JP2001193147A - 既設公共桝用補修カバー - Google Patents
既設公共桝用補修カバーInfo
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Abstract
共桝用補修カバーを提供する。 【解決手段】 対向する側部に流入口連通部42aと流出
口連通部43aとを備えた凸弧状のカバー本体41aを設け
る。流入口33と流出口34とインバート部38とを有する既
設公共桝31内にカバー本体41aを配設する。流入口連通
部42aが流入口33に連通するとともに流出口連通部43aが
流出口34に連通する。カバー本体41aの掃除管受口44aか
ら流入口33および流出口34内が掃除および点検できる。
Description
既設公共桝を補修する既設公共桝用補修カバーに関す
る。
各家庭の排水管路1の最下流の位置に、図9に示す既設
公共桝2が地中に埋設された状態で取り付けられてい
る。
下水道が敷設されているところでは、主に、大型、すな
わち内径寸法が450mm以上のコンクリートにて円筒
状に成形され、対向する各側面に流入口3および流出口
4が開口形成された桝本体5を地中に埋設した後に、こ
の桝本体5上に上部枠体6および蓋支持体7を順次積み
上げて高さ寸法を地表面に合わせ、さらに、桝本体5内
にモルタルを流し込んで、桝本体5の底部に凹溝状のイ
ンバート部8を形成し、このインバート部8で流入口3
と流出口4とを連通している。
に上部枠体6および蓋支持体7を順次積み上げたもので
あり、さらに、桝本体5と上部枠体6と蓋支持体7との
接合には、通常、モルタルが用いられて水密に固着され
ている。
使用した場合などには、各接合部の接合に用いられたモ
ルタルが剥離してしまい、これら各接合部には、外部か
ら植物の根や雨水などが侵入してきてしまう。このた
め、これら各接合部を補修する必要がある。
設公共桝2を補修するためには、この既設公共桝2およ
び排水管路1がそれぞれ地中に埋設され、さらに、住宅
事情などにより、この既設公共桝2は、狭い場所に埋設
されている場合が多い。このため、特に、地表面にコン
クリートが打たれている場合などには、この既設公共桝
2を補修する作業が容易ではないという問題を有してい
る。
ので、既設公共桝の補修作業が容易にできる既設公共桝
用補修カバーを提供することを目的とする。
桝用補修カバーは、地中に埋設され上流側の流入口、下
流側の流出口およびインバート部を備えた既設の既設公
共桝内に配設され、この既設公共桝を補修する既設公共
桝用補修カバーであって、前記既設公共桝内に配設さ
れ、この既設公共桝のインバート部を覆う略凸弧状のカ
バー本体と、このカバー本体の上方に設けられ、上方に
向けて開口された掃除管受口と、前記カバー本体の側方
に設けられ、このカバー本体を前記既設公共桝内に配設
した状態で、この既設公共桝の流入口と連通する流入口
連通部と、前記カバー本体の側方に設けられ、このカバ
ー本体を前記既設公共桝内に配設した状態で、この既設
公共桝の流出口と連通する流出口連通部とを具備してい
るものである。
既設公共桝内に凸弧状のカバー本体を配設することによ
り、カバー本体が既設公共桝のインバート部を覆うとと
もに、流入口連通部および流出口連通部が既設公共桝の
流入口および流出口とそれぞれ連通する。このため、既
設公共桝内にカバー本体を配設するだけでこの既設公共
桝が補修されるので、既設公共桝の補修作業が容易にな
る。
は、請求項1記載の既設公共桝用補修カバーにおいて、
既設公共桝内に配設されてカバー本体の掃除管受口に嵌
合され、この掃除管受口を上方に向けて延出させる掃除
管と、この掃除管の上部に嵌合されてこの掃除管を閉塞
する内蓋とを具備しているものである。
バー本体を配設した状態で、このカバー本体の掃除管受
口に掃除管を嵌合すると、カバー本体の掃除管受口が上
方向けて延出するので、カバー本体および掃除管外に土
砂などが堆積した場合であっても、カバー本体内の点検
