JPH08261362A - 下水管装置の取替方法 - Google Patents
下水管装置の取替方法Info
- Publication number
- JPH08261362A JPH08261362A JP7091496A JP9149695A JPH08261362A JP H08261362 A JPH08261362 A JP H08261362A JP 7091496 A JP7091496 A JP 7091496A JP 9149695 A JP9149695 A JP 9149695A JP H08261362 A JPH08261362 A JP H08261362A
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- JP
- Japan
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- pipe
- sewer
- sewer pipe
- existing
- lower half
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バイパス管なしで下水管を新しいものと取り
替える。 【構成】 工事はまず、撤去すべき既設下水管1を宙吊
りにして、その下を掘り下げる。こうして既設管1の下
に、2つ割りにした下水管の下半分2を順次敷設する。
下半分の下水管2は下流から上流に向って延ばしてい
く。下水管の下半分2でカバーした既設管1は順次撤去
していく。既設管1を撤去すると、それまで既設管1を
流れていた下水は、その下の下水管2に流れ落ち、下水
管2を流れ下る。既設管1が撤去されたところから、下
半分の下水管2に上半分の下水管3を被せて合体する。
上下の下水管2、3は合せ面にフランジ4を有してお
り、これをボルト締めする。
替える。 【構成】 工事はまず、撤去すべき既設下水管1を宙吊
りにして、その下を掘り下げる。こうして既設管1の下
に、2つ割りにした下水管の下半分2を順次敷設する。
下半分の下水管2は下流から上流に向って延ばしてい
く。下水管の下半分2でカバーした既設管1は順次撤去
していく。既設管1を撤去すると、それまで既設管1を
流れていた下水は、その下の下水管2に流れ落ち、下水
管2を流れ下る。既設管1が撤去されたところから、下
半分の下水管2に上半分の下水管3を被せて合体する。
上下の下水管2、3は合せ面にフランジ4を有してお
り、これをボルト締めする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地中に埋設されてい
る古い下水管を新しい管と取り替える方法に関する。
る古い下水管を新しい管と取り替える方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下水管を取り替える場合は、隣に
バイパス管を仮設し、既設下水管を流れる下水をこのバ
イパス管に流して工事を行っていた。しかし、町中では
バイパス管を通すスペースを確保するのが難しく、ま
た、バイパス管の敷設撤去の費用が高いものに付いた。
バイパス管を仮設し、既設下水管を流れる下水をこのバ
イパス管に流して工事を行っていた。しかし、町中では
バイパス管を通すスペースを確保するのが難しく、ま
た、バイパス管の敷設撤去の費用が高いものに付いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、バイパス
管なしにできる下水管装置の取替方法を提供する。
管なしにできる下水管装置の取替方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の下水管装置の
取替方法は、まず、2つ割りにした下水管の下半分を既
設の下水管の直下に、下流から上流に向って順次敷設す
る。敷設された下半分下水管の上の既設下水管は順次撤
去する。ついで、既設管を撤去し終わった下半分下水管
に上半分下水管を被せて合体させる。
取替方法は、まず、2つ割りにした下水管の下半分を既
設の下水管の直下に、下流から上流に向って順次敷設す
る。敷設された下半分下水管の上の既設下水管は順次撤
去する。ついで、既設管を撤去し終わった下半分下水管
に上半分下水管を被せて合体させる。
【0005】既設管に繋がる枝管は、既設管を撤去する
のに先立って既設管と切離し、切離した枝管の先にフレ
キシブルパイプを繋ぐ。フレキシブルパイプの先は下半
分下水管に導いて枝管の下水を下半分下水管に流す。半
分下水管に上半分下水管を合体させら、上半分下水管に
予め取り付けてあるソケットに枝管を結合する。
のに先立って既設管と切離し、切離した枝管の先にフレ
キシブルパイプを繋ぐ。フレキシブルパイプの先は下半
分下水管に導いて枝管の下水を下半分下水管に流す。半
分下水管に上半分下水管を合体させら、上半分下水管に
予め取り付けてあるソケットに枝管を結合する。
【0006】マンホールを作るには、下半分下水管を跨
ぐことができるように下部に切り欠きを形成した筒形の
マンホール躯体を用意し、これを、敷設し終わった下半
分下水管の上に設置する。そして、下半分下水管の上面
がインバートになるようマンホール躯体の内部にコンク
リートを打設する。
ぐことができるように下部に切り欠きを形成した筒形の
マンホール躯体を用意し、これを、敷設し終わった下半
