JP2790414B2 - 排水桝 - Google Patents
排水桝Info
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- JP2790414B2 JP2790414B2 JP20327493A JP20327493A JP2790414B2 JP 2790414 B2 JP2790414 B2 JP 2790414B2 JP 20327493 A JP20327493 A JP 20327493A JP 20327493 A JP20327493 A JP 20327493A JP 2790414 B2 JP2790414 B2 JP 2790414B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に埋設されている
排水管路や下水管路に設けられる排水桝に関する。
排水管路や下水管路に設けられる排水桝に関する。
【0002】
【従来の技術】排水管路や下水管路は地下に埋設されて
いる。そして、従来の排水管路や下水管路に使用される
管の断面形状は円形や四角形が多かったが、最近、この
排水管路や下水管路に少量の排水や下水でも流れのよい
上下方向に長い断面卵形の卵形管が多く使用され出し
た。
いる。そして、従来の排水管路や下水管路に使用される
管の断面形状は円形や四角形が多かったが、最近、この
排水管路や下水管路に少量の排水や下水でも流れのよい
上下方向に長い断面卵形の卵形管が多く使用され出し
た。
【0003】この地中に埋設されている排水管路や下水
管路には、適宜、排水桝が設けられており、その排水桝
の蓋を開けることによって路面から管路内を点検したり
掃除したりすることができるようになっている。
管路には、適宜、排水桝が設けられており、その排水桝
の蓋を開けることによって路面から管路内を点検したり
掃除したりすることができるようになっている。
【0004】排水桝には、排水管や下水管と接続可能な
本管を有していると共にこの本管の周壁に立ち上がり部
が形成されている桝本体と、この桝本体の立ち上がり部
に接続されている立ち上がり管と、この立ち上がり管の
上端部に設けられている蓋とで構成されたものがある。
本管を有していると共にこの本管の周壁に立ち上がり部
が形成されている桝本体と、この桝本体の立ち上がり部
に接続されている立ち上がり管と、この立ち上がり管の
上端部に設けられている蓋とで構成されたものがある。
【0005】従来、この種の排水桝では、本管の中まで
見通せるように、そして、本管に掃除道具をスムーズに
挿入できるように、桝本体の立ち上がり部ならびに立ち
上がり管を本管よりも大きい口径で形成させている(実
開平1−180585号公報や実公平4−12144号
公報参照)。
見通せるように、そして、本管に掃除道具をスムーズに
挿入できるように、桝本体の立ち上がり部ならびに立ち
上がり管を本管よりも大きい口径で形成させている(実
開平1−180585号公報や実公平4−12144号
公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の排水桝のように、桝本体の立ち上がり部ならびに立
ち上がり管の口径が本管口径よりも大きい排水桝を住宅
密集地の挟小道路や路地などに埋設すると、排水桝が道
路を幅方向にほとんど占有してしまい、ガス管や水道管
や電力ケーブル収納管など他の管の配管スペースがなく
なるといった問題があった。
来の排水桝のように、桝本体の立ち上がり部ならびに立
ち上がり管の口径が本管口径よりも大きい排水桝を住宅
密集地の挟小道路や路地などに埋設すると、排水桝が道
路を幅方向にほとんど占有してしまい、ガス管や水道管
や電力ケーブル収納管など他の管の配管スペースがなく
なるといった問題があった。
【0007】また、従来の排水桝では、桝本体の立ち上
がり部と立ち上がり管と蓋が、本管の周壁よりも本管の
幅方向へ大きく張り出しているので、排水桝を埋設する
部分は管を布設する部分に比べて掘削幅を大きく広げな
ければならず、施工に手間がかかるという問題があっ
た。
がり部と立ち上がり管と蓋が、本管の周壁よりも本管の
幅方向へ大きく張り出しているので、排水桝を埋設する
部分は管を布設する部分に比べて掘削幅を大きく広げな
ければならず、施工に手間がかかるという問題があっ
た。
【0008】そこで、本発明の排水桝は、上記のような
問題に着目し、排水管路や下水管路の掃除ならびに点検
のし易さを損なわずに、道路を占有する幅を小さくする