および掃除が可能である。また、カバー本体の掃除管受
口に嵌合された掃除管の上部に内蓋を嵌合することによ
り、この内蓋にて掃除管の上部が閉塞される。このた
め、掃除管の上部に対する土砂などの侵入が防止され
る。よって、カバー本体内に土砂などが侵入しなくな
り、カバー本体を長期間に渡り正常に機能させられる。
は、請求項1または2記載の既設公共桝用補修カバーに
おいて、流入口連通部および流出口連通部の少なくとも
いずれか一方には、この流入口連通部または流出口連通
部をカバー本体の側方に向けて伸縮させる伸縮鍔体が進
退可能に取り付けられているものである。
口連通部および流出口連通部の少なくともいずれか一方
に進退可能に取り付けられた伸縮鍔体を縮退させた状態
で、既設公共桝内にカバー本体が配設できるので、既設
公共桝内にカバー本体を配設する際の作業が容易にな
る。また、既設公共桝内にカバー本体を配設した状態
で、伸縮鍔体を適宜に伸長させることにより、流入口連
通部および流出口連通部にて既設公共桝の流入口および
流出口が連結されるため、これら流入口および流出口を
連結する際の作業が容易になるとともに、内径寸法が異
なる既設公共桝であっても、カバー本体が取り付けられ
る。よって、既設公共桝の補修作業がさらに容易にな
る。
は、請求項1または2記載の既設公共桝用補修カバーに
おいて、カバー本体は、既設公共桝の内径寸法と略等し
い外径寸法を有するものである。
寸法と略等しい外径寸法をカバー本体が有するため、こ
のカバー本体を既設公共桝内に配設することにより、こ
の既設公共桝内の略全域を閉塞する。このため、カバー
本体の取り付け位置等を調整する作業が容易になるの
で、カバー本体で既設公共桝を補修する際における補修
作業が容易になる。
カバーの第1の実施の形態の構成を図1ないし図3を参
照して説明する。
桝用補修カバーで、この既設公共桝用補修カバー11a
は、例えば、各家庭の排水管路21に接続され地中に埋設
された排水桝などの既設の既設公共桝31内に配設され、
この既設公共桝31を補修するためのものである。
トにて略円筒状に成形された桝本体32を備えている。ま
た、この桝本体32の上流側には、排水管路21と連通する
流入口33が開口形成されており、この流入口33と対向す
る桝本体32の下流側には、この流入口33より径大な内径
寸法を有し、排水管路21と連通する流出口34が開口形成
されている。
開口部がこの桝本体32と略同径の内径寸法を有し、上方
に進むに連れて内周部が縮径された上部枠体35が、例え
ば接合剤としてのモルタルが用いられて同心状に載置し
た状態で水密に接続されている。この上部枠体35は、コ
ンクリートにて略円筒状に成形されている。
の上部枠体35の上部側の開口部と略同径円筒状にコンク
リートにて成形された蓋支持体36が、モルタルが用いら
れて同心状に載置した状態で水密に接続されている。ま
た、この蓋支持体36の上部側には、外部から既設公共桝
31内を掃除または点検するための開口部37が開口されて
おり、この開口部37には、鋳物などにて略円盤状に成形
された図示しない蓋体が着脱可能に嵌合されている。
モルタルが流し込められて、この桝本体32の流入口33と
流出口と34を連通する凹溝状のインバート部38が形成さ
れている。また、このインバート部38の軸方向における
両側部には、側方に向かうに連れて徐々に上方に向けて
傾斜する一対の傾斜部39がそれぞれ形成されている。さ
らに、このインバート部38には、桝本体32の流入口33側
から流出口34側へ向けて徐々に下方に向けて傾斜する流
水勾配が形成されている。
例えばPVC、すなわちポリ塩化ビニルなどの合成樹脂
にて成形されており、円筒形の中心軸方向に対向する一
対の径方向に沿って切断された凸弧状に成形されたカバ
ー本体41aを備えている。このカバー本体41aは、このカ
バー本体41aが既設公共桝31内の傾斜部39上に配設され
た状態で、このカバー本体41aにて既設公共桝31のイン
