の様
々のバリエーションの流路４に形成される。

〔発明の効果〕

本発明のマンホール用インバートブロック及びインバー
トの施工方法は、上述の通り構成されているので、次に
記載する効果を奏する。

（１）インバートブロック同士の組み合わせ、インバー
トブロックと補助ブロックとの組み合わせによす様々な
バリエージジョンの流路に対応することができる。

（２）手作りインバートのイメージを大きく変えること
なく、現場で発生する角度のズレにも対応出来る。しか
も誰が製作して、も同じ状態のインバートを簡単かつ短
期間で完成させることができるものである。

すなわち、従来の手作りインバートの場合は、熟練した
職人−人がマンホールの中で一日作業してやっと１箇所
程度しか完成させることが出来なかったものと比較した
場合には、本発明のインバートブロックを使用すれば施
工性が格段に向上ししかも作業員の負担を大幅に軽減さ
せることができる極とて有用な発明である。

（３）マンホール内への搬入及びマンホール内での組立
が簡易であり、現場で発生する流路の角度変更が容易に
修正可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明のマンホールの中央縦断面図
、第３図ａは第１の発明における一対のインバートブロ
ックのうちの一方のインバートブロックの平面図、同図
すはその正面図、第３図Ｃ他方のインバートブロックの
平面図、同図ｄはその正面図、第４図ａは別実施例の一
方のインバートブロックの平面図、同図すはその正面図
、同図Ｃは他方のインバートブロックの平面図、同図ｄ
はその正面図、第５図はインバートを施工したときの平
面図、同図すは正面図、第６図は同じく施工したときの
平面図、第７図及び第８図は別実施例の施工した状態の
平面図、第９図ａは第３の発明のブロックの平面図、同
図すはその正面図、同図Ｃは補助ブロックの平面図、同
図ｄはその正面図、第１０図ａ　−ｇはブロックと補助
ブロックとの組み合わせで施工したときのインバートの
平面図、第１１図ａ　−ｅは従来例の工場で製作された
流路溝を有するインバートの平面図である。 符合の説明 ３．３１Ｊ２，３３Ｊ４．：インバートブロック、３５
ニブロツク、４：流路、４１．４２．４３　：流路溝　
５：マンホール５１：マンホール受枠、５２：斜壁、５
３：直壁、５４：底版、５５：基礎、６　：く体ブロッ
ク、６１：流入口、６２：流出口、７：コンクリート又
はモルタル、８：補助ブロック

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【１】築造後のマンホールの上部開口部から挿入可能に
   二分割され、く体ブロック内の底版上にマンホール内で
   組み立てて敷設されるブロックであって、前記ブロック
   は、所定の厚みに形成すると共にく体ブロックの内径と
   ほぼ同曲率の円弧部を形成し、かつく体ブロックの流入
   又は流出管に対応する流路溝を設け、この一対のブロッ
   クを組み合わせたとき対向する一部端の接合によって円
   形状に構成され、残部の対向端間に隙間が形成されるよ
   うに構成して成るマンホール用インバートブロック。 【２】請求項１に記載のマンホール用インバートブロッ
   クを築造後のマンホールの上部開口部から搬入してく体
   ブロック内の底版上に配置し、流路溝をく体ブロックの
   流入、流出管に位置合わせした後、ブロックの対向端間
   隙間に現場打ちコンクリート又はモルタル等の充填材を
   充填して流路及びインバート面の一部を形成し、円弧部
   とく体ブロック間の隙間にもモルタルを充填して成るマ
   ンホール用インバートの施工方法。 【３】築造後のマンホールの上部開口部から挿入可能な
   大きさに複数個に放射状に分割され、く体ブロック内の
   底版上にマンホール内で組み立てて配置されるブロック
   と補助ブロックとから構成され、 前記ブロックは、所定厚みに形成すると共にく体ブロッ
   クの内径とほぼ同曲率の円弧部を形成し、く体ブロック
   の流入、流出管に対応する流路溝を設け、前記補助ブロ
   ックは前記ブロックとほぼ同じ厚みで円弧部を有し、扇
   形状に形成して成るインバートブロック。 【４】請求項３に記載のブロックと補助ブロックを築造
   後のマンホールの上部開口部から搬入してく体ブロック
   内の底版上に放射状に配置し、流路溝をく体ブロックの
   流入、流出管に位置合わせした後、ブロック及び補助ブ
   ロックの隙間に現場打ちコンクリート又はモルタル等の
   充填材を充填して流路及びインバート面の一部を形成し
   、円弧部とく体ブロック間の隙間にもモルタルを充填し
   て成るマンホール用インバートの施工方法。