ことを目的としている。
問題に着目し、排水管路や下水管路の掃除ならびに点検
のし易さを損なわずに、道路を占有する幅を小さくする
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の排水桝では、排水管や下水管と接続可能な
本管を有していると共にこの本管の周壁に立ち上がり部
が形成されている桝本体と、この桝本体の立ち上がり部
に接続されている立ち上がり管と、この立ち上がり管の
上端部に設けられている蓋と、を備え、前記桝本体の立
ち上がり部と立ち上がり管と蓋の本管軸方向の寸法が本
管口径よりも大きく、前記桝本体の立ち上がり部と立ち
上がり管と蓋の本管幅方向の寸法が前記本管軸方向の寸
法とほぼ等しいか、それより小さい構成とした。
に、本発明の排水桝では、排水管や下水管と接続可能な
本管を有していると共にこの本管の周壁に立ち上がり部
が形成されている桝本体と、この桝本体の立ち上がり部
に接続されている立ち上がり管と、この立ち上がり管の
上端部に設けられている蓋と、を備え、前記桝本体の立
ち上がり部と立ち上がり管と蓋の本管軸方向の寸法が本
管口径よりも大きく、前記桝本体の立ち上がり部と立ち
上がり管と蓋の本管幅方向の寸法が前記本管軸方向の寸
法とほぼ等しいか、それより小さい構成とした。
【0010】本発明における本管は排水管や下水管と接
続可能な形状をしている。即ち、従来の断面円形の排水
管路や汚水管路に使用する排水桝の場合には本管の断面
をほぼ円形にした排水桝が使用される。そして、最近、
使用され出した断面が上下方向に長い卵形の排水管路や
汚水管路に使用する排水桝の場合には本管の断面を断面
上下方向に長い卵形にした排水桝が使用される。尚、こ
の際には立ち上がり部と立ち上がり管と蓋の本管軸方向
の寸法を卵形本管の短軸方向の寸法より大きくし、本管
幅方向の寸法を卵形本管の短軸方向の寸法とほぼ等しい
か、それより小さくするとよい。
続可能な形状をしている。即ち、従来の断面円形の排水
管路や汚水管路に使用する排水桝の場合には本管の断面
をほぼ円形にした排水桝が使用される。そして、最近、
使用され出した断面が上下方向に長い卵形の排水管路や
汚水管路に使用する排水桝の場合には本管の断面を断面
上下方向に長い卵形にした排水桝が使用される。尚、こ
の際には立ち上がり部と立ち上がり管と蓋の本管軸方向
の寸法を卵形本管の短軸方向の寸法より大きくし、本管
幅方向の寸法を卵形本管の短軸方向の寸法とほぼ等しい
か、それより小さくするとよい。
【0011】
【作用】本発明の排水桝では、桝本体の立ち上がり部と
立ち上がり管と蓋の本管軸方向の寸法が本管口径より大
きくなっている分だけ、または、卵形本管の短軸の長さ
よりも大きくなっている分だけ、蓋を開けて本管の中を
見る時に奥まで良く見ることができるし、本管に掃除道
具を挿入する時もスムーズにできる。
立ち上がり管と蓋の本管軸方向の寸法が本管口径より大
きくなっている分だけ、または、卵形本管の短軸の長さ
よりも大きくなっている分だけ、蓋を開けて本管の中を
見る時に奥まで良く見ることができるし、本管に掃除道
具を挿入する時もスムーズにできる。
【0012】また、桝本体の立ち上がり部と立ち上がり
管と蓋の本管幅方向の寸法が本管軸方向の寸法とほぼ等
しいか、それより小さい分だけ、または、卵形本管の短
軸の長さとほぼ等しいか、それより小さい分だけ道路を
占有する幅が削減される結果となり、ガス管や水道管や
電力ケーブル収納管など他の管の配管スペースを確保す
ることができると共に、掘削面積の削減によって施工期
間を短縮することもできる。
管と蓋の本管幅方向の寸法が本管軸方向の寸法とほぼ等
しいか、それより小さい分だけ、または、卵形本管の短
軸の長さとほぼ等しいか、それより小さい分だけ道路を
占有する幅が削減される結果となり、ガス管や水道管や
電力ケーブル収納管など他の管の配管スペースを確保す
ることができると共に、掘削面積の削減によって施工期
間を短縮することもできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳述す
る。図1〜図6は断面円形の排水管路や汚水管路に使用
する本発明排水桝の一実施例を示すものである。図7〜
図9は断面卵形の排水管路や汚水管路に使用する本発明
排水桝の他の実施例を示すものである。
る。図1〜図6は断面円形の排水管路や汚水管路に使用
する本発明排水桝の一実施例を示すものである。図7〜
図9は断面卵形の排水管路や汚水管路に使用する本発明
排水桝の他の実施例を示すものである。