バート部38が覆設できるように形成されている。
方、すなわち両端部には、このカバー本体41aが既設公
共桝31内に配設された状態で、既設公共桝31の流入口33
および流出口34とそれぞれ連通する流入口連通部42aお
よび流出口連通部43aがそれぞれ形成されている。そし
て、このカバー本体41aの上部略中央部には、上方に向
けて突出した掃除管受口44aが開口されている。
には、この流入口連通部42aを側方に向けて伸縮させる
伸縮鍔体51が進退可能に取り付けられている。この伸縮
鍔体51は、例えばPVC、すなわちポリ塩化ビニルなど
の合成樹脂にて、流入口連通部42aの内径寸法と略同径
の外径寸法を有する断面円弧状の平板状に成形されてい
る。さらに、この伸縮鍔体51の先端部は、既設公共桝31
の桝本体32の内径寸法と略等しい曲率を有する円弧状に
形成されており、また、この伸縮鍔体51の先端部の外周
部略中央には、この伸縮鍔体51を進退させる際に用いる
突部50が、この先端部に沿って突設されている。
沿って離間された位置には、ボルト52のねじ部53が挿通
される略円形のねじ孔54が、例えば3個開口形成されて
おり、さらに、流入口連通部42aの外周面の周方向に沿
って離間された位置、すなわち、この流入口連通部42a
に伸縮鍔体51を取り付けた状態で、この伸縮鍔体51の各
ねじ孔54に連通する位置には、カバー本体41aの軸方向
に沿った長穴状のねじ挿通孔55が、例えば3個開口形成
されている。
のねじ部53が各ねじ孔54に挿通され、これら各ボルト52
のねじ部53が流入口連通部42aの各ねじ挿通孔55に挿通
され、さらに、これら各ボルト52のねじ部53に蝶ねじ56
がそれぞれ取り付けられていることにより、この伸縮鍔
体51にて流入口連通部42aが側方に向けて進退可能に形
成されている。
は、この掃除管受口44aを上方に向けて延出させるため
の略円筒状の掃除管61が嵌合接着されている。この掃除
管61は、例えばPVC、すなわちポリ塩化ビニルなどの
合成樹脂にて成形されており、既設公共桝31内に配設さ
れたカバー本体41aの掃除管受口44aに嵌合された状態
で、この掃除管61全体が既設公共桝31内に配設される長
さ寸法に形成されている。さらに、この掃除管61の周面
には、既設公共桝31内に侵入した雨水などを掃除管61内
に進水させる水抜孔62が開口形成されている。
体41aの掃除管受口44aを延出させた開口である掃除口63
が開口しており、この掃除口63には、略円盤状に成形さ
れた内蓋64が着脱可能に嵌合されている。この内蓋64
は、例えばPVC、すなわちポリ塩化ビニルなどの合成
樹脂にて成形されており、この内蓋64の上面部には、こ
の内蓋64を着脱する際に把持するための略円弧状の把持
部65の両端部が接続された状態で一体的に形成されてい
る。
する。
桝31が、長期間に渡る使用により、ひび割れまたは各接
合部の接合剤が剥離してしまい、この既設公共桝31の外
部から雨水または植物の根などが侵入してしまう、また
は侵入してしまった場合には、まず、排水管路21内に流
れ込む排水を停止させる。
を取り外し、この既設公共桝31内を掃除する。このと
き、既設公共桝31のインバート部38、傾斜部39および桝
本体32を、特に注意して掃除し既設公共桝31内を乾燥さ
せる。
は、この既設公共桝31内にカバー本体41aを配設する。
この状態で、カバー本体41aにて既設公共桝31のインバ
ート部38を覆うとともに、カバー本体41aの流出口連通
部43aの先端側を桝本体32の内面部に密着させて、この
流出口連通部43aを既設公共桝31の流出口34に連通させ
る。
の伸縮鍔体51を伸長させて、この伸縮鍔体51の先端部を
桝本体32の内周面に密着させて、この伸縮鍔体51を既設
公共桝31の流入口33に連通させる。そして、伸縮鍔体51
に取り付けられたボルト52と、このボルト52に取り付け
られた蝶ねじ56とを用いて伸縮鍔体51を流入口連通部42
aに対して位置決め固定する。
