JPH0527582Y2 - - Google Patents

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JPH0527582Y2
JPH0527582Y2 JP8406688U JP8406688U JPH0527582Y2 JP H0527582 Y2 JPH0527582 Y2 JP H0527582Y2 JP 8406688 U JP8406688 U JP 8406688U JP 8406688 U JP8406688 U JP 8406688U JP H0527582 Y2 JPH0527582 Y2 JP H0527582Y2
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pipe
cleaning port
pipes
cleaning
joint
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、宅地内排水管の簡易型桝における凍
結防止装置に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来より寒冷地においては、水道管や蛇口など
には凍結防止対策が施されている。また、寒冷地
に設置の高架橋に使用されているドレンパイプ、
雨樋なども冬期には凍結することから、その機能
を果たさなくなつたり、更にはパイプの破損を引
き起こすこともあるので、発熱線または発熱帯を
パイプの外周に巻き付けたり、単にパイプ中に挿
入したりしている(実公昭55−29183号公報参
照)。
一方、寒冷地においける宅地内排水管も凍結の
おそれはあるが、水道水のように圧力水でなく、
凍結による膨張分はいずれかへ逃げることによ
り、パイプが破損することはなく、しかも地表面
よりある程度の深さに埋設していることもあつ
て、高架橋のように凍結することは少ない。した
がつて、特に凍結防止対策はとられていない。
ところで、最近、宅地内排水管にはコンクリー
ト桝に代つて、小口径の掃除点検用掃除口管を使
つた簡易型桝が使用されるようになつた。
すなわち、代表的な宅地内排水管を、第4図に
示せば、1は地表面より1.5〜2mの所に埋設され
た宅地内排水管で、この排水管1には台所用の枝
管2、洗濯機B用の枝管3、風呂C用の枝管4、
水洗便所D用の枝管5、洗面台E用の分岐枝管6
などが接合されている。そして、これら枝管と排
水管1との合流点には、小口径の掃除点検用掃除
口管を立設した2A,3B,4C,5Dおよび6
Eがそれぞれ設けられ、その開口部は地表面で開
口し、その開口部は蓋で密閉されている。
したがつて、地表面へ延びて開口している、か
かる簡易型桝2A,3B,4C,5Dおよび6E
には、それぞれの上流側から排出される湯水の蒸
気が立ち込め、これが極寒冷地では、掃除口管内
面の開口近傍に、霧や氷として付き始め、ついに
は氷結閉塞してしまい、桝の機能を果たさなくな
る。しかも、この氷が春先きには、一部氷解し、
固形物となつて落下し、排水管1をつまらせるお
それもある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、かかる従来技術の不都合を解
消するため案出されたもので、その要旨とすると
ころは、75mm〜250mmφの小口径の掃除口管を立
設した合成樹脂製の簡易型桝にあつて、前記掃除
口管の下方を閉塞するための閉塞部材を桝本体近
傍に着脱自在に装着したことを特徴とする簡易型
桝の凍結防止装置にある。
〔実施例〕
本考案の構成を作用とともに、添付図面に示す
実施例により詳細に説明する。
第1図は本考案の第1の実施例の要部縦断面図
を示すが、本実施例は、口径200mmφの塩ビ製宅
地内排水管(第4図における符号1に該当)が接
合できる、いわゆる簡易型桝10で、特にFRP
で成形したものである。なお、排水管が150mmφ
のときは掃除口管は200mmφが、また200mmφのと
きは250〜300mmφがそれぞれ好ましい。
この簡易型桝10にFRP製であるので、特に
寒冷地に好適であるが、勿論、第2図のように塩
ビ製であつてもよい。この簡易型桝10は、桝本
体10aに、平面上で、上流側接合部11、下流
側接合部12および枝管接合部13をそれぞれ開
口し、更に、これらの接合部の略合流点に上向に
掃除口管接合部14を開口している。
上流側接合部11には、その外端にゴムリング
15が内嵌できる凹周溝16が形成され、いわゆ
るゴム輪口とし、上流側の塩ビ製の宅地内排水管
(図示せず)は、接着剤を使用しないで、そのま
ま挿入できるようになつている。
下流側接合部12には、その外端が突出され、
いわゆる挿し口17aを形成した短管の塩ビ製の