【0014】まず、図1〜図3に基づいて本実施例の排
水桝の構成について説明する。本実施例の排水桝1は、
図1にその平面図、図2にその正面図、図3にその側面
図を示したように、排水管や下水管と接続可能な本管1
1を有していると共にこの本管11の周壁に立ち上がり
部12が形成されている桝本体1aと、この桝本体1a
の立ち上がり部12に接続されている立ち上がり管1b
と、この立ち上がり管1bの上端部に設けられている蓋
1cと、で構成されている。なお、これらの構成部品
は、すべて合成樹脂成形品からなっている。
水桝の構成について説明する。本実施例の排水桝1は、
図1にその平面図、図2にその正面図、図3にその側面
図を示したように、排水管や下水管と接続可能な本管1
1を有していると共にこの本管11の周壁に立ち上がり
部12が形成されている桝本体1aと、この桝本体1a
の立ち上がり部12に接続されている立ち上がり管1b
と、この立ち上がり管1bの上端部に設けられている蓋
1cと、で構成されている。なお、これらの構成部品
は、すべて合成樹脂成形品からなっている。
【0015】また、この排水桝1は、前記桝本体1aの
立ち上がり部12と立ち上がり管1bならびに蓋1cの
本管軸方向の寸法L1、L2が本管口径よりも大きく、
桝本体1aの立ち上がり部12と立ち上がり管1bなら
びに蓋1cの本管幅方向の寸法W1、W2が前記本管軸
方向の寸法L1、L2よりも小さくなっており、つま
り、前記桝本体1aの立ち上がり部12と立ち上がり管
1bは、楕円管形状に形成され、前記蓋1cは、楕円板
形状に形成されている。
立ち上がり部12と立ち上がり管1bならびに蓋1cの
本管軸方向の寸法L1、L2が本管口径よりも大きく、
桝本体1aの立ち上がり部12と立ち上がり管1bなら
びに蓋1cの本管幅方向の寸法W1、W2が前記本管軸
方向の寸法L1、L2よりも小さくなっており、つま
り、前記桝本体1aの立ち上がり部12と立ち上がり管
1bは、楕円管形状に形成され、前記蓋1cは、楕円板
形状に形成されている。
【0016】なお、立ち上がり部12の本管幅方向の寸
法W1は本管口径とほぼ等しくなっており、立ち上がり
管1bと蓋1cの本管幅方向の寸法W2は、それよりも
若干小さくなっており、そのために、排水桝1は、本管
11の周壁から本管幅方向へは殆ど出っ張りがない構造
になっている。また、前記桝本体1は、本管11の一端
と立ち上がり部12の上端に受け口加工が施されてお
り、その内周にはゴム輪(図6参照)13、14が装着
されている。
法W1は本管口径とほぼ等しくなっており、立ち上がり
管1bと蓋1cの本管幅方向の寸法W2は、それよりも
若干小さくなっており、そのために、排水桝1は、本管
11の周壁から本管幅方向へは殆ど出っ張りがない構造
になっている。また、前記桝本体1は、本管11の一端
と立ち上がり部12の上端に受け口加工が施されてお
り、その内周にはゴム輪(図6参照)13、14が装着
されている。
【0017】図4及び図5は、前記排水桝1の蓋1cを
覆って設けられる防護ハット2を示しており、この防護
ハット2は、筒状部21と、その筒状部21の下端に一
体成形されたフランジ部22と、前記筒状部21に着脱
可能に設けられた蓋23とで構成されており、筒状部2
1が、前記桝本体1aの立ち上がり部12ならびに立ち
上がり管1bと対応した楕円筒形状に形成され、前記フ
ランジ部22が、長方形板の中央部を楕円形にくり抜い
た形状に形成され、更に、前記蓋23が、楕円板形状に
形成されている。
覆って設けられる防護ハット2を示しており、この防護
ハット2は、筒状部21と、その筒状部21の下端に一
体成形されたフランジ部22と、前記筒状部21に着脱
可能に設けられた蓋23とで構成されており、筒状部2
1が、前記桝本体1aの立ち上がり部12ならびに立ち
上がり管1bと対応した楕円筒形状に形成され、前記フ
ランジ部22が、長方形板の中央部を楕円形にくり抜い
た形状に形成され、更に、前記蓋23が、楕円板形状に
形成されている。
【0018】次に、図6に基づいて本実施例の作用を説
明する。図6は、本実施例の排水桝1の施工状態を示し
ており、桝本体1aの本管11は排水管Pと接続され、
蓋1cは防護ハット2によって覆われている。
明する。図6は、本実施例の排水桝1の施工状態を示し
ており、桝本体1aの本管11は排水管Pと接続され、
蓋1cは防護ハット2によって覆われている。
【0019】このような施工状態において排水管Pを点
検する場合には、防護ハット2の蓋23を開けると共に