および伸縮鍔体51と、インバート部38、傾斜部39および
桝本体32とが接触する部分に、塩化ビニル系の接合剤を
用いて目地止め固定する。
掃除管61を嵌合接着し、さらに、この掃除管61の掃除口
63に内蓋64を嵌合する。
の既設公共桝31内であるとともにカバー本体41aおよび
掃除管61の外部に、充填材としてのモルタルを注入す
る。このとき、掃除管61の水抜孔62が埋まらない位置、
すなわちカバー本体41a全体が埋設される高さ位置まで
モルタルを注入する。
嵌合する。その後、この既設公共桝31が接続された排水
管路21に排水を流入させる。
よれば、既設公共桝31内にカバー本体41aを配設し、こ
のカバー本体41aにて既設公共桝31のインバート部38を
覆うとともに、このカバー本体41aの流出口連通部43aに
て既設公共桝31の流出口34を連通し、さらに、伸縮鍔体
51にて既設公共桝31の流入口33を連通することにより、
既設公共桝31が補修できる。このため、このカバー本体
41aを用いることにより、既設公共桝31の補修作業が簡
単かつ素早くできる。
に伸縮鍔体51を取り付けたことにより、流入口連通部42
aに対して伸縮鍔体51を縮退させた状態で、既設公共桝3
1内にカバー本体41aが配設できる。このため、既設公共
桝31に対するカバー本体41aの配設作業が容易にでき
る。
配設した後に、伸縮鍔体51を適宜に伸長させることによ
り、この伸縮鍔体51にて既設公共桝31の桝本体32の内周
面と密着させて流入口33を連通できる。このため、既設
公共桝31の流入口33および流出口34の連通作業が容易か
つ素早くできる。
を配設した状態で、このカバー本体41aの掃除管受口44a
に掃除管61を嵌合接着すると、カバー本体41aの掃除管
受口44aが上方に向けて延出するので、既設公共桝31内
であるとともにカバー本体41a外に土砂などがある程度
堆積した場合であっても、カバー本体41a内の点検およ
び掃除ができる。
合された掃除管61の掃除口63に内蓋64を嵌合することに
より、この内蓋64にて掃除管61が閉塞される。このた
め、既設公共桝31内であるとともにカバー本体41a外に
土砂などが侵入した場合であっても、掃除管61に対する
土砂などの侵入が防止できる。よって、カバー本体41a
内に対する土砂などの侵入が防止でき、このカバー本体
41aを長期間に渡り正常に機能させることができる。
形成したことにより、既設公共桝31内にカバー本体41a
が配設され、このカバー本体41aの掃除管受口44aに掃除
管61が嵌合接着され、さらにこの掃除管61の掃除口63に
内蓋64が嵌合された状態で、この既設公共桝31内である
とともにカバー本体41aおよび掃除管61外に侵入した雨
水などが、この水抜孔62から掃除管61内に進水し、カバ
ー本体41aの流出口連結部43を介して既設公共桝31の流
出口34へと流れていく。よって、既設公共桝31内である
とともにカバー本体41aおよび掃除管61外に侵入した雨
水などの貯留が防止できる。
共桝31を破壊または撤去することなく、この既設公共桝
31を補修しているが、このような構成に限定されること
はなく、カバー本体41aにて既設公共桝31のインバート
部38を覆うことにより、この既設公共桝31の流入口33と
流出口34とが連通されて、既設公共桝31が補修される構
成であればよい。
うに、まず、既設公共桝31の蓋支持体36の開口部37から
図示しない蓋体を取り外し、この蓋支持体36および上部
枠体35を撤去した後に、この既設公共桝31の桝本体32内
にカバー本体41aを配設してこの既設公共桝31のインバ
ート部38を覆うとともに流入口33と流出口34とを連通
し、さらに、このカバー本体41aの掃除管受口44aに掃除
管61を嵌合接着するとともに、この掃除管61の掃除口63
に内蓋64を嵌合し、さらに、桝本体32内であるとともに
カバー本体41aおよび掃除管61の周りにモルタルなどの
充填材を注入する。
挿通した状態で、略平板円環状の受盤71を地中に埋設