分下水管の上に設置する。そして、下半分下水管の上面
がインバートになるようマンホール躯体の内部にコンク
リートを打設する。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は取替工事中の下水管の側面図、図2は平面
図、図3は断面図である。工事はまず、撤去すべき既設
下水管1を宙吊りにして、その下を掘り下げる。こうし
て既設管1の下に、2つ割りにした下水管の下半分2を
順次敷設する(図1のA状態、図1)。下半分の下水管
2は下流から上流(図1および図2で右から左)に向っ
て延ばしていく。
る。図1は取替工事中の下水管の側面図、図2は平面
図、図3は断面図である。工事はまず、撤去すべき既設
下水管1を宙吊りにして、その下を掘り下げる。こうし
て既設管1の下に、2つ割りにした下水管の下半分2を
順次敷設する(図1のA状態、図1)。下半分の下水管
2は下流から上流(図1および図2で右から左)に向っ
て延ばしていく。
【0008】下水管の下半分2でカバーした既設管1は
順次撤去していく(図1のB状態)。既設管1を撤去す
ると、それまで既設管1を流れていた下水は、その下の
下水管2に流れ落ち、下水管2を流れ下る。
順次撤去していく(図1のB状態)。既設管1を撤去す
ると、それまで既設管1を流れていた下水は、その下の
下水管2に流れ落ち、下水管2を流れ下る。
【0009】既設管1が撤去されたところから、下半分
の下水管2に上半分の下水管3を被せて合体する。(図
1C状態)。上下の下水管2、3は図3に示すように、
合せ面にフランジ4を有しており、これをボルト締めす
る。
の下水管2に上半分の下水管3を被せて合体する。(図
1C状態)。上下の下水管2、3は図3に示すように、
合せ面にフランジ4を有しており、これをボルト締めす
る。
【0010】撤去すべき既設管1に枝管5が合流してい
るときは、図2に鎖線で示すように、既設管1から枝管
5を切離し、枝管5の先にフレキシブル管6(例えば、
ビニールホース)を繋ぎ、その先を下半分下水管2の中
に導いておく。こうして枝管5を流れる下水を下半分下
水管2に流し、既設管1を撤去する。下半分下水管2に
被せる上半分下水管3には、図3に示すように、ソケッ
ト7を予め取り付けておき、これに枝管5を接続する。
るときは、図2に鎖線で示すように、既設管1から枝管
5を切離し、枝管5の先にフレキシブル管6(例えば、
ビニールホース)を繋ぎ、その先を下半分下水管2の中
に導いておく。こうして枝管5を流れる下水を下半分下
水管2に流し、既設管1を撤去する。下半分下水管2に
被せる上半分下水管3には、図3に示すように、ソケッ
ト7を予め取り付けておき、これに枝管5を接続する。
【0011】既設管に付帯しているマンホールは撤去
し、そのあとに新しいマンホールを作る。新しいマンホ
ールの躯体部分10は図4に示すように、地中に敷設さ
れた下半分下水管2を跨ぐための切り欠き11を設け
る。これを上から被せ、図5に示すように、下半分下水
管2より下にコンクリート12を打設する。すなわち、
下半分下水管がインバートを兼ねるわけである。
し、そのあとに新しいマンホールを作る。新しいマンホ
ールの躯体部分10は図4に示すように、地中に敷設さ
れた下半分下水管2を跨ぐための切り欠き11を設け
る。これを上から被せ、図5に示すように、下半分下水
管2より下にコンクリート12を打設する。すなわち、
下半分下水管がインバートを兼ねるわけである。
【0012】その後、マンホール部分を除いて下半分下
水管2に上半分の下水管3を被せ、被せた上半分の下水
管3の管端3aはマンホール躯体10に接合する。
水管2に上半分の下水管3を被せ、被せた上半分の下水
管3の管端3aはマンホール躯体10に接合する。
【0013】
【発明の効果】請求項1の下水管装置の取替方法は、2
つ割りにした下水管の下半分を既設の下水管の直下に、
下流から上流に向って順次敷設し、敷設された下半分下
水管の上の既設下水管を順次撤去し、既設管を撤去し終
わった下半分下水管に上半分下水管を被せて合体させた
ものであり、それまで既設管を流れていた下水を下半分
下水管に流すことができるので、従来の工事に不可欠で
あったバイパス管が不用になり、狭いところでも工事が
でき、工事費も安上がりである。また、排水ポンプも不
用である。
つ割りにした下水管の下半分を既設の下水管の直下に、
下流から上流に向って順次敷設し、敷設された下半分下
水管の上の既設下水管を順次撤去し、既設管を撤去し終
わった下半分下水管に上半分下水管を被せて合体させた
ものであり、それまで既設管を流れていた下水を下半分
下水管に流すことができるので、従来の工事に不可欠で
あったバイパス管が不用になり、狭いところでも工事が
でき、工事費も安上がりである。また、排水ポンプも不
用である。
【0014】請求項2の工事方法は、既設管を撤去する
のに先立って、既設管に繋がる枝管を既設管と切離し、
切離した枝管の先にフレキシブルパイプを繋ぎ、フレキ
シブルパイプの先を下半分下水管に導いて枝管の下水を
下半分下水管に流し、下半分下水管に上半分下水管を合
体させたら、上半分下水管に予め取り付けてあるソケッ
トに枝管を結合するものであり、工事中、枝管を流れる
下水の垂れ流しがなく、枝管の工事が容易である。
のに先立って、既設管に繋がる枝管を既設管と切離し、
切離した枝管の先にフレキシブルパイプを繋ぎ、フレキ