排水桝1の蓋1cを取り除いて立ち上がり管1bの上面
を開口し、そこから点検を行なう。この時、桝本体1a
の立ち上がり部12と立ち上がり管1bの本管軸方向の
寸法L1、L2が本管口径よりも大きくなっていること
によって、排水管Pの中を奥まで良く見ることができ
る。
検する場合には、防護ハット2の蓋23を開けると共に
排水桝1の蓋1cを取り除いて立ち上がり管1bの上面
を開口し、そこから点検を行なう。この時、桝本体1a
の立ち上がり部12と立ち上がり管1bの本管軸方向の
寸法L1、L2が本管口径よりも大きくなっていること
によって、排水管Pの中を奥まで良く見ることができ
る。
【0020】また、排水管Pを掃除する場合には、上記
の場合と同様に立ち上がり管1bの上面を開口し、そこ
から洗滌ホースや洗滌ブラシなどの掃除道具Bを挿入す
る。このとき、掃除道具Bは、立ち上がり管1bへは縦
に挿入し、本管11内で横向きに向きを変えた後に排水
管Pに挿入させる必要があるが、桝本体1aの立ち上が
り部12と立ち上がり管1bの本管軸方向の寸法L1、
L2が本管口径よりも大きくなっていることによって、
本管11内で掃除道具Bの向きを変える作業を簡単に行
なうことができる。つまり、立ち上がり管1bの上面か
ら排水管Pに掃除道具Bを挿入させる作業がスムーズに
行なえる。
の場合と同様に立ち上がり管1bの上面を開口し、そこ
から洗滌ホースや洗滌ブラシなどの掃除道具Bを挿入す
る。このとき、掃除道具Bは、立ち上がり管1bへは縦
に挿入し、本管11内で横向きに向きを変えた後に排水
管Pに挿入させる必要があるが、桝本体1aの立ち上が
り部12と立ち上がり管1bの本管軸方向の寸法L1、
L2が本管口径よりも大きくなっていることによって、
本管11内で掃除道具Bの向きを変える作業を簡単に行
なうことができる。つまり、立ち上がり管1bの上面か
ら排水管Pに掃除道具Bを挿入させる作業がスムーズに
行なえる。
【0021】更に、実施例の排水桝1は、桝本体1aの
立ち上がり部12と立ち上がり管1bと蓋1cの本管幅
方向の寸法W1、W2が本管軸方向の寸法L1、L2よ
りも小さく、しかも、本管11の周壁から本管幅方向へ
は殆ど出っ張りがない構造になっているので、排水管P
の幅以上に道路を占有しない。従って、狭小道路や路地
などに布設する場合でも、ガス管や水道管や電力ケーブ
ル収納管など他の管の配管スペースを確保することがで
きる。また、排水管Pの布設が可能な掘削が施されてい
れば、余掘りせずに埋設することができるので、従来よ
りも施工期間が短縮することができる。
立ち上がり部12と立ち上がり管1bと蓋1cの本管幅
方向の寸法W1、W2が本管軸方向の寸法L1、L2よ
りも小さく、しかも、本管11の周壁から本管幅方向へ
は殆ど出っ張りがない構造になっているので、排水管P
の幅以上に道路を占有しない。従って、狭小道路や路地
などに布設する場合でも、ガス管や水道管や電力ケーブ
ル収納管など他の管の配管スペースを確保することがで
きる。また、排水管Pの布設が可能な掘削が施されてい
れば、余掘りせずに埋設することができるので、従来よ
りも施工期間が短縮することができる。
【0022】次に、図7〜図9に示す他の実施例につい
て説明する。図7は排水桝1′の平面図、図8はその正
面図、図9はその側面図である。図7〜図9に示す実施
例は上下方向に長い卵形の管体が使用されている排水管
路や汚水管路に使用する排水桝1′であり、従って、こ
の排水桝1′の断面は図9に示すように上下方向に長い
卵形本管11′を有している。
て説明する。図7は排水桝1′の平面図、図8はその正
面図、図9はその側面図である。図7〜図9に示す実施
例は上下方向に長い卵形の管体が使用されている排水管
路や汚水管路に使用する排水桝1′であり、従って、こ
の排水桝1′の断面は図9に示すように上下方向に長い
卵形本管11′を有している。
【0023】又、桝本体1a′の立ち上がり部12′と
立ち上がり管1b′と蓋1c′の本管軸方向の寸法L
1′、L2′は卵形本管11′の短軸寸法よりも大き
く、桝本体1a′の立ち上がり部12′の本管幅方向の
寸法W1′は卵形本管11′の短軸寸法とほぼ等しく、
立ち上がり管1b′と蓋1c′の本管幅方向の寸法W
2′は卵形本管11′の短軸寸法より小さくなされてい
ることが図1〜6に示す実施例に示す排水桝の構造と異
なる。その他は図1〜6に示す実施例と同じ構造である
ので説明を省略する。
立ち上がり管1b′と蓋1c′の本管軸方向の寸法L