し、この受盤71上に円筒状の蓋嵌合体72を同心上に埋設
した状態で載置し、この蓋嵌合体72の上方の蓋嵌合口73
に円盤状の鋳物蓋74を着脱可能に嵌合することもでき
る。
が取り付けられた構成について説明したが、流出口連通
部43aにのみ伸縮鍔体51を取り付けた場合であっても、
さらには、流入口連通部42aおよび流出口連通部43aの両
方に伸縮鍔体51を取り付けた場合であっても、流入口連
通部42aに取り付けた場合と同様の作用効果を奏するこ
とができる。
ー本体41aの掃除管受口44aに掃除管61が嵌合され、この
掃除管61の掃除口63に内蓋64が嵌合され、さらに、カバ
ー本体41a、流出口連通部43aおよび伸縮鍔体51と、イン
バート部38、傾斜部39および桝本体32との接触部分が目
地止めされた際には、既設公共桝31の開口部37から、こ
の既設公共桝31内であるとともにカバー本体41aおよび
掃除管61の周りに、モルタルが注入される場合について
説明したが、モルタルの代わりに砂や残土などを用いて
もよい。
図8を参照して説明する。
修カバー11bは、基本的には図4および図5に示す既設
公共桝用補修カバー11aと同様であるが、略凸弧面状に
形成されたカバー本体41bの対向する側部に、既設公共
桝31の流入口33と連通する略円弧状の流入口連通部42b
と、既設公共桝31の流出口34と連通する略円弧状の流出
口連通部43bとがそれぞれ形成されているものである。
体41bの外径寸法が、既設公共桝31の内径寸法と略等し
く形成されている。また、このカバー本体41bの外周部
には、各径方向に向けて突出するフランジ部81が形成さ
れている。このフランジ部81は、カバー本体41bを既設
公共桝31内に配設した状態で、この既設公共桝31の桝本
体32の内周面に当接するように形成されている。
する。
修カバー11bは、基本的には図4および図5に示す既設
公共桝用補修カバー11aの作用と同様である。
37から図示しない蓋体を取り外し、この蓋支持体36およ
び上部枠体35を撤去した後に、桝本体32内にカバー本体
41bを配設し、このカバー本体41bの流入口連通部42bお
よび流出口連通部43bで既設公共桝31の流入口33と流出
口34とをそれぞれ密着させて連通する。
接触部分を、モルタルや接合剤などを用いて接合して、
このカバー本体41bをインバート部38上に目地止め固定
する。
掃除管61を嵌合接着し、その後、この掃除管61の掃除口
63に内蓋64を嵌合する。
は、既設公共桝31内にカバー本体41bを配設することに
より、既設公共桝31の流入口33と流出口34とが連通され
て、この既設公共桝31が補修される。このため、図4お
よび図5に示す既設公共桝用補修カバー11aと同様の効
果を奏することができる。
と略等しい外径寸法をカバー本体41bが有するため、こ
のカバー本体41bを既設公共桝31内に配設することによ
り、この既設公共桝31のインバート部38の略全域を閉塞
できる。このため、既設公共桝31を補修する際に、より
広くインバート部38上を覆うことができるので、このカ
バー本体41bで既設公共桝31を補修した際に、より大き
な内部容量を確保できる。よって、カバー本体41bの取
り付け位置等を調整する作業が容易になるので、カバー
本体41bで既設公共桝31を補修する際における補修作業
を容易にできる。
ジ部81を形成したことにより、このカバー本体41bを既
設公共桝31内に配設した際に、このフランジ部81が既設
公共桝31の桝本体32の内周面に当接する。このため、既
設公共桝31、すなわちインバート部38に対するカバー本
体41bの安定性を確保できる。
によれば、既設公共桝内にカバー本体を配設することに
より、このカバー本体が既設公共桝のインバート部を覆
い、流入口連通部および流出口連通部が既設公共桝の流
入口および流出口とそれぞれ連通して、既設公共桝が補
修できるので、既設公共桝の補修作業が容易にできる。
よれば、請求項1記載の既設公共桝用補修カバーの効果