接着受口カラー17が設けられている。この接着
受口カラー17は、木型に予め嵌合し、FRP製
の桝本体10を成形するとき、同時に両者を一体
化するものである。したがつて、下流側の塩ビ製
のゴム輪受口付の宅地内排水管18をこれに外嵌
すれば容易に接合できるようになつている。
掃除口管接合部14には、この掃除口管接合部
14の外端と同一端面で、しかもストツパー19
aを下端に備えた塩ビ製の接着受口カラー19が
内嵌されている。
この接着受口カラー19には接着剤を介して、
掃除口管24を挿入して、その下端をストツパー
19aに当接している。そしてこの掃除口管24
の上端は地表面GLで開口し、蓋25で覆設・密
閉している。
ここにおいて、この接着受口カラー19のスト
ツパー19aと桝本体10の段部20との間に、
リング21を介在している。このリング21上
に、断熱材からなる円板22を載置している。こ
の円板22は複数本のロープ23,23(棒体で
もよい)で吊設し、このロープ23は前記蓋25
に係止している。
本実施例の構成は叙上のようであるので、例え
ば次のような使い方をする。すなわち、下水道本
管から桝設置位置迄、および宅地内排水管溝を完
全に掘削した後、勾配を整えながら管付設工事を
行うが、先ず、リング21を装着した桝本体10
に、掃除口管24を、接着剤を介して、挿入した
後、この桝本体10を掘削溝に設置し、上流側の
宅地内排水管を上流側接合部11のゴム輪受口へ
単に挿入し、次いで、枝管接合部13へ枝管を、
下流側接合部12へ下流側の宅地内排水管18を
それぞれ接合する。したがつて、本実施例の簡易
型桝10は一発で付設工事ができる。
そこで、冬期になれば、蓋25に断熱製の円板
22を吊設する。その結果、各種の排水箇所(例
えば台所)からの湯水による蒸気は、掃除口管2
4へは立ち込めず、したがつて、氷結の心配は生
じない。
次に、本考案の第2の実施例を述べれば、これ
は第2図に示すが、第1の実施例と違い、塩ビ製
の桝本体10を使用して構造を簡素化したもの
で、掃除口管接合部14には、そのストツパー1
4aに塩ビ製のリング21を直接載置している。
そして、このリング21上に、若干重量を付加し
た断熱材からなる円板22を載置している。この
円板22の上面にフツク26を設け、このフツク
26をカギ付棒(図示せず)で引掛けて出入れで
きるようにしている。したがつて、蓋25は通常
のものを使用する。なお、第2図示のものは、一
方の受口をゴム輪受口で構成しているが、冷間接
手(TS受口またはA形継手ともいう)を使用し
ても勿論よい。また、蓋25には更に第3図示の
ような保護鉄蓋27を被覆してもよい。
なお、これらの本実施例は、断熱材からなる円
板22で説明したが、本考案はこれに限らず、風
船状の球体や発砲ウレタン製円板を蓋25に吊設
して掃除口管24へ押込み、または吊設してもよ
い。この場合は、リング21が不要となる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、掃除口管内下方に閉塞部材を
装着したので、当該掃除口管へ立ち込める蒸気を
閉塞し、掃除口管に発生する氷結を防止すること
ができ、冬期における、排水管の点検・掃除に支
障を与えない。しかも、春先に一部分が氷解して
落下する氷を作ることがないので、排水管の詰ま
りを生じるおそれもない。
加えて、閉塞部材を蓋より出入れできるように
したので、冬期のみに使用できることは勿論、冬
期においても、点検・掃除の際は取外すことがで
き、至極便利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の縦断面図、第
2図は本考案の第2の実施例の縦断面図、第3図
は第2図の変形例、第4図は従来の宅地内排水管
設置の斜視図である。 10……桝本体、22……円板、24……掃除
口管、25……蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 75mm〜250mmφの小口径の掃除口管を立設した
    合成樹脂製の簡易型桝にあつて、 前記掃除口管の下方を閉塞するための閉塞部材
    を桝本体近傍に着脱自在に装着したことを特徴と
    する簡易型桝の凍結防止装置。
JP8406688U 1988-06-24 1988-06-24 Expired - Lifetime JPH0527582Y2 (ja)

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JPH026788U JPH026788U (ja) 1990-01-17
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