1′、L2′は卵形本管11′の短軸寸法よりも大き
く、桝本体1a′の立ち上がり部12′の本管幅方向の
寸法W1′は卵形本管11′の短軸寸法とほぼ等しく、
立ち上がり管1b′と蓋1c′の本管幅方向の寸法W
2′は卵形本管11′の短軸寸法より小さくなされてい
ることが図1〜6に示す実施例に示す排水桝の構造と異
なる。その他は図1〜6に示す実施例と同じ構造である
ので説明を省略する。
【0024】又、同じ断面積の排水路や汚水路につい
て、この図7〜図9に示す実施例の作用を図1〜図6に
示す実施例の作用と比較すると、卵形をしているだけ円
形をしているものより本管の幅が小さくなっている。そ
して、立ち上がり部12′と立ち上がり管1b′と蓋1
c′の本管幅方向の寸法が卵形本管の短軸寸法とほぼ等
しいかそれより小さくなっているから、図1〜図6に示
す実施例より道路を広く占有しないし、狭く掘削して埋
設することができる。その他の作用は図1〜図6に示す
実施例と同じである。
て、この図7〜図9に示す実施例の作用を図1〜図6に
示す実施例の作用と比較すると、卵形をしているだけ円
形をしているものより本管の幅が小さくなっている。そ
して、立ち上がり部12′と立ち上がり管1b′と蓋1
c′の本管幅方向の寸法が卵形本管の短軸寸法とほぼ等
しいかそれより小さくなっているから、図1〜図6に示
す実施例より道路を広く占有しないし、狭く掘削して埋
設することができる。その他の作用は図1〜図6に示す
実施例と同じである。
【0025】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、桝本体の立ち上がり部ならびに立ち上がり管が楕円
管形状に形成されていると共に、蓋が楕円板形状に形成
されている排水桝を示したが、これらの形状は、本管軸
方向の寸法が本管口径又は卵形本管の短軸の寸法よりも
大きく、本管軸方向の寸法が前記本管軸方向の寸法とほ
ぼ等しいか、それより小さければ、または、卵形本管の
短軸の寸法とほぼ等しいか、それより小さければ、楕円
に限らず、長方形や菱形であってもよい。また、実施例
では、排水桝の蓋を路面より低い位置に設け、その蓋を
防護ハットで覆った例を示したが、防護ハットを設けず
に、排水桝の蓋を路面に露出させて施工してもよい。更
に、実施例では、排水管や下水管との接続部をゴム輪に
よってシールするようにしたが、排水管や下水管を接着
等で接続するようにしてもよい。また、立ち上がり部と
立ち上がり管との接続はゴム輪によってシールするよう
にしたが、接着や融着等による接続としてもよい。更
に、本管部分の構造はストレートのみを示したが、ベン
ト、チーズ(Yチーズ)、ダブルYチーズ等であっても
よい。
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、桝本体の立ち上がり部ならびに立ち上がり管が楕円
管形状に形成されていると共に、蓋が楕円板形状に形成
されている排水桝を示したが、これらの形状は、本管軸
方向の寸法が本管口径又は卵形本管の短軸の寸法よりも
大きく、本管軸方向の寸法が前記本管軸方向の寸法とほ
ぼ等しいか、それより小さければ、または、卵形本管の
短軸の寸法とほぼ等しいか、それより小さければ、楕円
に限らず、長方形や菱形であってもよい。また、実施例
では、排水桝の蓋を路面より低い位置に設け、その蓋を
防護ハットで覆った例を示したが、防護ハットを設けず
に、排水桝の蓋を路面に露出させて施工してもよい。更
に、実施例では、排水管や下水管との接続部をゴム輪に
よってシールするようにしたが、排水管や下水管を接着
等で接続するようにしてもよい。また、立ち上がり部と
立ち上がり管との接続はゴム輪によってシールするよう
にしたが、接着や融着等による接続としてもよい。更
に、本管部分の構造はストレートのみを示したが、ベン
ト、チーズ(Yチーズ)、ダブルYチーズ等であっても
よい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の排水桝に
あっては、桝本体の立ち上がり部と立ち上がり管と蓋の
本管軸方向の幅を十分に確保しながら本管幅方向の幅の
みを小さくして道路を占有する幅を削減できるので、排
水管路や下水管路を点検したり掃除したりする時の作業
のし易さを損なわずに、ガス管や水道管や電力ケーブル
収納管など他の管の配管スペースを確保することができ
ると共に、掘削面積の削減を図って施工期間を短縮する
ことができるという効果が得られる。
あっては、桝本体の立ち上がり部と立ち上がり管と蓋の