シブルパイプの先を下半分下水管に導いて枝管の下水を
下半分下水管に流し、下半分下水管に上半分下水管を合
体させたら、上半分下水管に予め取り付けてあるソケッ
トに枝管を結合するものであり、工事中、枝管を流れる
下水の垂れ流しがなく、枝管の工事が容易である。
【0015】請求項3は下半分下水管を跨ぐことができ
るように下部に切り欠きを形成した筒形のマンホール躯
体を、敷設し終わった下半分下水管の上に被せ、下半分
下水管の上面がインバートになるようマンホール躯体の
内部にコンクリートを打設するようにしたものであり、
マンホール工事が容易に行える。
るように下部に切り欠きを形成した筒形のマンホール躯
体を、敷設し終わった下半分下水管の上に被せ、下半分
下水管の上面がインバートになるようマンホール躯体の
内部にコンクリートを打設するようにしたものであり、
マンホール工事が容易に行える。
【図1】取替工事中の下水管の側面図である。
【図2】取替工事中の下水管の平面図である。
【図3】取替工事中の下水管の断面図である。
【図4】マンホール躯体の斜視図である。
【図5】マンホールの下部断面図である。
1 既設管 2 下半分下水管 3 上半分下水管 5 枝管 6 フレキシブル管 7 ソケット 10 マンホール躯体 11 切り欠き 12 コンクリート
Claims (3)
- 【請求項1】 2つ割りにした下水管の下半分(2)を
既設の下水管(1)の直下に、下流から上流に向って順
次敷設し、敷設された下半分下水管の上の既設下水管を
順次撤去し、既設管を撤去し終わったら下半分下水管に
上半分下水管(3)を被せて合体させた下水管装置の取
替方法。 - 【請求項2】 既設管を撤去するのに先立って、既設管
に繋がる枝管(5)を既設管と切離し、切離した枝管の
先にフレキシブルパイプ(6)を繋ぎ、フレキシブルパ
イプの先を下半分下水管に導いて枝管の下水を下半分下
水管に流し、下半分下水管に上半分下水管を合体させ
ら、上半分下水管に予め取り付けてあるソケットに枝管
を結合した請求項1に記載の下水管装置の取替方法。 - 【請求項3】 下半分下水管を跨ぐことができるように
下部に切り欠き(10)を形成した筒形のマンホール躯
体(10)を、敷設し終わった下半分下水管の上に設置
し、下半分下水管の上面がインバートになるようマンホ
ール躯体の内部にコンクリート(12)を打設した請求
項1または2に記載の下水管装置の取替方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7091496A JPH08261362A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 下水管装置の取替方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7091496A JPH08261362A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 下水管装置の取替方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08261362A true JPH08261362A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=14028031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7091496A Pending JPH08261362A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | 下水管装置の取替方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08261362A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001182144A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 補修桝 |
JP2001193147A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 既設公共桝用補修カバー |
KR20140122600A (ko) * | 2013-04-10 | 2014-10-20 | (주)덕원이앤씨 | 오수관 이설을 위한 격벽 및 그 설치방법 |
-
1995
- 1995-03-24 JP JP7091496A patent/JPH08261362A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001182144A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 補修桝 |
JP2001193147A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 既設公共桝用補修カバー |
KR20140122600A (ko) * | 2013-04-10 | 2014-10-20 | (주)덕원이앤씨 | 오수관 이설을 위한 격벽 및 그 설치방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990119 |