に加え、既設公共桝内に配設されたカバー本体の掃除管
受口に掃除管を嵌合すると、この掃除管受口が上方向け
て延出するので、カバー本体外に土砂などが堆積した場
合であっても、カバー本体内の点検および掃除ができ、
また、掃除管の上部に嵌合した内蓋にて掃除管の上部が
閉塞できるので、掃除管に対する土砂などの侵入を防止
できる。
よれば、請求項1または2記載の既設公共桝用補修カバ
ーの効果に加え、カバー本体の伸縮鍔体を縮退させた状
態で、既設公共桝内にカバー本体を配設することによ
り、既設公共桝内にカバー本体が容易に配設でき、ま
た、既設公共桝内にカバー本体を配設した状態で、伸縮
鍔体を適宜に伸長させることにより、既設公共桝の流入
口および流出口が連結されるため、これら流入口および
流出口の連結作業を容易できるとともに、内径寸法が異
なる既設公共桝であってもカバー本体を取り付けること
ができるので、既設公共桝の補修作業をさらに容易にで
きる。
よれば、請求項1または2記載の既設公共桝用補修カバ
ーの効果に加え、既設公共桝の内径寸法と略等しい外径
寸法をカバー本体が有するため、このカバー本体を既設
公共桝内に配設することにより、この既設公共桝内の略
全域を閉塞できるので、カバー本体の取り付け位置等を
調整する作業が容易になり、その結果、カバー本体で既
設公共桝を補修する際における補修作業を容易にでき
る。
の形態の設置状態を示す断面図である。
断面図である。
る。
示す断面図である。
断面図である。
面図である。
断面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 地中に埋設され上流側の流入口、下流側
の流出口およびインバート部を備えた既設の既設公共桝
内に配設され、この既設公共桝を補修する既設公共桝用
補修カバーであって、 前記既設公共桝内に配設され、この既設公共桝のインバ
ート部を覆う略凸弧状のカバー本体と、 このカバー本体の上方に設けられ、上方に向けて開口さ
れた掃除管受口と、 前記カバー本体の側方に設けられ、このカバー本体を前
記既設公共桝内に配設した状態で、この既設公共桝の流
入口と連通する流入口連通部と、 前記カバー本体の側方に設けられ、このカバー本体を前
記既設公共桝内に配設した状態で、この既設公共桝の流
出口と連通する流出口連通部とを具備していることを特
徴とした既設公共桝用補修カバー。 - 【請求項2】 既設公共桝内に配設されてカバー本体の
掃除管受口に嵌合され、この掃除管受口を上方に向けて
延出させる掃除管と、 この掃除管の上部に嵌合されてこの掃除管を閉塞する内
蓋とを具備していることを特徴とした請求項1記載の既
設公共桝用補修カバー。 - 【請求項3】 流入口連通部および流出口連通部の少な
くともいずれか一方には、この流入口連通部または流出
口連通部をカバー本体の側方に向けて伸縮させる伸縮鍔
体が進退可能に取り付けられていることを特徴とした請
求項1または2記載の既設公共桝用補修カバー。 - 【請求項4】 カバー本体は、既設公共桝の内径寸法と
略等しい外径寸法を有することを特徴とした請求項1ま
たは2記載の既設公共桝用補修カバー。
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---|---|---|---|
JP2000002488A JP4219074B2 (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 既設公共桝用補修カバー |
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JP2000002488A JP4219074B2 (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 既設公共桝用補修カバー |
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