本管軸方向の幅を十分に確保しながら本管幅方向の幅の
みを小さくして道路を占有する幅を削減できるので、排
水管路や下水管路を点検したり掃除したりする時の作業
のし易さを損なわずに、ガス管や水道管や電力ケーブル
収納管など他の管の配管スペースを確保することができ
ると共に、掘削面積の削減を図って施工期間を短縮する
ことができるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例の排水桝を示す平面図であ
る。
る。
【図2】図1に示す排水桝を示す正面図である。
【図3】図1に示す排水桝を示す側面図である。
【図4】防護ハットの一例を示す平面図である。
【図5】図4に示す防護ハットの正面図である。
【図6】図1に示す排水桝の施工状態を示す断面図であ
る。
る。
【図7】本発明の他の実施例の排水桝を示す平面図であ
る。
る。
【図8】図7に示すの排水桝を示す正面図である。
【図9】図7に示すの排水桝を示す側面図である。
1、1′ 排水桝 1a、1a′ 桝本体 11、11′ 本管 12、12′ 立ち上がり部 1b、1b′ 立ち上がり管 1c、1c′ 蓋 P 排水管
Claims (2)
- 【請求項1】 排水管や下水管と接続可能な本管を有し
ていると共にこの本管の周壁に立ち上がり部が形成され
ている桝本体と、この桝本体の立ち上がり部に接続され
ている立ち上がり管と、この立ち上がり管の上端部に設
けられている蓋と、を備え、前記桝本体の立ち上がり部
と立ち上がり管と蓋の本管軸方向の寸法が本管口径より
も大きく、前記桝本体の立ち上がり部と立ち上がり管と
蓋の本管幅方向の寸法が前記本管軸方向の寸法とほぼ等
しいか、それより小さいことを特徴とする排水桝。 - 【請求項2】 排水管や下水管と接続可能な上下方向に
長い断面卵形の卵形本管を有していると共にこの卵形本
管の周壁に立ち上がり部が形成されている桝本体と、こ
の桝本体の立ち上がり部に接続されている立ち上がり管
と、この立ち上がり管の上端部に設けられている蓋と、
を備え、前記桝本体の立ち上がり部と立ち上がり管と蓋
の本管軸方向の寸法が卵形本管の短軸の寸法よりも大き
く、前記桝本体の立ち上がり部と立ち上がり管と蓋の本
管幅方向の寸法が前記卵形本管の短軸の寸法とほぼ等し
いか、それより小さいことを特徴とする排水桝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20327493A JP2790414B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-08-17 | 排水桝 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP753693 | 1993-01-20 | ||
JP5-7536 | 1993-01-20 | ||
JP20327493A JP2790414B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-08-17 | 排水桝 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06272298A JPH06272298A (ja) | 1994-09-27 |
JP2790414B2 true JP2790414B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=26341853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20327493A Expired - Fee Related JP2790414B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-08-17 | 排水桝 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2790414B2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-17 JP JP20327493A patent/JP2790414B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06272298A (ja) | 1994-09-27 |
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